先輩と旅立ちの唄
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#161 [あかり]
私は中学の頃から、物事の興味や関心が
音楽というものに全てといっていいほど注がれていった。
そして今の自分には、マイナーロックバンドが
絶妙にマッチしているという結果に行き着いた。
高校に入ってからも、通学中や帰りの電車・船の中、
家に帰っても、課題そっちのけでひたすら好きな音楽を聴いていた。
:08/10/30 01:57
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#162 [あかり]
「じゃあ、ビートソルジャーズは知ってる?」
「うーん…?」
「じゃあねじゃあねっ、
ホーム・スウィート・ホームは?」
「うーん…?」
「赤アフロはどうかな?」
「うーん、たぶんわかんないかもー。」
:08/10/30 02:03
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#163 [あかり]
「そっかぁ!
じゃあ、私のオススメの曲をMDに録音した奴をプレゼントするよ〜!」
「本当に?
うん、じゃあ、楽しみに待ってるね。」
「近いうちに学校で渡すね!」
:08/10/30 02:06
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#164 [あかり]
藍美ちゃんとそんなやり取りを交わしていたら、
あっという間に目的地まで到着した。
改めて列の順番に並んでいる時、私はあることに気がつく。
「…ごめーん。
いのちゃんそっちのけで話してた(笑)」
「ハハハ、気にせんでいいよ。
なんかすっごい楽しそうやったね。」
:08/10/30 02:15
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#165 [あかり]
歓迎会の場所は、毎年同じ球技場。
先生の合図で、列を乱さないようにゲートをくぐる。
球場全体に、最近の曲らがBGMとして流れる。
:08/10/30 02:20
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#166 [あかり]
全校生徒が球場内に入り、揃って腰を下ろした。
場内全体がしーんと静まる。
今年の司会者の登場を待っていた。
毎年三年生二人で行われている。
去年は当時生徒会長だった人と、その友達の人だった。
:08/10/30 02:25
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#167 [あかり]
遠くのゲートの方から、
ダァーッと二人組が駆けてくる。
一人は女の人…?と一瞬思ったが、
他校のブレザーで女装している、あの時保健室で遭遇した中にいた順也先輩だった。
そしてもう一人は…
いつもと変わらない格好をしている、タクロウ先輩だった…。
:08/10/30 02:30
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#168 [あかり]
「う、うそ…。
本当に…?」
予想外の出来事に、思わず目を見開く私。
前の方で座っていたいのちゃんが、後ろを振り返って私にアイコンタクトを送る。
:08/10/30 02:34
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#169 [あかり]
「三年五組の小松順也でーす!」
「同じく三組五組の塩見タクロウでーす!」
「今年の司会は僕たち二人です!
最後まで頑張るので、暖かく見守っててくださいね〜!」
:08/10/30 02:37
:SH705i
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#170 [あかり]
順也先輩は、ラグビー部に所属しているが、
学年一小柄で、体型も華奢である。
高身長のタクロウ先輩と並ぶと、凸凹さが際立つ。
順也先輩は、どちらかというと目立ちたがり屋な性格で、特に女子からの視線を気にしている。
今回の司会も、進んで立候補したのか、喜んで引き受けたに違いない。
:08/10/30 17:47
:SH705i
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