〜哀しき運命〜
最新 最初 全 
#400 [優]
会話の切り出しに
困ったあたしは、
先輩の言ってた
“運命”ネタを
切り出しにすることにした。
美『ねぇ、ひろちゃん?…ひろちゃんは運命って信じる?』
宏『……運命かぁー……どうだろ…?』
ひろちゃんの反応は
イマイチな反応だった。
:09/01/31 02:53
:SH905iTV
:☆☆☆
#401 [優]
美『あたしとひろちゃんの出会いは運命…だよね?』
宏『ハハッ〃何言ってんだぁ?』
ひろちゃんは
一度ビックリした顔を
しながらもあたしを
笑い飛ばした。
そして笑いを止めて
言った。
宏『…暗くなる前に早く帰れよ?』
:09/01/31 08:47
:SH905iTV
:☆☆☆
#402 [優]
なんで?
なんで突き放すの……?
あたし、もう全部
知ってんだよ?
美『やだ!帰んないから!!』
宏『おいおい、どーし………』
美『知ってるんだから…。』
あたしはひろちゃんを
遮って言った。
:09/01/31 08:55
:SH905iTV
:☆☆☆
#403 [優]
美『もう知ってるんだから!!ひろちゃんがあたしを突き放す理由…。』
宏『………』
ひろちゃんは黙って
下を向いていた。
美『なんで!?あたしを傷付けないため!?雄ちゃんに言われたから!?あたし、ひろちゃんの態度に余計傷付いたんだよ!?いっぱい泣いたんだよ!?』
責めたくなんかないのに
止まらなかった。
:09/01/31 08:58
:SH905iTV
:☆☆☆
#404 [優]
宏『……ごめん。』
ただただ謝るひろちゃんに
涙を流した。
美『……ひどいよ……。散々突き放して………なのに……なのにこの指輪はなに…?大好きだってなに…?』
あたしがポケットから
指輪を出すとひろちゃんは
ビックリした顔で
あたしを見た。
宏『それっ………?』
:09/01/31 09:02
:SH905iTV
:☆☆☆
#405 [優]
:09/01/31 09:13
:SH905iTV
:☆☆☆
#406 [優]
美『家に行ったら陽ちゃんが出してくれた…。……ひろちゃんはなにを考えてるの?…あたしを傷付けるとか付けないとかそんなのどうでもいい。…あたしは……ただひろちゃんの気持ちを知りたい……。』
あたしは頬を伝う
涙を手でぬぐいながら言った。
そんなあたしを見て
ひろちゃんはしばらく
無言だった。
:09/02/03 16:08
:SH905iTV
:☆☆☆
#407 [優]
宏『俺は……。』
すると、ずっと無言だった
ひろちゃんが口を開いた。
宏『俺は……みーが好きだよ………。』
ひろちゃんの口から
その言葉が出た時
さらにポロポロと
涙が溢れ出した。
:09/02/03 16:11
:SH905iTV
:☆☆☆
#408 [優]
美『ひろちゃん………。』
宏『だけど!!』
ひろちゃんはあたしの言葉を
遮って言った。
宏『だけど……俺じゃみーを傷付けるから…だからだめなんだって………。』
美『……なんで!?あたし平気だよ!?』
宏『……みーが良くても俺が嫌なんだよ。』
:09/02/03 16:15
:SH905iTV
:☆☆☆
#409 [優]
美『……なんで!?傷付けるなんて先のことなんてわかんないじゃん……。』
宏『……今はわかんなくてもいずれそういう時がくるから…。』
ひろちゃんは“ダメだ”とか
“無理だ”とかの一点張りで
とうとうあたしは……
キレた。
:09/02/03 16:18
:SH905iTV
:☆☆☆
#410 [優]
バチンー
次の瞬間、
あたしの平手打ちが
ひろちゃんの頬にとんだ。
美『ひろちゃんは自分のことばっかり!!傷付けたくないから突き放すってただ単に自分が可愛いだけでしょ!?傷付けたくないからじゃなくて、自分が傷付きたくないからでしょ!?』
ひろちゃんは状況に
付いてこれないようで
頬を押さえて
呆気にとられていた。
:09/02/03 16:26
:SH905iTV
:☆☆☆
#411 [優]
美『だいたいねぇ、雄ちゃんもひろちゃんもあたしの為とか言ってるけど、誰がそんなこと頼んだ!?傷付くも傷付かないもあたしの問題でしょ!?勝手な事しないで!!あたしはひろちゃんが好きだって言ってんの!!』
あ〜あ……
言っちゃった…。
もう絶対嫌われた…。
ひろちゃんは目を
真ん丸くしてポカンとしていた。
:09/02/03 16:28
:SH905iTV
:☆☆☆
#412 [優]
そして……
宏『ぶはっ…〃〃』
なにを思ったか
いきなり笑い出した。
:09/02/03 16:29
:SH905iTV
:☆☆☆
#413 [優]
美『…な…なんで笑う……?』
オドオドしているあたしとは
反対にお腹を抱えて
転げて笑うひろちゃん。
美『…ちょっと!!』
あたしの質問に答えず
笑い転げるひろちゃんに
次第に腹が立ち、
殴ろうとして手を挙げた。
:09/02/03 16:33
:SH905iTV
:☆☆☆
#414 [優]
ガシッー
そんなあたしの手を
いとも簡単に掴み、
ひろちゃんは笑って言った。
宏『……やっぱ俺、みーが好きだわ…〃』
はにかんで笑った
ひろちゃんを見てあたしは
また泣き出した。
:09/02/03 16:36
:SH905iTV
:☆☆☆
#415 [優]
宏『泣き虫だなぁ〜………みーは(笑)』
美『もー…誰のせいよ〜…(泣)』
宏『あ、俺か♪』
美『そーだよ!!責任とって!!』
宏『しょうがねぇなぁ〜……………………』
ひろちゃんはそう言って
タバコに火を付けて言った。
宏『…………じゃあ、結婚する?』
:09/02/03 16:41
:SH905iTV
:☆☆☆
#416 [優]
美『け、結婚!?』
宏『嫌?……さっき、運命がどーたら言ってたよな…?』
ひろちゃんは掴んでいた手を
放してあたしの背中に
手を廻した。
宏『俺も、出会った時から運命感じてた…〃みーに…一目惚れだったんだ……〃』
:09/02/04 11:43
:SH905iTV
:☆☆☆
#417 [優]
そう言ってあたしを
抱きしめた。
ほのかに香る
あたしの好きな香水
ライトブルー…。
五年前から
変わってないんだね。
だってライトブルーは
あたしが初めてひろちゃんに
あげた誕生日プレゼント。
五年経った今でも
何度もリピ買い
しているんだね…。
:09/02/04 11:46
:SH905iTV
:☆☆☆
#418 [優]
それからひろちゃんは
いろんなことを
話してくれた。
美『そう言えば!!サーちゃんを好きだって言ってたあれは!?』
宏『あ〜…俺、そんなこと言ったっけ?』
美『言ったよ〜!!覚えてるもん!!』
宏『あ〜あれはだねぇ〜………。』
ひろちゃんはごまかして
なかなか言おうとしない。
:09/02/04 11:51
:SH905iTV
:☆☆☆
#419 [優]
美『なに!?』
しつこく聞くあたしに
観念してひろちゃんが
口を開いた。
宏『彩華が裏切ったって知ったらみーが悲しむと思って……俺が好きになって勝手にキスしただけだってわかったらみーは俺を嫌いにはなっても彩華とは仲良しでいれるんじゃないかって……。』
サーちゃんから相談を
受けたひろちゃんは、
サーちゃんを悪者に
しないように見ずから
憎まれ役を買って出た。
:09/02/04 11:57
:SH905iTV
:☆☆☆
#420 [優]
ひろちゃんは
どんな時でも、
なにがあっても
あたしを守ろうと
してくれていた。
宏『でも…散々傷付けたくないからなんて言っておきながら、結局1番傷付けたのは俺なのにな…〃』
ひろちゃんは
そう言ってさらにきつく
あたしを抱きしめた。
:09/02/04 14:21
:SH905iTV
:☆☆☆
#421 [優]
:09/02/04 17:54
:SH905iTV
:☆☆☆
#422 [優]
美『ひろちゃん、もう苦しまなくていいよ…?あたし、もう傷付いてないよ?だってひろちゃんがそばにいてくれるんだもん〃』
そう言ったあたしに
ひろちゃんは
優しくキスをした。
あたしはひろちゃんが
そばにいてくれるだけで幸せ。
それだけで
今までのことなんて
忘れてしまいそうなくらい。
そのくらい大好き…。
:09/02/04 17:58
:SH905iTV
:☆☆☆
#423 [優]
初めてのキス…。
大好きな、
大好きなひろちゃんと…。
あたしはまた
涙を流した。
ねぇ、ひろちゃん?
人って幸せでも
涙が流れるんだね…。
:09/02/04 18:01
:SH905iTV
:☆☆☆
#424 [優]
ひろちゃんは照れたように
はにかんて笑い、
あたしからそっと離れた。
宏『泣くなって…〃みー泣かしたからまた雄大に殴られるから(笑)』
ひろちゃんは耳まで
真っ赤にしながら
そう言った。
美『あ……あの時の…?』
5年前、雄ちゃんが誰かと
喧嘩して傷だらけで
帰ってきた事を思い出した。
:09/02/04 18:05
:SH905iTV
:☆☆☆
#425 [優]
宏『アイツ容赦なく殴るから、俺血だらけになったし…〃まぁ、やり返したけどさ…〃でも、それだけ雄大はみーを大切にしてんだよな。…俺の事も…なんだかんだで心配してくれるし…。』
美『え?』
宏『アイツさぁ……殴り合いの後言ったんだよ。《半端な気持ちなら美園に近付くな!!お前がそんな男なら俺は美園をお前には渡せない。》って…。』
雄ちゃんがそんな事を…?
:09/02/04 18:11
:SH905iTV
:☆☆☆
#426 [優]
宏『始めは、《みーの父親でもねーお前にそんな事言われたくねー!!》ってそんなことばっか思ってた。…でも………5年の間やっとわかった…。雄大はみーの事もそうだけど俺のためを思って言ってくれたんだって……。』
昔を思い起こして話す
ひろちゃんは
すごくすっきりした顔を
していた。
美『そーだったんだ……〃』
:09/02/04 18:16
:SH905iTV
:☆☆☆
#427 [優]
宏『俺…自分から突き放したくせに、みーの事ずっと忘れられなかった。……忘れなきゃって思っても無理だった。………何度も…何度も愛に行こうとした。………だけど、もう他の男がいるんじゃないかとか考えて怖くて会いに行けなかった…。』
初めて聞く
ひろちゃんの本音。
そっか、あたし達は
同じ気持ちで今までを
過ごしていたんだね…。
:09/02/04 18:20
:SH905iTV
:☆☆☆
#428 [優]
宏『5年経って、ようやく自分の気持ちに正直に生きるって決めることが出来たんだー……。だからあの日……ホラ、俺が美容室に行った日!!…………実は偶然じゃねぇの。』
美『どーいう事?』
あたしはひろちゃんの
カミングアウトの
オンパレードに
ついて行くのがやっとで
その言葉を理解出来なかった。
:09/02/04 18:24
:SH905iTV
:☆☆☆
#429 [優]
宏『俺、みーに会いたくて雄大んとこを訪ねたんだ。それでみーがあそこで働いたって知った。』
うそ………?
知らなかった。
そんなこと予想も
していなかった。
宏『あ、やっぱ驚いた(笑)?』
言葉が出ないあたしを
ひろちゃんは
茶化すように笑った。
:09/02/04 18:28
:SH905iTV
:☆☆☆
#430 [優]
宏『……みーに男がいないって聞いて《よっしゃー!!》って思ったのに、嬉しすぎてテンパって言えなかったんだけど、ホントは……この気持ち…伝えたかったんだ…。』
ひろちゃんは今にも
泣きそうなくらい
切ない顔を見せた。
美『あたしも………ずっと伝えたかった……。ずっと好きだって……言いたかった。』
:09/02/04 18:32
:SH905iTV
:☆☆☆
#431 [優]
グイッー
ひろちゃんはまたあたしを
抱き寄せた。
宏『わざとみーの誕生石が入ったシルバーリングを左手薬指にはめたんだ。みーが気付いてくれるように………。女々しいよな、俺。』
あたしはひろちゃんの
胸に顔を埋めて泣いた。
:09/02/04 18:37
:SH905iTV
:☆☆☆
#432 [優]
神様………。
あたし、こんなに
幸せでいいの?
この幸せを
受けとっていいの…?
:09/02/04 18:38
:SH905iTV
:☆☆☆
#433 [優]
:09/02/04 18:41
:SH905iTV
:☆☆☆
#434 [優]
そしてひろちゃんは言った。
『遅くなってごめん。俺と……付き合ってください。』
溢れる涙が止まらなかった。
:09/02/04 20:54
:SH905iTV
:☆☆☆
#435 [優]
これは夢じゃ
ないんだよね……?
ホントに、
ホントにひろちゃんと
想いが通じ合えたんだよね?
信じていいんだよね……?
:09/02/04 20:56
:SH905iTV
:☆☆☆
#436 [優]
あたしの返事はもちろん
決まっている。
美『うん……〃』
:09/02/04 20:57
:SH905iTV
:☆☆☆
#437 [優]
そうしてこの日、
あたしと
ひろちゃんは
あたしが想い続けた3年…
離れていた5年…
合わせて8年間の
歳月を経て晴れて
恋人同士になった。
:09/02/04 21:01
:SH905iTV
:☆☆☆
#438 [優]
翌日の夜、あたしと
ひろちゃんは
雄ちゃんに会いに行った。
ピンポーンー
雄ちゃんのアパートにつき、
インターホンを鳴らす。
有『はーい!!』
ガチャッー
中からはうっすらお腹が
大きくなりはじめた
有実さんが出てきた。
:09/02/04 21:06
:SH905iTV
:☆☆☆
#439 [我輩は匿名である]
:09/02/04 23:00
:D903i
:☆☆☆
#440 [優]

匿名さん

アンカーありがとう
ございます


おまけに大好きなんて
言っていただいて
光栄です


今日から仕事が
忙しくなりなかなか
更新出来なくなるかも
しれませんが、
これからも応援よろしく
お願いします


:09/02/05 20:58
:SH905iTV
:☆☆☆
#441 [優]
宏『ゆ、ゆ、有実!?』
出てきた有実さんを見て
ひろちゃんは大袈裟なくらい
驚いていた。
それもそのはず。
ひろちゃんには
雄ちゃんと有実さんが
結婚する事は
教えてなかったから…。
:09/02/05 22:55
:SH905iTV
:☆☆☆
#442 [優]
有『ひろ、久しぶりだねっ〃』
そう言って有実さんは
驚くほど可愛い
笑顔を見せた。
宏『……なんか……有実、変わったな!!』
有『えへへ〃まぁねッ☆…てか、みのちゃんの平手打ちで目が醒めたってとこかな♪』
有実さんの一言で
ひろちゃんの視線は一気に
あたしに向けられた。
:09/02/05 23:01
:SH905iTV
:☆☆☆
#443 [優]
宏『みーはいつの間にか暴力女になっちまったんだなぁ…〃俺も殴られたし〃』
なーんて遠い目をして
言った。
美『ち、ちっがうよー!!……あれはひろちゃんが悪いんだもん。』
なにが違うのか、
いい訳にならない
いい訳をしてあたしは
ふて腐れていた。
:09/02/06 18:01
:SH905iTV
:☆☆☆
#444 [優]
有『はいはい〃その辺にして早く入って♪』
あたし達は有実さんに
促されて中に入った。
ガチャッー
美『おじゃまします…〃』
雄『おお!!待ってたぞ〜♪』
ソファーに寝転がり、
既にビールを片手に
酔っ払い化している雄ちゃん。
宏『待ってたようには見えねぇな(笑)』
:09/02/07 20:07
:SH905iTV
:☆☆☆
#445 [優]
有『もー!!だからまだ飲まないで待ってればって言ったのに〜!!もうビール禁止!!』
雄『有実!!そんなこと言うなよ〜…〃』
有実さんに怒られて
ちっちゃくなってる
雄ちゃんを見て可笑しくて
笑いそうになった。
それからあたし達は
各々の飲み物を持って
乾杯した。
1時間くらい経った時だろうか…
雄『あ、今日慎太郎も仕事終わった後来るから〃』
雄ちゃんが言った。
:09/02/07 20:14
:SH905iTV
:☆☆☆
#446 [優]
雄ちゃんの一言で
目が点になった。
だって告られてた事
普通に忘れてた!!
ど、どーしょう……。
あたしが焦っていると
ちょうどタイミングでも
見計らっていたかのように
インターホンが鳴る。
ピンポーンー
:09/02/07 20:17
:SH905iTV
:☆☆☆
#447 [優]
有『あ、慎太郎だッ♪』
有実さんは
インターホンが鳴ると
軽やかな足どりで
玄関に向かった。
《いまのうち、
いまのうちどうするか
考えなきゃ!!》
なーんて思っているのも
つかの間であっさりと
あたしの計画は砕かれる。
ガチャッー
慎『みのちゃん、ひろ、おひさ〜♪』
:09/02/07 20:20
:SH905iTV
:☆☆☆
#448 [優]
慎太郎は慎○ママの
オッハーのポーズで登場。
ってかそれ、
古いよ…(笑)?
宏『慎太郎、久しぶりだな。』
慎『だからよ!!ってか、ひろ全然連絡してこねぇし…〃』
久々の再会で
盛り上がる二人を余所に
あたしは一人
ハラハラドキドキしていた。
:09/02/07 20:27
:SH905iTV
:☆☆☆
#449 [優]
慎『みのちゃん!!』
突然慎太郎のターゲットが
あたしに移り、
突然の呼び掛けに
ビビったあたしは
ついつい声が吃る。
美『は、はい!!な、なんでしかっ!?』
慎『ぶはっ(笑)《なんでしか》だって〜〃どこの幼稚園児だよ〃プププッ(笑)』
慎太郎は心底バカにしたような
顔をした。
:09/02/07 20:33
:SH905iTV
:☆☆☆
#450 [優]
美『厶、ムカツク〜〃』
あたしが右手を振りかざし、
パンチをしようとすると
慎太郎はそれを
あっさりと避けて
微笑んだ。
そして言った。
慎『ひろと付き合ったんだってな?おめでとう!』
:09/02/07 20:36
:SH905iTV
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194