あなたに出会えた事
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#401 [ナオ]
やっぱりか...
ナ『ほんま最悪やな…呆れるわ…何で同じ事繰り返すの?でいつから辞めてたん?』
健『先週の土曜…』
ナ『で辞めてどうするつもりなん?何でまたそうやってうちの事だますばっかするん?』
健『……』
ナ『なぁ生活費どうするん?あんた一人だけの生活じゃないの分からないん?』
健『ごめん…』
ナ『ならまた仕事行くふりして何してたん?』
:08/04/08 01:05
:D903i
:PL62BAn2
#402 [ナオ]
健『河原で求人誌見たりしてた…』
ナ『で次の仕事は?』
健『中々いいのない』
ナ『んな事知るか。てか家帰ろうや。ここにいても意味ないし』
健『………』
車内は沈黙だった。
気づくとあたしの頬に涙が流れてた…
ただただ溢れ出る涙を拭う事もせず
ただ
ただ
外の星を見つめてた。
その涙を指で受け止めようとした健チャンの手を…
はらいのけた。
:08/04/08 01:10
:D903i
:PL62BAn2
#403 [ナオ]
辛い━
今までのあたしは払いのけた健チャンの手を自らまた握りしめてしまう...
だめな奴って分かってるのに...
あたしがあなたを
変えてあげたい.
あなたなら
変われるんだよ.
あたし達は
まだやり直せるんだよ.
そう信じたいっていう気持ちが勝ってしまう。
でもね...
あたしは…
あたしじゃあなたを変えてあげられないって事を前から気づいてた。
でも気づかない振りをしてたんだ...
:08/04/08 01:17
:D903i
:PL62BAn2
#404 [ナオ]
でもこのままじゃ
あたしも
あなたも
ダメになるよね...
だから
あたし決めた。
━別れようって━
それが
あたしのために
なるなら...
それが
あなたのために
なるのなら...
:08/04/08 01:20
:D903i
:PL62BAn2
#405 [みひろ]
全部読ませてもらいました。
これからも応援してるので過去を伝えるのは辛いと思いますが無理しないで頑張って下さい


:08/04/08 02:49
:SH903iTV
:vJ1WXQpc
#406 [ナオ]
みひろさん.
ありがとぅございます

あと少しで完結なのでおつき合い下さい

:08/04/08 08:34
:D903i
:PL62BAn2
#407 [ぶう
]
:08/04/08 13:12
:P904i
:☆☆☆
#408 [ナオ]
ぶうさん.
ありがとうございます

また今日の夜か明日書きます

:08/04/08 20:26
:D903i
:PL62BAn2
#409 [ナオ]
自分の中で覚悟を決めた頃家に着いた。
部屋に入り重たい空気の中二人ともソファーに腰掛ける...
先に口を開いたのはあたしだったね…
ナ『なぁ別れよ?』
健『……嫌だ』
ナ『ほんまきついよ』
健『………』
無言のまま時間が過ぎていく...
健『…俺じゃあナオを幸せに出来ないから俺と別れてナオが幸せになるなら……』
ナ『なるなら?別れてくれる?』
健『俺にはナオはふさわしくないよね…』
ナ『分かった…なら二人のためにも…別れよ…最後にギューって抱きしめて?』
:08/04/09 07:23
:D903i
:CmDHUIAc
#410 [ナオ]
多分今までで一番強く健チャンはあたしを抱きしめた...
すごく居心地が良かったこの腕の中も
もうあなたに包まれる事もないんだね..
ナ『健チャン…今までありがとう…あたしと出会ってくれてありがとう』
健『ヴ……グスッ』
ナ『あたしと過ごした時間は幸せだった?』
健『うん…(涙)』
ナ『あたしも幸せだったよ。いっぱい大好きだったし愛してたよ』
そう言うと健チャンは何かの糸が切れたかのように声を出して泣き出した。
えづくくらい泣いてた。でもあたしは…
涙は出なかった…
本当に別れの時がきたんだって実感がわかなかったからかな…
1時間以上健チャンは泣き続けた。
あたしはずーとあなたの腕の中で頭を撫でてあげてたよね…
:08/04/09 07:30
:D903i
:CmDHUIAc
#411 [ナオ]
ナ『もう泣きやんで?』
健『…俺な…グスッ…ずっと嘘ついたり裏切ったりしてたの…グスッ…ダメだって分かってた…でも…グスッ…いざその時になったらすぐ嘘言ってしまう…ナオを幸せにしたいって思う自分と…グスッ…ナオを傷つけてしまう自分がいた…グスッ…いっぱき傷つけてごめん…(大泣き』
ダメだって分かってる…今ここで
あたしがあなたを
引き寄せたら
またお互い
同じ事を
繰り返すって
分かってる。
あんなに辛い思い
してきたはずなのに…
今は幸せだった
時間しか思い出せない。
:08/04/09 07:35
:D903i
:CmDHUIAc
#412 [ナオ]
情に流されたらダメだって自分に強く言い聞かせる。
でも…
言い聞かせる前に
気持ちより先に
あたしは力一杯
大きな体のあなたを
抱きしめ返していた...
ナ『今ならもう一度変われる?』
健『変わりたいって思ってる…グスッ…でも自信がなぃ…グスッ』
ナ『今まであたしは健チャン一人に変われって押しつけてきた…これからは一緒に…変われるようもう一度二人で頑張ろ?今の健チャンなら変われるよ…あたしも支えるから』
健『こんな俺でもそばにいてくれるの?(涙)』
ナ『やっぱり離れる事なんて出来ない…』
:08/04/09 07:41
:D903i
:CmDHUIAc
#413 [さやか]
:08/04/09 08:51
:SH902iS
:r7TlQTxo
#414 [ナオ]
さやかサン.
ありがとうございます

あと少し応援ょろしくお願いします

:08/04/09 09:30
:D903i
:CmDHUIAc
#415 [ナオ]
こんなに大好きで
こんなに愛おしくて
ずっと側にいて
何度傷つけられても離れられなかった人...
一度は別れを覚悟したはずなのに...
自分でもどうしたらいいかなんて分からない。
何が正しくて
何を信じて
何の気持ちを最優先したらいいか分からない。
ただ気づいたら...
離れたくないって本能がそう叫んでた。
今なら変われるって勝手に信じて健チャンにプレッシャーかけてたんだよね...
そして次の事件であたし達はこの先の未来を共に歩くか離れて歩くかが決まるんだよね。
:08/04/09 11:36
:D903i
:CmDHUIAc
#416 [あか
]
なんか共感出来る所がいくつもあるや


何だか過去の事思い出してしまった

でもいい思い出になってる事は確か


久々にキューンってなったあ

最後まで頑張って書いて下さいね

:08/04/09 22:06
:SH903i
:AcUxPJZA
#417 [ナオ]
あかサン.
コメントありがとうございます

読んでいただいて共感していただけたら本当に嬉しいです

気持ちの整理をつけながら少しづつですが完結させますね


:08/04/10 01:08
:D903i
:gVjfqUhs
#418 [ナオ]
あたしの言葉を聞いて健チャンは更に泣き出した。
今になってあたしも涙が溢れてきた...
きっとそれは
また一緒にいられるって安心感からだったと思う
二人で目を真っ赤にして抱きしめあった。
今度はあたしも強くあなたを抱きしめ返した。
やっぱり居心地がいい..
あたしの居場所はここしかないんだ...
:08/04/10 12:26
:D903i
:gVjfqUhs
#419 [ナオ]
ナ『なぁもう一度前のパチ屋で働かない?あたしもいるし一からやり直そ?』
健『一回働いてたとこに戻るの抵抗あるけどナオがそうしてほしいなら…』
ナ『同じ場所だからちゃんと働いてるか確認出来るし正直安心する…』
健『分かった!!ならちょっと電話してみる』
そう言って前の仕事場の人に電話をかけまた戻りたいって頼んでくれた。
また折り返しかけるって言われて電話を切った。
健『今度は真面目に働くから!!ごめんな…』
ナ『一緒に頑張ろうね!!でもほんま生活費どうしよう…給料日まだ先やし…』
:08/04/10 12:32
:D903i
:gVjfqUhs
#420 [ナオ]
健『明日また親父の病院行くしその時おかんから借りる!!』
ナ『でもとりあえずガス代の一万はすぐほしんだけど…明日の午前中に支払うって言っちゃってたし…』
健『ならばあチャンにとりあえず先に借りるわ。病院行く前に実家いってくる!!』
ナ『分かった!!』
:08/04/10 12:35
:D903i
:gVjfqUhs
#421 [ナオ]
泣き疲れたあたし達は布団に入り手をつないで眠りについた…
この手が永遠に離れないよう強く握りしめて。
でも…
この夜が
あたしと
健チャンが
恋人同士の
関係でいられる
最後の夜に
なるなんて…
思いもしなかった…
:08/04/10 14:55
:D903i
:gVjfqUhs
#422 [ナオ]
朝いつも通りに起きた。あたしは仕事に行くため化粧をし始めた...
健チャンはお父さんの所に行くために着替えてた..
あたしがふいに
ナ『おばあチャンにお金借りるんよな?電話してみたら?』
健『そうやな!!』
そう言ってあたしの携帯を差し出した。
最近は電話する時いつもあたしの携帯を使わせる…
スピーカーを使って話してもらわないといけないきらいあたしは健チャンを疑ってたから…
:08/04/12 14:56
:D903i
:tQ436sec
#423 [ナオ]
プルルル━♪
呼び出し音が鳴る。
?『はいもしもし』
男の声だった。
その瞬間からスピーカーの音が消え健チャンはたんたんと話を進める。
健『お兄ちゃん?おばあちゃんに変わって〜』
しばらくして電話を切った。
健『いいってさ!!』
ナ『何でスピーカ消したん?怪しい。』
健『何も怪しくない』
ナ『ならもう一回次は最後までスピーカーで話してや!!』
健『また電話かけて何話せばえん?』
ナ『適当に何時くらいに行くわ〜とか』
:08/04/12 14:59
:D903i
:tQ436sec
#424 [我輩は匿名である]
レイプで妊娠、中絶、高校中退、キャバ嬢泡落ち、ホスト狂い、自殺未遂…
そんなこんな色々あったけど
私は今幸せです。
━━━━━完━━━━━
:08/04/12 18:44
:PC
:L0.5OpnI
#425 [ナオ]
我輩さん.
残念ながらどれもあてはまらんわ(笑)
:08/04/12 19:20
:D903i
:tQ436sec
#426 [ナオ]
そして再び電話を掛ける健チャン...
プルルル━♪
?『はいもしもし』
健『あっお兄チャン?』
?『あなたさっきからどこにかけてるの?うちは石田ですよ?』
ガチャッ━
電話を切る健チャン…
てか何?
石田?
あんた竹内よな?
どゆ事?
頭がパニックになった…
:08/04/12 19:24
:D903i
:tQ436sec
#427 [我輩は匿名である]
成人迎えてこの付き合い

本当情けないし

見てて本当2人に苛回るわ

10代の俺からみても馬鹿馬鹿しいというか本当2人ともマジ子供やね

そんなんで恥ずかしくないん

人間の恥やんか
:08/04/13 08:02
:D905i
:☆☆☆
#428 [
]
:08/04/13 10:51
:F904i
:K9n7HMR.
#429 [ゆう]
早く続きが見たいです!!
頑張って下さいp(^^)q
:08/04/13 12:01
:P904i
:☆☆☆
#430 [ノ ン]
全部見ましたぁ


共感できる、、


幸せになッてほしいデス

辛いと思ウけど
更新

楽しみにしてマス

:08/04/13 14:58
:N905imyu
:fr9dzM/w
#431 [ナオ]
匿名サン.
ほんまおっしゃる通りですわ

でもこの恋であたし自身成長はできました

今後は人間の恥と言われぬ恋をしていきます


サン.ゆうサン.
ありがとうございます

気持ちの整理つけながら完結させます

ノンサン??.
ありがとうございます

共感してもらえると嬉しいです

あと少し見守ってて下さい

:08/04/13 15:22
:D903i
:U4w5NJ.k
#432 [ナオ]
ナ『え…?てかどうゆう事なん?』
健『………』
ナ『親と仲直りしたんよな?それ嘘だったん』
健『………』
ナ『うちの親に会う時オトンに仲直りしないと会わないって言われて仲直りしたってゆーたやん!!ならうちだけじゃなくうちの親まで騙してたんだ……最低だね……』
健『ごめん……』
ナ『謝っても許せる訳ないよ。ならお父さんが入院したのは嘘だったんよな?何であんな嘘ついたん?しかもわざわざ市内じゃない病院まで行こうとして』
健『アコムで金借りようと思った……』
:08/04/13 15:43
:D903i
:U4w5NJ.k
#433 [ナオ]
ナ『は?ならアコムで借りた金をうちには親から借りたって嘘つくつもりだったん?』
健『………』
ナ『ほんまたいがいにせえや…ならこのままバレなきゃあたし一緒に借金背負っていく事になってたんよな…ありえん』
健『ごめん…』
ナ『ごめんとかもう今更いいから…』
もうあたしの中であなたに対して愛って感情が無くなった瞬間だった...
この人はあたしの事なんて何も考えてくれてないんだ…
あたしは今まであなたにしてきた事…
なんだったんだろ。
悔しくて悔しくて今にも泣きだしそうだった..
:08/04/13 16:00
:D903i
:U4w5NJ.k
#434 [YUI]
分かる!め-ッちャ共感できる!今の彼氏と付き合ッて01年半。お互い仕事辞めてお互いの生活費がなくてあたし風俗にはしッた。それと同時に彼氏わ遊び始めて、あたしわストレスで08キロ↓腸炎、生理不順…でも疑ッてもやぱどッかで希望持つんよね!頑張ッて完結させてやあ☆
:08/04/13 17:50
:P905i
:9ajYQhXA
#435 [ノ ン]
頑張ッてネ


主SAN中国地方の方?
彼氏も岡山で
言葉の書き方が
似てるカら親近感わきました



:08/04/13 19:28
:N905imyu
:fr9dzM/w
#436 [ナオ]
YUIさん.
コメありがとうございます

YUIさんも大変だったんですね

あたしもストレスで血尿でした

笑
でもほんまその人に溺れてしまったら簡単には手放せないですょね

共感してもらえて嬉しいです

ノンサン.
そうなんですかー

実は岡山ですね(笑)
特徴あるからすぐバレますね

今から更新します

:08/04/13 22:24
:D903i
:U4w5NJ.k
#437 [ナオ]
でも泣いたらダメな気がした...
涙を見たらまた情に流されてしまいそうだから…
あたしは今まで何度離れようと思っても無理だった。
昨日だってそう。
でも…
同じ事の繰り返しだよね?
あたしの決めた答え間違ってないよね?
健チャン...
あなたは変われない━
あたしがあなたを..
ダメにしてた...
ごめんね。
:08/04/13 22:27
:D903i
:U4w5NJ.k
#438 [ナオ]
ナ『ごめん…もう限界やわ…もう健チャンの何がほんまで何が嘘か分からない…』
健『………ごめん』
ナ『うち親にまで嘘つかれてたのは悔しいよ…なぁもううち無理だよ』
健『嫌だ…』
ナ『なら親と仲直りちゃんとするん?』
健『すぐには無理だけどする…』
ナ『今まで出来なくて今更出来る訳ないよ!!今すぐ電話してやなら』
健『…出来ない』
ナ『すべてが自分の思うようになるなんて思わないで…別れよ』
どのくらい時間がたったんだろう…
一秒一秒が遅く感じる…
:08/04/13 23:26
:D903i
:U4w5NJ.k
#439 [ナオ]
そしてようやく...
健チャンはうなずいた。
それはあたし達の…
終わりを意味するんだ。
1年5ヶ月。
常に一緒にいたあたしはもっと長い時間を共に過ごしてたような気がする…
今まで辛かった事も
たくさんあった。
今まで幸せだった事も
たくさんあった。
永遠なんて...
ないんだ...
:08/04/13 23:31
:D903i
:U4w5NJ.k
#440 [ナオ]
つき合い始めた頃は誰がこんな結末を想像しただろう…
あたしは結婚を本気で考えて...
健チャンはほんまはどうだったのかな?
いろんな思いが
頭をよぎる。
でも現実から
逃げたらだめ。
あたし達は同棲してた。別れるとなれば問題がたくさん出てくる。
:08/04/13 23:34
:D903i
:U4w5NJ.k
#441 [ナオ]
ナ『ここ家賃高いしあたしは出るよ』
健『俺も出る…』
ナ『あと使ったお金と最後の家賃半分と最後の支払い半分と合わせて13万…返して』
健『分かった…』
ナ『て言ってもそんな金ないよな?今からアコム行こっ!!どうせ貸し金に手出すつもりだったんやろ?』
健『うん…』
ナ『その前に部長に電話してくるわ。今日仕事休むから』
:08/04/13 23:37
:D903i
:U4w5NJ.k
#442 [ナオ]
そう言い残しあたしは部屋を出て車で電話をかける事にした。
━♪♪♪━
部『もしもし』
ナ『お疲れ様です…あの実は…』
あたしはすべてを話した。部長は今まであった事たいてい知ってた。
相談乗ってもらってた。
部長は前から早く別れろって言ってたけどあたしが離れられないの知ってて何かと力になってくれてた...
そして今回も行くとこがないなら会社が借りてるアパートが一つあるからそこにお金貯まるまでいていいよって言ってくれた…
:08/04/13 23:40
:D903i
:U4w5NJ.k
#443 [ナオ]
部長の優しさとすべてを話して現実を受け止めたとたんに...
涙があふれ出た。
声をあげてワンワン泣いてた。
まるで子供みたいに…
こんなに泣いたのいつぶりだろ…
最近は人としての感情を失って心から泣く事も笑う事も出来なかった..
泣いてるあたしを部長は優しく
大丈夫
よく頑張ったねっ
てなだめてくれてた...
:08/04/13 23:43
:D903i
:U4w5NJ.k
#444 [ナオ]
あたしは今からアコムに行く事を説明しひとまず電話を切った。
泣き顔を健チャンに見られたくなくて車で一人涙を拭いた。
なのに…
何度拭いても溢れ出てくる。
あたしは別に頑張ってた訳じゃない。
でも部長の頑張ったねって言葉が胸に響いた。
別に同情してもらいたい訳じゃない。
でも確かに今まで健チャンと過ごしてきた時間を誰かに分かってほしかったんだ...
あたしと健チャンが歩んできた時間がちゃんと存在してたって思いたかった
:08/04/13 23:50
:D903i
:U4w5NJ.k
#445 [ナオ]
しばらくしてようやく涙が収まりあたしは部屋に戻った。
ナ『うち会社が借りてるアパートに行かせてもらう事になっから…健チャンも前のとこ受かれば寮に入りーな…』
健『そか…分かった』
ナ『ならアコム行こ』
あたし達は用意をしてアコムに行った。
でも結局健チャンの身分を証明出来る免許証も期限切れてるし保険証もないし借りれなかった…
帰りに引っ越しの用意をするためにガムテープなどを買って帰った。
:08/04/13 23:54
:D903i
:U4w5NJ.k
#446 [ナオ]
家に着いた頃、健チャンの前の会社から電話が鳴った。
たぶん返事を聞かされるんだろう…
二人とも受かると思ってたけど結果は…
今人が足りてるからって採用してもらえなかった。
ナ『これからどうするの?家は?』
健『どっか違うパチ屋受けるわ…』
:08/04/14 00:01
:D903i
:FjHgU3Bo
#447 [ゆい]
見てます!!
頑張って下さいp(^-^)q
:08/04/18 19:33
:P904i
:☆☆☆
#448 [ナオ]
ゆいサン.
ありがとうございます

ドタバタしてて中々更新出来なくてすいません

休憩中なので少し更新します

:08/04/20 12:02
:D903i
:dFJFyJNc
#449 [ナオ]
ナ『分かった…なるべく早く見つけーな…』
健『分かった…』
少しずつ二人の物を別々の段ボールに閉まっていく。
ぎゅうぎゅうだった衣類のタンスも見る見るカラになっていく…
二人の思いでの写真やプリクラは分けて持つ事にした。
お互い今までは思い出の物は捨ててたけど捨てらられなかった…
:08/04/20 12:06
:D903i
:dFJFyJNc
#450 [ナオ]
最初は二人とも落ち込んでたりしたけどなんだかんだ言って別々に暮らすまではまだ少し時間がかかるから実感が沸かなかったせいもあり、次第に今まで通りの会話の二人に戻っていった。
夜になりあたしは部長と会い貸してもらえる部屋を見に行った。
家賃は3万。
今まで一人暮らしをしてた時は見た目から中身まですごくこだわってた。
だから家賃も6万とか…
でも今は贅沢言える状態ではないのは確か。
新しい住まいはお風呂もトイレも一緒。
見た目も古い。
あからさまに女の人が住んでる様子はなかった。
不安の中、荷物を何々持ってくるか見積もった。
:08/04/20 12:11
:D903i
:dFJFyJNc
#451 [ナオ]
帰りに部長がご飯を持たせてくれた。
今までは正直部長を見下してた部分がすごくあったけど今回の事で改めて感謝した。
あたしは一人では生きられない…
誰かに支えてもらわなきゃ生きていけない…
でもいつも心の中は一人だと思ってた。
でもこんなにもあたしの事を心配し手をさしのべてくれる人がいる事を今になって気づいた…
今までみんな...
ごめんね...
:08/04/20 12:16
:D903i
:dFJFyJNc
#452 [ナオ]
でも逆に健チャンは...
あたしと別れ支えてくれる人はいるのかな?
実際友達に仕事が決まるまで泊まらせてほしいって頼んでも断られてた。
健チャンは改めて本当の意味で一人になるんだなって思うと手をさしのべてあげたくなる。
でもその行為がまた健チャンをダメにするのは分かってるから……
あたしはその手を自分で払いのけた。
:08/04/20 12:19
:D903i
:dFJFyJNc
#453 [ナオ]
結局別れてから4日後くらいにあたしは新しい住まいに引っ越す事に決めた。
残り少ない二人の生活を最後に満喫するために最後にドライブに夜景を見に行ったりした。
車内に流れる音楽が別れの曲で今の自分達に当てはまりすぎて二人とも涙こぼれそうになっね…
だんだん本当の別れを実感してくるにつれてあたしは何度も泣きそうになった。
だって…
あんな事されても
まだ健チャンの事を
愛してるから…
そして家を出る前日の夜がやってきた...
:08/04/20 12:25
:D903i
:dFJFyJNc
#454 []
ナオさんよく頑張りましたねK
辛いと思うけど、それが一番よかったと思います~~
またなんかあったら言ってくださいね
なんでも聞きますよ
:08/04/23 23:18
:W42S
:KEBD6aiU
#455 [みか]
:08/04/24 04:23
:L704i
:r9k993Ng
#456 [ナオ]
久々更新すいません…
別れてからもいろいろ問題があって

名無しサン.
最初から最後までいつも見守っててくれてありがとう

すごい支えられました

絶対完結させます

みかサン.
アンカーありがとう

:08/04/29 01:27
:D903i
:wXUSc6SM
#457 [ナオ]
部屋は片づいて何もない
ただ明日運ぶ大きな家具やベットがあるだけ…
あんなに暖かかった部屋が何だか急に寂しくなったね…
まるであたしの気持ちを表してるみたいだった。
何もない部屋であたし達は最後の時間を過ごしたね。
:08/04/29 01:29
:D903i
:wXUSc6SM
#458 [ナオ]
このアパートに引っ越してからいろいろあったな…
健チャン失踪事件
から始まり
最後はお金での
裏切り…
あたしは
何度裏切られ
傷つけられて
きたのかな…
思い出すだけで
涙が出てくる。
:08/04/29 01:32
:D903i
:wXUSc6SM
#459 [ナオ]
ベットの中で手をつないで寝るのが習慣になってたよね。
いつも寝る前に声を揃えて言ってた言葉。
『今日も一日愛しとったよ

明日も一日愛してるからね

仕事頑張ろうねー』
って…
《明日も一日愛してる》
ねぇ健チャン…
あたし達に明日は
ないんだよね…
:08/04/29 01:37
:D903i
:wXUSc6SM
#460 [ナオ]
最後の夜も自然と手をつないでいたね。
ナ『明日でお別れだね…なんか実感わかないや』
健『そうやな…』
ナ『うちとすごした時間は幸せだった?本当にうちの事大好きだった?』
健『幸せだったし大好きだったよ…ナオは?』
ナ『あたしもだよ』
健『離れたくない…』
ナ『もうあの頃には戻れないよ…今更後悔しても遅いんだよ…』
:08/04/29 01:40
:D903i
:wXUSc6SM
#461 [ナオ]
健チャンがあたしの手を握る力が強くなる…
健『幸せにしてあげられなくてごめんな…』
ナ『ほんまそれやしー次はいい人見つけなきゃねっ(笑)』
健『俺…いつになるか分からないけどナオに認めてもらえる男になるから…』
ナ『ほんまいつになるやらねー(笑)』
健『大好きだよ…涙』
ナ『泣かないの(笑)』
:08/04/29 01:47
:D903i
:wXUSc6SM
#462 [ナオ]
本当は辛いよ?
泣きたいよ?
でもわざと明るく振る舞ってた…
お願い健チャン...
これ以上そんな言葉いわないで…
健『俺一生ナオの事好きだから』
ナ『なら一生独身だね(笑)』
健『独身でいいし…』
ナ『そんな事言わずにいい人見つけてね』
健『やだ…』
ナ『うちを困らせないの(笑)』
健『………』
ナ『あーでもいろいろあったねほんま』
:08/04/29 01:55
:D903i
:wXUSc6SM
#463 [ナオ]
健『ナオがオボンで俺を叩いて番号渡してきたよな〜』
ナ『すぐそれ言うな(笑)』
健『嬉しかったもん』
ナ『よくドライブ行ったね〜野外セックス失敗したり?(笑)』
健『それ禁句…』
ナ『あとあと〜』
何時間話してたんだろ…
一つ一つ思い出を掘り起こしては笑ったり怒ったり…
:08/04/29 01:58
:D903i
:wXUSc6SM
#464 [ナオ]
気づくと空は少しずつ明るくなってたね…
お互い眠いはずなのに一分でも…
一秒でもそばにいる思い出がほしかった。
ナ『あ〜改めて思い出したら楽しかった』
健『うん……』
ナ『ん?どしたの?』
ガバッ――
気づくとあたしは健チャンの腕の中にいた。
:08/04/29 02:01
:D903i
:wXUSc6SM
#465 [ナオ]
強く…
強く抱きしめられてた…
健『やっぱり嫌だよ…離れたくない…涙』
あたしも
強く…
強く健チャンを抱きしめ返した。
ナ『健チャン…今までいっぱいありがと…出会えて良かったよ…』
健『ヴッ……涙』
ナ『さっ明日も忙しいしそろそろ少しでも寝るかっ!!』
首を横にふる健チャン。
ナ『寝るの!!あたしはオネムです〜』
そう言って健チャンに背中をむけた…
:08/04/29 02:05
:D903i
:wXUSc6SM
#466 [ナオ]
あたしは声を殺して泣いた。
震えるあたしの体を
健チャンは後ろから
ずっと…
抱きしめてた。
きっと泣いてたのバレてたのかな…
いっそこんなに離れる事が辛いならもう一度やり直す事だって可能...
でも今よりもっと辛い事が待ち受けてるのも確かだと思う。
現実から目をそらさないようあたしはそのまま健チャンの方を向く事はなかった…
:08/04/29 02:09
:D903i
:wXUSc6SM
#467 [ナオ]
結局お互い寝ないまま朝になった。
二人とも口数が少ないまま引っ越しの最終仕上げをした。
昼になり業者が来てあたしの荷物を次のアパートに移した。
お母さんや甥っ子のチビも手伝いに来てくれた。
:08/04/29 02:11
:D903i
:wXUSc6SM
#468 [我輩は匿名である]
:08/04/30 14:32
:F904i
:ZBJIkyfo
#469 [ナオ]
アンカーありがとうございます

少しですが更新します

新しい住まいに無理矢理家具を入れた部屋は狭かった。
甥っ子達は頑張って本を本棚にならべてくれた。
また見事にバラバラやし逆さまやしユニークな感じに仕上がってた(笑)
:08/04/30 19:55
:D903i
:/IaB9F9.
#470 [ナオ]
チビ『ねぇね何でお家変わったの?』
ナ『健チャンとばいばいしたからだよ』
チビ『もういないん?』
ナ『んー会う事はないかなっ』
チビ『ならこれからはいっぱい俺んち遊びに来てくれる?』
チビ2『ねぇねといっぱい遊びたい』
ナ『そうだね!!家も近いしいっぱい遊びに行くねっ』
知らない間に健チャン一筋だったあたしはこんなに小さい甥っ子と姪っ子に寂しい思いをさせてたんだね…
ごめんね。
ミズキ。
ごめんね。
サナ。
:08/04/30 19:59
:D903i
:/IaB9F9.
#471 [ナオ]
ふいにチビ達が言った言葉にあたしはチビ達の前なのに泣いちゃったね…
サナ『…ねえね楽しい?』
ナ『ん?何で?』
ミズキ『泣きそうな顔してるから…』
ナ『ほんま?ねえねなら大丈夫!!ありがとね』
ミズキ『俺は男だから女のねえねを守る!!』
サナ『サーチャンもまもりゅ』
ねえ健チャン?
こんなに小さな子供達があたしを守るって言ってるよ?
健チャン…
あたしはあなたに一番守ってもらいたかったよ…
あたしは悔しくて泣き出した。
:08/04/30 20:05
:D903i
:/IaB9F9.
#472 [ナオ]
お母さんは気を使って子供達を連れて近くにあった自動販売機に飲み物を買いに行った…
情けないな…
きっとお母さんだって自分の娘が目の前で泣いているのを見て辛かったと思う。
だってお母さんの目にはうっすら涙が溜まっていた…
あたしに声をかけるときも声が震えていた…
何やってんだろな...
大の大人が。
自分だけが辛いならまだしも皆にも辛い思いさせてしまった事が悲しかった。
:08/04/30 20:10
:D903i
:/IaB9F9.
#473 [ナオ]
あたしは急いで涙を拭いた。
心配かけたらダメ!!
15分後、皆は戻ってきた。
ナ『お帰りー!!遅かったね?』
出来る限り平然を装って作り笑いをした。
なんか3人でニヤニヤしてこっちを見てくる…
ナ『な…何よ?笑』
3人『……せーのっ』
チビ達の手には近くの公園で摘んだであろう小さな小さな花束があった。
ナ『…くれるの?』
チビ『元気出た?』
ナ『出る出る!!わぁ可愛いねっ…二つもありがとね…元気になったよ』
:08/04/30 20:16
:D903i
:/IaB9F9.
#474 [ナオ]
チビ『やったね!!』
3人で顔を見合わせ喜ぶ姿が最近の中で一番幸せを感じた時間だった。
皆心配してくれてる…
早く前を向かなきゃ…
花をコップに飾った。
一番目につくところに置いた。
それを満足そうに見つめる子供達。
あー…暖かいな…
あたしの心は幸せでいっぱいになれた。
ありがとね皆。
:08/04/30 20:19
:D903i
:/IaB9F9.
#475 [ナオ]
空も薄暗くなった頃チビは親の元に。
お母さんは実家に帰らなくてはならない。
母『ちゃんとご飯食べるのよ?何かあったらすぐ連絡してきなさい』
チビ『ねえねまた遊びにきてね★ばいばい』
ナ『分かってるって!!皆今日はありがとね…ほんま助かった。また遊びに来てね〜気をつけて帰ってな。ばいばい…』
皆が帰ってから一人ぼっちになったら急に寂しくなった…
:08/05/01 22:45
:D903i
:zWJEeY6.
#476 [ナオ]
これからは一人なんだよね…
はぁ…
なんだか疲れた。
気づいたら眠ってた…
携帯の呼び出し音で目を覚ました。
着信;健チャン
ナ『ごめっ寝てたわ』
健『部屋片づいた?』
ナ『何とかね〜健チャンはなにしてた?』
健『仕事の面接行ってきて採用された!!寮に入れるわ』
ナ『良かったやん』
:08/05/01 22:54
:D903i
:zWJEeY6.
#477 [ナオ]
健『………』
ナ『少し会って最後に話しようか…』
健『ほんまに?なら待ってるな』
健チャンはまだ前のアパートにいた。
次行くとこが決まるまでは退去せずに借りたままにしたから…
あたしは用意をし車を走らせた。
あたしが愛した
健チャンの元に―
最後のけじめをつけに。
:08/05/01 22:59
:D903i
:zWJEeY6.
#478 [

◆hB/ij5xC9Y]
:08/05/19 01:40
:SH904i
:hmfqcuVE
#479 [ゆこ
]
:08/05/19 10:31
:D904i
:l4if55Do
#480 [我輩は匿名である]
:08/05/19 13:36
:SH904i
:R.3.k1vM
#481 [ナオ]
皆さん.
長い間の放置すみせんでした


やっとこの話に本当の終わりが来たので今日の夜から一気に頑張って書き上げます

見てくれていた方..
最後まで目を通していただければ嬉しいです

:08/05/27 16:45
:D903i
:keDw1ClA
#482 [ナオ]
車を走らせ見慣れた景色が目に入る..
もうこの景色を見ることはないんだろうな…
あたしはこれで健チャンと最後の別れになるって思ってた。
でも二人で続く未来が待ち受けているとは思ってもみなかった..
アパートに着きあたしは使い慣れた鍵で部屋へと入る。
電気も止めたため月明かりの光を頼りに寝室へと向かう。
:08/05/27 16:49
:D903i
:keDw1ClA
#483 [ナオ]
何もない部屋で健チャンは隅の方へ座り煙草を吸っていた。
健『お帰り…』
ナ『ただいま…』
健『もう二度とナオにお帰りって言えないんだよな…』
ナ『そうだね…』
健『部屋は片づいた?』
ナ『大分ね!!』
健『そか……』
ナ『なぁうちらこの先もう会ったり連絡したりするのやめよ?多分ひきずってしまうし前に進めないから…』
健『やだ…』
:08/05/27 16:55
:D903i
:keDw1ClA
#484 [ナオ]
ナ『お願い分かって?』
健『やだ…ナオに彼氏が出来るまででもいいから連絡とったり友達としておらせて…お願い』
ナ『………』
正直あたしもキッパリ離れる勇気はなかった。
何だかんだ言ってもあたしは弱い人間。
一人になる勇気がまだなかったのかもしれない…
だからあたしは健チャンとは友達として繋がっていようって決めた。
でもこの選択が…
あたしをさらに苦しめる事になるんだね…
:08/05/27 16:58
:D903i
:keDw1ClA
#485 [ナオ]
ナ『分かった…』
健『ほんまに!?ありがとう!!』
すごく嬉しそうな健チャンを見てたらまだ愛されてるんだって余計辛くなった…
何でかな...
嫌いになって離れるのは分かる。
でも..
好きなのに…
こんなにもまだ健チャンの事が好きなのにあたしは自ら離れたんだろ…
好きだったらどんな事も乗り越えられるって前は思ってた。
でもやっぱ好きだけじゃダメなんだね…
あたしは今だにこの答えを見つけられていない。
:08/05/27 17:02
:D903i
:keDw1ClA
#486 [ナオ]
この日が二人の最後になる訳じゃないって思ったらお互い気が楽になったのか普段の二人に戻っていた。
恋人としては最後だけどこの先も側にいる訳だし寂しさなんてなかった…
結局朝を二人で迎えあたしは新しい家に。
健チャンは新しい仕事場の寮へと帰った。
今日からあたしは一人。新しい道を歩み出す。
:08/05/27 17:06
:D903i
:keDw1ClA
#487 [ナオ]
気持ちを新たに健チャンと知り合った場所であったパチ屋から身を引き、新しい店舗を管理する事になった。
住んでる場所からは少し距離はあったけど通うのにも慣れ新しいパチ屋での販売にも慣れてきた。
毎日仕事も充実していた
ただ…
夜が辛かった。
今まで隣にいた人が急にいなくなって二人で寝ていたベットに今は一人。
こんなに広かったかな…
夜になると寂しくて自然と泣いていた。
:08/05/27 17:10
:D903i
:keDw1ClA
#488 [ナオ]
あの日から健チャンとは毎日メールのやりとりをしていた。
付き合っていた頃と変わらない内容。
ただ一つ違うといえば…大好きって言葉を伝え合うことはなかった…
自然とそれにも慣れてきた。
ただ一つ。
問題がまだ解決していないことがある。
それはお金…
:08/05/27 17:19
:D903i
:keDw1ClA
#489 [ナオ]
半分の7万は返してもらったけど家を出る際に家賃やら前払いだったからそれで支払った。
自分の給料を手にしたが支払いやら今まで滞納してた分を払ったら手元には3万しか残らなかった…
貯金もないし健チャンは働いてないから給料入らないからお金ないし...
アコムに行かせようにも保険証が手元にまだ来てないから借りれない。
残りの7万を返してもらえないあたしは1ヶ月苦しむ事になった…
:08/05/28 00:14
:D903i
:JxPcjNFg
#490 [ナオ]
お金もなく毎日が苦しい中あたしは健チャンに会った時はご飯おごってあげてた…
だって健チャン本当に千円くらいしかなかったんだもん...
そんな中事件が起きた。
その日はふつうに健チャンが泊まりに来てて次の日の朝あたしがシャワーを浴びて部屋に戻りふと何げなしに財布を見た。
なんか違和感を感じ中身を確認したら千円足りなかった…
お金がない時は毎日計算して使ってたから中身を間違う事はない。
健チャンの財布を確認すると昨日までは千円だったのに二千円になってる…
………。
:08/05/28 00:19
:D903i
:JxPcjNFg
#491 [ナオ]
寝たフリをしていた健チャンに声をかけた。
ナ『なぁ…金取った?』
健『はぁ!?取ってないし』
ナ『でもあたしの財布から千円消えて健チャンの財布の中千円増えてる』
健『ほんま取ってないし!!何で疑うかな…』
ナ『いやだってあからさまやん…』
しばらくこのやり取りをしてついに白状した。
ってかこの状況でシラ切る方が難しいだろう…
健『ごめん…』
ナ『…てか何しとん』
健『………』
ナ『自分がした事分かってるん!?泥棒やん』
:08/05/28 00:24
:D903i
:JxPcjNFg
#492 [ナオ]
健『…ごめんなさい』
ナ『何で取ったん?』
健『金なかったから』
ナ『うちもないし!!てか誰のせいでこんな苦しい生活してる思っとん』
健『俺……』
ナ『うちもないのにご飯食べさせたりしてるよなぁ?それなのにまじ最低やな自分…』
健『……ごめんなさい』
正直このときは本当に悔しかった。
何で?
いくら元カノだからってお金を勝手に取っていい訳ない!!
金額は少なくてもした事が許せなかった…
すごく裏切られた感がこみ上げてくる…
:08/05/28 00:29
:D903i
:JxPcjNFg
#493 [ナオ]
あたしも仕事があるからひとまず健チャンを寮に送り届ける事にした。
もちろん車内は沈黙…
ただ一言帰り際に
ナ『しばらく会いたくないし連絡しないで』
そう言い残し健チャンの元から離れた。
仕事に向かう途中イライラが収まらなくて泣きそうになった…
あたしっていったい健チャンの何なんだろ…
たんなるヒモ?
都合のいい女?
あたしだって服も買えないし
飲みにだって行けない。
いっぱい我慢して文句一つ言わなかったのにさすがにキレていいよね…
:08/05/28 00:33
:D903i
:JxPcjNFg
#494 [ナオ]
でもやっぱあたしはバカ.
こんな事までされたら普通は愛想つきるよ?
でもあたしは
普通じゃなかった。
異常だったね…
その日の夜健チャンからの着信を知らせるランプが目についた..
でも出なかった。
その日から2日たった。健チャンは連絡をしてこない。
望んでたはずなのに…
健チャンの事が心配で仕方なかった。
ちゃんとご飯食べてるかな?
ちゃんと生きてるかな?
:08/05/28 00:37
:D903i
:JxPcjNFg
#495 [ナオ]
実際お金ないから食料も買えないのは分かってる
皆は自業自得なんだからほっとけって言うけど…
やっぱあたしは健チャンを完璧に嫌いになれない…
3日たった夜。
あたしは仕事帰りになけなしのお金で

でカップラーメンとおにぎり、お茶と煙草を買って健チャンの寮に向かった。
:08/05/28 00:41
:D903i
:JxPcjNFg
#496 [ナオ]
バカだって分かってる…
でも頭で分かってても気持ちがついてこない…
だからあたしは思うがままに行動する。
寮に着き健チャンに久しぶりに電話をかけた.
健『もしもし!?』
ナ『久しぶり…てか今寮の駐車場いるから出てきて…』
健『え!?何で!?』
ナ『いいから…』
健『分かった!!』
内心ちゃんと寮にいた事が嬉しかった。
遊び歩いてなかったのが嬉しかったのかな…
もう彼女でもないのにこんな事でいちいち安心しても意味ないのにね…
待つこと数分―
駆け足で近づいてくる健チャンの姿が目に入った。
:08/05/28 00:46
:D903i
:JxPcjNFg
#497 [ナオ]
助手席に乗り込んできた健チャンはちょっと前に会ったはずなのに見て分かるくらい痩せていた。
健『いきなりビックリしたし!!どしたん??』
ナ『いや別に…元気かなって…』
健『元気じゃないな』
ナ『ちゃんと食べてるの?』
健『金ないし寮の飯だけだから一日一食だけ』
ナ『そか…たいした物じゃないけどこれ…』
そう言ってコンビニ袋を差し出した
:08/05/28 00:57
:D903i
:JxPcjNFg
#498 [ナオ]
健『え…くれるの?』
ナ『うん…食べなきゃ倒れるよ…』
健『ありがと…』
そう言ってあたしを抱きしめようとした。
でもそれを拒否した。
ナ『じゃ明日朝早いから帰るわ…』
健『来たばっかりじゃん!!もう少しだけいてほしい…』
ナ『それ渡しに来ただけだから…それにやっぱまだ許せないし…』
健『…ごめんな…』
ナ『じゃまたねっ』
名残惜しそうに車から降りる健チャンの後ろ姿を見てると辛かった。
:08/05/28 01:03
:D903i
:JxPcjNFg
#499 [ナオ]
辛いなら少しでもいたら楽になる?
いや…
きっとあたしはまたはまってはだめな道に足を踏み入れてしまいそうだったから…
近すぎる距離を少しずつ離す努力をしなきゃ…
だってあたし達が再び結び合う事は二度とないんだから…
:08/05/28 01:08
:D903i
:JxPcjNFg
#500 [ナオ]
自分だけの今の感情で走っていいなら今すぐあたしはあなたの胸に飛び込むでしょう…
でも…
お母さんに言われた。
また付き合うなら親子の縁は切るからって…
冷たい言い方だけどあたしの幸せを願ってるからこその本音。
うちだって分かってる。
健チャンとまた一緒にいても苦しく辛い未来しか待っていない事は…
だからお願い。
あたしの気持ちが完璧に離れるまでは友達としてでいいから…
隣にいさせて下さい。
必死に自分の感情を抑えながら健チャンの後ろ姿を見送って車を走らせた。
:08/05/28 01:13
:D903i
:JxPcjNFg
#501 [ナオ]
家に着いてからメールが届いていた事に気づく。
健チャンから謝りのメールとありがとうの気持ちが書かれていた。
あたしがこんなんだから健チャンはあたしを頼ってしまうんだよね…
あたしが健チャンをダメにしてるんだよね…
分かってる!!
分かってるけど…
どうしていいか
分からない…
いっそ出来るならあたしの中から感情という部分を取り除いてほしい..
:08/05/28 01:15
:D903i
:JxPcjNFg
#502 [ナオ]
それからは毎日連絡も取り合い時間が合えば会っていた。
今はお金を稼ぐのが大事だから仕事をもちろん優先し2週間休みなしで働き続けていた。
連勤も終わり久々にゆっくり健チャンと会う事になった。
でも会えばまた傷つく…
何でなのかな...
早く健チャンと縁を切れって事なのかな?
あたしはこの日を境に少しずつおかしくなった。
:08/05/28 01:19
:D903i
:JxPcjNFg
#503 [ナオ]
ナ『久しぶりやな!!元気だった??って毎日メールしてるから分かるか』
健『体しんどいわ』
ナ『ずっと何してたん?誰かと遊んだ?』
健『誰とも遊んでないわ…えらいしな』
ナ『でもうち知ってるよ?遊んだの…』
何となくかな…
直感だったけど分かる。
こいつ嘘ついたって。
だからあたしはかまをかけてしまう。
知らなきゃ傷つかなくて済むのに知りたいって気持ちがそれを上回ってしまう…
少しの沈黙の後
あたしは頭が真っ白になっていた。
:08/05/28 01:22
:D903i
:JxPcjNFg
#504 [ナオ]
健『あー1回だけ友達がメールしてる子と会うの1対1じゃ嫌だからついてきって2対2で会った。でもそれはお金なくてご飯おごってくれるって言ったから行ったんよ?女が目的じゃないし俺はナオ以外今は考えれないしな…』
はい???
何か意味分からない…
でも彼女じゃないから何も言えないしただ何かバカみたいに一人働いてる間に楽しんでたんだって思うと腹が立った…
聞かなきゃいいのに口が勝手に動いてしまう。
:08/05/28 01:26
:D903i
:JxPcjNFg
#505 [ナオ]
ナ『そ…そうなんだ!!楽しかった?てか可愛かった?』
なるべく平然を装って話すあたし。
でもあからさまに機嫌は悪くなってたけど…
健『楽しくないし不細工やったし最悪だったけどご飯食べれたしなっ』
ナ『ご飯のためなら行くんやね…』
健『金ないから普段食べれないから…でも番号交換とかしてないし』
ナ『なら携帯見せて』
健『はい…』
差し出された携帯の電話帳を見て更に後悔した。
:08/05/28 01:31
:D903i
:JxPcjNFg
#506 [ナオ]
土井チャンとちゃっかりまた交換してんじゃん…
いつのまに会ったんだよ
あたしの様子に気づいた健チャンは
健『あとこの前皆で会った時に土井チャンもいたから…』
ナ『どっちから聞いたん?』
健『俺……』
ナ『そっかぁ…いんじゃない?別に。もう付き合ってる訳やないもんね。素直にうちが変わる姿を見ててって言われて信じて待ってたのが間違いやったね〜バカらしっ』
健『違うし!!』
ナ『何が?』
健『変わるとこ見てほしいって思ってる…』
:08/05/28 01:34
:D903i
:JxPcjNFg
#507 [ナオ]
ナ『うん。だから見たよ?見た結果このありさまやん。よく分かった』
健『………』
なんかバカみたい。
戻れないって分かってたよ?
でも心のどこかで本当に健チャンが変わればまたお母さんや周りの皆が認めてくれるかもって信じてたから…
でもやっぱ無理だね。
現実をつきつけられてその小さな可能性を打ち砕いた。
:08/05/28 01:37
:D903i
:JxPcjNFg
#508 [りな]
:08/05/28 01:39
:SO704i
:1Eoa0zf2
#509 [ナオ]
ナ『うちなやっぱまだ健チャンの事好きだからこんなん聞いたら辛い。嫉妬もするし否定出来る立場じゃいの分かってるけど耐えれない…やっぱ友達として見れないよ…だからもうキッパリ離れよ』
健『嫌だ……離れたくない……』
ナ『自分はいいかもしれんよ?でもうちの立場にもなったら分かるよな?辛いのはもう嫌だ…』
健『…………』
後は何を言ったか忘れたけどあの時結構パニックに陥って胸につかえてた気持ちを全部ぶつけた。
気づけばあたしの部屋に着いていた…
:08/05/28 01:41
:D903i
:JxPcjNFg
#510 [ナオ]
とりあえず部屋にあがり話し合いをしたけどお互い譲らず解決しないままだった。
でも健チャンはあたしの目の前で土井チャンを削除し連絡取らないからって携帯を見せてきた。
別にそんなことをしてほしい訳じゃないの…
もう今更って感じ…
何であたしこんなに苦しんでるんだろう…
何であたしこんなに健チャンから離れられないんだろう…
もう訳が分からない…
:08/05/28 01:44
:D903i
:JxPcjNFg
#511 [ナオ]
結局最後は健チャンの我が儘をまた受け入れる。
―友達としている事を―
そしてあたしは彼に抱かれる。
今のあたし達は…
友達以上恋人未満。
これほど辛いものはないんだなって初めて思う。
好きだけどその上はなく好きだけどその下はない
あたしはいったい何がしたいんだろう…
健チャンはいったい何を求めてあたしに会うのだろう…
お金?
体?
あたしの存在?
わかんないや…
:08/05/28 01:48
:D903i
:JxPcjNFg
#512 [ナオ]
その日からあたしは一日も早く健チャンを思う気持ちを断ち切ろうと負けじと紹介やら美容員に行った時にナンパされた美容師とメールを始めた。
もちろん健チャンとも毎日連絡はとっていた。
でも結局は無闇にメールをしたって気持ちが薄れていく事もなく…
ただただまるで操り人形のように男達と連絡を取り合っていた。
でも逆にそれが辛かった。
気が紛れる所か傷口が広がる一方で…
楽しくないし他の男とメールしてても頭から健チャンの存在が離れようとしない
:08/05/28 01:53
:D903i
:JxPcjNFg
#513 [ナオ]
りなさん.
アンカーぁりがとぅ

:08/05/28 01:53
:D903i
:JxPcjNFg
#514 [ナオ]
あたしは日に日に精神的にも肉体的にも弱っていった…
そんな中たまに家族と連絡をとれば
【ナオは強いから大丈夫だよ。早く忘れな】
とか
【健チャンは最低だよ】
とか..
言葉の一つ一つがあたしを更にどん底に追いやっていく。
あたしは強いの?
全然強くなんかない!!
あたしは弱いよ?
あたしは強くなきゃ
だめなの?
何で簡単に
そんな事言うの? もう嫌だよ…
もう疲れたよ…
:08/05/28 01:59
:D903i
:JxPcjNFg
#515 [ナオ]
ス――ッ…。
ポタッ。
ポタッ。
気づけばあたしの左手首から血が流れていた。
10カ所以上…
誰も本当のあたしなんか分かってない。
誰もあたしの気持ちなんか分かってくれない。
誰も…
誰も…
もうこんな苦しい思いするくらいなら楽になりたい…
生きてたっていいことなんてないんだもん…
:08/05/28 02:03
:D903i
:JxPcjNFg
#516 [ナオ]
遠のく意識の中携帯が鳴っているのに気づいた。
右手を必死に伸ばし携帯を握る。
やだ…
やだ…
怖い…
死にたくない…
電話越しに聞こえる声が誰なのか分からないけどただ助けてって叫んでた
プツッ――――――
:08/05/28 02:07
:D903i
:JxPcjNFg
#517 [ナオ]
気づけば病院のベットの上だった。
点滴をされ左手首には包帯が巻かれていた。
あれ?
何で?
周りを見渡すとお姉ちゃんがあたしの手を強く握って泣いていた。
後から聞いた話あの電話はお姉ちゃんからであたしの家から2分の距離に住んでいた姉はただ事ではないと察し家に来たらしい。
普段鍵を閉め忘れる癖がこんなとこで役に立つなんて…
:08/05/28 02:09
:D903i
:JxPcjNFg
#518 [ナオ]
ナ『お姉ちゃん…』
姉『バカ!!何やっとんよ…バカ…』
ナ『ごめん…』
ただひたすら強く握りしめられた手をあたしも必死に握り返した。
生きてて良かった…
本当に心からこのときそう思えた…
あたしのために泣いてくれる人はちゃんといる。
あたしは生きている価値あるよね?
あたし生きてていいんだよね?
あたしはひとりぼっちが怖くて逃げてしまった。
でもあたしは一人じゃないんだね。
:08/05/28 02:13
:D903i
:JxPcjNFg
#519 [ナオ]
傷は思ったょりも浅くあたしはただ軽い貧血も起こしていたらしい。
今になって思えばあの時の自分が一番嫌い…
強くなる努力もせずにただただ逃げるだけしか出来ない弱い人間。
退院もすぐに出来た。
仕事は一日だけ休ませてもらう事にした。
休んだ日は家にお姉ちゃんが来てくれた。
:08/05/28 02:17
:D903i
:JxPcjNFg
#520 [ナオ]
姉『少しは落ち着いた?』
ナ『うん…』
バチッ!!!
あたしの右頬がジンジンと痛む。
突然の出来事で目が丸くなる…
でもお姉ちゃんの目を見て久しぶりに素直に泣けた…
いっぱい泣いて
いっぱい鼻水垂らして
まるで子供みたいに。
お姉ちゃんはただあたしの背中を優しく子供を寝かす時のように叩いてくれてた。
:08/05/28 02:20
:D903i
:JxPcjNFg
#521 [ナオ]
少しずつ落ち着きを取り戻したお姉ちゃんは話し出した…
姉『なぁもういいよ?ナオは頑張ったよ?もう止めよう…そんなに辛いならもう忘れよ?忘れる事も辛いと思うよ?でもな今を乗り切ったら時間が解決してくれるから。……あんなお母さんがナオの事聞いてショックで仕事中倒れたんな…母さん今ガンの疑いあるの知ってるよな?いつガンになってもおかしくない状態なんよ?心配かけてどうするん?
:08/05/28 02:25
:D903i
:JxPcjNFg
#522 [ナオ]
一気にあたしの大事な人を二人も奪わないでよ…お願いだから…』
こんなに静かに泣いてるお姉ちゃん初めて見た…
ナ『母さんは今は!?』
姉『大丈夫だよ…でも無理はさせれないけどね…母さんが言ってた…高君(あたしの兄)は小さい頃に心臓病で今でも胸に大きな傷がある。好きで自分の体に傷つけた訳じゃないのに何でナオは元気な体なのに自ら傷つけて死のうとしたんだろうって…自分が知らないうちにナオを追い込んでたんだって泣いてた…』
:08/05/28 02:30
:D903i
:JxPcjNFg
#523 [ナオ]
ナ『…………涙』
お兄ちゃんだって
大きな傷を背負って今も元気に強く生きてるのに
あたしは…
大好きなお母さんまで追いつめて…
何やってんだ…
後悔がどんどんあたしを追いつめてくる。
ナ『ごめんなさい…ごめんなさい…ごめん…』
ただ謝る事しか出来なくて
自分が情けなくて
でも逃げる勇気も立ち向かう勇気もなくて
一人さまよって…
でも前を向くから…
あたし頑張るから…
ごめんなさい…
:08/05/28 02:34
:D903i
:JxPcjNFg
#524 [ナオ]
泣き疲れてあたしはいつの間にか寝ていた。
起きるとお粥と手紙が机の上に置いてあった。
ナオへ。
目さめたらお粥食べな。あたしは子供いるから帰らないといけないけど辛くなったらいつでも呼んでね?
こんなに近くにいるんだから頼ってよ…
あたしそんなに頼りないお姉ちゃん?
あたしもナオが道に迷った時は一緒に正しい道探してあげるぐらい強くなるから一緒に強くなろ。もうあんな事しないって約束してね…
:08/05/28 02:38
:D903i
:JxPcjNFg
#525 [ナオ]
あたしは泣きながらお粥を少し口に運んで食べた
『しょっぱ……』
相変わらず料理は下手な姉ちゃんだけどすごく暖かかった…
携帯を見ると充電が切れていて充電し電源を入れると健チャンから大量の電話とメールがきてた。
心配してくれてたんだ…
あたしはすべてのメールを読み終えて携帯を閉じた
:08/05/28 02:41
:D903i
:JxPcjNFg
#526 [ナオ]
あれから1年半か…
付き合いだした頃から一つずつ思い出して行く。
どこで間違いだしたのかは分からないけど…
今思い返せば辛い事の方が多かったな…
それなのに離れれず側にいたいって思ってた。
それはやっぱりいい所もたくさん見てきたから信じていたかったのかも…
好きだけじゃどうにもならない事がある。
あたしは身を持って初めて痛感した…
:08/05/28 02:45
:D903i
:JxPcjNFg
#527 [ナオ]
少しずつ
少しずつ
思いだし
あたしはあなたとの物語の最後に近づいてきた。
もう離れよう。
キッパリ縁を切ろう。
今は辛くてもいつかまた
幸せになれる日が来る事
を信じて歩み出そう。
あたしは携帯を握りしめ
健チャンに電話をかけた。
:08/05/28 02:49
:D903i
:JxPcjNFg
#528 [ナオ]
今日はここまでにします


話をいくつか省略したため読みずらくなってたらすいません

後少しで完結します

正直小説を完結させる決心もまだ出来てないですが逃げずに書くので見て下さい

また明日書きます

:08/05/28 02:51
:D903i
:JxPcjNFg
#529 [ゆき]
随分と前から、読ませてもらっていました

これからも応援していますので、完結に向けて頑張ってください

:08/05/28 10:00
:P904i
:zBWhJ6dI
#530 [ナオ]
ゆきサン.
ありがとう


完結させるまでに長い時間をかけてしまいすいません

頑張るので応援ょろしくお願いします

:08/05/28 18:19
:D903i
:JxPcjNFg
#531 [ナオ]
今日書けそうにないです

気持ち混乱して

明日は必ず書きます

すいません

:08/05/28 23:53
:D903i
:JxPcjNFg
#532 [ナオ]
訂正を一つ

526の内容の
あれから一年半は健チャンと付き合い始めた頃から今までです。
今書いてる内容は本当につい最近の出来事です。
ややこしくてすいません…
:08/05/29 00:00
:D903i
:oFxLA.Gc
#533 [ゆき]
マイペース

に、整理しながらゆっくり仕上げていってください


整理整頓…
なんて、ホントは凄く大変な作業だし、エネルギーも使います

ましてや、『気持ち

』の整頓なんて長い月日がかかってしまう場合だってあるかもしれません

焦らず…
ていねいに

キレイに

整理していってください。
:08/05/29 15:13
:P904i
:.KzScPaQ
#534 [ナオ]
ゆきサン.
ほんまありがとう

焦らず…
ゆっくり…
整理して前向けるように頑張ります


本当に暖かい応援ぁりがとうございます

:08/05/29 18:12
:D903i
:oFxLA.Gc
#535 [ナオ]
――♪♪♪――
健『もしもし!?ずっと連絡出来なかったけど何かあったん!?』
ナ『ごめんね…体調悪くて…』
健『大丈夫なん!?』
ナ『うん!!平気』
健『なら良かった…』
ナ『心配してくれてありがと……近々会える日ある?話がしたい…』
健『俺今遅番だから土曜日は?早番になるから早く終わるし。てか話って何?』
ナ『なら土曜うち仕事終わったら迎えに行くね。会ってから話すよ』
健『気になる…でもいい話じゃないよね…?』
ナ『いいか悪いかはずっと先じゃないと答え分からないかな…』
:08/05/29 18:17
:D903i
:oFxLA.Gc
#536 [ナオ]
健『俺嫌だからね…』
ナ『また土曜日にね』
健『…分かった』
電話を切った後胸が苦しくて苦しくて自分で決めたはずなのに愛しい声を聞いただけで泣きたくなる…
あたし…
間違ってないよね?
これで…
いんだよね?
:08/05/29 18:40
:D903i
:oFxLA.Gc
#537 [ナオ]
自分で決めた事なのに苦しくなって…
あたしは弱い…
気づくとあたしはカミソリを握っていた。
このもやもやをぶつける場所もない…
だから自分を傷つけてただ流れてく血を見て自己嫌悪に陥ってた..
手首にまで刃を近づけた時にお母さんの顔がとっさに浮かんだ…
約束したもんね...
あたしはカミソリをクローゼットの奥に閉まった。
:08/05/29 22:59
:D903i
:oFxLA.Gc
#538 [ナオ]
しばらくボーっとしていると携帯が鳴った。
登録されてない番号のため画面には名前が表示されていなかった…
でも分かるよ?
今でも覚えてる。
でも何で今頃?
あたしは頭がパニックになっていた。
でるかでまいか悩んだあげくあたしは通話ボタンを押した…
:08/05/29 23:02
:D903i
:oFxLA.Gc
#539 [ナオ]
ナ『…はい…』
『久しぶり…分かる?』
分かるよ…
何年あなたの声を隣で聞いてきたと思ってるの?
ナ『久しぶり…分かるよ…ひさしだよね。』
懐かしい声。
健チャンと付き合ってた頃もひさしの存在はかすかながらあったもんね…
変な意味じゃなくて大切な人だったって。
:08/05/29 23:05
:D903i
:oFxLA.Gc
#540 [ナオ]
ひ『正解!!よく分かったな(笑)』
ナ『分かるよ…ひさしこそうちの番号よく分かったね?』
ひ『何か覚えやすいし忘れれんかったなぁ』
ナ『そか…元気?てか急にどったの?』
ひ『元気…じゃないかな(笑)てかこの前誕生日おめでとう』
ナ『何かあったん?てかよく覚えてるね!!もう22になってもうたわぁ』
ひ『おばさん(笑)』
ナ『ひさしのが年上やろ(笑)てかほんまどした?』
:08/05/29 23:10
:D903i
:oFxLA.Gc
#541 [ナオ]
ひ『…俺今なおが住んでる街に住んでるんよ。仕事辞めて出てきた。今は新しい仕事してる。』
ナ『そうなん!!聞いてないよ!?彼女と同棲?』
ひ『言ってないもん(笑)いや、一人暮らし…てか別れた…』
ナ『えっ…そうなんゃ…最近?』
ひ『最近じゃな…てかごめんな彼氏おるのに電話して…ただ誕生日おめでとうって言いたかった』
ナ『別れたよ…うち』
ひ『は!?そうなん!?何で別れたん!?』
ナ『いろいろね…』
:08/05/29 23:15
:D903i
:oFxLA.Gc
#542 [ナオ]
ひ『……なぁ今から少しでいいから会える?』
ナ『……うん…』
素直に会いたいと思った
今のあたしなら過去にしてきた過ちを素直に謝れると思うから…
何より今は一人でいたくなかったのかも…
自分の家の場所を伝え電話を切りあたしは1年半ぶりにひさしと二人で会う事になった。
:08/05/29 23:21
:D903i
:oFxLA.Gc
#543 [ナオ]
急な展開に多少パニックになった。
まさかひさしと会う日が来るなんて思ってもみなかったんだもん…
ひさしと別れる時に言った言葉。
もしうちらが運命の相手なら必ずまた巡り会えるからって...
一瞬ほんまに運命の人なんかなって思った。
少なからず健チャンとの未来は全く見えなかった。
今あたしがこんな状態でひさしに会えば少なからずよりかかってしまいそうになる…
そんな都合のいい事なんて出来る訳ないけど。
会う約束をした事を少し後悔しながら支度をした…
:08/05/29 23:42
:D903i
:oFxLA.Gc
#544 [カズ]
最初から 何回も何回も 読ませてもらってます

携帯小説ゎ 実ゎ ナオさんが 初めてです

わくAドキAの しっぱなしです

ゆっくり じっくり 完結して下さいね

頑張ってね

:08/05/30 00:57
:N901iS
:I9IE3ltk
#545 [ナオ]
カズサン.
コメントぁりがとう


初めてがうちのとか…
何か申し訳なぃです

常に暗い話ばっかだけど読者の方にも気持ちが伝わるように頑張って書きます


励ましぁりがと

:08/05/30 01:28
:D903i
:pfXR62Rw
#546 [ナオ]
30分程してひさしから到着したとの電話がありあたしは急いで待ち合わせ場所に向かった。
別に可愛く見せる必要もないとは思うけど念入りに髪を巻き化粧をし出る前には全身をチェックした。
ここで過ちが一つ…
その日の夜は蒸し暑くあたしは何の気なしに七分の服を着て出かけた事。
後々後悔する事になる…
待ち合わせ場所に着き見覚えのある車が目についた。
あたしは深く深呼吸をし車に乗った…
:08/05/30 01:33
:D903i
:pfXR62Rw
#547 [ナオ]
ナ『よっ!!久しぶり』
ひ『久しぶりっ!!てか自分かなり痩せたな』
ナ『ほんま??嬉しいわ〜綺麗になった?笑』
ひ『痩せたとゆーかやつれた感じ!?でも…綺麗になってる…』
実際ひさしと別れてから就職したあたしは痩せた
健チャンと別れてからはさらに3キロ落ちていた。
ナ『ありがとっ。ひさしも男前になったやん』
ひ『あっやっぱり?(笑)知ってる知ってる』
ナ『言うね〜』
:08/05/30 01:37
:D903i
:pfXR62Rw
#548 [ナオ]
ひ『冗談よ(笑)てかどうする?飯でも食べに行く?』
ナ『うん!!中華食べたいなっ』
ひ『相変わらず中華すきやなぁ〜』
ナ『まぁね(笑)』
久々の再会とは思えないほど自然としゃべれた..
話したい事
いっぱいあったし…
会話が途切れる事はないまま中華屋に着いた。
:08/05/30 01:39
:D903i
:pfXR62Rw
#549 [ナオ]
とりあえずメニューを決めあたしは一服。
ひ『煙草まだ吸ってるんやね〜』
ナ『やめれませんわ』
ひ『……』
ナ『てか何か聞いてほしい事あったんやろ?うちで良ければ聞くよ』
ひ『……うん。聞いてほしいってか一人が寂しかったって感じかな…』
ナ『まぁ寂しいのはうちも今そうやし分かる』
ひ『でも俺、元カノの事諦めず追いかける。やっぱ好きやしなっ』
ナ『そか!!頑張れ』
ひ『なおは?もう戻る気ないん?』
:08/05/30 01:43
:D903i
:pfXR62Rw
#550 [ナオ]
そう言われた瞬間..
あたしの顔は凍り付いた
だからひさしもそれ以上何も聞いてこなかった…
やっぱ優しいなひさし..
その後も何とか楽しく食事をして店を出る事に。
レジで出そうとしたら
『いいからっ』
って払ってくれた...
あんな事したあたしにひさしはどこまで優しくしてくれるんだろ…
:08/05/30 01:46
:D903i
:pfXR62Rw
#551 [ナオ]
店を出たあたし達はこの後どうするか話し合った
結果。
ひさしの家に行く事に。
だからと言って自分で言うのもあれだけど決して軽い訳じゃない。
ひさしだから安心して家に行ける。
勝手に大丈夫って決めつけてたあたしはバカだったけどね…
:08/05/30 01:49
:D903i
:pfXR62Rw
#552 [ナオ]
ひさしの部屋は広いけどやっぱちらかってた(笑
5月なのにこたつがまだ出てるのは相当笑えた…
あたしはこたつに。
ひさしはベットに腰を下ろした。
たわいない会話をしたり昔話をしたり楽しい時間が過ぎていった。
:08/05/30 01:51
:D903i
:pfXR62Rw
#553 [ナオ]
ナ『……ひさし?』
ひ『ん?どした?』
ナ『本当にいっぱい傷つけてごめんね…あたしねひさしにしてきた事を自分がされて初めて気づいたんだ…。すごく辛いし耐えれなかった…。それをずっとひさしは耐えてたんだって思ったら…本当にごめんなさい…あの頃のあたしはバカだった。ひさしと離れて初めて大切さに気づけた。今自分に起きてる事は罰だって思ってる。でもちゃんと人の痛みをわかる事ができて良かった。ひさしと離れたのも健チャンと付き合ってきたのも無駄じゃなかったって思ってるんだ…』
:08/05/30 01:56
:D903i
:pfXR62Rw
#554 [ナオ]
ひ『…ん。確かになおと別れた時は本当に辛かったし死にたかったし、立ち直るまでに半年はかかったけど、その半年で俺は自分で成長出来たと思ってる。だから元カノと付き合ってる時はなおにはしてあげれなかった事もしてきたつもり。ちゃんとまめに会いに行ったり電話したり…でもなおの時にもしてやれなかった自分も悪いって思ってるんよ?でも気づかせてくれてありがとな…。俺だってなおと別れた事も元カノと付き合った事も後悔してないよ!!だからそんな謝んなって』
:08/05/30 02:00
:D903i
:pfXR62Rw
#555 [ナオ]
ナ『うん…(涙)うちなひさしに了解を得ずに小説書いてるんな…今まであった事とかもちろんひさしと別れた時の事やひさしに対する気持ちとか…いつかひさしに見てもらえたらなって…』
ひ『……知ってるよ』
ナ『えっ!?』
ひ『あっ君から聞いた』
そういえば小説を書き始めた頃あっ君に教えたんだっけ…
ナ『……見た?』
ひ『途中までな。なおが苦しんでる内容なんか興味本位で見るとか無理やった…見たら助けたくなってまうしな…でも俺に対する気持ちとか読んだけど嬉しかった。ありがとな…』
多分あたしはこの小説を書き始めた頃から一番に見てほしかった相手はひさしだった…
それが何年後になったって構わないって思ってた
見て素直な気持ちを聞いてほしかっただけなんだけど…
:08/05/30 02:08
:D903i
:pfXR62Rw
#556 [ナオ]
ナ『正直まだ完結させれてないけどいつかちゃんと完結してあたしもひさしも後ろを振り向かないくらい強くなったらその時はまた最後まで見てくれる?』
ひ『わかった!!でもどっちが先に強くなるかな(笑)?』
ナ『多分ひさしやね』
ひ『俺もそう思う』
顔を見合わせて二人で笑いあった。
あんな終わり方をしたあたし達だったけどこうしてまた笑いあえる事は出来るんだね…
神様…
ひさしと再び会わせてくれてありがとう。
あたしはこれでまた一つ強くなれる気がします…
:08/05/30 02:12
:D903i
:pfXR62Rw
#557 [ナオ]
ギュッ――
さっきまで距離を置いて座ってたのに一瞬あたしがテレビの方を見た隙にあたしの体はひさしに包まれていた…
ビックリした。
ひ『聞いたらダメだって分かってるけどやっぱ無理だ…その手の傷はどしたん…?』
まるで手首に心臓があるみたいに確かに傷口から
ドクッ―
ドクッ―
と音が体中を伝わる。
:08/05/30 02:17
:D903i
:pfXR62Rw
#558 [ナオ]
ナ『……何でもな…』
ひ『何でもない訳あるかっ!!』
怒鳴られた…
ひ『こんなに傷つけて…そんなに辛かった?苦しかったん?』
ナ『……………』
ひ『……ヴッ』
???
ひさしが泣いてる?
ひ『なんか悔しいはまじで…こんなになるんだったら俺は無理矢理にでもなおから離れなきゃ良かった……ごめんな……何もしてやれなくて…』
:08/05/30 02:20
:D903i
:pfXR62Rw
#559 [ナオ]
ナ『ひさし?ひさし?お願い泣かないで…ひさしは何も悪くない…健チャンも何も悪くない…悪いのはあたしだから…弱い自分がだめなだけ…でもなっもうしないってオカンと約束したから大丈夫!!傷は完璧には消えないかもしれないけど…見る度に思い出して泣きそうになるかもしれないけど…あたしはもう大丈夫だから安心して?心配かけてごめんな…ありがと』
ひ『………涙』
ひさしはさらに強くあたしを抱きしめた…
前は居心地が良かったひさしの腕の中...
でも今は
あたしの居場所じゃないって思った...
それが逆に寂しくて泣けてきた。
:08/05/30 02:26
:D903i
:pfXR62Rw
#560 [ナオ]
こんなにいい奴が目の前にいるのに…
ドキドキしない…
もうひさしは男としてでは大切だった人...
いつの間にか過去の人として整理されてた。
もしかしたらもう二度と好きになってはいけないんだって言い聞かせてるのかもしれないけど…
ひさしの腕の中であたしは不覚にも健チャンに抱きしめられていた頃を思い出してしまった…
健チャンもひさしも。
あたしの
帰る場所じゃない。
だから…
やっぱり消さなきゃ…
:08/05/30 02:30
:D903i
:pfXR62Rw
#561 [ゆき]
こんにちは

小説…
お疲れさまです

ナオさん

死のう!
なんて、そんな悲しくて残酷な事だけはしないでください

こんな言葉しか見つからないけど…
ごめんなさい

また更新楽しみに待っています

:08/05/30 14:04
:P904i
:ykHXOuk2
#562 [ナオ]
ゆきサン.
いつもぁりがと


今は少しずつだけど前向いてきてるカラ死ぬとか後ろむいたりしない

落ちた時は助けてくれる仲間がいるって気づけたカラ頑張る

また後で更新するので見て下さいね

:08/05/30 14:11
:D903i
:pfXR62Rw
#563 [ナオ]
静まり帰った部屋にはひさしのすすり泣く音だけが響いてた。
少し冷静になったひさしはゆっくりあたしの体を離し肩に手を置きじっと見つめてきた…
そして…
ひさしの顔が近づいてきたんだ。
今だけの雰囲気に流されてもいいかなって正直思ったけど…
直前になって顔を背けた
:08/05/30 20:17
:D903i
:pfXR62Rw
#564 [ナオ]
ナ『……ひさし元カノの事諦めずに追いかけるんでしょ?こんな元々カノに手出したらだめじゃんかぁ(笑)』
ひ『………なんかもう自分でもよく分からなくなってきた……』
ナ『だめだめ!!気をしっかり持ちなさい少年』
ひ『何だよ少年って…』
ナ『いや…意味はないかな…(笑)』
ハッとひさしが笑った。
ナ『うちは正直男がまだ怖いん…健チャンだってそう…会えば結局は体求めてくるし…でもひさしは違うって勝手に思ってるからよろしく(笑)』
:08/05/30 20:22
:D903i
:pfXR62Rw
#565 [ナオ]
ひ『そんなん言われたら俺何も出来ないな(笑』
ナ『何もしなきゃいんだって(笑)』
ひ『分かった!!でも我慢の限界来たら帰らすな(笑)』
ナ『了解やなぁ(笑)』
その後はお互い元の位置に座り直しテレビを見ながら語った。
時間も遅くなったとこで
ナ『そろそろ帰るかな!!』
ひ『帰る?なら送ってくな』
ナ『ありがとっ』
家まで送ってもらいひさしとばいばいした。
真っ暗な部屋に帰るのはやっぱり寂しい…
もうお帰りって言ってくれる健チャンはいない…
:08/05/30 20:26
:D903i
:pfXR62Rw
#566 [ナオ]
健チャンも同じ様に思ってるのかな?
寂しいのはあたしだけなのかな…
今頃何してるのかな…
紹介してもらった子と会ったりしてるのかな…
ねぇ…
あたし達はどこで間違ったのかな?
出会わなければ良かった?
ねぇ…
健チャンはあたしと出会えて幸せだった?
一緒に過ごした時間は無駄じゃなかった?
あたしは…
分からないや…
:08/05/30 20:31
:D903i
:pfXR62Rw
#567 [ナオ]
今日も眠れない夜を過ごす。
何度も後ろを振り返りそうになってはまた前を向こうとする。
その繰り返し―
いつになったら健チャンが過去の人になるんだろ…
あたしはいつまで胸の奥に大きな思いを背負って生きて行けばいんだろう
毎日同じ事を考えながら
それでも時間は確実に未来へ進んでいく…
約束の土曜日はあっと言う間にやってきた。
:08/05/30 20:35
:D903i
:pfXR62Rw
#568 [リョー☆]
全部見たで

お前と連絡とらんくなってから二年半?ぐらいの間の事。すんごい辛かったんやな。あのホームランドームで会った時おった奴はそん時の男やんな?あん時からしんどい思いしよったんよな?
あの男一発しばいときゃよかったって思うわ

これ見たら連絡してきてな!会って話したいけん

:08/06/01 06:29
:SH905i
:NrVGPyv2
#569 [我輩は匿名である]
:08/06/01 08:51
:D704i
:ypEn5EFE
#570 [我輩は匿名である]
>>569 の者です

さっき更新されてるとこまで読みました

感動と切なさを感じました。主の状況に親友とかがなっていたら、自分は怒ると思いました。やっぱ幸せになってもらいたいから

これ読んで、いろいろあると思うけど‥健チャンは人としてひどいと思います

けど、そうなった生い立ちにはきっと何かあると思うからそこは分かってあげたいです。改めて好きだけじゃいけないなと感じました。まだ傷は完璧に癒えてないかもしれないけど、少しずつ前に進んで下さい

私は健チャンをバネにひさしクンと改めて一から付き合ってほしいと思いました

お互い成長したと思うし

生意気なこと言ってすいません

何が言いたいのか分からなくなってしまいましたが‥

応援してます

:08/06/01 10:25
:D704i
:ypEn5EFE
#571 [ナオ]
リョー.
ありがと

りょーとは調度この小説の初めの頃の内容の時に知り合ったね

んまあれからいろいろあったょ


でもあの時と比べてすごく強くなれた



まぁついでやし最後まで見てってね

:08/06/01 12:36
:D903i
:9Z.VJ6gg
#572 [ナオ]
匿名さん.
コメありがとうございます


この小説は実は書き始めた頃から健チャンと二人で思い出しながら書いていました…
思い出してはあの時はごめんねって…
一つ一つお互い反省して最後はやっぱり結婚しました

って終わらせたいねって

自分でもこんな結末は想像してなかったし別れる前からはあたし一人で書いてきて寂しかった

健チャンは小さい頃から親に愛情を注いでもらってなかったから…
きっと愛し方が分からなかったと思う

でも今あたしは健チャンの事恨んでないし次は幸せになってほしいって思ってます

うちも何が言いたいか分からなくなったけどあと少し頑張ります

:08/06/01 12:43
:D903i
:9Z.VJ6gg
#573 [はまやらわ]
さげ藁
:08/06/01 12:45
:SO905iCS
:☆☆☆
#574 [我輩は匿名である]
お返事ありがとうございます


やっぱり親からの愛情はその子の将来に大きく関わってくるんだと保育を勉強している身から改めて感じてます


きっと愛されてなかった分、誰かに自分の存在を認めてほしくて主さんに必要とされてる事を実感したくて「嘘」という事で確かめていたんでしょうね

すごく不安だったと思います。主さんも辛かったと思いますが、健チャンの方がもっと辛かったと思います

きっと小さい頃に誰かからその寂しさや不安を埋めてくれる関わりがあったらここまでなかったかもしれないですね

この小説のひさしクン、主さん、健チャンには本当に幸せになってもらいたいです

応援してます

貴重なスペースありがとうございました

:08/06/01 12:57
:D704i
:ypEn5EFE
#575 [ゆき]
おはようございます

ナオさん

あと少しで完結かな


頑張ってくださいね

私も今は関西に彼と暮らしているので、彼を送り出した後に時間を見つけては読んでいます

色んな恋の形があるんだなぁーなんて少し感心しながら

『愛情』の話しも…
なるほどー

って思ったり

勉強になるところが沢山ありますよ


:08/06/03 07:50
:P904i
:9gPFV8YI
#576 [ナオ]
我輩さん.
お返事遅れました

本当に言ってる通りだと思います

愛情に不安を感じあたしに嘘をついて何か求めていたのかもしれません

でもそれに耐える事が出来なかったあたしはこの先の健チャンの人生が不安でなりません

でもだからといって手をさしのべる事も出来ないですが…

あたしも健チャンもひさしも幸せになってほしいと願ってます

話しが完結しても何か変かがあれば書きますね

:08/06/03 16:31
:D903i
:MFPTxKb2
#577 [ナオ]
ゅきさん.
いつもありがとう


話し事態は完結するけどこの先もその後を書いて行くつもりです

あたしの生き方を見て何か元気になってもらぇたら嬉しい限りです

ゆきさんも同棲してるんですね

なら話しも理解してもらいやすい部分もあったと思います

この小説を読んで勉強になったなど意見をもらえて嬉しいです


健チャンとの物語もラストですがおつきあい下さいね

:08/06/03 16:34
:D903i
:MFPTxKb2
#578 [ナオ]
お互い仕事が朝からだったため会うのは夕方。
仕事中も頭の中がぐじゃぐじゃで集中出来なかった…
今日でさよなら。
もう決めたんだ。
もう迷わない。
あたしは…
幸せを求めて歩き出す。
気持ちとは裏腹に情や思い出たちがあたしの邪魔をする。
仕事を終え必死に涙を拭きながらあたしは本気で愛したあの人の元へ向かった…
:08/06/03 16:40
:D903i
:MFPTxKb2
#579 [ナオ]
この道を通る度にきっと健チャンの事を思い出す。
だからしばらくは遠回りをしてでも違う道を明日からは通おう…
せめて今日だけは…
あたしと健チャンをつなぐ道を気持ち良く走りたくてあたしは二人の思いでの曲を大音量で聞きながら走った。
近づくにつれ緊張してくるのが分かる。
最後…最後…
って思えば思うほど走るスピードも遅くなる…
:08/06/03 16:44
:D903i
:MFPTxKb2
#580 [ナオ]
あたしを追い越して行く車を眺めて思った…
世の中皆
後ろ向きな人もいれば
前向きな人もいる…
あたしも…
後ろ向きな人達を追い越して前を向いて行く。
何度も何度も呪文のように言い聞かせ待ち合わせ場所に着いた。
愛しいあの人の姿が目に入る。
どんなにたくさん周りに人がいたって…
あたしはあなたを一番に見つけだせるよ?
あたしがそうだった様にあなたもあたしをすぐ見つけて歩み寄ってくる。
:08/06/03 16:48
:D903i
:MFPTxKb2
#581 [ナオ]
ナ『お疲れっ!!とりあえず車乗って?』
健『お疲れ〜乗ったら一生降りないよ(笑)』
ナ『いや、引きずり出すから大丈夫(笑)』
相変わらず冗談を言いながらあたし達は車を走らせた。
多分ふつうなら思い出の場所を選ぶだろう…
でもあたしはあえて選ばなかった…
また情に流されたくなかったから。
車内は二人の好きな音楽が流れている。
いつもの二人の会話。
何も変わらない風景。
違うのは…
あたしの気持ちの中だけ
健チャンも予想はしてると思う…
でも一切その事には触れないようにしていた。
:08/06/03 16:53
:D903i
:MFPTxKb2
#582 [mai]
今日全部読みました!
すごく共感できるとこが
多くはまリました

!
主さんはすごく成長したと
思います(;_;)
最後まで応援してます。
頑張って下さい


:08/06/03 21:31
:N902iS
:☆☆☆
#583 [

◆hB/ij5xC9Y]
:08/06/04 13:53
:SH904i
:bYKYCF5Y
#584 [ナオ]
maiサン.
コメントぁりがとうございます

共感してくれて嬉しいです

強く…なってなぃです

あたしはやっぱりダメ女ですね

その話しもまた書きますね





サン.
いつもアンカーぁりがとうございます

:08/06/04 15:28
:D903i
:YzwJKfe2
#585 [ナオ]
あえて最後の場所に選んだのはあたしの家。
この家には何の思い出もないし何よりゆっくり話が出来ると思ったから…
部屋にあがりソファーに座るあたしと健チャン。
気まずい沈黙が続く…
ナ『…何かうちらってこのままいても意味のない時間過ごしていく事になると思うんだ…』
あえて前ぶりもなくいきなりあたしは本題に入った。
:08/06/04 15:32
:D903i
:YzwJKfe2
#586 [ナオ]
健『意味なくはない』
ナ『うーん…このままいてもあたしは健チャンの事ずっと好きでいてしまうんな…でも戻る事はないって分かってるし…戻れないって分かっててそばにいるのは辛い…』
健『何で戻れないって言い切れるん?』
ナ『だって健チャンはあたしに変わる姿見せるとかいいながらそーゆー事してんじゃん』
健『なおだって美容師さんとかと連絡とってるじゃん…』
ナ『確かにね…あたしは出来るなら健チャンを忘れたかったから…別れてから女と遊んだり紹介受けたりしてる姿見たらもう無理って思うよ…』
:08/06/04 15:36
:D903i
:YzwJKfe2
#587 [ナオ]
健『……無理ならこのまま友達でいよ…離れるのは嫌だ……』
ナ『健チャンはうちが誰と連絡とろうがそれでもあたしと繋がっていたいって思えるかもしれんけどあたしはそんなに割り切れないし強くない…』
健『………』
ナ『だからってお互いだれとも連絡とらないって決めたところであたし達はもう別れたんだからそんな束縛出来ないし…それじゃ付き合ってた頃と何も変わらないよ?』
健『………』
ナ『もう耐えれないから…分かって…あたし…前に進みたいよ…』
健『離れるのは寂しくないん?』
ナ『寂しいし辛いよ!!あたしだって簡単に答出したわけじゃないよ?たくさん悩んで苦しんで…出した答えなの…』
:08/06/04 15:42
:D903i
:YzwJKfe2
#588 [ナオ]
健『……どうしても無理なん?』
ナ『うん……今あたしが健チャンのそばにいても健チャン自身も成長しない』
健『………』
ナ『離れてたって本当に二人が思い続けてたらお互い成長出来た時に会いに行けばいいじゃん!!その時どっちかに大切な人がもう出来ていた時は…幸せになってねって背中押してあげれるくらい強くなってればいい』
健『うん……』
:08/06/04 15:47
:D903i
:YzwJKfe2
#589 [ナオ]
あたしは何とか健チャンをなだめて納得させた…
ナ『じゃー…アドとかお互い消そ?残してたらかけてしまいそうだし』
健『………分かった』
お互いの携帯を手にして別れてからもお互い

マークのついてた健チャンとあたしの名前を…
削除した。
常に受信ボックスはお互いの名前で埋め尽くされ名前で表示されてた

もアドレス表示へと変わった。
ナ『メールも消すね』
健『俺は消したくない』
ナ『アドレス分かるから絶対送らないって約束出来るなら残しててもいいけど…』
:08/06/08 12:25
:D903i
:QyQ1w/rE
#590 [ナオ]
健『分かってる…』
ナ『あたしは送らないって言い切れないから消すね…』
大切に保護していた記念日のメールや喧嘩した後の愛のこもったメール…
どの保護メールにも
【大好き…愛してる】
って必ず書かれていた。
最後に一つ一つ読み返しながら消していった…
それを寂しそうに見る健チャンの姿を見るのが辛かった…
思い出のプリ画や写メ。
ムービーもすべて削除した。
:08/06/08 12:29
:D903i
:QyQ1w/rE
#591 [ナオ]
あたしの携帯から
健チャンが消えた。
全てを消し終わり
悲しいような…
すっきりしたような…
複雑な感じだった。
ナ『指輪はどうしよ』
健『俺は違う指につけときたい…』
ナ『ならうちもそうするね…これは捨てられないから…』
お互い左手の中指に指輪をはめる事にした。
友達としての証として。
:08/06/08 12:32
:D903i
:QyQ1w/rE
#592 [ナオ]
ナ『これで終わりかぁ…ちゃんと元気に頑張るんだよ?』
健『でも俺、消しても番号もアドも覚えてるしなぁ〜かけるかもよ?』
ナ『絶対だめ!!』
健『一応頑張ってはみるけど…』
ナ『うちはぶっちゃけ覚えてないからこっちからかける事はないかな…』
健『そか…まぁまた会える機会はあるやろっ』
ナ『どうかな(笑)』
健『無理矢理機会つくるし(笑)』
ナ『どうやって?』
健『ナオの部屋の前で待ち伏せとか?(笑)』
ナ『それ機会っつか単なるストーカーやし…』
健『まあね(笑)』
:08/06/08 12:36
:D903i
:QyQ1w/rE
#593 [ナオ]
この時は本当に健チャンと二度と関わる事はないって思ってた。
口ではいろいろ言っても会いにきたり連絡はないだろうなって…
だって健チャンはもうあたしの事なんて好きじゃないって思ったし…
何より女の子と楽しそうにメールや電話してるみたいだしね…
でも違った…
あたし達はいつになれば本当に離れれるんだろ…
ねぇ健チャン…
これ以上あたしを苦しめないでよ…
あたしはどこまで傷つけばいいの?
:08/06/08 12:39
:D903i
:QyQ1w/rE
#594 [ナオ]
その日が最後と思ってたあたしは帰り際に健チャンの背中を見送るのが辛くて仕方なかった…
自分の中でピリオドをつけてあたしはその日から前を向いて歩いた。
とにかく今は仕事!!
お金もないしがむしゃらに働いた。
少しずつ健ちゃんと連絡をとれない事にも慣れてきていた。
やっぱまだ思い出したりはするけどそれでも前を向いてた。
でも…
:08/06/08 12:43
:D903i
:QyQ1w/rE
#595 [カエСНαη
]
<Font Size="-1"><Div Align="center">
なぉサン
私も昔全く同じよぉな
経験しました

歳も近いし、
住んでるのも広島だから
ちかぃかな

今、私はシンママで二人の子供と暮らしてます

私も何年か前に振った元彼と今も連絡とってます

あの時この人を選んでたら…って
電話しながら泣く事もよくあります

でも今は寂しい時や悩みをなんでも聞いてくれるいぃ友達です

なぉさんも辛いかもしれないけど前を向いてプラス思考に一緒にがんばりましょう

:08/06/11 23:27
:SH903i
:☆☆☆
#596 [なお]
長い間の放置…
本当にすいませんでした…
この一ヶ月の間にいろいろあったので書きます

:08/07/15 03:31
:SH903i
:29sQP4hQ
#597 [なお]
私は会社から借りていた借金を返済しながらとにかく働いた。
健チャンとは二週間近く連絡をとってなかった。
毎日鳴っていた携帯が急に鳴らなくなって寂しかったせいもあり何人かの人を紹介してもらっては結局メールのやりとりがめんどくさくなり自然消滅…
そんなつまらない毎日を過ごしていた。
そんなある日…
:08/07/15 03:35
:SH903i
:29sQP4hQ
#598 [なお]
知らない番号から着信があった。
誰だろうって思いながら電話に出た…
ナ『もしもし?』
『久しぶり…』
懐かしい声…
たった数週間聞いてなかっただけなのに長い間聞いてなかった感じがした。
ナ『何で番号分かるの?』
健『覚えてるから…』
ナ『用件は?』
健『そんな嫌がらなくたっていいじゃん…』
寂しそうに呟く健チャン…
でもあたしは一刻も早く電話を切りたかった…
だって…
声を聞いただけで振り返ってしまいそうな自分がいたから。
:08/07/15 03:41
:SH903i
:29sQP4hQ
#599 [なお]
せっかく前を向いてあなたの事少しずつ忘れようとしてたのに…
降り出しに戻ってしまう。
そしてこの一本の電話をきっかけにあたしはこの先自分を見失っていく事になったんだ…
結局あの日の用件は貸していた漫画をどうしたらいいかって内容だった。
あの時あたしは健チャンに会いたくなかったから漫画はいらないから売るなり好きにしてって伝えた。
:08/07/15 03:45
:SH903i
:29sQP4hQ
#600 [
のぁ
]
:08/07/15 07:23
:SH903i
:8UPjq3D.
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