・・万華鏡・・
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#731 [果樹]
雀がさえずり太陽がサンサンと降り注ぐ朝に、こんな落ち込んだ気持ちで登校するのも如何なものかと思うが、昨日のことを思い出せば私の気分はより一層落ち込む。

はぁ・・とまた溜め息が漏れる


「ユーイカ!おっはよ」

「おはよー・・」

⏰:08/11/26 18:00 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#732 [果樹]
朝から元気に挨拶をしてくれる圭ちゃんに私は口元だけの弱々しい笑みを返す。

「ん?なんで元気ないの?昨日は楽しい楽しい遊園地デートだったんでしょ?」

「・・・うん。まぁね」

さも楽しかったんでしょ?という顔をする圭ちゃんに私は、苦笑いしか返すことができなかった。

⏰:08/11/26 18:01 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#733 [果樹]
教室に入りみんなに軽く挨拶を済まして私は真っ先に自分の椅子に座り机に突っ伏す。

いつ京太が入ってきても目を合わせないための防衛策だ。

そんな私の行動の裏が読めない圭ちゃんは机の側に立って不思議そうに私を見下ろす。

「あ!きょんおはよー」

圭ちゃんの言葉にドキッと心臓が跳ねる。

⏰:08/11/26 18:02 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#734 [果樹]
「はよ・・・」

京太の声も聞こえる。
どうやら京太が登校したようだ。

「あのさ、ユイカ・・・」

ドキッ・・!

「あああああたしトイレいくんだったー。じ、じゃあね圭ちゃん」

京太に名前を呼ばれた私はどうしたらいいか分からず圭ちゃんにだけバイバイを言ってとりあえずその場から逃げた。

⏰:08/11/26 18:02 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#735 [果樹]
――――・・・

朝からユイカの態度はおかしかった。

昨日楽しんだはずなのだから今日はルンルン気分で登校するのだろうと思っていたがユイカは溜め息ばかり。

挙句の果てにはきょんがユイカに話しかけるやいなやユイカは慌てた様子で教室を出ていってしまった。

⏰:08/11/26 18:03 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#736 [果樹]
ちらりときょんを見ると下唇を噛んでなんともいえない困った顔をしていた。

私の視線に気付いてすぐに席に戻っていったがなんかおかしい。

これは恋のキューピッドの出番か?
と思った私はきょんの席に行きバン!と机を叩く。

「きょん。どういうこと?」

⏰:08/11/26 18:04 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#737 [果樹]
バンッ!と机を叩くとビクッときょんの肩が弾む。

「どういうことよ?ユイカのあの動揺っぷりはただ事じゃないんでしょ?白状しなさい」

私が目に力を入れてきょんを睨むときょんは気まずそうに目をそらしてちらっと私を見る。

「実は・・・」

京太は昨日の遊園地デートから今に至るまでの経緯を話だした。

⏰:08/11/27 03:45 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#738 [果樹]
――――・・・

「はぁ・・・」

教室から逃げ出した後、私は一人屋上に来ていた。

気まずいからといって無視して逃げ出したのはいけなかったかもと今更ながら思う。

でもどうしようもないのだ。

⏰:08/11/27 03:47 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#739 [果樹]
昨日あんな喧嘩別れをしておいて今日になっていつもどうりにしろだなんて無器用な私には到底無理な話しなわけで。

そんな性格だからこそ逃げるしかなかったのだ。

「はぁー・・」

と一際長い溜め息をつき、私は屋上の柵に寄りかかる。

京太の考えがわからない・・・。

⏰:08/11/27 03:47 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#740 [果樹]
京太は何を思ってる?
あたしはどうしたらいい?

――――・・・

「なんでアンタたちは・・・」

話を聞いた私は頭を抱えてうなだれる。

「それでさっきユイカに謝ろうと思ったら逃げられて・・・」

小声で言うきょんからはユイカへの謝罪の気持ちでいっぱいなのが伺える。

⏰:08/11/27 03:48 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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