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#100 [あい]
高1って言っても、全部が全部1人で出来るわけじゃない。

絶対に寂しいに決まってる。
何で強がるの…?


「「生活費渡しにくる時は、ちょっと話してるし、全然大丈夫だぜ。」」


「「いつでもあたしの家、来ていいんだらかね。」」


「「ありがとう。」」

⏰:09/02/22 22:02 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#101 [花]
続きが気になる!!
頑張って!!

⏰:09/02/22 22:23 📱:SH904i 🆔:4IaOL396


#102 [あい]
>>101 花さん

ありがとうございます
頑張ります。

⏰:09/02/22 22:37 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#103 [あい]
それからしゅうは、週に3回くらい家に遊びに来るようになった。


しゅう専用のお皿、コップ。
泊まり来た時に使う歯ブラシや、しゅうが着るスウェットやパンツ。


何もかもが初めての事で、全部があたしの幸せを表していた。

春になり、しゅうは高校2年生になった。


あたしも1つ変わった事が。

⏰:09/02/22 22:44 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#104 [あい]
それは就職。
ボランティアとして通っていた施設から、本格的に働かないかと声がかかり、働く事にした。


朝の9時から夕方の5時まで。
休みは土日。

職場のみんないい人だし、しゅうと会う時間は前と変わらないし、何の問題もなかった。


「「お前の施設ってどんな所なの?」」

ある日しゅうが聞いてきた。

⏰:09/02/22 22:53 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#105 [あい]
あたしがいる階は、ほとんど耳が聞こえない人がいる。

職員で耳が聞こえないのはあたしだけ。


他の階には老人や、体が不自由な人が集まっている。



あたしは耳が聞こえない人達と話をしたり、紙芝居を読んだり、時々ゲームをやったり過ごしている事をしゅうに教えた。

「「すごいんだな。」」


しゅうが言った。

⏰:09/02/22 22:57 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#106 [あい]
「「みんなといろんな話できるし、いい仕事だと思ってるよ。」」


「「いいな。」」


「「しゅうはやりたい仕事とかないの?」」


するとしゅうは、自分の頭に指さした。



あたしは首を傾げた。
頭?髪?…髪?

「「美容師!?」」

「「正解!」

しゅうはニコッと笑った。

⏰:09/02/22 23:06 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#107 [あい]
「「俺、髪いじんの好きでさ。友達のとかも時々切ってあげてんだぜ。」」


こうやって、あたしはまたしゅうの事を知っている。



あたしとしゅうの付き合いは順調だった。




順調だった……。



ある日の事だった。
千尋から連絡がきた。

⏰:09/02/22 23:24 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#108 [あい]
【しゅう君とはラブラブ?】

ごく普通のメールだった。


【仲良くやってるよ。また3人で遊ぼうね】



千尋から会って話したいと言われ、あたしは千尋と会う事に。


千尋は3年生になり、学校もちゃんと行ってるみたい。


「「あたし、前より学校楽しくなったの」」


嬉しそうに言う千尋。

⏰:09/02/23 00:23 📱:F706i 🆔:☆☆☆


#109 [あい]
「「イジメね、前よりは全然ヒドくなくて。あたしが何か言われてる時、かばってくれる友達もできたんだ。」」


その話を聞いて、あたしも嬉しくなった。



「「もう全部しゅう君のおかげ。」」


よかったと思ってる。
でも今、しゅうのおかげって言ったよね。

…どうゆう事?

⏰:09/02/23 00:26 📱:F706i 🆔:☆☆☆


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