先輩と旅立ちの唄
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#171 [あかり]
「で、こないだ…
だったんですよぉっ!」

ウケを狙おうと、自分が面白いと感じた話を、トークをする順也先輩。

全校生徒の間に、ぽつぽつと笑いが起こる。

「そろそろ場も和んで来たようですねっ!(笑)
じゃあ、これからもっと盛り上がるように、
ショートコントをしたいと思いま〜す!」

⏰:08/10/30 18:05 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#172 [あかり]
「ショートコント『エロエロの実』。」

大人気少年漫画の、パロディーのようだった。

「あ!あそこにエロエロの実が落ちてるぞ!」

「食べてみようぜー!」
「食べてみようぜー!」

パクっ。

⏰:08/10/30 18:09 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#173 [あかり]
「うっ…うぅ…。」
「う…う…。」

苦しむそぶりを見せる二人。
やがで、覚醒のシーンに入る。

「アーンアハーン。」
「アンアンアンアン。」
お互い向き合って、性行為のポーズをし出す二人。

場内からは、ドッと笑いが起きる。

⏰:08/10/30 18:16 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#174 [あかり]
私も、タクロウ先輩が下ネタをやっているのかと思うと、軽くショックではあったが、
目の前で楽しそうに、司会をやる先輩の輝かしい姿にずっと釘づけだった。

先輩の頑張ってる姿に応えたくて、精一杯自分も笑ったり喜んだりしようと思った。

⏰:08/10/30 18:22 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#175 [あかり]
クイズやゲーム、色々な企画が行われ、
やがて昼食の時間となった。

司会の二人の解散の合図とともに、
全校生徒が場内のあちこちへと散らばる。

私はいのちゃんの元へと駆け寄った。

⏰:08/10/30 21:51 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#176 [あかり]
「いのちゃんっ。」

「おう、あかりちゃん。
あの先輩、司会やったなあ。」

「うん〜!
もうびっくりしちゃったよ〜!」

「二人の司会、すげー面白かったわ。
あたしも塩見先輩に惚れちゃおうかしら(笑)」

「えぇ〜!
ダ、ダメだよお!」

⏰:08/10/30 21:55 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#177 [あかり]
「嘘々。
あたし、もっと上品な人がタイプだし〜。」

「アハハ。
確かに二人の司会、下ネタも結構あったし、下品なところも多かったね。」

「堅苦しいのよりは断然マシだけど〜。」

⏰:08/10/30 21:59 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#178 [あかり]
「いのちゃんっ。」

「…ん?」

「前さ、いのちゃんが
『先輩のこと、いつから好きになったの。』
って聞いてくれたじゃん。
私、あれからその答えを、ずっと自分なりに考えてたの。」

「うん。」

⏰:08/10/30 22:07 📱:SH705i 🆔:1IWP4LrY


#179 [あかり]
「私ね、先輩を初めて見た時、なんていうか、
時間が一瞬、止まったような感じがしたの。
ううん、止まってた。

外からの音や光も一切閉ざされてさ、
すごく不思議な感覚だった。

私は前もって作文を通して先輩のことを知っていなかったとしても、
私は先輩に恋をしてたと思う。

私は、先輩を好きになる運命だったんだなぁ、って。
さっき、司会をしてる先輩の姿を見ながら、改めてそう感じた。」

⏰:08/10/31 03:01 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


#180 [あかり]
「そっか。
なんか、いいじゃん。」

「エヘヘ。
人を好きになるって、自分でもよくわかんないね。

何で、その人じゃないといけないんだろうって思う。」

「理屈じゃないんだよ。」

「あ、理系得意のいのちゃんらしい言葉(笑)。」

⏰:08/10/31 03:07 📱:SH705i 🆔:XycnrOFk


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