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#46 [◆LOSh2yD9/c]
「……それからっ、もう隠し事はしないで!陽菜も、少しは大人になれるよう努力するから…」
陽菜は拗ねたように言葉を続ける。
「…陽菜だって、直人と別れたくないし」
途端、直くんの顔がパッと華やいだ気がした。
「クスッ…」
あたしは思わず小さく笑った。
:08/09/29 23:27
:F906i
:☆☆☆
#47 [◆LOSh2yD9/c]
何か可愛いなぁって。
良かったなぁって。
そう、思ったから…
やっぱりあたしが来なくても、この二人は大丈夫だったかな…。
「…良かったよ。これで一件落着って事で、いいんだよね?」
あたしは満面の笑みで問い掛ける。
「うん…。ゆっきー、ありがとう。…本当に、来てくれてありがとう。」
:08/09/29 23:38
:F906i
:☆☆☆
#48 [◆LOSh2yD9/c]
「え、そんな、全然だよっ!てか寧ろごめんね、何か勝手に来ちゃって…」
陽菜にありがとうって言われて焦るあたし。
だってあたし何もしてないしさ、少しでしゃばった感あるし…。
「ううん!謝るのはこっちだよ…。巻き込んじゃってごめんね。でもゆっきーのお陰で仲直り出来たよ…」
「あたしは大丈夫だよ。でも、本当に良かったよ。電話来た時はまじびびったかんね!どーしようかと思った。こんなの初めてだしさ」
:08/09/29 23:51
:F906i
:☆☆☆
#49 [◆LOSh2yD9/c]
「あはは…陽菜もう頭に血がのぼりまくっててさ、気付いたらゆっきーに電話してた」
そう言ってえへっと照れ笑いをする陽菜。
あたしもつられて笑う。
そして直くんが若干気まずそうにあたしを見る。
「…ゆっきー、俺もごめんな。ありがとう」
「あたしはいいから、陽菜を大事にしてあげてね。今度泣かしたら許さないよ?」
「おう…!」
:08/09/30 00:02
:F906i
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#50 [◆LOSh2yD9/c]
「あたしの許可があって付き合えている事、忘れないでよ?」
あたしは意地悪く直くんを指差しながら言った。
「そうだよ直人っ!!」
「え?そうなの?!…あ、はい」
あたし達は一斉に笑った。
空は未だ暗く、肌寒いままだ。
けれどさっきとは違い、暖かい空気があたし達を包んでいるようだった。
「てかさ、ちょっと寒いよね?」
:08/09/30 00:09
:F906i
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#51 [◆LOSh2yD9/c]
「陽菜も思ってたぁー」
「…確かに」
「あたし達笑えるね。何時間此処にいんだ?」
「てか今何時?」
「3時過ぎだ」
「まじかよ〜4時間近くはいるのか」
さっきの張り詰めていた空気はどこへやら。
談笑を始めるあたし達。
:08/09/30 00:18
:F906i
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#52 [◆LOSh2yD9/c]
「よし。じゃあ…ずっと此処にいるのも何だし、行くか!」
「え?何処に?」
「あたしんち!こーなったら三人で朝まで遊ぶよっ」
「えっ?!」
「心配するな。ゲームなら家に一杯ある」
「いやそーじゃなくて…」
「つべこべ言わずにさぁ立った立った!あ〜何か気が抜けたら腹減って来ちゃったよ〜。あ、食べ物もあるから安心してね」
:08/09/30 00:27
:F906i
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#53 [◆LOSh2yD9/c]
「えー、ちょっとゆっき〜…」
後ろで何か聞こえたけど、そんなのは知らない。
だって何か嬉しいじゃない?
まるで自分の事のように嬉しいの。
君はあたしの親友。
あんたはあたしの親友の彼氏。
二人共、大切だし大好きだよ。
これからも、この先も、この思いは変わらない。
:08/09/30 00:34
:F906i
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#54 [◆LOSh2yD9/c]
あたしはブランコから立ち上がり、お尻をパンパンッと払った。
そしてくるりと後ろを振り返り、陽菜に左手を差し出す。
初めは頭にハテナを浮かべていたが、直ぐにニコッと笑って陽菜は右手を伸ばした。
「はい。直くんも」
陽菜が立ち上がったのを確認して、次は直くんにあたしの右手を差し出した。
「え…?」
「ほらっ…」
:08/09/30 00:47
:F906i
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#55 [◆LOSh2yD9/c]
直くんは少し戸惑っているようだったが、おずおずと左手を伸ばして来たので、あたしはそれをパシッと勢い良く取った。
「え、な、何だよ…」
動揺の声が聞こえてきた。
「だから帰んの!」
「このままぁ?!」
素っ頓狂な声が聞こえた。
「そう、このまま」
「はあぁ?!!」
絶句と共に笑い声が混じる。
:08/09/30 00:55
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