俺が一番と思った女★3★
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#61 [しゅん]
ほっと一息つき、未来に電話すると何か冷たい。
そりゃそーよな。
この一ヶ月ろくに連絡を取らず、俺は勉強に打ち込んだ。
その間、未来のことは放ったらかし。

それでも久しぶりに声を聞くと、やっぱ落ち着けた。

「未来ーーー。やっと終わった」

『お疲れ様。』

未来にしては言葉が足りんなっち思って

「それだけ?」

『だってーそれしか言う言葉ないもん。試験どうやった?』

こんなこと滅多にねぇんに、今日は偉いご機嫌ななめやなと思っていた。

⏰:09/04/11 14:35 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#62 [しゅん]
「めっちゃ出来たんちゃ!!
ごめんな!これからまたいっぱいラブラブしよなー。
寂しかった?」

そう聞くと
電話機の向こうからは鼻水をすする音が聞こえる。
そして

『しゅん。寂しかった。』

未来はそう泣きながら答えた。
思いも寄らん未来の反応にビックリしながらも、それで変な態度やったんやと気付いた。

「ごめんちゃーー!!
お前今家やろ?窓開けてん?」

そう言うと、未来が窓を開ける。
未来の家の前に立っているのは俺。

⏰:09/04/11 14:36 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#63 [しゅん]
「お前に会いてぇの我慢できんやったけ会いに来た。
そんな泣くなよ。」

『何でおるん…』

目の前におるんにまだ電話で話す未来。

「だけ、会いてかったんちゃ。お前に。
降りてきて」

未来は目に涙をいっぱいためて、俺の前に現れた。

「嬉しいで泣きよんやろ?
久しぶり会ったんやけ、笑顔見せてや。
車乗れ!」

そう言って、車を走らせた。

⏰:09/04/11 14:36 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#64 [しゅん]
俺のサプライズ。
っちゅーか、俺が会いたかったけん来ただけなんやけどね。
あんだけ、大丈夫っち言いよったんにやっぱ寂しかったんやなっち思って、何か俺も切なくなった。

一ヶ月間溜まりに溜まった話を一気にする。
お互いがマシンガントークだった。

こうやって未来と会っていると、
一ヶ月間ろくに連絡を取っていなかったのが、嘘みたいに思えて不思議だった。

⏰:09/04/11 14:37 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#65 [しゅん]
その日、夜中までブラブラして未来を家まで送った。
ちょっとしか会えんやったけど、会ったことで気持ち的にも楽になったし
また頑張ろうと気合も入った。

未来が隣におるだけで、俺はパワーが出る。

会わん日が続いても、それはそれでやっていける。
寂しいけど。
でも、会えばやっぱ未来と一緒がいい。そう思える。

⏰:09/04/11 14:37 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#66 [しゅん]
愛はパワーだよ!

その通りやな。
一時、未来の中ではやっていた言葉。
何かのドラマのセリフらしい。

冗談交じりで連呼する未来を見て、俺は「しゃーしぃ!」っち突っ込みながらも
その通りやと心の中でそっと納得していた。

⏰:09/04/11 14:38 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#67 [しゅん]
そして、嵐も就活本番を向かえ、かなり気合が入っていた。
結構、内定もらっとったし嵐が頑張った結果やな。

そん中でも大手企業に目をつけてもらい、そこに就職することが決まった。
そりゃーでけぇ会社。
まじ知らん人おるん?っちぐらいの大手。
さすが嵐やなー。
俺だって普通に就活しよったら受かったはずやけど!笑

まぁ、地元から動くことはないっちゅー約束でそこに決定したんやけどね。
あと、野球のリーグに入るっち条件付。
俺ら地元・野球ラブやから。笑
そこまで運ぶ嵐君。
やっぱ口がうまいわー。

内定したのはいんやけど、一気に学校に来る日が減っていった。

⏰:09/04/11 14:41 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#68 [しゅん]
そんな中、一次試験の結果発表。

部屋に一人、俺はパソコンの画面の前に座っている。
試験終わった当時は自信満々やったんに、時間が経った今はかなりの自信喪失。
このままダラダラしても、時間の無駄と決意し、思い切って画面をクリックした。

⏰:09/04/11 14:42 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#69 [しゅん]
自分の受験番号を探す。


・・


・・・・


・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・・・・





「あった!!!!!」


部屋には誰もおらんのに、一人叫んでしまった。

⏰:09/04/11 14:43 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


#70 [しゅん]
そして、速攻未来に電話する。
俺がもしもしを言う前に、未来は受話器から

『どうやった?』

そう聞いてきた。

「落ちた。」

『…うそやん』

「うっそー!受かったちゃ!!」

『はぁー???バカ!何で嘘つくん!!』

「俺が落ちるわけねぇやん」

『よかったー!!!』

「まぁ、こんなもんやな」

『ほんとよかったね。そんな強がり言いよるけど、実際見るときはドキドキしたくせに』

見透かされている自分が恥ずかしくなり、未来の言葉に

「うるせーちゃ!」

しか返せなかった。

⏰:09/04/11 14:44 📱:PC 🆔:bxuvmjbQ


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