先生のいうとおり…サイドストーリー…
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#401 [あお☆まる]
ネオン街の路地横にあるガードレールにもたれながらタバコを吸う
タバコを始めたのは
いつの頃だったっけ?
そんな事を思いながら
タバコを吹かしていると、
誰かが近づいて来た陰が足元に映る
:08/09/21 05:21
:812SH
:.IgLZ8bM
#402 [あお☆まる]
顔を上げると、
露出した恰好のいかにも
盛りのついたギャルなネェーちゃんが立っている
「…なに?」
と少し微笑んでやった
別にコイツを気に入った訳じゃない微笑んでやると話しが早いから
心を許して
あっちから誘ってくる
余計な手間が省けていい
:08/09/21 05:28
:812SH
:.IgLZ8bM
#403 [あお☆まる]
「私、今日なんか帰りたくなくてぇ…一緒にイイ所に泊まらない?」
そう言って女は一樹の首に手を回す
女がつけている甘ったるい香水がカンに障る
:08/09/21 05:31
:812SH
:.IgLZ8bM
#404 [あお☆まる]
「いいよ。行こうか」
女の腰に手を回すと
その場を後にして
ネオン街に入りラブホを探す
「ねぇー…どこにする?」
何処でもいいだろ
ただヤルだけなんだから
:08/09/21 05:36
:812SH
:.IgLZ8bM
#405 [あお☆まる]
ふと前を歩くカップルに目をやる。
女の方……なんか見た気がする
と見ていると、フイに女が彼氏らしき男の方を見る
……あぁ……
あのキャンキャンうるさいマナミって女か……
:08/09/21 05:40
:812SH
:.IgLZ8bM
#406 [あお☆まる]
へぇ……
いっちょ前に
彼氏がいるのか…
その時、
タバコを初めて
吸った日の事を思い出した
確かアレは、
まだ俺が小学生の頃だ。
お袋が当日
付き合ってた男を家に連れ込んだ時
男が忘れてったタバコに
そっと火をつけた
:08/09/21 05:44
:812SH
:.IgLZ8bM
#407 [あお☆まる]
吸ったのがバレたら
面倒臭いって事よりも
吸いたいって好奇心のが勝った
今、調度そんな気分だ
アイツの男の顔を見てみたい
初めてタバコを吸ったあの時と
同じ好奇心が俺を支配していた
:08/09/21 05:48
:812SH
:.IgLZ8bM
#408 [あお☆まる]
「マナミ」
親しげにそう呼ぶと、マナミの肩に手を置いた
誰?と怪訝そうにこちらを向くと、その顔は更に険しさを増す
【最悪】正にそう顔に書いた顔をしている
けど、そんなマナミの表情に、俺は全く興味もなければ、意味もない
俺の興味の対象は、隣の男だ
:08/09/22 05:48
:812SH
:alPK1aH2
#409 [あお☆まる]
隣の男をマジマジと見る
へぇ……
なかなかの爽やか少年じゃん
「マナミ、誰?」
隣の男が少し低いトーンでマナミに問いただす
:08/09/22 05:52
:812SH
:alPK1aH2
#410 [あお☆まる]
「ただのクラスメートだよ。」
まぁ…間違っちゃいないな
けど、コイツ
いやに大人しくねーか?
彼氏の前だから?
ふっ……健気だね……
けど……そいつも同じくらい想ってくれてんのか?怪しいな……
:08/09/22 05:57
:812SH
:alPK1aH2
#411 [あお☆まる]
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
「…マナミとは、とっても仲良くさせてもらってますよ」
そう言って隣の男に満面の笑顔を浮かべた
隣の男はピクリと眉を動かす
俺はそんな二人を置いて隣のギャルとラブホに姿を消す
:08/09/22 06:02
:812SH
:alPK1aH2
#412 [あお☆まる]
……………………………………
>>411
【訂正】
×
俺がお前らの、ちっぽけな愛を試してみるか…
○
俺がお前らの、ちっぽけな愛ってやつを試してやるか…
×
満面の笑顔を浮かべた
○
満面の笑顔を向けてやった
……………………………………
:08/09/22 06:06
:812SH
:alPK1aH2
#413 [あお☆まる]
もし、お前らの中に
本当の愛ってもんがあるんなら
こんなの、なんともないだろ?
本当の愛があるんならな
「ね…名前は?」
:08/09/22 06:10
:812SH
:alPK1aH2
#414 [あお☆まる]
淫乱女が裸になって、俺に跨がりながら聞いてくる
「…好きな名前で呼んで」
「じゃあ…レイ。」
:08/09/22 06:13
:812SH
:alPK1aH2
#415 [あお☆まる]
何で?って聞いたら
「だって…なんか冷めてるんだもの。だからレイ」
ふーん…なるほどな
確かに。少し笑えた
「あっ……レイ。…好きよ…」
:08/09/22 06:15
:812SH
:alPK1aH2
#416 [あお☆まる]
そう言って、
女は俺の上で淫れる
好き?
よく言うぜ…
今日初めて会った男に跨がって
何が好き、だよ
本当、この女の香水鼻につくな
あぁ…そうか
この香水はお袋が付けてる、あの香水か
:08/09/22 06:21
:812SH
:alPK1aH2
#417 [あお☆まる]
あぁ…本当気分悪い
カンに障る香水の匂いに包まれながら
ふと、マナミ達のことを思い浮かべる
俺は見たぜ?
あの男の左薬指に光る結婚指輪
不倫か……
フ…楽しみが出来たな
:08/09/22 06:26
:812SH
:alPK1aH2
#418 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚ /、∧∧
/ / (・ω・)
(  ̄∪∪ ̄)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いったん更新
ストップです
見ている人がいたら
是非感想下さい!!
(人μωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
一樹の絵もアップしてますので、良かったら見て下さい
:08/09/22 06:28
:812SH
:alPK1aH2
#419 [あお☆まる]
一応こっちにも貼り(*`・ェ・)ノ
高橋 一樹 [jpg/19KB]
:08/09/23 05:03
:812SH
:☆☆☆
#420 [あお☆まる]
朝の日を浴びて起きる
周りを見渡すと
此処が
自分の部屋じゃないのに気付く
横には名前も知らない女
対してタイプでもなかったし
もう会うこともない
だから名前も聞かなかった
「ん……」
:08/09/25 03:57
:812SH
:☆☆☆
#421 [あお☆まる]
女が寝がえりを打ちながら、目を開ける
「…おはよぉ」
女は少しアニカミながら
何も纏ってない体を布団で隠す
あんなに昨日淫らになっといて
何を今更……
:08/09/25 04:01
:812SH
:☆☆☆
#422 [あお☆まる]
「…はよ。俺もう着替えたら出るから。お前はゆっくりしてたら?」
そう言って立ち上がる
一樹の腕を女が掴む
その女を一樹は怪訝そうな顔で見つめ、一言零す
「……なに?」
:08/09/25 04:04
:812SH
:☆☆☆
#423 [あお☆まる]
「もうちょっと…一緒にいよ?」
女は甘えた声を出し
甘えた顔で一樹を見つめる
どんなに可愛いげに言っても
単にヤりたいだけだろ?
生憎、お前は
一回抱けばイイ女なんだよ
:08/09/25 04:08
:812SH
:☆☆☆
#424 [あお☆まる]
まぁ…お前に限らず
俺は行きずりの女とは
一回しか関係を持たない
セフレは別としてな
だから、お前も一回で【用無し】なんだよ
「…悪いけど気分じゃない」
そう言って
女の手をすり抜け
一人、服を着替える
:08/09/25 04:12
:812SH
:☆☆☆
#425 [あお☆まる]
「じゃあ、
名前とケー番教えて?」
「…意味なくない?だって、もう会うこともないし」
一言そう言うと
後は振り向きもせずに
テーブルにホテル代を置き
一人で部屋を出た
:08/09/25 04:16
:812SH
:☆☆☆
#426 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
亀更新で申し訳ないです
こんな私ですが
見ている人がいたら
感想下さい。元気出ます
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/09/25 04:18
:812SH
:☆☆☆
#427 [あお☆まる]
ラブホを出て
ようやく眠りにつきはじめた
有楽町を横切る
すると目の前に見慣れたカップル
思わず口角が上がる
アイツらもお泊りした訳か…
:08/09/27 20:45
:812SH
:☆☆☆
#428 [あお☆まる]
スーツを着た男は
女のおでこにキスを落とすと
駅のホームに消えて行った
一人残された女は
その姿を、まるで少女漫画の主人公の様な目をして見つめている
ベタ惚れって感じか?
…うっとうしいな
:08/09/27 20:52
:812SH
:☆☆☆
#429 [あお☆まる]
アイツのその男を見る目が
俺の幼少の記憶を呼び覚ます
お前もお袋と同じ
だから嫌いなんだ
:08/09/28 05:34
:812SH
:☆☆☆
#430 [あお☆まる]
一樹はマナミの背後に立つ
「高校生のくせに不倫ね…」
その言葉にマナミは反応して、一樹のほうを向く
「なっなんで……アンタが此処に…!」
そういって、一樹を睨む
:08/09/28 05:38
:812SH
:☆☆☆
#431 [あお☆まる]
「お前らと一緒でラブホでヤッてたから。」
その一樹の言葉に、マナミの顔には皺が浮かぶ
「…アンタ達と一緒にしないで。あの女だって彼女でもないんでしょ?」
その目だ…
その目がお袋に
どこと無く似てる
…不愉快だ
:08/09/28 05:55
:812SH
:☆☆☆
#432 [あお☆まる]
「…じゃあ何か?不倫のお前達の関係と俺と昨日の女の関係は違うって?」
一樹は冷たくそう言い放つとマナミを無表情で見据える
マナミは一樹の凄みに少し戸惑ったが、負けじと言い返す
「私達には愛がある」
:08/09/28 05:59
:812SH
:☆☆☆
#433 [あお☆まる]
その言葉を聞くと、一樹は声を出して笑った
「あはは……。愛…だって?ふざけんな!!」
一樹の怒鳴り声にマナミの体はビクッと反応する
「不倫は不倫だろ?!美化してんじゃねーよ!!」
:08/09/28 06:03
:812SH
:☆☆☆
#434 [あお☆まる]
なんだ…?
なんで俺はこんな奴に
熱くなってんだ……?
こいつがどうアレ俺には関係ないはずなのに…
だが、胸の中にあるモヤモヤが冷静さを失わせ
言い止まるタイミングを与えない
「…不倫なんて……周りの事を考えてない、幼稚な奴がすることだ!」
:08/09/30 14:50
:812SH
:☆☆☆
#435 [あお☆まる]
その言葉にマナミは顔を伏せ
小刻みに体を震わせる
「考えてるわよ…」
その一言には、
いつもの勢いはなく
弱々しく放った言葉は、行き交う人達の雑踏に消える
「相手の奥さんの事も?相手の子供の事も?本当に考えてたら、そんな事出来ねーだろ」
:08/09/30 14:58
:812SH
:☆☆☆
#436 [あお☆まる]
別にコイツを
咎めたい訳じゃない
俺がいいたいのは
きっと…コイツじゃない
けど…コイツの顔や
言葉がお袋を思い出させ
俺の心のモヤモヤを増やすんだ
思い出したくない
記憶と共に…………
:08/09/30 15:02
:812SH
:☆☆☆
#437 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#438 [我輩は匿名である]
:08/10/01 02:31
:SH703i
:Fso0AwLM
#439 [あお☆まる]
……………………………………
【我輩さま】
アンカーありがとうございます
……………………………………
:08/10/02 05:23
:812SH
:☆☆☆
#440 [あお☆まる]
「もう…私に関わらないで」
マナミはそう言い一樹を一回も見る事なく
その場を去った
一樹はその場で立っていた
あの時の様に
:08/10/02 05:27
:812SH
:☆☆☆
#441 [あお☆まる]
……ドクン
ドクン
…僕を見て
置いてかないで
お母さん
…………………………………………………………………
:08/10/02 05:29
:812SH
:☆☆☆
#442 [あお☆まる]
「おまえ、
あいじんの子供らしいな」
そう言って一樹を見下ろすのは、同じクラスのがき大将
大将は子分を引き連れて、一樹の机を囲む様にして話す。その話しに子分が乗っかる
「あいじんの子!おまえのお母さんってアバズレだって、うちのお母さんが言ってたぞ」
俺は黙ってそいつらを睨む
:08/10/02 05:36
:812SH
:☆☆☆
#443 [あお☆まる]
「やぁ〜い、あいじんの子、あいじんの子」
「アバズレ、アバズレ」
止む事のない下品なコールに
冷静さを保てる程
俺は大人じゃなかった
俺はそいつらを
ボコバコにしてやった
愛人の子と言われた事より
母の事を言われたのが
その時の俺の理性を奪った
:08/10/02 05:42
:812SH
:☆☆☆
#444 [あお☆まる]
とは言っても
相手は一応その小学校の
がき大将
人数も相手方のが多かったため
俺も傷をおった
教室で暴れたせいで
先生に見つかり親を呼び出される
:08/10/02 05:44
:812SH
:☆☆☆
#445 [あお☆まる]
相手の親がすぐに来て
俺は色々と罵声を浴びた
けど、俺の脳には届かなかった
結局、俺の母親は職員室に現れる事はなかった
俺は一人家の帰路を歩く
:08/10/02 05:48
:812SH
:☆☆☆
#446 [あお☆まる]
もうすぐ家だ
もしかしたら学校に来れなかったのは理由があるのかもしれない。
そんな浅はかな想いは
すぐ粉々に打ち砕かれる
「やぁ〜だぁ。タカったらぁ」
その甲高い声が
母のものだと、
顔を見る前に分かった
:08/10/02 05:52
:812SH
:☆☆☆
#447 [あお☆まる]
目の前には
すっかり【メス】になった母親と
タカと呼ばれる若い男が
まるで糸が絡み合う様に、ぴったりとくっついて歩いていた
「…母さん」
俺から発っせられた
小さな呟きにも似た言葉に
母は反応して後ろを振り返る
:08/10/03 04:27
:812SH
:☆☆☆
#448 [あお☆まる]
母は一樹の存在を確認すると
凄く驚いた表情を見せる
その顔を見た隣の男は
不機嫌そうに、声のトーンを下げて母に問う
「…おめぇーガキいんのかよ?このガキ、おめぇーのか?」
その問いに
母親は男に取り繕う様に
更に高い声で甘える
:08/10/03 04:32
:812SH
:☆☆☆
#449 [あお☆まる]
「やっやだぁー!タカったらぁ。私に子供はいないよぉ〜〜」
そう言うと
冷たく無機質な表情で
一樹を見ると
驚く程冷たい声で
「私に関わらないで。どっか行きなよ!!」
と言い放ち
その場を去って行った
:08/10/03 04:35
:812SH
:☆☆☆
#450 [あお☆まる]
一樹はただ立っていた
母親と男が家に入って行くのを
ただ立って見ていた
僕を見て……
お母さん
僕を…僕を見てよ
:08/10/03 04:40
:812SH
:☆☆☆
#451 [あお☆まる]
「ーーーーー!!」
一樹は勢いよく体を起こすと、部屋を見渡す
一樹の隣には裸の女
女は所謂、一樹のセフレだ
女を確認して、夢から覚めた事を確認すると
肩揺らしながら息を深く吐く
:08/10/05 05:01
:812SH
:☆☆☆
#452 [あお☆まる]
「…俺も所詮、
アイツ等と一緒だな」
一樹はベットの上で
体育座りをした状態のまま、自分の腕で顔を隠す
“私達には愛がある”
ふと、マナミの言葉が一樹の頭に浮かび、響く
:08/10/05 05:06
:812SH
:☆☆☆
#453 [あお☆まる]
その言葉は消える事なく
耳鳴りの様に頭全体に、駆け巡る
【愛】?
なんだよソレ
無いんだよ。そんなもん
必死に自分自身に言うが
耳鳴りの様な言魂は
消える事なく一樹の頭を支配する
:08/10/05 05:10
:812SH
:☆☆☆
#454 [あお☆まる]
【愛】なん無い
無い!!
無い!!
無い!!
無い!!!
「ーくそっ!!ウルサイんだよっ」
:08/10/05 05:13
:812SH
:☆☆☆
#455 [あお☆まる]
一樹はそう大声を上げると
ベットのマット部分を
苛立ちに任せに叩く
そな音に
隣で寝ていた女が目を覚ます
「…一樹?どぉうしたの?」
:08/10/05 05:17
:812SH
:☆☆☆
#456 [あお☆まる]
その声で我に変える
俺はなんで、アイツの言葉に
こんなに反応してんだ?
アイツの事なんか放っておけばイイだろ?
馬鹿みたいに熱くなる必要ない
:08/10/05 05:21
:812SH
:☆☆☆
#457 [あお☆まる]
…
……………………………………
【訂正】
>>454
愛なん無い→×
愛なんて無い→○
……………………………………
:08/10/05 05:23
:812SH
:☆☆☆
#458 [あお☆まる]
/a ̄ヽ
∠)_゚O / ∧ ∧ 感想
/ /(*・ω・*)
(  ̄∪∪ ̄) 求む…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
更新ストップです
見ている人がいたら是非
感想・意見等下さい。
元気出るし癒されます!
(ハμωμ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>1 感想板です
:08/10/05 05:25
:812SH
:☆☆☆
#459 [あお☆まる◆EOLHvvAOaU]
「あっ!一樹ぃ!もうすぐ、出てく時間だよ」
そう言われて
時計に目をやると
9時半。
確か、ここのラブホのチェックアウトは10時
…学校は遅刻か
まぁ…イイけどな
:08/10/06 05:08
:812SH
:☆☆☆
#460 [あお☆まる]
軽くシャワーを浴びて
出る用意を済ませる
「おい。出来たか?」
女に問い掛けると
忙しそうに顔にを作っている
「……急げよ。」
そう言うと
Gパンのポケットから
潰れたタバコを出し
火をつける
:08/10/06 05:13
:812SH
:☆☆☆
#461 [あお☆まる]
本当女は
面倒くせぇー生き物だよな
ただ外に出るのにも
顔を作らなきゃねーんだもんな
アイツも…
お袋も化粧時間長かったっけ
……………………………………
………………………
:08/10/06 05:20
:812SH
:☆☆☆
#462 [あお☆まる]
「ね…お母さん。出掛けないの?早く…」
その日は何故かお袋が俺を
デパートに連れてってあげる
と、言い出し
初めて二人で
出掛け様としていた
初めての事で
ソワソワして急かす俺を尻目に
お袋は淡々と焦る様子もなく化粧を続ける
:08/10/06 05:25
:812SH
:☆☆☆
#463 [あお☆まる]
俺は待ちくたびれて
そのまま寝てしまった
「…き。……一樹」
その声で目を覚まし
瞼を開けると
バッチリメイクのお袋
「一樹、さぁー行くよ」
:08/10/06 05:29
:812SH
:☆☆☆
#464 [あお☆まる]
そう言って
一樹に手を差し出す
俺はその差し出された手が嬉しくて、しがみつく様にお袋の手を取る
俺とお袋とで出掛けた
最初で最後の記憶
……………………………………
…………………
:08/10/06 05:32
:812SH
:☆☆☆
#465 [あお☆まる]
「一樹、ごめん!行こう」
一樹は吸っていた煙草を灰皿で消すと、女と部屋を後にする
隣を歩く女が申し訳なさそうに、一樹の顔を伺う
その視線に一樹が気付き女を見る
:08/10/06 05:35
:812SH
:☆☆☆
#466 [あお☆まる]
「…なに?」
「やっ…あの……怒ってる?化粧に時間かかっちゃったの…」
「……あー。俺、化粧で待たされるの嫌いじゃねーよ」
:08/10/06 05:37
:812SH
:☆☆☆
#467 [あお☆まる]
女と別れて家に一旦帰る
特別する事もないので
学校に行くことにした
学校に着くと
調度お昼休みだった
購買でパンを買う
…今日は天気がイイから中庭に行くか……
:08/10/07 04:12
:812SH
:☆☆☆
#468 [あお☆まる]
中庭のベンチに座り
パンをほうばると、聞いた事のある声が聞こえる
「…見間違えだって!」
「えぇーー嘘だぁ!私ちゃんと見たよ?マナミこの前男と歩いてたでしょ?彼氏?」
「………」
:08/10/07 04:15
:812SH
:☆☆☆
#469 [あお☆まる]
…この前男と歩いてた時の事か…
「…でもさ、隣の男の人って…コウ先輩じゃなかった?」
数人のグループの一人がそう呟くと、周りが一気に静まる
「…え?コウ先輩って…。絵里香さんと結婚してるよね?」
「……マナミ…どーゆう事?不倫してんの?あんた……絵里香さんに可愛がられてたくせに…」
:08/10/07 04:20
:812SH
:☆☆☆
#470 [あお☆まる]
周りの空気が凍りつく
……自業自得だな……
「……最低ぇ…。」
「ってか不倫とか、マジキモいし……」
次々に浴びせられる
容赦ない言葉を俯きながら
黙って聞くマナミ
「アバズレ」
:08/10/07 04:24
:812SH
:☆☆☆
#471 [あお☆まる]
一人の女がそう呟いた
…ドクン…
“愛人の子”
“お前のかーちゃんアバズレ”
…るさい……
「信じらんないよ」
「有り得ない」
「汚い」
るさい!ウルサイ!ウルサイ!
:08/10/07 04:27
:812SH
:☆☆☆
#472 [あお☆まる]
「一緒にいるのも「黙れ」
気付いたらそう言っていた
マナミを詰っていた女達が全員
驚きの表情で一樹を見る
その中で1番
マナミが驚いていた
「…一樹君は関係ないでしょ?」
と一人の女が冷静を装いながら言ってくる
:08/10/07 04:33
:812SH
:☆☆☆
#473 [あお☆まる]
一樹はマナミの腕を引っ張り
立たせると
自分に引き寄せ肩を抱く
「関係あんだよ。あの日一緒に居たの俺だから。あんたら勘違いして、人の女、虐めないでくれる?」
そう言うと
マナミの腕を引っ張り
マヌケズラした女共の前を去る
:08/10/07 04:37
:812SH
:☆☆☆
#474 [あお☆まる]
「…ちょっ……ねってばっ!」
その声で立ち止まる
「何?」
そう言って
マナミを無表情で見る。
するとマナミは顔を赤くして
あくまで強きに言う
「手…。手離してよ」
:08/10/09 08:00
:812SH
:☆☆☆
#475 [あお☆まる]
「あぁ…」
握っていた手を離すと
マナミは顔真っ赤にしてまくし立てる
「さっきの!あれ何よ!」
:08/10/09 08:02
:812SH
:☆☆☆
#476 [あお☆まる]
……やばいな
又キャンキャンと騒ぐのか
「耳障りだったから言ったんだよ。あんたの為じゃない。…あんた友達選んだら?」
「……」
…台風の前の静けさか?
:08/10/09 08:04
:812SH
:☆☆☆
#477 [あお☆まる]
「…たに……わかって……よ」
「…は?」
聞こえなくて
思わず聞き返す
「あんたに言われなくても分かってるわよ!!ってか私にも本当の友達だっている!!愛子よ!だから、あんた愛子にもうチョッカイ出さないでよ?!」
:08/10/09 08:08
:812SH
:☆☆☆
#478 [あお☆まる]
…しまった…
聞き返さなきゃ良かった
本当…キャンキャン
よく吠えるな…
「ちょっと!聞いてんの?!」
あぁーもう…
ウルサイ………
一樹はマナミの口を
自身の手で
押さえる様に塞ぐ
:08/10/09 08:11
:812SH
:☆☆☆
#479 [あお☆まる]
「ふぐっ!!」
口を塞いでも、なお止まる気配のないマナミに
一樹は渋々といった表情を浮かべ、マナミの口から手を離すと
自分の顔の両側に手を上げる
「…分かったよ。何もしないって誓うから、黙れ」
:08/10/09 08:14
:812SH
:☆☆☆
#480 [あお☆まる]
マナミはその言葉を聞くと安心したと言う顔をして、満足げに頷く
一樹はその顔を呆れた様に見ると、その場を立ち去ろうとマナミに背中を向ける
「…あっ」
:08/10/09 08:17
:812SH
:☆☆☆
#481 [あお☆まる]
「…ーーふぅ。
……まだ何か?」
一樹はマナミの
思い出したかの様な声に立ち止まり、嫌そうな顔して振り向く
マナミは下を向き
俯いたまま立っている
:08/10/09 08:19
:812SH
:☆☆☆
#482 [あお☆まる]
「…がと…」
「…は?」
「ーっ。だぁーかぁーら!ありがとうっつてんの!!」
顔を真っ赤にして言うマナミ
「……全然感謝の意を感じれないんだけど…」
:08/10/16 04:37
:812SH
:☆☆☆
#483 [あお☆まる]
その言葉にマナミは、ぐっと自分を抑える
そして今度は真剣に落ち着いた声色で話す
「…感謝…。感謝…してるわよ。今回の事も。愛子に彼氏の事言わないでくれてるのも。」
「…別に。ただまた、キャンキャン吠えられたくないだけだよ」
:08/10/16 04:43
:812SH
:☆☆☆
#484 [あお☆まる]
そう言って一樹は
ベンチに置いていた
ゴミをゴミ箱に捨てる
そして「じゃ」と言うと
校舎に向かって歩いて行く
マナミはそのまま立った状態で
一樹の背中を見ていた
「…分かってんのよ。親友の愛子にも言えない最低な事してるって……。でも…どうしたらイイのよ」
:08/10/16 04:48
:812SH
:☆☆☆
#485 [あお☆まる]
何となく、そのまま教室に行く気になれなかった一樹は
中庭を抜けて、木が生い茂る校舎裏へと向かった
ここには人も余り寄り付かない
適度な日差し…
一人でボーとするには
適当な場所だった
:08/10/19 04:26
:812SH
:☆☆☆
#486 [あお☆まる]
もう花が枯れてしまった
古びた花壇の煉瓦に座り
制服の内ポケットから
煙草とライターを出すと
一本取り出し火をつける
煙草を吸い込み
ふーと息を吐き、吐き出た白い靄をボーと何をする訳でもなく目で追う
:08/10/19 04:32
:812SH
:☆☆☆
#487 [あお☆まる]
ふと頭にさきほどの
赤くなりながら、
ふて腐れた様に謝るマナミの姿がよぎる
…ふ
思わず笑ってしまった。
なんというか…
小さな悪さをした子供が
悪びれもなく、しょうがなく謝る様と
マナミが上手く重なってしまったからだ
:08/10/19 04:38
:812SH
:☆☆☆
#488 [あお☆まる]
「……何笑ってんの?」
その声の主に目をやると
上呂(ジョウロ)を持ったマナミが驚いた顔をして立っていた
「…いや…。」
:08/11/03 04:02
:812SH
:☆☆☆
#489 [あお☆まる]
「あんたも笑うんだね」
「…笑うだろ。笑った方が女をお持ち帰りしやすいし」
その言葉を聞くとマナミは呆れた顔をしながら、花壇に水をやる
「…お前こそ何してんの?」
:08/11/03 04:05
:812SH
:☆☆☆
#490 [あお☆まる]
「花壇に水やり」
「…見りゃー分かるよ。」
煙草を吸い込み
吐き出す
:08/11/03 04:07
:812SH
:☆☆☆
#491 [あお☆まる]
「水をやってんのは分かっケドよ。その花壇の花、枯れてんじゃん」
「ここの花壇は特別なの。それに…花は枯れたケド、花の種があるの。きっと又咲くわ。」
そう言って、
上呂を花壇の横に置くと
マナミは切ない、愛しい目で
花壇を見つめる
:08/11/03 04:13
:812SH
:☆☆☆
#492 [あお☆まる]
「あの男との思い出?」
何故かその時
口が勝手に動いて
言わなくてイイ事を
口にしてしまった
…言わなきゃイイのに
何言ってんだか
マナミはその言葉に
体をピクリと反応させると
こちらを振り向く
:08/11/03 04:16
:812SH
:☆☆☆
#493 [あお☆まる]
しまった…
こりゃ、又くるな
「あんたに関係ないでしょ?!ってか煙草、先生にチクるよ?」
ほら来た…
一樹はハーと息を深く吐くと
煙草を足元に捨てて足で火を消す
:08/11/03 04:21
:812SH
:☆☆☆
#494 [あお☆まる]
「ほら、消した。これでいーんだろ?じゃあな」
そう言うと
一樹は教室とは逆方面に
歩き出す
「ちょっと!」
:08/11/04 02:47
:812SH
:☆☆☆
#495 [あお☆まる]
「…なぁんだよ」
呆れ顔で振り返る一樹に
マナミは「まだ帰る時間になってないけど?」とサラっと言ってのけた
「……ぶっ。あはははは」
マナミは初めて声を出して笑う一樹を呆気に取られながら見ている
:08/11/04 02:52
:812SH
:☆☆☆
#496 [あお☆まる]
「なっ何よ?!///」
「…あはは…お前は風紀委員かよ!」
直も腹を抱え込んで
笑い続ける一樹
「なっ何よ!だって…」
:08/11/04 02:57
:812SH
:☆☆☆
#497 [あお☆まる]
「…くくっ、はいはい。風紀委員の言うとおりですね。ちゃんと教室帰るよ…くくっ。」
小馬鹿にした言い方で
そう言いながら
マナミの頭に手をポンと置くと
一樹は方向を変えて
教室の方向に歩いて行く
:08/11/04 03:00
:812SH
:☆☆☆
#498 [あお☆まる]
「…なんなのよアイツ…///………まぁ笑った顔は悪くないじゃん…」
:08/11/04 03:02
:812SH
:☆☆☆
#499 [あお☆まる]
………………………………………………………………
*数日後*
:08/11/05 03:49
:812SH
:☆☆☆
#500 [あお☆まる]
「ふぅ…」
澄み切った空に
煙草の煙りが
白く靄を浮かべ
消えていく
その様子を
ぼんやり見つめながら
又、煙草をくわえる
:08/11/05 03:52
:812SH
:☆☆☆
#501 [あお☆まる]
そして、
煙草の煙を
肺に吸い込もうとした瞬間
頭を軽い衝撃が襲った
「ってぇー…」
頭上を見ると仁王立ちのマナミ
:08/11/05 03:54
:812SH
:☆☆☆
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