【コラボ企画】秋のラノベ祭り投下スレ【withイラスト板】
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#87 [あんみつ]
怖くないわけじゃない。
けど、なんとかしたい。
なんとかなりそうな気がするんだ。
「・・・なぁ、レジー」
「ん?」
「なんで、俺を選んだんだ?」
気になっていたことを聞いてみた。
レジーは少し考えた後、笑って言う。
「んー・・・なんとなく!」
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:08/11/03 14:02 :D904i :3PH3.VE6
#88 [あんみつ]
あまりに予想通りの答えで、俺は思わず吹き出した。
そんな俺を見て不思議そうな顔をした後、レジーは付け足す。
「アークなら、分かってくれる気がした。直感みたいなもんだよ。俺は、ずっとアークを待ってたんだ」
言った後レジーは、照れくさそうに笑った。
レジーの言葉は、俺の中にすんなりと入ってきて、俺の心を熱くした。
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:08/11/03 14:03 :D904i :3PH3.VE6
#89 [あんみつ]
今となっては、これが運命なような気さえしてくる。
上を見上げると、木々の隙間から青い空が見えた。
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:08/11/03 14:04 :D904i :3PH3.VE6
#90 [あんみつ]
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「・・・」
手作りのパンと乳製品の香りが立ち込め、棚に色とりどりの果物が並ぶ店内。
アークの長い話が終わり、アーク自身は満足げだが、ルキは何か言いたそうな顔でアークを見る。
「どーせ作り話だろって?」
アークは、そんなルキの心を読んだかのように言った。
「だってそうだろ?」
ルキが言い返すと、アークは意味深な笑みを浮かべる。
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:08/11/03 14:06 :D904i :3PH3.VE6
#91 [あんみつ]
カランカランッ
店のドアが開いて、新しい客が入ってきた。
それに気づいたルキは、包みをポケットに入れて牛乳を抱えると、「またな!」と言って店を後にした。
アークはそんなルキの姿を見送った後、入ってきた客に向かって言った。
「久しぶりだな、リク」
アークの言葉に、黒髪の背の高い客は手をあげて笑った。
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:08/11/03 14:10 :D904i :3PH3.VE6
#92 [あんみつ]
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家に帰ったルキは、牛乳を机に置いて、ポケットから包みを取り出す。
包みを机に置くと、カチャリと小さく音がした。
不思議に思ったルキは、包みを開け、中のものを取り出す。
「・・・これって」
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:08/11/03 14:11 :D904i :3PH3.VE6
#93 [あんみつ]
それは、赤い石のはめ込まれたペンダントだった。
ペンダントは、当然のような顔でルキの手のひらにある。
そして、急に輝きを増したと思うと、辺りを赤い光で包み込んだ。
・・・今、新しい物語が始まる。
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ルキ [jpg/18KB]
:08/11/03 14:14 :D904i :3PH3.VE6
#94 [あんみつ]
>>33-93 受け継がれし者
以上です。
続き・・・が出てしまいましたが、無視して読んでもらって大丈夫です。
次の方どうぞ!
:08/11/03 14:16 :D904i :3PH3.VE6
#95 [紫陽花→渚坂 さいめ]
投下します
使用イラスト
001 002 003
010 030 032
053 002追加分
:08/11/03 14:49 :F905i :WY17HTaw
#96 [紫陽花→渚坂 さいめ]
:08/11/03 14:50 :F905i :WY17HTaw
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