双子の秘密
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#276 [ゆーちん]
「ねぇ、何で足なんか触んの?」
「気持ち良いからじゃん。」
「気持ち良い?こんなプニプニな足が?」
「張りあってスベスベでプニプニじゃん?おっさんにもなれば若い子に触ると興奮すんだよー。」
あぁ、やっぱそうなんだ。
「こっちはくすぐったいだけだし。」
:08/12/10 17:22 :SH901iC :0Xqg4XG.
#277 [ゆーちん]
「ま、別に興奮したいだけで触ってるんじゃないし。」
「え?」
…何?
他にも何かエロスな理由でもあるのかな。
先生は上目になりながら言った。
「好きだから触れたいんだよー。」
…ヤバイ。
今いい事言ったよ、由良先生。
体が一気に熱くなった。
:08/12/10 17:23 :SH901iC :0Xqg4XG.
#278 [ゆーちん]
「ねぇ。」
「はい?」
「…今日、放課後、先生とデートしたい。」
「喜んで。」
夏休みが近付く暑苦しいあの日、私は初めて自分からデートの誘いを入れた。
緊張なんてしなかった。
誘わずにはいられなかったから。
:08/12/10 17:24 :SH901iC :0Xqg4XG.
#279 [ゆーちん]
バイトはキャンセルだ。
今日はこの人と居たい。
この人と笑いたい。
この人に触れたいし、触れられたい。
こんな事を思ったのは初めてだった。
とびっきり甘いキスをしてから、先生は私の乱れた服を整えてくれた。
:08/12/10 17:25 :SH901iC :0Xqg4XG.
#280 [ゆーちん]
「放課後の楽しみが出来たので、6時間目は頑張って乗り越えましょうね。」
「アハハ。先生もね!」
足の上から降りると、妙にスカートの中が寒く感じた。
こんな暑い日でも人肌はやっぱり心地いいものなんだ。
:08/12/10 17:25 :SH901iC :0Xqg4XG.
#281 [ゆーちん]
待ち合わせ場所は私の家の玄関前。
ヘタに待ち合わせとかして目撃されると後々面倒だから。
学校から家までの地図を書いて写メールを送っておいた。
便利な世の中。
:08/12/10 17:27 :SH901iC :0Xqg4XG.
#282 [ゆーちん]
勤務時間が終わった先生は今まさに、その地図を見ながらこっちに向かって来てくれている。
段々と涼しくなる風に、髪を揺らされながら先生が来るのを待った。
…まだかな。
早く、逢いたい。
こんな気持ちになるのは生まれて初めてだった。
:08/12/10 17:28 :SH901iC :0Xqg4XG.
#283 [梨乃]
みてます
:08/12/10 17:28 :P905iTV :B0NtWS3Y
#284 [ゆーちん]
ピカピカッと車のライトが私を照らした。
私の顔は自然に緩み、待ち侘びたお迎えに走り寄った。
助手席の窓が開いていて、覗き込むといつもの笑顔が車内に潜んでいる。
「お待たせー。」
「ううん、カッコイイ車じゃん!」
「でしょ?はい、乗ってー。」
:08/12/10 17:29 :SH901iC :0Xqg4XG.
#285 [ゆーちん]
ドアを開けて、助手席に乗り込むとのんびりした洋楽が流れていた。
独特な車内の匂い。
車はゆっくり走り出す。
「つか迷ったんだけど。」
「嘘!」
「こんな下手くそな地図じゃわかる訳ねーじゃん。」
:08/12/10 17:29 :SH901iC :0Xqg4XG.
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