ギンリョウソウ
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#801 [○○&◆.x/9qDRof2]
∧∧ おやすみ・・・
(*・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:22/10/03 17:37
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#802 [○○&◆.x/9qDRof2]
#26 [雪(1/2)◆vzApYZDoz6]
昨日からずっと雪が降っている。そのおかげで外はなかなかの積雪量だ。
別に冬に雪が降るのは当たり前だが、基本的に雪が殆んど降らないこの地方で、雪が積もるのは珍しい。
住んでいるマンションから眼下を見下ろせば、近所の子供達がその珍しい積雪の上で大いにはしゃぎまわっている。
その子供達に混じって、俺の姉も遊んでいた。
:22/10/03 18:12
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#803 [○○&◆.x/9qDRof2]
「おい姉貴、遊んでないで手伝えよ!」
窓から身を乗り出して、子供達と雪合戦をしている姉に叫ぶ。
なんとも平和な光景だ。
「いつでもできる部屋の大掃除と、希にみる豪雪の元で思い切り遊ぶ事、どっちが大事!?」
姉が叫び返してきた。
ハタチを超えているというのに、そんなに雪遊びに夢中になれるものなのか。
なんとも平和な光景だ。
:22/10/03 18:12
:Android
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#804 [○○&◆.x/9qDRof2]
「うるせぇ!いいから戻ってこい!」
「今日のお前は冷たい!そう、雪のように!」
こりゃ駄目だ、完全に雪に洗脳されてる。雪のように冷たいってなんだよそれ。
窓から身を引っ込めて、室内に視線を戻した。
乱雑に置かれた雑巾に掃除機、紐で縛られた雑誌類。
俺のすぐ横には漫画がいくつか置いてある。
そう言えば、タンスの奥から見付けて読んでたんだっけ。俺もサボってんじゃん。
外からは子供達のはしゃぐ声が聞こえてくる。
俺は漫画を纏めて、立ち上がった。
:22/10/03 18:12
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#805 [○○&◆.x/9qDRof2]
外はまだ雪が降っていた。
積雪に沢山つけられた足跡。出来るだけ足跡のない綺麗な場所を選んで歩き、足跡を残していく。
姉はまだはしゃいでいた。
こっそり後ろから近付いて、雪玉を当てる。
姉は驚いて振り返り、続いてあどけなく笑って手招きする。
その誘いに乗って、俺も本格的に雪合戦に参加した。
なんとも平和な光景だ。
:22/10/03 18:13
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#806 [○○&◆.x/9qDRof2]
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👑🌙🌟🍯🥂🧁🍋👑🌙🌟🍯🥂🧁🍋
:22/10/03 18:14
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#807 [○○&◆.x/9qDRof2]
私の体を、夏のぬるい雨が打つ。
心の中も同じく晴れていない。闇が、私の心に突き刺さる。
まぁこれは比喩なんだけど。
どうせならもっと明るいものに刺されたい。
:22/10/03 19:26
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#808 [○○&◆.x/9qDRof2]
上を向く気力が出ない。
向いてもどうせ雨雲だけ。
傘が無くても雨宿りしようとは思わなかった。
でも光化学スモッグに侵されたこの街の雨は、体にチクチクと突き刺ささってすごく痛い。
まぁ比喩なんだけど。
:22/10/03 19:26
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#809 [○○&◆.x/9qDRof2]
どうせならもっと優しい雨に刺されたい。
そう思って、とりあえず街から離れるためにバスに乗り込む。
以外と乗車してる人は多い。って今雨降ってたんだっけ。
バスの中でもずぶ濡れの私に視線が痛く突き刺さる。
まぁ比喩なんだけど。
:22/10/03 19:26
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#810 [○○&◆.x/9qDRof2]
どうせならもっと柔らかい視線に刺されたい。
バスの中はうつ向いてやりすごした。
着いた先は駅。視線を避けるようにうつ向いたまま、さっさと特急電車に乗り込んだ。
尖った視線はもう慣れた。
街から離れる程に人は減る。でもその分、馴れ馴れしい人が増える。
あまり話し掛けてほしくなかったから、ここでもうつ向いて歩いていった。着いた場所は田舎町の、ある1軒の家。久しぶりに来た気がする。そこで初めて顔を上げて、家を見上げる。
:22/10/03 19:26
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#811 [○○&◆.x/9qDRof2]
いつの間にか雨はあがっていた。
あれ?上を向いただけなのに視界が明るくなった気がする。突き刺さるものは柔らかい。
これも比喩?
ううん、違う。明るくて、優しくて、柔らかいものを感じる。
後ろを振り返ると、眩しさに目が眩んだ。
田舎の山々の上に広がる入道雲。その更に上で輝く太陽。
太陽の光を受けた蒸気が、虹となって山々に掛かっていた。
あー、そっか。暗かったのも、怖かったのも、尖ってたのも、私が下を向いていたせいなんだ。
だって、そうでしょう?
いつでもそこにある空が、こんなにも。
:22/10/03 19:27
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#812 [○○&◆.x/9qDRof2]
後ろの家の戸が開き、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「あらあんた…帰ってくるなら電話の1本ぐらい入れたらいいのに。なんかあったのかい?」
「別に。何となくだよ」
本当はふられちゃったからなんだけど。ホームシックになって何が悪い。
でも、思ったより早くに私の心の雨はあがった。
もう大丈夫。
:22/10/03 19:27
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#813 [○○&◆.x/9qDRof2]
だって、そうでしょう?
そこにいつでもある空が、こんなにも――
こんなにも、おっきいんだから。
:22/10/03 19:27
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#814 [○○&◆.x/9qDRof2]
🌹 ゚🥀 ゜゚ 🌹£+:。.。:+£🌹 ゚🥀 ゜゚ £+:。.。
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:22/10/03 19:28
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#815 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/03 19:28
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#816 [○○&◆.x/9qDRof2]
母が悲しんだのは俺が逮捕されたからではなく、父が死んだからだ、とだけ告げ、伯母は帰っていった。そして俺は決意した。今度は他人の為ではなく、自分の為に.......と。
fin
:22/10/03 21:50
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#817 [○○&◆.x/9qDRof2]
__________
| ( ^o^)ノ おやすみー
|\⌒⌒⌒ \
\|⌒⌒⌒⌒|
:22/10/03 21:50
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#818 [○○&◆.x/9qDRof2]
もう寝るお
バタンキュー
〃∩ ∧_∧
⊂⌒つ〃-ω-)つ
:22/10/03 21:51
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#819 [○○&◆.x/9qDRof2]
∧∧ おやすみ・・・
(*・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:22/10/03 21:51
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#820 [○○&◆.x/9qDRof2]
ネヨウ
∧_∧___
/(*゜−゜) /\
/| ̄〇〇 ̄|\/
|____|/
:22/10/03 21:51
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#821 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#822 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#823 [○○&◆.x/9qDRof2]
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#824 [○○&◆.x/9qDRof2]
🥺ྀིʚ🥺ɞ🥺ྀིʚ🥺ɞ🥺ྀིʚ🥺ɞ🥺ྀིʚ🥺ɞ
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#825 [○○&◆.x/9qDRof2]
🌈♪( ◜ω◝و(و "🌼♬*🌈♪( ◜ω◝و(و "🌼♬
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#826 [○○&◆.x/9qDRof2]
○○❤️@🐈👑 𝓟𝓢推し❦
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#827 [○○&◆.x/9qDRof2]
玉砕覚悟。
なんと良い響きだろうか。
数多の咆哮(ほうこう)と足音が混沌とする世界で、我の前にある蝋燭(ろうそく)の灯が静かに揺らめいて壁を怪しく照らした。
:22/10/03 21:55
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#828 [○○&◆.x/9qDRof2]
壁の向こうには既に火が放たれているのだろうか。
ゆらゆらと茜色に染まっている障子が目に映れば、そんなことが頭を過ぎった。
傍らにある白紙に包まれた小刀に手を掛ける。
:22/10/03 21:55
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#829 [○○&◆.x/9qDRof2]
鋭い刃は灯の僅かな揺らめきを吸い込んで、時折鈍い輝きを放っていた。
外にはどれくらいの従者が生き残って闘っておるのかのう…。小さく息を吐くように漏らせば白装束を整える。
:22/10/03 21:55
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#830 [○○&◆.x/9qDRof2]
玉砕覚悟…
なんと良い響きだろうか。
生命尽きるまで、この身が果てるまで奮闘する姿は…鬼人が如くの気迫を漂わすであろうな。
最期まで敵にひれ伏さぬ生き様は、さぞかし天晴れであろうな。
:22/10/03 21:56
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#831 [○○&◆.x/9qDRof2]
さて、そろそろ…
我も逝くかね。
小刀を腹部に当てれば、躊躇うことなく深々と自らの腹に突き立てた。
鋭(するど)い痛みが全身に広がるように襲う。
:22/10/03 21:56
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#832 [○○&◆.x/9qDRof2]
じわりと脂汗が額に滲んだ。仰向けに倒れそうになるも、巻き込まれた白装束がそれを許さない。紅い鮮血が白装束を染めた。玉砕覚悟で最期まで闘うなぞ、なんと浅ましいことよ…
:22/10/03 21:56
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#833 [○○&◆.x/9qDRof2]
荒い呼吸のまま、力を振り絞り小刀を横へ薙(な)ぐ。尖った刃が肉を引き裂き鮮血を流れ出させる。
:22/10/03 21:56
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#834 [○○&◆.x/9qDRof2]
我は敵の手に掛かって無惨に死ぬるくらいなら…自らの手でこの生命を絶とうぞ…。口元に笑みを含みながら、燃え往く寺の中で男はゆっくりと絶命した。
:22/10/03 21:56
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#835 [○○&◆.x/9qDRof2]
天の邪鬼
鬱蒼(うっそう)と生い茂る森を歩いていた。
真の闇に包まれた、夜の森であった。
月明かりすら、ない。
:22/10/03 21:59
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#836 [○○&◆.x/9qDRof2]
冷たい夜風が駆け抜ければ、木々たちが不気味な音を立てて森自体が一つの生き物のように怪しく蠢(うごめ)いた。
:22/10/03 22:00
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#837 [○○&◆.x/9qDRof2]
そんな中を歩く一人の男がいた。
凛とした表情に灯る鋭い眼光はしっかりと正面を見据えていた。
手には明かりらしきものはなかった。
真の闇だというのに、明かりなしで進んでいるのである。
:22/10/03 22:00
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:☆☆☆
#838 [○○&◆.x/9qDRof2]
悠然(ゆうぜん)と進むその歩調には、まるで昼間に見晴らしの良い道を歩いているかのようにさえ感じさせる。
男の口元には、絶える事なく微笑が含まれていた。
:22/10/03 22:00
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:☆☆☆
#839 [○○&◆.x/9qDRof2]
男は今日の昼間、興味深い話を聞いた。
どうやら、この森には妖怪らしからぬモノがいるらしい。
それを初めて見たのは、この近くに住む老人だという。
:22/10/03 22:00
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#840 [○○&◆.x/9qDRof2]
老人は山菜採りが趣味で、よく山に登っていた。
農民であるために、なかなか早くは仕事が終わらず、大体山に登るのは日が没してからの方が多かった。
その日もいつものように鎌を片手に籠を背負い、熊などに備えて知り合いから譲り受けた太刀を腰に携(たずさ)えた。
:22/10/03 22:01
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#841 [○○&◆.x/9qDRof2]
出掛けるに当たって、今日はどの山に行こうかと考える。同じ山ばかりではその山の山菜を取り付くしてしまうし、何より楽しみが薄れる。そこで老人は考えついた。
:22/10/03 22:01
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#842 [○○&◆.x/9qDRof2]
ちと遠いが、あの山なら良い山菜がよく採れるじゃろうて…
多少山を登らなければならないが、以前に山菜が山ほどなっている場所を見つけたのであった。そうと決まれば早速そこに向かった。
:22/10/03 22:01
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#843 [○○&◆.x/9qDRof2]
草木を掻き分けて森を進む。今年齢七十七を迎える老人には厳しいものがあった。しかし、それが山菜のためとなると、それすら楽しみに変わる。手の鎌を頼りに歩を進めていった。山の中腹辺りまで来ただろうか。もうそろそろ目的地が見えてくると心躍(おど)らされた時、頭上から声が下りてきた。
:22/10/03 22:01
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#844 [○○&◆.x/9qDRof2]
「ここを通りたいか…」
低い男のような声であった。はて、誰ぞおるのか。
老人は小さく呟くと頭上を見上げた。しかし暗い木々が不気味に風に靡(なび)いてるだけで、人の姿は見当たらない。空耳かえ…。
:22/10/03 22:02
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#845 [○○&◆.x/9qDRof2]
老人は正面に顔を戻すと、溜め息を一つ吐いて再び歩を進める。するとどうしたことか、また同じ声がする。これはもはや空耳ではない。老人は急に恐ろしくなった。夜に森なんぞに入ったもんじゃから鬼に出くわしたのやも知れん…。
:22/10/03 22:02
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#846 [○○&◆.x/9qDRof2]
もしくは夜道で良く見えなんだから、道を反れて鬼の巣窟に迷い込んでしまったか…。老人は山に入ったことを後悔した。これでは山菜採りどころではない。
:22/10/03 22:02
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#847 [○○&◆.x/9qDRof2]
引き返そうとすると、また声が問う。ここを通りたいか…。進もうとすれば、またまた声が問う。これは答えねば帰して貰えぬやも知れぬ。そう考えた老人は震える声で答えた。
通りたい。
声はすぐに返ってきた。
通らせない。
:22/10/03 22:02
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#848 [○○&◆.x/9qDRof2]
老人は絶望に打ちひしがれて尚も問う。俺を帰らしてはくれぬのか。帰らして欲しいのか。帰りたいとも。
帰らしてやらぬ。老人はそこで不思議に思った。ある考えを思い付いた老人は声の主に再び問いた。
:22/10/03 22:02
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#849 [○○&◆.x/9qDRof2]
この先には何があるのか。
何があると思う。山菜じゃ。何もない。老人は確信した。ここぞとばかりに最後の質問をする。
やはり帰してくれぬのかのぅ。
帰して欲しいか。
:22/10/03 22:03
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#850 [○○&◆.x/9qDRof2]
声の主が答えるとしばらくの沈黙の後、老人が返す。
いや、帰りとうない。
ならば帰れ。
あっさり承諾を得た老人は足早に山を下りていった。
.......そういう話であった。
:22/10/03 22:03
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