恋愛中毒<14歳〜>
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#601 [y@mm]
「うー…うー…」

龍がうなっていた

あたしは龍の方をみた。
そしてバイクを探した

あたしたちから10メートルほど遠くにバイク
十字路の方をみる。

ぶつかった車の姿がない

逃げられたかな?

⏰:09/06/05 16:20 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#602 [y@mm]
人がたくさん集まってきた。

「うー…」

龍はまだうなっている。

再度気持ちを整理して
龍をみたとき、龍の顔面は血だらけだった

⏰:09/06/05 16:21 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#603 [y@mm]
なんでさっき気づかなかったのかな?

あたしは急いで龍のそばへいこうとする


あれ…?足が動かない…

自分の足をみると
ぐでんぐでん。

お尻が切れていて
血が大量にでていた。

それどころじゃない!
龍が…

「龍ちゃん!!!!」

あたしは大声で呼ぶ
龍の反応はない。

いつしかうなる声も聞こえなくなっていた

⏰:09/06/05 16:22 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#604 [y@mm]
そして足が動かないから
あたしはほふく前進で龍のそばまで行った

周りの人が救急車を呼んでくれた。

「お姉ちゃん!動いたらダメよ」

なんておばさんに言われたけど
そんなの聞かない!

龍が…死んだらどうしよう…

思いたくないことが
頭にうかんだ。

⏰:09/06/05 16:24 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#605 [y@mm]
「龍!龍!」
あたしは龍に触れた。

龍からの返事がない。


目の前で顔面血だらけの彼氏。
あたしは涙を流しながら

ただ「生きて、龍」と何度も叫んだ

⏰:09/06/05 16:26 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#606 [y@mm]
すると龍が反応した。

ヘルメットが苦しいみたいで
はずしたそうにしていたから

急いではずしてあげた。

「龍…」

口から血を流している。

そして救急車が到着した。


まず先にあたしが乗せられた。

⏰:09/06/05 16:27 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#607 [y@mm]
あたしはタンカに乗せられるとき
体に激痛が走った。

でも何度も龍の名前を呼んだ。

「龍ー!!!龍ー…」

すると龍から言葉が返ってきた

「う〜ん?」

龍…生きててよ。

⏰:09/06/05 16:29 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#608 [y@mm]
「彼氏とは違う病院に運ばれます!」
「やだ!!彼氏と一緒がいい…」

男の人が数名
何かあたしに話しかけている

あたしはしだいに意識が遠のく。

あ…死ぬってこういうのかな

なんて考えていた。
意識がフっとなくなる寸前

⏰:09/06/05 16:31 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#609 [y@mm]
男の人が必死に
話しかけてくるのがわかった

「お名前教えてください!」

何度も同じ質問をしてくる

「あー…名前…やまもと…ゆうき」


この男の人のおかげで
病院までなんとか持ちこたえた

⏰:09/06/05 16:32 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#610 [y@mm]
やっぱり足は骨折していたみたいだ

「彼氏は?生きてる?ねぇ看護婦さん」

あたしの嫌いな看護婦さん。
ねぇ。答えて

「今は自分のことに集中しなさい。彼氏さんきっと大丈夫だから」

きっと大丈夫じゃ困る。

大丈夫って言ってくれなきゃ…
あたし…龍居なかったら
生きてる意味ないよ

⏰:09/06/05 16:33 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#611 [y@mm]
あたしの意識はしっかり戻った
ただ…龍のことが心配

そして恥ずかしいことながら
お尻がすごい切れているから

その場で縫われた。

痛くて痛くて
子供みたいに泣いた。

こんな時お母さんがいたらなぁ…

⏰:09/06/05 16:35 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#612 [y@mm]
そしてあたしはICU(緊急集中治療室)へ運ばれた

その時の看護婦さんは
やさしくてみんな可愛い。

「彼氏が…彼氏生きてるかな」
「さっき彼氏の病院に連絡とったら、生きてるって!大丈夫だよ」


あたしは大声で泣いた。

よかったぁ…龍生きてたぁ…

⏰:09/06/05 16:36 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#613 [y@mm]
そしてあたしはおしっこのくだを通された


痛くて恥ずかしくて
あたしは歯を食いしばった。

お兄ちゃんが早苗ちゃんと来た。

「優希〜大丈夫か〜?」
兄はなぜか笑っていた。

あたしも釣られて笑った

⏰:09/06/05 16:37 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#614 [y@mm]
早苗ちゃんは泣いていた。

「生きててよかったぁ…」

早苗ちゃんと手を握った。
ありがとう…

「今医師から状態を聞いていたで。」
「なんて言ってはった?」
「左足首複雑骨折、骨盤骨折、あとお尻がすごい切れてるってさ」

兄は最後笑っていた。
あたしもまた釣られて笑う。

お尻切れたなんて…恥ずかしい。
本当笑うしかなかった

⏰:09/06/05 16:39 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#615 [y@mm]
そして数分してお父さんも来てくれた

お父さんも笑っていた

「優希とお母さんやっぱり親子やな。病院が好きなんやな」
なんて嫌味いわれた。

お父さん…言葉選んでよね!

そして龍のお母さんとお父さんも来てくれた。

⏰:09/06/05 16:40 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#616 [y@mm]
ICUは家族以外面会禁止だけど
看護婦さんが特別OKしてくれたみたい

ありがとうね。

龍のお母さんはあたしを見るなり
号泣していた。

「ごめんなさい」って…

何も悪くないよ?

⏰:09/06/05 16:41 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#617 [y@mm]
そしてあたしのお父さんにも
深く頭を下げていた。

いいんやで

龍が生きてるならそれで

あたしは元気だもん。

龍が生きてるってだけで
十分やから…

⏰:09/06/05 16:41 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#618 [y@mm]
そしてみんな帰っていった。

すごく寂しかったけど…
看護婦さんがいるから大丈夫

⏰:09/06/05 16:45 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#619 [y@mm]
あとから聞いたけど
骨盤骨折で大動脈寸前で

すこしでもかすれていたら
あたしは死んでいたこと

お尻は脂肪がでてくるほど
深く切れていたこと

結構危なかったんだって。

そう考えると
今生きてる自分にバンザイだよ、ホント

⏰:09/06/05 16:46 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#620 [y@mm]
その日の夜は痛みが襲って
全然寝れなかった。

痛いたんび看護婦さんを呼んだ。

ホント、ごめんね。

⏰:09/06/05 16:47 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#621 [y@mm]
次の日、龍のお母さんが来てくれた。

「優希ちゃん。手紙書いたから帰ったら読んでね」

龍のお母さんから初めての手紙
あたしはそれを読んだ。

⏰:09/06/05 16:47 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#622 [y@mm]
 優希ちゃんへ

 体は大丈夫?
 すごい痛いよね

 ママさんが代われるなら
 代わってあげたい。

 本当にごめんね。

 あと、龍が今日意識を取り戻したよ

 「あ、お母さんおはよ」
 って笑顔でいったあとに

 「俺優希に連絡してないけど大丈夫かな」
 って、優希ちゃんのことを
 1番に聞いていたよ。

 龍は脳震盪で事故の記憶がないみたい
 だから優希ちゃんが入院していることは
 龍には言ってないよ。

 また落ち着いたらいうつもり

 いつでもメールしてね
 毎日くるからね

⏰:09/06/05 16:50 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#623 [y@mm]
といった内容だった。

あたしは涙を流した
声を我慢して泣いた。

龍があたしを覚えていたこと
ママさんのやさしさが
伝わってきた。

⏰:09/06/05 16:51 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#624 [y@mm]
その日早苗ちゃんと兄が
また来てくれた。

地元から遠い病院なのに
わざわざありがとう…

その日の夜も痛みがひどかった


死んだほうがマシとも思った

⏰:09/06/05 16:52 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#625 [y@mm]
薬も利かないし
点滴も痛い!

あたし針大嫌い!!

夜またナースコールを鳴らす

看護婦さんが来てくれた。
頭をなでてくれた

そしてまた呼んだとき
プリンを持ってきてくれた

⏰:09/06/05 16:53 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#626 [y@mm]
「甘いモノ食べなよ」
そう言って食べさせてくれた。

そのあとあたしが寝るまで
ずっと手を握っててくれた

あたしは看護婦さんが
大嫌いだった。

お母さんのことがあってから…

でも、看護婦さんって
人の介護もしなアカンのに…
夜中で疲れてるのに

なんでこんなやさしいんやろう

⏰:09/06/05 16:54 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#627 [y@mm]
看護婦へのイメージが変わった。

そしてその日、
居酒屋に電話をした。

ICU携帯つかったら
ダメなんだけど
看護婦さんが特別OKしてくれたから…

そして予約を取り消して
みんなにもmixiを通じて連絡した

⏰:09/06/05 16:55 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#628 [y@mm]
その日の夜、夜中に電話が鳴った。

“公衆電話”

あ、絶対龍だ。

なぜか確信が持てた

「もしもし」
小声で話す。
「もしもし…優希?」
龍の声だ…安心する

⏰:09/06/05 16:56 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#629 [y@mm]
『今どこにおんの?』

-優希ちゃんが入院していることは
 龍には言ってないよ。-

『え?まぁ…』
『どこ?浮気してんの?』

もう…やっぱり疑うよね…

⏰:09/06/05 16:58 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#630 [y@mm]
『病院。入院してんねん』
『え?』
『…』
『もしかして、俺のバイクの後ろ優希、乗ってたん?』
『うん…』
『…ごめんな…』
『いいよ。龍が生きててよかった』
『俺と同じ病院?』
『違うよ。』
『そ…』

ブツっと電話が切れた。
公衆電話やから
お金なくなったら切れるよね。

でもあたしは少しでも話せたから
幸せな気持ちで寝ることができた

⏰:09/06/05 17:00 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#631 [y@mm]
 
 一旦きります★

よかったら
感想お願いします★

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4422/


昨夜から更新した分
>>568-630

⏰:09/06/05 17:02 📱:PC 🆔:y3EMiIF6


#632 [y@mm]
更新します(´・ω・`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「優希ちゃんおはよう〜」

朝7時には起こされる。
正直キツい。

昨日龍と電話したなぁ

と、着信履歴の“公衆電話”
という文字をみる。

メール受信:龍ママ

ママさんからメールだ

⏰:09/06/06 17:17 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#633 [y@mm]
≪今日龍は退院します!
終わったらまた行くね。≫

龍退院なんやぁ!
早いなぁ…

龍に会いたいなぁ…

「優希ちゃん〜」

看護婦さんが来た。

⏰:09/06/06 17:19 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#634 [y@mm]
「明日一般病棟にうつるよ」
「ほんと?やったー」
「そしたら面会誰が来ても大事やしね」

あたしは早く龍に会いたかった

その日またママさんが
顔をだしてくれた。

初めて手紙くれた日から
毎日手紙を書いてきてくれる。

毎日それを読んで涙した。

⏰:09/06/06 17:21 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#635 [y@mm]
そしてその日も
体の痛みを我慢して寝た。

朝起きたときは
気分は最高!

だって今日一般病棟
いくんだもん

一般病棟の個室に移された

兄が来てくれた。
あたしのiPodとかDSもって

「暇やろ?」って…
ありがとう…お兄ちゃん

⏰:09/06/06 17:23 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#636 [y@mm]
>>634

面会誰が来ても大事 ×
面会誰が来ても大丈夫 〇

誤字すみません

⏰:09/06/06 17:25 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#637 [y@mm]
お兄ちゃんは優しい。

あたしはお兄ちゃん大好き!

暴力ふってた兄は
大嫌いだけど…

今はすき。
頼れる兄貴って感じ。

あたしに笑いをくれる…

⏰:09/06/06 17:26 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#638 [y@mm]
その日龍は面会には
来なかった。

まぁ、退院した日に
面会はこれないよね…

明日は来てほしいな。

そしてあたしは
便をだしてなかったから
便をすると看護婦さんに言った

⏰:09/06/06 17:28 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#639 [y@mm]
寝たきりだからトイレには行けないと言われたけど

恥ずかしいし…


あたしは車椅子に乗って
行くと言った。

看護婦さん2人に抱えられ
車椅子に移動する。

何分かかったかな…

⏰:09/06/06 17:29 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#640 [y@mm]
看護婦さんが車椅子を
押してくれた。

あたしは貧血もちで
倒れたことも何度もある。

久々に体を起こしたから
貧血になった。

耳がキーンってする
気分が悪い…

便座にうつるのも
看護婦さんに抱えられながら

情けないと思った

⏰:09/06/06 17:31 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#641 [y@mm]
「看護婦さんごめんなさい…」

あたしは息を切らしながら言った

「いいんやで
あたしたちは優希ちゃんの痛みわかってあげれないから…」

色々考えてるうちに
耳が聞こえなくなってきた

「…もうあかん…しんどい」

そしてやっと病室に戻った。

⏰:09/06/06 17:34 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#642 [y@mm]
自分の弱さに腹がたつ
数日前までは

1人でトイレにも行けたし
何するにも人の手借りなかったのにさ

ちょっとした事故で
ここまで何もできなくなるの?

お風呂にも入りたいよ…

あたしは毎日泣くようになった

⏰:09/06/06 17:36 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#643 [y@mm]
そして血圧をはかってもらい
最高が90だった。

そら、耳が聞こえなくなるぐらいだったしね…


あたしはその日も
1人でメソメソ泣いた。

⏰:09/06/06 17:37 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#644 [y@mm]
次の日、ずっとぼーっとした。


昼になり面会の時間。

コンコンッ


誰かがドアを叩く音

あたしがドアの方をみた時に
ドアが開いた。

⏰:09/06/06 17:43 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#645 [y@mm]
そこには龍が居た。

あたしは驚きと喜びで
いっぱいになった。

その後ろには出会った時2歳だった龍の弟がいた

もう4歳。

「龍ちゃん…」

龍はにこにこしていた。
龍の顔は怪我で凹凸ができていた

⏰:09/06/06 17:45 📱:N706i 🆔:l3IyfzsI


#646 [y@mm]
目の上は赤くはれ上がっている。

でも、生きてる龍がココにいる
あたしは泣きたくなった。

そして、4歳の弟、春くんの後ろに
ママさんの姿を確認した。

「こんにちは」

あたしは笑顔で言った。

⏰:09/06/06 17:49 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#647 [y@mm]
ママさんは気を利かして
春くんを連れて、ジュースを買いに行ってくれた。

「龍〜会いたかった」
「俺も!ごめんなぁ」

あたしは龍と抱き合って
キスを交わした。

痛みも辛さも吹っ飛ぶ。

龍の力はすごいよ

⏰:09/06/06 17:50 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#648 [y@mm]
そして面会の時間もすぐに終わった

「明日手術やから、龍きてね!」
「おう。当たり前や」

あたしは複雑骨折の手術を明日に控えていた。


そして笑顔で龍は帰っていった。

龍の顔久々にみれたし
明日の手術は絶対がんばる!

⏰:09/06/06 17:57 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#649 [y@mm]
手術の注意事項などを聞かされた。
「手術するから今夜10時から、飲食禁止です」
「え〜!明日手術昼1時からやんかぁ。それまで水ものめへんの?」
「うん。でもそうしなきゃダメやから」
「はぁーい…」
「あと、手術中、BGM流せるんやけど、聞きたい曲とかある?」
「BGM?手術にBGMとかすごいなぁ…」

あたしの聞く曲はCDがないみたい…
だからポルノグラフィティにしてもらった。

⏰:09/06/06 17:57 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#650 [y@mm]
手術なんて…整形手術しか
したことないから
どんなのやろう…

不安やぁ…さっきまで頑張る!って気持ちになってたのになぁ

そしてのどかわくの嫌やし
睡眠薬もらってさっさと寝た。

⏰:09/06/06 17:59 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#651 [y@mm]
朝いつもどおり7時に起こされ、
ご飯のいい匂いがする。

でも不思議と食欲がない。

手術が不安やからかな?
そして昼の1時前になった。

ママさん、パパさん、龍、お兄ちゃんが来てくれた。

寝たきりのまま手術室へ運ばれるまで
ずっと無理して笑って話してた。

⏰:09/06/06 18:01 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#652 [y@mm]
手術室の前にたどり着いて
龍があたしの手を握って
「頑張れよ」と言ってくれた。

あたしは今にも泣きそうやった。

怖い…怖い…
高い確率で大丈夫やけど

手術失敗の可能性もあると聞かされていたから

でも…大丈夫やんね!
信じてるよ。医師。

⏰:09/06/06 18:02 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#653 [y@mm]
そして手を振って手術室へ入った。

入ると昨日の約束どおり
ポルノグラフィティが流れている。

あたしはテンション維持するために
手術室にいる人みんなに話しかけた。

「ホンマにポルノやなぁ」
「優希ちゃんが聞きたいっていうたしやでぇ」


「じゃ、全身麻酔します」

⏰:09/06/06 18:04 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#654 [y@mm]
みんな全身麻酔はチクってして
痛いとかいうてたけど

あたしは大して痛いと思わなかった
そして酸素マスクをつけられ

「大きく息吸ってください」

って言われて大きく深呼吸。
まだ意識はしっかりしてる


でもすぐに意識は飛んだ

⏰:09/06/06 18:05 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#655 [y@mm]
ふと目をあけたころには
手術が終わっていた。

「あれ…?もう手術終わったんですか?」
あたしは寝ぼけながらきく。

「もう終わりましたよ」
「あ、早いですね!ありがとうございます」

意識もうろうとしながら
手術室をあとにした。

んーのどが痛い…
手術中は喉にくだを通していたみたい

すごく痛かった。

⏰:09/06/06 18:07 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#656 [y@mm]
手術室をでると龍が待っていた。

「優希、大丈夫?」

そしてあたしはベットで運ばれ
病室に戻った。

龍はその日は面会終了の20時まで
ずっとそばに居てくれた。

⏰:09/06/06 18:08 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#657 [y@mm]
手術後は寝ぼけるといわれていたけど
あたしは案外しっかりしていた

龍と手を握って
ずっとキスをしていた。

コンコン

ドアが開く。
見ると、昼の仕事場の上司が立っていた

⏰:09/06/06 18:09 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#658 [y@mm]
「山本さん。大丈夫?」

この上司はあたしの4つ上
すごいしっかりしてて
冗談も言い合える仲のいい男の人

あたしは龍と手を握ったまま
上司と話す。

上司はヨーグルトやゼリー、
飲み物を持ってきてくれた。

でもあたしはまだ全身麻酔のせいで
胃が活動していないから
飲食禁止やから、また今度いただきます!

と返事した。

⏰:09/06/06 18:10 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#659 [y@mm]
上司はすぐに帰った。

そして龍とまたキスをする。


離れたくない…
今日ずっと一緒に居てほしいな…

そして龍は20時になったから
あたしに笑顔で手を振りながら帰っていった。

あぁ〜寂しいなぁ

⏰:09/06/06 18:11 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#660 [y@mm]
今日はいったんきります★

>>632-659
今日更新した分です^^


感想など、お願いします★
やる気につながりますっ><

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4422/

⏰:09/06/06 18:13 📱:PC 🆔:NQMPVZ5I


#661 [我輩は匿名である]
>>1-150
>>151-300
>>301-450
>>451-600
>>601-800

⏰:09/06/07 14:11 📱:N904i 🆔:V9Z/b/Bs


#662 [y@mm]
>>661

アンカーありがとうございます★

でわ更新しますねっ
------------------------------
そして翌日手術での
体の痛みが少しあるけど

あたしは大部屋に移された。

「大部屋いやや〜」
「なんで?」

ベットでうつされているとき
看護婦さんに話しかけた

⏰:09/06/08 15:40 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#663 [y@mm]
「だって他にもいるんやろ?人が」
「うん。いるよ!だから寂しくないよ」
「うちは1人の方が楽やわ…」
「まぁまぁ、体の状態がよくなってるってことやで!大部屋いけるのは」
「うーん。そっか…」

大部屋は4人部屋。
あたし以外の3人はおばちゃん2人と
20代の若い感じの女の人1人

⏰:09/06/08 15:42 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#664 [y@mm]
なぁんかいややな…

あたしは個室の時と変わらず
iPodで音楽ききながらDSでゲーム

そして龍とメールしたりmixiしたり

本当1日何回も同じことを繰りかえす

⏰:09/06/08 15:43 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#665 [y@mm]
あたしは大部屋が本当に嫌だった。

他の3人は普通に歩いたり
看護婦さんの介助なしに生きてる

あたしはトイレにいくのも
看護婦さんの手が必要だし

髪の毛も自分では洗えない

夜中体の痛みに襲われて
看護婦さんもよく呼ぶ

他の人が羨ましい…
自分が本当に情けない

⏰:09/06/08 15:44 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#666 [y@mm]
そしてその日も龍は来てくれた。

「優希〜」
「あ、龍ちゃん!」
「会いたかった〜」
「俺も」

やっぱり龍の笑顔には
いつも癒される。

早くまた一緒に住みたい。

⏰:09/06/08 15:45 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#667 [y@mm]
「ホンマ龍がおらな寝れへんねん」

あたしは毎日朝、明るくなってから寝て
7時に起こされる生活になっていた

きっと龍がそばにいないから
寝れないのだろう。

精神安定剤や睡眠薬を飲む毎日だった

「あ〜でも俺いなくても寝れるようになってくれな困る」

⏰:09/06/08 15:46 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#668 [y@mm]
え?

あたしは龍の言葉にビックリした。

「なんで?」

龍はためらいながら話し始めた

「優希が退院したら一緒に住めへんねん」

⏰:09/06/08 15:47 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#669 [y@mm]
あたしは一瞬で頭の整理をした。
誰がそんなコトをいったか
すぐにわかった。

「ママさんとパパさんに言われたん?」
「うん。ごめんな」

龍の話によると、
今回の事故で大量のお金が必要になる

普通の人ならば保険などがおりて
そのお金を最小限に抑えれるが

龍はバイクは自賠責保険しか
入っていなかったため

何十万というお金が必要になる

⏰:09/06/08 15:49 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#670 [y@mm]
一緒に1年半も住んでいて
保険にも入らず、自由な暮らしをしていたことが
2人を引き裂く結果となった。

あと、あたしは昼も夜も仕事に行っていたから


家事がおろそかなのも原因だった

⏰:09/06/08 15:50 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#671 [y@mm]
あたしは気づいたら大声で泣いていた

他の3人にも聞こえていたであろう


「嫌やぁ!!!!」
「でも、しゃあないねん」
「龍はそれでええの?」

よくないって言って…
なんとかして2人で住めるよう考えよう…?

⏰:09/06/08 15:51 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#672 [y@mm]
「しゃあないしなぁ」

……しゃあない…

そんな言葉嫌い。


それからあたしたちは
言葉交わすことなく

ただ泣いていた。

するとカーテンをあける音がした。

⏰:09/06/08 15:52 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#673 [y@mm]
ママさんだった。

「優希ちゃん。どうしたん?」


あたしは答えなかった

ママさんは龍を見た。

「もしかして言った?」
「うん」

龍は半笑い。
笑うな。ムカつく。

⏰:09/06/08 15:53 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#674 [y@mm]
「まだ決定してないから言ったらあかんいうたやんか」
ママさんは龍に優しく怒る

まだ決まってないって…
どうせ別々に住むことになるんやろ

そんな大人の考え
読めるねんけど…

ママさんはあたしに弁解しようと
必死に何か話してる。

⏰:09/06/08 15:54 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#675 [y@mm]
そのときまたカーテンが開いた。

兄と早苗ちゃんだった。

「お前何泣いてんねん!」

また兄が笑う。
あたしはこのときはつられなかった。

「龍と一緒じゃなきゃやだ!」

本当の子供のように泣きじゃくる

⏰:09/06/08 15:55 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#676 [y@mm]
「保険のことは確かにあたしも悪かった…
でも離れて暮らしても家事は上達しない!!」

あたしが怒鳴るのを
みんな聞いていた。

「逆にあたし1人になっちゃう…
寂しい…1人なんてやだ!
お母さんもいないのに家事なんか上達するはずない…

みんなあたしを1人にするんだ!」

あたしは思ってることを次々と言った。

離れたくない…龍と一緒がいい。

⏰:09/06/08 15:57 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#677 [y@mm]
すると早苗ちゃんがあたしの手を握った。

早苗ちゃんの目には涙。

「そんなん言ったって優希だって家出ていったやんか!自分から1人の道を選んで…出て行ったやんか!!」

まだ龍と住む前。
お母さんが家にいなくなってから

早苗ちゃんと兄とあたしで同居していた。
あたしは早苗ちゃんの性格をあまり好むことができず

一人暮らしすると父と兄に申して
家をでたのだ。

そして龍も一緒に住むようになった

⏰:09/06/08 15:59 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#678 [y@mm]
「あんとき、あたしも辛かった…あたしが居たから優希出て行ったのかなって…」

もう、めんどくさい。
今そんな話ださんといて。

あたしは龍と住めたらそれでいい。

「お前そんな話今すんなや」

兄が口出しした。
兄とは性格が似てるから
思うことも一緒なんだろう

⏰:09/06/08 16:00 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#679 [y@mm]
「とりあえず、俺や早苗にはわからん話やからなんも言わんけど、あんま龍ちゃんのお母さんを苦しめるなよ」

そう言って兄は早苗ちゃんを連れて帰って行った

「…1人はやだ…」

あたしはそれからも泣きながら
小さく言った。

龍も龍のお母さんも言葉を
失っていた。

「まだ決めてないから、パパさんとも相談するね。とりあえず今日は帰るね」

⏰:09/06/08 16:02 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#680 [y@mm]
そして帰って行った。

そのあとすぐにまたカーテンが開く


看護婦さんのあおいちゃん。

「めっちゃ泣いてたやん!!」
「あ、聞こえてた?」
「うん!大丈夫?」
「彼氏と同棲できなくなっちゃうみたい…ホント、厄年だねー!事故にも遭うし」

あたしが笑っているとあおいちゃんが
ちょっとまってて!って言って走って行った

⏰:09/06/08 16:03 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#681 [y@mm]
「はい!」

息を切らしてあおいちゃんが
返ってきた。

あおいちゃんの手には
おまもり。

「これ、あたしが厄年のときに
神社でもらったやつ!
このおまもりもってから
悪いこと1つも起きなかったよ!
これあげる!」

⏰:09/06/08 16:04 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#682 [y@mm]
「え?いいの?」
「うん。彼氏とうまくいくといいね」

ホンマにうれしい…
おまもりのひもを少しのばして
右手に巻いた。

「ありがとう!!!」
「もう泣いたらあかんで!」

あおいちゃんありがとう…

⏰:09/06/08 16:05 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#683 [y@mm]
そして次は看護婦のはっちゃんが来てくれた。

「何泣いてるの〜」

はっちゃんはあたしと2歳しか変わらない
20歳の看護婦さん。

すごくポジティブで
知らぬ間に仲良くなっていた。

「はっちゃん、お話しにいこう?」
「いいよぉ」

⏰:09/06/08 16:07 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#684 [y@mm]
あたしは車椅子に乗って
1階へはっちゃんと向かった。

彼氏の話をした。

話しているうちに
スッキリした。

本当周りの人に
助けてもらってばっかり…

⏰:09/06/08 16:07 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#685 [y@mm]
その日は早く寝ようと思って
いつもどおり
睡眠薬と精神安定剤を飲んだ。

そして夜の10時には寝た。


最近は龍もメールを返してくれなくなってきたし
起きてるだけ虚しい。

⏰:09/06/08 16:09 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#686 [y@mm]
あたしは寝る前に
おまもりを握りしめて

「龍と離れずに済みますように」

と強く願った。

朝起きるとメールが1件来ていた。

開くとママさんからだった。
受信時刻は夜中の0時過ぎ

⏰:09/06/08 16:10 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#687 [y@mm]
 優希ちゃん。

 さっきパパさんと話しました
 ママさんは優希ちゃんが
 「1人にしないで」
 って言った言葉が忘れられません
 優希ちゃんは辛いに決まってる

 事故して帰ったら1人なんて…
 そんなことできません

 だから退院したら
 一緒に暮らそう?

 もちろん龍と2人じゃないけど
 ママさんやパパさん
 あと、龍の弟2人と

 6人で暮らそう

⏰:09/06/08 16:12 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#688 [y@mm]
…ママさん…パパさんありがとう

涙がポロポロ流れている


あたしはママさんに急いでメールを返した

そして龍にもメールをした。

おまもりのおかげだ…
あおいちゃんありがとう!

さっそくあおいちゃんにも
報告しに行った。

⏰:09/06/08 16:14 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#689 [y@mm]
その日も龍はお見舞いにきてくれた。

「一緒に暮らせるね!」
「ホンマよかった」

ありがとう…

龍は帰るのが早かった。

寂しいな…
最近メールもしないし

入院してるときぐらい
メールしてくれてもいいよね!!

少しずつ不満が増えていた

⏰:09/06/08 16:15 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#690 [y@mm]
そして4月になった。

事故をして1週間が過ぎた。


未だ1人でトイレには行けない。
お風呂にも入っていない。

体は痛む。

でも車椅子で散歩をするようになった

リハビリにも通うようになった。

⏰:09/06/08 16:17 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#691 [y@mm]
4月3日。
龍と交際して2年半になった

あたしはこっそり手紙を書いて
龍に渡した。

龍は喜んでいた。

本当、かわいいね。

でも龍はなんだか
あたしに冷たい。

ずっと一緒やもん。
少しの変化にも気付く

⏰:09/06/08 16:18 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#692 [y@mm]
それから毎日
なんだかぎこちない日々が過ぎた

龍はどうして
そっけないんやろう…

また女ネタかな…

あたしは不安になるようになった。

でも龍には聞けない。
しつこくメールをする。

≪龍〜≫
≪今からごはん〜≫
≪早く会いたいね!≫

メール3通送ると1通返ってくる割合。

寂しい…

⏰:09/06/08 16:19 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#693 [y@mm]
4月になってからは
龍や親族以外のお見舞いも増えた。

バンドの友達も
たくさんきてくれたし

幼馴染の唯子も来てくれた。

更に夜の仕事やめたけど
ママも来てくれた。

中学校の同級生なども

あたしはその人らと話して
寂しさを紛らわした。

⏰:09/06/08 16:21 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#694 [y@mm]
そしてついに退院。
入院して2週間。

本当は最低1か月の入院だと
言われていたけど
耐えれなくなって先生のお願いしたら
あっさりOKだった!

若いし治りも早いって!!

あおいちゃんがあたしに
手紙を書いてくれた。

⏰:09/06/08 16:22 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#695 [y@mm]
本当、あたしここの病院きて
看護婦さんへのイメージが
よくなったよ!!

あたしはしだいに
看護婦さんになりたいと
思っていた。

苦しんでる人を
少しでも楽にしてあげたい…

痛みをわかってあげたい

⏰:09/06/08 16:23 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#696 [y@mm]
嫌な顔1つせず
笑顔で接して

精神的にもよくしてあげたい

ありげな話やけど、
あたしは自分が入院して
看護婦さんのやさしさを
身にしみてわかった。

だから次はあたしが
辛い人たちを助ける番だと…

⏰:09/06/08 16:24 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#697 [y@mm]
退院の日、龍一家が
手伝いに来てくれた。

あたしは2週間ぶりに
外の空気を吸った。

そしてICUにも行った。

「あ〜優希ちゃーん」
「退院することになったよ!そんであたし看護婦さんになる!」

そんな他愛ないはなしを
少ししてさよならした。

なんだか短かったけど
この病院、大好きだよ!!

そして病院を出た。

松葉杖だから
うまく歩けないけど…

⏰:09/06/08 16:35 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#698 [y@mm]
車に乗って龍の家に帰る。

これからココがあたしの家かぁ


本当、パパさんママさんありがとう


龍の弟は2人いて
真ん中の中3になったばかり“鉄くん”
一番下の4歳の“春くん”

弟2人とは2年半の付き合いだ。
結構仲はいい

⏰:09/06/08 16:36 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#699 [y@mm]
退院した日も龍は冷たかった。

荷物すらもってくれない。


そっけない。

ずっとパソコンとにらめっこ。

…退院しない方がよかった…

⏰:09/06/08 16:37 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


#700 [y@mm]
いったんストップします★


>>662-699

今日更新した分ですw


感想などあれば
お願いします★

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4422/

⏰:09/06/08 16:38 📱:PC 🆔:T0hH1Y6.


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