宝物。
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#393 [みぉり]
”好きって伝えた相手の反応はどうだったのか”
”伝えた後に何か変化はあったのか”
森くんの答えが”幼馴染のまま”だろうが”恋人”であろうが聞きたいことは山ほどあると考えていた
けれど、その答えは私の予想していなかったもので
最も私がなりたくない立場そのものにいるという現実だったー・・・・
:08/11/10 15:17
:PC
:LKLcl7/I
#394 [みぉり]
自然とゆっくり、俯いてしまった私の頭にぽんっと重みを感じた
「…………聞かなきゃよかったって思ってんだろ?」
ずばり心の内を当てられて、ビクンと体が動く
「まぁ…………そりゃ俺だってそんなことはしたくなかったんだけどよ」
:08/11/12 19:12
:N905i
:mIPh37fs
#395 [みぉり]
私の頭に手を乗せたまま、穏やかな口調で話す森くんは、どんな顔をしているんだろう
さっきみたいにほほ笑みを浮かべたままだろうか
それとも………
顔をあげようと、少しだけ頭を動かすと森くんは手をよけた
「欲しくて仕方なかった」
:08/11/12 19:16
:N905i
:mIPh37fs
#396 [みぉり]
顔をあげた先にいる森くんは、やっぱり笑っていた
だけど、さっきの笑みとは明らかに違う淋しそうな瞳でいて………私は何も言えず、黙って話に耳を傾ける
「だんだん幼馴染みでいる事が苦痛になって、だけどあいつは無防備で………このままじゃ、最悪なカタチに俺自身が動きそうだった……欲しくて欲しくて……………あいつを傷つけるくらいならいっそ離れてしまえばいいと思ったんだ」
淡々と続ける森くんの顔からはいつしか笑みは消えていた
:08/11/12 19:26
:N905i
:mIPh37fs
#397 [みぉり]
ドキッ―………
だけど、その言葉には森くんの切なげな気持ちが詰まっていて心臓が跳ねた
「……後悔……して……る?」
「…………さぁ、どうだろうな」
私の問い掛けに、天井を見上げながら話す
「……してないとなったら嘘になる………だけど………あの時の俺にはそれが精一杯だったんだ………だから、これで良かったんだと信じてる」
まるで自分に言い聞かせるように呟く姿に、その横顔に、確実に潤みを持ってしまっている瞳に、思わず立ち上がった
:08/11/12 19:39
:N905i
:mIPh37fs
#398 [みぉり]
ガタンッー・・・・
「ーーっ・・・びびったぁ・・・・お前、いきなりー・・・・ッ」
突然の音に、森くんが慌てて視線を下ろしている間に私は彼の前まで歩く
「?」
私よりもずっと高い身長で、今の私の行動に首を傾げる森くんを見上げた
:08/11/13 01:00
:PC
:C/s/P5Ak
#399 [みぉり]
少し背伸びをして、右手で森くんの頭に手をあてる
「?何??」
「・・・・ッだっ大丈夫だよ・・・・森くんは、間違ってないッ」
視線を合わせて、そう言いながら初めて出会ったときに森くんがしてくれたようにその頭をぽんぽんっと撫でた
「・・・・・−っ////」
:08/11/13 01:04
:PC
:C/s/P5Ak
#400 [みぉり]
瞬間、森くんの顔がみるみる内に真っ赤に染まっていく
それはもういわゆるユデダコの状態だ
「えっ?!ごごごごごめんっ」
予想だにしていなかったその反応に、反射的に手を下ろすも逆に私もオロオロして、自分のしたことが恥ずかしくなっていった
・・・・だだだって!!森くんがこんなに真っ赤になるなんて想わなかったからっ・・・・あーっ!!!なんで頭撫でちゃったりしたんだろ〜・・・////
:08/11/13 01:44
:PC
:C/s/P5Ak
#401 [みぉり]
そんなことを思ってみても、後の祭りでなんとも言えない空気が流れてしまった
互いに、沈黙
…………うぅ……私ってバカ?
いや、だってさ?なんか、こー…森くんが淋しそうだったし、励ましたかったから……いやいや、でも撫でるのは子ども扱いみたいだったかな……うー……
真っ赤な顔を見合わせたままだったのを破ったのは森くんだった
:08/11/13 04:22
:N905i
:S4B9qLtA
#402 [みぉり]
「…………バカ、じゃねぇの///」
「はっ!?バカってッ……いや、バカかもだけど……だって…………うーん、なんか………うん、撫でてしまいました………。」
バカ呼ばわりされて言い返したかったけど、
相変わらず真っ赤な顔で
必死に紡いでくれた言葉を
無碍には出来なくて、
ぺこりと下げた頭をあげると、
少し薄くなった赤い顔で、笑う姿に私もつられた
:08/11/13 04:27
:N905i
:S4B9qLtA
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