俺が一番と思った女2
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#890 [しゅん]
「何かそれ!
嵐にもちゃんと報告せんないけん。
めっちゃお前のことも心配しとったし、俺らに戻ってほしいっち一番思っとったんはあいつやけ。」
『嵐に会いたいなー』
「はぁ?何それ。」
『あたし嵐のこと好きやもん』
「ふーん」
『やきもち妬いた?』
「ちょっとな。」
正直に言うと、未来はえ?みたいな意外な顔をし笑った。
:09/02/12 16:09 :PC :Zy..1jZ2
#891 [しゅん]
『しゅんでもそんなん言うときあるんやー』
「俺、結構嫉妬深いし。態度に出さんだけちゃ」
『じゃあ、もしあたしが男の友達とご飯行くーとか行ったら嫌?』
「嫌に決まっとーやんけ!てかお前は行かんやろ!
好きになったらそいつしか見れんくなるタイプやもんな!」
『わからんよー。』
「まぁ別に行っていいしそんな束縛はせんけど、いい気はせんね。」
『行かんもんーー』
:09/02/12 16:10 :PC :Zy..1jZ2
#892 [しゅん]
「知っとーちゃ!でも、行きたいのに我慢すんなよ!
そーいうの俺嫌やし。
地元の友達同士とかでワイワイしたいときだってあるやろーし。
お前なら信じれるし、嫌やけど不安なわけやねぇけん。」
『ふーーーん。
あたしはしゅんが行ったら嫌!!
しゅんみたいに行ってきていいよっち言いたいところやけど
ほんとは絶対嫌!!!』
「心配せんでも行かんけん!!」
俺に抱きつき、胸に顔を押さえつけながら
『やっぱ行きたいなら行ってもいい』
そう言う。
:09/02/12 16:12 :PC :Zy..1jZ2
#893 [しゅん]
ほんとは行ってほしくねぇんに、俺が行っていいとか言うけん
仕方なく行っていいっち言ったんと思う。
ガキみたいな奴やけど、そんなところがたまらなく可愛いと思う俺。
やべーーね。
:09/02/12 16:12 :PC :Zy..1jZ2
#894 [しゅん]
『それから、嵐のこと好きやけど、しゅんのことは大好きなんやけ』
「その好きと大好きっちどんぐらい違うん?」
『天国と地獄ぐらい』
「それ、大好きと大嫌いやろ」
『そんぐらい違うと』
「はいはい。わかったけん。
もう寝り。明日はぇーよ。」
未来の表現の仕方に俺は一人微笑みながら、その日は何もせず寝た。
:09/02/12 16:13 :PC :Zy..1jZ2
#895 [しゅん]
次の日嵐の家に二人で報告しに行き、経緯を話した。
嵐はびっくりしとったけど、めっちゃ喜んでくれてほんま俺らのこと心配しとったんやなと感じた。
俺と未来との問題なんに。
嵐はいっつも俺らのことを心配してくれいている。
口に出しては言わんけど
そんな嵐にその日も感謝の気持ちでいっぱいだった。
:09/02/16 16:18 :PC :nZS.U4oQ
#896 [しゅん]
そのまま学校に行き、みんなから注目されながらも、未来と二人で講義を受けた。
やっぱ、大学と言えども同じ講義受ける奴とか決まっとるし。
ちょっと見たことない奴がまじっとけば、不審に思うやろう。
俺は別にふつーやったけど、未来は見られるのが嫌らしく挙動不振。
堂々としとけばいんに、余計目立つ。
:09/02/16 16:18 :PC :nZS.U4oQ
#897 [しゅん]
『ねぇ、めっちゃ見られよる』
「そう?俺がイケメンやからみんな見てくるんちゃ」
『違う!!』
「あっ、お前が可愛いけやな!」
『もう!そんな冗談言いよる場合やない!!』
「ふつーにしとけちゃ!お前がそんな態度やったら余計目立つやろーがちゃ!」
『…うん』
:09/02/16 16:19 :PC :nZS.U4oQ
#898 [しゅん]
仕方なくか、俺がちょっと強く言ったけか静かになった未来は
真剣に講義を受けていた。
一時おとなしく受けていた未来が俺に紙をまわしてくる。
その紙には
『ちょっと慣れてきた。この講義面白いね』
と書かれていた。
:09/02/16 16:42 :PC :nZS.U4oQ
#899 [しゅん]
「ふつーにしゃべっていいで?」
そう言うと、
また紙に
『こうやって書くほうがいーと』
と書いてあった。
:09/02/16 16:43 :PC :nZS.U4oQ
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