2006,夏恋
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#11 [主]
誰か読んでますか?

よかったら感想ください

:07/01/06 18:17
:N701i
:5V/qUeWw
#12 [主]
加奈はあたしの右腕をつかみひっぱった。
そして、少し落ち着いたとき
「‥南って、好きな人いる?」
こんな突拍子もないことを聞いてきた。
加奈とあたしは"恋バナ"なんてしたこともなかったから…。
なんだか自分のとこだけが、世界が止まってしまったかのように感じた。
:07/01/06 18:50
:N701i
:5V/qUeWw
#13 [主]
そんな中でもうるさい蝉の声と、照らす太陽の熱は変わらず汗がポタポタと流れる。
「……なんで?」
その沈黙を最初にやぶったのはあたしだった。
「いや、南のこと‥」
加奈はそこまで言って、口を閉ざしてしまった。
あたしはなにがなんだか理解できずに
暑さと目の前にある
コロッケパンを食べれない我慢が限界にきたので
加奈の腕をひっぱり階段をのぼった。
:07/01/06 18:57
:N701i
:5V/qUeWw
#14 [主]
3階についたときには、もうブラウスは汗で湿っていた。
教室の前にある踊り場であたしと加奈はご飯を食べる。
ときどき入ってくる風が汗を乾かし、気持ちがいい。
「加奈、さっきの続き。」
あたしはコロッケパンを口にほおばり、加奈に視線をむける。
:07/01/06 19:00
:N701i
:5V/qUeWw
#15 [直]
もしも…っていう小説の主です。見てます!頑張ってください!
主さんの表現力頂きたいです…。
:07/01/06 23:39
:SA702i
:QU5s7lbs
#16 [主]
直さん

ありがとうございます


あたしもまだA未熟ですが、お互い頑張りましょう


+゚
表現マネしても全然いいですよ


逆につかってくれて嬉しいって感じます

:07/01/07 00:16
:N701i
:s.uGeus6
#17 [主]
「………うん。」
加奈はお弁当を包んでいるバンダナを開く手を止め、顔をあげた。
「あのね、加奈とさっき話してた坊主の子わかる?」
あたしは家から持ってきた烏龍茶を半分まで一気に飲み、加奈に視点を合わす。
そして、「なんとなく」とおぼろげな返事をした。
:07/01/07 00:38
:N701i
:s.uGeus6
#18 [主]
カーテン越しに入ってきた風もやみ、また太陽の熱気があたしを悩ます。
クラスの男子はお弁当を食べおわったのか、騒ぐ声が耳鳴りのように聞える。
「あの子、南のことが好きみたいなの。」
「…………。」
一瞬、息が止まった。
蝉の声もやみ、男子たちの声も耳に入ってこないくらいにあたしの心臓は
ドクドクドク…と音をたて、鳴っていた。
:07/01/07 00:45
:N701i
:s.uGeus6
#19 [主]
「……好きって。冗談やめてよ」
あたしは少しかじったコロッケパンを半分口につめこみ、残りの烏龍茶で流しこんだ。
「加奈ね、南に恋してもらいたいの」
加奈はそういいながらバンダナを開き、お弁当箱のふたを開けた。
恋なんて、いつからしてないのだろうか‥。
:07/01/07 00:54
:N701i
:s.uGeus6
#20 [主]
高校生になって、恋をしたいと思ったことは数少なくもない…。
そして、2年目の夏がやってくるというのに好きな相手すら見つからない。
焦りはするが、あたしは彼氏を作ろうとする努力もせずに
部活の日々を淡々と過ごしていた。
:07/01/07 00:59
:N701i
:s.uGeus6
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