俺が一番と思った女2
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#120 [しゅん]
「はいはいちゃ!それはねぇね」
自信満々の俺に嵐は続けた。
《お前、どっからの自信なん?》
また少し焦る俺。
「はぁ〜〜出た出た。そんな深刻な顔してどーするん?」
実際、焦りながらも強気に出るしかねかった。
:08/03/14 11:17
:PC
:8NQ8mT3U
#121 [しゅん]
俺の言葉に嵐は呆れた様子で、でけぇため息をついた。
《真剣にやけの。分かるちゃ!お前今ちょっと焦っとるやろ?ちょっとは真剣に考えてみろ!
俺も直接未来から聞いたわけやねぇし、祐子も何も教えてくれんけわからんけど。俺の勘!!
未来に対する気持ちがわからんくなったんならさっさと振れ!》
「いや、別に気持ちがわからんとかやねぇよ?ただ今は未来のこと考えれんっちゅうか。
好きは好きなんやけど…自己中なのもわかっとるし、俺わがままやなとも思うん。
もうわけわからんな〜俺。」
:08/03/14 16:29
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:8NQ8mT3U
#122 [しゅん]
《わかるちゃ!それは。いっつも気持ちが一定なわけやねぇし。常にどっちかに傾いとるんちゃ。
それが、今は未来がお前のほうに傾きすぎとるだけなんやねん?
誰にだって、不満とか不安はあるしそれを理解し合っていかんと
ただダラダラ付き合いよるだけじゃ意味ねぇやん。
もっと、未来の気持ちを理解しようとせーや。
あいつはお前の為に必死なんぞ?
何の為に、お前は未来を引きずっとったんか?
こうなる為か?
頭冷やせ!!》
何も言えなかった。
俺はたった今、未来からかかってきた電話も切った。
:08/03/14 16:29
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:8NQ8mT3U
#123 [しゅん]
《今未来からの電話やったんやろ?お前、まじ気づくのおせぇ。》
俺は何も言えないままその場に座っていた。
そんな俺に嵐は続ける。
:08/03/14 16:30
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#124 [しゅん]
《俺が言わんでも、もうわかっとるやろうけど。何でお前はいっつもそうなんかね。
普段、人の立場を考えられるお前が何で未来のことになったら考えれんの?
アホやろ。
何かさ、虫の知らせやねぇけど。
ふと電話したんちゃ。未来に。お前の態度みよっても安心できるような行動は一切とりよらんやったし。
未来どう思っとるんやっか〜っち軽い気持ちでな。
そしたらさ、あいつ、何ち言いよるかわからんぐらいグチュグチュ言いよってからさ。
めっちゃ泣き出して。
別れた方がいんかもとか言い出して。
俺、めっちゃ焦ってからさ、別れるとか考えるのは、まだ早いっち言ったん。
冷静になれっち。話合いせんとっち。
そしたら、あいつ意外に冷静でから…
一回話したけどしゅんはかわらんやったっち。
その後も話したいけど、時間作ってもらえんかったっち。
多分、相当自分で色々考えたんやろね。
お前は未来に話しをさせる場すら作ってねんちゃ。
どうしたらいいんかわからんくなるのなんか当たりめぇやん?
アイツが今の電話、どんな気持ちでしたかお前には伝わったと思うけんそのことにはあえて何も言わんけど。
取り返しのつかんことしてねぇ?
自分がしてしまったことわかるやろ?何しよん?はよ行けや!!!》
:08/03/14 16:30
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#125 [しゅん]
俺は、そのまま車で地元まで走った。
早く未来に謝らんとっち、めちゃめちゃ飛ばして走った。
行く途中、未来に電話をかけてもでない。
何回もかけるのに、出なかった。
メールをしても返ってこない。
俺の焦りは悪いほうに悪いほうに加速する。
連絡が取れないまま、未来の家に着いた。
時計を見ると、バイトの時間にせまっていて、慌てて、友達にシフトをかわってもらった。
:08/03/14 16:31
:PC
:8NQ8mT3U
#126 [しゅん]
未来の家に着き、少しだけ気持ちを落ち着かせた。
家に着いたんやけど…
出てきてくれん?
そうメールを送ると
意外な返事が返ってきた。
電話がかかってきて、慌てて出ると
落ち着いた声で
『鍵開いてるから入ってきて。』
そう言う未来。
「いや、いいんか?勝手に入って」
『大丈夫。俊しかおらんし』
言われた通り、ドアを開け未来の部屋に向かった。
:08/03/14 16:32
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#127 [しゅん]
ドアをノックしても、返事がない。
そっと開けると、未来はベットに寝転んだまま反対を向いていた。
部屋は散らかっている。
この状況は、前に見たことがあった。
中学の時、さゆりとのことで未来に辛い思いをさせたとき
あの時も未来の部屋は散らかっていた。
嫌な予感が俺の心を駆け巡る。
:08/03/14 16:32
:PC
:8NQ8mT3U
#128 [しゅん]
部屋に入り、ドアを閉めたが、そのままどうしていいのかわからなかった。
立ったままの状態で俺は
「今までごめん」
その一言を言った。
その言葉を言った瞬間、未来は背中を震わせた。
泣いていた。
未来の傍に行き、涙を手で拭いながら
「ほんと、自分勝手でごめんな。ほんとごめん」
ますます涙が溢れる未来を俺は抱きしめることしか出来なかった。
:08/03/14 16:33
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#129 [しゅん]
『しゅん。もう遅いよ。』
その一言で俺は抱きしめた手が緩む。
未来は俺から離れ、目を見て言った。
『しゅん。もう終わりにしよう?もうこんな辛い思いしたくない』
今までの俺の行動、言動、全てがこの未来の涙には詰まっている。
俺が、楽しい時間を過ごしていた時間。
未来をほったらかしていた時間。
それは、こいつにとってめちゃめちゃ辛い時間やった。
今、それに気付いた俺はただ未来を見つめることしか出来ん。
まじで情けねぇな…
:08/03/14 16:34
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