双子の秘密
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#252 [ゆーちん]
「園田さんって、くせっ毛ですか?」

「うん。斗羽みたいな直毛が羨ましいんだけど。」


向かい合いながら湯舟につかれば、恥ずかしくはなかった。


乳白色の入浴剤を入れ、お湯が透けないようにしたから。


温かいお湯に入って、のんびりと話をする。


楽しかった。

⏰:08/12/09 18:10 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#253 [ゆーちん]
「くせっ毛ぐらいの方が可愛くていいじゃないですか。」

「どこがー。」

「直毛も直毛なりの悩みがあるんです。」

「そう?」


優しい笑顔の園田さんは私の隣に体を移動させた。


向かい合わせじゃなく、隣合っっていると…やっぱ恥ずかしい。

⏰:08/12/09 18:11 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#254 [ゆーちん]
肩を抱き寄せられると、私の髪が園田さんの体に張り付く。


「ちっさい体。」

「…。」


照れてしまい、何も言えなかった。


胸がキュッてなる。


幸せ。


こういう気持ちになれるから、私は園田さんと付き合って行けるんだ。

⏰:08/12/09 18:12 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#255 [ゆーちん]
「好きです、園田さん。」

「俺も好きだよ。」


甘いキスを浴室で交わし、のぼせない内に部屋に戻った。


着替えを済まし、せっかく念入りに手間をかけた化粧も、お風呂の湿気で崩れ気味だったのでトイレで軽く直した。

⏰:08/12/09 18:12 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#256 [ゆーちん]
「帰ろっか。」


園田さんの一言で私たちは部屋を出た。


居心地の悪い車に乗り、私の家へとひたすら走る。


あんなに楽しかったのに、もうバイバイだと思うと寂し過ぎるよ。


「夏休み、休み合わせてどっか行こっか。」

⏰:08/12/09 18:14 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#257 [ゆーちん]
園田さんのその提案に、私の寂しさなんて一瞬で地球の裏まで飛んで行った気分。


「はいっ!」


公園で降ろして貰えるのかと思えば、そのまま家まで送り届けてもらった。


ママに見られていないかドキドキした。


「ありがとうございました。」

「うん、またね。」


こうして初めての密会は終わった。

⏰:08/12/09 18:14 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#258 [我輩は匿名である]
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>101-150
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⏰:08/12/09 20:20 📱:W61SH 🆔:sPJY5gCY


#259 [我輩は匿名である]
>>01-50
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>>251-300

⏰:08/12/09 20:20 📱:W61SH 🆔:sPJY5gCY


#260 [ゆーちん]
◇◆◇◆◇◆◇

明日更新します

>>2

◇◆◇◆◇◆◇

⏰:08/12/09 22:39 📱:SH901iC 🆔:8SSDAWso


#261 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:08/12/09 22:40 📱:F703i 🆔:H.rG2wh2


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