Life house
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#91 [サヤ]
ユウはちらっとこっちに視線をやると
タクの隣に座った
『おい!サヤ!』
勢い良く言うから体がビクッてした。
『なに?』
タク『お前ら仲悪いん?』
『こいつ、俺のこと無視やし、急に連絡とれんなるし最低ー』
の声になにもしらないまわりから
えーって声。いやいや、こっちが悪くなってるやん?
私が言う前にサユリが口を挟んだ
:13/03/03 00:35 :iPhone :☆☆☆
#92 [サヤ]
『ユウさ、自分の胸に手当てて聞いてみれば?』
『タクなんか聞こえる?』
ユウがタクに言う
『いやー、なーんもきこえへんなぁー』
ふざけあってる2人に
サユリはあきれていた。
『ユウは嫌いー、だいっきらいー!』
私の言葉にユウがイーッ顔を返してくる
:13/03/03 00:37 :iPhone :☆☆☆
#93 [サヤ]
付き合ってた時からこんな感じだった私たち
だから周りもいつものことかって
話はすぐ変わった。
もちろん、なぜ私とユウが別れたのかも
誰も口にしない。
多分私の一方的な音信不通ってことに
なっているだろう。
:13/03/03 00:39 :iPhone :☆☆☆
#94 [サヤ]
違う席に行ったり来たりで
サユリも私も帰る前には気持ち良い程度に
酔っていた。
その後、カラオケに行くことになり行ったものの 眠たくなりサユリが歌う隣で
サユリにもたれながらうとうとしていた。
:13/03/03 00:42 :iPhone :☆☆☆
#95 [サヤ]
するとサユリがトイレに立ったから
サユリが座っていたところに頭をつけて
軽く眠ろうとした。
みんなの歌と騒がしい声に薄暗い部屋
すごい心地良くてこのまま寝たいなー
なんて思いながらソファーに頭を預けたとき
耳元で おい。 って言われた。
:13/03/03 00:47 :iPhone :☆☆☆
#96 [サヤ]
顔を少しあげるとユウがいた。
『近付くなーぁ』
ユウの肩を押すと
『もう帰れよ?明日早番?』
『いや、ちがう。』
『そーかー、カラオケ中に寝るアホお前だけやから』
そのとき、サユリがトイレから戻ってきたけど彼氏が迎えに来るとかで私の方をニヤニヤしながら見て
また、連絡する!そう言って帰っていった。
:13/03/03 00:51 :iPhone :☆☆☆
#97 [サヤ]
他の女友達も彼氏の迎えとか、用事あるからって帰りだしたから私も帰ることにした。
タクやみんなにばいばいって言って
カラオケを後にした。
すると、後ろから走ってくるユウ。
『俺もかーえろ!』
そう言って隣を歩く。
私はとゆうと眠さと酔いでぽけ〜って歩いていた。
『なぁ?酔い冷まして帰らん?』
私たちは何本か電車を見送り駅のホームにある自販機でお水を買った。
:13/03/03 00:55 :iPhone :☆☆☆
#98 [サヤ]
酔いのせいもあったのかユウに
あのときの話をした。
『ユウってさ、サヤのこと遊びやったんやろ?』
笑いながら言ってみた。
『最初はな。』
意外とストレートに言葉で言われたらかるく悲しくなった。
『やっぱり?メールみてもたんやぁ』
水を飲みながら言った。
『あっそー。』
沈黙が続いた。
『正直な話、あんとき、サヤに出会った時、俺女おったんや』
:13/03/03 00:59 :iPhone :☆☆☆
#99 [サヤ]
『倦怠期ってやつ?あんまり好きじゃなくなってきて、そんな時にサヤに出会って家ちょっと離れてるし刺激ほしさに付き合った』
無言で聞いた。結構胸にぐさぐさ刺さる言葉たち。
『でもな、だんだんサヤとおるときが楽しくなってってしたときに連絡が途絶えた、まぁ俺が全部悪いんやけど』
『多分サヤが見たメールも、冗談でツレに送ったやつやと思うけど遊びで近付いたんは本間やもんな。ごめんな?』
:13/03/03 01:04 :iPhone :☆☆☆
#100 [サヤ]
ユウが遊びで近付いたとき
サヤは本気で大好きやったな。
ユウから直接聞いたらやっぱり辛くて
泣きそうなった。
『連絡途絶えて電話でんし、アドレスはエラーやし、そんときサヤがおらんなってサヤの存在がめっちゃでかかったって気付いたねん』
『女とはその前に別れててんけどな?』
タイミング良く電車がきた。
『もう終わったんやから聞きたくないわ』
そうユウに言ってホームに立った。
酔いはすっかり冷めていた。
ユウはなんも言わんかった。
:13/03/03 01:09 :iPhone :☆☆☆
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