ピンクな気分。
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#461 [のの子]
彼を見つめると赤く染まり出した空を見つめていた。
黒い髪がうっすらと赤く染まって輝いているように見える。
でも、やっぱりその瞳はどこか寂しそう‥
「テスト終わったら夏休みだねっ。」
私も彼が見つめる赤い空を見上げてみる。
キレイ‥
「そうだね。梅雨ももう終わって夏ももうすぐそこだしね。」
ゆっくり二人で歩く。
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:09/05/31 20:40
:SH903i
:1W7Y1T.M
#462 [のの子]
「夏休みたくさん遊ぼうね。海とかお祭りとか!あっ花火もしよう?」
無邪気に話す私に竜二君は優しく笑ってくれた。
「そうだね。」
ニコッ
私も笑う。
彰君と何かあったのかもしれない。でもどうしてそうなったかを知りたかったわけじゃない。
笑ってほしかった。
どこか寂しそうで、元気がないなら私がその溝を埋めてあげる。
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:09/06/01 00:36
:SH903i
:9LPBm0VM
#463 [のの子]
話したくないなら聞かないようにする。
寂しいなら隣にいるよ。
不安ならたくさん励ましてあげる。
いつもみたく笑えないなら笑えるまで待つよ。
だって私は竜二君の彼女だから。
「あっ一番星だよ!」
薄暗くなりだした向こうの空に小さな星が輝いていた。
:09/06/01 22:37
:SH903i
:9LPBm0VM
#464 [のの子]
「本当だ。一番星なんて久しぶりに見たかも。」
小さく光る星を見つめながら竜二君が笑った。
「なんか時間がゆっくり感じるね。こういうの好き。」
「そう?」
「うん、ゆっくりな時間て幸せを長く感じれるから好き‥」
フッ
‥?
私の左手に温かい手が触れる。
:09/06/02 19:13
:SH903i
:3bzfntWc
#465 [のの子]
カァーッ
目をつぶって空を見上げる彼の右手は、私の左手を優しく握っていた。
彼を横目で見ながらも私はまた空に視線を戻す。
ってかはっ恥ずかしく見てられない‥
「はぁ〜っ」
?
大きなため息をついたのは隣にいる彼から聞こえてきた。
:09/06/02 19:22
:SH903i
:3bzfntWc
#466 [のの子]
ギュッ
それと同時に繋がっている手に何かの合図みたく力が入ったのがわかった。
「ア゛ァーーーー!!!!!!」
ビクッ!!
まっまさかの発狂っ?
まるで気合いを入れるかのように竜二君は急に大声を出した。
「りゅっ竜二くん?」
完全にビビッちゃった私は違う意味で手に力が入る。
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:09/06/02 19:28
:SH903i
:3bzfntWc
#467 [のの子]
「ぷっはははっゴメン‥!」
と思ったら今度は笑い出す竜二君。
なっなんなの〜?
呆然と見つめる私だったけど、竜二君が笑う顔はさっきまでとは違ういつもの顔に戻ってた。
「ははっ‥あぁ〜スッキリしたかも。もう大丈夫だよ。」
そう言って私を見つめる彼の瞳は、何か吹っ切れたのか真っ直ぐと私に向けられていた。
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:09/06/02 19:35
:SH903i
:3bzfntWc
#468 [のの子]
「‥うん。」
それしか言えなかった。
でも彼の手から、私の手からお互いの気持ちは伝わったと思う。
もう大丈夫、って。
――――
「ってか聡美の手フニフニして気持ちいいね。」
いつもの妖しい笑顔でニコニコしながら私の手をニギニギと握る彼に、私は顔を真っ赤にする。
全く大丈夫じゃなーいっ!
そう思いながら私達はゆっくり並んで帰って行った。
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:09/06/02 19:44
:SH903i
:3bzfntWc
#469 [のの子]
――――――
「最近帰り遅くない?」
お風呂から出て水を飲もうとしてる私に桜姉が話しかけてきた。
「放課後テスト勉強してて‥」
「お母さん言ってたよ〜。隣のおばさんに娘さん彼氏できたんですねって言われたって。」
「えっ!!」
いっいつ見られたんだろ。
静かにソファーに座っている桜姉の隣に座る。
:09/06/03 17:38
:SH903i
:85f4pLSM
#470 [のの子]
桜姉は雑誌をペラペラめくってこっちを見ない。
私に言わす気か‥
「あのねっ実は私、彼氏ができました。」
「‥へぇ。いつ?」
「この前から。」
「前話してた子?」
「うんっ。」
「遊ばれてない?」
「うん。優しい人っ♪」
エヘヘと笑うとチラッと桜姉が横目でみてきた。
:09/06/03 17:44
:SH903i
:85f4pLSM
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