俺が一番と思った女2
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#862 [しゅん]
「俺さ、自信ねぇんちゃ。
お前を幸せにする。」

『意味わからん。
あたしの気持ち知っとってこんなんするの。
ずるいよ』

「ごめん…」

俺は未来のことが好きや。
そんなこと自分が痛いほどわかっとる。
でも…

⏰:09/02/10 15:20 📱:PC 🆔:u95ROELk


#863 [しゅん]
『しゅん。離して。
こんなんされたらもっとしゅんのこと好きになってしまう。
嫌や。』

泣いて、顔をぐちゃぐちゃにして俺から無理やり離れようとする未来。
そんな未来を見てますます手を解けない俺。
解かれないように、俺も力を入れた。
すると未来の動きが止まった。体だけが細かく震えている。

⏰:09/02/10 15:20 📱:PC 🆔:u95ROELk


#864 [しゅん]
そして、一言こう言った。

『しゅん。お願い離して。』


そう言われた瞬間。



「お前が好きや。」



俺は自分の気持ちを言ってしまった。

⏰:09/02/10 15:25 📱:PC 🆔:u95ROELk


#865 [しゅん]
『もういいよ!困らせてごめん。
せっかく楽しかったのにこんなことになってごめんね。』

信じてない未来に俺はもう一度言う。

「俺はお前が好きや。
違う女と付き合って思ったんちゃ。
俺はお前やないと無理。」

俺に抱きしめられたまま、未来は固まっている。
頭ん中を必死に整理しているのか、動かない。

自分に正直にいくのか、それとも未来を突き放すのか、どうするべきなのかを必死で考える俺。
実際、気持ちを言ってしまった手前、後には引けん。
当たり前や。
そんなんはわかっとんやけど。
気持ちを言ったことに後悔していた。

⏰:09/02/10 15:26 📱:PC 🆔:u95ROELk


#866 [しゅん]
突然未来が動き出し、抱きしめられた腕の中から俺を覗いた。
その顔は涙でぐちゃぐちゃになっとって、もう目が腫れている。

『ほんとに?』

静かにうなずくと未来が続けた。

「でも、それを形に出来ん。
お前の気持ち知っとんのに、こんな中途半端なことしてさ。
自分でもどうしたいんかわからん」

⏰:09/02/10 15:26 📱:PC 🆔:u95ROELk


#867 [しゅん]
『しゅん。あたしね大人になったと思うと。
しゅんと別れて、いっぱい後悔も勉強もした。
他の人を好きになって付き合った。
でもね、やっぱりあたしはしゅんが好きなん。
もうしゅんの隣から離れたくない。
幸せにせんでもいいし、守ってくれんでもいい。
ただ、ずっとあたしの隣におって?
それだけでいいけん。
お願い。』

目を涙でいっぱいに溜めて流しながら体がヒクヒクなっている。
一生懸命伝えようとする気持ちが伝わってきて鳥肌が立った。

⏰:09/02/10 15:27 📱:PC 🆔:u95ROELk


#868 [しゅん]
「そんなん泣くなちゃ。」

『ごめん。強くなったつもりなんに、しゅんの前では全然強くなれんね。』

「お前泣き虫やもんな」

『しゅんが泣き虫にさせたんやもん』

⏰:09/02/10 15:27 📱:PC 🆔:u95ROELk


#869 [しゅん]
「これから学校がもっと忙しくなるし、勉強もせんないけんし、遊んだりできんと思うん。
寂しい思いさせると思う。
浅田さん時と同じ様な思いさせたくねぇんちゃ。
そうなるのがすげぇ怖ぇ。」

『強くなったもん。しゅんとなら頑張れる。』

「俺の前では強くなれんのやなかったん?」

『強くなると!!』

⏰:09/02/10 15:28 📱:PC 🆔:u95ROELk


#870 [しゅん]
「ほんま、俺自信ねぇん。
同じこと何回も繰り返して、今までお前にほんと辛い思いさせた。
それが、プレッシャーなんちゃ。」

『もうそれはいいもん!
過去は過去。
また一からゆっくり歩いて行けたらそれでいい。』

⏰:09/02/10 15:28 📱:PC 🆔:u95ROELk


#871 [しゅん]
「俺は過去に出来るかわからん。
これからやって、先生なれたら余裕ねぇと思うし、どうなるか俺すらわからん。
なれんやっても、お前をかまう暇ねぇと思う。
お前に八つ当たりする時だって続くかもしれん。
そんなんでも耐えられるんか?」

『うん。大丈夫。
しゅんが頑張れるように全面バックアップするもん!!
しゅんが受からんわけないし!!
もし辛くなった時は、自分だけで悩まんでちゃんとしゅんに言う』

「…」

⏰:09/02/10 15:29 📱:PC 🆔:u95ROELk


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