俺が一番と思った女2
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#752 [しゅん]
《それでもさ、お前はやっぱ未来が好きなんちゃ。
誰がどう言おうと。》

「…わかっとる。
でもな、自信ねぇんちゃ。何回も未来を辛い思いさせて、一番大事なときに俺はおらん。
そういうことを繰り返してきて、もうこれ以上未来にあわせる顔がねぇ。
俺にはもう未来に会う資格すらねぇん。
もう、未来の気持ちをかき混ぜたくねぇんちゃ」

《すげーわかるけど、でも自分の気持ちに素直になれよ!
やらんで後悔するよりも、して後悔しろ!っち俺の親父がいっつも言いよるやんけ!》

「それは出来る時と出来ん時があるちゃ。」

⏰:08/12/18 16:09 📱:PC 🆔:YvldkRLw


#753 [しゅん]
《まぁいいわ!とりあえず、優歌ちゃんに話してこい!話はそれからや!》

「そーなんやけどさー。
どんだけ待ったって気持ちが変わらんのはわかっとるん。
でも、頭ん中ごっちゃごちゃでどーしたらいんかわからんのちゃね。
優歌には早く話しせんないけんっち思とるんやけど。」

《なら話ははえーやんけ!さっさ行けよ!
どんだけ待ったって状況は変わらんちゃ!!》


嵐の言う通りと思う。
ここで何時間、何日、考えても今の状況が変わるとは思えない。
それでも、行動に移せない俺は逃げていた。
それを嵐はわかっていたのか、俺に無理やり優歌に電話をかけた。

⏰:08/12/18 16:10 📱:PC 🆔:YvldkRLw


#754 [しゅん]
呼び出し音が鳴ると、優歌はワンコールする前にとった。

[もしもし?しゅん???]

優歌の声はびっくりしたような感じで、思わず携帯から耳を離した。

「おう。今日会えるか?」

[答え出た?]

「話出来る時間あるか?」

[電話で聞く。]

「いや、会って話してぇけん。」

[いやだ。]

「俺は電話で話す気はねぇよ?話聞いてくれ」

[いやだ。]

優歌は断固として俺に会わないといいきった。
でも、そんなわけにはいかない。
ここまできたら、後戻りは出来んし。
このままじゃ話が進まないと思い、時間と待ち合わせ場所を言って電話を切った。

⏰:08/12/18 16:12 📱:PC 🆔:YvldkRLw


#755 [しゅん]
その時間に行くと優歌はすでに待っていた。

いつも、優歌は俺と会うときは何もかもばっちりだ。
ちょっとそこらへんに行くときも、どっかに出かけるんやねぇやっかっち思う服を着てくるし
化粧をしてない姿なんか見たことがない。
その優歌が、その日はすっぴんに部屋着だった。

そんな優歌に少しだけ情がわいた。

さっきまで、答えは固く決まっとったんに。

⏰:08/12/18 16:13 📱:PC 🆔:YvldkRLw


#756 [しゅん]
優歌の隣に座り、
「嫌っち言ったくせに来たんやな。」

そう言っても優歌の顔色は全く変わらなかった。

⏰:08/12/25 15:40 📱:PC 🆔:mHam3OlU


#757 [しゅん]
「答えな、やっぱ無理や。」

無言の優歌。
続けて俺がしゃべった。

「ただ、一個謝りたいことがある。
お前と付き合いよるんに、未来に内緒で会ったこと。
理由がどうであれ、お前の存在を無視して会ったことは間違とったと思う。
正当化して、責めてごめんな。」

そう言っても優歌は下を向いたまま何も反応しなかった。

⏰:08/12/25 15:40 📱:PC 🆔:mHam3OlU


#758 [しゅん]
「俺が言いたいのはそれだけ。
これ、お前が俺ん家に置いとった荷物な。」

そう言ってその場を立とうとした。
その時。

[しゅん待って…]

その声に振り向くと、今まで黙っていた優歌が
顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら、俺のGパンをひっぱっていた。

⏰:08/12/25 15:41 📱:PC 🆔:mHam3OlU


#759 [しゅん]
「何?」

[しゅん。さよならしたくない]

「ごめん。無理や」

[何で?何でそんな未来ちゃんがいいと?]

⏰:08/12/25 15:41 📱:PC 🆔:mHam3OlU


#760 [しゅん]
「いや、未来がどーのこーのやねぇで、お前のことを考えられん。
お前がとった行動も言動も全部信じられんやったし、そんなお前をもう好きやねんちゃ。
その理由が未来やねかっても、俺は同じ選択をしたと思う」

[違うよ!未来ちゃんやけやん!]

「そやな。確かに未来やけっち思いは大きいかもしれん。
でもそれだけやねぇ。
お前、一線を越えたんぞ?
そんなん俺に言えた立場か?
俺の目の前で他の男とやりよって。
過去の女が未来やねかっても、そんなん見せられたら信じれんし、気持ちもわからんくなるわ。」

⏰:08/12/25 15:41 📱:PC 🆔:mHam3OlU


#761 [しゅん]
[だって・・・]

「そうさせたのは、俺っち言いてんやろ?
俺だって、お前のこと好きやったし、本気で向き合おうとしよった。
でも、それに答えようとせんやったんはお前やねん?
相手してくれんとか、見せてくれん場所があるとか。
そう思っとるんなら言えよ!!
心の中の言葉を思っとくだけじゃ、何も伝わらん。
声に出して自分の言葉で伝えることが、理解につながるんやねぇんか?
たとえ、解り合えんくても解り合おうとすることが大事で、それが信頼するにつながるんちゃ。
お前は、自分の主張ばっかで俺を解ろうとしてねかった。」

そう言うと、優歌の目からはまた一気に涙が溢れた。

⏰:08/12/25 15:42 📱:PC 🆔:mHam3OlU


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