僕しか知らない君へ
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#292 [太郎]
ちょっと待てよ…色々呼んどいたって、まさか伊月も!?
「他には誰が来るの??」
春田さん!ナイス質問!
「あとは野郎ばっかり!女の子春田さんしかつかまらなかったわ〜。」
ほっ…。
だいぶ安心…。
まだまだ心の準備が…。
「なんか私暇人みたいじゃん〜やだぁ〜」
「良いじゃん!紅一点で楽しくやってよ!」
:14/05/12 17:01 :SBM302SH :uX1BWWIg
#293 [太郎]
春田さんは嫌がっていたけど、春田さんが参加してくれて、のちのち俺はすごい助かるとになる。
その後は、男がぞろぞろやってきて、ある程度はしゃぎ、飲みはじめて一通りして、少し疲れた俺は外に出て煙草を吸っていた。
やっぱり地元って良いなぁ。
今日はたまには実家に寄ってこうかな。
なんて、しんみりしながら吸い終わってぼーっとしてたら、俺を追いかけるように春田さんが外に出てきた。
「春田さんも煙草?笑」
:14/05/12 17:07 :SBM302SH :uX1BWWIg
#294 [太郎]
「どうみても吸わないでしょ!私は。笑」
そう、春田さんは昔から優等生の良いとこのお嬢様って感じなんだ。
「だよな。笑」
「ちょっといい?」
俺のとなりにちょこんと座る春田さん。
「ん?どうした?」
少しためらいながらも、春田さんは思いもよらない事を聞いてきた。
:14/05/12 17:09 :SBM302SH :uX1BWWIg
#295 [太郎]
「安藤くん、今彼女いるの?」
「彼女?」
まさか、僕に興味が!?
って、そんな訳はない。
春田さんには、同棲中の婚約者がいる。
「いや、いないよ。なんで?」
「そっか。ううん!気になっただけ。昔はさ、伊月と3人で色々出掛けたりしたよね。懐かしいなぁ。」
伊月の名前が出てドキッとする。
いまだに僕は、その伊月ちゃんが忘れられません。笑
:14/05/12 17:14 :SBM302SH :uX1BWWIg
#296 [太郎]
「行ったよね、懐かしいわほんと。そういや、伊月は元気してる?会ったりするの?」
よし、いいぞ俺!
自然に聞き出せたはずだ!笑
「うん。伊月の職場が私のマンションからちかくてさ、最近良く会うよ。元気だよ〜。仕事も楽しいみたいで頑張ってる。」
「そっか。そりゃなによりだ。」
「うん…。」
少し春田さんの表情が曇ったのを俺は気まずいなぁと思いながら見ないようにした。
きっと、春田さんも俺たちが円満に別れていないこと、知ってるはずだから。
「…伊月もさ、もうずーっと彼氏いないし、出会いもないみたいで、プライベート暇そうなんだよね〜、そうだ!また今度、久しぶりに3人で会わない!?…なんて…急だよね。」
:14/05/12 17:23 :SBM302SH :uX1BWWIg
#297 [太郎]
え!?
伊月…彼氏いないのか…。
あの教師とはどうなったんだろう、とか、すげー気になったけど聞けない。
てか!
春田さんがそんな場を主催してくれるなんて、俺めっちゃラッキーなんじゃ…。
これは逃しちゃいけないだろ!
「おっ、いいね〜。集まりたいよ久しぶりに。でも伊月が嫌がるんじゃない?俺に会うのは。」
:14/05/12 17:27 :SBM302SH :uX1BWWIg
#298 [太郎]
「そんな事ないよ!多分…。じゃあさ、また連絡してもいい?安藤くんの番号確認しといてもいい〜?」
なんてラッキーなんだ。
でもこれ…本当に実現するのかな。
でも頼む!春田さんにかけるしかない!
「うん。俺ずっと変わってないから。楽しみにしてるわ!」
こうして、この日の飲み会は終わった。
ちなみにこの後二件目三件目でベロベロに酔っぱらい、結局実家には寄っていません。笑
:14/05/12 17:31 :SBM302SH :uX1BWWIg
#299 [太郎]
それからまた約1カ月くらいがたったけど、春田さんから連絡は一向に来ない。
やっぱり伊月嫌がってんじゃねぇの。
はぁ。絶対そうだ。
ずーっとずっと、連絡を待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
いや、もう待てねぇ!
春田さんの誘いの言葉で、よりいっそう早く伊月に会いたくなっている俺は、待ちきれなくなりついに春田さんに自分から連絡した。
:14/05/12 17:34 :SBM302SH :uX1BWWIg
#300 [太郎]
『ごめんね、なかなか日にちが合わなくてさぁ、安藤くんは土日しか無理だよね〜?また連絡するね〜。』
催促する俺に、またハッキリしない返事をする春田さん。
ここで電話を切ったら多分もうこの話無くなるぞ。
そう思って、思いきる僕。
「あのさ、俺、むっちゃ会いたいんだよね。伊月が嫌でも俺は会いたいからさ、春田さん!頼みます!」
:14/05/12 17:39 :SBM302SH :uX1BWWIg
#301 [太郎]
もうハッキリ言っておくしか無いと思った。
「安藤くん…。うん!!わかった!なるべく早く連絡するからね!絶対絶対!待っててね!」
なんだか春田さんは嬉しそうにしていた。
だから今度こそ春田さんに期待して待っていよう。
もうすぐ会えるかもしれないと思うだけで、俺は変なテンションになっていた。
:14/05/12 17:42 :SBM302SH :uX1BWWIg
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