ピンクな気分。
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#441 [のの子]
 
「ちょっ意味わかんないんだけど?」

見つめ合う俺達。

「だからさぁ、お前は『俺から聡美を守りたい』の?それとも『聡美から俺を守りたい』の?」


‥‥‥‥ドクン

「どういう
「お前ずっと俺から聡美遠ざけてただろ?」

ドクン
.

⏰:09/05/26 23:08 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#442 [のの子]
 
「周りも気付かないぐらい上手い具合にやってたけどさ、お前をよく知ってる幼なじみの俺ならすぐ違和感に気付く。」

相変わらず冷静な彰の目を見つめながら、にぎりしめた手に力が入る。

「最初は俺自身別に気にしてなかったし、聡美の事そんだけ好きなのか、とか特に深くは考えなかった。けど俺にだけって事がひっかかってさ‥」

ドクン

「それからお前を観察したよ。聡美に近づくとどうなるかとか?まっその結果がさっきの質問に繋がんだけど。」

⏰:09/05/26 23:54 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#443 [のの子]
 
「お前は俺と聡美両方から遠ざけてた。それは近づきすぎたら困る、何かあるって事だろ?」

「違うっ。お前の勘違いだよ。」

やっと俺から出た言葉は微かに焦りを感じる。


「そうとは思えない。聡美には何かあんの?俺に知られたら困る事が?」

ドクン

あの事を思い出す。
思い出したくないあの映像が‥‥

⏰:09/05/27 14:15 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#444 [のの子]
 
――――――



『アンタが‥‥‥のに』


『全部俺のせいだ‥』


違う、俺のせいで


―――――――――

カシャン

っ!

「顔色悪いけど大丈夫か?」

顔をあげると彰がフェンスから俺の前にまで歩いて来ていた。

⏰:09/05/27 20:26 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#445 [のの子]
 
「あぁ。」

彰の目を見れず、それしか言えなかった。

ポケットから手を出すと、手に汗がビッショリで生温い風が心地良く感じた。

「ふーん‥まぁとりあえず、俺は好きなように動くよ。お前の言う事は聞かないから。じゃっ。」

ポンッ

軽く俺の肩を叩いて彰は横を通り過ぎていく。

⏰:09/05/27 20:33 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#446 [のの子]
 
「ちょっと待てっ。そんなの

「お前が納得のいく答えを言わないなら、自分で答えをみつける。‥文句は言わせねぇー。」


振り返りもせず彰は屋上から出ていった。


一人残った俺は呆然と立ちすくむ。

.

⏰:09/05/27 20:38 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#447 [のの子]
 
『誰を守りたい』かだって?

「なにも知らないくせに‥なにも‥」


ドサッ
勢い良く床にねっころがる。

なんか気持ち悪い‥
ってか思い出さないようにしてたのに。彰のヤロー。



「二人とも守りたいんだよ、バーカ‥」

.

⏰:09/05/27 20:44 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#448 [のの子]
彰Side

竜二のあの顔
やっぱ何か隠してるな‥

「ったく、幼なじみもクソもねーよ。」



竜二とは小学校からずっと一緒でいつも一緒に遊んでた。

中学では一緒につるんで喧嘩したり、その辺の幼なじみよりもお互いをわかってると思ってた。


今でもその気持ちは変わらない。


だからこそ俺はアイツのいつもと違う違和感に気付けたんだ。
.

⏰:09/05/27 20:53 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#449 [のの子]
少しつっつけば案外話すと思ったんだけどな〜。

こんなんまで隠すなんて‥

「『あの事』が関係してるって事か‥」

階段を降りていた足を止める。

もしそうなら、聡美はあの事になんか関係してる?

聡美の笑った顔を思い出す。

.

⏰:09/05/27 21:01 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#450 [のの子]
 
手っ取り早く全部聡美に話してみたらなんかわかるかも。

全部‥か。


「ははっ‥知られたくなかったんだけどなぁ。」


彼女の笑った顔は純粋そうで、あの事を知った時どんな顔をするんだろう‥

ズキッ

胸に走る痛みを気付いてないように俺はまた歩きだす。
.

⏰:09/05/27 22:39 📱:SH903i 🆔:xac194ac


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