双子の秘密
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#236 [ゆーちん]
園田さんの車は、居心地が悪かった。


奥さんも乗っているのだろうか。


所々、奥さんの趣味が出ている。


娘さんが使うようなタオルも後部座席に忘れている。

⏰:08/12/09 13:26 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#237 [ゆーちん]
『どこ行きたい?』なんて園田さんは聞かなかった。


ただ車をスイスイ走らせるだけ。


嫌な気分になりつつ、園田さんの時々見せてくれる笑顔でまた幸せになれる。


天国と地獄の差が激しいんだね、不倫って。

⏰:08/12/09 13:27 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#238 [ゆーちん]
初めて入ったラブホテルは甘ったるい匂いがした。


デートって言っても、きっとこういう事なんだって覚悟はしていた。


不倫=体だけ、って事もわかってるつもりだった。


だけどどこか期待していた。

⏰:08/12/09 13:39 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#239 [ゆーちん]
聡志と付き合っていた頃のデートって言うのは、食事をしたり買い物をしたり映画を見たり。


だけど聡志の時とは違う。


これは不倫だから。


園田さんが迷いもせずにラブホテルに入った事が、私たちはそういう関係なんだと無言で訴えられてる気がして変に心が痛かった。

⏰:08/12/09 13:39 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#240 [ゆーちん]
宿泊じゃなく、休憩にしたところがまた辛い。


わかってるんだけど辛い。


だけどこの辛さも含めて、私は園田さんとの関係を決めたんだ。


「おいで。」


ベットの上から手招きする園田さん。

⏰:08/12/09 13:40 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#241 [ゆーちん]
鞄をテーブルの上に置き、私は彼の傍に寄った。


「園田さん。」

「ん?」


私の肩を抱き、髪にキスをする彼の左手に、やっぱり指輪はなかった。


「好き。」

「うん。俺も。」


髪から頬に移動した唇は、ゆっくりと私の口を塞いだ。

⏰:08/12/09 13:41 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#242 [ゆーちん]
絡み合う舌。


口のすき間から甘い声が零れ始めた。


SEXは嫌い。


痛いだけで気持ち良くなんかないから。


だけど、嫌だなんて言える訳ない。


せっかく着飾った洋服はあっという間に脱がされた。

⏰:08/12/09 13:41 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#243 [ゆーちん]
「好きだよ、斗羽。」


二人っきりの時に【斗羽】と呼んでくれる園田さんが好き。


「斗羽、可愛い。」


名前を呼ばれるたびに泣きそうになる。

⏰:08/12/09 13:42 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#244 [ゆーちん]
…どうしてだろ。


やっぱりSEXは気持ち良い物なんかじゃなかった。


園田さんは満足げな顔をして、私の隣で寝転がっている。


「ごめんね。さっさとイッちゃって。」


首を横に振る私の髪を何度も何度も撫でてくれた。

⏰:08/12/09 18:04 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#245 [ゆーちん]
「体力無いくせに精力はガンガンなんだよなー。もう何ヶ月もSEXなんかしてなかったから我慢できなくて。」


はにかんだ園田さんに釣られて私も笑った。


何ヶ月もしてない、って。


奥さんがいるじゃん。


何でやんないんだろ。


不思議に思ったけど聞かなかった。

⏰:08/12/09 18:04 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#246 [ゆーちん]
「気持ち良かったですよ。」

「本当?」

「はい。」


どこが気持ち良かったのかを聞かれると答えられないので、ベットから出て、シャワーを浴びに向かった。


嘘がバレないように、汗と一緒にシャワーで流す。

⏰:08/12/09 18:05 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#247 [ゆーちん]
腕、胸、お腹、お尻、太もも、足首…


全て園田さんに今さっきまで触られていたと思うと、不思議な気分になった。


園田さんといると幸せなのに、SEXを好きになれないせいで辛い時間になる。


痛い訳じゃない。


ただ、何がいいのかわからないの。

⏰:08/12/09 18:06 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#248 [ゆーちん]
昔、斗美が言ってた。


意識が飛ぶくらい気持ち良い、って。


雑誌なんかでも【SEXは気持ち良い!】なんて記事が書いてあるのを見た事もある。


クラスの少し派手な女の子も、彼氏とのSEXでイッたとかイかされたとか。

⏰:08/12/09 18:06 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#249 [ゆーちん]
SEXを気持ち良くないと思っているのは私だけなのかもしれない。


普通じゃないのかな、私。


「斗羽。」

「え、嘘。やだ…」


さっき裸を見られたのに、浴室に園田さんが入って来たので、とっさにタオルで体を隠している自分がいる。

⏰:08/12/09 18:07 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#250 [ゆーちん]
「遅いから心配になっちゃって。」

「あ、ごめんなさい。」

「俺も入っていい?」

「え、それはちょっと…」


嫌がったつもりだけど園田さんはお構いなし。


「お湯貯めて一緒に入ろう。」


笑顔でそんな事言われると、嫌ですなんて言えないじゃんか。

⏰:08/12/09 18:08 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#251 [ゆーちん]
「貯まったら呼びます。」

「本当?じゃあ煙草吸って待ってるね。」


園田さんは浴室から出て行った。


私はシャワーのお湯で体を冷やさないようにしながら、無駄に広い浴槽にお湯が貯まるのを眺めていた。

⏰:08/12/09 18:08 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#252 [ゆーちん]
「園田さんって、くせっ毛ですか?」

「うん。斗羽みたいな直毛が羨ましいんだけど。」


向かい合いながら湯舟につかれば、恥ずかしくはなかった。


乳白色の入浴剤を入れ、お湯が透けないようにしたから。


温かいお湯に入って、のんびりと話をする。


楽しかった。

⏰:08/12/09 18:10 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#253 [ゆーちん]
「くせっ毛ぐらいの方が可愛くていいじゃないですか。」

「どこがー。」

「直毛も直毛なりの悩みがあるんです。」

「そう?」


優しい笑顔の園田さんは私の隣に体を移動させた。


向かい合わせじゃなく、隣合っっていると…やっぱ恥ずかしい。

⏰:08/12/09 18:11 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#254 [ゆーちん]
肩を抱き寄せられると、私の髪が園田さんの体に張り付く。


「ちっさい体。」

「…。」


照れてしまい、何も言えなかった。


胸がキュッてなる。


幸せ。


こういう気持ちになれるから、私は園田さんと付き合って行けるんだ。

⏰:08/12/09 18:12 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#255 [ゆーちん]
「好きです、園田さん。」

「俺も好きだよ。」


甘いキスを浴室で交わし、のぼせない内に部屋に戻った。


着替えを済まし、せっかく念入りに手間をかけた化粧も、お風呂の湿気で崩れ気味だったのでトイレで軽く直した。

⏰:08/12/09 18:12 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#256 [ゆーちん]
「帰ろっか。」


園田さんの一言で私たちは部屋を出た。


居心地の悪い車に乗り、私の家へとひたすら走る。


あんなに楽しかったのに、もうバイバイだと思うと寂し過ぎるよ。


「夏休み、休み合わせてどっか行こっか。」

⏰:08/12/09 18:14 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#257 [ゆーちん]
園田さんのその提案に、私の寂しさなんて一瞬で地球の裏まで飛んで行った気分。


「はいっ!」


公園で降ろして貰えるのかと思えば、そのまま家まで送り届けてもらった。


ママに見られていないかドキドキした。


「ありがとうございました。」

「うん、またね。」


こうして初めての密会は終わった。

⏰:08/12/09 18:14 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#258 [我輩は匿名である]
>>01-50
>>51-100
>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

⏰:08/12/09 20:20 📱:W61SH 🆔:sPJY5gCY


#259 [我輩は匿名である]
>>01-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

⏰:08/12/09 20:20 📱:W61SH 🆔:sPJY5gCY


#260 [ゆーちん]
◇◆◇◆◇◆◇

明日更新します

>>2

◇◆◇◆◇◆◇

⏰:08/12/09 22:39 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#261 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:08/12/09 22:40 📱:F703i 🆔:H.rG2wh2


#262 [ゆンな(´Д`)]
あげ

⏰:08/12/10 16:26 📱:P703imyu 🆔:o7UNsVMQ


#263 [ゆーちん]
◆◇◆◇◆◇◆

上げてくれて
ありがとうございます

更新します

◆◇◆◇◆◇◆

⏰:08/12/10 17:12 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#264 [ゆーちん]
〔斗美〕


「先生車あったよね?」

「あるけどー。」

「夏休み、海連れってよ。」

「やだー。」

「何でっ!」

「俺、泳げないもん。」

「えぇー、ダサい!」


テストが終わり、後は夏休みを待つだけの7月末。


睡魔の襲う5時間目は、屋上サボりに限るよ。

⏰:08/12/10 17:13 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#265 [ゆーちん]
「山ならいいよ。」

「ふざけないで〜。山なんか行く訳ないじゃん。」

「夜の山って夜景とか綺麗なんじゃねーの?」

「あぁ、夜景も有りだね。」


洒落た夜景なんてテレビでしか見た事のない私にとっては憧れでもあったシチュエーション。

⏰:08/12/10 17:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#266 [ゆーちん]
「じゃあ夜景連れてってやるよ、な?」


満面の笑みで、頭を撫でられちゃ文句言えない。


「仕方ないから夜景で我慢する。」

「ごめんね。いつかスイミングスクール通うよ。」

「アハハ。絶対嘘じゃん。」

⏰:08/12/10 17:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#267 [ゆーちん]
私たちは沈黙を迎えるたびにキスをする癖がある。


いや、しない時もあるよ?


でも、話し終わって、無言になって、目が合ったら、何も言わずにお互い唇を求め合うんだ。


この時もむせ返るような甘く長いキスだった。

⏰:08/12/10 17:15 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#268 [ゆーちん]
先生の手は私の頭を逃がさんばかりに押さえ、何度も舌が出入りするキスをする。


私の声が漏れるたびに、先生の押さえる手の力が強くなって行った。


途端に唇が離れると先生は言った。


「ここ、座って。」

⏰:08/12/10 17:16 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#269 [ゆーちん]
ここ、とは…先生の足の上。


地面にあぐらをかいて座る先生は、足をピンッと延ばしてパンパンッと太ももを叩いた。


「…マジで?」

「ブハッ。何照れてんの?」

「普通照れるっしょ。」

⏰:08/12/10 17:16 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#270 [ゆーちん]
と、まぁ照れながら先生の足の上に乗った。


先生は三角座りに足を曲げてくれたので、私に背もたれが出来た感じ。


再び交わすキスの最中に、先生の手は私の胸を包んでいた。


制服の上から何度も何度も荒々しく揉み上げる。

⏰:08/12/10 17:17 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#271 [ゆーちん]
「…生徒いるよ。」


数メートル先には私たちと同じく、おさぼり生徒が何人もいると言うのに、先生の行動はますますエスカレートして行った。


制服がはだけ、下着も外されて、あらわになった胸を愛撫する。

⏰:08/12/10 17:17 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#272 [ゆーちん]
胸の前には先生の顔。


上手い具合な座り方のおかげで、私の胸は先生のいいなりだった。


舐められ、吸われ、噛まれ、転がされ…。


今度は私が先生の頭を押さえて、快楽の声を我慢しようと悶絶した。


「俺、この体位1番好き。」

「え?」

⏰:08/12/10 17:19 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#273 [ゆーちん]
「座位っつーの?向き合ってヤれんじゃん。」

「このままヤんの?」

「そだよー。」

「へぇ。こんな体位あるんだ…した事ない。」

「…しようよ、このまま。」


うわー。


素敵なお誘い。


私の体はその気だけど、でもやっぱここ学校だし。


近くに人もいるじゃん。

⏰:08/12/10 17:20 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#274 [ゆーちん]
「ダメ。私、声デカいからバレるよー。」

「ブッ!声デカいの?ウケるわー。AV女優かよ!」


そんな事言ってる間、先生はずっと私の太ももを触っていた。


太ももなんか触って、興奮するの?って感じ。


私はしない。


男はするのかな?


太ももごときで。

⏰:08/12/10 17:21 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#275 [ゆーちん]
今までの彼氏は、太ももなんか触らなかった。


触るのは援交の客ぐらい。


てことは、先生も親父と同じエロ思考って事?


えー。


なんかショックー、すっごいヤダー。

⏰:08/12/10 17:22 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#276 [ゆーちん]
「ねぇ、何で足なんか触んの?」

「気持ち良いからじゃん。」

「気持ち良い?こんなプニプニな足が?」

「張りあってスベスベでプニプニじゃん?おっさんにもなれば若い子に触ると興奮すんだよー。」


あぁ、やっぱそうなんだ。


「こっちはくすぐったいだけだし。」

⏰:08/12/10 17:22 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#277 [ゆーちん]
「ま、別に興奮したいだけで触ってるんじゃないし。」

「え?」


…何?


他にも何かエロスな理由でもあるのかな。


先生は上目になりながら言った。


「好きだから触れたいんだよー。」


…ヤバイ。


今いい事言ったよ、由良先生。


体が一気に熱くなった。

⏰:08/12/10 17:23 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#278 [ゆーちん]
「ねぇ。」

「はい?」

「…今日、放課後、先生とデートしたい。」

「喜んで。」


夏休みが近付く暑苦しいあの日、私は初めて自分からデートの誘いを入れた。


緊張なんてしなかった。


誘わずにはいられなかったから。

⏰:08/12/10 17:24 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#279 [ゆーちん]
バイトはキャンセルだ。


今日はこの人と居たい。


この人と笑いたい。


この人に触れたいし、触れられたい。


こんな事を思ったのは初めてだった。


とびっきり甘いキスをしてから、先生は私の乱れた服を整えてくれた。

⏰:08/12/10 17:25 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#280 [ゆーちん]
「放課後の楽しみが出来たので、6時間目は頑張って乗り越えましょうね。」

「アハハ。先生もね!」


足の上から降りると、妙にスカートの中が寒く感じた。


こんな暑い日でも人肌はやっぱり心地いいものなんだ。

⏰:08/12/10 17:25 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#281 [ゆーちん]
待ち合わせ場所は私の家の玄関前。


ヘタに待ち合わせとかして目撃されると後々面倒だから。


学校から家までの地図を書いて写メールを送っておいた。


便利な世の中。

⏰:08/12/10 17:27 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#282 [ゆーちん]
勤務時間が終わった先生は今まさに、その地図を見ながらこっちに向かって来てくれている。


段々と涼しくなる風に、髪を揺らされながら先生が来るのを待った。


…まだかな。


早く、逢いたい。


こんな気持ちになるのは生まれて初めてだった。

⏰:08/12/10 17:28 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#283 [梨乃]
みてます

⏰:08/12/10 17:28 📱:P905iTV 🆔:B0NtWS3Y


#284 [ゆーちん]
ピカピカッと車のライトが私を照らした。


私の顔は自然に緩み、待ち侘びたお迎えに走り寄った。


助手席の窓が開いていて、覗き込むといつもの笑顔が車内に潜んでいる。


「お待たせー。」

「ううん、カッコイイ車じゃん!」

「でしょ?はい、乗ってー。」

⏰:08/12/10 17:29 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#285 [ゆーちん]
ドアを開けて、助手席に乗り込むとのんびりした洋楽が流れていた。


独特な車内の匂い。


車はゆっくり走り出す。


「つか迷ったんだけど。」

「嘘!」

「こんな下手くそな地図じゃわかる訳ねーじゃん。」

⏰:08/12/10 17:29 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#286 [ゆーちん]
そう言って私の送った写メールの画面になっている携帯電話を突き付けて来た。


「私さぁ地図なんか書くの初めてだから、どう書けばいいのかわかんなくて。」

「まぁいいけど。もう覚えたし。」

「覚えたの?記憶力いいね。」

⏰:08/12/10 17:33 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#287 [ゆーちん]
「…教師だから、僕。」

「そうなんだー。知らなかったー。」


ふざけて笑い合う時間が好き。


安心するな、この人といると。


「一回覚えれば次から迷わないで済むわ。」


次から…ねぇ。


嬉しい事言ってくれんじゃん?

⏰:08/12/10 17:33 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#288 [ゆーちん]
「ねぇー先生。」

「はーい、斗美ちゃん。」

「夜景は?」

「夏休み入ったら連れてってやる。」

「ん、約束ね。」

「うん、約束。」


指切りげんまんの変わりに私の頭をポンポンと叩いた。

⏰:08/12/10 17:35 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#289 [ゆーちん]
「普通、もっと優しく叩かない?」

「俺流。」

「アハハ!」


強めに叩かれた頭。


ヨシヨシだって、きっと力強いんだろうな。


別に力加減なんてどうでもいい。


頭を触られると褒められたり、大切にされてる気がするから嫌いじゃない。


むしろ好き。

⏰:08/12/10 17:35 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#290 [ゆーちん]
でも、斗羽の方が頭を撫でられた回数は多いんだろうな。


ママに頭を撫でられたのって、いつが最後だっけ。


記憶にないよ。


「到着ですか?」

「そうですよ、お嬢ちゃん。」

「…なかなか綺麗なマンションだね。もっとおんぼろアパートに住んでるんだと思ってた。」

⏰:08/12/10 18:36 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#291 [ゆーちん]
車を降りて先生の後ろをついて歩く。


「馬鹿にしないで〜よ〜。」

「古っ!」

「おっちゃん丸だしだな。」

「アハハ!」


部屋番号なんかかっこよく入力しちゃって、自動ドアが開いて、エレベーター乗って、お洒落な廊下に出た。

⏰:08/12/10 18:37 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#292 [ゆーちん]
「はい、由良先生の部屋はどこでしょうか?」

「は?何で問題出されてんの私。」

「さっきロビーで部屋番号入力してたの見てなかったの?」

「見てないし!」

「もぉ〜。見ててよ。今度から1人で来れないと困るでしょ?」


何だよ、それ。

⏰:08/12/10 18:38 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#293 [ゆーちん]
今度からとか、1人でとか…。


照れんじゃん。


心臓、ドキドキしすぎだし。


「ここ何階かはわかる?」

「9階でしょ?何階かぐらいはわかるよ。」


また、先生の後ろをついて歩く。

⏰:08/12/10 18:38 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#294 [ゆーちん]
と、先生はいきなり足を止めた。


クルッと回り、顔を近付けて私に言う。


「きゅーいちれい!」

「…へ?」

「部屋番。910。」

「あぁ、うん。910ね。」


表札には由良と書いた字の上に910と記されていた。

⏰:08/12/10 18:39 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#295 [ゆーちん]
「覚えててね。このマンション、学校から案外近いから放課後来やすいだろうし。」


先生は鍵を開け、中に入った。


先生独特の匂いが部屋から溢れ出る。


「…えっ!」

「え?」

「来ていいの?」

「うん、いいよ。何、嫌?」

⏰:08/12/10 18:39 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#296 [ゆーちん]
思い切り首を横に振ると、先生は笑った。


「バカ丸だしだから、早く入りな。鍵も閉めといて。」


玄関に入り、ドアを閉め、鍵をかけた。


サンダルを脱いで部屋に入ると、立派な部屋が待っていた。


「物、少なっ!」

「…斗美さぁ。もっと可愛いげのある反応出来ないの?」

⏰:08/12/10 18:45 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#297 [ゆーちん]
「だって本当に少ないんだもん。」


鞄をソファーの上に置き、部屋の中を探検した。


「綺麗〜とか、シンプル〜とかさ。」

「あっ!先生、これ何?」


話も聞かずに部屋中の珍しい物を嗅ぎ回った。

⏰:08/12/10 18:45 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#298 [ゆーちん]
「斗美。」

「ん?」

「バカだしガキだし、欠点だらけだね。」


ソファーにもたれながら煙草を吸う先生は笑ってた。


「はぁ?先生だってバカだよ。」


先生の隣に座り、ほっぺを摘んでやった。


「…痛い。」

「痛くしてるもん。」

「ハハッ。」

⏰:08/12/10 18:50 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#299 [ゆーちん]
この笑顔が胸をキュッとさせるの。


「早く吸い終わって。」

「何で?」

「いいから。」


先生は最後に大きく吸い込んでから、煙草を灰皿で消した。


空に白い煙が浮かぶ。


「あ、わかった。」

⏰:08/12/10 18:50 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#300 [ゆーちん]
「何?」

「早く吸い終わらないとキスできないからだ。」

「…バレた。」


煙草を吸いたてのキスは、苦い。


舌が入って来るたび苦みが口の中に広がる。


だけどその苦みさえも嬉しく思えてしまう。

⏰:08/12/10 18:55 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#301 [ゆーちん]
「…ベットがいい。」

「厚かましい〜。」

「もう!」

「アハハ。おいで。」


ブレーキが効く内に、私たちは寝室に移動した。


勢いよくベットに倒れ込み、苦いキスをする。


我慢していた欲は、一気に溢れ出す。

⏰:08/12/10 18:56 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#302 [ゆーちん]
先生の手つきは慣れた物だった。


服を脱がすのも上手ければ、私を感じさすのだって上手い。


「アッ…ンンッ…」

「ここ、気持ち良いんでしょ?」

「…ン…ヤバイ…」

「バカ、ガキ、エロの三拍子ですか?」

⏰:08/12/10 18:57 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#303 [ゆーちん]
「それは…先生も…ッ…じゃんか。」

「お揃いだ。」

「ヤァァッ…」


充分過ぎるぐらいに濡らされたアソコに、先生は簡単に入って来た。


「ちょっ…久しぶりで、まじ…ヤバイわ。」

「え?」

「斗美、気持ち良すぎ。」

「…そりゃどーも。」

⏰:08/12/10 18:57 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#304 [ゆーちん]
客なんかより、今までの彼氏なんかより、先生に気持ち良いと言われるのが嬉しかった。


暗闇に浮かび上がる先生の顔が、見た事のない表情で、また私の心臓がうるさかった。


「アッ、アッ、ンンッ…」

「こりゃ学校でヤんなくて正解だ。」

「ンンッ…」

「やらしい声、出過ぎ。」

⏰:08/12/10 18:58 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#305 [ゆーちん]
「…じゃあ、塞いで…よ。」


先生の頬に手をかけると、すぐさまキスが降って来た。


「ンンッ…ンーッ…」


塞がれてもやっぱり私の声は漏れた。


打ち付けられる先生の物に体が反応せずに、いられないんだ。

⏰:08/12/10 18:58 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#306 [ゆーちん]
唇から離れると、胸を遊ばれる。


全身、快楽に溺れていく。


自ら腰が動いた。


「ちょー、ストップ!」


先生の動きが止まり、私の動きも止まった。


「そんな大胆な事されちゃイッちゃいそうだから。勘弁ね。」


照れた先生を見て、私まで照れた。

⏰:08/12/10 18:59 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#307 [ゆーちん]
「おいで。」


繋がったままで先生は私の体を起こしてくれた。


あ、これって…


「昼間言ってた体位だ。」

「うん、座位ね。ヤッた事ないんだろ?」

「アッ…ヤッ…」

⏰:08/12/10 19:00 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#308 [ゆーちん]
乳首をいきなり舐められた事に素直に反応すると先生は笑った。


「…可愛い。」


そして先生は下から私に打ち付けて来た。


何よ、これ。


気持ち良すぎ。


胸舐められて、下から突かれて、文句無しだよ。


しばらくすると先生は言った。

⏰:08/12/10 19:00 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#309 [ゆーちん]
「あぁー、悪いんだけど斗美動いて。」


疲れたの、かな?


「うん。」


うねうねと腰を動かした後、自分で上下に揺れた。


「アァァァッ…気持ち…ンッ…良い…」


こんな気持ち良い事、知らなかったなんて。


損してた、今までのSEX。

⏰:08/12/10 19:01 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#310 [ゆーちん]
てゆーか、この体位は気持ち良いし好きだけど、そうじゃないんだ。


SEXは好き。


気持ち良いもん。


でもこんな気持ち良いSEX知らなかった。


きっとさ、それは相手が先生だから今まで感じた事ない快楽まで味わえてるんだよね?


そうだよ、絶対。


相手が先生だから気持ち良いんだ。

⏰:08/12/10 19:02 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#311 [ゆーちん]
「斗美…。」


キスをしながら再び押し倒され、先生は激しく打ち付けて来た。


「アアアアッ…せんせ…え…」

「ん?…イきそう?」

「もう…ヤバイ!」

⏰:08/12/10 19:02 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#312 [ゆーちん]
言葉じゃ言い表せないぐらいの快楽。


揺れるベットの上で、本気で意識が飛ぶんじゃないかと思った。


休む事なく激しく動かれて、もう限界だった。


「イく…イく!だめ、だめ!ヤッ…先生!アァァッ!」


キュッと体中の力が抜けて、しばらくすると先生の動きも止まった。

⏰:08/12/10 19:03 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#313 [ゆーちん]
私の中から先生は出て、荒い息で私の隣に寝転がった。


「ハァ、ハァ、ハァ…っ、先生。」

「んー?」

「最っ高に気持ち良かった。」

「俺もー。」


しばらくは余韻に浸りながら天上を眺めた二人だった。

⏰:08/12/10 19:03 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#314 [ゆーちん]
「何か飲む?」

「うん。」


満たされきった私たちは、別々にシャワーを浴びて、リビングでテレビを見ながらくつろいだ。


冷蔵庫の方に歩いて行ったので、また後ろをついて歩く。


「飲み物豊富だね。」

⏰:08/12/10 19:04 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#315 [ゆーちん]
一緒に冷蔵庫を覗き込み、私はレモンティー、先生はリンゴジュースとそれぞれのペットボトルを取り出した。


「食べ物は?」

「いらない。」

「ん。」


テレビの前に戻り、笑ったり文句言ったりジュースの飲み比べをしながら過ごした。

⏰:08/12/10 19:04 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#316 [ゆーちん]
「げ。もうこんな時間。」


デジタル時計は【22:54】と映し出す。


「送ってく。用意しろ。」

「やだ。まだ帰りたくないもーん。」

「明日学校じゃなかったら泊まってもいいんだけど。」

「明日サボる、学校。」

⏰:08/12/10 19:05 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#317 [ゆーちん]
「ダーメ。ちゃんと登校しろ。明日は2時間目に空きがあるから。」

「行けたら行くよ。」


文句を言いながら帰り支度を済ませ、先生に肩を抱かれながら玄関まで向かった。


「はい。」

「え?」


サンダルを履いている最中、いきなり差し出された先生の手。

⏰:08/12/10 19:06 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#318 [ゆーちん]
受け取ってみると…鍵だった。


「…嘘。合い鍵?」

「鍵ないと入れないでしょ?無くさないでよ。」

「うん!」

「部屋番は?」

「910!」

「正解。」


再び肩を抱かれ、先生のマンションを出て、車まで歩いた。

⏰:08/12/10 19:09 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#319 [ゆーちん]
後ろを歩くのも好きだけど、並んで歩くのもいいもんだ。


家に直行せずに、マンションから学校までの道を教えてもらってから家まで送ってもらった。


家の近くに車を止め、バイバイの時間が来た。

⏰:08/12/10 19:09 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#320 [ゆーちん]
「降りたくなーい。」

「んな可愛い事言ってると誘拐しそうだから。」

「誘拐してよ。」

「はいはい。冗談抜きでもう帰りな?心配してるよ、親。」

「しないよ。する訳ない。」


心配なんかされた事ない。

⏰:08/12/10 19:10 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#321 [ゆーちん]
日付が変わった帰宅だろうが朝帰りだろうが、別に叱られない。


「またバイト無い日教えて。つーかいつでも家に来ていいからさ。」


バイト…かぁ。


「合い鍵で勝手に入っていいの?」

「うん、いいよ。」

「何か…彼女みたいだね。合い鍵って。」

⏰:08/12/10 19:11 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#322 [ゆーちん]
すると先生は言った。


「あっれ?彼女みたいって、斗美は俺の彼女だろ?」


驚いた、と言う以外に何か表現あるの?って感じなぐらい度肝を抜かれた。


「え!?そうなの?」

「違うの?だとしたら何。奥さん?」

⏰:08/12/10 19:12 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#323 [ゆーちん]
「結婚した覚えもないし、彼氏できた覚えもない。」

「もぉ〜、キスしたじゃんかー。あの日は斗美ちゃんとの記念日とか思ってる俺って、すっげーマヌケ?」

「だって、付き合おうなんて一言も‥」

「言わなくてもわかってよ。俺は好きな子にしかキスしないもん。」

⏰:08/12/10 19:12 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#324 [ゆーちん]
私は先生の言う通り、まだまだガキだ。


今まで『付き合おう』って告白がない限り、彼氏を作らなかった。


いつも大人ぶって、恋愛経験豊富なんだと勘違いしていた。


言葉にしなくても恋人関係がスタートするだなんて、私の思考にはなかった。


驚いたし、嬉しかった。

⏰:08/12/10 19:13 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#325 [ゆーちん]
好きな人にしかキスしないって。


なのに私は、先生とキスした日以降にも援交とかしてさ。


これってどうなの?


彼氏がいるのに援交ってしちゃいけないの?


いや、その前にまずは私と先生の事だ。


私は先生の…彼女?


なんだよ、ね。

⏰:08/12/10 19:13 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#326 [ゆーちん]
「先生は私が好きなの?」

「うん、好きよー。」

「好きって、胸がギューってなるよね?」

「なるなる。」

「やっぱり。」


これが…恋だ。


「胸ギューってなるの?」

「超なる。こんななったの初めてだよ。」

⏰:08/12/10 19:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#327 [ゆーちん]
「え?俺、初恋の相手?」

「アハハ。ある意味。」

「初恋の相手と付き合うなんて斗美は幸せ者ねー。」


幸せ者は幸せなキスをしてから車を降りた。


走り去る車を見送ってから家に入り、部屋へと直行。

⏰:08/12/10 19:14 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#328 [ゆーちん]
ベットにダイブして、余韻に浸った。


私が、先生の彼女。


しっくり来ないけど、嬉しいかも。


全く興味のない教師と、いつの間にか恋に落ちていた。

⏰:08/12/10 19:15 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


#329 [ゆーちん]
初めてのデートにも関わらず、合い鍵って言う素敵なプレゼントももらった。


もう、おさぼり仲間じゃないんだ。


恋人なんだ。


ヤバイ…どうしちゃったんだろ、私。


本気の恋なのかな。


こんな気分、初めてだよ。

⏰:08/12/10 19:15 📱:SH901iC 🆔:0Xqg4XG.


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