俺が一番と思った女2
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#850 [しゅん]
『そんなときに、ヒロがいっぱい話聞いてくれていっぱい遊んでくれて、しゅんのことから離してくれたん。』

「…そっか。
俺と会ったとき、もう付き合いよったんやろ?」

『うん…。
いつの間にか、ヒロのこと本気で好きになっとって付き合うことになって。
ヒロと付き合ってるときは、ヒロしか見えてなかったし、結婚したいなともまで思ってたんね。
遠距離なるっちわかってたけど、好きやったけん頑張れるっち思ってた。
遠距離っちそんな辛いもんとも思ってなかったし。
最初はヒロもメールとか電話とかすごいくれてうまくいってたんに
時間がたつに連れてヒロは仕事に一生懸命やし、会いたい時に会えんくて。
3ヶ月に1回会えるか会えんかやったと。』

「3ヶ月に1回??」

⏰:09/02/10 15:04 📱:PC 🆔:u95ROELk


#851 [しゅん]
『うん。そんなんが積み重なって、あたしはわがままになるし、それに面倒臭そうなヒロはどんどん離れていったん。
ほんとに毎日が辛いで泣いてばっかやった。
頑張ったけど、耐えれんくなってまたあたしからバイバイした。
止めてくれるっち思いもあって言ったのに、すんなり受け入れられたんちゃー。
そんなもんよね…
好きなんに自分から別れたけか、ずっとヒロのこと引きずってて。
しゅんの時と同じ。
そしたらね、ヒロ長崎に転勤になったと。
それで長崎とか遠距離やない!!っち思って、戻ってっち伝えたらもう彼女おったん。
無理っち即答されたっちゃ。
その彼女とはまた遠距離やって。
大阪と長崎。』

「そっか」

その一言しか言えなかった。

⏰:09/02/10 15:05 📱:PC 🆔:u95ROELk


#852 [しゅん]
『それでも好きやったんやけど、もうどうしようもなくなって。
毎日泣いて、仕事中も急に涙が出たりして、毎日が凄いきつかった。
そしたら病気になって、手術せんないけんとかなるし、本当誰かに助けてほしいで。
そんなときに思い出すのはしゅんのことで、しゅん元気にしてるかなーとか考える自分がおって。
何か、都合が悪くなったらしゅんに気持ちが戻る自分がすごい嫌で考えんようにしとったんやけど
行き着くとこはしゅんで…
最初は寂しいだけっち思ってたん。
でもね、しゅんから電話があって、会いに来るっち言われて』

⏰:09/02/10 15:06 📱:PC 🆔:u95ROELk


#853 [しゅん]
『もしかしたらっち期待もあったし、でも今更どんな顔で会ったらいいんかわからんで
本当はめっちゃ嬉しいのに、今会ったら、絶対戻りたいっち思ってしまうっち思って、会いたくないとか思ってもないこといっぱい言って。
それでも、しゅんは会いに来るっち言うし…。』

「お袋に話聞いて、会いに行かんっちゅー選択肢は俺にねかったんちゃ。
気持ちうんぬんやねぇで、会いてぇっち素直にそう思った。」

⏰:09/02/10 15:06 📱:PC 🆔:u95ROELk


#854 [しゅん]
『そっか。
久しぶり見たしゅんはさ、ちょっと大人っぽくなっとって、あたしが好きなチーズケーキ覚えてたり、ニッっち笑った笑顔も大きいでゴツゴツした手も全然変わってなくて、一気に色々思い出してしまって。
涙は絶対我慢しようっち思って会ったのに、会った瞬間流れ出た。
戻りたいっち言ってしまって、でも、しゅんには逃げたいだけやっち言われて
やっぱ、言うべきことやなかったっち後悔して、冗談みたいに流した。
言ったことに後悔したんに、これで終わりになったらどうしようっち不安になって、帰らんでとか言ってしまって。
しゅんは困った素振りを見せるし、もうあたしに会う気なんかないなーっち感じて。
あの時、もう会う気なんかなかったよね?』

⏰:09/02/10 15:07 📱:PC 🆔:u95ROELk


#855 [しゅん]
「ねかった」

『よね…。
しゅんが病室から出て、もう会えんのやっち思ったら
めっちゃ悲しくて、もっと真剣に戻ってっち言ったら何か変わってたかなとか思った。
もし、もっと押してたら戻れてた?』

「いや…多分戻ってねぇやろ。
優歌とも付き合いよったし、そんな簡単な話でもねぇし。」

⏰:09/02/10 15:09 📱:PC 🆔:u95ROELk


#856 [しゅん]
『しゅんはそう言うと思いよったけど。
やっぱそうよね。
でもね、彼女おること知ってもうダメっち思ったん。
自分もヒロと付き合ったくせに、しゅんが他の人と付き合ったっち知ったら何か嫌やったんちゃね。
めっちゃ自分勝手やけど。
しゅんも好きな人が出来て、あたしと違う道歩きよんやなぁっち。
優歌ちゃん?がすっごい羨ましかった。
電話の会話でしゅんが振り回されてる感じがしてさ、あたしやったらそんなんせんのになぁとか思ったりして。』

「うん。」

⏰:09/02/10 15:09 📱:PC 🆔:u95ROELk


#857 [しゅん]
『そんなん考えたら涙止まらんし、もうどうしたいいかわからんやって。
そしたら、優歌ちゃんがあたしんとこ来くるし、もうほんと意味わからんやった。
優歌ちゃんが言ったことは絶対嘘っち思ったけど、それなりにショックやったし。
もし、本当やったらどうしようっち思ったし。
そんな人としゅんが付き合いよるのが信じれんやって。
ムカついたし、悔しいし、悲しくて、余計意味わからんくなって、何日も寝れんやった。』

「ごめんな・・・」

『しゅんが謝らんでいいよ。』

「ごめん」

⏰:09/02/10 15:10 📱:PC 🆔:u95ROELk


#858 [しゅん]
『それで手術の前の日、ヒロに電話してしまって…
でもね、電話してめっちゃ後悔したん。
ヒロはやっぱどっか冷たかったし、前とは違うんやなぁっち』

「そーでもねぇと思うよ?
手術の日、お前の携帯に浅田さんから電話あったらしーし、心配は心配やったんやね?」

あのときのことを未来に話すと、未来はうつむいた。

『そっか。』

ただその言葉だけで、また会話が止まった。

⏰:09/02/10 15:10 📱:PC 🆔:u95ROELk


#859 [しゅん]
『しゅん。あたしやっぱりしゅんが好き。
でも、この思いは繋がらんね…
そうわかっとるのに、ダメっち言い聞かせてるんに好きな気持ちがいっぱいで
こうやってしゅんの隣におるのが辛い。
自分から会ってっち言ったのに。』

涙を流しながら微笑み、未来はそう言った。

⏰:09/02/10 15:11 📱:PC 🆔:u95ROELk


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