俺が一番と思った女2
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#790 [しゅん]
未来のお母さんは先生に呼ばれ、席をはずした。
気づけば夕方だった。

ぽつんと残された俺と未来の弟はただその場で未来の回復を祈る。
嵐はまだ病室にいるのか、姿を見ていない。

シーンとした沈黙を破ったのは俊哉だった。

⏰:09/01/23 16:12 📱:PC 🆔:Q5pehnXI


#791 [しゅん]
【しゅんくん久しぶりやね】

「おう。お前、元気しとったか?」

【うん。嵐くんから電話あったんやろ?】

「来るか迷ったけど。気づいたら車ぶっとばしよった。
やっぱ来るべきやねかったやか」

【俺、電話しよーかと思った。
嵐くんがしてなかったら、しとったよ】

⏰:09/01/26 15:17 📱:PC 🆔:zgmyfHTA


#792 [しゅん]
「そっか。」

【ねーちゃんどーなるんやっか】

「大丈夫ちゃ!!手術はうまくいったんやし!!
あいつのことやけ、目覚ましたらニコっち笑うはずや!!」

無言の俊哉は予想以上にヘコんでいた。
そりゃー家族がこんな状態やったら、誰でもこうなると思う。
俺は自分自身も何かわけわからんのに、俊哉を必死で元気付けた。

⏰:09/01/26 15:18 📱:PC 🆔:zgmyfHTA


#793 [しゅん]
ろくな会話をしないうちに、未来のお母さんが戻ってきた。
俺ががいる状況を未来のお母さんは受け入れてくれてるのか。
まだ意識が戻るまで安心は出来ないとのこと。

でも何となく、未来なら何もなかったようにおきてくれるような気がして小さなため息が出た。
大丈夫や。
このまま意識が戻らんとかありえん。
あいつなら…絶対。

そう思いたかったのか、そう思ったら気が楽になるからか
必死でそう言い聞かせていた。

⏰:09/01/26 15:19 📱:PC 🆔:zgmyfHTA


#794 [しゅん]
未来の病室に行くと、嵐はそこにいて
腕を組んだまま天を仰いでいた。

「未来、落ち着いたらしーぞ。
意識が戻るまでは安心できんらしーけど、何となく大丈夫な気がする。」

《まじ??よかった…》

それを聞いた嵐は、大きなため息を出しながら手をひざに当てその場に座り込んだ。
俺と同じことを嵐も思ったんと思う。

⏰:09/01/26 15:21 📱:PC 🆔:zgmyfHTA


#795 [しゅん]
その日、嵐と実家に泊まった。
長い一日がやっと終わる。
でも、眠気が起きずゴソゴソ動いていると、嵐が話しかけてきた。

《寝れんの?》

「お前起きとん?」

《何か寝れん。》

「やんな。」

《お前、ゴソゴソしすぎ。》

⏰:09/01/27 15:50 📱:PC 🆔:O/I4Y0GE


#796 [しゅん]
「未来さー大丈夫よな?」

《大丈夫やろ!》

「よな。何か変な自信があるんやけど、根拠とかねぇし。
冷静に考えたらちょっと不安になってきたわ…」

そう言うと、嵐は黙り込んだ。

⏰:09/01/27 15:51 📱:PC 🆔:O/I4Y0GE


#797 [しゅん]
「聞いとん?」

《今日さ、浅田さんから未来に電話あったんちゃね》

「は?」

《お前が来る前》

意味がわからず、俺の眉間にしわがよるのがわかった。

⏰:09/01/27 15:53 📱:PC 🆔:O/I4Y0GE


#798 [しゅん]
「お前、浅田さんの番号しっとん?」

《ちげーちゃ。俊哉から持っとってっち言われて未来の携帯預かっとったんちゃ。
したら、知らん番号から電話かかってきて、俊哉が出ろっちゅーけ出たら浅田さんやった》

「何でお前が出るん?」

《いや、俺もおかしい話やっち思ったんやけど、みんなバタバタしとって
何かノリで出てしまったんちゃ。》

⏰:09/01/27 15:54 📱:PC 🆔:O/I4Y0GE


#799 [しゅん]
「何で浅田さんっちわかったん?」

《出たら男やったけ、まさかとは思ったんやけど。
浅田さんからしたら、未来に電話したんに俺が出たやん?
最初、間違えましたとか言いよったんやけど、話聞いたら浅田っちゅーけさ。
そのまさか。
状況を説明したら、俺っちわかってくれてたんやけど。
覚えとったけね。
文化祭で会ったの。
そんで、俺らが後輩っちゅーのもわかっとった。》

「そーなん。
用は?」

それを聞いたとき、何か無性に未来が浅田さんと繋がっていることにムカついた。

⏰:09/01/27 15:54 📱:PC 🆔:O/I4Y0GE


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