ピンクな気分。
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#521 [のの子]
♪〜♪〜♪
ピッ
「もしもし?」
電話の向こうからかったるそうな声が聞こえてきた。
「彰?俺だけど、今いい?」
「あぁ、何?話す気にでもなったとか?」
「いや、俺の気持ちだけ伝えとくわ。」
一瞬の間がやけに静かに感じる。
「お前が何をしようと、俺は俺のやり方でいく。」
俺の決意を彰に一応伝えとこうと思った。彰はきっと俺の言葉を待っているはずだと思ったからだ。
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:09/06/17 12:38
:SH903i
:n7yThEZE
#522 [のの子]
「‥ふーん。じゃ俺もこれから自由にやらせてもらうから。」
「うん。」
そう言われて不安がないわけない。
でも守るって決めたんだ。守ってみせ
「じゃ聡美と仲良くさせてもらうわ〜。俺の自由に文句言うなよ?じゃっ。」
ピッ
プーップーップーッ
‥‥‥
あいついつから聡美って呼び捨てしてんだ?
ってか仲良くって‥
「‥‥クッソ彰の野郎ーっ!」
もう繋がっていない携帯を睨みつけ俺は大きな大きなため息をつく。
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:09/06/17 12:50
:SH903i
:n7yThEZE
#523 [のの子]
そして今に至る―――
「はぁ‥」
まさかあの電話の次の日に髪型変えたり、聡美にちょっかい出しだすなんて
「思ってたより行動的じゃねぇかよ。」
俺は俺のやり方でいくって言ったものの特にどうこうっていう作戦はなかった。
一歩上手だったのは彰のようだ。
早速自由にやらせるって許した事を後悔しだす。
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:09/06/17 12:56
:SH903i
:n7yThEZE
#524 [のの子]
「竜二、もう二人いなくなったよ。」
フクがこそっと耳打ちしてきた。
「あっそー。」
素っ気ないふりしてチラッと見ると本当に二人はいなくなっていた。
「なぁ、彰髪もだけどなんか最近変わったよな?元気っつーかなんていうか‥」
そう言うと旬はさっきまで二人がいた場所を見つめる。
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:09/06/17 13:03
:SH903i
:n7yThEZE
#525 [のの子]
「表情が柔らかくなった、とか?」
フクが言葉につまる旬に助け舟をだす。
「そうっ!なんかたくさん笑うようになった!女の前でも‥ってか聡美ちゃんの前で。ぁっ‥」
慌てて口を手で押さえ込む旬。
しーん
「‥旬、今のはわざとか?天然か?」
ニッコリ笑う。
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:09/06/17 13:09
:SH903i
:n7yThEZE
#526 [のの子]
「あっいや
「別に友達の彼女ととして仲良くしてるだけだろ。彰は友達なんだから変な目で二人を見るなよ。」
全く、と笑いながら旬の胸を軽く叩く。
「‥わりぃ」
旬も気まずそうに笑う。
ピーーッ
「集合っ。」
集合がかかったと同時に授業の終わるチャイムがなった。.
:09/06/17 13:43
:SH903i
:n7yThEZE
#527 [のの子]
――――――
「腹減った〜!」
教室に戻るため下駄箱に向かって歩いていると、通路に一人の女が座りこんでいた。
「あれっ鈴じゃん。」
「ぁっ旬君に竜二君‥」
そこにいたのは後輩の鈴だった。
ってか目赤っ‥
「どうした?」
旬も鈴の異変に気付いたのか座りこむと頭を撫でた。
「ぁっあのね、彰君と‥
「鈴っ?」
.
:09/06/17 13:52
:SH903i
:n7yThEZE
#528 [のの子]
後ろを振り返るとそこにはフクがいた。
「どうしたの?」
「直人〜っ」
ガバッ
「直人っ、直人〜‥グスッ」
「ちょっ鈴?泣いてんの?」
さっきまで座り込んでたのにあっという間にフクに抱き着いた鈴。
ったく、なんなんだよ。
「あらら〜フクを待ってたのね。」
旬がさっきまで鈴を撫でていたやり場のない手をあげる。
「はぁ‥後はフクにまかせるわ。行くぞ。」
旬の手を引っ張って歩きだす。
俺は正直鈴が苦手だから早く逃げたかった。
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:09/06/17 15:14
:SH903i
:n7yThEZE
#529 [のの子]
「ごめんっ。」
苦笑いしながら謝るフクに、鈴はずっとフクの胸に顔をうめたままだった。
「鈴‥泣いてんの?」
「グスッ‥」
「また彰?」
「っ‥‥」
ギューッ
返事はなかったが鈴の腕の力がその答えを教えてくれた。
また彰になんか言われたのか。
.
:09/06/17 20:47
:SH903i
:n7yThEZE
#530 [のの子]
「よしよし‥」
ポンポン
頭を撫でてやると鈴の腕の力が更に強くなった。
「グスッ直人もギュッてして。」
「あぁーはいはい。」
フクより小さな鈴を包み込むように腕を回す。
キュッ
「直人がこうしてくれるの安心する‥」
.
:09/06/17 20:54
:SH903i
:n7yThEZE
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