冷たい彼女〔続編〕
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#487 [ゆーちん]
携帯電話を取出し、アドレス帳から千夏を探した。
そして【千夏】と表示された画面を先輩に見せる。
「千夏も先輩と仲良くなりたいみたいなんで、先輩から連絡してあげてください。」
:09/02/24 08:15
:SH901iC
:cic0lmnk
#488 [ゆーちん]
「…へ?」
何かよくわかってない様子の先輩。
「ほら、早く赤外線の準備してくださいよ。千夏の連絡先知りたくないんっすか?」
やっと理解のできた先輩はパーッと笑顔を咲かせ、自分の携帯電話を取り出した。
:09/02/24 08:15
:SH901iC
:cic0lmnk
#489 [ゆーちん]
赤外線完了。
「先輩から連絡してあげてくださいよ?」
「おぉ、おう。わ、わかってる!」
大丈夫かな、先輩。
「江森、ありがとな!」
笑ってくれた、先輩。
喜ばれると俺まで嬉しくなる。
:09/02/24 08:16
:SH901iC
:cic0lmnk
#490 [ゆーちん]
その日のバイトでの先輩は、とんでもなくご機嫌で常連さんにも『何かいい事あったのか?』とからかわれていたぐらい。
喜ばれる事をすると、自分を褒めたくなるのはなぜなんだろう。
そんな事を思うのは、俺ぐらいなのかな?
:09/02/24 08:16
:SH901iC
:cic0lmnk
#491 [ゆーちん]
毎日が楽しそうな竜や千夏、それに先輩を見ていると、いつの間にか秋が近付いていた。
竜は相変わらず友達以上恋人未満の関係を楽しんでいるらしく、告白する機会を伺っているらしい。
:09/02/24 08:18
:SH901iC
:cic0lmnk
#492 [ゆーちん]
千夏と先輩はもうあと一歩。
お互い好きなのに、どちらも照れてしまい告白できずにいる。
そんなじれったい関係、見ているこっちがウズウズしてしまうんだ。
そんな秋の入り口。
凜の人生も変化しようとしていた。
:09/02/24 08:18
:SH901iC
:cic0lmnk
#493 [ゆーちん]
:09/02/24 08:19
:SH901iC
:cic0lmnk
#494 [ゆーちん]
○●○●○●○

震える声
○●○●○●○
:09/02/26 18:13
:SH901iC
:RwRUDo6M
#495 [ゆーちん]
「冬休みにね両親が来るの。」
凜はマグカップを握りながら呟いた。
「そうなの?よかったね。」
ココアを飲んだ凜の表情は【よかった】とは程遠いものだった。
:09/02/26 18:14
:SH901iC
:RwRUDo6M
#496 [ゆーちん]
「そうでもないよ。」
「どうして?」
「今までは海外を飛び回ってたんだけど、来年からはアメリカに留まれるみたいなんだ。」
「へぇ、いいねアメリカ。」
軽い気持ちで聞いていたけど、凜の次の言葉で俺の心臓は大きく波打った。
:09/02/26 18:15
:SH901iC
:RwRUDo6M
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