【コラボ企画】秋のラノベ祭り投下スレ【withイラスト板】
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#216 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
ここは戦場だ。
俺は今まで人のために戦ってきた。
だから最後まで、人のために戦おう。
ただ今までと違うことが一つだけある。
今からは、人ためだけではなく、自分のためにも戦うのだ。
ここからは、俺の戦いだ。
:08/11/03 16:52 :SH905i :☆☆☆
#217 [ふむ◆s8/1o/v/Vc]
:08/11/03 16:53 :SH905i :☆☆☆
#218 [◆vzApYZDoz6]
乙!
そして俺も書ききったので投下するぜ
今回使うイラストは全部です!
といっても短編ではなく、1〜3レスの場面切り取り形式となっております
自分でもよく分からんやつがあるので、軽い解説も交えていきます
使用イラストは名前欄参照!
たぶん150レスぐらいありますw
今夜中に投下できるかな、しかし
場合によっては誰か2次投下スレを立ててくだされw
では投下スタート
:08/11/03 19:03 :P903i :LUmIhgZI
#219 [No.001◆vzApYZDoz6]
「君には世界を救う指名がある」
数年前のある日突然、学校帰りの駅のホームでそう言われた。
あぁ、そういやそろそろ総選挙だったか。こういう勧誘は迷惑極まりないな。
なんて思いながら無視して歩く俺の前に、話しかけてきた男はご丁寧に回り込んだ。
「君にしかできないことなんだ。拒否権は存在しない」
そう言って手にしていた小包を、半ば無理矢理押しつけてきた。
そのまま踵を返しながら、俺を睨むように一瞥した。
「それが世界を救う鍵となる」
山程ある聞きたい事を口にする前に、男は雑踏の中に消えた。
仕方なく家に帰って小包を開けると、『鍵』とやらが入っていた。
お玉とエプロンと鍋つかみ。意味が分からない。
だから、とりあえず味噌汁を作ってみた。
美味かった。
そして今、俺は世界の恵まれない子供達に味噌汁を配ってまわっている。
:08/11/03 19:04 :P903i :LUmIhgZI
#220 [◆vzApYZDoz6]
>>219『救済者』
味噌汁で世界を救った男のお話。
この時期の層化は厄介
:08/11/03 19:06 :P903i :LUmIhgZI
#221 [No.002◆vzApYZDoz6]
閉めきった教室。
窓側の一番後ろの席が、彼の探偵事務所だった。
彼は依頼が来た時以外はいつも決まって、眼下に広がるグラウンドを腑抜けた顔で眺めていた。
人はそれを見れば頼りない印象を持つだろう。
だが一度依頼が来れば彼は豹変する。
冷静沈着に物事を見つめ、どんな難事件であろうとたちどころに解決してしまう名探偵となる。
彼の噂は方々に広がり、毎日依頼が絶えなかった。
そして今日も、難題を抱えた一人の少女が教室のドアを開ける。
「まだいたの? あなたも毎日よくやるわね。あたしもう帰るから、最後鍵かけてよね」
そう言って少女は手にしていた鍵を放り投げ、そのまま帰ってしまった。
ちなみにこの教室のドアは立て付けが悪く、鍵をかけづらい。
「これは難題だ」
独り言にツッコミを入れてくれる相方はいなかった。
:08/11/03 19:07 :P903i :LUmIhgZI
#222 [◆vzApYZDoz6]
>>221『高校生探偵の苦悩』
立て付け悪いとイライラするよね。
:08/11/03 19:08 :P903i :LUmIhgZI
#223 [No.003◆vzApYZDoz6]
ジンベエ の こうげき!
マシンガントーク!
「ちゃーっす! 俺ァ巷で流離のジンベエってぇ呼ばれてる現代に生きる武士(もののふ)よ! ん? このデコの傷? こりゃ昔だな、市政を苦しめる流れモンを懲らしめた時に一発食らっちまってな! ま、最終的には俺が勝ったんだけどよ! まぁいわゆる男の勲章ってやつよ! え? なんで他に傷がないかって? いやさ、戦った連中はたくさんいるけどよ、どいつもこいつも弱いのなんのって! 打ち出す拳にハエが止まるんじゃねーかってぐらい遅い遅い! いや本当にさぁ…ん? 便所で転んだんじゃねーか、ってあるわきゃねーだろんなこと! …色白なのは体質だよ体質! ほら舞い散る落葉に映えるだろ? 俺って秋生まれだからさ、そこら辺は意識しとかねーと! カッコいいだろ? そうそう、近くにいい場所知ってるんだけどよければ行かない? 俺の手にかかれば3分で絶頂n」
「行くかボケ」
こうげきは しっぱいに おわった!
:08/11/03 19:08 :P903i :LUmIhgZI
#224 [◆vzApYZDoz6]
>>223『ポケモン的なシュール』
ジンベエ は ハートブレイク に なった!
:08/11/03 19:09 :P903i :LUmIhgZI
#225 [No.004◆vzApYZDoz6]
暑い。冬なのに暑い。
とにもかくにも暑い。
ふと室温計を見ると、35℃を示していた。暑い。
隣の湿度計は80%の位置に針が振れている。蒸し暑い。
優勝者には海外旅行が貰えるらしいけど、これ以上絶えられそうにない。暑い。
奥からデブの男がお盆を持って現れた。暑苦しい。ついでに見苦しい。
お盆の上に乗っているのは湿度80%の環境でも湯気が出ちゃうくらい熱々のうどん。あれ絶対熱いよ。舌火傷するよ。
とりあえずふうふうしてみるが、果たして意味があるのだろうか。なんにせよ熱い。
とりあえず啜ってみた。案の定熱い。
もうやめよう。バカらしい。体調も悪くなってきた。大体暑い。当然だけど暑い。
「暑いですねぇ」
そりゃそうでしょ、誰よそんな素っ頓狂なこと口に出して言ってんのは…ん?
「この大会にはダイエット目的で参加したの。あなたも?」
何でだっけ?
なんか海外旅行目当てで軽いノリで来たような気がする。
「まぁ、お互い頑張りましょう」
うーん。
まぁこの際ダイエットもアリか。
とかって考えたら心なしか気分が優れた気がする。暑いけど。
:08/11/03 19:10 :P903i :LUmIhgZI
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