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#182 [◆LOSh2yD9/c]
こんなロマンチック(と言えるだろう)な場所に男二人肩並べてる俺らって…
あ゙あ゙ぁ゙あ゙〜〜〜
痛すぎる!!!
頭を抱えたくなる衝動に駆られていると、隣からボソッと声が聞こえて来た。
「綺麗だな」
「え?あ、ああ…」
「こういう風景、好きだ。昼間は日の光を浴びてキラキラ輝いていた」
「そうですね。俺地元なのにこんな場所があったなんて知りませんでしたよ」
:09/04/10 04:55
:F906i
:☆☆☆
#183 [◆LOSh2yD9/c]
「…思えば、もう随分と描いていない…」
「……?」
言葉の意味を理解出来ずに首を傾げていると、奴は心ここに在らずと言ったように遠くを見つめていた。
「…そろそろ帰るか。お前ももう帰れ」
「え?」
少しの沈黙の後、突然奴が発言し、自分の持ち物を片付け始めた。
「一睡もしてない上に時差ボケも加わってんだ、流石に眠いし怠い。お前も似たような物だろう?」
「あ、ああ…」
:09/04/10 05:05
:F906i
:☆☆☆
#184 [◆LOSh2yD9/c]
「じゃ、またな」
奴は片付けを済ますと早々に立ち上がった。
「ま、待って!!」
げ!
な、何引き止めてんだ俺?!
「…何?」
奴は座っている俺を見下ろす。
いや、奴は立っていて俺は座っているんだからそーなるのは普通なんだけど…
:09/04/10 05:09
:F906i
:☆☆☆
#185 [◆LOSh2yD9/c]
コレどーしよ俺!
この状況はキマズイぜ俺!!
『考えるよりも先に行動しちゃったぜ』
的な状態だぜオイイイイ!!!
「あ…あのさ、アンタ、明日も此処に来るの?」
「………」
「絵の続き、描きに…とか?」
「あー…、たぶんな」
:09/04/10 05:13
:F906i
:☆☆☆
#186 [◆LOSh2yD9/c]
「俺も来てもいい…ですか?」
「…ああ」
「そ、そっか…わかった。じゃあ、また」
「…じゃーな」
そう言って薄ら笑いを浮かべると、奴は去って行った。
……アイツ、また俺を馬鹿にしやがったな
まぁ、確かに俺は変だった。うん
キョドりすぎ
:09/04/10 07:52
:F906i
:☆☆☆
#187 [◆LOSh2yD9/c]
…だってよ、なんか、このまままた別れるのは嫌だと思ったから
もっと色んな話をしてみたいと思ったから
もう二度と逢わないだろうと思っていた人間にまた逢ったんだ
なんか、興味がある
"奴"と言う一人の人間に
そしてあの絵に、何故か…引き込まれるんだ
「あ!!名前聞きそびれた…」
一人残ったベンチで、(結構)重要なことを聞き忘れていたことに気付いた俺だった。
:09/04/10 17:40
:F906i
:☆☆☆
#188 [◆LOSh2yD9/c]
―――翌朝
あれから俺は、帰宅して夢の世界に直行したので今日の目覚めは頗る良いのだが、隣で歩いているコイツは頗る機嫌が悪いようだ。
「あーだりぃー」
「お疲れ。まぁ、お前にしては偉いじゃん?褒めてやるよ」
「てめぇ…!!」
ギロリと玲司が睨み付けてくる。
ふん、昨日のお返しだ!
:09/04/18 07:55
:F906i
:☆☆☆
#189 [◆LOSh2yD9/c]
さて…
どうして玲司の機嫌が悪いのかって言うと、昨日バイトで残業があったらしく、殆ど寝られなかったらしい。
まさに昨日の俺状態。
「んでよりによって寝れねー講義なんだ」
「玲司は午後で帰れるんだから耐えろ」
「あ〜あ。今日は帰ったら即行寝よ」
頭をガシガシ掻いて怠そうに伸びをする玲司とは逆に、俺はまた"奴"に逢えるかもしれないという思いで、何故かわくわくしていた。
:09/04/18 17:00
:F906i
:☆☆☆
#190 [◆LOSh2yD9/c]
そして玲司と別れ、教室に入る。
「はよー」
すれ違う奴に挨拶しながら席へと向かっていると、俺の鞄が引っかかり何かを落としてしまった。
「悪い!」
俺は慌てて拾い上げる。
「あぁ、いいよ」
拾い上げた雑誌を見て手が止まる。
全て英語の文字が並んでいたからだ。
うわーすげぇなコイツ。俺はこんなん読めないや
:09/04/18 23:49
:F906i
:☆☆☆
#191 [◆LOSh2yD9/c]
そう思って表紙に写っている人物に目をやった。
「…ん?」
その時、何かの違和感を感じた。
「どうした?」
「いや…」
何だ?
何かひっかかる……気がする
「…っ!!コイツ昨日の!!?」
「はあ?!」
「コイツ何で雑誌なんかに載ってんだ?」
:09/04/19 02:31
:F906i
:☆☆☆
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