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#132 [◆LOSh2yD9/c]
アドバイスっつったって俺は結婚の経験なんかないし、大体俺は奴より十個も年下で、人生経験もまだまだな訳で…
『新しい人見つければいーじゃん』
駄目だ。
これは結婚してる人に軽く言える台詞じゃねぇよな…
うわぁー
どーしよ?
この沈黙どーすりゃいい?!!
凄くいたたまれないんですけど!!
:09/03/14 02:44
:F906i
:☆☆☆
#133 [◆LOSh2yD9/c]
………ん?待てよ?
危機?
「危機…ってことは、まだ大丈夫なんだろ?」
俺は言葉の違和感を感じた。
"危機"ということは、まだ離婚はしてないんだよな…?
「………」
奴は俺の問いに答えず、俯いたままだ。
あぁ…
地雷を踏んじまったかな
:09/03/17 01:47
:F906i
:☆☆☆
#134 [◆LOSh2yD9/c]
馬鹿だ俺
家庭の事情に土足でズカズカ入ったようなもんだ
そんな最悪なことされて…
傷付いて悲しむのは良く知っている筈なのに。
「ご「シュレッダーの中から離婚届が出て来たんだ…」
「は?」
突然何言ってやがんだコイツは!!?
しかも俺が謝ろうとした時にっ
被っただろ!
「判子は押してなかったが、名前は書いてあったんだ…」
奴は俺が言いかけた言葉に気付いていない様子で言葉を続ける。
:09/03/17 01:49
:F906i
:☆☆☆
#135 [◆LOSh2yD9/c]
まぁ、いいけどさ……
「シュレッダーの中…って、その紙は細断されててわからないんじゃ…?」
「あぁ、見事に細かく切り刻まれててわからなかった。だが気になって繋げた結果…」
「はぁあ??!あんな細かくなったもんを復元したのか?!」
「…職業柄、細かい作業には慣れている」
「いやそーゆー問題じゃね〜!!」
俺が透かさずツッコミを入れると、奴は小さく笑った。
:09/03/17 01:59
:F906i
:☆☆☆
#136 [◆LOSh2yD9/c]
いや笑ってんじゃねーよ!
普通そんなことしないだろおおぉ
何かコイツ危なくないか?!
大丈夫かおいいぃ
そして奴は再び俯くと、悲しそうな顔を俺に向けて微笑んだ。
「…ちょっと最近すれ違い気味でさ。まぁ、俺が悪いんだけどな……」
ズキリと胸が痛んだ。
俺は必死に言葉を探す。
「でも離婚届をシュレッダーにかけたってことは、奥さんは思い留まったってことじゃないですか!?」
「そうだと思うけど…やっぱり、正直ショックだよな」
:09/03/17 02:01
:F906i
:☆☆☆
#137 [◆LOSh2yD9/c]
ああ…
益々何も言えねぇよ
俺は何も言えないまま、奴の顔を盗み見る。
もっと深刻な問題…か
確かに、俺のことなんかと比べられるような問題じゃないよな
そもそも比べること自体間違ってるぜ…
「しかも…暫くは逢えないだろうし、また距離が広がってしまうな…」
:09/03/23 21:49
:F906i
:☆☆☆
#138 [◆LOSh2yD9/c]
奴はそう言うと、嘲うかのように溜め息を吐いた。
「逢えないんですか…?」
"どうして"か気になったけど、深く聞いて良いものかと躊躇い、一歩引いた。
「うん…仕事の都合でね」
社会人は大変だなぁとぼんやり思った。
…他人事だな俺
「…あの、俺が言うのも何か…アレですけど、その、元気出して下さい。俺も、頑張りますんで!」
:09/03/23 21:51
:F906i
:☆☆☆
#139 [◆LOSh2yD9/c]
ぐっはー!
俺は何意味不明なこと言っちゃってんだ〜
奴は一瞬驚いたような顔をした後、声を出して笑った。
「ははは。そうだな、お互い頑張ろうぜ」
俺はこの時、この人と奥さんが上手くいけばいいなと本当に思った。
「っと、おいもう3時過ぎてるぜ?お前学校あんだろ?」
「あー、最悪だ…」
「はは、大丈夫か?」
:09/03/23 21:55
:F906i
:☆☆☆
#140 [◆LOSh2yD9/c]
「んー。たぶん」
俺は力無く笑う。
本当は休みたい所だけど、こんなことでサボりたくないし、休んだら何か悔しいじゃん?!
まぁでもそろそろ帰んないとまじでやばいかもな
―…でも何故か
まだ此処にいたいと思っている自分がいた。
この人と一緒にいたいと…
:09/03/23 21:58
:F906i
:☆☆☆
#141 [◆LOSh2yD9/c]
「じゃあ…俺、帰るわ」
「…そ」
「…あんたは帰んなくていいの?」
「んー、俺もそろそろ帰るよ」
「そっか。じゃあ…」
そう言って俺はベンチから立ち上がった。
何だか、少し寂しい。
「ああ、気をつけて帰れよ未成年」
「はあ?何だそれ」
:09/03/23 22:00
:F906i
:☆☆☆
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