〜哀しき運命〜
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#101 [優]
有『ちょっとアンタふざけないでよ!?』

有実さんはにらみを
利かせながら
慎太郎の脇腹に一発
パンチをかました。

慎『うおっ!痛っ!』

有『ちょっと顔貸して!』

そう言うと有実さんは
慎太郎の耳を掴んで
引っ張った。

慎『わ、わかった!!わかったからちょっと待ってくれ!…みのちゃん、放課後迎えに行くからねッ☆』

⏰:09/01/18 06:58 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#102 [優]
耳を引っ張られながらも
笑いながらウインクまでして
そう言う慎太郎が可笑しくて
あたしは笑いながら
わかったと返事をした。

そんなあたしを
有実さんはジロリと
睨んでから慎太郎を
どこかに連れて行ってしまった。
雄『……なんっつーか強烈な女だな。』

宏『あぁ………。』

美『慎太郎くん大丈夫かな…?』


雄『確実に大丈夫じゃねぇと思うけど、でもまぁ自業自得じゃね?』

⏰:09/01/18 07:03 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#103 [優]
そのまま下駄箱まで一緒に
歩いて行ったあたし達。

宏『じゃあ、また放課後な?』

美『うん!』

雄『真面目に授業受けろよ?』


美『雄ちゃんこそ!じゃあね!』

それだけ言って
自分の下駄箱へ
向かおうとした。

宏『あ、みー!?』

⏰:09/01/18 07:08 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#104 [優]
いつもはここで
別れるはずなのに
何故かひろちゃんが
あたしを呼び止めた。

美『なぁにー?』

ひろちゃんはあたしに
近付いて頭を撫でた。

宏『気をつけてな?』

美『え?何に?』

宏『いいから!一人で行動は絶対しない事!!わかった?』

⏰:09/01/18 07:13 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#105 [優]
美『……わかった。』

あたしはひろちゃんの
言葉の意味が
よくわかっていなかった。

宏『よし!じゃあ、またなっ!』


ひろちゃんはそう言うと
あたしの髪を
グシャグシャと撫でて
教室へ向かった。

⏰:09/01/18 07:17 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#106 [優]
彩『みの、おはよん♪朝からお熱いことですこと〃』

サーちゃんがあたしの頭を
ポンと叩いた。

美『サーちゃんおはよ!見てたの?』

彩『見てた見てた♪乙女見たく顔を赤く染めてイチャついてたとこをばっちりね!!』

美『イチャついてなんかいないもん…〃』

とか言いつつ顔は
真っ赤になっていた。

⏰:09/01/18 13:10 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#107 [優]
彩『カマトトぶんなって♪実は宏人さんとヤルことやってんじゃないのぉ〜!?』

美『……ちがっ…!!』

もー!

サーちゃんってば
朝から何言うのかと思えば!

ひろちゃんとは
そんなんじゃないんだから!

あたしが膨れっ面を
していると…

彩『ごめんごめん!冗談!』

⏰:09/01/18 13:14 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#108 [優]
美『やめてよ!そーいうのは!』

彩『だからごめんってば(笑)……で、昨日は何があったのよ!?宏人さんと雄大さんがみののこと探しにきたのよ?』

サーちゃんは
うまく会話をすり替えた。

あたしは昨日の事と
慎太郎の変化を
サーちゃんに伝えた。

彩『……なるほどねぇ。羨ましいわ、その紅一点…。』

サーちゃんは遠い目を
しながら言った。

もしもし?

あたしの話しを
聞いてました(笑)?

⏰:09/01/18 13:19 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#109 [優]
美『サーちゃん?あのね、あたしは危うく貞操の危機だったんだけどね、それわかってる……?』

彩『頭脳明晰の生徒会長に、人気者の爽やかくん。そしてあのイケメンの慎太郎さんかぁ……。いいなぁ…〃』

サーちゃんは
まったくもって
聞いちゃいない(笑)

美『……サーちゃんのバカ。』


小声でつぶやくと
いきなりサーちゃんが
こっちを見てあたしの
両ほっぺをつねった。

⏰:09/01/18 13:24 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#110 [優]
美『は、はーちゃん?…いはいいはい……〃〃やめへほ〜。』

彩『この贅沢者め!こうしてやるー!!』

美『いはいってばぁ〜!!』

何故かサーちゃんの
怒りの矛先が
あたしのほっぺに炸裂。

女って恐ろしい……。

⏰:09/01/18 13:28 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#111 [優]
それで満足したのか
サーちゃんは大人しくなり、

『これからは今まで以上に
気をつけなさいよ』

と意味不明な言葉を残して
チャイムと同時に
机に戻った。


気をつけろって何に…?


まだ痛みが残る両ほっぺを
押さえながら、
むしろあたしは
サーちゃんに気をつけなきゃ
いけないのではないかと
思ってしまった(笑)

⏰:09/01/18 13:32 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#112 [優]
ひろちゃんと
サーちゃんの言った
『気をつけろ』
の意味をずっと考えていたら
あっという間に授業も終わり、
放課後になった。

雄『美園!帰るぞ!』

いつものごとく
迎えに来てくれる
ひろちゃん達。

だけど今日からは
そこにプラス一名。

慎『みのちゃーん♪会いたかった〜!!』

そう言って
抱き着こうとする慎太郎に
当然のように
二人のラリアットがとぶ。

⏰:09/01/18 13:37 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#113 [優]
慎『いてッ!俺の恋路を邪魔するなよ!』

宏『お前のは恋路じゃなくてセクハラだよ(笑)』

雄『そうだ、変態(笑)』

慎『ひっでぇ〜〃』

そう言って泣きまねをする
慎太郎の顔を見ると
ほっぺに三本の引っかき傷が
ついていた。

美『慎太郎くん、ここどうしたの?』

⏰:09/01/18 13:41 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#114 [優]
慎『ああ…〃ここはあのぉ〜……。』

雄『朝の女にやられたんだってさ〃』

慎『バカ!雄大!言うなってあれほど言っただろ!』

⏰:09/01/18 13:57 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#115 [優]
美『ちゃんと消毒しないとばい菌入っちゃうよ?』

そう言ってかばんから
絆創膏を出して
慎太郎に渡した。

慎『みのちゃん優しい…〃』

慎太郎は涙ぐみながら
また抱き着こうとしてきて
再度二人のラリアットを
喰らっていた(笑)

⏰:09/01/18 16:38 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#116 [優]
宏『みーも笑ってないで危ないと思ったら殴っていいからな!』


雄『そうそう!ボコボコになぐってやれ(笑)』

美『でも………。』

困惑して慎太郎を見ると……

慎『俺、みのちゃんになら殴られてもいいかも……〃』

頬を赤く染めて
驚きの発言をした(笑)

美『……変態…〃』

⏰:09/01/18 16:53 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#117 [優]
その日の放課後は
なぜか慎太郎の家に
遊びに行くことになった。

美『…本当にあたしも行ってもいいの?』

慎『もちろん!っていうかホントはみのちゃんだけに来てほしいところなんだけどね〃』

遠慮がちに言うあたしに
ニッコリと笑いながら
慎太郎は言った。

あ〜またそんな事言うと…

ゴン!

案の定、雄ちゃんの鉄拳が
とんだ(笑)

⏰:09/01/18 16:59 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#118 [優]
歩いて慎太郎の家に
向かうと…
家の前に女の人がいた。

慎『げっ……有実じゃん!』

宏『また修羅場か…(笑)』

慎『笑い事じゃねぇよ…。マジ勘弁してほしい……。』

パシッ!

あたしは慎太郎の背中を
叩いた。

慎『痛っ!』

美『そんな言い方ってないんじゃない?』

あたしは不覚にも
熱くなって怒った。

⏰:09/01/19 11:06 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#119 [優]
美『慎太郎くんは女の子を何だと思ってるの?都合のいい人形じゃないの!!さんざん気を持たせて朝のような一言で終わりにするなんてサイテーだよ!?』

慎『みのちゃん………。』

恋する気持ちは
誰もが同じはず。

朝みたいな言い方されたら
誰だって傷付くよ。

それが好きな人から
言われた言葉なら尚更……。

慎『みのちゃん!俺、行ってくる!それで、本気で好きな女が出来たからごめんって謝ってくる!』

⏰:09/01/19 11:14 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#120 [優]
慎太郎はそう言って
有実さんの元へと
走って行った。

雄『よくもまぁ、あんなハズイこと言えるよな…〃』

確かに(笑)

聞いてるこっちが
恥ずかしくなっちゃうよ。

宏『…それだけみーが好きだってことだろ。』

⏰:09/01/19 11:21 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#121 [優]
バシッ!

雄『あ…殴られてらー(笑)』


宏『ホントだ(笑)つーかなんかこっち来てない?』

慎太郎を殴った有実さんは
泣きながら
こっちへ向かってきた。

有『ちょっと!あんたがみのって子!?』

有実さんはあたしの前に
立ちはだかって言った。

⏰:09/01/19 11:23 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#122 [優]
美『へ?あ、はい…。』

そう言うと
有実さんはあたしを
キッと睨んだ。

有『あんたのせいで!!』

そう言って有実さんは
手を挙げた。



な、殴られる!?

⏰:09/01/20 14:05 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#123 [優]
そう思って
目をつぶった。




………あれ?

痛くない…?




恐る恐る目を
開けてみた。

⏰:09/01/20 14:10 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#124 [優]
目を開けると
あたしに殴り掛かろうと
している手を
雄ちゃんがつかみ、
あたしの前には
ひろちゃんの
大きな背中があった。


美『ひろちゃん……?』

恐る恐るひろちゃんの顔を
覗くと、その顔は
怒りに満ちていた。

宏『みーは関係ねぇだろ?』

⏰:09/01/20 14:34 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#125 [優]
ひろちゃんが有実さんを
睨みながらそう言うと
有実さんは悔しそうに
舌打ちをして
その場から去っていった。

慎『みのちゃん!!大丈夫!?』


慌てた慎太郎が
あたしの顔を覗き込む。

雄『つか、慎太郎〜。女の教育くらいしっかりしろよ〜。危うく美園が殴られるとこだったんだぞ!』

怒る雄ちゃんを前に
慎太郎はしょんぼりした。

⏰:09/01/20 14:37 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#126 [優]
美『慎太郎くん!!ほら、あたしは平気だよ〃怪我だってしてないから!』

あたしがそういうと
慎太郎は目を潤ませながら
こっちを見た。

慎『みのちゃん、ほんっっとにごめん!』

実『大丈夫!雄ちゃんとひろちゃんが守ってくれたから!』

慎『ホントに良かった…。』

⏰:09/01/20 14:42 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#127 [優]
慎太郎は
どさくさに紛れて
抱き着こうとして
また二人に殴られていた。




あたしは

いつもみんなに守られていて

いつの日かそれが

あたり前のような気がしてた。

だけど……

⏰:09/01/20 14:45 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#128 [優]
次の日の朝。

雄『ほら!美園!早くしねぇと置いてくぞ!』

美『待ってよ〜!』

慌ただしい朝だけど
玄関を開けると
大好きな人が待って………



いない………。



美『あれ!?ひろちゃんは!?』

⏰:09/01/20 18:19 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#129 [優]
雄『あ〜なんか先行くってよ!』
え……?
そんなの聞いてない…。
いつも一緒に行けない時は
あたしにもメールがくるのに…。

美『なんで!?』

雄『知らね。つか、慎太郎もいねぇし!あいつのことだから寝坊か?』

そんな話しをしていると…

⏰:09/01/20 18:24 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#130 [優]
慎『みのちゃーん♪おっはよ〜!』

遠くから慎太郎が
手をふりながら走ってきた。

美『慎太郎くん、おはよー。』

慎『みのちゃんは今日も可愛いね〃あれ?ひろは?』

美『…先行ったって……。』

慎『……ふーん。』

慎太郎は腕を組み、
腑に落ちない顔をしていた。

⏰:09/01/20 18:28 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#131 [優]
お腹減った…。
いつもはひろちゃんが
パンをくれるのに
今日はないから…。

慎『はいっ!みのちゃんお腹へってるでしょ?俺の3時のおやつだけどあげる♪』

慎太郎はそう言って
メロンパンをくれた。

美『あ、ありがとう…。』

うれしい。
うれしいけど……
ひろちゃんがいないだけで
なんか寂しくていつもみたいに
喜ぶことができない。

⏰:09/01/20 18:32 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#132 [優]
雄『じゃあ、美園!また放課後な!』

慎『みのちゃんまたね!』

学校について、
二人とは別れる。

いつもと同じ状況。

なのに違うのは
あたしの靴がないってこと…。

⏰:09/01/20 20:56 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#133 [優]
美『あれっ?なんで?なんでないの?』

何度も何度も見たが
やっぱり靴はない。

渋々職員室に行って
スリッパを借り、
教室に入った。

ガラッ!

美『みんなおはよー!』

教室に入って
元気に挨拶をした。

……シーン。

⏰:09/01/20 21:00 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#134 [優]
あんなに騒がしかった教室が
一気に静になった。

美『……みっこ?ゆり?おはよ…?』

近くにいたクラスメイトに
声をかけても、
誰も挨拶すら返してくれない。


美『あ!サーちゃん!おはよ!』

教室の一番奥にいたけど
サーちゃんなら
皆のこの変化の訳を
知ってると思って近付いた。

⏰:09/01/20 21:04 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#135 [優]
美『……サー…ちゃん?』

サーちゃんは
俯いたままあたしの顔を
見ようとしない。

美『…ねぇ!?サーちゃんなんで!?なんで話してくれないの!?』

あたしはサーちゃんの肩を
掴んで揺さぶった。

だけどサーちゃんは
黙って俯いたままだった。

⏰:09/01/20 21:06 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#136 [優]
美『なんで…?』

あたしが呆然と
立ち尽くしていると
一人の男の子が口を開いた。




『みのと仲良くすると痛い目に合わすって朝…黒板に…………。』



だから?


だからみんな
あたしを避けるの?

⏰:09/01/20 21:09 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#137 [優]
ガタン!

あたしは至ってもいれず
教室を飛び出した。

彩『…みのっ!』

廊下でナメセンとすれ違い、
声をかけられたが
そのまま屋上まで走った。





美『………はぁはぁ…はぁ……。なんで…?なにがあったの…?』

確かに昨日までは
みんな普通だった。

⏰:09/01/20 21:13 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#138 [優]
あたしは雄ちゃんと
ひろちゃんに相談したくて
三年生の教室を訪ねた。

美『あの……兄を…雄大を呼んでもらえますか?』

男『あ"?あぁ、君が例の(笑)』


美『えっ?』

男『いや、雄大ならいないよ?』


あいにく雄ちゃんは
生徒会の集まりでいなかった。

⏰:09/01/20 21:17 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#139 [優]
とりあえずひろちゃんの
居場所を聞いて
教室を跡にした。


“ひろなら美術室に
行ったよ”


さっきの男は
ニヤニヤした顔で
教えてくれた。


美『……なんで美術室?』

不思議に思いながらも
美術室にむかい、
教室を開けた。

⏰:09/01/20 21:22 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#140 [優]
そして目の前に
広がった光景に
言葉を失った。










ひろちゃんが

サーちゃんとキスをしてた。

⏰:09/01/20 21:23 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#141 [優]
美『…なんっ………。』


宏『…みー!?』

あたしの存在に気付いた二人は
とっさに離れた。

彩『みの!違うの!あのっ…………。』


美『聞きたくない!!!!』


腕を掴もうとしたサーちゃんを
振り払って教室を出た。

⏰:09/01/20 21:27 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#142 [優]
なんで……?





なんでサーちゃんが?




わからない。



あたしだけが知らないうちに
みんなが変わってる……。



なんで……?

⏰:09/01/20 21:28 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#143 [優]
宏『みーッッ!』

ひろちゃんがあたしの後を
追い掛けてきた。

美『…嫌だ!ひろちゃんなんかあっち行っちゃえ!!』

嫌がるあたしを
ひろちゃんは抱き寄せた。

美『……ひろちゃん…なんで…………?』

なんでさっきサーちゃんを
抱きしめていた腕で
あたしを抱くの……?

⏰:09/01/20 21:31 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#144 [優]
宏『……みー…ごめん…。』

美『なんで謝るの?』


これは何のごめん?


好きになれなくてごめん?


それともさっきのことに
対する罪悪感…?

⏰:09/01/20 21:34 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#145 [優]
ひろちゃんはあたしを
きつく抱きしめて
そしてあたしの頭を
撫でながら言った。






『…ごめん…。……俺……………彩華が好きだ…。』








なんで……?

⏰:09/01/20 21:36 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#146 [優]
ドンッ!






美『……ひっく………ひ……ひろちゃんは最低だよ……。』






あたしはひろちゃんを
突き飛ばして走った。

⏰:09/01/20 21:39 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#147 [優]
ねぇ、

ひろちゃん?

なんでサーちゃんなの?

なんでサーちゃんは
ひろちゃんなの……?

なんであたしが好きな
ひろちゃんと
キスなんてするの……?

⏰:09/01/20 21:42 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#148 [優]
あたしとひろちゃんが
運命じゃなくてもいい。

ひろちゃんに彼女が
出来たら仕方ない。

ひろちゃんが好きになったなら仕方ないよ……?

でもっ………

でもっ………………


なんでサーちゃんなの………?

⏰:09/01/20 21:44 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#149 [優]
ドンッ!

前を見ずに走っていたから
人にぶつかって
転んでしまった。

美『……すみません……。』

慎『みのちゃん?』


ぶつかった相手は
慎太郎だった。

⏰:09/01/20 21:46 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#150 [優]
美『……慎太郎くん。』

慎『なんで泣いてるの……?』


あたしは俯いて
答えなかった。

答えることが出来なかった。



思い出したくもない……。

でもあの光景が
頭から離れなかった。

⏰:09/01/20 21:49 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#151 [優]
慎『……ひろが原因?』

あたしは何も答えず
ただ泣くことしか
できなかった。






グイッ!




突然、慎太郎があたしを
抱き寄せた。

⏰:09/01/20 21:51 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#152 [優]
慎『忘れろよ……あんな奴。……俺が……俺が幸せにするから…………。』


……忘れる?

こんなに

こんなに好きなのに……?


…………幸せに?

ひろちゃんが

ひろちゃんのことだけが

好きなのに幸せになれるの…?

⏰:09/01/20 21:53 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#153 [優]
その時………。

『慎太郎!!』

慎太郎を呼ぶ
女の声が聞こえた。

慎『……有実…。』

声の主は有実さんだった。

有『今日は慎太郎の家に呼んでくれる約束でしょ?』

有実さんはニヤニヤと
笑いながら言った。

⏰:09/01/20 22:00 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#154 [優]
慎『はぁ?ふざけんなよ!?そんな約束してねぇだろ!?』

有『やーだ♪忘れちゃったのぉ?』

有実さんは慎太郎の耳に
顔を近付けて何かを囁いた。

その途端、
慎太郎の顔は青ざめた。


有『ねっ、早く行こうよ?』

慎『あ……あぁ。』

有『じゃ、みのちゃん!またねっ!』

⏰:09/01/20 22:05 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#155 [ゆい]
頑張って~
応援してるよ♪

⏰:09/01/20 22:12 📱:W61T 🆔:☆☆☆


#156 [優]
ゆい様

ありがとう
ございます

⏰:09/01/20 23:32 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#157 [優]
慎太郎はあたしを
ちらっと見たが
何も言わずに立ち去った。


美『ハハッ〃一人ぼっちになっちゃった…………。』


なんでかな…。

なんで
こうなっちゃったのかな…。

昨日まであんなに
楽しかったのに……。

ひろちゃんとも
あんなに普通だったのに…。

⏰:09/01/20 23:49 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#158 [優]
誰を信じていい…?


何を信じたらいい?


……苦しいよ。

⏰:09/01/20 23:50 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#159 [優]
鞄をとりに教室へ行ってみると
朝なかった上靴が
びしょ濡れのまま
机の上に置いてあった。

このままにする訳にも行かず
濡れた上靴を鞄にいれた。

美『頭痛い………。』

あたしはナメセンに
気分が悪いと言って
そのまま早退した。

ガチャッ!

母『あら?美園?学校がどうしたの?』

⏰:09/01/20 23:55 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#160 [優]
玄関をあけると
変な時間に帰ってきた娘を
不思議がる
お母さんの姿があった。

美『ちょっと具合悪くて……。部屋で寝てるね?』

母『ちょっと美園、大丈夫!?』

⏰:09/01/20 23:58 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#161 [優]
美『平気。疲れてるだけだから…。』

母『でもその上靴…。』

お母さんはあたしが手に持つ
びしょ濡れの靴に気付いた。


美『なんでもないよ。ただ掃除のバケツを零しただけ。』


それだけ言うと
部屋にこもった。

⏰:09/01/21 16:36 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#162 [優]
ガチャッ。


ドアを開けて制服のまま
ベットに倒れた。

枕元には
去年の誕生日に
ひろちゃんからもらった
くまのぬいぐるみがある。

あたしはそれを手に取り、
抱きしめた。

⏰:09/01/21 16:38 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#163 [優]
美『オマエをくれたご主人様はサーちゃんが好きなんだって………。………ひっく……。』

考えたらまた辛くなった。

ブーブー。

鞄の中の携帯が
鳴った。

取り出して見てみると
ひろちゃんからと
サーちゃんから
たくさんの着信が来ていた。

⏰:09/01/21 16:44 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#164 [優]
ひろちゃんに
『応援するよ!』
って言えるほど
大人になれなくて、

サーちゃんにヤキモチを
妬くことしか出来ない。

きっと今電話で話したら
『なんでキスしたの!?』
って二人を責めてしまう……。

そんな惨めな事は
したくない。

⏰:09/01/21 16:47 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#165 [優]
あたしは携帯の電源を切って
布団にはいった。












嫌な事を考えないように
寝てしまうことにした。

⏰:09/01/21 16:48 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#166 [優]
夕方、薄暗くなり始めた頃
ドアをノックする音で
目が覚めた。

コンコンー。

雄『美園?……起きてる?』


なんだ。

雄ちゃんか………。


美『……起きてるよ。』

雄『入るぞ?』

そう言いながら
雄ちゃんがドアを開けた。

⏰:09/01/21 16:52 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#167 [優]
美『…おかえり。』

雄『ただいま。…寝てた?』

美『うん。さっきまで……。』


雄ちゃんはじっと
あたしの顔を見るから
泣いたのをバレないように
視線を外して言った。

雄『……今日一人で帰ってきたの?』

美『え?う、うん。あ、あたし制服のまま寝ちゃったんだ〃着替えるから出でって?』

⏰:09/01/21 16:55 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#168 [優]
そう言って雄ちゃんを
反転させ、背中を押した。

雄『………んだよ。』

美『え……?』

雄ちゃんの言葉が
聞き取れなくて
近付いた時………


ギュッ。


気付いた時には
抱きしめられていた。

⏰:09/01/21 16:58 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#169 [優]
美『ゆ、雄ちゃん!?』

雄『…なんで泣いてんの隠そうとするんだよ。……なんでそんなに強がんだよ!!もう見てらんねぇよ!!!!辛いなら頼れよ!!俺はそんなに頼りねぇかよ!?』

雄ちゃんは
あたしを抱きしめたまま
怒鳴るようにして言った。

美『ちがっ…………。』

雄『……俺は美園のそんな悲しい顔なんて見てたくねぇよ……。頼むから何かあったなら話してくれよ………。』

⏰:09/01/21 17:02 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#170 [優]
不意にポロポロと
涙が流れた。

そしてあたしは
クラスで無視された事、
ひろちゃんとサーちゃんの事、
上靴の事、慎太郎の事をすべて
雄ちゃんに話した。

雄『そっか……。辛かったな。』

美『……無視されたのとか靴隠されたのが辛いとかは思わない……。あたしはただ……ひろちゃんの事が何よりも……ショックだった……。』

⏰:09/01/21 17:56 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#171 [優]
あたしはまた堪えられなくなり
泣き出した。

雄『…美園?』

急に優しい声で
雄ちゃんが言った。

雄『美園?顔上げて?』

そう言いながら
あたしの顎を上げた。

きっと今のあたしの顔は
化粧も落ちかけてボロボロで
鼻水なんか出て
かなりひどい顔だと思う。

⏰:09/01/21 18:00 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#172 [優]
いつもの雄ちゃんだったら
『キモイ』とか
『オバケ』とか言って
きっとからかってきたハズ。

だけどあたしの目を
しっかり見て
笑いもしない
真剣な顔で言った。



雄『美園の事は俺が守ってやるから…。』

⏰:09/01/21 18:03 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#173 [優]
今何って言ったの……?




美『え…?』

あたしは目を丸くして
雄ちゃんを見た。

雄『だから……。だから、ひろの事は忘れろ。』


それだけ言って
雄ちゃんは
部屋から出て行った。

⏰:09/01/21 18:05 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#174 [優]
ひろちゃんを忘れる?









今まで
ずっとひろちゃんだけを
見てきたのに?

⏰:09/01/21 21:01 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#175 [優]
この三年間
ずっとひろちゃんを
追い掛けてきた。

ずっとひろちゃんだけが
好きだった。

ひろちゃんが
あたしの支えだった。

ひろちゃんが
あたしの生き甲斐だった。

……そんなひろちゃんを
忘れなきゃいけないの……?

⏰:09/01/21 21:04 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#176 [優]
ひろちゃんを忘れたら
あたしに
何が残るって言うの…?

そんなの嫌だ……。

美『……ひっく………ひっく………ひろちゃんじゃなきゃ………嫌だよぉ…。』

あたしはいくら泣いても
涙が止まらなかった。

忘れたくなんかない。

そばにいたい。

ずっと……。

⏰:09/01/21 21:08 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#177 [優]
その日はいつまで
経っても寝れなかった。

翌日、寝不足のまま
お母さんに起こされた。

母『美園?どこか具合が悪いの?学校休む?』

美『ううん。平気だよ?』

ホントは平気じゃない。
出来ることなら行きたくない。
だけど逃げたって変わりない。


それに、玄関を出たら
ひろちゃんが来てくれてる
かもしれない。

⏰:09/01/21 21:14 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#178 [優]
雄『美園、行くよ?』

雄ちゃんに声をかけられて
そんな淡い期待を
持ちながら玄関を開けた。

だけどドアを開けた
そこにはひろちゃんは
いなかった。

ひろちゃんも
慎太郎もいなかった。

美『……………もう……戻れないんだね…。』

⏰:09/01/21 21:17 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#179 [優]
そう、もう戻れない。


ひろちゃんも
慎太郎も
サーちゃんも
もうあたしのそばには
いなくなってしまった。


そして更なる現実が
あたしを苦しませる。

⏰:09/01/21 21:24 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#180 [優]
学校に着いて
恐る恐る下駄箱を開けると
中には一枚の手紙が入っていた。
昨日話しておいた為
雄ちゃんは下駄箱で別れず
一緒に着いていてくれた。

雄『貸して。』

中を開けようとした
あたしから
手紙を奪い取り、
雄ちゃんはビリビリと
封を破いた。

⏰:09/01/21 21:30 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#181 [優]
中から出して手紙をよんだ
雄ちゃんは見るからに
怒りを表わにしていた。

美『雄ちゃん…?何って書いてあったの……?』

手紙を受け取ろうと
手を伸ばしたが、
雄ちゃんはその手紙を
ぐしゃりと握り潰した。

雄『何もねぇからお前は気にすんな?』

⏰:09/01/21 21:33 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#182 [優]
気にすんなって言っても
雄ちゃんの様子から言って
ただ事じゃないって
あたしにもわかった。

雄『一時間目は生徒会総会だろ?俺、準備があるから先行くな!美園も早く教室に行けよ?』

それだけ言って
雄ちゃんは
先に行ってしまった。



ガラッー。

美『おはよー。』

教室に入っても
声をかけてくれる人はいない。

⏰:09/01/21 21:37 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#183 [優]
みんな慌ただしく
体育館に行ってしまった。

サーちゃんの机を見たが
まだ来てないのか、
それとも休みなのか
いなかった。

美『また一人ぼっちか………。』

あたしは深くため息をついた。

⏰:09/01/22 16:23 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#184 [優]
中学入学の頃、
あたしには友達がいなかった。

人見知りする性格と
雄ちゃんとひろちゃんに
べったりくっついていたせいで
女の子は誰もがあたしを
よく思ってなかったらしい。

当然クラスにも馴染めなくて
ペアを組む授業の時は
いつも一人だった。

そんな中、出会ったのが
サーちゃんだった…。

⏰:09/01/22 16:27 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#185 [優]
彩『ひとり?あたしと組もう?』

って……。

それがどんなに嬉しかった事か。

サーちゃんは
明るくて可愛くて
裏表ない性格で
入学早々みんなに
好かれていた。

そんなサーちゃんは
それ以来ずっとあたしと
一緒にいてくれた。

⏰:09/01/22 16:30 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#186 [優]
ひろちゃんを
好きになったきっかけも、
切ない気持ちも
すべてサーちゃんに
伝えてきた。

想うだけが辛くて泣いたり、
嬉しすぎて泣いたり…
サーちゃんの前で
たくさんの
“ひろちゃんを
好きなあたし”
を見せてきた。

⏰:09/01/22 16:34 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#187 [優]
だからこそ悔しくて、

だからこそ羨ましい…。



…いっそのこと
あたしはサーちゃんに
なりたいって思う。

⏰:09/01/22 16:36 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#188 [優]
ねぇ、ひろちゃん?

サーちゃんみたいに
可愛くなったら
好きになってくれる?

サーちゃんみたいに
細くなったら
好きになってくれる?


…どうしたら
三年越しのこの想いに
答えてくれますか…?

⏰:09/01/22 16:38 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#189 [優]
それからあたしは
ひとりで体育館に行った。

ナ『鈴木〜遅いぞ〜?』

クラスの子達を男女二列に
並ばせながら
ナメセンが言った。

美『……すいません。』

ナ『これから生徒会長挨拶があるんだから兄ちゃんの挨拶をしっかり聞いとくんだぞ?』

⏰:09/01/22 16:50 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#190 [優]
成績優秀な雄ちゃん。

おまけに性格は
明るくてみんなに好かれる。

だからナメセンはもちろん、
他の先生達にも
絶対的な信頼を得ていた。


『二、生徒会長挨拶。』


司会進行が言うと
壇上にはいつも見ている
雄ちゃんがでてきた。

⏰:09/01/22 16:53 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#191 [優]
文化祭の予算がどうとか
クラブ活動の備品がどうとか
ホントに自分の
お兄ちゃんかと思うくらい
真面目でハキハキ
と話していた。

雄『……以上で終わります。』

ナ『さすが雄大!!すばらしい挨拶だった!!』

あたしのとなりにいた
ナメセンが言った。

そして誰もが
締め括ったと思った時……!

⏰:09/01/22 16:58 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#192 [優]
雄『ゴホン……それからもう一言言わせてください。』


え?

どうしたの?


誰もが気が付いたハズ。
声のトーンも話し方も
生徒会挨拶の時とは
違っていた。

雄『最近、俺の妹を虐めてる奴がいるらしい……。誰だかはしらねぇけど、今度やったら……………ぶっつぶす!!!!』

中指を立てて
雄ちゃんは言った。

⏰:09/01/22 17:02 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#193 [優]
これには隣にいて
さっきまで感心していた
ナメセンも口をあんぐりと
開いたまま呆然としていた。

もちろんあたしもだ。

⏰:09/01/22 17:16 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#194 [優]
周りを見ると
誰もが口をぽかんと
開けていた。

あたしは恥ずかしがりもせず、
清々しい顔をしながら
壇上を下りる雄ちゃんを見て
少し涙が出そうになった。

誰も味方に
なってくれないなか、
雄ちゃんだけが
味方になってくれていたから…。

⏰:09/01/22 17:21 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#195 [優]
総会が終わり、教室へ
戻ろうとしていると……




『みの!!』




突然名前を呼ばれて
立ち止まった。

⏰:09/01/22 17:22 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#196 [優]
声をかけてきたのは
昨日無視してきた
クラスメイトの
みっことゆりだった。


み『みの、ごめん!!』

ゆ『みの、あたし達酷いことしてホントにごめんね…?』


二人はしゅんとしながら
謝ってきた。

⏰:09/01/22 17:26 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#197 [優]
美『……一発殴らせてくれる?』


あたしがそう言うと
二人はビクッとした。

み『……いいよ?あたしらが悪いんだもん……。好きなだけ殴っていいよ?』

そう言って二人は
目をつぶって
下を向いた。

美『行くよ!?』

二人が目に力を入れて
堪える顔を見て
あたしはふと笑った。

⏰:09/01/22 17:29 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#198 [優]
美『……嘘だよ?』

あたしは
いたずらっぽく笑った。

ゆ『怒ってないの?』

美『もう過ぎた事は忘れた!!……でも一つだけ聞いていい?下駄箱に入れた手紙に何って書いたの……?』

雄ちゃんが見せて
くれなかったから
どうしても気になっていた。

⏰:09/01/22 17:32 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#199 [優]
だけど次の瞬間
血の気が引いた。




み『え?あたし達、手紙なんて入れてないよ?』




そんなはずない。

確かに手紙は
入っていた。

⏰:09/01/22 17:34 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#200 [優]
ゆ『あたし達、手紙なんて知らないよ?生徒会長の話しを聞いて怖くなっちゃって、軽はずみに乗せられてみのを無視したことを謝ろうって思ったんだ…。』


みっことゆりではない。

態度で嘘はついていないって
すぐわかる。


乗せられた……?

もしかして
他に首謀者がいる……?

⏰:09/01/22 17:38 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


#201 [優]
首謀者…………



考えて浮かぶのは








ただ一人だった。

⏰:09/01/22 18:08 📱:SH905iTV 🆔:☆☆☆


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