俺が一番と思った女2
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#921 [しゅん]
「いや。」

『いいよ!明日会社やけん、朝までしかおれんけどいい?』

「朝、会社まで送る」

『わかった。じゃあ、お母さんに連絡してくるね』

「ごめん!やっぱ無理やんな!やめよ!!」

『あたしもしゅんとおりたいけん!ちょっと待っとって』

そう言って車を降りた。

⏰:09/02/19 16:21 📱:PC 🆔:6iJB9jiI


#922 [しゅん]
前にもこういうことがあった気がする。
俺は気持ちが不安になると、未来を自分の手の中において安心しようとする。
それは未来もわかっているはず。

この日も、俺のわがままで未来を泊めさせることになった。

『大丈夫やったよー!!まだしゅんといっぱいおれるね!』

満面の笑顔でそう言う未来は俺に気を使わせないようにしているのが伝わった。

悪いと思っとるんに、帰せん俺。
この日はどうしても一緒におりたかった。

⏰:09/02/19 16:23 📱:PC 🆔:6iJB9jiI


#923 [しゅん]
コンビニでお菓子やビールを買い、ホテルに泊まる。

未来に部屋を選ばせ、何年かぶりのホテルに入った。

そして別々に風呂に入る。
何となく、久しぶりでお互い緊張し一緒に入れなかった。

風呂から上がり、俺はビールを飲みながら未来があがってくるのを待っていた。

⏰:09/02/19 16:24 📱:PC 🆔:6iJB9jiI


#924 [しゅん]
風呂から上がってきた未来は髪を乾かしながらしゃべる。

『しゅん家で洗濯しとってよかったー』

「やな。泊まる道具も持ってきとったしな!」

『うん!準備いいよねーあたし。
明日も会社休みたいなー』

「明日は無理やりでも連れてく!
その分今日は離さん」

そう言うと、照れて笑っていた。

⏰:09/02/19 16:26 📱:PC 🆔:6iJB9jiI


#925 [しゅん]
乾かし終わった未来は俺の隣に座る。
前付き合っていたときの未来と変わらん行動。
未来から手を繋いできて、肩に頭を乗せてきたり。
昔もドキドキしていたが、それは月日が経った今でも同じだった。
まったりした時間が流れていた。


そのとき、未来の携帯が鳴った。
未来が携帯を開けると、知らん番号から。

俺は浅田さん?
っち思ったけど、未来は着信拒否するっち言ったし。
してねぇんやっかっち疑いながらも未来の反応を見る。

⏰:09/02/19 16:27 📱:PC 🆔:6iJB9jiI


#926 [しゅん]
『誰やか…』

携帯を見て未来の動きは止まっている。

「出らんの?」

『えぇ…』

「浅田さんやねん?」

『ううん。番号が違う。着信拒否しとるけんかかってこんはずやし。』

「じゃあ出たらいいやん。
俺がおらんところでまたかかってきたら何か嫌やし」

『うん…』

そう言いながら、通話ボタンを押す未来。

⏰:09/02/20 15:51 📱:PC 🆔:rhdIVDWc


#927 [しゅん]
『もしもし?』

受話器の声は聞こえないが、未来の表情を見て浅田さんとすぐわかった。

『何?』

そう未来が聞く。
それに対して相手は何と返したのか。

『何で?』

未来は同じ言葉を繰り返す。

⏰:09/02/20 15:52 📱:PC 🆔:rhdIVDWc


#928 [しゅん]
未来の言う通りや。

何で今更?

どの面を下げて未来に電話をかけてきたのか。
そんなこと俺にはわからん。

⏰:09/02/20 15:53 📱:PC 🆔:rhdIVDWc


#929 [しゅん]
未来は俺を見ながら、顔を横に振った。
その顔は今にも涙が出そうなくらい泣きそうな表情。

俺は未来の手を握り、頭をポンポンとたたいてその場を離れた。
部屋を出て、洗面所に入る。
未来の声は聞こえない。
何を話しよるんか気になったけど、俺はわざと聞かないようにした。

⏰:09/02/20 15:54 📱:PC 🆔:rhdIVDWc


#930 [しゅん]
試すわけやねぇけど、未来の意思で動いてほしかったけん。
未来の気持ちが変わって浅田さんに向かってしまうかも。
考えるのはそんなことばっか。
嫌やけど。
でも、それは仕方ない。
止めるけど。
仕方ねぇ。
責めると思うけど。

それでも、未来の本当の気持ちが知りてかった。
これを試すっちゅーんかな。

未来は俺のことを好きと言った。

その言葉を俺は必死で信じる。

⏰:09/02/20 15:54 📱:PC 🆔:rhdIVDWc


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