スーパースター、スーパーヒロイン
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#21 [Gibson]
ううん、創りものの中じゃなくて、もしも実在する世界で自分が正義のヒーロー、もといヒロインになれたら…―
なんて、私もとっくに成人しているし、実際に悪いことをしでかす怪獣どもは、存在しないことくらい理解している。
そして、事件や犯罪などは、警察に任せておけばいい。
うん、私の出る幕なんてこれっぽっちもないほど、世の中は成立してるんだ。
:09/02/03 09:38
:SH705i
:PmbMsxN.
#22 [Gibson]
―
「ん…。何…?!」
深夜、明日に備えて眠りに就いていた時だった。
窓の方から、何か叩くような音がする。
その気配で、目を覚ましてしまった。
:09/02/03 22:12
:SH705i
:PmbMsxN.
#23 [Gibson]
様子を見にベッドから下りて、窓の方へと向かう。
寝ぼけ眼で、部屋のカーテンを開けてみる。
「…キ、キャアッ!!」
目の前の光景を見て、私は腰が抜けて倒れ込んでしまった。
:09/02/03 22:17
:SH705i
:PmbMsxN.
#24 [Gibson]
そこに映っていたのは、一人の少女であった。
変質者か泥棒かと思ったら、何と彼女の体は宙に浮かんでいるではないか。
「ゆ、幽霊…。」
生まれて始めて目にしたそれに、全身で身震いする。
「…飯島紗世子だな!?」
少女が話し掛ける。
:09/02/03 22:22
:SH705i
:PmbMsxN.
#25 [Gibson]
○初めて
×始めて
所々の誤字脱字をお許し下さい(>_<)
:09/02/03 22:24
:SH705i
:PmbMsxN.
#26 [Gibson]
「…な、何で私の名前を…!?」
「お願いだ。ここを開けてくれ。あなたと話がしたい。」
自分より随分幼く見えるが、冷静な態度で坦々と話す彼女。
「…イヤ…。イヤ…。」
咄嗟にテーブルの上にあった携帯を手に取り、誰かに助けを求めようとした。
あまり頼りたくない相手だけど、小橋夏生ならまだ起きてるはず。
:09/02/03 22:32
:SH705i
:PmbMsxN.
#27 [Gibson]
「…千葉瑠璃子。」
「え?」
「お主の祖母の名前で合っているな?」
「…。」
確かに、母親の母親はその人だけれど、
どうしてこの子が知ってるの…?―
:09/02/04 20:23
:SH705i
:WmLD0Z9A
#28 [Gibson]
「それから、お主のお尻にホクロがあるだろう!?」
「えぇっ!どうしてそれを…。家族しか知らないのに…。」
次から次に事実を言い当てる少女。
「とにかく、一先ずここを開けてくれ。何も妙なことはせぬ。」
「…。」
幽霊(?)だしね、金品を盗んでもどうしようもないよね…。
それに、さっきから窓越しで話し声が聞き取りにくいし…―
私は彼女の指示通り、窓を開けてみた。
:09/02/04 20:33
:SH705i
:WmLD0Z9A
#29 [Gibson]
「申し遅れた。
私の名前はナナという。」
少女が部屋に入ってきた。
その体はぷかぷか浮いている。
「ナナ…。」
「お察しの通り、私は人間ではない。かと言って、天国からやって来た訳でもない。
まあ、どこか別の星から来たのだと受け止めておいてくれ。」
「は、はぁ…。」
:09/02/04 20:41
:SH705i
:WmLD0Z9A
#30 [Gibson]
「何故私がお主の目の前に現れたのか、それが気になるのだろう?」
「ま、まぁ…。
言いたいことがあるならさっさと言って欲しいけど。
私も明日朝早いし…。」
その場で大きく欠伸をした。
時計の針は、深夜2時を指している。
「ははは。
何もお主を驚かそうと思ったり、暇つぶしにここにいるのではない。
重大な用件があって来たのだ。」
:09/02/04 20:49
:SH705i
:WmLD0Z9A
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