俺がホストじゃなかったら
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#215 [ゆう]
「ユウさん今日どうしたんです?いつも考えて飲むじゃないですか」
俺は、意識はあるものの喋れない程飲んでいたから返事すらろくにできなかった
もう散々だ
これで何回目だよ?
こういう嘘は突き通せよな‥
:07/08/02 03:59 :D902iS :☆☆☆
#216 [ゆう]
「じゃ、俺明日大学あるんで部屋戻りますね!ユウさんお大事にしてくださいね」
そう言って後輩は部屋に戻った
俺はリビングのソファーに丸まって寝ていた
その時玄関のドアが開いた
レナの帰宅だった
:07/08/02 04:12 :D902iS :☆☆☆
#217 [ゆう]
「ただいまー‥ってナオキどうしたの?」
「飲んでた」
レナはリビングに入るなり俺に近づいて
「酒くさっ。潰れるなんてらしくないじゃん」
と言った
俺は少しの間黙ったあと
「今日なにしてたの?」
それだけやっと聞けた
:07/08/03 13:00 :D902iS :☆☆☆
#218 [ゆう]
「なにって‥お仕事」
ごめん、もうレナを信じることは難しいよ
「ヘルスの仕事?」
俺の言葉にレナは驚いた顔をした
「ナオキどうしたの?酔ってる?」
「酔ってない。ヘルスかそうじゃないか聞いてんの」
そう言うとレナがいきなり泣き出した
:07/08/03 13:08 :D902iS :☆☆☆
#219 [ゆう]
俺はただ、泣いて謝るレナをぼーっと見てた
「何でヘルスで働いてんの?そんなに金いるの?」
俺の問いにレナは
「ナオキのお店行きたくて‥」
と言った
:07/08/03 13:55 :D902iS :☆☆☆
#220 [ゆう]
「ふざけんなよ、彼女のお前が俺の店来る意味ってあんの?つーか前もそうやって言ってセクキャバやってたじゃん。だからセクキャバ辞めてもう俺の店にも来るなって言ったじゃん。だから最近は来なかっただろ、なのにヘルスで働いてんのは何でだよ」
俺はキレて一気に喋った
レナはびっくりしてた
そしてレナがありえないことを言った
:07/08/03 13:58 :D902iS :☆☆☆
#221 [ゆう]
「あたし、お金渡さなきゃいけない人がいるの‥」
直感でセイヤだと分かった
「セイヤさんだろ?今の店もセイヤさんに紹介してもらったんだろ?」
レナは黙っていた
「なんの金なんだよ」
俺は聞いた
:07/08/03 15:10 :D902iS :☆☆☆
#222 [ゆう]
「あたし‥この前働いてたセイヤに紹介されたセクキャバ、最低出勤日数働かないで飛んだらしくて、あたしを紹介したセイヤに責任がまわったらしくて‥それでそのお金‥」
「は?そんなんあいつの嘘に決まってんじゃん。最低出勤日数とかせいぜい10日間とかじゃん、お前騙されてんだよ」
「でもなんか‥スカウトの仕事って大変らしくて、あたしが飛んだから店から信用なくしたって言われて‥」
:07/08/03 15:15 :D902iS :☆☆☆
#223 [ゆう]
「お前さぁ、この世界どんだけ飛ぶ奴とかいると思ってんの?そんなんお前から金取る口実だろ!」
「そんなんじゃないと思うよ‥」
俺は完全にキレた
俺がここまで言っても分からない?そこまでセイヤを信じてる?かばうの?
:07/08/03 15:18 :D902iS :☆☆☆
#224 [ゆう]
「いくらだよ‥もうそれ俺が払うから。セイヤって人にもう会わないで」
レナがヘルスで働くぐらいなら俺が金出して早く終わらせたい
そう思って言った言葉にレナは
「それはできない‥」
と言った
:07/08/03 15:21 :D902iS :☆☆☆
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