もう二度と・・・
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#192 [あやめ]
そぅですか

つらいと思うケドがんばってくださぃっ応援してます

⏰:07/05/01 21:03 📱:SH702iS 🆔:☆☆☆


#193 [林奈]
あやめさんありがとねIまた更新します

⏰:07/05/01 21:46 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#194 [林奈]
そんな日々が1ヵ月続き、うちはもう高校を辞める決心を着けた。


将来の事なんて何も考えなかった。


“今さえよければいい”


典型的なパターン。

ほんとにほんとに幼い甘い考え方しかできなかった。

⏰:07/05/01 21:49 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#195 [林奈]
父にうちは高校を辞めることを話した。高い入学金を出してくれたのに、うちはたった1ヶ月で辞めてしまう。
今思えば、ただただ申し訳ない気持ち。

けどあの時のうちは、自分の将来に、“光”があるんだって勘違いしてたんだ。

⏰:07/05/01 21:52 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#196 [林奈]
うちの衝撃の発言に父は驚きもしなかった。
きっと予想してたんだろう。


「お前は何を言ってるんだ」


少しでいいから叱って欲しかった。


けど何も言わない父に諦めを感じてしまってた。

⏰:07/05/01 22:16 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#197 [林奈]
うちは父と一緒に退学届を出しに行った。担任は止めたけど、うちは先生に汚い言葉を吐いてしまったんだ。


「引き止めるのはどうせお金のためでしょ?」


困った顔をしてた。図星だ。

所詮世の中、自分を本気で心配する人なんていないから。


虚しい感情を持った15歳だった。

⏰:07/05/01 22:22 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#198 [林奈]
退学届が受理され、うちはみんなに挨拶もなく学校を後にした。


その日の夕方、サオリに電話。


「サオリごめん。うち学校辞めたから」

「は?まじで言ってんの?」


「まじだよ」


「どんな理由か話聞かせてよ」


「わかった」


うちの家の近くの、思い出の川原。
サオリは一人で来た。

⏰:07/05/02 00:06 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#199 [林奈]
うちの顔を見るなりサオリは聞く。


「何で学校辞めるん?もったいないよ」

「バイトだけがしたいんだ。お金ほしいから」


「バイトなら学校行きながらでもできるじゃん。もったいないよ」


サオリの目は真剣だった。


「もう決めたから」

「わかったよ」


少し寂しそうなサオリの横顔。

⏰:07/05/02 10:49 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#200 [林奈]
一瞬後悔した。
けど、もう後戻りはできないから。


「辞めても友達だからね?」


サオリの顔は寂しそうだけど、優しかった。


マサにも伝えるからと言い、サオリと別れた。

⏰:07/05/02 10:53 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


#201 [林奈]
その日の夜、母が家に来た。


「あんた学校辞めたんだって?」


「だからなに?」


「恥ずかしいと思わんの?」


“恥ずかしい?意味分からん”


うちは母の言葉に腹が立って言い放った。

⏰:07/05/02 10:55 📱:W43CA 🆔:☆☆☆


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