〇ニ番目の四季〇
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#351 [ゆり]
かなチャン☆
感想嬉しぃですッありがとォ(´∀`*)
○二番目の四季○ってコトで、
二番目の女として越えた四季と
二番目に本気で好きになった隼人と越える四季、って意味を込めて書いてます。
もうちょっと続きますがよかったらまた読んでみて下さいo(^-^)o

⏰:06/06/04 11:05 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#352 [あやぽん]
今日も読んでまーす
頑張れ

⏰:06/06/04 11:11 📱:SH700i 🆔:BJgc3oN2


#353 [ケン]
マジ読んでてワクAしてます自分も女とかに対してメチャ冷めてて一定の距離とか置いちゃって相手を信用したことがないです…一度でいいからこんな恋愛をしてみたいです

⏰:06/06/04 11:58 📱:N900i 🆔:VWgddD0c


#354 [ゆり]
あやぽんチャン☆
いつもありがとぉッ(●^ε^●)♪
ケンサン☆
信じたいって心から思えるヒトに出会ッて欲しいです♪感想ありがとうッ(ё^▽^ё)

⏰:06/06/04 13:52 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#355 [ゆり]
ゴリラはいじめられ子チャンの横に立った。

「お前ら好い加減にしろよ…
お前はわかるだろーな?」
と言った。

彼女は怯えている様で
何も答えない。


こりゃーヤバイよ。

周りを見れば
か弱い女の子達が下を向いて
青ざめてる。
 

⏰:06/06/04 13:58 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#356 [ゆり]
ゴリラが静かにボロボロになってる教科書を丸める。

本当に獣の目付きだった。

あたしは席を立った。

一斉注目!!

今思うとかなり恥ずかしかったな…

でもその時は苛々して仕方なかった。
 

⏰:06/06/04 14:02 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#357 [ゆり]
あたしはゴリラの前に立って言った。
身長は負けてた。

「先生〜あんた好い加減にしやーよ」

普段は出ないけど
あたしはキレると名古屋弁が出る。

ゴリラは一瞬躊躇った顔をして
すぐ絡んできた。

「なんだと?
お前そんなチャラチャラした頭で学校に何しに来とるんだ?!」
 

⏰:06/06/04 14:07 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#358 [ゆり]
「先生は何しに来てるんですか?」

ゴリラの目付きはますます鋭くなった。

「何言っとるんだ?勉強を」
「教えてないよね」

「わかりませんって言ったらバシーンッ!!ガミガミ〜!!
そんなんで教えとるって言える?」

「…うるさい席に着け!!」

「図星なんやら?
でら適当だが(笑」

あたしは馬鹿にするように笑った。
 

⏰:06/06/04 14:14 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#359 [ゆり]
「じゃあお前、前の問題やってみろ」

ゴリラの顔
怒りで真っ赤。
なんでこの人教師になれたんだろって思った。

じゃあの意味がわからん…

そう思いながら黒板の前に行き
問題を解いた。

すごいねあたし。
この問題、本当にたまったま出来たの。
 

⏰:06/06/04 14:19 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#360 [ゆり]
「先生〜できました」

チョークを置いて振り返る。

「…正解だ」


よっしゃー勝ったッ!!

そんなん思いながら席に戻った。

「おい、お前名前は?」

きた。

「2年の高原ゆりです
単位落としたきゃ好きにしてください」

喧嘩売ったのあたしだもんな〜
自業自得だ。
 

⏰:06/06/04 14:27 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#361 [ゆり]
でもそれから
ゴリラは全くあたしに絡んでこなかった。

しかもバシーンッ!!も吠える事もなくなって
普通にいい先生になってた。

後で聞いたんだけど
前の学校で生徒にいじめられてたらしい。

だからナメられない様にあんな風になっちゃったんだって。

まぁよかったね。
 

⏰:06/06/04 14:31 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#362 [我輩は匿名である]
>>43-360

⏰:06/06/04 14:31 📱:P902i 🆔:7s6mL/Xk


#363 [ゆり]
そして次の日

先生は大人しくなったけど
いじめっ子チャン達がまだうるさい。

朝から「うぜー」だの
「消えろ」だの「ブス」だの
本当に18歳かッて思うくらい
低レベルないじめです。

でも言われてる方は
きっとすごい痛い。

辛さって自分のものさしで測れるものじゃないから。
 

⏰:06/06/04 15:00 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#364 [ゆり]
外は相変わらず
じめじめと小雨。

あたしは机にひじ付いて
下向いて携帯いじってた。
その時。


バシャッ

あらららら
水ですね。

あたしにまでかかっちゃってますね。


「あ、すいませんッッ」

⏰:06/06/04 15:05 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#365 [ゆり]
きょどりながら
謝ってきたのは
いじめっコのリーダー。

あたしが無言でいると
いじめられっ子チャンの方を向いて叫んだ。

「オラッあんたが水かけて欲しいっつったんだろーが!
てめぇも謝れよ!」


いやいやいや。
そりゃないよリーダー。
 

⏰:06/06/04 15:15 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#366 [ゆり]
「すいません…」

ご丁寧に謝りに来る。

髪から水滴垂れてるし
(あたしもだけど)
さすがに可哀相。


あたしは言った。
「ギャル子ちゃん、ストレス溜まってるならあたしが話聞くよ?」

「えッ?」

「だからまぁ簡単に言うと、やめなね
こーゆうの」

リーダ-は下を向いて黙った。
 

⏰:06/06/04 15:22 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#367 [ゆり]
すると隣にいた茶髪ショートの子が言った。

「まゆみの彼氏…この子に取られたんですよ
だから…」

男関係かぁ。
ますますドラマの世界みたい。

「ふーん…それは辛かったね…」

正直どーーでもよかった。
この騒がしい面倒臭い状況から早く抜け出したかった。

気付いたけど
もうあさっててこのクラス終わりなんだ。
 

⏰:06/06/04 20:49 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#368 [ゆり]
「ギャル…まゆみちゃん!
まだ好きなら、ライバル落とすんじゃなくて
自分が上行きたまえ」

あたしは何故か殿口調で言った。


キーンコーン…
チャイムが鳴り普通に授業が始まり
その日はそのまま終えた。

帰りはいつも駅まで隼人と帰る。
 

⏰:06/06/04 20:54 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#369 [ゆり]
「ゆーりちゃん♪」

「おせーよ」

「ごめんごめん!」

まるで男と女が逆の会話。
でもこれがあたし達。

「あ〜ゆりはいい匂いだな〜
まじ臭いもん男だけのクラスとか。高校思い出すし」

「あー臭そうだね(笑」

二人で校舎を出る。

隼人と手を繋げる瞬間が
1番好き。
 

⏰:06/06/04 21:01 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#370 [ゆり]
「雨やんだね〜」

「そーだな〜
もうすぐ梅雨明けるんじゃねぇ?」

「だといいなぁ」

「あーてかコンビニ寄っていい?」

「うんッ」

セブンに入って二人で立ち読みをしてた。

するといじめられ子ちゃんが店の前を歩いて行った。

そえばいつも長袖だな〜こんな暑いのに。

そう思い
少し気になったけど
紫外線対策か、と思いすぐに雑誌を読み始めた。
 

⏰:06/06/04 21:11 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#371 [ゆり]
ジュースを取った隼人が声をかける。

「ゆり〜チョコは?」

「えッ待って!!」

「好きなの持ってこや〜」

「今日はグミな気分!
これ〜♪」

普段と変わらない
当たり前みたいな幸せ。

やっぱり素直になってよかった。
別れなくてよかった。

あたしは強く
そう思った。
 

⏰:06/06/04 21:17 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#372 [ゆり]
次の日

いつもの場所で隼人と別れ
あたしは教室への階段を登っていた。

(今日も暑いな〜)


カツカツカツ
あたしのヒールの音に混じって
スニーカーの音がした。

「あの…」

か弱い声に振り返ると
3段下に
いじめられ子ちゃんがいた。
 

⏰:06/06/04 21:27 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#373 [ゆり]
「あ、おはよ〜☆」

一瞬戸惑ったけど笑顔で言った。

「おはようございます…
あの、昨日はありがとうございました」

頭を下げられる。

「えッ全然いいよ、あたし余計な事しちゃったりした?」

その言葉に焦って顔を上げる。
「そんな事ないですっ」

「ならよかった!
一緒に教室行こか」
 

⏰:06/06/04 21:32 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#374 [ゆり]
少し笑顔を見せてくれて
隣にきて一緒に歩き出した。

身長は155aくらいで
少しぽっちゃりしてて
セミロングの黒くて綺麗な髪。

いつも男視点なあたしは
まさに萌え〜タイプの子だな、
と思った。

「えーと、下の名前なんてゆーの?
ごめんね、あたしほとんどの子知らなくて(笑」

「下は淳子です」

「淳ちゃんかぁ☆可愛いね♪」

恥ずかしそうに笑った。
萌え〜だねこりゃ。
 

⏰:06/06/04 21:42 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#375 [ゆり]
「高原先輩はなんで私の事助けてくれたんですか…?」

(や、助けるつもりではなかったよ。)

「ん〜…あーゆうの好きじゃないから…かなぁ」

曖昧に答える。

「いいなぁ…強くて」

彼女が呟いたと同時に教室に着いた。

もう彼女の席は綺麗だった。

「よかったね」

あたしが笑うと彼女も安心した様に笑った。
 

⏰:06/06/04 21:47 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#376 [ゆり]
席に着くとギャル子ちゃんグループが集まってくる。

「先輩、昨日はすいませんでした」

「あ〜いいよ〜
どーせ湿気で髪ペタんこだったし(笑」

今日は晴れてるから気分がいい。
自然にニコニコしてる自分。

「先輩って髪どーやってるんですかぁ?
まゆもそんな風にしたいです〜」
 

⏰:06/06/04 21:53 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#377 [ゆり]
「あーあたしはコテとカーラーを…」

いつの間にか巻き髪レッスンが開かれてた。

みんなとも仲良くなれて
満足にこのクラスでの授業を終わろうとしてた。

でも
帰りに教室を出ようとすると
呼び止められた。
 

⏰:06/06/04 21:59 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#378 [ゆり]
「淳ちゃん…どーしたの?」

「あの…ちょっと時間ありますか?」

「んん〜…」

隼人と帰る約束をしてる。

「今日はちょっと…」

断ろうとした瞬間、一気に罪悪感に襲われた。

「あッやっぱ大丈夫!ちょっと待ってね」

ピリリリッ

「はーい」

「あ、隼人?ごめんけど今日友達と用あるで
先帰ってて〜」
 

⏰:06/06/04 22:06 📱:V703SH 🆔:Ecxpdyi.


#379 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:06/06/04 23:58 📱:N900iS 🆔:jupj/QHQ


#380 [ゆり]
「え〜!!…分かったよ〜」

「まじごめんね」

「帰ったらちゃんと連絡しろよ!」

「分かったぁ〜隼人も気をつけて帰ってね☆」

ピッ

携帯を閉じる。

「すいません…約束あったのに…」

淳ちゃんが俯く。

「全然大丈夫だよ☆
どこで話す?」

校舎を出るのも暑いので空いてる教室に入った。

⏰:06/06/05 22:56 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#381 [ゆり]
いきなり二人きりで話すなんて
数日前から想像出来ない。

本当
些細なことで
人との繋がりって出来るものだ。

淳ちゃんは窓際の席に座った。

あたしはその隣の椅子に横向きに座った。

「先輩って…人生嫌になる事ってないですか?」

いきなりの質問に驚いた。
でも真剣な横顔だったから
真剣な質問なんだ
と思った。
 

⏰:06/06/05 23:01 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#382 [ゆり]
「嫌になる事かぁ…
そりゃあるよ」

あたしはかなりの幸せ者だけど
全て嫌になる事もある。

家事も
恋愛も
学校も
将来も
全部捨ててしまいたくなる事もある。

でも全て捨てて自由になっても

あたしはきっとまた
その捨てたものを探し始めるんだろうって
思う。
 

⏰:06/06/05 23:07 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#383 [ゆり]
淳ちゃんは下を向いたまま何も言わない。

あたしは聞いた。

「淳ちゃんは…人生が嫌になったの?」


「はい…」

右手で長袖の上から
左手首を強く握った。

瞬間になんとなく分かった。
この子リストカットをしてるんだ
って。
 

⏰:06/06/05 23:11 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#384 [ゆり]
あたしにも経験がある。

お母さんが家を出てく前に
激しい夫婦喧嘩が
毎日毎日毎日繰り返されてた。

お皿は何枚も割れて
叫び声が響き渡ってた。


あたしは誰も憎めない
やり場のない気持ちを傷として残した。

死にたかった訳じゃないから
肩の辺りを切って
血を見て
落ち着いたりしてたんだ。


この事は誰も知らない。

⏰:06/06/05 23:16 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#385 [ゆり]
どう聞いたらいいのか分からなかった。

でも何か訴えてるのは感じた。

「…痛い?」

普通に聞いてしまった。
淳ちゃんの横顔を見てたら
気付いてあげなきゃいけないって
気持ちになったから。

「…」

黙ったまま
小さく首を横に振った。

 

⏰:06/06/05 23:20 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#386 [ゆり]
「リスカすると落ち着くんです…
だから痛みなんてない…」

蚊の鳴く様な声で呟く。

「そっか…」


「…気持ち悪いとか…思わないですか?」

「え〜?思いませんよ(笑
ほら」

あたしはTシャツの袖を捲くった。

深くはないけど
今も残ってる消えない傷痕。


淳ちゃんの目が一気に開いた。
 

⏰:06/06/05 23:35 📱:V703SH 🆔:tPdHa1I.


#387 [ゆり]
傷を舐め合って
癒し合えるなんて思わないけど

少しでも
何か変われるなら


あたしはあっさり簡単に
初めて傷痕を人に見せた。


「もう切ってないんですか?」

「切ってないよ」

「どうやってやめられたんですか?私も強くなりたい」


強さかぁ。
そんなものあたしにはないな。
 

⏰:06/06/06 07:23 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#388 [ゆり]
ねぇ隼人

隼人はいつも
あたしが欲しがる言葉を
くれた訳じゃないけど

あたしが離れていかないようにと
いつも懸命に伝えてくれたね

その揺るがない想いを
時に疑い
時に信じた

あたしが持っていない強さを

隼人は持っていたよね
 

⏰:06/06/06 07:30 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#389 [ゆり]
傷付いても

好きだと言ってくれたよね

あんた懲りないねって
笑ってやったけど


その強さに
数え切れない程
救われてた。


あたしにもそんな強さがあったなら

過去を責めて

何度も隼人を苦しめなかったよね。

 

⏰:06/06/06 07:32 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#390 [ゆり]
「先輩?」


「…あ、ごめん!
あたしは原因が分かってたから…
問題が解決したら自然にやめられたよ」


「そうですか…」

寂しそうに俯く。


その時教室のドアが勢いよく開いた。

「お前らもう学校閉めるから帰れよ〜」

「あッはーい!」

二人で焦りながら教室を出る。
 

⏰:06/06/06 07:43 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#391 [あやぽん]
毎回更新_楽しみにしてま
あと超読みやすいデス頑張ってネ

⏰:06/06/06 09:19 📱:SH700i 🆔:aIOGq3rw


#392 [ひLI]
フムX02(・ε・`)゙

⏰:06/06/06 15:45 📱:N901iC 🆔:XRCh60kQ


#393 [ゆり]
あやぽんチャン☆ひいチャン☆
いつもありがとう(;ω;)

⏰:06/06/06 20:35 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#394 [ゆり]
校舎から出ると
外はもう暗くなっていた。

「先輩って地下鉄ですか?」

「あ、うん…淳ちゃんは?」

「私あっちのマンションなんです」

「近いね〜!じゃぁ逆だぁ…残念。
ひとりで大丈夫?」

「私は全然大丈夫です!今日はいきなりすみませんでした。
よかったらまた一緒にお話してください」

淳ちゃんが可愛く笑った。
 

⏰:06/06/06 20:40 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#395 [ゆり]
「うん☆またゆっくり話そぉね!
じゃあほんと気をつけてね」

「ありがとうございます☆じゃあ」

小さく手を振って
歩いて行った。

少し見送って
あたしも歩き出した。

久しぶりにリスカの事思い出したなぁ…

自分は独りなんだって
訴えるみたいな痛み。
 

⏰:06/06/06 20:45 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#396 [ゆり]
ブーブー…

携帯が振動。
隼人から電話だ。

「はいもしもーし」

「ゆり?無事か〜?」

「無事よ〜今駅向かってる〜」

「お前まじ気をつけろよ」

「はいはーい(笑
心配ありがと☆」

電話の後ろからお母さんが
ご飯だよって呼んでるのが聞こえた。
 

⏰:06/06/06 20:57 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#397 [ゆり]
「ほらママが呼んでるよ☆ご飯食べてこい♪」

「あぁ〜うん…お前大丈夫か?着いたら絶対連絡しろよ!」

「わぁかったって(笑
じゃーね☆」

「はーいじゃあな〜」

携帯を閉じる
同時に溜め息。

隼人の家族は本当に仲が良い。
暖かくて
愛情に満ちてるのが
話を聞いてるだけのあたしにも分かる。

「いいなぁ…」

何度言っただろう。
 

⏰:06/06/06 21:02 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#398 [ゆり]
あたしは親に遊んでもらった記憶も

家族で食卓を囲んだ記憶もない。

でも親を恨んだ事はない。
お母さんもお父さんも好きだから。


ただ寂しいのは消えなくて

もうハタチになるのに
まだ夢見てる。

家族みんな仲良く
一緒にご飯が食べたい。

どんな感じなんだろう。
きっとすごく楽しくて
笑顔で
温かいんだろうな。
 

⏰:06/06/06 21:08 📱:V703SH 🆔:Ks2JUYQU


#399 [あやぽん]
がんばッ

⏰:06/06/07 02:33 📱:SH700i 🆔:2yUQ4X92


#400 [ぴょ]
ゅりさんはじめまして三時ぐらぃから一気に読み出したらまぢハマりましたけーたぃで小説ょんだのはぢめてなんですけろ、ゅりさんまぢ凄ぃですねぁたし、今の彼氏とかぶってるとこ超ぁってまぢ感激ですねっぅちも今見てたでしょってなりますてか毎日ですだって妬ぃちゃぅんですもん見て何がゃなのトカゅってくるんですけどね、そーぢゃぁねーょみたぃな これからも頑張ってくださぃ〃読み続けますからと同時に横で寝てる彼氏にこの小説読ませます

⏰:06/06/07 05:39 📱:N901iC 🆔:rey/ILzM


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