【コラボ企画】秋のラノベ祭り投下スレ【withイラスト板】
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#88 [あんみつ]
 
あまりに予想通りの答えで、俺は思わず吹き出した。

そんな俺を見て不思議そうな顔をした後、レジーは付け足す。

「アークなら、分かってくれる気がした。直感みたいなもんだよ。俺は、ずっとアークを待ってたんだ」

言った後レジーは、照れくさそうに笑った。

レジーの言葉は、俺の中にすんなりと入ってきて、俺の心を熱くした。
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⏰:08/11/03 14:03 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#89 [あんみつ]
 
今となっては、これが運命なような気さえしてくる。

上を見上げると、木々の隙間から青い空が見えた。

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⏰:08/11/03 14:04 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#90 [あんみつ]
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「・・・」

手作りのパンと乳製品の香りが立ち込め、棚に色とりどりの果物が並ぶ店内。

アークの長い話が終わり、アーク自身は満足げだが、ルキは何か言いたそうな顔でアークを見る。

「どーせ作り話だろって?」

アークは、そんなルキの心を読んだかのように言った。

「だってそうだろ?」

ルキが言い返すと、アークは意味深な笑みを浮かべる。
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⏰:08/11/03 14:06 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#91 [あんみつ]
 
カランカランッ

店のドアが開いて、新しい客が入ってきた。

それに気づいたルキは、包みをポケットに入れて牛乳を抱えると、「またな!」と言って店を後にした。

アークはそんなルキの姿を見送った後、入ってきた客に向かって言った。

「久しぶりだな、リク」

アークの言葉に、黒髪の背の高い客は手をあげて笑った。

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⏰:08/11/03 14:10 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#92 [あんみつ]
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家に帰ったルキは、牛乳を机に置いて、ポケットから包みを取り出す。

包みを机に置くと、カチャリと小さく音がした。

不思議に思ったルキは、包みを開け、中のものを取り出す。

「・・・これって」
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⏰:08/11/03 14:11 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#93 [あんみつ]
 
それは、赤い石のはめ込まれたペンダントだった。

ペンダントは、当然のような顔でルキの手のひらにある。

そして、急に輝きを増したと思うと、辺りを赤い光で包み込んだ。


・・・今、新しい物語が始まる。

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ルキ [jpg/18KB]
⏰:08/11/03 14:14 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#94 [あんみつ]
>>33-93 受け継がれし者

以上です。
続き・・・が出てしまいましたが、無視して読んでもらって大丈夫です。

次の方どうぞ!

⏰:08/11/03 14:16 📱:D904i 🆔:3PH3.VE6


#95 [紫陽花→渚坂 さいめ]
投下します

使用イラスト
001 002 003
010 030 032
053 002追加分

⏰:08/11/03 14:49 📱:F905i 🆔:WY17HTaw


#96 [紫陽花→渚坂 さいめ]


Get Blue Into Trouble

⏰:08/11/03 14:50 📱:F905i 🆔:WY17HTaw


#97 [紫陽花→渚坂 さいめ]
時は20XX年。

幻と言われていたドラゴンは、この世の支配者と言わんばかりに地に轟き、その生き血を啜った者は不死を得られるという不死鳥もその羽を華麗に揺らしながら空を舞う。

そんな風景が当たり前の世界で、一人の少年が一つの運命と出会う。

この物語は、私たちの知らないもう一つの世界の物語である。

⏰:08/11/03 14:51 📱:F905i 🆔:WY17HTaw


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