スーパースター、スーパーヒロイン
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#31 [Gibson]
「近頃立て続けに起こっている、エリート集団の変死について、どこかで耳にしたことはあるか?」
「え!?うん、ニュースでやってるのなら知ってるけど…。」
今日の昼に、皆で話し合った出来事のことだろう。
「それについて、どう思ったか?」
「えっ?えっとー…トップに居続けることに疲れちゃって、かなり追い込まれてたのかなぁって。」
警察は、全ての事件は自殺の線で片付けているらしい。
:09/02/04 20:58
:SH705i
:WmLD0Z9A
#32 [Gibson]
「…その全てが、誰かによる陰謀だとしたらどう思う!?」
「えぇ!!
それは不可能ないんじゃない?
だって南は沖縄から北は北海道まで起こってるんだよ?
一つ一つの犯行に及ぶのはかなり大掛かり…っていうかめんどくさい…。」
それに、恨みを買っているにしても、一人ひとりに接点はないって言うじゃない。
猟奇的な殺人にしても、全然証拠は見当たらないらしいし…―
:09/02/04 21:06
:SH705i
:WmLD0Z9A
#33 [Gibson]
「確かに、たった一人で全てを計画し行おうとすれば、どこかで無理が生じるだろうな。
だが、集団によるものだとしたら?」
「集団…。」
「そして、私はその集団の情報を少しずつ掴んできた…。」
「ま、まじ!?」
:09/02/04 21:11
:SH705i
:WmLD0Z9A
#34 [Gibson]
「その組織は、約70年前に壊滅したはずだと聞いていたが、迂闊だった。
今は当時のメンバーの子孫らが再び立ち上げているらしい。」
「…そんなに古い歴史があるんだ…。」
「…。」
自らをナナと名乗った少女が、突然そこで黙り込んだ。
:09/02/05 00:53
:SH705i
:SvoYBDoU
#35 [Gibson]
彼女が部屋をキョロキョロと見回すと、ハッとした表情をする。
「…お主は、ヒーロー物に興味があるのか?」
そう質問する彼女は、棚に飾ってある戦隊シリーズのフィギュアや、
テーブルの上にある、今日借りたDVDのケースを見ている。
「う、うん。小さい頃から好きだけど…。」
それがどうしたって言うのよ…―
:09/02/05 01:02
:SH705i
:SvoYBDoU
#36 [Gibson]
「ならば話は早い。
もしも自分が、そういう物語の中に登場するような、正義の味方になれるとしたら、どう思うか?
いいや飯島紗世子、お主はそういう運命の下に生まれてきた。
選ばれた人間なんだよ。」
「ええっ!?
な、何言ってんの!?」
そうだ私、今変な夢でも見てるんだ!
…ってイテテ、ほっぺは確かに痛みを感じる…―
:09/02/05 01:13
:SH705i
:SvoYBDoU
#37 [Gibson]
「嘘でも冗談でもない。」
「だって私、運動オンチだし、速く走れないし…。
闘いに挑む要素とか全然ないって!」
「それは、通常のお主がそうであるからだけであろう?
…これを見てみろ。」
彼女が私に、一つのネックレスを差し出してきた。
:09/02/05 01:32
:SH705i
:SvoYBDoU
#38 [Gibson]
「…これ、おばあちゃんの形見のネックレスに似てる…。
って言うか、色違い!?」
彼女から渡されたものを、まじまじと見つめる。
石の色が白色以外は、形もサイズも、私の持っているものと全く同じであった。
「…それがお主の能力を発揮するアイテムだ。
お主の持つものとそれを同時に掛けた時、力は発動する。」
「ほー…。」
その説明に、妙に納得がいく。
要はヒーロー物の変身道具と、同じ原理なんでしょ?
:09/02/05 01:44
:SH705i
:SvoYBDoU
#39 [Gibson]
「でも、どうして私なの!?
私はたまたま、これを死んだおばあちゃんから貰っただけで…。」
「偶然ではない。
何故ならばお主の祖母も、若い頃これを身につけて、悪の集団と闘っていたからだ。」
「えぇっ!?お、おばあちゃんが!?」
つまり、今となって孫の私に引き継がれた訳!?…―
:09/02/05 01:50
:SH705i
:SvoYBDoU
#40 [Gibson]
「先程、昔一度だけ組織は崩壊したと言ったな?
それを成し遂げた人物こそが千葉瑠璃子、お主の祖母だ。」
「ひぇ〜!!」
実のおばあちゃんがやってみせちゃうなんて…。
彼女は一体何者なの!?
「今度は孫の紗世子、お前の出番だ。
ネックレスに秘められた力は、お主の元でしか発動しない。」
他の人の前では、単なるアクセサリーに過ぎないって訳ね…―
:09/02/05 06:39
:SH705i
:SvoYBDoU
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