WHITE★CANDY
最新 最初 全 
#275 [Gibson]
彼の言うように、私たちは前世でも深い関わりがあったのかも知れない。
ねぇ、お母さん。
今度また生まれてくる時も、私はお母さんの子供がいいと思っているよ。
その時もし、私と東吾兄を本当の兄妹として生んでくれたら…心が歓迎するかも知れない。
こんなこと、恥ずかしくて、隣の彼には言えないや。
相対する二色が織り交ざる空に、願いを込める。
二人で帰るべき場所へと、ゆっくりと歩き続けた。
Chapter03 END.―
:09/02/02 14:56
:SH705i
:n9zyNbiU
#276 [Gibson]
*本当はまだまだ話が続くのですが、ここで一旦ストップとさせて頂きますm(__)m

続きは必ずまた書きます!(^_^)

お付き合いして下さった全ての方、本当に有り難うございました(T_T)
:09/02/02 15:00
:SH705i
:n9zyNbiU
#277 [ぎぶそん]
Chapter04
「近づきたい」
:09/02/15 01:28
:SH705i
:Rs2aN72w
#278 [ぎぶそん]
東吾兄が我が家に居候するようになってから約一ヶ月後、いよいよ学校は夏休みに突入した。
毎日の授業が一旦終了してからも、私は二日に一日は図書室を利用していた。
理由は、単純に本を読むのが好きだから。
毎日が休日になってから、一冊を読破するペースも速くなっていた。
外から聞こえる、せわしい蝉の鳴き声を心で遮断し、新刊コーナーをじっくりと物色する。
:09/02/15 01:43
:SH705i
:Rs2aN72w
#279 [ぎぶそん]
本を読むことに魅力を感じるようになったのは、小学二年生の頃から。
「おさかなの冒険」という、海に住む魚たちの壮大な旅を描いた子供向きの本に、夢中で子供心をくすぐられたのが発端だ。
それから、学校の図書室にちょくちょく通っては、何か面白い本はないかと漁るのが習慣になった。
同世代の子たちは、活字ばかりの本よりイラストと吹き出し付きの漫画の方が熟読しているという。
:09/02/15 04:39
:SH705i
:Rs2aN72w
#280 [ぎぶそん]
真っ白い表紙の、「クローバーな彼」という題名の本を手に取る。
後ろの説明文に目を通してみる。
主人公の女性が、とある男性と出会ってからの人生を綴った内容だと書いてある。
恋愛小説か…。
正直一番苦手な分野で、これまでこの手のジャンル物は避けてきた。
というか、読んでみてもさっぱり理解できなかった。
でも、今となっては少し、共感し得る部分があるかも知れない。
唯一異性だと意識する、優平の顔が浮かんできた。
:09/02/15 07:24
:SH705i
:Rs2aN72w
#281 [ぎぶそん]
貸出カードに書籍の名を書き込み、図書室を出ようとした時だった。
「真ー希っ!やっぱりここにいた。」
開いたドアの前で、エリがひょっこりと顔を出してきた。
「エリ!?どうしたの、エリが休みに学校来るなんて珍しい。」
「んー、そろそろ進路について真面目に考えようかと思って。」
規定のサイズよりスカートの長さがぐんと短い彼女は、こう見えて堅実に生きるタイプである。
:09/02/15 09:36
:SH705i
:Rs2aN72w
#282 [ぎぶそん]
「トリマー?」
「そう。犬や猫の毛を、チョキチョキと切ってあげるの。」
学校近くのファーストフード店に二人で入ると、エリが希望の進路を話してくれた。
彼女の自宅は、犬や猫を数百飼っている。
そして彼女自身にも、動物が好きだという印象がある。
今の所は、動物の身なりに関する専門学校に進学したいという。
:09/02/16 02:03
:SH705i
:FVyvlF8s
#283 [ぎぶそん]
「それで、真希は進路どうすんの?」
「うーん…、高校を出てすぐ就職するより、とりあえずまたどこかに進学しようかなーって、少し思った。」
東吾兄と出会い、大学というものに少し触れてみて、進学に魅力を感じた部分はある。
「それがいいよ。
真希は私や元基とは違って、そこそこ成績いいんだし。
それに…。」
「それに?」
エリがソーダを口に含む。
:09/02/16 02:12
:SH705i
:FVyvlF8s
#284 [ぎぶそん]
「頑張って優平と同じ大学に受かれば、また四年間一緒になれるよ。」
エリの顔の表情がニヤつく。
「へ、変なこと言わないでよ…。」
「ま、桜井家のお坊ちゃんが目指してんのは、目下T大なんだろうねー。
仲良い友達でも、彼は次元が違いすぎるわぁ。」
エリが窓の外の景色を見ながら言う。
「うん。」
掠れるような声で返事をし、アイスコーヒーを飲んだ。
:09/02/16 02:20
:SH705i
:FVyvlF8s
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194