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#17 [t]
その瞬間涙が止まらなくでた。
それわそれわ、もう大洪水やった
日本流れるんじゃね?
みたいなー。
:09/06/10 00:25 :F906i :mKpuQSLw
#18 [t]
着いた所は市内で有名な大きな病院やった
俺はソファーに座ってなさいと無理矢理座らされた
15分が過ぎようとした頃やろか。
『2Fの208番って所だって』
と言いながら先生は戻ってきた
コーラをもらった俺は、待たされた事をチャラにしてやった
そう、コーラで許しちゃうまだ可愛い餓鬼だ。
:09/06/10 00:26 :F906i :mKpuQSLw
#19 [t]
俺『あ、ここか?』
『そうね、入っていいわよ』
左端の奥のベッドには
窓の外を見てボーっとしとる父ちゃんがおった。
『父ちゃん!!どうした、大丈夫?』
俺はすぐに駆け寄った。
『おお心配かけてごめんな?もう大丈夫だ!
わざわざ学校からごめんなー』
父ちゃんからの返事に
俺は今まで不自然にカチコチに上がっとった肩を下ろした
:09/06/10 00:27 :F906i :mKpuQSLw
#20 [t]
父ちゃんと、先生と少し話が弾んで来た頃、看護婦さんがきた。
『ちょっとの間ね、お父さんここで入院する事になったの。お父さんの事応援してあげてねー?』
俺『いつまで?』
父『ここで寝たら、すぐ帰れるぞ』
って父ちゃんが答えてくれた
俺は『わかった、帰ってきたらゲームしよ!頑張れよ』
と返し安心してコーラを飲み干した
エロカワナースは、ニッコリと笑って部屋を出た
:09/06/10 00:31 :F906i :mKpuQSLw
#21 [t]
…でも
3日経っても5日経っても一週間経っても1ヶ月経っても帰って来んかった
俺はその同時、親戚の家に泊まっとったけど、
あまり裕福な暮らしや
なくて早く抜け出したいと心から思っとった。
:09/06/10 00:32 :F906i :mKpuQSLw
#22 [t]
1年半近く毎日通っとったある日突然こんな話になった
『大阪って分かるか?』
俺『えっ?わかるよ?』
『そこに引っ越しする事になったんだ、嫌か?』
俺『え?なんで?いや、嫌じゃないけど突然過ぎてよく分かんないよ』
『あの、道代ばあの家でしばらくお世話になる事になると思うんだ。この話どー思う?』
(いや、そんなん聞かれても)
:09/06/10 00:36 :F906i :mKpuQSLw
#23 [t]
道代おばちゃんは、お正月にしか会わんようなおばちゃんやった。
俺『…分かった』
その頃父ちゃんと離れるのは慣れてきとったし、どうせ俺の意見なんて。
言ったって意味なんかない
分かったと頷いてからは、パッパッと事がどんどんと進んでいった。
そしてお別れ会とかクラスのみんながやってくれて寂しかってんけど主役になった気分で
俺はのんびりした地元、北海道をわくわくした気持ちで旅立っていった
:09/06/10 00:39 :F906i :mKpuQSLw
#24 [t]
▼大阪生活
変な時期に大阪の学校に転校した俺やけど
1年間だけ楽しく小学校生活を過ごして卒業を迎えた
中学生になってから昔から好きやった野球部へ入った
でもすぐに
無愛想な態度と長髪のせいで俺は可愛いがられやん存在となった
:09/06/10 00:42 :F906i :mKpuQSLw
#25 [t]
当時できた年上の彼女が坊主を嫌がっとったのもあったし、汗をかくのが好かんくなっていって
俺は、練習に行かなくなっていつの間にか退部に追い込まれとった
:09/06/10 00:44 :F906i :mKpuQSLw
#26 [t]
その年上の彼女と付き合ってから、
俺は夜遊びを意味無く
繰り返しとった。
それと同時に何にも特に興味がわかんかった
その頃、道代おばちゃんからは夜中連絡の荒らしやった。
でも正直うっとうしいとしか思えんかった
:09/06/10 00:47 :F906i :mKpuQSLw
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