俺が一番と思った女★3★
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#51 [しゅん]
原爆が長崎に落ちた日、小倉が曇りやなかったら俺は生まれてない。
あの日福岡が曇りやったから標的が定まらず、場所が変更され長崎になった。
小倉に落とされていればじーちゃん、ばーちゃんだって親父もお袋もおらん。
長崎の人たちが犠牲になったことで、こうやって俺が生まれて、幸せな毎日を送っている。
当たり前のようで当たり前やないこと。
当たり前にしたらいけんことや。
:09/04/11 14:26
:PC
:bxuvmjbQ
#52 [しゅん]
今こうやって平和に暮らせるその裏には、犠牲になった人たちが何万人っちおったんや。
戦争したいっち思っとったやつなんか一人もおらんやったはず。
そんな悲しい過去を受け止めて、絶対同じことを繰り返さん。
後世に伝えていく。
それが俺たちに残された課題と思う。
それを教師になる前に、実際に現地に足を運んで肌で感じたかった。
:09/04/11 14:27
:PC
:bxuvmjbQ
#53 [しゅん]
未来のおばちゃんも高校の歴史の先生の免許を持っとるらしく、未来もかなりの歴史好き。
俺が知らんこともめっちゃ知っとったし、歴史に関してはあいつのが詳しかったかもしれん。
原爆ドームのことはみんな知っとると思う。
でも、知覧っちあんまり知られてねんやねぇやっか。
特攻隊の基地があったとこなんやけど、そこに記念館があって
戦士した特攻隊の人の写真や日記、遺品が展示されている。
そして、特攻隊として旅立つ前に終戦となり、戦死を免れた人たちや遺族の人たちがその時のことを直接話してくれる。
俺はそれが聞きたかった。
みんなも機会があったら是非行ってみて。
知っとかないけん過去と思うけん。
:09/04/11 14:27
:PC
:bxuvmjbQ
#54 [しゅん]
ちゅーか余談やったな。
すんまへん^^;
鹿児島市内に入って少し仮眠とり、一気に知覧まで突っ走る。
知覧の特攻記念館で俺と未来はありえないぐらい泣いた。
俺は忘れられない経験をしたと思う。
たくさん勉強することがありすぎて1日では足りんぐらい。
今までの考えも方も変わったし、本当、行ってよかったと思う。
知覧に行った後は、黒豚食べて桜島行って酒飲んで。
未来に四駆運転させたりもした。
意外に未来運転うめーし。
:09/04/11 14:28
:PC
:bxuvmjbQ
#55 [しゅん]
4日間っち結構長い気がしたけど、あっという間に過ぎた。
最後の夜。
「未来ー」
『何?』
「旅行楽しかった?」
『うん!!めっちゃ楽しかったよ!!
色んなこと全部してくれてありがと』
「そっか!それならよかった」
『また行きたいねー旅行』
「そやな!スノボ行きてぇな!」
『行きたい!!』
「じゃあ次はスノボな!」
『うん!!』
:09/04/11 14:28
:PC
:bxuvmjbQ
#56 [しゅん]
「あんさー…」
俺は、この旅行で話をしようと思っていたことがあった。
それを切り出す。
『なんー?』
「お前もわかっとると思うけど、これから俺強化合宿入るやん?」
『うん。それから一次試験やろ?毎日大変やろうね』
「うん。俺、それでいっぱいいっぱいになると思うんちゃね。
こんなん言うのっちおかしんかもしれんけど…
今まで通りに毎日連絡取ったり、こうやって遊んだりは出来ん。
一ヶ月間だけ、耐えてくれん?」
:09/04/11 14:29
:PC
:bxuvmjbQ
#57 [しゅん]
未来の反応が怖い。
それに反し、未来はふうーに言い返した。
『うん。大丈夫!
しゅんが頑張りよるんならあたしはそれでいい。』
「ほんとか?」
『うん!大丈夫!』
「ごめんな。
俺は、ぜってーお前のこと手放したりせんし、気持ちはかわらんけ。
連絡取りたくねぇっちわけやねぇし。
ただ、試験っちゅう目の前のことを一生懸命頑張りたいん。
悔いが残らんように。」
:09/04/11 14:31
:PC
:bxuvmjbQ
#58 [しゅん]
『うん。あたしのことは気にせんでいいよ!
たった一ヶ月やもん。
しゅんが頑張りよる間、あたしは応援しよくけん。』
「ありがと。
まじそう言ってくれるとほんと頑張れる。」
『あたしできる女やもん』
「それは俺のセリフやろ!!」
未来自身、本当は相当寂しかったと思う。
たった一ヶ月っち言いよったけど、楽しく過ごす一ヶ月とこういう状況で過ごす一ヶ月は全然違う。
未来のことを信じとるけど、やっぱ他の男の元に行ったらどうしよとか考えたりもするし。
:09/04/11 14:32
:PC
:bxuvmjbQ
#59 [しゅん]
「お前、他の男の目に入るようなことすんなよ。」
『んー?』
「俺だって、お前と連絡取りたくねぇで取らんわけやねんやけ
やっぱ心配は心配なんちゃ。
その間、別に気になる奴が出来たらどーしよとかも考えるし。」
『しゅんー。
あたしそんな簡単に人を好きになったりせんのわかっとるやろ?
もう、しゅんの傍から離れたりせんし。
そんないたらん心配せんでよー。』
「いや、わからんやん。
ハプニング、タイミング、フィーリングばい?
信じとるけど、やっぱそーなったらっち考えるんちゃ」
『しゅんはあたしのこと好きやし、あたしはしゅんのことが好きなん。
あたしはしゅんしか見れてないけ、他に目が行かん。
わかってよ。
この旅行もそのために来たみたいなもんやん。
こうやっていっぱい充電するためやろー?』
そう言いながら、未来からキスをしてきた。
そんな未来にいちころの俺。
本当にこの旅行に来てよかったと心から思ったのと同時に
未来は俺しか見えてねぇと少しだけ自信に繋がった。
:09/04/11 14:33
:PC
:bxuvmjbQ
#60 [しゅん]
一ヶ月間の合宿もあっという間に過ぎた。
そして一次試験も終わった。
することが多すぎて、ほんとに一ヶ月間じゃ足りんぐらい突っ走った。
それでも、俺がやるべきことはやったし。
マークシート、論文の他に、水泳、マット運動、100m、トッパー、バスケ、柔道の6種目の実技。
悔いは残らなかった。
というか、むしろ自信があった。
:09/04/11 14:35
:PC
:bxuvmjbQ
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