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最新 最初 全
#1 [t]
:09/06/09 23:49 :F906i :u8PA0GEE
#2 [t]
:09/06/09 23:55 :F906i :u8PA0GEE
#3 [t]
コメントくれたら嬉しいです
んじゃ書きます。
:09/06/09 23:59 :F906i :u8PA0GEE
#4 [t]
思い出すと切なくなるけど
思い出すと甘い記憶が
蘇る
今もさやかが生きとったら
そんな事を思う毎日やけど俺は息子と頑張るで
さやかがまた笑ってくれて泣いて怒ってそういう日が来るって
今だに思っとる俺
さやか大好きやったよ
さやかまた戻って来て。
:09/06/10 00:01 :F906i :mKpuQSLw
#5 [t]
なあなあ、さやか?
また一緒になったら、
今度こそDLで変な耳
一緒に着けたろうって決めたでー
それと買い物した時
はよしろや〜!とかもう言わんからね。
:09/06/10 00:05 :F906i :mKpuQSLw
#6 [t]
これからは、ゆっくりじっくり選ぼー。
だから行こう
またやり直そうやさやか
俺さやかがおらんかったら嫌や
だからお願いやから
はよ戻ってきてくれ。
:09/06/10 00:06 :F906i :mKpuQSLw
#7 [t]
俺の名前は山井琢磨。
のんびりとした北海道
で生まれたごく普通の男……やった
(笑)
俺が7歳の時に、離婚して俺は父親に引き取られた
離婚した原因を聞いてからは、未練なんかあらへんよ
男作ってはい、さようなら
やからね。笑えるわ
:09/06/10 00:09 :F906i :mKpuQSLw
#8 [t]
でも当時は母ちゃんが
急にいなくなったって思って
毎日、探し歩いとった。
:09/06/10 00:10 :F906i :mKpuQSLw
#9 [t]
この頃。
学校帰りに駄菓子屋に直行して
ゲームするんが流行っとったみたいやったけど。
俺はもちろんチャイムと同時にすぐ近くの大型スーパーへ向かっとった
おふくろが好きやった
和菓子コーナーでずっと待っとった。
でも
俺の母ちゃんが
来る事は無かった…。
:09/06/10 00:12 :F906i :mKpuQSLw
#10 [t]
俺やって子供ながらに
多少分かっとったんや?
もう父ちゃんと母ちゃんは喧嘩して仲直りしたないんやろなって。
だから母ちゃんは帰って来んのやなって
でも俺とは喧嘩してないやんけ
:09/06/10 00:14 :F906i :mKpuQSLw
#11 [t]
ある日親父に言った事があった
『母ちゃんに何した?どこにいんの?』
その質問に親父が顔あげる事は無かった
『なぁ、返せよ母ちゃんもうどこ探しでも
いなし分かんないんだよ!』
その言葉を吐いて部屋に戻った
きっと親父は辛かった
ごめんな親父あん時わ。
:09/06/10 00:16 :F906i :mKpuQSLw
#12 [我輩は匿名である]
前書いてへんかった?
リアルタイムで読んでるけん。頑張ってな
:09/06/10 00:17 :F02A :kfSX0gmk
#13 [t]
母ちゃんが見つからん
まま俺は9歳になった
そう、もう立派な大人だ
チガウカー!!
平和に終わると思っとったいつもの午後の授業
俺は廊下に呼びだされた。
:09/06/10 00:18 :F906i :mKpuQSLw
#14 [t]
>>12おー
書いとったで!
もっと分かりやすく
なっとるで見てなー
:09/06/10 00:20 :F906i :mKpuQSLw
#15 [t]
続き
>>13悪い事した記憶も無い俺は妙にゾクゾクッと嫌な予感がしたのを今でも体が覚えとる
そして俺はこう聞かされた
『あのね?お父さんが仕事中に倒れたの。だから先生と今から病院に行こう?』
やっぱりか。
嫌な予感は的中したのだ
:09/06/10 00:22 :F906i :mKpuQSLw
#16 [t]
俺は無我夢中で教室へ
戻ってランドセルに全て詰め込んだ。
『タクマ帰んの?』
こんな問いかけは、無視して猛ダッシュで走った。
不思議に涙は出んかった
裏の門で車を出して待っとってくれた先生の所へ思いっきり走った
『落ち着いてね?』
そうほっぺを触りながら先生は俺に言った
:09/06/10 00:24 :F906i :mKpuQSLw
#17 [t]
その瞬間涙が止まらなくでた。
それわそれわ、もう大洪水やった
日本流れるんじゃね?
みたいなー。
:09/06/10 00:25 :F906i :mKpuQSLw
#18 [t]
着いた所は市内で有名な大きな病院やった
俺はソファーに座ってなさいと無理矢理座らされた
15分が過ぎようとした頃やろか。
『2Fの208番って所だって』
と言いながら先生は戻ってきた
コーラをもらった俺は、待たされた事をチャラにしてやった
そう、コーラで許しちゃうまだ可愛い餓鬼だ。
:09/06/10 00:26 :F906i :mKpuQSLw
#19 [t]
俺『あ、ここか?』
『そうね、入っていいわよ』
左端の奥のベッドには
窓の外を見てボーっとしとる父ちゃんがおった。
『父ちゃん!!どうした、大丈夫?』
俺はすぐに駆け寄った。
『おお心配かけてごめんな?もう大丈夫だ!
わざわざ学校からごめんなー』
父ちゃんからの返事に
俺は今まで不自然にカチコチに上がっとった肩を下ろした
:09/06/10 00:27 :F906i :mKpuQSLw
#20 [t]
父ちゃんと、先生と少し話が弾んで来た頃、看護婦さんがきた。
『ちょっとの間ね、お父さんここで入院する事になったの。お父さんの事応援してあげてねー?』
俺『いつまで?』
父『ここで寝たら、すぐ帰れるぞ』
って父ちゃんが答えてくれた
俺は『わかった、帰ってきたらゲームしよ!頑張れよ』
と返し安心してコーラを飲み干した
エロカワナースは、ニッコリと笑って部屋を出た
:09/06/10 00:31 :F906i :mKpuQSLw
#21 [t]
…でも
3日経っても5日経っても一週間経っても1ヶ月経っても帰って来んかった
俺はその同時、親戚の家に泊まっとったけど、
あまり裕福な暮らしや
なくて早く抜け出したいと心から思っとった。
:09/06/10 00:32 :F906i :mKpuQSLw
#22 [t]
1年半近く毎日通っとったある日突然こんな話になった
『大阪って分かるか?』
俺『えっ?わかるよ?』
『そこに引っ越しする事になったんだ、嫌か?』
俺『え?なんで?いや、嫌じゃないけど突然過ぎてよく分かんないよ』
『あの、道代ばあの家でしばらくお世話になる事になると思うんだ。この話どー思う?』
(いや、そんなん聞かれても)
:09/06/10 00:36 :F906i :mKpuQSLw
#23 [t]
道代おばちゃんは、お正月にしか会わんようなおばちゃんやった。
俺『…分かった』
その頃父ちゃんと離れるのは慣れてきとったし、どうせ俺の意見なんて。
言ったって意味なんかない
分かったと頷いてからは、パッパッと事がどんどんと進んでいった。
そしてお別れ会とかクラスのみんながやってくれて寂しかってんけど主役になった気分で
俺はのんびりした地元、北海道をわくわくした気持ちで旅立っていった
:09/06/10 00:39 :F906i :mKpuQSLw
#24 [t]
▼大阪生活
変な時期に大阪の学校に転校した俺やけど
1年間だけ楽しく小学校生活を過ごして卒業を迎えた
中学生になってから昔から好きやった野球部へ入った
でもすぐに
無愛想な態度と長髪のせいで俺は可愛いがられやん存在となった
:09/06/10 00:42 :F906i :mKpuQSLw
#25 [t]
当時できた年上の彼女が坊主を嫌がっとったのもあったし、汗をかくのが好かんくなっていって
俺は、練習に行かなくなっていつの間にか退部に追い込まれとった
:09/06/10 00:44 :F906i :mKpuQSLw
#26 [t]
その年上の彼女と付き合ってから、
俺は夜遊びを意味無く
繰り返しとった。
それと同時に何にも特に興味がわかんかった
その頃、道代おばちゃんからは夜中連絡の荒らしやった。
でも正直うっとうしいとしか思えんかった
:09/06/10 00:47 :F906i :mKpuQSLw
#27 [t]
俺はいつの間にか受験生と言う立場になっとった
『なあ、あんた高校どうするん?』
俺はこの話題が1番大嫌いやった
そんなもん相談する相手なんかおらんしそんな大事なもん自分1人で考えれるわけないやろて思っとったし
『就職するからほっといて』
この頃の俺はこれしか
返す言葉が見つからんかった
:09/06/10 00:49 :F906i :mKpuQSLw
#28 [t]
この頃、現場の仕事への憧れもあって簡単に就職出来ると世の中をなめまわしていたのだ
※文章が卑猥ですねすんません
なめていたのだ
ですね
:09/06/10 00:50 :F906i :mKpuQSLw
#29 [t]
道代おばちゃんとはこんなやりとりばっかやった
『進路考えとんの?』
『うるさいわ!本間にあんたにわ関係ないやん!他人やろ?』
『なに言うてんの!あんたを愛して預かっとるおばさんやろ!心配ぐらいするわドアホ』
でも、道代おばちゃんの言葉に愛がこもっとらんかった時なんかあらへん
言い過ぎたな、なんて
反省したりしても当時は絶対謝れん餓鬼やった
:09/06/10 00:54 :F906i :mKpuQSLw
#30 [t]
せやけどずっと避けて通れる道やなかった
結果【進路相談室】通いの毎日が続いた
俺は働きたいけど疲れんのは嫌やしそれなら適当に進学して、出逢いだけもとめて適当に退学なればいい。
正直そんなもんにしか思っとらんかった
だから俺は、名前書けば入れるやろと言われとった某高校への進学を希望したのやった
:09/06/10 00:56 :F906i :mKpuQSLw
#31 [t]
親父に久しぶりにとりあえず受験する事が決まったと電話を入れた
なんとなく
話すのが遅くなった気がした
:09/06/10 00:58 :F906i :mKpuQSLw
#32 [t]
※受験日
俺は朝から頭に黒スプレーを吹きかけられてものすごく不機嫌やった
担任の車で会場へ嫌々向かった
鏡に写る俺はスプレーで頭カピカピやし茶毛も、
もはや隠しきれてへんし完全に落ちたな、と確信しながら教室のドアを開けた
:09/06/10 01:01 :F906i :mKpuQSLw
#33 [t]
それから数日後
俺の合否もついでに見て来てくれー
と頼んで友達からの連絡を待つ事にした
結果は分かっとるようなもんやった
:09/06/10 01:02 :F906i :mKpuQSLw
#34 [t]
〔〜〜〜〜〜♪〕
静かな部屋に、朝から携帯が鳴り響いた
(なになに…だれ?)
俺『もしもし?』
寝ぼけて出る俺に向かって奴はデカい声で話かける
:09/06/10 01:04 :F906i :mKpuQSLw
#35 [t]
友『なぁ受かってんで!!』
その瞬間、俺は一気に目が覚めた
俺『え?嘘やん?本間?』
友『本間やって俺も琢磨も合格しとる!!!』
おい、走ってんの?てぐらい息の切れた声に
俺はようやく合格したんやと実感した
素直に嬉しかった
:09/06/10 01:05 :F906i :mKpuQSLw
#36 [t]
(道代おばちゃんにも知らせなあかんな!)
俺は階段を急いで降りた。
2段飛ばし、いや3段飛ばしの勢いでズカズカと降りた
:09/06/10 01:07 :F906i :mKpuQSLw
#37 [t]
俺『なあなあ?受かっとったて!!』
道『え?本間に言うとる?ようやったタクマ!!』
道代おばちゃんは俺に抱きつき頭を何度もくしゃくしゃにして泣いとった
その時ばかりは、俺のライオンヘアーを崩されても嫌やなかった
むしろ本間に嬉しかった
この人は本間に心配してくれてたんやなと確信できた瞬間やった。
:09/06/10 01:09 :F906i :mKpuQSLw
#38 [t]
『父ちゃんにも電話しとかなあかんね♪』
道代おばちゃんは気を使ってか父ちゃんに電話で伝えてくれとった
『ありがとな』
俺は後ろで見守りながらそう心で思った
なんやかんや揃えるもんがいっぱいあって忙しく高校入学式を迎えた
―高校1年の春―
:09/06/10 01:10 :F906i :mKpuQSLw
#39 [t]
桜が綺麗やったこの春さやかは何しとった?
もうこの頃さやかは辛い思いしとったんかな?
それともまだ幸せやったかな
なぁなあ、さやか。
:09/06/10 01:13 :F906i :mKpuQSLw
#40 [t]
俺、桜見に行きたいねんけど
めっちゃ綺麗な所あんねんで
なぁ!さやか!見に行こうって
なーさやかーさやかー
車飛ばさんし爆音しやんからさーまたドライブしようや
返事ぐらいしてくれや
:09/06/10 01:14 :F906i :mKpuQSLw
#41 [t]
無事高校へ入学した俺は相変わらず遊んどったけど
道代おばちゃんに反抗する事は無くなっとった。
俺は居酒屋でバイトを始める事にした
これがきっかけで後々、ミナミと言う女に出逢う事となった
:09/06/10 01:16 :F906i :mKpuQSLw
#42 [t]
居酒屋はきつかってんけど、
酔っ払いの相手は自然と嫌やなかった
むしろ親しげに話てくれる人もおって嬉しくも思っとった
今振り返ればこれがきっと俺のホスト人生第一歩やね
:09/06/10 01:17 :F906i :mKpuQSLw
#43 [愛莉]
出身北海道なんに
何で関西弁なん??
:09/06/10 01:17 :D904i :43tuPxXo
#44 [t]
>>43長い間、大阪におったから
なるべく分かりにくい方言には気をつけてんねんけど読みにくかったらごめんな
:09/06/10 01:20 :F906i :mKpuQSLw
#45 [t]
続き
>>42『んじゃお疲れーす』
俺はいつものように居酒屋のバイトが終わって
後ろに止めてあったバイクをとりに裏口からでた
『あ、来たぁあぁ♪』
裏口のドアが閉まるか
閉まらないかの時聞こえた声やった
『え?なに?だれ』
斜め横には元気に高い位置にツインテールした
eggから飛び出て来たような女が立っとった
:09/06/10 01:24 :F906i :mKpuQSLw
#46 [t]
こいつが噂のミナミ
『待ってたんだ!終わるの。今から話せないかな?♪』
俺『え?まあ、うん。てか誰?』
気の聞いた会話が出来ない俺は素っ気なく返した
『あれ?あたしの事知らない?よく飲みに来とるし目合ってる思ってたけど、なんだ勘違いかー』
俺『あっそうなんや全然気づかんかった!ごめんごめん』
:09/06/10 01:29 :F906i :mKpuQSLw
#47 [t]
酔っ払って絡んでくる女客は数人おるんやけど
でも俺はこいつわ知らんかった
俺は気いきかんしつまらん奴やから
正直に知らんと答えた(笑)
:09/06/10 01:30 :F906i :mKpuQSLw
#48 [t]
『うわ、結構酷いねー罰として駅まで送ってってくれないかな?』
(え?なんでやし。)
俺『あぁええよ乗れや』
(何カッコつけて乗れやとか言ってんの笑)
っと
初対面の女を後ろに乗せる事になった
あの時断ってれば…
少しは違ったかもしれんね
:09/06/10 01:33 :F906i :mKpuQSLw
#49 [t]
『ねぇ、飛ばさないでよ?』
俺『あぁ。そう言えば名前わ?』
『ミーナーミー!!
それより彼女おるの?』
俺『ミナミか。いたらこんな事せんよーw!』
『えー、あんた一途?』
俺『当たり前やん!(笑)』
南『嘘や〜絶対嘘や〜』
こんなやりとりの間に駅が見えた
:09/06/10 01:36 :F906i :mKpuQSLw
#50 [t]
ミナミの第一印象は、強引で積極的っと脳内にメモって終わった
そしてアド交換を済ませてその日は帰宅する事にした
お前をテイクアトしたい!
だなんてクサイ台詞はこの頃はまだ言わないのだ。
この頃ってなんだこの頃って。
:09/06/10 01:38 :F906i :mKpuQSLw
#51 [t]
それから何がきっかけか分からんけど、ミナミと付き合うようになった
俺は相変わらず色んな女と遊んどったけど、ミナミは一途に思ってくれとるみたいやった
ミナミは、俺と付き合ってからも夜の女をやめんかった
それが原因かは、分からんけど半年も付き合った頃にはすれ違いが起きとった
:09/06/10 01:41 :F906i :mKpuQSLw
#52 [t]
『今日仕事いきたくないよぉ〜』
夕方になると、俺の袖をミナミは、毎日引っ張る。
『ほんならやめれば』
きっと優しい言葉かけて欲しかったんやろね
でも俺はその頃ガキやし冷たくしか出来んかった
俺は毎日、腕を強く振り払った
そして俺は、他の女が待っとる部屋に向かった。
ミナミだけが特別だなんて感情は無かったのだ
:09/06/10 01:43 :F906i :mKpuQSLw
#53 [t]
俺は夜の仕事しとったミナミがどうも気にいらんかった
そのうち面倒やと思うようになった
ミナミは俺がバイト中
女の子と喋るのが嫌や、とか絶対浮気しとるやろ。
とか俺と顔合わせる度、怒鳴りつけた
:09/06/10 01:46 :F906i :mKpuQSLw
#54 [t]
でも決まってミナミは、
自分なんか飯食い行ったり仕事以外でも営業してんのに何言うてんねん。
て言葉に言い返す事は無かった
外食しに行ったある日、喧嘩になった勢いで
『夜の女なんかめんどくさいわもう。』
そう言って一方的に別れを告げた
:09/06/10 01:47 :F906i :mKpuQSLw
#55 [t]
『ごめんなさい。別れたくないです、夜やめるから…ごめんなさいお願い…しますお願いします。』
と異常にミナミは泣きじゃくった
俺は。
『ええよ泣くな。もう
言わんよごめんな』
そう返した
(泣いたら話ならんやん!てかなんやねんそのブス面w)
内心は隠す事にした
:09/06/10 01:51 :F906i :mKpuQSLw
#56 [t]
俺は泣きじゃくって抱きついてきた瞬間に気づいてしまったんや…
出会った頃の腕の傷よりも、
もっと痛々しい線
が深く刻まれた腕の事を。
出血したままになっとる箇所もあった
だから言えんかった
それ以上強くは言えんかった。
言うのが怖かった
:09/06/10 01:54 :F906i :mKpuQSLw
#57 [t]
それから何ヶ月か経っても傷は増える一方やった
俺はいい加減嫌気がさして
だんだん連絡を無視するようになっとった
簡単に遊べる女がいい
そんな考えしか無かった
:09/06/10 01:55 :F906i :mKpuQSLw
#58 [t]
連絡が途絶えてから一週間がたった頃の出来事。
授業も全て終わって
駐輪場へ向かう途中やった
まさかのミナミの声が聞こえた
『タクマがいなきゃ無理。本間に無理やの!
やから会いにきたんもん!やーめてや!会わせて』
目に入った光景はミナミが校門の前で
生徒指導に力ずくでだだこねとる所やった
:09/06/10 01:57 :F906i :mKpuQSLw
#59 [t]
俺はさすがにしかと出来やんくて
近寄って止めに入った
俺を見つけたミナミは
俺に飛びつき周りからの冷たい視線に負けじと
わんわん泣きはじめとった
ミナミはしがみついたままなんも話さない
リスカの跡だけをチラチラさせとった
:09/06/10 01:58 :F906i :mKpuQSLw
#60 [t]
この時ばかりはちゃかす奴もいない。
重い空気が流れる
(あ〜ぁあ…)
何とも言えないもやもやとした気持ちのままとりあえず俺は慰めた
『ミナミもう泣かんで?後、なんだよこれ…』
ぐいっと持ちあげた手首は折れそうに細くて俺は力を緩めた
:09/06/10 10:59 :F906i :mKpuQSLw
#61 [t]
リスカの事も俺はあえて触れた
『タクマに会えんなら死にたい思って切った』
俺『だからってあかんよな?こんなんしたら。
しかとしたんは本間にごめんな』
…俺は最低よね。
一人の女の子の腕…
細くて折れそうな腕に
こんなにも傷がきっちりと。
:09/06/10 11:00 :F906i :mKpuQSLw
#62 [t]
でも俺は最低やけど、そんな姿を見ても
正直好きなら好きのままでいさせようって思った。
この頃は会えないだけで死ぬだとかなんだとかって言う女が多くて
死ぬとかリスカになんの恐怖もわかんかった
女なんか突き放しても追いかけてくる
ほんならほっといてたまに相手したら十分やんな
:09/06/10 11:03 :F906i :mKpuQSLw
#63 [t]
この時の俺は罪悪感+求められとる事が
すごくめんどくさく、でも嬉しくも感じとった
最低だよな俺は。
今になって思うわ
ごめん。
ここで俺がもっといい
男やったら
ミナミの人生も、今どこでなにしとるかさえ分からん女達も
違ったかも知れんよな
:09/06/10 11:05 :F906i :mKpuQSLw
#64 [t]
俺は10回の連絡で1回相手するペースで卒業まできた
俺は他にも色んな女に
手出す事を楽しんだ
束縛が出て来たり、彼女面になったら捨てた
そのうち、セックスだけ求めてくる女が増えた
そんないやらしい行為が嫌いでもあった
こんな俺に付いてくる女を見るのも嫌になった
でも1番は、こんな生き方しとる自分が大嫌いになった
:09/06/10 11:08 :F906i :mKpuQSLw
#65 [t]
ミナミとも会えばセックスを繰り返した
でも、俺からは絶対にしやんかった
でもミナミは、自分が必要とされとる時間が嬉しいから
って何度も俺にキスをせがんで
何度も何度もセックスを求めた。
俺は、複雑な気持ちのまま快楽に使った
:09/06/10 11:11 :F906i :mKpuQSLw
#66 [t]
ミナミとも、そんな日々を繰り返しとったけど。
その年の夏を境にミナミは
お客さんで南を大事にしてくれる人が見つかった
て、俺から急に離れていった
それでも俺は何の興味も無く何も触れんかった
少しでも話を聞いてやればよかった
なんかあったか?
てその一言がなんで出てこんかったやろか
:09/06/10 11:12 :F906i :mKpuQSLw
#67 [t]
充実したんだかしてないんだか分からんくなとった
高校生活も終わりを迎える時期がやってきたのだ。
俺は卒業後。
東京へ行って何かを
変えたい。そう思って
東京へ進出する事を決めた
:09/06/10 11:14 :F906i :mKpuQSLw
#68 [t]
これがさやかとの出逢いのきっかけになる
俺は東京へ来て良かった
さやかにたくさん教えてもらった
反省する気持ちや
人を愛する事
当たり前の大事さ。
女の子って存在の意味
:09/06/10 11:15 :F906i :mKpuQSLw
#69 [t]
俺は道代おばちゃんに東京へ行く事を話した。
道代おばちゃんはすぐに口を開いた
『…本間にゆっとんの?』
俺は大きくゆっくり頷いた
:09/06/10 11:17 :F906i :mKpuQSLw
#70 [t]
『あんたな、東京は甘くないで!でもあんたなら大丈夫やきっと。やりたい事やって飽きたら戻ってきいや?おばちゃん寂しいけどな、タクマが決めたんやもん。反対なんか出来んよね!応援するで』
俺『また心配かける事なるかも知れんね…。でもありがとう!頑張ってくる』
予想外の答えに一瞬だけ俺も素直になれた
そしてこの日東京に住む事を決めた。
:09/06/10 11:19 :F906i :mKpuQSLw
#71 [t]
▼親父へ
親父ごめんなぁ
親父に連絡してやれば
よかったな俺
何して何考えてたんかなー俺わ
親父やんな。最初に相談する相手って親父やんな?
知っとったかな?
道代おばさんから聞いた?
:09/06/10 11:25 :F906i :mKpuQSLw
#72 [t]
俺が東京行くってきめた事。
親父はその頃何しとった?
病気と戦ってたんかな?
俺の携番教えたやんか
何で連絡してこんかね?
:09/06/10 11:27 :F906i :mKpuQSLw
#73 [t]
この頃すっかり親父の事忘れとった俺が
後から聞いた話やけど
親父はこの頃もう、だいぶ弱っとるみたいやった
でも俺の番号が書いてある紙を見ては
公衆電話まで看護婦さんと歩いとったんやって
:09/06/10 11:30 :F906i :mKpuQSLw
#74 [t]
でも受話器持つ度いつも言うねんて。
『頑張れ。…』
それから受話器を下ろして
『気分だけ味わえました。俺が電話したらタクマはきっと前に進めない。今タクマは前に進んでるんですきっと。看護婦さん、ありがとう。いつもごめんねぇ。部屋に戻りましょう』
涙がとまらんかったよ
この話を聞いた俺は、
何回も何回も謝ったんやで
:09/06/10 11:35 :F906i :mKpuQSLw
#75 [t]
▼出逢い!東京
俺はまるで青春ドラマのように大きい荷物1つ担いでで東京へ出て来た
この日、東京に出て来た意味はさやかに逢うためやねきっと
俺はどこへ行ったらいいかも分からん中、住む所だけは確保してあった
:09/06/10 11:37 :F906i :mKpuQSLw
#76 [t]
昔仲良かった先輩が
東京へ出てきとったから
落ち着くまで住まして
もらう事になっとった
待ち合わせはスTaバに12:00やった
今日から東京生活が始まる
そして大好きなさやかにすぐに、出逢う
:09/06/10 11:39 :F906i :mKpuQSLw
#77 [t]
俺が煙草に火をつけてすぐ
竜さん(先輩)が黒いスーツ姿で車から降りてきた。
車はオデッセ?て言うんかな。
知らんけども。
:09/06/10 11:41 :F906i :mKpuQSLw
#78 [t]
竜さんと目が合い俺は軽く頭を下げた。
竜さんは電話をかけ初めた
(あ…?)
【〜〜〜〜♪】
俺『もしもし?』
竜さんからやったから不思議そうに俺は出た
『どこにいんのー?』
俺『えっ竜さん目の前だよ、黒のライダース、見える?(笑)』
:09/06/10 11:43 :F906i :mKpuQSLw
#79 [t]
『嘘?目の前の奴?おい、タクマかよっ(笑)』
俺『何してんすか竜さん(笑)ハハッ』
竜『何かホストか何かか思ったわまじで!』
俺『何言ってんすか(笑)俺ですやん!』
こんな冗談飛ばしながら俺達は一気に懐かしくなって色んな話をしだした
竜さんは一個一個うんうんと頷いて聞いてくれた
ちょっとだけ暖かい気持ちになった
:09/06/10 11:45 :F906i :mKpuQSLw
#80 [t]
【プルルルルルル♪】
『あっ俺や』
竜さんは何故か画面を見て携帯を閉じた。
俺『竜さん今時、プルルルルって!(笑)』
『うるせーよ(笑)』
俺『出ないんすか?』
『おう、今はいいや』
【プルルルル♪】
電話はいつまでも鳴り響いとるようやった
:09/06/10 11:47 :F906i :mKpuQSLw
#81 [t]
『あぁ!なんだよ〜!!』
竜さんは軽く嫌な顔して電話に出た
『もしもし?』
竜さんはさっきまでとは別人のように優しい声で電話をとった
『ああ。ごめんな?
今車洗ってたから気づかなかったんだよ!どうした?』
俺は複雑な気持ちでいっぱいになった
:09/06/10 11:49 :F906i :mKpuQSLw
#82 [t]
『あいよ〜じゃまたな』
話が終わったようだ
俺は煙草を灰皿へ押し当てる
俺『竜さんホスト辛いんすか?』
『なんで?そう見えた?』
俺『いやっ。まぁはい』
竜『随分ストレートに聞くなお前(笑)まー半々ってとこかな、女の子の嫌な部分、いい部分がハッキリ見れるからなー複雑!俺もそりゃ辛い時もあるさー』
:09/06/10 11:50 :F906i :mKpuQSLw
#83 [t]
って
少し目に入る前髪を分けながら
寂しそうに寂しげに笑う竜さんは
NO1になれるだけの顔の持ち主やなー
と俺は惚れ込んだ
。
:09/06/10 11:51 :F906i :mKpuQSLw
#84 [t]
『それじゃ移動しますかあ〜』
俺『よっしゃ行きますかっ』
竜さんはコーヒーありがとなって言って
(スッと1万円を出して去って行ったのは言うまでもない…話や)
完
:09/06/10 11:54 :F906i :mKpuQSLw
#85 [t]
『え?いいっすよいいっすよ』
(なんて言う事なんかせず、あざあーす!そんな気持ちでいっぱいやった)
う〜ん情けない(笑)
何せその頃の俺はごく平凡な金しか持ってない
いやっ。むしろ貧乏やったから(笑)
:09/06/10 11:54 :F906i :mKpuQSLw
#86 [t]
俺は車に乗る前に、ある女を目に止めて止まった
そうその女がさやかやった。
昼間だと言うのにドレス?
みたいなの来て街をうろうろしとったから
その姿はまるで迷子になった小動物のようで遠くから見ても可愛いこやな。
と分かるお人形さんみたいな顔した女の子やった
何やあの子
:09/06/10 12:46 :F906i :mKpuQSLw
#87 [t]
その女はすぐに高いビルの中へ消えていった。
『なあ?どうした?』
竜さんが窓から顔を出して不思議そうにしとった
俺『なんでもないっす』
俺はその女が、一体昼間から何者なのか?と
気になる事でいっぱいでまともに竜さんの話が
入ってこんかった(笑)
:09/06/10 12:55 :F906i :mKpuQSLw
#88 [t]
『なあなあなあ!!』
目の前で手を叩かれた俺はハッとなった
俺『あぁすんません(笑)』
『どうした?まさか元カノでもいたか?(笑)』
俺『何で東京にいんすか、いないっすよ〜』
俺『ねえ竜さん、キャバやっとる子もホストって遊び来るんすか?』
『ああ…そりゃあな、夜の女の子は出入りしやすいよ。なんだよなんだよ』
:09/06/10 12:58 :F906i :mKpuQSLw
#89 [t]
…(やっぱりかぁ)
俺『まじっすかぁ…』
『なんだよなんだよ!!何かまずい事言った?』
竜さんはむっちゃ
不思議そうにしとった
俺はその反応が正しい、と気持ち悪い笑みを浮かべた(笑)
『なんも無いならいーけどーあっドンキ寄らせて』
近くにあったドンキの駐輪場へ軽快に車を止めた。
:09/06/10 13:01 :F906i :mKpuQSLw
#90 [t]
ドンキの中はむっちゃ狭くてすれ違う度に棚の物が落ちとらんか
と気にしたのを覚えとる。
俺も可愛いかったのだ(笑)
ボンッ
:09/06/10 13:04 :F906i :mKpuQSLw
#91 [t]
俺『あっすんません』
俺はとっさにぶつかったから謝った
『ああ。』
(ああって何じゃい、
お前が避けんかったからぶつかったんやろが!)
なんて言うわけもなく(笑)
まあそこは大人ですからスルーしましたけども。
:09/06/10 13:04 :F906i :mKpuQSLw
#92 [t]
奴の顔はスッと鼻筋の通った顔して髪はコンパクトにスプレーで固めてある綺麗な形をした奴やった。
こいつもホストか。
東京はホストが多いな
こんな事を思った
その時こいつを殺しときやよかった!
て、後々思う事になる
なんてまだこの時は思いもせんかった。
:09/06/10 13:08 :F906i :mKpuQSLw
#93 [t]
俺がこの時、先読み出来る能力があったら
って
今でも思うのだ
いや
ガチでね
。
:09/06/10 13:09 :F906i :mKpuQSLw
#94 [t]
竜さんはパッパッと
車のファーとか芳香剤とか
なんやかんや買ってたんやけど
俺は特に揃えるもんも無かった
せやから俺は
ミンティアを2、3個とガムを2、3個、歯ブラシをとって会計を済ませた。
:09/06/10 13:12 :F906i :mKpuQSLw
#95 [t]
いやいやっ!
けして口臭を気にしてる訳やないですよw!
それから一旦、竜さんのアパートへ向かった。
ドキドキワクワクやった
:09/06/10 13:13 :F906i :mKpuQSLw
#96 [t]
車の中で竜さんとこんな話をした
俺『金あるのに一軒家建てないんすかー?』
『ここに土地は買わねーな、ここはずっといる場所じゃねーよ、俺はいつか田舎に帰りてえ』
俺『へえ〜』
(竜さんみたいに売れっ子でもこの東京という場所は好まないんや)
そう心で思って深い話やななんて思った
:09/06/10 13:17 :F906i :mKpuQSLw
#97 [t]
俺ったら後先なんか考えないで
一軒家ヘーイ!ヘーイ!
ここにもヘーイ!
とホイホイ何件も建ててしまうだろう
俺は本物のバカヤロウ
。
:09/06/10 13:19 :F906i :mKpuQSLw
#98 [t]
竜さんのアパートは
白と黒の新築やった。
中は3LDK
一人暮らしには、余る広さやった
気付くと
ひょいと置かれたのはシーFUードヌードル。
俺『あっあざす』
お湯も入れてあって、なんも言わんと
2つ作って置いてくれる所が
俺は好きやった
:09/06/10 13:21 :F906i :mKpuQSLw
#99 [t]
まさに言葉無しとも優しさ滲む。
やな
こんな俳句やことわざがあったかは知らんけども
。
:09/06/10 13:23 :F906i :mKpuQSLw
#100 [t]
『あっ、俺は夕方から仕事だから適当にしててなタクマなら俺ん家の何
いじってもいいから(笑)』
俺『まじすか?AVとか見つけちゃったりしたら俺、』
『やーやーやーやー!それわガチで無いw想像したくもねえから言うな』
:09/06/10 13:24 :F906i :mKpuQSLw
#101 [t]
男の子ならでわの会話を交わした後、腹いっぱいになった俺は睡眠をとった。
気づいたら夕方やった
(…?あれ)
竜さんはもうおらんかった
テーブルには広告の裏に書いた置き手紙があった
【行ってくるよ〜】
:09/06/10 13:25 :F906i :mKpuQSLw
#102 [t]
(そうや、仕事や言うてたっけなー)
寝ぼけたまま俺は、携帯を開いた。
着信14件
メール7件
(あー…そっか。)
着信やメールはすべて
女からやった
俺は、なんも言わんと全ての女を切った形で
ここにおるんやった
:09/06/10 13:28 :F906i :mKpuQSLw
#103 [t]
一気に気持ちがだるくなって、テレビをつけた。
丁度その時芸人が旅する番組がやっとって
お笑い好きな俺はボーっとテレビをつけたままにした
『今日は激安でお馴染みドン・キホーテに来てまーす!』
甲高い声に俺はハッと
し目が覚めた。
その瞬間
可愛いこちゃんの記憶が一気に蘇った。
:09/06/10 13:29 :F906i :mKpuQSLw
#104 [t]
あのビルは何やったんやろ?
いやっマンションやったかな?
ドレス着とる女なんか
夜しか見た事無かったしなー
昼間見た事は俺にとってすごく印象的やった。
:09/06/10 13:31 :F906i :mKpuQSLw
#105 [t]
そう
その印象的な可愛い女が後々俺が愛したさやか。
可愛い可愛いさやかちゃん
。
:09/06/10 13:32 :F906i :mKpuQSLw
#106 [t]
(ん〜ああぁあ〜!)
俺は思いっきり背伸びしたけどなーんかスッキリせんかった
外へ出掛ける事にした。
ゴウ゛オオオオオォン。
都会は電車の音で溢れとった
:09/06/10 13:33 :F906i :mKpuQSLw
#107 [t]
うるさい場所やなー
でもその反面嫌な事も
もやもやもかき消してくれる
そんな気もする
不思議な場所
電車道の隣のアパート。
:09/06/10 13:34 :F906i :mKpuQSLw
#108 [t]
近くのコンビニに立ち寄った
煙草と缶コーヒーとサンドイッチを買って裏の駐車場に座りこんだ
遠くのビルの華やかな電気に目をやった時やった
『…っごめん!すぐ戻ります。うん…ばいばい!!』
(???)
。
:09/06/10 13:36 :F906i :mKpuQSLw
#109 [t]
背後から聞こえた声は慌てとるような女の声やった
ゴミ箱の影から出てきたのは
白いぱんぱんに膨らんだビニールをぶら下げて
カッカッとヒールの足音を響かせながら悲しい顔をした女やった。
(昼間の可愛いこちゃん?)
『あっあんた』
。
:09/06/10 13:37 :F906i :mKpuQSLw
#110 [t]
声をかけられた可愛いこちゃん
ハッとした様子で振り返った。
(おいおいおい!俺はどうすんだこの状況?
何で話かけてんだよ俺、)
『どこ行くの?』
(は?はあ?はぁあ?
関係なくね?何聞いてんの俺…まじきめえw)
:09/06/10 13:39 :F906i :mKpuQSLw
#111 [t]
俺は何故かどこ行くの?
何てわけわかんない話のかけ方をしてしまった。
昭和初期のナンパやんなこんなん
ありえやーーん
タクマ超ーピンチーw
。
:09/06/10 13:40 :F906i :mKpuQSLw
#112 [t]
『誰あなた?家に帰るだけですけど?』
声はむっちゃ可愛いのに言葉はつんと冷え切っとった
(いや、そらそーや!怪しい男にしか見えやんもん)
。
:09/06/10 13:42 :F906i :mKpuQSLw
#113 [t]
『そうなんや。今話せやん?』
(なんだなんだ?俺は
話そうって!何を?なぁなぁ何を話すん?)
俺は完全に昭和初期に
憧れた馬鹿男になっとった
『え?なんか気持ち悪い!誰だか分かんない人と話したくない、また今度どこかで会えたらにして!』
あたし急いでるから。
と
可愛いこちゃんはそれは酷いやろって言葉を浴びせ去っていった
:09/06/10 13:44 :F906i :mKpuQSLw
#114 [t]
俺はやっぱりバカヤロウだと分かった
なぜかって?
俺は嬉しかったのだ!
(また会えたら話して
もらえるんかな!?)
馬鹿や…俺はアホやね。
:09/06/10 13:47 :F906i :mKpuQSLw
#115 [t]
次また会えるやろ!
今日1日で2回も逢ってるんやから
俺はきっと一目惚れしたんやと確信した。
だって、んーまに可愛い顔なんやもん
可愛すぎんねんマジで
初めての経験やった
:09/06/10 13:48 :F906i :mKpuQSLw
#116 [t]
俺は煙草を手に取って
淡い恋心のようなそんなピンクな気持ちになりながら
俺はアパートへ戻る事にした
ゴウオオオオオォオオ
(相変わらずのやかましい場所)
家に帰ってまたさっきの事を思い返した
長い長い1日やった。
:09/06/10 13:50 :F906i :mKpuQSLw
#117 [t]
十分にのんびりとした後、シャワーを浴びた
これから頑張るぞという
気持ちを込めて俺は冷たい水をかぶった
玄関からガチャガチャ
と音が聞こえてきて俺は急いで流して顔を出した。
:09/06/10 15:22 :F906i :mKpuQSLw
#118 [t]
『おー起きてたんだ』
俺『うをぉ〜!サミィ!あーおつかれっす』
『大丈夫かよ〜何してんの!笑』
それからくだらん話で盛り上がって、4時を回った
『なあなあ?いきなりだけどタクマさ、ホストやってみねえか?』
この一言が俺の始まりやった
:09/06/10 15:25 :F906i :mKpuQSLw
#119 [t]
俺『え?なんで』
『お前まだ仕事も目標も無いんだろ?それならやってみないかなって!とりあえず俺いるしまずは、安心だろ?な?』
俺『まあ貯金も底ついてまうし金貯めたいで
俺なんかで出来るんなら…やりたいっすけど』
。
:09/06/10 15:28 :F906i :mKpuQSLw
#120 [t]
『大丈夫大丈夫!お前なら結構いい所行く!
これ絶対な。まー楽な仕事じゃあないけどな』
俺『でも竜さんいるなら金貯まるまでお世話なるかな…』
こうして東京でてすぐほいほいと就職先が決まった
東京なんかちょろいやんけ!!
:09/06/10 15:29 :F906i :mKpuQSLw
#121 [t]
『よっしゃ。とりあえずオーナーに話ちゃんと通しとくし、一応俺の紹介だから働きやすくしとくから』
俺『すいません何から何まで甘えちゃって』
俺は心から思った。
『いやいやお前一人でふらふら暇してても可哀想だかんな』
俺はいつの間にか寝とったみたいで
時には昼過ぎで笑っていいともが始まっとった。
:09/06/10 16:10 :F906i :mKpuQSLw
#122 [t]
『おひたのか〜?』
洗面所から歯磨きしたままの竜さんが見えた
俺『ああ。…ハイ』
『よっしゃ早く準備しろ、今日は俺のスーツ着ていいから』
俺『あー、どおもです。』
『出勤前にちょっと
寄る所あるから早めに出るけど悪いな!』
俺『いえいえいいっすよ』
軽く返事をして俺は並んで歯ブラシを加えてチャッチャと着替えた。
:09/06/10 17:18 :F906i :mKpuQSLw
#123 [t]
『おっ似合うじゃんか』
俺『まじっすか?(笑)』
俺はパッパッとワックスを手にとって
少しだけいつもよりがっちりと固めた。
適当に竜さんが用意してくれたブレスと
俺が昔買ったオメガの時計をはめて
竜さんについてくように足早に出た。
綺麗に晴れた日やった。
:09/06/10 17:19 :F906i :mKpuQSLw
#124 [t]
竜さんは太客と言って
(たくさん毎回お金を使ってくれる上客)
と会う約束をしとるからと早めに家を出ると俺に説明した。
着いたのは綺麗な高級
そうなマンションの下。
:09/06/10 17:21 :F906i :mKpuQSLw
#125 [t]
竜さんはその太客を電話で呼び出しとるようやった
『あーい着いたよーん』
太客『あ、わかった。今いくよぅ』
ハスキーな女の人の声
が受話器から漏れた。
:09/06/10 17:22 :F906i :mKpuQSLw
#126 [t]
30代前半と思われる女の人が降りて来て竜さんに何かを渡しとるのが見えた。
金のようなものが
見えた気がしたんやけど
そこわ今だに分からん
太客は俺を見て
『あら見かけない人ね』
と助手席を覗きこんだ。
:09/06/10 17:27 :F906i :mKpuQSLw
#127 [t]
俺『あ、どーもでーす』
太客『竜に可愛いがられる後輩さんなんて珍しいわね♪』
女の人はそう言うと竜さんをチラっと見た
『何言ってんだよ俺はみんなに優しいっつうーの!』
。
:09/06/10 17:29 :F906i :mKpuQSLw
#128 [t]
『あっわりぃ優子さん、こいつ顔合わせしてくるからもう行かなきゃ』
竜さんは顔の前で手を叩きながら優子さんに言った
優子さんと言う女性は、
『そうなの。今夜も行くからいいわよまたすぐ逢えるわ、待っててね』
…とキスをした。
:09/06/10 19:53 :F906i :mKpuQSLw
#129 [t]
そして車は夜の街、歌舞伎町に着いた
そして1件の店の前で
車は止まった
薄暗い階段を降りると、そこは鏡張りになった
部屋があって
竜さんに言われるがままに俺は椅子に座った
:09/06/10 19:59 :F906i :mKpuQSLw
#130 [t]
竜『そんじゃまた終わったらメールいれといて』
とだけ残して竜さんはさっさと消えた
携帯を開くと着信でいっぱいやった
ゆかり
あやか
めい
みき…
…ドンドンドン!!
(おっびっくりしたー)
:09/06/10 20:00 :F906i :mKpuQSLw
#131 [t]
勢いのいい音でドアは開いた。
『こんちは、俺は充です。今日はよろしくねー!』
その人はその後も軽快に勝手に自己紹介を初めて
次わ俺か。
と妙な緊張感の中口を開いた
:09/06/10 20:04 :F906i :mKpuQSLw
#132 [t]
『あっ俺は山井タクマです、大阪から引っ越して来たばっかで東京にすら慣れてない感じなんですけども。
よろしくお願いします!』
その後も俺はなんやかんやと自己紹介をした。
:09/06/10 20:05 :F906i :mKpuQSLw
#133 [t]
俺の余計な事を口ずさんだ自己紹介は終わった。
充『おっけえ!了解っ。ちょっと待っててな』
充さんは棚から何かアルバムような男メニュー
と言う物を取り出して俺に見せた
:09/06/10 20:35 :F906i :mKpuQSLw
#134 [t]
俺『あーどおもです』
中を開けると写真がズラリやった。
華やかな男もおったけど…
(いやいや、ぶっちゃけ不細工やんこいつ!w)
て割合のが多かった。
:09/06/10 20:36 :F906i :mKpuQSLw
#135 [t]
その中でもデカデカと輝いとったのはやっぱり竜さんやった
俺『竜さんや、格好いいな』
『お前もがんばれよ』
俺『ハイ、俺も竜さん見たいになれるように頑張ります』
(んまぁ?竜さん抜かせんかも知れんけどこの不細工よりわ上行くやろw!)
と言う本音は言わなかった
:09/06/11 01:04 :F906i :4t8z7rxs
#136 [t]
充『おう期待してるよん。まっ竜の紹介なら
いち押しだろ〜、なあ?』
充さんは予想以上にフレンドリーで俺の肩に手を置いて話した
(おいコラw!君。手どけろ、この手)
俺はここで上手くやってけそうやな、そう思った
俺はここで働く意志を150パーセント固めた。
:09/06/11 01:06 :F906i :4t8z7rxs
#137 [t]
それから源氏名と言う物を決めて
この店のシステムを聞いて結構な時間が過ぎた。
《〜〜〜〜〜♪》
俺『あっ竜さんや!ちょっとすんません。電話出ていいすか?』
充『あー遅くなっちったな!いいよ!』
。
:09/06/11 01:12 :F906i :4t8z7rxs
#138 [t]
竜『もしもし〜?あっ話し中悪いな!時間かかるようだったらー俺』
充『あー竜、もう終わったよ!』
声が漏れてたのか充さんは
竜さんが話す途中でそう割り込んだ。
:09/06/11 01:14 :F906i :4t8z7rxs
#139 [t]
竜『あーまじっすか!!すいやせんわかりやしたー』
竜さんは声を張り上げてた
見事、中間役となった俺は
とまどいながら自分のタイミングで電話を切ったw
:09/06/11 01:15 :F906i :4t8z7rxs
#140 [t]
充『竜待ってるから早く行ってやれ!』
俺『はい!ほんじゃ行ってみます』
俺は小走りで竜さんの車へ急いで戻った
(やべー!やべー!)
灰皿には吸い殻がたまっとった
結構長い時間話しとったんやな
なんて思った。
:09/06/11 01:26 :F906i :4t8z7rxs
#141 [t]
俺『すんません遅くなって』
『おう。充さんどうだった?上手くやってけそーか?』
俺『何か全然堅苦しい
感じちゃうくて話しやすかったっす』
『ほうかそれわよかった』
。
:09/06/11 01:28 :F906i :4t8z7rxs
#142 [t]
俺『火曜日かららしいで宜しくお願いします!』
『なーんだよ急に(笑)
てかそろそろ敬語やめろよ〜これから一緒に
過ごすのに気まずいっしょ!(笑)』
《これから一緒》
(やべー!やべー!!
これから一緒とかやべぇ)
俺は言葉に安心感を覚えた
:09/06/11 01:29 :F906i :4t8z7rxs
#143 [t]
▼初出勤
『んじゃ行くかぁ〜』
俺『あ〜ああああ!竜さんちょい待って!』
俺はなかなか今日に限って
髪がうまく盛れん事にイライラしとった
(ふざけんな!髪型で
カバーせな!俺のアホ!はよ盛れ!)
。
:09/06/11 01:31 :F906i :4t8z7rxs
#144 [t]
『充分!充分!盛れてるから心配すんなって!』
俺『あ〜!もう〜!』
『情けない声だすな(笑)』
俺『も〜なんでや〜』
俺はいまいち納得しないままやったけど
キラキラ光る歌舞伎町と言う街を目指した
。
:09/06/11 01:33 :F906i :4t8z7rxs
#145 [t]
俺『うっわ〜や〜ば』
(まぶし!目痛っ!)
やっぱり夜の街はネオンが眩しくて
人一人一人が光に包まれとるように見えた
そして竜さんはキリっとした夜の顔を
すでにチラつかせながら運転しとった
それわ男でも見とれる姿やった。
:09/06/11 01:34 :F906i :4t8z7rxs
#146 [t]
俺を簡単に紹介した後、
竜さんの一声でみんなはそれぞれバラバラになった
営業電話をかけ始める奴や
boxの整理をする奴、外へ出てく奴とそれぞれとなった
。
:09/06/11 01:36 :F906i :4t8z7rxs
#147 [t]
俺は、初日やから竜さんの隣で自己ピーの営業やった
自己ピ(顔を覚えてもらう営業)
竜『今日は優子さん呼んであるから、そこ最初に着いてくれな?』
(優子さん?…あぁ
ええ〜もっと可愛いこが…!)
おっと。w
口が滑るとこやった
:09/06/11 01:40 :F906i :4t8z7rxs
#148 [t]
俺『俺も1回あった事あるで話やすいし嬉しいですわ!』
(ハッ!しゃあなしこう答えた俺わ、えらい!!笑))
いやいや普通!w
:09/06/11 01:41 :F906i :4t8z7rxs
#149 [t]
『ならよかった!んじゃ今日は自己紹介三昧するからなー!』
俺『…ハーイ(^O^)/てか、竜さん携帯なってません?』
『本当だ』
電話の相手はきっと優子さん。
:09/06/11 01:43 :F906i :4t8z7rxs
#150 [t]
店はだんだん賑やかになってきとった
『ハイハイハイハイハイ!6番テーブルからぁ〜♪さーーっそくーー!!』
甲高い声と共に開始から15分シャンパンコールが始まった
『優子さん見えましたよ!』
従業員に呼ばれ俺と竜
さんは
吸ってた煙草を灰皿へ押し当てた。
:09/06/11 01:50 :F906i :4t8z7rxs
#151 [t]
『竜〜♪!タクマくぅ〜ん』
優子さんが大きく手を振っとった
(ようwおばさん
いや、違う違うw優子さんw!)
俺『あ、優子さんどおもでーす』
。
:09/06/11 01:51 :F906i :4t8z7rxs
#152 [t]
『こんばんわー。あら、まださやかちゃん来てない?』
俺『…さやかちゃん?お友達ですか?』
『う〜ん、そうよ今日約束したのよ!』
俺『俺、外見てきます?』
『あっ来たわ、さやかちゃんこっちよ』
(んー?どれどれおば様のお友達わw?)
。
:09/06/11 01:54 :F906i :4t8z7rxs
#153 [t]
俺『……うそやん!!!』
そこに見えた姿は。
例のあの可愛いこちゃんやった
(あわわわわわわわわ!どないしよどないしよ!何でこんなに所におんねんこいつ)
。
:09/06/11 01:56 :F906i :4t8z7rxs
#154 [t]
俺はその時まさに
秋○原のオタク並に気持ち悪かったはず
竜『なにータクマ知り合い?』
俺『あぁ、まあ…はい
あー、いやっあぁ…』
俺がおどおどしとったその
瞬間。
:09/06/11 01:59 :F906i :4t8z7rxs
#155 [t]
『私は、全く知りません!』
(…wwwでたKO!)
俺はその瞬間綺麗な右ストレートで一発KOされのだった
きっと相当気持ちが悪かったのでしょう
でも気にしなーいw!
:09/06/11 02:01 :F906i :4t8z7rxs
#156 [t]
ぐだぐたは、はしょりまーすw
優子さんはキープしとったボトルをおろしてくれた
出てきたのは見るから
に高そうなウィスキーやった
優『タクマ君も飲みな飲みな!い〜っぱいね☆』
(はいと言ったものの
俺はそれどころやない!)
可愛いこちゃんに俺の
レーザーがピピピと
向いたまま離れないのだ。
:09/06/11 02:07 :F906i :4t8z7rxs
#157 [t]
『いただきまぁーす!!』
ずっと無表情の可愛いこちゃんに向かって
俺はぐいぐいと勢いに任せて酒を口に運んだ
優『いいねいいね飲むねぇ〜タクマくん!』
(喜ぶのは優子だwけw)
。
:09/06/11 02:09 :F906i :4t8z7rxs
#158 [t]
可愛いこちゃんは無表情のまま、ぴくりともせん
(実に恐ろしや〜恐ろしや〜)
『優子さんすぐ帰って
くるからちょっとごめんね』
優子さんにそう告げて
足早に竜さんは去った。
:09/06/11 02:10 :F906i :4t8z7rxs
#159 [t]
竜さんは他テーブルも回らなあかんから大変やった
でもすぐに変わりのホストが来よって
優子さんの機嫌は変わらんまままた
高い酒を注文しとった。
(やっべーこの人やべーよー!!)w
:09/06/11 02:12 :F906i :4t8z7rxs
#160 [t]
可愛いこちゃんは何をやっても
俺に興味を持ってくれやんら
俺から話かけたろう!と席をチェンジした瞬間やった。
『タクマさんちょっと
3番テーブルのお客様の所へお願いします』
。
:09/06/11 02:17 :F906i :4t8z7rxs
#161 [t]
(え?なんやねん!今大事な所やぞ??)
俺の怒りバロメーターが2周半した瞬間やったw
俺『あー分かりやしたー!いってきやす!』
俺はパチッと両手で合図をして
可愛いこちゃんを
5度見して寂しく去った
:09/06/11 02:18 :F906i :4t8z7rxs
#162 [t]
いや〜行きたくなかった
(3番てなんやねん!可愛いこちゃんの隣に勝てる程の場所なんやろな!!?なあ?コラ)
そしてチンピラは3番テーブルへと向かった
あっごめんね友紀ちゅわん。
:09/06/11 02:19 :F906i :4t8z7rxs
#163 [t]
そこにはピンク色のドレスを来た女の子が上品に座っとった。
俺『どうもこんばんわ!』
『あぁっこんばんは!あっやっぱりイケメンだ〜あね!一緒に飲もうよ?』
これが初めて誘ってもらえた瞬間やった。
:09/06/11 02:21 :F906i :4t8z7rxs
#164 [t]
俺『イケメンなんてそんなそんな!こんだけ可愛い子に言われたらたまらんわ〜(笑)!』
『やだ〜ぁたまらんとかおじさんみた〜い!!タクマねたくたんて呼ぶ!あたしは友紀だよ♪』
そんな会話を数分交わした後
隣でコールしとった奴が何人か来て
話はだいぶ盛り上がった。
:09/06/11 02:23 :F906i :4t8z7rxs
#165 [t]
『タクマ〜すごいな〜!もう友紀ちゃんに気にいってもらえたか〜』
ひょいひょいと今の今まで1度も話した事ない奴らが
馴れ馴れしく寄ってきた
(うるせーな猿共が。)
とボス猿の気分で見守った
:09/06/11 02:24 :F906i :4t8z7rxs
#166 [t]
俺『いやいや!俺が友紀ちゃん気に入っちゃった〜!』
俺は調子のよいトークだけが得意やったおかげで
話は盛り上がる一方やった。
(俺の性格よ、ありがとうw)
。
:09/06/11 02:27 :F906i :4t8z7rxs
#167 [t]
俺はその後も竜さんのヘルプに戻ったり
知らないテーブルを自己pしながら飲み回った
関西弁のおかげか話しやすいと言ってくれるお客さんが多かった
この時、俺は関西弁を味方につけたのだ。
:09/06/11 09:34 :F906i :4t8z7rxs
#168 [t]
『…おい!おいタクマ〜タクマ起きろー!』
(かすかに声が聞こえた)
今日の俺の頭は、きっと80キロぐらいの重さ
ぐらんぐらんしとる頭を起こしあげた
気づいたら俺は店泊しとった
。
:09/06/11 09:38 :F906i :4t8z7rxs
#169 [t]
(あれ??俺なにやって)
『昨日酔って死んでたから寝かしといた(笑)』
…
『あ、営業中はしっかりしてたから心配すんな!でも、友紀ちゃんが見送て欲しかったーて言っとたから後で、カバーしとけな!』
俺『ああ。すんません』
竜さんは何も言わんと
ミネラルウォーターを渡してくれた
:09/06/11 09:44 :F906i :4t8z7rxs
#170 [t]
『俺情けねえ〜な(゚Д゚)なんも覚えてないっす。すんません』
竜『バカやろー最初はそんなもんだよ気にすんな。』
『あぁあぁ竜さんそう言えばー((((゜д゜;))))』
(あの子はどうした??)
。
:09/06/11 09:48 :F906i :4t8z7rxs
#171 [t]
▼さやかのBLOG
さやかは生きとる時こっそりブログをやっとった
俺はずっと見れんかったけど
今ではホイホイと見放題パラダイスなので
その日の記事を紹介しちゃおうかと思います
さやかごめんなさーい
。
:09/06/11 09:52 :F906i :4t8z7rxs
#172 [t]
今日、優子さんと付き合いでホストに行ってきたゆ〜!
こないだあった変な人
がいて焦っちゃった(゚Д゚)
何かこないだちゃんと見無かったけど
かっこよかったかも〜
でも何かちゃらそうな気もするなぁ(>_<)
女の子に対して扱いがきっと慣れてるあれは〜
さやかちょっと気になったけど…
でもやっぱダメかね?
:09/06/11 09:56 :F906i :4t8z7rxs
#173 [t]
チャラそうなんだよね〜
ボディタッチもやばかった
さやかは何か避けられてる気がしたし、触られなかったけどね( ´∀`)(笑)
さやかウケる〜
:09/06/11 09:58 :F906i :4t8z7rxs
#174 [t]
それと今日の帰りまた少しだけ返しにいったよ。
後ちょっとだ頑張らなきゃ…ね
はあ、仕事やだなー(´・ω・`)
おやすみっ。
て
▼あ、付いてる顔文字は適当な(^O^)/
:09/06/11 10:01 :F906i :4t8z7rxs
#175 [t]
ふざけんなってw!避けてねえし
お前しか興味ねぇ!!
むしろ俺はお前に気安く話しかけられなかったんやで
それとお触りあり?
なあ?いいんかな?
オレ、俺暴走注意w。
最後の方の文には俺とは全く関係ない文があった
この文には深い訳があった
:09/06/11 10:04 :F906i :4t8z7rxs
#176 [t]
『アド聞きたかったなぁ』
竜『あっ分かった。あれだろ?あの優子さんが
連れてきた子。さやかちゃん』
『何で分かったんすか!』
竜『お前の視線かな(笑)』
(ばかたれぃー!!w
俺のばか!単純!ボケ!ナスビ!ハゲ!)
:09/06/11 10:08 :F906i :4t8z7rxs
#177 [t]
俺『まじっすか…でもまじ一目惚れした俺』
『うんうん、あれわ可愛い顔だった』
俺『まじでやばいっすよね!!』
『すぐまた会えるって』
。
:09/06/11 10:10 :F906i :4t8z7rxs
#178 [t]
無かった…
スペシャルな偶然はそう簡単には無かった
優子さんは毎日のように来るのにさやかは来ない
なんで来んのやろ
あ、優子さんとさやかは昔コーヒーレディのバイトをしとって
そこで知り合って仲良くなった仲なんやって
:09/06/11 10:13 :F906i :4t8z7rxs
#179 [t]
さやかと会いたいのに1ヶ月経っても会えん
2ヶ月経っても会えん
とうとう半年が過ぎた
そして1年過ぎてやっと俺は忘れかけてきとった
。
:09/06/11 10:15 :F906i :4t8z7rxs
#180 [t]
相変わらずホストは続いとって
竜さんのおかげで俺は約1年半でNo.3まで
上り詰める事が出来た。
そんな俺も
穏やかに?いや激しく?
時間は流れた。
:09/06/11 10:18 :F906i :4t8z7rxs
#181 [t]
さやかの事はいつもどっかで気にしとった
竜『なぁ?さやかちゃんて今元気なんかな?』
(たった今、同じ事を考えとった俺はびくっとした)
『どうなんすかね?優子さんに聞いても最近連絡とってない、とか言うだけでなんも』
この後、無言が続いた。
:09/06/11 10:21 :F906i :4t8z7rxs
#182 [t]
俺はさやかがこの時苦しい思いしとるなんて知らんかった
意地でも探し回ってればよかった
俺が気づいてあげれたら
どれだけ違った人生をさやかは送れたんやろ
俺はなんの役にも立たん
本間に半端もんやね
:09/06/11 10:22 :F906i :4t8z7rxs
#183 [t]
▼さやかの現実
この頃はもう俺にも後輩が出来とった
1番の仲良しが【かい】
俺は毎日のように竜さんとかいと過ごしとった。
そしていつものように昼飯の時間に
見たくないもんを見た
:09/06/11 10:26 :F906i :4t8z7rxs
#184 [t]
『飯食いにいきませんかあ〜(^O^)/?』
俺『飯?ああ行く〜
丁度腹減ったしなぁ』
『俺ラーメンがいいっす』
俺『ああ全然ええよ!
うまい所あるん?』
『もちろんっすよ!!』
。
:09/06/11 10:29 :F906i :4t8z7rxs
#185 [t]
うまいラーメン屋を探して10分くらいやろか。
車はちょっと古くさい店の前に止まった
俺『うっわ古い店やなー!』
そして俺が停めた駐車場の前の電柱には
でかでかと広告が貼ってはった
:09/06/11 10:31 :F906i :4t8z7rxs
#186 [t]
何の気なしにふと目をやった
…そこにわ
ずっと会いたくて
会いたくて
また偶然会えたらって願った
さやかがおった。
:09/06/11 10:32 :F906i :4t8z7rxs
#187 [t]
『なんやねんこれ』
俺は何度確認してもさやか
なのと下着姿なのに愕然とした。
なんかもう下着姿と言うか
上半身は毛布みたいなんかけとるだけやった。
(嘘やろ…?)
:09/06/11 10:34 :F906i :4t8z7rxs
#188 [t]
『何やらしいチラシ
見てんすか〜( ´∀`)?』
(やんな?やんな?ヤらしいチラシやんなこれ)
俺『いや、貼ってあったから』
俺は現実に立ち向かえずくしゃくしゃにして
さやかのチラシを外して捨てた
:09/06/11 10:36 :F906i :4t8z7rxs
#189 [t]
俺はもやもやした気分でラーメンをすすり上げた
でもせっかくかいと食べに来とるし
さやかの事やってよくは知らんし元々こー言う子やったんかも知れんし。
そんな落ち込む事やないよな
彼女な訳ちゃうし、俺見つけてもなんも言えんしね
:09/06/11 10:38 :F906i :4t8z7rxs
#190 [t]
そんな事を考えながらも
うっひゃーwこりゃうめぇえ((((゜д゜;))))
絶品だぜ店長!
と言った表情でできるだけ明るく食べた
確かにうまいし絶品なのです
んがぁ。
今落ち着けないのである
だってあれは…風俗のチラシやったもん
しかも絶対さやかやった。
:09/06/11 10:42 :F906i :4t8z7rxs
#191 [t]
そう、元気なんて味覚なんてもう
本当はどこにも無いんや
俺はドキンドキン、ヅキンヅキンと心臓が鳴るのが分かった
ヅキンちゃんめ…ちきしょう…俺の…負け…だ
もうwやめてくれ
:09/06/11 10:43 :F906i :4t8z7rxs
#192 [t]
帰ってすぐ竜さんに話を聞いてもらった。
と言うか
無理矢理、弾丸トークを竜さんの全身に浴びせた。
かいはポカーンとした様子やった
:09/06/11 10:45 :F906i :4t8z7rxs
#193 [t]
『うっそ?そっちのお嬢ちゃんか〜』
俺『あかん…嫌や、!ありえやん、何でやし何か嫌や〜!なんなん変な下のおっさん、何でわけわからん顔して一緒に写ってんねん』
俺は訳の分からん事口ずさんだ後
落ち着きなくソファーにうなだれた
:09/06/11 10:48 :F906i :4t8z7rxs
#194 [t]
俺はその日、友紀と
同伴する約束をしとった
『あ〜行きたくねぇ、今は今は…嫌や〜本間に〜ドタろ』
竜『そんなん言うなよ!友紀ちゃんだってお前との約束楽しみにしてんだよ』
俺『…あ〜いすんません』
(…ごめん、友紀。)
:09/06/11 10:53 :F906i :4t8z7rxs
#195 [t]
か『もう行くんすか?』
竜『おう!今日はちょっと用があるから』
か、俺『へえ〜いってらっしゃい』
竜さんはコートを持って足早に玄関を出て行った。
:09/06/11 10:54 :F906i :4t8z7rxs
#196 [t]
俺は友紀を迎えに行った後
友紀が買い物がしたいからデパートへ連れて行って
と言うから近くのデパートまで車を回した
友紀は洋服やらなんやらを俺に選んで欲しいと言った
:09/06/11 18:08 :F906i :4t8z7rxs
#197 [t]
リラックマのコーナーの抱き枕の前で
友紀はずっとしゃがんどった
『これ可愛い〜〜ぃ(*´д`*)』
俺『本間や!むっちゃ
可愛いなこいつ!』
『可愛い超可愛いね!
ん〜でも、今日は変えないからまた今度買いにきてあげるからね!』
と友紀は抱きしめとったリラックマを離した。
:09/06/11 18:10 :F906i :4t8z7rxs
#198 [t]
『タクたん、ちょっとトイレ行ってくるね?』
『あいよー』
そして俺は待っとる間に
今日友紀との約束をすっぽかしそうになったお詫びに
リラックマの会計を済ませた。
:09/06/11 18:11 :F906i :4t8z7rxs
#199 [t]
『ごめんごめん!トイレ混んでた〜行こうっか!』
俺『友紀ちゃーんほれ、これプレゼント』
抱き枕と言ってもそんな大きい物やない
『えっ?なにコレ?!』
俺『欲しいんやろ?』
。
:09/06/11 21:31 :F906i :4t8z7rxs
#200 [t]
『タクたんからだよね?うっそ!…本当に?サプライズだー!えー嬉しい( ´∀`)』
俺『喜んでくれたんならよかったよかった』
『そりゃそうだよぅ!だって買ってって言って買ってもらうのとこっそり買ってくれたのでは全然違うよ!ありがとう…本当に大事にするね☆食事だっていつも出して貰ってるのにごめんね』
俺『そんなそんな、対した額やないやん!大事にしてくれたら俺はそれで満足やから!な!泣くな』
:09/06/11 21:33 :F906i :4t8z7rxs
#201 [t]
そう言えばこの数年で友紀はどれだけの金を俺に使ったやろ
その金はどこから?
まさか?
一瞬にしてさやかの事が頭に過ぎった
(あかんあかん!考え
たらあかん)
:09/06/11 21:35 :F906i :4t8z7rxs
#202 [t]
俺はまだ知らんかった
この日のやりとりを
さやかに見られとったとは。
そしてさやかは今1人の男に貢いでると言う事も。
性奴隷のようにされとると言う事も。
:09/06/11 21:36 :F906i :4t8z7rxs
#203 [t]
いや正確には貢いでた。
過去形。
でも払えなかった分があるからと
今必死に体を売って埋めていると言う事。
でもまだ体の関係は切れてないと言う事も。
:09/06/11 21:37 :F906i :4t8z7rxs
#204 [t]
そしてその日も友紀は、けして安くは無い酒を入れてくれようとした
でも今日は、と入れさせんかった
いつもの用に営業終了時刻が来て
最後のコールを歌ってしめた。
:09/06/11 21:42 :F906i :4t8z7rxs
#205 [t]
『んじゃおつかれ〜』
うぇ〜い。の下りが終わった後
いつの間にか、かいも
転がりこんどる状態の家に。
今日も仲良く3人で帰る事になっとった
たった今の今までは。
:09/06/11 23:23 :F906i :4t8z7rxs
#206 [t]
整った髪をほぐしながら、
(帰ったらなんかおもろいテレビやっとるかな今日)
そんな事を思いながら
俺はある物が目に止まった
『ごめん俺降りる!!』
。
:09/06/11 23:25 :F906i :4t8z7rxs
#207 [t]
そうさやかがおったから
『ごめんさやかが今
いた気がすんねん!ちょい降りて見てきます!』
(なんでこう、今まで見かけなかった女をまた何度も見つけてまうんやろ)
。
:09/06/11 23:32 :F906i :4t8z7rxs
#208 [t]
竜『マジで?気をつけろな〜』
俺はさやかがおった気がしたビルの下へ急いだ。
そう言えばあそこは初めて
さやかを見かけた場所やった。
そこにはちょこんとビルを見て
歯を食いしばるさやかがおった。
:09/06/11 23:34 :F906i :4t8z7rxs
#209 [t]
俺『…さやか』
『おいさやか!!!早くしろよ!!』
俺の声をかき消す声が聞こえたの瞬間
さやかが引き込まれたように消えた
:09/06/11 23:36 :F906i :4t8z7rxs
#210 [t]
男『なあ?俺の事好きなんだろ?だったら家入ってこいよ。』
『嫌だよ…だめだよ
もうやめたの…だめっ
こう言うのは無し…だめ!』
(なんやなんや?)
俺はこれはただ事やない!
と思いこの世で1番早いスピードで駆け寄った。
:09/06/11 23:38 :F906i :4t8z7rxs
#211 [t]
俺のゴール地点には、さやかの髪にキスする男がおった。
俺の怒りバロメーターは計りきれない程やった
『おい、何してんねんあんた?』
男と男の一騎打ちや
さやかが少し足早に駆け寄ってきた。
:09/06/11 23:41 :F906i :4t8z7rxs
#212 [t]
男『何あんたなんの用?さやかの新しい男か?』
やっと顔をちゃんと見せた男はあの
忘れもしないドンキでぶつかった男やった
:09/06/11 23:45 :F906i :4t8z7rxs
#213 [t]
『かあくんやめて!この人は知り合い…だから。ごめんね…!今日は帰るね…ごめんね本当に』
(さやかはかあくんと
言うその男に気を使い
ながらそう話しとった)
男『もういいうざい』
『かあくんごめん!
また来るからね!また絶対払いに来るからね!』
さやかは震えた声で叫んどった。
:09/06/11 23:46 :F906i :4t8z7rxs
#214 [t]
好きな女が目の前の男に泣きながら謝る姿を見て
俺の目が涙でいっぱいになるのが自分でも分かった
泣きそうになった…
(なんなんこれ…なあ、いややー)
俺どないしたらええの。
:09/06/11 23:50 :F906i :4t8z7rxs
#215 [t]
消えた男の姿に向かってさやかは座り混んで
泣きじゃくった
こんなに可愛い子が、なんであんな男なんかに
こんな女みんなほっとかんはずやろ
こんなボロボロなるまで
。
:09/06/11 23:57 :F906i :4t8z7rxs
#216 [t]
俺『なあ?どうした?言って?落ち着いたらでええから、聞いたるから』
ドスンと音を立てて座る俺の横に
さやかは膝をかかえて小さく座った。
呼吸を乱しながら一生懸命に俺の胸の中で話を始めた。
:09/06/11 23:59 :F906i :4t8z7rxs
#217 [t]
さやかの話をまとめるとこうだ。
さっきの男は昔付き合っとった彼氏で
昔はさやかが辛い時優しくて、本当に優しい人やった。
でも親の借金返すのに
ホストになって
それからさやかと距離が出来た
。
:09/06/12 00:01 :F906i :e5bwlorc
#218 [t]
それでもさやかは好きやったから
会えない日は店に通った
でもそのうち客として
扱われるようになった
お金も貢いでしまった
大金を使ってしまって
でも払えなくて
男が自腹を切る事になってしまった
。
:09/06/12 00:02 :F906i :e5bwlorc
#219 [t]
だからお金を返し続けている
女として扱ってくれる時もあったそれがセックスの時やった
でもだんだんさやかは
お金を返せてない
と言う事実と引き換えに男の性欲処理の為にしか使われなくなった
。
:09/06/12 00:03 :F906i :e5bwlorc
#220 [t]
もう体がなきゃ愛してくれ無いんだと
男への思い吹っ切ろうとした
でも貢いだ金の残りの
支払いがあるか
ら風俗に勤めて早く蹴りをつけようとした。
男はさやかが好きやと言ってくれる
でも結局いつも体だけなんやって
。
:09/06/12 00:04 :F906i :e5bwlorc
#221 [t]
『なぁ、もう金返すだけなんやったらり込みでも何でもいいやんか?
せやからもう会わん方がいいと思う。さやかやって嫌いになれやん理由があるんやと思うきっと。でもそんな女の子に成り下がったらあかんよ。こんなに可愛い顔した女の子が台無しやぞ!いい加減目覚まさなあかん!な?』
『…うん…何でそんなに真剣になってくれるの?』
『俺あんたほっとけんわ。分からんけど、あんたの人生きっともったいないわ』
:09/06/12 00:10 :F906i :e5bwlorc
#222 [t]
『はじめてみたこんな真剣に聞いてくれる男の人』
『なにいうてんの。あんたなら男がほっとかんやろ』
さやかはその後、何十分も泣き続けた
:09/06/12 00:13 :F906i :e5bwlorc
#223 [t]
俺は隣でただ背中をさするしか出来んかった
さやかは俺の気持ちなんか分かっとらんから
男の話ばっか俺に聞かせた
もう遅いからってその日は家まで送る事にした。
:09/06/12 00:14 :F906i :e5bwlorc
#224 [t]
帰り道、俺はさやかの番号をやっとゲットした
スーパーミラクルストレートに
俺『番号知りたいんやけど!』
『いいよ赤外線どこ〜?』
これがゲットの瞬間だ
(ここですとも!ここ!早く一刻も早く!)
『ワン切りしといてね』
(何切りでもしてやるYYY!w)
:09/06/12 00:19 :F906i :e5bwlorc
#225 [t]
『それと明日電話してもいい?』
俺『おう!もちろん!』
と、昼過ぎに起きた俺はこんなやりとりをした事を思い出して
今朝から携帯を握りしめとる。
いつでも出られるようにだ
:09/06/12 00:20 :F906i :e5bwlorc
#226 [t]
携帯が鳴った瞬間に
俺はダブルクリックする勢いで構えた
………
夕方出勤前になっても。
残されてく跡はいらん奴からの着信だけやった
:09/06/12 00:22 :F906i :e5bwlorc
#227 [t]
『どうしたんすかー?タクさーん、顔死んでますよー』
俺『お〜かい…ある子
から連絡来ないんやってなー』
『ああ聞きましたよ、詳しくその話!さやかちゃんて子可愛いこっすね』
俺『あれ、聞いたんや。当たり前やろ〜まじ可愛いよなぁ』
:09/06/12 00:27 :F906i :e5bwlorc
#228 [t]
(〜〜〜〜〜〜♪♪)
か&俺『お!お!お!』
俺は画面を5度見した後、さやかからやと確信した
(チョッリース!!チョリスチョリース!ww)
:09/06/12 00:28 :F906i :e5bwlorc
#229 [t]
俺『もしもし?』
『…あ…あのあのね…ひぃッ今から…』
(???なんやなんや?)
俺『…なんやどうした?さやか?泣いとるんやな?いい!なんも言わんでいいわもう!今どこ?』
泣いてると確信した俺は訳がわからんまま
言われた場所へとすっ飛んだ。
:09/06/12 00:29 :F906i :e5bwlorc
#230 [t]
路地裏を抜けた駐輪場に
さやかは小刻みに震え座っとった。
俺『さやか!!』
さやかは顔いっぱいに涙をためて振り返って
『もう無理…辛い…』
とすぐにもたれかかった
:09/06/12 00:32 :F906i :e5bwlorc
#231 [t]
俺『何があったん?』
さやかのちょっと乱れた髪を優しくとかす。
『さやかね…かあくんが今日ね女の人と歩いてるの見ちゃって泣きそうになって…逃げたの。そしたらね…かあくんがね?あのかあくんがだよ?追いかけてくれたの…。でね、さやか嬉しくてまた…かあくんと…、キスまでして受け入れたんだけど、でもねタクマの顔が浮かんで…ダメだって思って。そしたらかあくん…また冷たくなって帰れって』
俺『うんうん』
(やっぱ聞くのやーめた!アホやwこいつアホw)
:09/06/12 00:33 :F906i :e5bwlorc
#232 [t]
てキレて帰りたい話やった。
いや、本間に辛かったんやで
俺『本間にアホやなお前。でも、俺の顔思い出してハッと我に帰れただけさやかは偉かった!な?第一歩クリアしたんやでそれわ』
と伝えた
:09/06/12 00:35 :F906i :e5bwlorc
#233 [t]
『…ほんどにほんどにごべんなだい…ぁりがどぅ』
泣きじゃくった声でさやかは
そう言って俺の胸にうまった。
小さな体で今にも壊れそうやった
こんな小さな体の中にある心はどんな大きさなんやろ
もう限界で悲鳴あげてたんやろねきっと
:09/06/12 00:38 :F906i :e5bwlorc
#234 [t]
『…ほんどにほんどにごべんなだい…ぁりがどぅ』
泣きじゃくった声でさやかは
そう言って俺の胸にうまった
『しゃあないなーもう、次こんなんあったら俺もう助けに来たらん!さやかがどんなに可愛いく来て?て言ったって絶対行かんからな!分かった?』
『うん絶対やくそく…
(〜〜〜〜♪♪)
さ『けいだいなっでゅよ』
(竜さんや!あっやっべーこんな時間か!)
:09/06/12 00:42 :F906i :e5bwlorc
#235 [t]
『もしもし、竜さんすんませんでした』
竜『おーさやかちゃんと一緒か?』
(嘘つこうかと迷ったあげく正直に話した)
:09/06/12 00:44 :F906i :e5bwlorc
#236 [t]
竜『ほほぅ〜ハッハッハペナルティ5倍だかんなー笑よろしく!笑』
『竜さん本間すいません!それわ勘弁すよー笑』
竜『でわお邪魔しましたぁ。今日は私事情によりお休みて出しときましたから。どうせ営業やる気ねえだろ?な?笑』
。
:09/06/12 00:46 :F906i :e5bwlorc
#237 [t]
俺『まじすか?本間にすいません…明日倍やりますから!』
竜『あーい、期待してるよんまたなっ』
竜さんはこの頃から俺とさやかを応援してくれとった
これやもん
竜さんには頭あがらん。
:09/06/12 00:47 :F906i :e5bwlorc
#238 [t]
『迷惑かけちゃったね』
とさやかが申し訳なさそうに俺を見た
『本間やぞーお前!ばかたれがー!てかもう…よく聞いとけさやか!』
『…ハイ』
『こうやっていつでも俺はさやか1番に考えるから…あんな奴全部忘れさしたるから。だから
もう俺だけ見て欲しいねんけど』
『ふふふっ…わかった。あたしも一緒にいたい』
。
:09/06/13 11:39 :F906i :UO035P2Y
#239 [t]
きっと他から見たらこんな付き合いかたどうかしてる
そう思われるやろうけど、この時はそんなんどうでもよくて
ただたださやかを救ってあげたい、守ってあげたいの一心やった
さやかは俺やなくても付き合ったかな?
聞いてみたかったな。
:09/06/13 11:43 :F906i :UO035P2Y
#240 [t]
『言ったな?なあ、
笑いごとやないぞ。ほな約束やで!さやか俺
本間に大好きやからね!』
(いーひゃっほーいww!)
ぎゅーっと力いっぱい
俺はさやかを抱きしめた。
さやかは恥ずかしそうに俺の背中に手を回した
:09/06/13 11:45 :F906i :UO035P2Y
#241 [t]
力いっぱい抱きしめると
さやかは痛い〜やだと
もがいたけどもう俺は止められん
さやかが愛しくて仕方がないのだ
軽く力を緩めたあと
さやかは俺の口に軽くキスした。
:09/06/13 11:48 :F906i :UO035P2Y
#242 [t]
その日俺とさやかは飯食いに行って
さやかの一人暮らしの家に遊びに行った
ゲームをした。
『あーもぅ!ずるいよ男でしょ〜!女なんだよ相手わ〜!もぉ!』
とさやかはふてくされた
『ヘッ関係ねぇやい』
と俺は返した。
:09/06/13 11:51 :F906i :UO035P2Y
#243 [t]
少したってむくれたままのさやかに
『おいしい飲み物が飲みたい』
と言った
そしたら水が出てきた(笑)
その隣でさやかはコーラを飲んだ。(笑)
:09/06/13 11:55 :F906i :UO035P2Y
#244 [t]
さやかの胸を触ったらセクハラだと言われた
失礼な奴やろー?w
でも
こんな事さえも、今思い出すと涙がとまらへん
:09/06/13 11:58 :F906i :UO035P2Y
#245 [t]
さやかもっかい笑って…
俺、ずっと水でええよ
コーラなんかいらんから
ゲームこれからはさやかが得意な奴だけでええから
それとまた一緒にトイレついてかして
『赤ちゃんじゃないんだからー着いて来ないでよー!』
ってもう1回怒って
:09/06/13 12:01 :F906i :UO035P2Y
#246 [t]
夜になって俺は帰る事にした。
付き合って初日に泊まりなんてのも
有り有りやったけどそこは我慢した
大事な女やからそんなんゆっくりでかまわん。
:09/06/13 12:03 :F906i :UO035P2Y
#247 [t]
『ほな行くわ!さやかごめんな遅くまで、早めに寝ろよ?帰ったらメールするから!な!』
さやかは少し下を向いて黙った
『たぁちゃん…お家着くまで電話したい!だめ?』
俺『ん?ええよ。なんやさやか寂しいん?』
:09/06/13 12:05 :F906i :UO035P2Y
#248 [t]
もう一度だけさやかを抱っこして
何回もしつこくアメリカン挨拶を交わしておいた
(しめしめ…可愛い奴め!このままベットインしちゃうぞ!グヘヘ)
とも考えたが冷静に対応した
息子よごめんな
:09/06/13 12:06 :F906i :UO035P2Y
#249 [t]
『よし!じゃドア閉めたら電話かけるで!な!』
すぐに電話をかけてまた話をした
俺はタクシーで帰るのを止め徒歩で帰った
ゆっくりゆっくり…。
少しでもさやかとの時間がとれるようにと。
:09/06/13 12:09 :F906i :UO035P2Y
#250 [t]
その日俺は夢を見た。
それは小さい頃使ってた玩具とか絵本とかに囲まれて
家族揃ってご飯を食べる夢やった
それわもう叶わない、もう味わえない光景やった
きっとさやかと一緒になれて幸せやからだから
こんな夢見れたんやなって
さやかの存在はやっぱり俺にとって偉大なのだ。
:09/06/13 12:11 :F906i :UO035P2Y
#251 [t]
さやかの貢いだ金の残りは俺が返すと約束した
だからさやかに仕事やめてほしい
そう素直に話した
さやかはもう行かないそう約束してくれた
。
:09/06/13 12:13 :F906i :UO035P2Y
#252 [我輩は匿名である]
更新頑張ってな☆
:09/06/13 14:18 :N703iD :fSfcKDr.
#253 [t]
>>252おーありがとう
今から更新しとくでまた覗いてな
:09/06/13 23:50 :F906i :UO035P2Y
#254 [t]
さやかとそれから毎日平凡な日を過ごした。
休みの日は買い物に行って
疲れた日はDVDを見てさやかは毎日笑顔やった
俺も笑顔やった
:09/06/13 23:52 :F906i :UO035P2Y
#255 [t]
さやかがいて竜さんがいてかいがいて
毎日が本間に充実して
竜さん家へ集まったり、
さやか家でパーティーをしたりみんな仲良しやった
でも突然過去の事実が
俺にふりかかってきた
俺がこんなうまく幸せになれるわけが無かった。
:09/06/13 23:53 :F906i :UO035P2Y
#256 [t]
(〜〜〜〜〜〜♪)
携帯画面には見慣れない番号が並んどった
『もしもし?』
『あっあの…覚えてるかな?ミナミですけど』
『南って…昔付き合っとった…ミナミか?』
(うわ、久しぶりやなー)
:09/06/13 23:55 :F906i :UO035P2Y
#257 [t]
『う…うんそぅ。ごめんね突然でびっくりしてるでしょ?…』
『いや!かまへんけど急にどうしたん?』
突然の事に俺は動揺した。
そしてミナミが静かに
ゆっくり話をし始めた。
:09/06/13 23:56 :F906i :UO035P2Y
#258 [t]
『本間に今更でごめん…あんな落ち着いて聞いてほしい事があるんやけど』
『なんやなんや?まず
ミナミが落ち着け!』
『ミナミとタクマの赤ちゃんをミナミは今育てています。黙っとってごめんなさい。』
(???)
『…は?どういう意味?なんなんそれ?どう言う事?ごめん、よう分からんのやけど』
『だからね!!ミナミは
タクマとの子供を妊娠してたんだ。でもミナミに気持ちないの分かってたから妊娠したなんて言えないで…ずっといたの…です』
電話越しから響くミナミの静かな声と事実に俺は頭が真っ白になった。
(なんなんそれ?)
:09/06/13 23:59 :F906i :UO035P2Y
#259 [t]
『ミナミ?近いうち会えるか?ごめん俺なんか今、頭真っ白でよく理解できてへんわ』
『う…うん…!そうだよね、いつでも会えるよ』
『てか明日会えるか?すぐそっち行くでさ』
。
:09/06/14 00:04 :F906i :jRY.nLYU
#260 [t]
返事を聞くのが少し怖かった
『うん!てかあたし東京におるよ、タクマの反応によって会おうって思って出て来てたんよ…せやから明日会いたいミナミも』
『…わかった!ほんなら○駅におって!ごめんな、明日迎えに行くでごめんな…本間ごめん。明日ゆっくり話そな?』
。
:09/06/14 00:05 :F906i :jRY.nLYU
#261 [t]
電話を切った後も俺は呆然と立ち尽くした
(俺…の子供?俺って
言ったよな…何でそんなん今…しかも昔、俺には何も言わんかったのに…)
『ああああ!なんやねん本間にあぁ〜訳わからん、頭回らんもう無理ー!』
俺は落ち着きなく歩き回るしかなかった。
:09/06/14 00:07 :F906i :jRY.nLYU
#262 [t]
その日愛しのさやかから電話があったんやけど
今日と言う日は会う気になれんくて
断ったそして明日の約束もキャンセルした
【明日は竜さんと出かけなあかんの!ごめん!】。
:09/06/14 00:08 :F906i :jRY.nLYU
#263 [t]
と嘘のメールをいれた
この嘘ががきっかけで
俺とさやかは初めての大喧嘩を経験した
はあ。
あかんなーオレ
いらんな俺なんか
:09/06/14 00:09 :F906i :jRY.nLYU
#264 [t]
その日は黒く曇った日やった
今にも雨降りそうなそんな日やった
『タクマ…だよね?』
後ろから現れたミナミは、前みたいなギャルギャルしい感じからは卒業しとる姿やった
俺『おう、久しぶり。元気か?』
俺らは近くのカフェへ向かった。
:09/06/14 00:11 :F906i :jRY.nLYU
#265 [t]
ミナミはゆっくり俺の目を見て話始めた。
『ミナミね今3歳になる息子がおんねん、昨日も言ったやん?でな?
丁度妊娠した時期ってタクマと付き合っとった時期やってん、でもあの時はそんなん言えるあれやなかったやん?やから確信無かったし言わんで置こうって思ったん。』
『そうなんや…俺、全く気づかんかった。ごめんな?本間にごめん』
。
:09/06/14 00:13 :F906i :jRY.nLYU
#266 [t]
『いいから!謝らんで!』
ミナミは遮るようにまた話を始めた。
『あたしなぁ慰謝料とかやないねんて!今更やしな、それに寄り戻しに来たわけでも無いで安心して?あたしには今むっちゃイケメンな旦那おるでさ!ただ自分の中ですごく気にかかっとって頭の隅にでも入れといて欲しいな思って…言いに来たんよ』
ミナミの目が真っ赤になるのがよく分かった。
:09/06/14 00:15 :F906i :jRY.nLYU
#267 [t]
『そうやったんや…いい旦那さん見つかったんやな。本間に俺旦那さんに感謝する…ごめんな。ミナミ今幸せやろ?』
『当たり前!!今の旦那わねミナミの全部を受け入れてくれんねん、
ミナミにベタ惚れやでなっ!』
ミナミは俺とは大違いやと笑ってくれた
ミナミが泣かなくてよかった
もし目の前で泣かれたら。
:09/06/14 00:17 :F906i :jRY.nLYU
#268 [t]
『ほんならよかった
もし出来る事あれば俺に何でも言って。金やったら金でいくらでも払うから。俺必死で働く、だから困った時は…な?こんなんしか出来んくてごめん、本間にごめんな』
沈黙が続いたあと
ミナミは俺の手を握って本間に大好きやったんやでって言った。
:09/06/14 00:19 :F906i :jRY.nLYU
#269 [t]
『今日は、いろいろありがとうね。幸せも自慢出来てよかったわ。本間は、ど突いたろ思ってんけどやめとくわ、落ち着いたらまたこっちにも遊びに来てな!』
『俺こそありがとな。伝えに来てくれて、ミナミ!体に気をつけてな?本間に辛い思いさしてごめん、それと本間にありがとうな。またなんかあったら連絡してくれや』
…
:09/06/14 00:23 :F906i :jRY.nLYU
#270 [t]
『バカだねー!ミナミいい女でしょ?後悔するがいーよんあんたわ笑』
『おう、本間にいい女になった』
『あんたも幸せな恋愛しなよね!』
そうミナミは優しく微笑んで
送らなくていいと階段を降りていった。
:09/06/14 00:25 :F906i :jRY.nLYU
#271 [t]
▼おまえへ
俺は本間に後悔してます。
自分の弱さと無責任さに
お前はよく頑張ってくれました
よく育ててくれました
本間にありがとう
ミナミは絶対辛かったよな
気づいてあげれんくてごめん
:09/06/14 00:29 :F906i :jRY.nLYU
#272 [t]
ミナミがあの夏、俺から離れた時に
気づいてあげれんくてごめん
そして今も俺はミナミに何もしてやれんくてごめん
それからミナミがいつか送ってくれた年賀状…
とっといてあるで。
:09/06/14 00:30 :F906i :jRY.nLYU
#273 [t]
優しそうな旦那さんに肩を組まれとるミナミを見て
俺は心からうらやましく、安心しました
旦那さんの横には小さく立つ男の子がおって
俺は胸が締め付けられる想いでした
でもこの年賀状はこれからも大事にしまっておきます
:09/06/14 00:32 :F906i :jRY.nLYU
#274 [t]
忘れたらあかんから。
一生忘れたらあかんから
それとミナミの幸せの証やもんね
俺は閉まっておきます
ミナミごめんなさいと
ありがとうで俺はいっぱいです
これからもおまえに感謝して生きます
:09/06/14 00:32 :F906i :jRY.nLYU
#275 [t]
あっと言う間に時刻は5時を回っとった。
(やべっ!ミーティングあるんやった)
俺はスペシャルな自家用ジェット機で店に向かった
嘘です妄想です。
:09/06/14 00:34 :F906i :jRY.nLYU
#276 [t]
その時、携帯を見とけばよかった
そしたらさやかにあんな想いさせんかったのに
俺はギリギリでミーティングに間に合った
そしていつも通りに店が開店して
いつも通りのコールが続き盛り上がっとった
:09/06/14 00:35 :F906i :jRY.nLYU
#277 [t]
来月は俺のバースデーが控えとったから
俺は客引きの為にぐいぐい飲んでペースは乱れとった
これがあかんかった…
そして俺は翌日。
世界最大の落とし穴に
急降下させられる事となったのやった
:09/06/14 00:37 :F906i :jRY.nLYU
#278 [t]
さやかはいつも通りやなかった
さやかの気持ちはいつも通りの穏やかさなんて
これっぽっちも無かった。
営業おわってからじゃ遅いねん
今かけなあかんかったんや
(恐ろしや〜恐ろしや〜!)
:09/06/14 00:38 :F906i :jRY.nLYU
#279 [t]
そして次の朝
ちゅんちゅんと小鳥の鳴き声と共に
さわやかな朝を迎えた。
いや、違うのだ。
こうは行かないのだ
(ぎょぎょー!!ぎょぎょ
)
:09/06/14 00:41 :F906i :jRY.nLYU
#280 [t]
いくらか目が冴えてきた頃
店で寝てしまっていた事に気付いた
俺は八ッと我に帰って携帯を確認した。
おそるおそる画面を離してゆっくりと覗いた…
(んきゃああああ〜)
ぎょぎょぎょー
再
:09/06/14 00:43 :F906i :jRY.nLYU
#281 [t]
…アーウトゥ!!
威勢のいい審判の天の声が俺の心を突き刺した。
そう、さやかからの着信で画面んが埋まっていたのだ
着信 18件
メール4件
俺『これわあかんやばい!これわ言い訳できひんぞ』
:09/06/14 00:44 :F906i :jRY.nLYU
#282 [t]
そして俺は最後のメールにゾッとした
【ウソつき。他の女の人と過ごす気分わどうですか?信じたあたしが馬鹿だったね、バカ!大嫌いです。別れよう】
他の女の人?
ああ。あかんもう…w
完全に誤解されたわ
:09/06/14 00:45 :F906i :jRY.nLYU
#283 [t]
俺は急いでさやかの画面を開いたまではよかった
(怖い…電話かけるのが怖い)
電話出た一発目なんて言われるやろ
いや泣いとるかもしれん…
俺は泣いとるにかけて
ついにトリプルクリック。
:09/06/14 00:47 :F906i :jRY.nLYU
#284 [t]
画面が呼び出し中に変わった
耳に受話器を当てて待つ俺
メロディーコールが流れる
メロディーが途切れた
何も聞こえやん。
(あぁ、やっぱり…泣いとるよな…ごめんな)
:09/06/14 00:48 :F906i :jRY.nLYU
#285 [t]
『あんた、何のつもりなのよ』
受話器から聞こえてきた声は
魔女のような鬼のようなそんな冷たい声やった
泣いてないんかーい!
ぎょぎょぎょー
はいここで一斉に倒れる。w
:09/06/14 00:50 :F906i :jRY.nLYU
#286 [t]
さやかの怒りバロメータは計り知れないほどになっとった
『ごめんさやか…理由がちゃんとあんねん!ごめん聞いてさやか!なあ、さやか聞けって!ごめん』
遮るようにさやかは
『もういいもういい』
を繰り返し電話を切った。
:09/06/14 00:51 :F906i :jRY.nLYU
#287 [t]
プーップと無情にも鳴り続ける
携帯を握りしめ俺はどうするか悩んだ。
なぁなぁ
これで俺ら終わりなんやろか
。
:09/06/14 00:52 :F906i :jRY.nLYU
#288 [t]
いや!ありえやんそれわ絶対にいやや
俺は急いでさやかのマンションまで車を進めた
だが時速1000キロでマンションへ向かう途中に
さやかの好きなお菓子やジュースや雑誌を買って行く事にした。
:09/06/14 00:55 :F906i :jRY.nLYU
#289 [t]
いつかのさやかみたいに
白いパンパンに膨らんだビニールをぶら下げて
俺はさやかの部屋に向かった
電気がついとる事を確かめて
俺はさやかの玄関の前に少し緊張して立った
:09/06/14 00:56 :F906i :jRY.nLYU
#290 [t]
俺はゆっくりとピンポンを鳴らす
ピンポーン
…返事が、無い…
俺はドアノブに手をかけた
(開いた!!)
。
:09/06/14 00:56 :F906i :jRY.nLYU
#291 [t]
俺はすぐにベッドでうつ伏せに寝るさやかを発見した。
俺『さやか?さやか?』
『……』
俺『さやかごめんな急に来て。でも俺、直接話さなあかん事やと思って…』
『……』
:09/06/14 00:57 :F906i :jRY.nLYU
#292 [t]
『さやかこっち見て!』
俺はさやかの体を少し強引に起こした
さやかは俯いたまま口を開いた
『話って…なに』
さやかは俺の様子が気になったのか俺の顔を一瞬だけ見た
:09/06/14 00:59 :F906i :jRY.nLYU
#293 [t]
さやかの目は真っ赤っ赤に腫れ上がっとって
目から今にも涙が溢れだしそうやった
(ごめんなさやか…本間に違うんやってな)
『さやか話聞いてくれん?』
:09/06/14 00:59 :F906i :jRY.nLYU
#294 [t]
『無理無理、ありえないから!早く帰ってよ!もう二度と顔見たくないからもう』
俺はこれは切りがないと
さやかを抱きかかえて俺と向き合うように
膝の上に座らせた。
:09/06/14 01:00 :F906i :jRY.nLYU
#295 [t]
その瞬間さやかは俺を強く掴んだまま泣き始めた。
『さやかよく聞いて?』
俺はさやかの頭を撫でながらゆっくり話をはじめた。
さやかが見た女であろう女は元カノであると。
:09/06/14 01:02 :F906i :jRY.nLYU
#296 [t]
それから子供の事も。
酔いつぶれてしまった事も、
証拠がほしいんやったら俺はその日の営業の実績を全て見せるとも言った
さやかはうんうんと頷いた
そしてこう言った。
:09/06/14 01:03 :F906i :jRY.nLYU
#297 [t]
『…そうだったんだ…さやか全部受け止めてみるよ…。子供の事もね、さやか昔の事全部話してもらえてよかった。辛いのに話してくれてありがとうねでもタクちゃん…今はさやかの事が好きなんだよね…?』
『当たり前やろ。さやか大好きやから安心して!な。本間にごめんな…こんなぐだくだして。さやかに辛い思いさせてるんは、俺分かってんねや。本間にごめんなさやか…』
:09/06/14 01:05 :F906i :jRY.nLYU
#298 [t]
『よかった…うんいいよ…さやか本当の事知れてよかったし!タクちゃんは、昔はチャラくていろんな事あったかも知れない、でも今は違うもんね。。さっきはごめんね…?』
さやかは泣きながらこんな事を話しとるうちに
いつの間にかぐっすり眠りについた。
:09/06/14 01:05 :F906i :jRY.nLYU
#299 [t]
さやか疲れたな今日は…おやすみさやか。
さやか絶対辛かったはずやのにね
でもさやかは俺の話を受け入れてくれた
俺はどこまで人を傷つけたらこんな生き方直るんやろ
ねー、でもオレさやか
だいすきやで本間に
:09/06/14 01:07 :F906i :jRY.nLYU
#300 [我輩は匿名である]
頑張れーたくさんマジカッコイイ
頑張って更新お願いしますP
q・∀・
)
:09/06/14 03:21 :SH903i :QhBRGJDQ
#301 [t]
>>300なにがやねん
w
いや、そんな意見があるとは思わへんかった
息子が昼寝タイムやで更新しますわい
:09/06/14 17:25 :F906i :jRY.nLYU
#302 [t]
▼凸凹コンビの愛
ここでちょっとした紹介。
さやか149センチ
俺177センチ
凸凹コンビなのだ
色んな事件がありながらも、
俺らは相変わらずらぶらぶな毎日を送っとった。
:09/06/14 17:28 :F906i :jRY.nLYU
#303 [t]
いつの間にか竜さんのアパートに4人でいる事が多くなった
そしてその頃
いつもぐうたらしとったさやかが最近働きたい!
と言い始めた。
:09/06/14 17:29 :F906i :jRY.nLYU
#304 [t]
俺は不思議に思いながらも、さやかがやりたいならと思っとった
さやかは自分でどこからか求人広告を持って来て
やる気まんまんやった
そしてまたコーヒーレディに決めたみたいやった
俺はそんな可愛いらしい仕事は反対やと強く押し続けたけど
時給がいいから!とさやかは強く粘った
:09/06/14 17:31 :F906i :jRY.nLYU
#305 [t]
ある日さやかが今日は早く帰ってきて!絶対!
と念を押す日があった。
もちろんその日の俺は
アフターの予定はいれずに
スペシャルな特急機に乗って急いで帰った。
:09/06/14 17:32 :F906i :jRY.nLYU
#306 [t]
『さやかー!!さやかー!!ただいまぁー!』
と鬼の用に名前を連呼する俺
『はーい!おかえりータクちゃん!約束守ったね♪』
ゼーゼと息を切らした子犬のような俺は
さやかからのアメリカンキッスを待った。
:09/06/14 17:33 :F906i :jRY.nLYU
#307 [t]
そして幸せな数分をたっぷり過ごした後
さやかは真剣な顔で俺を見てこう言った
『今日は〜なんと〜プレゼントがあるのです!!』
俺『あ?プレゼント?まじで?なになに!どれどれ』
『ゴホン。えっと…
ちょっと抱っこして』
(????)
:09/06/14 17:35 :F906i :jRY.nLYU
#308 [t]
俺『…(笑)なになになにー!抱っこー?』
俺は言われるがままにさやかを抱っこすると
ひょいと棚の上からさやかは何かゴソゴソと
取り出したようやった
:09/06/14 17:37 :F906i :jRY.nLYU
#309 [t]
俺『なんやそれ』
『はい降ろしていいよぅ〜!そして開けてくださ〜い』
ピンクの包み紙を開けるとそこには
俺が前から欲しがっとった腕時計と
ネックレス、アルバムとパジャマのペアルック
やらがひょっこり顔を出した
:09/06/14 17:38 :F906i :jRY.nLYU
#310 [t]
俺『さやか…これ、』
『へへへー!覚えてるぅ?今なに欲しい?て前に聞いた時にね答えた奴だよタクちゃんがぁ!!』
俺『覚えとる覚えとる!
あ゙ーもぅ!さやかあー!!お前可愛いすぎやろ…
さやかありがとう。
:09/06/14 17:48 :F906i :jRY.nLYU
#311 [t]
『これ全部大事にするでな!もしかしてこれの為に働いたん?時計かってこれ高かったやろー?』
『フフへ♪うん!でもタクちゃんにいっつもお世話なってるからさ!ほんの気持ちだよこんなの☆!』
俺は力いっぱいさやかを抱きしめて
ぐわんぐわんチビなさやかを揺らした。
:09/06/14 17:49 :F906i :jRY.nLYU
#312 [t]
その夜、ペアルックを着て過ごした。
そしてその夜ペアルックを着る俺らを見て
竜さんとかいは、凸凹コンビやなーと言った。
さやかはチビやからな!チビさや!大好き!!
:09/06/14 17:51 :F906i :jRY.nLYU
#313 [ひょう]
愛っていいね〜
待ってるぜ
:09/06/14 18:01 :SO903i :☆☆☆
#314 [t]
>>313おっ男や
今では恋愛なんか
さっぱりやわ
w
コメントありがとな
:09/06/14 22:56 :F906i :jRY.nLYU
#315 [t]
▼結婚を前提に
ある雑誌をペラペラ捲るさやか
俺『なんそれー』
さやかの後ろに周り雑誌を覗きこもうとする俺
『だめー!だめっ早くあっち行ってー!』
おとといからこんな感じでさやかがなんか怪しい。
:09/06/14 22:59 :F906i :jRY.nLYU
#316 [t]
さやかが読んどる雑誌があるんやけど
絶対見してくれんの。
それ持ってすぐ部屋戻ねん
怪しい…
あやしい
アヤシイ
そう俺は気になってしょうがないのだ
:09/06/14 23:01 :F906i :jRY.nLYU
#317 [t]
DSに夢中になるかいに話かける
『なあーさやか何読んでるんかなー』
『さあ?なんですかねぇ〜!!』
俺『おいかい、何か知ってるやろ?ー全部言えー全部吐くんだ早く言えー』
かいは俺の顔を不思議そうに見回す
:09/06/14 23:02 :F906i :jRY.nLYU
#318 [t]
『もう、本当にわかんないんすか?うといな先輩はーゼクシィですよ!!』
俺『…結婚の奴やんなそれ!!!?』
『えー!そうですけど、まさかさやかちゃんとする気ないんすかー?』
:09/06/14 23:04 :F906i :jRY.nLYU
#319 [t]
俺『いやいや!大有りやけどさやかも結婚とか考えてくれてるんかなって…』
『そりゃあお年頃の女の子ですもん!当たり前ですよー!!』
俺『そうやな、そやな。』
ふむふむ
俺は鼻血が収まらないほどの興奮に襲われたのだ
:09/06/14 23:06 :F906i :jRY.nLYU
#320 [t]
この頃のさやかのブログにはこう書いてあった
タクちゃんはさやかの事いつも大好きって言ってくれるし
毎日らぶらぶです
けど冗談でも
結婚したいなーとは言ってくれないんです
:09/06/14 23:11 :F906i :jRY.nLYU
#321 [t]
うー不安です
さやかは今すぐにでも
プロポーズされたいななんて思っちゃいます
さやかの気が早いのかなぁ?
それとタクちゃんには結婚したらすぐにでもホストをやめてもらいたいです!!
本当は今すぐにでも…
正直もう辛いんだ
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#322 [t]
だってさやかのタクちゃんだよっ!て堂々と言えないんだもんね
最近はちょっとの間でも連絡がとれないと不安になったりします
結婚を意識してからなのかすごくヤキモチ妬きになってしまったぁ〜><
これじゃだめだょね〜
気をつけなきゃあ
では〜また〜☆
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#323 [t]
俺はれいにその話を聞いてからうきうきワクワクな気分で浮かれとった!!
さやかが不安になっとる事なんて
ちっとも知らずにただただ浮かれとった
その日俺はさやかのマンションでいつもように
さやかと寝ながらゴロゴロしとった
:09/06/14 23:15 :F906i :jRY.nLYU
#324 [t]
でもいつもと違う所があんねんな
さやかは鬱な気分で俺は最高の気分やったから
ここですでに小さなすれ違いが起きとった。
最終的にお互いが好きな気持ちからのすれ違いなんやけど
うまくいかんかった
:09/06/14 23:17 :F906i :jRY.nLYU
#325 [t]
さやかともっと一緒にいたいなーなんて
考えながらも結婚の為にはよ金貯めとかなあかん!
と言う気持ちが勝った俺は気合いを入れた。
俺『さやか〜そろそろもう仕事行かなあかんわ〜!頑張ってくる!』
:09/06/14 23:19 :F906i :jRY.nLYU
#326 [t]
『えぇ〜早くない?てか、なんか仕事なのにすごいご機嫌だね』
俺『今日は同伴の予定あるでちょっと早い…ごめんな!いやっ別にご機嫌では無いけど』
『はあ。いいよー別に!どこ行くのか知らないけどどおぞ頑張ってきて。何か嬉しそうだしさそがし楽しいんだろうね』
さやかはこの日、刺のある言葉を連発した
:09/06/14 23:21 :F906i :jRY.nLYU
#327 [t]
俺『なにーさやか何ふてってん?ご飯行くだけやよ!今更怪しむなやーボケーチビー』
『ふぅ〜ん。ご飯行くだけ?でも相手女だしね!正直浮気と一緒だよねしてる事はさぁ』
最後のその一言が俺は許せんくて声を荒げた
ごめんねさやか
:09/06/14 23:25 :F906i :jRY.nLYU
#328 [t]
俺『なんなんその言い方!俺やってさやかと飯食い行きたいけどしゃあないやろ?仕事なんやから!お前のためにも働いてるんちゃうの?なあ』
『はいはいそうですね!ごめんね!いってらっしゃい〜お気をつけて!!』
俺『あーなんやねんわけわからんわその態度』
その日はさやかが初めて俺の仕事に対して
嫌な顔をした日やった。
:09/06/14 23:26 :F906i :jRY.nLYU
#329 [t]
部屋を出てから俺は何度も着信が無いか確かめたんやけど
かかって来んかった。
俺は営業中に我慢出来なくなってかける事にした。
『お客様のおかけになった電話は電波の…』
電源が…
訳わからん…なんで…。
:09/06/14 23:29 :F906i :jRY.nLYU
#330 [t]
その後何度かけても
同じアナウンスが流れるだけやった
『あ゙ーもぅ!さやか!いつまでふてってんねん』
それにしてもなんやったんやろ今日の態度
俺のイライラも募る。
:09/06/14 23:31 :F906i :jRY.nLYU
#331 [t]
勢いよくタバコを灰皿に押し当ててまた賑やかなテーブルに戻った
そして俺は勢いに任せて飲み明かす。
その日さやかは電源を切ったままやった
:09/06/14 23:32 :F906i :jRY.nLYU
#332 [t]
朝になっても電源を入れないさやかにイライラしとった気持ちも
だんだん心配に変わってきた頃やった
竜『どーしたー暗いなー顔ー』
か『さやかちゃんと喧嘩したんすかー?』
(図星…やっやめてくれ)
:09/06/14 23:34 :F906i :jRY.nLYU
#333 [t]
俺『う〜ん…喧嘩…そうやな〜喧嘩なんかなー分からんけど!なんかさやかがめっちゃ不機嫌なん』
竜『なんでかなー心当たり無いの?』
俺『仕事行くって言ったら急に不機嫌に…今までそんなん無かったんすけどね』
か『女の子は難しいっすねーでも心配だし一応、様子見に行ったらどうすか?』
俺は竜さんとかいに押され渋々さやかの様子を見に行く事にした
:09/06/14 23:36 :F906i :jRY.nLYU
#334 [t]
今日はこないだ貰った合い鍵でスムーズに入れる
『さやかー入ったでー』
さやかはソファーに座ってテレビを見とった
『なあ…さやか?』
『…。』
完全にしかとしよった
:09/06/14 23:38 :F906i :jRY.nLYU
#335 [t]
『なあってば!何ですぐしかとするん?こっち1回くらい見たらいいんちゃうの!』
『やだ…さやか用事ないもん!用事あるなら言えば?聞くから!』
俺はさやかの隣に座ってテレビを消した
『なあ?なんなんお前!わけわからん何が不満なん?』
:09/06/14 23:39 :F906i :jRY.nLYU
#336 [t]
『わかんないけど何かタクちゃんの事もう、信じれない。ホストなんだもん…なんか…辛いよもう…やだ。何で他の女相手してる間さやかは待ってなきゃなんないの!』
『今更何言うてんの…付き合う前から知ってて好きなってくれたんやろ?なんで今頃そんなん言うん?さやかだけやって毎日言ってるやんか』
俺はなんとか泣かんように必死やった
分かってもらえんってこんなに辛いんや
:09/06/14 23:40 :F906i :jRY.nLYU
#337 [t]
『それが信じれないの!他の女の子とご飯食べる時だって…買い物する時だって…タクちゃんは優しくするんでしょ!!何か買ってあげたりするんでしょ!』
『そんなんさやかへの優しさとは別物やろ!』
『一緒だよ!さやかにとったら全部一緒…かあくん追いかけてる時も辛かったけど今も一緒だよ!さやか辛いもん』
。
:09/06/14 23:41 :F906i :jRY.nLYU
#338 [t]
すぐに
さやかは{かあくん}
と言う名前を出してしまった事に
ハッとして気まずい顔をしとった。
それに気づいた俺はもっとどーしようも無い感情で
胸がいっぱいやった
:09/06/14 23:44 :F906i :jRY.nLYU
#339 [t]
『なんやねんそれ…今更比べんなや!ほんならかあくんやらなんちゃら知らんけども、そっち戻ったらええんちゃん?今更そんなん言うとか何のつもりか分からんわ!』
俺は近くにあった椅子を蹴り飛ばしてそう言った
その後さやかは無言やった
ただ泣くだけやった
:09/06/14 23:45 :F906i :jRY.nLYU
#340 [t]
俺『もうええわ。話してくれな俺やってさやかの気持ち分からん時もあるんやで。とりあえず帰る』
俺は部屋を後にするのは嫌やったけど
さっき出た言葉が本音なんかなって考えたら
とてもやないけど
その場にいられんかった
:09/06/14 23:46 :F906i :jRY.nLYU
#341 [t]
俺はさやかの部屋を何度も振り返りながら愛車に向かった
カーテンがガッて開いて
さやかがこっち見たりしとったら…
なんて考えとったけどそんな展開は無かった
ピンクのカーテンは、がっちりと閉まったままやった
:09/06/14 23:49 :F906i :jRY.nLYU
#342 [t]
カーテンも頑固やな。
(ん゛だああぁ゛よ)
言葉にならない声を出して
俺はその場のイライラを抑えるのに精一杯やった
俺はどーしよーもねぇこのイライラを
パチンコでぶつけてから家へ帰る事にした
。
:09/06/14 23:50 :F906i :jRY.nLYU
#343 [t]
さやかのブログ
タクちゃんと喧嘩しちゃった
なんでかな…なんで
さやかちゃんと言えないのかな
話せばいいのにね
安心したいくせにね!
思うだけで伝えないから自分で安心出来ないんじゃんね〜ぇ
:09/06/14 23:52 :F906i :jRY.nLYU
#344 [t]
あ〜あ。タクちゃんごめんなさいです
しかもさやか最低だ…
かあくんと比べるとか1番最悪だもんね
でもかあくんがホストの時と何か重ねちゃって…
でもさやか1番にタクちゃん思ってるよ?
:09/06/14 23:53 :F906i :jRY.nLYU
#345 [t]
でも辛くて…お客さんとは言えどもさやか前、お客さんにぬいぐるみ買ってあげてるのとか見た事あるし、
それ思い出すと胸が痛くなるの本当
もう耐えられないの
さやかだけ見て欲しい
あぁ…タクちゃんと毎日いつでも一緒がいいな
:09/06/14 23:54 :F906i :jRY.nLYU
#346 [t]
そしたら不安にならないのにね
タクちゃんに会いたい
さやか大好きーて言って欲しいな
さやか自業自得だね
さやか死んじゃいたいな
だってさやか不機嫌になっちゃうもん
:09/06/14 23:54 :F906i :jRY.nLYU
#347 [t]
さやかにタクちゃんが優しくする度にね
お店でもこうなのかな?てそう考えちゃうんだよ
さやかどうしたらいいの
タクちゃん大好きだよ
今すぐ結婚したいよ
バカ!
もう泣き疲れたから寝よう
愚痴ってるブログでごめんなさい
おやすみなさい。
:09/06/14 23:55 :F906i :jRY.nLYU
#348 [t]
そんな状態のまま2日立った
こんなに連絡せんのは付き合って初めての事やった
かいや竜さんには
『早く連絡してやれー』だの『家行けー!』『お前が悪いー』だのって
言われ続けた。
俺は納得いかん気持ちがまだあって素直にはなれんかった
:09/06/14 23:57 :F906i :jRY.nLYU
#349 [t]
竜『昼飯食いに行こーぜー』
竜さんが気分転換に飯に誘ってくれて
ドアを開けた時やった。
『キャアっびっくりした』
『うをぉ!』
(???)
:09/06/14 23:58 :F906i :jRY.nLYU
#350 [t]
そこには喧嘩中の、
さやかがドアの前におった
ピンポンする所やったみたいで
その瞬間ドアが開いたでびっくりしたらしい。
かいと竜さんは気を聞かせたのか何なのか、
『たまには2人で行くかー!』
とさやかに中へどーぞと案内し俺を置いて出て行った
:09/06/14 23:59 :F906i :jRY.nLYU
#351 [ひかちゃん]
良いところでやめられたー
!!おーい
いつも楽しみに読んでるよー
最後まで読むからね
(`・ω・
うちも今年は恋しよーっと
:09/06/15 00:46 :P701iD :Pi6ldpTw
#352 [(´∀`)]
続き気になる
がんばって書ききって下さいね
また見にきます
:09/06/15 01:32 :N906imyu :JxtunFlk
#353 [t]
>>351(^O^)/w
すまん
恋ねえ
人の話聞くとしたく
なるよなー
んな更新するよん
:09/06/15 08:02 :F906i :8iF/f5O.
#354 [t]
>>352了解
またコメくれな
あっこれからは
落ちる時一言書きます
w
んじゃ更新ー
:09/06/15 08:11 :F906i :8iF/f5O.
#355 [t]
さやかは黙ったまま立っとった
俺『中…入れや。寒いやろ』
『…。』
俺『入らんの?』
『…ぅうん、入る』
さやかは濡れてるようやった
:09/06/15 08:17 :F906i :8iF/f5O.
#356 [t]
俺『外雨降っとんの?てか歩いてきたん?』
『うん。』
俺『そうか、寒かったな。座れよ』
タオルケットをさやかの頭に落としたってから
俺はコートを引っ掛けた
:09/06/15 08:20 :F906i :8iF/f5O.
#357 [t]
俺『なんか飲むか?』
『うん、ありがとう』
俺『レモンティーでええ?…てかごめんこれどうやんの?』
『えっ?わかんないの?』
さやかの顔が一瞬優しく笑った
:09/06/15 08:34 :F906i :8iF/f5O.
#358 [t]
俺『なんだよ今笑った(´・ω・`)?』
『ご、ごめん(´・ω・`)』
と言った会話を交わした後、レモンティーを無事にいれもらった
(結局いれてもらったんかーい!w)
:09/06/15 08:38 :F906i :8iF/f5O.
#359 [ゆか]
書き込み中すみません。
「大好きやったんやで」
って言う小説を書いている方ですか?
:09/06/15 08:39 :F01A :☆☆☆
#360 [t]
ソファーに座るさやかを横目に
俺は一瞬和んだ空気をどうするかと意味も無く窓に向かった
俺『ッ!…』
さやかは俺の洋服を掴んで泣いとった
手を後ろに回してさやかのほっぺを撫でた
声を出して俺の背中で泣いとるさやかを俺は前に移動させた
:09/06/15 08:44 :F906i :8iF/f5O.
#361 [t]
>>359ええよ
それは書いた事ないで
俺が書いとったのは
生まれ変わったら俺は
やで
:09/06/15 08:47 :F906i :8iF/f5O.
#362 []
>>359大好きやったんやでとは全然はなし違うよ
?
読んで見て下さいね
タクさんは子供もいる話だから結婚もしてるんじゃないかな?
長文失礼しました
:09/06/15 08:55 :SO906i :9VMuFPgg
#363 [t]
>>362ん?
話が似とるって話なん
?
まぁ小説って似たようなのもあるわな
こんなけ色んな人書いとるんやもんね
まぁコメント意外の質問とか絡みは
>>1の感想板に書いて下さいな
:09/06/15 09:04 :F906i :8iF/f5O.
#364 [t]
>>360続き☆
『ごめんねタクちゃん…素直に慣れなかったけどね、あたしヤキモチ妬いてたんだ。結婚したいなーぁてずっと最近考えててね?…』
俺『あぁうん』
『考え始めたらなんか一人で舞い上がっちゃって…でもタクちゃんはホストだからまだそんな落ち着いてくれ無いだろうなとか考えてたら何か…辛くなっちゃって。それで何か寂し…くて』
俺『…もう言わんで』
:09/06/15 09:13 :F906i :8iF/f5O.
#365 [t]
俺はさやかの話を途中で止めた
涙があふれそうやったから
『ごめん、よう分かった。俺やって少しでも空いた時間があればさやかに会いたいし声聞きたいし電話やってちょこちょこかけるやろ?それに約束してるやんか毎日!俺は何があってもさやか離さんし俺からも離れさせんよ!』
さやかは顔を伏せたまま涙がとまらんみたいでずっと泣いとった
:09/06/15 09:15 :F906i :8iF/f5O.
#366 [t]
さやかはやっと顔をあげた
『うんうんっ…ありがとう!もう大丈夫…タクちゃん仲直りしようね?』
『おう!馬鹿やなーさやかーまた時間が経って不安になったらまたこうやって喧嘩したり意見言おうや!大事な事やろ?』
『うん大好き!!ほんとにホントに大好き…』
『俺の方が大好きやしー』
:09/06/15 09:19 :F906i :8iF/f5O.
#367 [t]
『仲直りしたらさやかお腹減っちゃった〜』
俺『出たwよお、ブダ
』
『うるさいよー!あー嫌いーもーやだー』
耳を塞ぐさやかに向かって可愛いとつぶやく
:09/06/15 09:26 :F906i :8iF/f5O.
#368 [t]
俺『やだー!俺好きーさやかチュウわー?』
『んもぅ、チュー
』
完全に馬鹿丸出しのカップルに復活した後
ベットインインイーン!!
さやかは少し細くなった気がした
:09/06/15 09:27 :F906i :8iF/f5O.
#369 [t]
俺は仲直りしたその日からさやかから
結婚と言う言葉を聞いた事に舞い上がっとった
『タクマさんご機嫌すねー』
俺『え?そうか?まあなー( ´∀`)えへへ』
『なんかいい事あったんすか♪?こないだのバースデーでNo.2になったしタクマさん最近調子いいみたいっすね!そう言えばこないだの仲直りの話…詳しく聞かせて下さいよ!俺も心配してたんすから( ̄ー ̄)』
:09/06/15 09:31 :F906i :8iF/f5O.
#370 [t]
俺は喧嘩の事も仲直りした事も話た
ベットインの事もほんの少しかすったw
かいはうんうんと頷きながら自慢話をたっぷり聞いてくれとった
…
『タクマさん!さやかちゃん好きなんすよね?
結婚したいんすよね?』
俺『なんやねん急に!当たり前やろー?あんな可愛い奴おらんやろー!顔だけちゃうねんでー性格もドスとライクやわ』
。
:09/06/15 09:34 :F906i :8iF/f5O.
#371 [t]
『…やりましょう!プロポーズ★ね!』
俺『どうゆうこっちゃねん!なになになに(笑)?なんやの急に?』
『企画しましょ!さやかちゃん喜ばしてあげましょうよ俺も、竜さんもきっと協力してくれるはずっすよ!盛大にプロポーズ大作戦やりましょ★俺2人には結婚して欲しいっす!さやかちゃん俺にもまじ優しくしてくれて恩返ししたいし俺協力したいっす』
と笑顔ではしゃいだかいはとびっきりのかわいさやった
(おっとビーエルwBL)
:09/06/15 09:37 :F906i :8iF/f5O.
#372 [t]
俺『なーかい、本間に言うてくれてんの?』
『当たり前じゃないっすか!迷惑すかね?』
俺『迷惑なわけないやん!本間にいい奴やな…俺な本間にさやか幸せにしたいねんな!もうここまで来たら行くしかないやんな!!なあ?むっちゃ好きやもん…俺』
『うん!タクマさん見てたら分かるよ。十分伝わって来る★だから俺も協力したいってそう思ったんすよ』
。
:09/06/15 09:38 :F906i :8iF/f5O.
#373 [t]
『サンキューかい!
俺何かむっちゃ背中押された。ありがとなっ』
こうして密かにプロポーズ大作戦が計画されたのだ
うっきうきわくわくー
:09/06/15 09:40 :F906i :8iF/f5O.
#374 [t]
俺はその日もいつものようにさやかに電話をして
行って来ますと交わしてから出勤した
さやかの不機嫌は完全に治っとった
いつもの優しい声でいってらっしゃいと言ってくれた
:09/06/15 09:42 :F906i :8iF/f5O.
#375 [t]
でもその裏で鬼のような顔しとる奴がおったんや…
そう友紀の事。
その日の友紀はものすごく不機嫌やった
俺に無理矢理一気をせがんだりと俺を痛めつけた
:09/06/15 09:43 :F906i :8iF/f5O.
#376 [t]
そんな中シャンパンコールが続いて30分。
隣の席の客が俺に高い酒を入れた
友紀は負けじと数百万はするだろう酒を入れると言った
(いやいやいやいや)
俺『友紀!気持ちは有り難い。本間に有り難いねんけど…やめた方がいいんちゃう?俺いっぱい飲んだし友紀に無理言わんよ!』
『いやだ!入れる…絶対入れる誰にも負けたくない…好きなんだもん。1番でいたいんだもん…』
。
:09/06/15 09:44 :F906i :8iF/f5O.
#377 [t]
ふとさやかの事が頭によぎった
そう言えばさやかもきっとこんな感じやったんやな
好きやと言ってくれる女の子は数人おったけど
友紀がこんなにストレートに好きと言ったのは初めてやった
:09/06/15 09:46 :F906i :8iF/f5O.
#378 [t]
『ありがとな。でもなぁ友紀!今日どうしたん?なんかあったんか?』
『何もないよ!ねぇタクマにとってさー友紀てやっぱただのお客さんなの?それ以上になれる事は無いの?かな…ねぇ』
友紀は涙をポロポロとこぼしながらそう俺に言った
友紀はきっと限界やったんやね
:09/06/15 09:47 :F906i :8iF/f5O.
#379 [t]
毎日毎日きっと俺の事考えてくれとって
でもお客やからと思って友紀は我慢してくれてたんやね
それがきっと今日爆発したんやな
俺がさやかの事で頭いっぱいで仕事に力入れて無かったでな
せやから友紀はきっと気付いて爆発したんやな
:09/06/15 09:48 :F906i :8iF/f5O.
#380 [t]
『友紀は大事な女の子の一人やから大切やで』
『でもそれは彼女にしたいとか…そんな気持ちじゃないよね…?違うでしょ!!』
『友紀が俺に好きなんて今日初めて言ってくれたでさ…急やで何て言っていいか分からんけど友紀は大切やで!友紀来てくれたら俺嬉しいしな!友紀は優しいし変に気い使わんでいいしなっ本間に大切やと思っとるんよ』
『もういい!!そんなんじゃ嫌だ。帰る』
。
:09/06/15 09:51 :F906i :8iF/f5O.
#381 [t]
バン!と友紀は俺に数百万の金の束を投げつけて帰ろうとした
『友紀!!待てってーなあー友紀、待って』
友紀は俺の腕を振り払い続けた
緊急事態に気づいたれいが駆けつけてくれて
俺が送るからと友紀の後を追ってくれた
:09/06/15 09:52 :F906i :8iF/f5O.
#382 [t]
(あーあかん頭回らん)
『裏で一本吸ってこい』
竜さんは俺に向かってちょっと冷たい声で話した
ごめんみんな、ごめん
:09/06/15 09:55 :F906i :8iF/f5O.
#383 [我輩は匿名である]
れいってかいくんの事?
:09/06/15 09:56 :N703iD :qZeB/VV6
#384 [t]
>>383あーごめん間違え
かい、ね
れいはまた後ででてくる人やで
ごめんな
:09/06/15 09:58 :F906i :8iF/f5O.
#385 [t]
>>382続き☆
煙草を灰皿へ押し当てた後テーブルに戻った
客『あっタクマ〜戻ってきたぁ!!』
『すいやせん変な所見せちゃって』
客『いいよーてか何なのあの人ーホストなんだもん自分の物じゃないのは承知で好きにならなきゃダメだよねーうざーい』
『ん〜難しいっすねー!まぁ気分変えて飲も★』
。
:09/06/15 10:01 :F906i :8iF/f5O.
#386 [我輩は匿名である]
了解
更新ガンバレ
:09/06/15 10:01 :N703iD :qZeB/VV6
#387 [t]
俺は営業中何度もさっきの友紀を思い出して
キューッと胸が苦しくなる思いやった
ごめんな、ごめん
何度もぐるぐると頭ん中回っとるさっきのあの場面に向かって
俺はそう心の中でつぶやいた
その日は友紀にメールをいれておく事にした
:09/06/15 10:03 :F906i :8iF/f5O.
#388 [t]
>>386読んでくれてありがと
また何かあったらつっこんで
(笑)
:09/06/15 10:09 :F906i :8iF/f5O.
#389 [t]
『ん゛あ゛ーづかれだー』
か『タクマさんお疲れっすねー』
竜『なんだ友紀の事かぁ?』
『んー゛そうなんすよ、返事帰ってこやんしなんやったんかなー思って』
。
:09/06/15 10:14 :F906i :8iF/f5O.
#390 [t]
竜『ヤキモチだろきっと。まぁな〜友紀もタクマの為に金注ぎ込んでんだもん。そりゃあ2番目3番目じゃあ、割に合わねーんだろうなー』
『そうっすよね…でも…俺に何ができるんかな。お金使わせんように出来るだけしてるんすよ俺やって…でもそれじゃ友紀が納得せんし…あ゛ー』
か『んー可哀想だけど俺らは仕事中心込めて大切にしてやる事しか出来ないんじゃないすかー!プライベートまで突っ込んでったら切りがないし気持ち無いなら無いでプライベートは受け入れてもらうしか無いっすよ…冷たいようだけど優しく手助けいつもこれからも出来るとは限らないじゃないっすかー?』
。
:09/06/15 10:19 :F906i :8iF/f5O.
#391 [t]
竜さんは長々とこんな話を俺らにしてくれた
『うんそうなんだよな。特に俺らの為に夜仕事してくれてる女の子とか見ると
胸が苦しいよなまじで…ある意味罪な仕事だよ。優子もそうなんだよ、優子も俺に何百万何千万て今まで使った。
それは体で稼いだ金なんだきっと…
だから俺はたまに辛い…顔見るのも声聞くのも辛い時がある、でも優子が選んでくれた道なんだよ!
俺の為ならってそう選んでくれた道なんだよ…受け入れてやる事しか出来ないんだよ。
だから俺に出来る事は優子が金無い時は何もいれない俺の付けにしとくとか、そうやって恩返ししてくしかねえんだ…
上になればなるほど自分にとって+と−の差が激しいからな』
俺は竜さんと東京で初めて会った日を思い出しながら
頷くしか出来んかった。
:09/06/15 10:23 :F906i :8iF/f5O.
#392 [t]
次の日の朝、起きてさやかに電話をした
{…こちらはNTTドコモ}
(?)
{…おかけになった}
俺は何かの間違いか思って
すぐにリダイヤルしたんやけど何回かけても
さやかの電源が入っとらんかった
:09/06/15 10:29 :F906i :8iF/f5O.
#393 [t]
さやかに何かした覚えは無いし
俺は何かあったとしか考えられんかった
(やばいやばいやばい!どないしよ、なんやの)
俺は急いで歯ブラシを加えたまま着替えた
早さはきっとチーターぐらいやろか。
:09/06/15 10:31 :F906i :8iF/f5O.
#394 [t]
慌ただしくエンジンをかけた
歩いとる通行人や走っとる車、
信号でさえも邪魔に見えた
車で10分くらい走るとさやかのマンションが見えた。
:09/06/15 10:35 :F906i :8iF/f5O.
#395 [t]
さやかの部屋は真っ暗に電気が消えとった
カーテンは開けっ放し
(ま…まさか…いやいや!あかんあかん!)
一瞬嫌な予感がした
恐る恐るさやかの部屋をノックする
:09/06/15 10:36 :F906i :8iF/f5O.
#396 [t]
おい俺!!
あたふたしとってもしゃあないやろ、入れ!
ガチャっ
鍵がかかっとらんかった
(??????)
俺はもう速攻で上がった
:09/06/15 10:39 :F906i :8iF/f5O.
#397 [t]
そこにはベッドの上で泣いとるさやかがおった
(これはただ事やないとKYな俺でも感じたんや)
『さやかどうしたん!!』
『来ないで…来ないで』
(???)
:09/06/15 10:40 :F906i :8iF/f5O.
#398 [t]
むっちゃいい所やけど
仕事落ちー
んじゃー
:09/06/15 10:44 :F906i :8iF/f5O.
#399 [t]
>>397続き☆
『なに?なんでなん!なんやの』
俺はさやかに近寄って抱きしめようとした
『やめて!!嫌』
(俺は予想外の事にびっくりしながらもある光を目に止めた)
。
:09/06/15 14:35 :F906i :8iF/f5O.
#400 [t]
それは付いたままのパソコンやった
(まさか?)
その画面の中は、
枕営業やとかなんやとか
俺のでっち上げが書いとるページやった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:09/06/15 14:37 :F906i :8iF/f5O.
#401 [t]
あたしが彼女だし
同棲してるもんねぇ
↑
は?まじ妄想乙だねー
↑安価向けないで
あたしこないだ寝たよ
まじsex上手かった
↑
出たよ妄想
お金だしたらやってくれるよ
:09/06/15 14:38 :F906i :8iF/f5O.
#402 [t]
こないだエレチューしてもらった
↑
エレチューとかこっそりやる事じゃん。見られたくないんだよ〜ウチ普通に卓チューしてくれた
タクマにいい子いいこ
されんの超好きー!
いい匂いするよねぇ〜
こないだオデコにチュウしてくれたよ
あいつ嫌い〜つまんないし枕だもん
あいつ実家暮らしでしょ?
:09/06/15 14:39 :F906i :8iF/f5O.
#403 [t]
タクマの腹筋触ってみぃ〜まじやばいよ〜
↑
触った事あるアピール乙
タクマの目好き〜
スッとした顔が好き★
↑
えーなんかきつくない?
声かっこいいよねこないだ大好きだよって言ってくれた
↑分かる声いいよね☆
:09/06/15 14:41 :F906i :8iF/f5O.
#404 [t]
手マン超上手そう
てかベロチュータクマまじ可愛いかった!!
タクマとじゃないとあたし逝けない〜
↑はあ?タクマ枕やんないからね妄想乙
↑確かにタクマ絶対に枕とかは手だしてないよ〜
:09/06/15 14:43 :F906i :8iF/f5O.
#405 [t]
(はあ…これ…前、竜さんも言っとったサイトやな)
『さやか?これ見たん?これ信じてん?』
さやかは冷たい声で
『事実なんでしょ』
と俺に言った
:09/06/15 14:45 :F906i :8iF/f5O.
#406 [t]
『こんなんある訳ないやろ!同伴の時やってレシートちゃんと見せとるし、連絡だってしとるやろ…こんなん信じんなよ!』
『やだやだ!もう話たくないし聞きたくないですー!やだやだあっち行ってお願い』
『聞けって話を、よく聞いてさやか!』
『やだってばもう無理!さやかにはホストと付き合うなんてやっぱ無理』
。
:09/06/15 14:46 :F906i :8iF/f5O.
#407 [t]
『なあ!落ち着けって』
『やめてよ別れるもうやだ!耐えられない!』
『何で俺よりこんなサイト信じんねん!アホちゃうか!話聞けよ最後まで』
『我慢してんのさやかだって!ホストなんかだから信じれないんだよ…』
俺の腕を振り払ってそう言い放って
さやかは家を飛び出した
:09/06/15 14:47 :F906i :8iF/f5O.
#408 [t]
『あ゛ーんだよちきしょ!ふざけんなや!!』
俺はどうしようも無い苛立ちを隠す事が出来んかった
何でこんなサイトに俺らの愛が負けなあかんの…
誰やねん投稿しとる奴
。
:09/06/15 14:48 :F906i :8iF/f5O.
#409 [t]
『もう嫌や〜さやか〜』
溢れてくる涙が止まらんくて
俺はしばらくその場に座りこんだ
(もう…終わりやろな、こんな男さやかもういらんよな…はあ)
。
:09/06/15 14:49 :F906i :8iF/f5O.
#410 [t]
俺はさやかの香水の匂いがする
その部屋におるのが辛くなって逃げ出した
帰り道さやかが歩いてたら…
なんて考えとったけど
色んな道を通っても
何回行き来しとっても
さやかは見えんかった
:09/06/15 14:51 :F906i :8iF/f5O.
#411 [t]
俺は心配な気持ちを押さえられんくて
さやかの帰りを待つ事にした
2時間経ってもさやかは帰ってこんかった
それから5時間が過ぎた
出勤の時間が迫ってきた
仕方なく俺は置き手紙だけして出勤する事にした
:09/06/15 14:52 :F906i :8iF/f5O.
#412 [t]
さやかへ
ごめんな
さやかが話聞いてやってもええっちゅう時に
連絡してきてな
俺も話聞かんさやかにムカついとるけどな
でも待っとるから。
今からも仕事やから
行ってきます
。
:09/06/15 14:53 :F906i :8iF/f5O.
#413 [t]
その日の営業は、ほとんどお茶しか飲まんかった
『なあ?竜さん…俺もう仕事出来んきっと』
竜さんの顔を見るなり俺は
何の意識もせずこう話しとった
:09/06/15 14:55 :F906i :8iF/f5O.
#414 [t]
『さやかちゃんか?』
『はい…すんません。俺さやかで頭いっぱいで営業に身が入ら…んくて』
俺は情けない事に涙が溢れ出しそうになった
竜さんはそれを見て飯食いに行くかと誘ってくれた
近くのファミレスに足を伸ばした時やった、
:09/06/15 14:56 :F906i :8iF/f5O.
#415 [t]
さやかが奴に手を引かれ歩いとった姿を見たのは
『…そう言う事か』
俺は妙にスッキリした気持ちになって
笑うしか出来んかった
『竜さん!あれ見て〜
ありえんよなー!(笑)』
さやかと奴の姿を竜さんに見せた
:09/06/15 14:57 :F906i :8iF/f5O.
#416 [t]
『タクマ…お前…行けよ!取り返しに行けって!!早くしろよ』
『もう無理っすよ竜さん…俺あの例のサイトの奴で…さやかと喧嘩したんすよ!さやか掲示板の事しか信じんくて、俺の話なんか全く聞かないんすよ』
弱気になっとった俺を見て竜さんは俺の足を蹴ってこう話した
:09/06/15 15:00 :F906i :8iF/f5O.
#417 [t]
アホ!!さやかちゃんにとったら不安なん当たり前だろ?
普通の女の子より不安にさせてる事ぐらいは分かってんだろ?
俺らだって仕事なんだよ!
だからどうしようも無いけど本当に好きな女なら俺らがケアしなきゃ埋められねーだろその不安。
それにホストって言う仕事はな?本当に本当に心から守りたい女が出来たらその時点で足を洗うんだ。
:09/06/15 15:02 :F906i :8iF/f5O.
#418 [t]
みんなそうだ…本当に好きな女がいる奴はホストって仕事はできない、
ホストを続けてるうちは本気の女がまだいないからなんだよ。
わがまま言わない女がいい嫉妬しない女がいいなんてのはホストの都合いい女だろ?
:09/06/15 15:03 :F906i :8iF/f5O.
#419 [t]
さやかちゃん見たいに本気でそうやって怒って感情出してくれてお前を困らせたり
不安にさせたりする、それが本物だろ。
片方だけが安心してる恋愛なんかいいもんじゃねーぞ!
だから向き合ってこいもう一回だけ!!
。
:09/06/15 15:03 :F906i :8iF/f5O.
#420 [t]
俺『…はい』
竜さんの言葉は力強くて
俺は自分の気持ちを再度強く確かめられたんや
とられるわけにはいかん!!
『すんませんちょっと話してきます』
竜『行って来い!!』
:09/06/15 15:07 :F906i :8iF/f5O.
#421 [t]
さやかと奴が降りてった階段の下はダーツバーやった
黒くて重いドアを開けると。
『いらしゃいやせー』
と低い声が聞こえたがそんなのはしかとした
:09/06/15 15:08 :F906i :8iF/f5O.
#422 [t]
奥のスペースに奴とさやかが座っとった
さやかはすぐに俺に気づいたみたいやった
目を反らすさやか…
俺『おいさやか、なんなんこれ?どういう意味?』
沈黙が続いた。
:09/06/15 15:09 :F906i :8iF/f5O.
#423 [t]
奴『あんたこそ何?』
さやかは黙っとるだけやった
俺『さやかはどういうつもりでこんな所フラフラしとるか分からんけど心配してたんやで!なあ、わかっとんの?』
『ご…めんなさい…』
とさやかは小さな声で話した
:09/06/15 15:11 :F906i :8iF/f5O.
#424 [t]
奴『さやかは俺が誘ったんだよ。さっきたまたまさやかと会って、なあさやか。だからさやかは悪くないだろ?』
俺『だからなんやの?
たまたま会ったから言うて付いてく方も付いてくほうや言うてんねん。』
俺は仲直りしたい気持ちとは逆に
憎まれ口しか出てこやんかった
だってさやかを守るのは普通俺やろ?
:09/06/15 15:13 :F906i :8iF/f5O.
#425 [t]
俺は自分の立場にも、イライラが収まらんくて煙草を口にした
さやかはごめんなさいと言うだけで奴の隣から離れんかった
さやかは無意識なんやろけど俺はそれが
腹立って仕方無かった
:09/06/15 15:15 :F906i :8iF/f5O.
#426 [t]
煙草を灰皿に強く押し付けてさやかに話かけた
俺はさやかと同じ目線にしゃがんだ
『なあさやか、俺も悪かった部分もあるやんな。ごめんな?でも俺は俺の口で言った事だけ信じて欲しかってん。少しでもさやかに聞いて欲しかったし俺の言葉で安心させたかってんな。でも俺じゃ無理やんな、さやかを引きつけとく力がきっと無いんや。ごめんなさやか、気をつけて帰れよな』
。
:09/06/15 15:17 :F906i :8iF/f5O.
#427 [t]
俺は本気でさやかを諦めようとした
もうこれしか選択肢が
浮かばんかったんや
さやかの言葉を聞く前に
俺は奴に巻き込んで悪かったな。
とだけ伝えて店を後にした
:09/06/15 15:18 :F906i :8iF/f5O.
#428 [t]
店を出るとそこはやっばりネオンが眩しくて明るい場所やった
(ふう〜)
『あっタクちゃんだぁ!』
『あぁ本当だあ〜なんで〜?うれしー』
いつもの客がそう俺を見つけて駆け寄ってきた。
:09/06/15 15:19 :F906i :8iF/f5O.
#429 [t]
その時俺は
いつもありがとなって愛しく思ったりもして
久々に他の女も愛しく見えた
少しだけホストでよかった
そう思えた
:09/06/15 15:21 :F906i :8iF/f5O.
#430 [t]
その帰り道、俺は友紀から呼び出された
(こんな夜中にどうしたんやろ…)
俺は待ち合わせの時間よりも5分早く着いたつもりやった
でも友紀はもう着いとった
:09/06/15 15:24 :F906i :8iF/f5O.
#431 [t]
『あ〜早かったね!ごめんねこんな遅くに』
俺『あぁ、ええよええよ!そう言えばこないだは気分悪くさせてもうて悪かったな?』
『あっううん。あたしこそゴメンナサイ…』
俺『謝んなっ』
『ありがと…。あたしねもう一個言う事があるんだ』
。
:09/06/15 15:25 :F906i :8iF/f5O.
#432 [t]
(???)
『あのね…もう!タクマから卒業するねあたし!』
返事する間も無いまま友紀は話を続けた
真っ赤な目をしながら。
:09/06/15 15:28 :F906i :8iF/f5O.
#433 [t]
お店もう行かない!
あたしタクちゃん好きだった!
大好きだった★
でもねもういいんだ!
こないだマンションに女の子と入ってく所見ちゃった。
あんな裏道いつもは通らないんだけどさ、たまたま郵便局の帰りに通ったら丁度ね。
:09/06/15 15:29 :F906i :8iF/f5O.
#434 [t]
あたしの見たことない顔してた。
クールなタクマしか見たこと無かったけど、あんな可愛い顔するんだね!
タクちゃんが女の子の後ろ幸せそうにちょこちょこ付いてってたの。
まるであたしがタクちゃんの後ろ付いてくみたいな感じだった★
自分見てるみたいでね?
:09/06/15 15:30 :F906i :8iF/f5O.
#435 [t]
本当にあの子が好きなんだろうなって思った!
だから応援するって決めたの。
美男美女だよ本当っ!叶わない!
って
友紀の言葉に俺は締め付けられるような思いやった
:09/06/15 15:32 :F906i :8iF/f5O.
#436 [t]
俺は何も言えやんまま涙だけが俺の頬をつたった
そんな俺を見て友紀は
最後のお願いをした
タクちゃんお願いがある!
友紀大切だったよっ大好きだよて言ってギューッてして?
友紀がいいって言うまで!
チューしてとは言わないから!いいでしょ?
好きは友達として好き!
ね?
:09/06/15 15:35 :F906i :8iF/f5O.
#437 [t]
『わかった。友紀大切やよ今やって友紀は大切!大好きやで』
俺は友紀を抱き寄せて
友紀を力いっぱい抱きしめた
友紀の長い髪を触りながら俺は
ありがとなって何回も言った
気づかれないように
そっと髪にキスをした
:09/06/15 15:37 :F906i :8iF/f5O.
#438 [t]
友紀は何回も何回も
俺の首を掴み直して大好きって繰り返しとった
切ない時間やった
こんなんさやかがおるのに
おかしいかもしれんけど、友紀の事を想ったら離したくないくらいやった
:09/06/15 15:39 :F906i :8iF/f5O.
#439 [t]
『もういいよっありがとうもう十分!あったかかった★なんかいい匂いにしたタクちゃん( ´∀`)』
俺『いい匂い?なんの匂いやろ(笑)』
『知らなーぁい!バカたくちゃんまたね!』
友紀は小走りで離れた
:09/06/15 15:41 :F906i :8iF/f5O.
#440 [t]
スッと急に寒くなった気した
『友紀ー!!友達やから!友達なんやからいつでも連絡してこいやー?』
友紀は涙いっぱい溜めとる顔で振り返って
『やだー!気が向いたらねー!!』
と言って去っていった。
:09/06/15 15:42 :F906i :8iF/f5O.
#441 [t]
もしかしたら…
もしかしたらやけど。
あの某サイト
通称ブラックサイトの書き込みは友紀の反撃やったんかな
なんて思っとる
なんとなくな!
まぁ知らんけども。
:09/06/15 15:44 :F906i :8iF/f5O.
#442 [t]
『ただいま〜す〜』
もう明け方近くやった頃やろか
俺は疲れた体を引きずって帰ってきた
『おーおかえりーどうだった?』
洗面所から竜さんの声が聞こえて
体の力を降ろして髪をかきあげた
:09/06/15 15:48 :F906i :8iF/f5O.
#443 [t]
『どうって…まぁ簡単に言うと終わった…んかな。俺も冷静になれんくてさやかも動揺しとったし何かもうその場にいれんくて出ちゃいやしたよー。情けないっすよね』
『話はしてないのか?』
『ん〜何か話っちゅう話はしてないっすね』
『そうか、それでいいのか?』
。
:09/06/15 15:49 :F906i :8iF/f5O.
#444 [t]
『いいも悪いも分からん、さやかの気持ちはっきりまだ読めてへんし、でも何か話し合いにまで持ってける雰囲気やないなーきっと。情けない話なんすけどね。』
『そうか…』
友紀の事はあえて俺の中だけに閉まった
そんな話をしとる時やった
:09/06/15 15:50 :F906i :8iF/f5O.
#445 [t]
『〜〜〜〜〜〜♪』
可愛いらしい音楽が流れる
そうこの曲はさやかの着信音やった
開いた画面を何回見てもやっぱり
さやか
俺は携帯を握ったまま一瞬止まっとった
竜『出てやれよっ』
その一言で俺は通話ボタンをクリックした
:09/06/15 15:52 :F906i :8iF/f5O.
#446 [t]
『あ…あの…さやかだけど』
受話器の向こうからは
可愛らしい声が漏れとった
『おう、分かるで』
俺はいつになく冷静な声で話す
:09/06/15 15:54 :F906i :8iF/f5O.
#447 [t]
『あたしね、謝りたい…仲直りしたい。今すぐに会いたいの…だめかな?行くからあたしが行くから…5分でいいからあいたいんだ』
そうさやかは時間をかけて話した
俺はアホやからさやかがこんな時間に1人で泣きながら
外なん歩いとったら危なくてしゃあない
そんな事を思って
:09/06/15 15:55 :F906i :8iF/f5O.
#448 [t]
『危ないやん。そこにいろ、今行くでそこから動いたらあかん』
そう静かに伝えた
どこまでアホなんやろなこの男
さやかにかなわへんわ
今も昔も。
:09/06/15 15:56 :F906i :8iF/f5O.
#449 [t]
『うん』
と小さなか弱い声を確認してから
俺は再び明け方家を出た
そう、みなさんお気づきのように
この男は睡眠なんざとっとらんのですよ。
そうです優しい男なんです
:09/06/15 15:59 :F906i :8iF/f5O.
#450 [t]
そうです寝不足なんです
そうです頭が悪いんです
お肌ボロボロなんです
そうです結局このわけのわからんさやかに
惚れとるんです
:09/06/15 16:00 :F906i :8iF/f5O.
#451 [t]
俺はイルミネーションされとる木の前に
さやかの姿を見つけた
『さやか、着いた。寒いで車の中おいで』
そう さやかに電話で伝えた
白いコートから寒そうな手首が顔だすさやかが
小走りに駆け寄ってくる姿を車から見守った
:09/06/15 16:04 :F906i :8iF/f5O.
#452 [t]
いつもならか弱いさやかの為に
ドアは俺が押してやる
でも俺は今日はしやん
これは俺のささやかな反抗。
いつもより重そうにドアを開けたさやかは
申し訳なさそうにゆっくりと腰を降ろす
:09/06/15 16:06 :F906i :8iF/f5O.
#453 [t]
『ごめんね来てもらっちゃって…』
座るなりさやかは下を向いてそう声を出した
しばらく無言が続いた
外の景色は忙しく変わる
:09/06/15 16:07 :F906i :8iF/f5O.
#454 [t]
カチカチカチとハンドルに指をかけて気を紛らわす
…重い口をさやかがまた開いた
『さやか掲示板ので、ヤキモチ妬いてどうしても許せない!て気持ちになってて…その時かあくんとバッタリ合って…彼氏にヤキモチ妬かせろって。お前に妬かせたんだから彼氏にも同じ気持ち味あわせろって…そう言われて…それで。あたし自棄になって…ね』
『うん…』
。
:09/06/15 16:09 :F906i :8iF/f5O.
#455 [t]
さやかは怯えた様子で俺を見上げとった
『…ばかが、あほかお前わ!俺はさやかだけ、お客はお客で大事やで。でもさやかは比べる対象やないしこれから俺以外の言葉信じんといて、それにもう行くな、あいつとバッタリも会うな!たまたま会ったも嫌やから』
『うん、わかった…ごめんね』
。
:09/06/15 16:11 :F906i :8iF/f5O.
#456 [t]
さやかの顔を鷲掴みしたままこれでもかといぢり倒す
俺はアホやからさやかが戻ってきてくれたたけでも
正直嬉しいんや
しばらくして
『やぁだ痛い痛い!』
と俺の手を抑えとったさやかが
小さく俺の手を握って泣いた。
:09/06/15 16:12 :F906i :8iF/f5O.
#457 [t]
『ごめんね、大好きだよ』
『ええよ、もう言うな、俺も深く聞きたないから、もう仲直りな。』
それからさやかはソッと
俺が好きなプッチンなプリンを差し出した
:09/06/15 16:12 :F906i :8iF/f5O.
#458 [t]
『なんこれ(笑)』
『タクちゃん好きでしょ?プッチンなプリン…』
『…!!(笑)』
な?可愛いやろ
俺がプッチンなプリン
好きやからって用意したんやって
可愛いすぎるやろ
嫌いになんかなれん
馬鹿さやかちゃん
:09/06/15 16:14 :F906i :8iF/f5O.
#459 [t]
俺は決めた
さやかと結婚する
もう俺は不安にさせやん
さやかだけを愛してんで
。
:09/06/15 16:16 :F906i :8iF/f5O.
#460 [t]
さやか以外考えられん
プロポーズしよう
さやか
さやか…
こんな俺と結婚してください。
:09/06/15 16:17 :F906i :8iF/f5O.
#461 [t]
ほんで
ずっと一緒におったってください。
その夜俺は
神様にお願いしたんや
:09/06/15 16:18 :F906i :8iF/f5O.
#462 [t]
さやかと結婚出来ますように
さやかと幸せなれますように
一生涯愛し続けるから
だから一生一緒にいれますように
おやすみなさい神様。
:09/06/15 16:19 :F906i :8iF/f5O.
#463 [ひょう]
ひょうは女の子だよ〜だ
楽しみしとる〜
:09/06/15 21:11 :SO903i :☆☆☆
#464 [t]
▼プチプロポーズ
この日は、俺とかいと
さやかが竜さんのアパートに泊まっとった日やった
そして俺はこないだから考えとった
プチプロポーズをしよう計画の真っ最中やった
今か今かとチャンスを疑う(´・ω・`)
:09/06/16 00:14 :F906i :dKv1rg6A
#465 [t]
そしてその計画はあっさりと実行されたのやった
まだかいも竜さんも寝とる朝早くのこと。
いつものようにさやかはココアを目の前に出してくれた
ここや!!!!!
(え、ウソやろ?w)
。
:09/06/16 00:17 :F906i :dKv1rg6A
#466 [t]
っと。
完全にタイミングを間違えとる俺はきっと無敵なはずや
無理矢理さやかを座らせようとした
『さやか座って!』
『うん☆待ってー!さやかのココア持ってくるからね!』
。
:09/06/16 00:25 :F906i :dKv1rg6A
#467 [t]
『あかん。それ後、はよ座って!ホラ!』
さやかの肩を強引に下げる
完全に俺は無理矢理な
状況で
結婚の話を切り出そうとした
さやかは緊張したような
どこか不思議そうな顔で俺の隣に小さく座った。
:09/06/16 00:26 :F906i :dKv1rg6A
#468 [t]
カービーのように空気を吸い込んだ俺は
吹き出したが、その後きちんと話を続けた
『さやかよく聞いて!さやかとな俺、結婚したいって本間に思っとるから…』
『…えっ急に何言い出すの』
さやかの動揺しとる姿が愛しかった。
:09/06/16 00:32 :F906i :dKv1rg6A
#469 [t]
『だからな、よく聞いて、プロポーズと言うか…、
結婚を前提に俺は考えとるから!
だから、さやかもちょっと考えといて!
んまぁプチプロポーズと思って今日わw!
。
:09/06/16 00:35 :F906i :dKv1rg6A
#470 [t]
ロボット野郎のように話す俺を見つめてさやかは口を開いた
『うん…ぅん!!
わかった!…どうしよ嬉しいよ、結婚したい、今すぐしたいよっ(´・ω・`)
』
『さやかストッープ!!
大事なあれまだ今日持ってきてないからあかん!後で俺がちゃんと言うで今日は黙っとって』
。
:09/06/16 00:36 :F906i :dKv1rg6A
#471 [t]
『ンフフ♪はぁーい( ´∀`)』
お得意のンフフを連発させながらさやかは喜んどるようやった
これでひとまず安心やね
っしゃあらぁ!
:09/06/16 00:38 :F906i :dKv1rg6A
#472 [t]
:09/06/16 00:39 :F906i :dKv1rg6A
#473 []
リアルで読んでました
がんばってー
俺も寝るわ おやすみ
:09/06/16 00:43 :F905i :1m5iH/Wk
#474 [まゆ]
あの…ブログ『シングルパパー』の人ですか?
:09/06/16 00:50 :F02A :PmAkWByU
#475 [t]
>>473有難うございます
今日もよろしく
>>474ん、書いてへんよ
?
俺が書いたんは
生まれ変わっても俺は
だけやで
:09/06/16 08:40 :F906i :dKv1rg6A
#476 [t]
>>471続き☆
それから俺は本格的にプロポーズする為に
リングを買いに行く事にした
今までのもんは安もんやったからな
給料3ヵ月分の指輪を買わなあかんね。
:09/06/16 12:52 :F906i :dKv1rg6A
#477 [t]
俺は竜さんに相談して一緒に見てもらう事にした
さやかに似合う指輪を
大事な大事な指輪を
『本当か!手応えあったんだな?よかったじゃねーか、んだよやるなーお前!指輪なら俺に任せろ。とびっきり可愛い指輪一緒に探してやるよ!!』
そう竜さんは祝ってくれた。
:09/06/16 12:53 :F906i :dKv1rg6A
#478 [t]
かいも泣きそうな顔で
『俺、タクマさんがホスト上がったら寂しいけど、さやかちゃんとの結婚反対出来る訳ねぇっすよ!俺の事みたいに力入ります』
と言ってくれた。
俺はいい先輩とできた後輩が周りにおる。
:09/06/16 12:55 :F906i :dKv1rg6A
#479 [t]
せやから俺は最高の環境でさやかに
大好きなさやかにプロポーズ
結婚してほしい
そう言えるんやろな☆
:09/06/16 12:57 :F906i :dKv1rg6A
#480 [t]
俺はそれから毎日出勤前にビルを周り歩いて
さやかに似合う指輪を探した
竜さんにもかいにも協力してもらっとった
そして俺は、一つの指輪が目に止まった。
:09/06/16 13:01 :F906i :dKv1rg6A
#481 [t]
それは小さなダイヤが散りばめてある中で
一つだけ目立って輝いとるダイヤがある指輪やった
さやかみたいに小さいのに存在感があって
俺はこの指輪に一目惚れした
:09/06/16 13:04 :F906i :dKv1rg6A
#482 [t]
竜さんとかいを呼び出す
かいは同伴中やから来れんって
しばらくして竜さんの姿が見えた
竜さんはこれ見てどんな反応するやろ?
:09/06/16 13:05 :F906i :dKv1rg6A
#483 [t]
『竜さん…コレどうすかね?』
『どれ三段目の奴か?』
俺は三段目を5度見した後、大きく頷いた
『…可愛い!可愛い★これわ可愛いー文句無し!』
(ホッと胸をなで下ろした瞬間やった)
:09/06/16 13:08 :F906i :dKv1rg6A
#484 [t]
『ですよね?このデザインお洒落やわー!!』
『あ、なぁ値段見たのか?』
『やっぶべぇ忘れてた肝心な値段…(笑)』
俺は、おそるおそるぶら下がる値札に目をやった
:09/06/16 13:11 :F906i :dKv1rg6A
#485 [t]
俺と竜さんの感想は一言
…お高いです( ̄ー ̄)(笑)
まぁしゃあないわな
こんなぐらいさやかになら
買ったるわーいw!!
:09/06/16 13:14 :F906i :dKv1rg6A
#486 [我輩は匿名である]
「大好きやったんやで」
ですか??
:09/06/17 20:29 :PC :☆☆☆
#487 [t]
>>486いや、ちゃうけど
俺もそれ話聞いた事あるけど話同じなん
?
:09/06/17 23:56 :F906i :keutQzm2
#488 [みゃこ]
>>486そう言うレスいらない
そんなの突っ込んでたら
女が書いたら恋空
男が書いたらた大好きやったんやでってなるぢゃん
ホント意識しすぎ
読んでて気分悪くなる
からやめて
しかも話全然違うし
主さん長々と貴重なスペースすいません
:09/06/18 00:03 :N601i :pCOcwi3I
#489 [あゆみ]
主さん
私も似てるとわ思わないですよ
486さん
子供もいますし幼少時代からの事も書かれてますし
他の女の方の話も出てきてますよ
それでも似てると
言えますか
?
:09/06/18 00:12 :SO906i :2y6zHlEk
#490 [t]
>>488-489ありがとう
似てるか似てへんかは感じ方やろうけど書き終えてから言って欲しいわな
まぁ見てくれとる人がおるはずやからまた更新しますよん
:09/06/18 00:27 :F906i :pnm3hI1I
#491 [t]
>>485続き☆
前に欲しがっとった
ティ○ァニーのリングに決めた
果たしてさやかは気に入ってくれるやろか?
そんな事を思っとる時に
愛想の良い店員がちらりと俺らを見て近寄ってきた
『お決まりでしたら…お出ししますよ?』
。
:09/06/18 00:33 :F906i :pnm3hI1I
#492 [t]
ケースからのこのこと現れたリングはさっきより輝いとるように見えた
そして俺はこれに決めた
『これにします』
『はい、ありがとうございまぁす。こちらへどうぞ』
と俺と竜さんは横並びに白い椅子に座らされた。
:09/06/18 00:36 :F906i :pnm3hI1I
#493 [t]
『サイズはお分かりですか?』
『あ、サイズ?あぁえっと、確か8号やったかな』
竜『まぁそんぐらいだろうなきっと』
『かしこまりました、お待ちくださいませ』
。
:09/06/18 00:39 :F906i :pnm3hI1I
#494 [t]
店内はカップルで見に来とる奴もおったり、
一人で見にきとる奴もおった
カップルを見て俺はさやかの喜んどる顔をこてんこてんに妄想して
ニヤニヤを繰り返した
実に気持ち悪い男だ
こんな男をもし見かけたら
俺はすぐに通報する。
:09/06/18 00:41 :F906i :pnm3hI1I
#495 [t]
やっと大事な買い物を終えて
竜さんとファミレスに入った
ドリンクバーだけを注文して
プロポーズ大作戦の作戦を練る。
『どうせなら派手にやりたいよなー』
俺『ですよねーかいと竜さんにも協力してもらって派手にしたいっすね、さやかきっと喜んでくれるやろうで』
。
:09/06/18 00:45 :F906i :pnm3hI1I
#496 [t]
『おう、協力はそりゃいくらでもしてやるよ〜場所はどうする?』
俺『やっぱTDLとか?超キザにシンデレラ城の前とかで、お前が欲しい!つってー』爆笑
『それ、ギャグだろwでも場所いいかもな!セリフはどうかと思うけどな(笑)』
俺『あ〜ね〜確かに。女ってどんなんが好きかむっちゃよく知っとるはずなんにさやかになると俺、本間にわからん
』
。
:09/06/18 00:48 :F906i :pnm3hI1I
#497 [t]
竜『それが本物なのよ〜(笑)いいな恋って☆』
その日は
出勤時間ギリギリまで考えとった
なんだかんやで今日の意見をまとめると。
場所はTDL、ポイントはパレード
まともな意見はこんなもんやった。
:09/06/18 00:50 :F906i :pnm3hI1I
#498 [t]
いつものように仕事上がってから
俺と竜さんとかいはマックで作戦を煉る事にしたんや
バーガー片手にボールペンを走らせる俺ら。
学生みたいやろ?
窓にチラリチラリと映っとった
俺は子供見たいな顔してはしゃいどる姿やった事を思い出す。
:09/06/18 00:53 :F906i :pnm3hI1I
#499 [t]
男三人の妄想は果てしなく続いて
気付けば朝方やった
時刻は6時30分を回っとった
眠い目をこすり数時間でまとめた内容が書いてある
お手拭き用のナプキンに目をやる。
ノートやルーズリーフなんざ洒落た小道具は用意しとらん。
:09/06/18 00:55 :F906i :pnm3hI1I
#500 [t]
これが男っちゅうもんや
『っしゃあ帰るかー!!』
と
大きな欠伸をかました竜さんを見て
ありがとうなんて思った
それからかいもな、
浴びるように呑んだ酒の入った体を
引きずって付き合ってくれとった
:09/06/18 00:57 :F906i :pnm3hI1I
#501 [t]
俺は今でも
感謝してもしきれんくらいやで本間に
ありがとうなみんな
さやかも感謝するんやで
ありがとうって。
:09/06/18 00:58 :F906i :pnm3hI1I
#502 [t]
プロポーズの実行日は再来週の土曜日に決めた。
この日がさやかと俺の誕生日の丁度真ん中をとった日やったから
この日に俺はかける…
絶対に夫婦になるで。
俺がさやか幸せにするんから
:09/06/18 01:01 :F906i :pnm3hI1I
#503 [t]
▼そわそわさやか
『もしもしぃ?』
この日も受話器からは、いつもと変わらず
可愛いさやかの声が聞こえとった
『あ、さやか?起きとった?あんなぁ昨日言わんかってんけどな、22日ディズニーランド行こうやー空いとるよなー?』
『え、本当に!?土曜日でしょ?全然大丈夫★てかどうしたの急にぃ?珍しいじゃん!!』
。
:09/06/19 23:31 :F906i :RIvAS1rI
#504 [t]
あぁ。
やっぱり急には怪しいかな
『たまには連れてったろかなと思って!それだけ!』
『…ふぅん。そうなの?じゃあ楽しみにしてるね★!』
なんとなく不思議そうにしとったけど
さやかは何も突っ込んで来やんかった。
:09/06/19 23:34 :F906i :RIvAS1rI
#505 [t]
とりあえず明日さやかと会う約束をして
安心してその日は眠りについた
…っと。
起きて時計に目をやると時刻は11時やった。
さやかとの約束は11:30分やった
:09/06/19 23:38 :F906i :RIvAS1rI
#506 [t]
『うーわ、ヤッベェ…』
恐る恐る時刻を再確認してみたが
やっぱり約束の時間まで後30分しかあらへん
急いでシャワーを浴びて
反乾きの体の上からジャージを被せた
ひんやり冷たい感触でようやく目が覚めた
そして
さやかに何事も無いように電話をいれる
:09/06/19 23:40 :F906i :RIvAS1rI
#507 [t]
俺『あ、俺やけど。さやかー今向かっとるけど何もいらん?』
『ん〜おはよ。グミとヨーグルト買って来てくれるかなぁ?』
俺『あいよ〜ほなまた』
『気をつけて慌てないできなよ (´・ω・`)んじゃ待ってるね』
こんな会話やった確か。
:09/06/19 23:43 :F906i :RIvAS1rI
#508 [t]
俺はコンビニ着いてから
朝ご飯がヨーグルトとグミやって
言っとったのを思い出してサラダとおにぎりをプラスした
ちゃんと食べなあかん
こんな食事じゃチビのままやで
:09/06/19 23:45 :F906i :RIvAS1rI
#509 [t]
その日はいつもの愛用スペースに
乗用車が止まっとったから苛立ちながら他にいれた
さやかの部屋はピンクのカーテンがほんわかしとって
女の子の部屋やとすぐ分かってまう部屋やった
:09/06/19 23:47 :F906i :RIvAS1rI
#510 [t]
もしも変態が来たら…ピンクのカーテンが目についたら
俺『うわ危ねーな』
いやいやいやいや!
妄想激しすぎww
と。
そんなシュミレーションはもうそこまで
さやかの部屋鍵を開けて中に入る
:09/06/19 23:50 :F906i :RIvAS1rI
#511 [t]
(あぁいい匂い。やべーやべー)
????
ん?待てよ?
本当の変態は俺か?
(笑)
:09/06/19 23:51 :F906i :RIvAS1rI
#512 [t]
『あ、お おおお、おはよぅです!タクちゃん★いい天気だねぇ』
っと。
奥から売れない漫才師が俺に話しかけた
???
いや、漫才師やない
さやかだ。
:09/06/19 23:54 :F906i :RIvAS1rI
#513 [t]
俺『なんだよその奇妙なテンション(笑)アホかてめぇわ』
『な、なにが〜どこが〜?』
俺『あーもうええから座って食べな、ご飯』
っと
ビニール袋をガラステーブルの上に置いた
:09/06/19 23:56 :F906i :RIvAS1rI
#514 [t]
『ありがとうねぇ!!
…タクちゃん食べないの?』
『俺はいらん、てかそのサラダとおにぎりも食え、ちゃんと食わなあかんよ、それにさやか朝ご飯いつも食べるやん。なんや今日具合悪いん?』
『違う…けど』
っとさやかは目をそらした
:09/06/19 23:57 :F906i :RIvAS1rI
#515 [t]
『なんだよ、ダイエットか?それなら痩せんでええよ』
『いぃのいらないの!!』
『変な奴ー馬鹿やなー美味しいのに』
『知ってるけどいらないもん、タクちゃんだってさ朝ご飯食べないじゃん!』
『俺はコ・レ・が・朝ご飯』
『煙草でしょ?煙草が朝ご飯のが変だよぉ』
。
:09/06/19 23:59 :F906i :RIvAS1rI
#516 [t]
−ピンポーン−
っと
インターフォンがなって話し途中で
画面をチェックしてからさやかが玄関に向かった
俺はその間
灰皿に煙草を押し付けてソファーに腰を下ろした
:09/06/20 00:01 :F906i :ilqHaEgY
#517 [t]
俺がふと見たテーブルには
ゼ○シィが置いてあってふせんが付とるページがあった
そのページはダイエット企画のページやった
ウェディングドレスを可愛く着たくて痩せました
1ヵ月−6キロ!
などデカデカと比較した写真が出とるページやった
:09/06/20 00:02 :F906i :ilqHaEgY
#518 [t]
下の()の中には朝ご飯はヨーグルトとグミで
昼ご飯は好きなものを5口分残して食べる!
夜はスープ類でお腹を満たす
この方法で痩せて
彼氏にウェディングドレス姿を可愛いと言ってもらいました
とコメントが載っとった
:09/06/20 00:03 :F906i :ilqHaEgY
#519 [t]
あー、これか(笑)
さやかはこれを見てダイエットし始めたんやね
ぶはっ(笑)
アホやなー
痩せんでもさやか着たら何でも可愛いに決まっとんのに
ただでさえこんな可愛いんやから(´・ω・`)
:09/06/20 00:04 :F906i :ilqHaEgY
#520 [t]
しばらくしてドアの閉まる音が聞こえて
俺は急いで雑誌を戻して煙草を加えた
っとその時。
『タクマー!!来てぇ』
と、玄関からさやかの声が聞こえ急いで向かった
:09/06/20 00:08 :F906i :ilqHaEgY
#521 [t]
大きなダンボールの横にしゃがむさやかがおって
ダンボールが持てない助けを求めとる
『なんやそのダンボールは、何頼んだん?』
『んー?何かこないだ頼んだ本棚とかぁ』
『ふうーん、んで誰が組み立てんのさやかさん』
。
:09/06/20 00:14 :F906i :ilqHaEgY
#522 [t]
さやかはニヤリといやらしい表情で言った
『んっ?…タクちゃんだよっ!(笑)』
『せやろ?、ニヤニヤしてんなよおめー(笑)
馬鹿たれめんどくせーんやぞこー言う組み立て』
『んえ〜ごめんなさぁ〜い』
。
:09/06/20 00:16 :F906i :ilqHaEgY
#523 [t]
っと
言いながらもふてふてしとるさやかに
ダイエットについて触れたろと思ってんけどその必要は無かった。
『ねぇねぇ!タクちゃんなんか見た?見た?』
きたーw(・∀・)焦っとるしーw
:09/06/20 00:19 :F906i :ilqHaEgY
#524 [t]
いかにも何も見てません顔して答える。
『なにが?見てへんよ』
『そ、それなならいいけどさ!!』
っと
さっき俺がバッチリ拝見しとった
ふせんのついた雑誌をソーッと後ろに隠す。
見えてますよーw横からw
:09/06/20 00:21 :F906i :ilqHaEgY
#525 [t]
さやかはアホやから堂々と隠し終えた後
やってやったぞと言う満足な顔で
グミを口に入れた
グミ食うなグミを
ダイエット中やろが(笑)
:09/06/20 00:24 :F906i :ilqHaEgY
#526 [t]
んでこれがこの頃のさやかのブログ一部な!
今日からダイエット開始!
今まで諦めてたけど
ある事を目標に頑張ろうと思う>ω<。
ある事って言うのは…
結婚なんだけどこないだ
プロポーズの前振りあったって書いたよねっ?
だからそろそろプロポーズ来ないかなーとか考えてる実ゎ★!
:09/06/20 00:29 :F906i :ilqHaEgY
#527 [t]
だからなんか変に緊張しちゃうよ〜ぉ…
いつになるか分かんないけどみんなに良い報告早くしたいなぁ〜!!
あ、話変わるけど今日
本棚届いてよかったぁ☆
思ったより大きくて嬉しいなぁ〜、あ!組み立てはタクちゃんがやったよ!(笑)
さやか出来ないらね〜
:09/06/20 00:31 :F906i :ilqHaEgY
#528 [t]
それからゴロゴロして変態タクちゃんと遊んだ後ドンキ連れて行ってもらって
つけまと化粧品買ってもらったよ〜
それからDVD見た!
さやかはアニメ見たかったけどタクちゃんは
ホラーホラーってうるさかったから見てあげた
タクちゃんビビりなくせに!(笑)
:09/06/20 00:31 :F906i :ilqHaEgY
#529 [t]
でも、さやか〜ってタクちゃん抱っこしたがるから可愛いんだよっ
タクちゃん大好き!!
土曜日は久々のTDL!
楽しみだなぁ
ノロケてばっかでごめんね
みんなおやすみ
タクちゃんはまだ仕事だよね〜
頑張れ
おやすみタクちゃん!!
:09/06/20 00:32 :F906i :ilqHaEgY
#530 [t]
▼ザ、ティーディエル
この日は、竜さんもかいも気合い入っとった
もちろん俺も!
だって人生初のプロポーズする日やから
竜さんと俺はバタバタと慌ただしい朝を迎えて
かいを迎えに車を走らせた
今日は俺のステッ○ワゴンで俺が運転手
安全運転で行くぞー!!
:09/06/20 00:36 :F906i :ilqHaEgY
#531 [t]
かいの家からさやかの家までは車で走ったら7、8分の場所やった
車は竜さんが助手席でかいとさやかは後ろ
さやかは俺の後ろ。
こんな感じで乗り合わせた。
:09/06/20 00:38 :F906i :ilqHaEgY
#532 [t]
車の中は湘南の音楽で熱唱するかいと竜さんでにぎわっとった
さやかもずっと笑っとって、
かいの変顔と変な歌い方にハマっとる様子やった
そんなご機嫌なさやかをバックミラー越しに確認しながら
俺の心臓もバクバクと飛び跳ねとった
(んも〜さやか可愛い過ぎやろ!)
:09/06/20 00:40 :F906i :ilqHaEgY
#533 [t]
っと
そんな事を考えとった時。
『い痛ででてて』
俺の襟足が引っ張られた
びっくりして横向けばさやかがおって
こっそりと耳打ちした
:09/06/20 00:42 :F906i :ilqHaEgY
#534 [t]
『あの、さやかトイレ行きたぃ』
『…おい!(笑)わかった、もうちょい我慢してな大丈夫?』
『無理早くしてっ!!』
『うわやっぱ行かん、漏、・ら・せ』
すると
さやかは俺の襟足を千切る勢いで引っ張った
あー怖い怖いw
:09/06/20 00:44 :F906i :ilqHaEgY
#535 [t]
寄ってやったパーキングでさやかは、
ソフトクリームと焼き鳥とたい焼きが食べたいと
相変わらずの食いしん坊に戻っとった
次々と店に並ぶのは俺
荷物持つんも俺
ひどい話やろ?(笑)
:09/06/20 00:47 :F906i :ilqHaEgY
#536 [t]
そんなひどいさやかが、焼き鳥に並んどった俺に
ちょこちょこかけよってきた
『つかれたぁ?』って
さやかは肩揉んでくれて
『おーありがとー』
っとほっこりした時やった
:09/06/20 00:49 :F906i :ilqHaEgY
#537 [t]
さやかは俺の腕を掴んで前に入ってきたで
『何お腹減ったん?』
て聞いたら
ニコニコして
『ねぇねぇ、Kittyちゃん可愛いのあったのーねぇKittyちゃんさやか大好きだからさーねぇねぇ』
って言った
出たおねだり攻撃w
:09/06/20 00:50 :F906i :ilqHaEgY
#538 [t]
だだっこさやかやから一回言い出したら聞かんからなー
『これ買ったら見に行こな、待ってて』
『本当?やったぁ!!』
いつまでこいつはKittyちゃんなんか好きなんやろか(笑)
まぁ、さやかは高いの
買ってとかは言わんねん
ブランドもん買ってとかは言わん
『いらんの?』
て聞いてもいらん言うからたまに買ってやる程度やった
:09/06/20 00:52 :F906i :ilqHaEgY
#539 [t]
まぁブランド物よりご当地キティ欲しがるさやかのが可愛いか。
いやーそれにしても
さやかはお嬢様やで本間に
俺のおかげやぞ(笑)
分かっとんのかなさやかは
いや馬鹿だから分かっとらんなきっと
:09/06/20 00:54 :F906i :ilqHaEgY
#540 [t]
Kittyちゃんを手にしたさやかはご機嫌で戻ってきた
か・竜『よかったねーさやちゃん、見して?』
さ『うんいぃよ!可愛いでしょぉ』
竜『かわいー、てかさやちゃん前乗るー?いいよタクマの隣行きなー!俺、後ろで寝るからー』
俺『えっいいっすよ竜さん、さやか後ろでええよな?』
。
:09/06/20 00:57 :F906i :ilqHaEgY
#541 [t]
『うんうん★全然いぃですよ、さやか後ろで!気使わないでくださぃっ』
それでも隣に行けと竜さんとかいは言ってくれてさやかと俺は隣に座った
後ろから見られとる感じにさやかは照れたねぇっ!
て後から言っとった。
DLまで後少しや!
気合いいれるでー!!!
:09/06/20 00:59 :F906i :ilqHaEgY
#542 [t]
しばらく走ると場所場所でDLが顔を出しとった
さ『わぁ見えたぁああ!今見えたよね☆見た?見た?』
竜『見えなかったー』
俺、か『見えた見えたー!』
と車内はあげあげのままDLに着いた
早く降りたいと行った感じで
さやかとかいは荷物をまとめとった
:09/06/20 01:09 :F906i :ilqHaEgY
#543 [t]
さすがに竜さんは大人やから冷静に
久しぶりやなーとクールに決めとった
俺は着くなり心臓がバクバクやった
今日やんな?
今日言うんよな俺
俺『っしゃあぁ!』
。
:09/06/20 01:11 :F906i :ilqHaEgY
#544 [t]
『どうしたのタクちゃん?』
っと
ひょっこり前におったさやかにまた
心臓が激しくなりながら入場門に向かった
『ヨーイドン!!』
さやかの無邪気なかけ声に
競争が始まって、あっという間に門まで着いた。
:09/06/20 01:11 :F906i :ilqHaEgY
#545 [t]
中に入るなり綺麗に整った花があって、
さやかはここで写真が撮りたい、そう話した
そこで撮った写真の俺は緊張した引きつった顔が残されとった
さやかは俺の横で無邪気に笑っとって
俺の左手とさやかの右手はがっちりと繋がれとった
:09/06/20 01:14 :F906i :ilqHaEgY
#546 [t]
竜さんは相変わらずのイケメンと行った所で、
かいはサーフのギャル男といった所やろか
楽しそうな写真が残されとった
これが俺のプロポーズの日に集まった
メンバーの大事な大事な写真となった
:09/06/20 01:15 :F906i :ilqHaEgY
#547 [t]
今日はリアルで読んでくれとった人おったかな?
今日の更新はここまで
:09/06/20 01:18 :F906i :ilqHaEgY
#548 [さくら]
いつも見てますよ
:09/06/20 01:22 :P01A :Nf1KsR72
#549 [あ―ちん]
この小説大好きです
最後まで
頑張って下さいね!
:09/06/20 01:57 :W61CA :fP9.7tcQ
#550 [ひーこ]
うちもこの小説めっちゃスキ!!
頑張ってください(≧ε≦)
:09/06/20 02:05 :W61T :41sSIraE
#551 [t]
:09/06/20 15:18 :F906i :ilqHaEgY
#552 [我輩は匿名である]
最高です、この小説
頑張って下さい
。。。
:09/06/20 19:00 :F01A :EAoGl4k.
#553 [t]
:09/06/21 00:33 :F906i :xvdBqddw
#554 [t]
>>546続き☆
その日は
ホーンテッドやスプラッシュマウンテン
スペースシャトル
ビッグサンダーと
次々、並んで10個ぐらい乗れたやろか
さやかは夜のパレードが楽しみやと言っとった
俺もや!と返した。
並んどる間さやかは俺の手を一度も離さんかった
:09/06/21 00:45 :F906i :xvdBqddw
#555 [t]
俺は空いとる左手で何度もポケットの指輪に触れた
そして右手でさやかの左手の薬指を何度も確認した。
細い指
強く握ったら折れてしまいそうや
小さな身長
俺の腕に入ったら腹ん中入ってしまいそうや(笑)
:09/06/21 00:47 :F906i :xvdBqddw
#556 [t]
あご乗せてよりかかったらさやかはすぐ
『重いぃ゙〜!』て言うねん
だから俺もさやか寄りかかってきたら
『重い苦しい〜息出来やん〜ギブギブっ』
て返す。
:09/06/21 00:51 :F906i :xvdBqddw
#557 [t]
俺らこんなん何回も繰り返すで
かいと竜さんむっちゃ笑ってんのな
アホやろ?(笑)
でもなこんな事しとるこの時間が幸せやったんやろね
その時は当たり前過ぎて気付かんもんなんやね
:09/06/21 00:53 :F906i :xvdBqddw
#558 [t]
さやかはポップコーンをぶら下げながらこう言った
『ビッグサンダーでね!下りでキスすると、いい事あるんだって!!美喜ちゃんが言ってたの』
竜『あぁ、それ俺も聞いた事あるー』
か『DLそう言う言い伝え?的なのいっぱいありますよねー』
俺『みたいやなぁ〜、んな、さやかやって見ようや』
。
:09/06/21 00:56 :F906i :xvdBqddw
#559 [t]
『うん☆やってみよぅ!!』
っと
確かにこいつは言いよったはず…なんだが(笑)
俺『どうする?よだれだらーんてなったら(笑)』
さ『え、汚いぃ!でもそれでもするよ(´・ω・`)』
俺『ふうーん(笑)』
:09/06/21 01:00 :F906i :xvdBqddw
#560 [t]
ようやく俺らが乗れる時がきた
さやかは最初キャピキャピして両手をあげとったけど
だんだん早くなるに連れて話さんくなっとった
俺『さやか後ちょっとで1番デカい下りやでー!』
さ『ねぇ、無理怖い!!やっぱり出来ないや!!』
俺『はあ?なんでやしー!』
さ『だってむやみに動けないんだもんんー速いーよー!!あー』
。
:09/06/21 01:03 :F906i :xvdBqddw
#561 [t]
っと。
馬鹿なさやかは俺の腕を掴んだまま
動けなくなったらしい。
仕方ないから俺がほっぺに長々としてやった
しばらくしてさやかの悲鳴と共に走っとった
ビッグも止まって出口に向かった
:09/06/21 01:06 :F906i :xvdBqddw
#562 [t]
さやかは外に出るなりポップコーンを揺らしながら言った
『これ、こんな速かったっけー?久しぶり乗ったからかな!速かったーぁ☆』
と息を切らした
え?
もちろん俺は不機嫌(笑)
:09/06/21 01:09 :F906i :xvdBqddw
#563 [t]
さやかはしょんぼりした顔で口を開いた
『あ゙ーごめんね!ごめんね?でもほっぺにしてくれたよね?うーもお、本当ごめんってば』
俺『うるせーよへたれ!!』
さやかに無理矢理おんぶして押しつぶしてやった
すると。
さやかは俺は怒ってないと判断してまた笑った
:09/06/21 01:11 :F906i :xvdBqddw
#564 [t]
でもさやかはまたしょんぼりした顔に戻った
『いい事なくなっちゃったかなぁ〜?』
俺『そんなん大丈夫!あるから心配すんなー』
か『さやちゃんって素で小学生見たいだなー』
竜『なー可愛いカップルだよなー(笑)』
。
:09/06/21 01:13 :F906i :xvdBqddw
#565 [t]
さ『小学生?そんな小さくは無いでしょっ(゚Д゚)それとラブラブなんだょね!ね、タクちゃん☆』
俺『いや、さやかがベタ惚れなんやろ俺に、なあ?(笑)』
『うん!そうだよっ大好き!!』
俺『おーれーもー』
素直な返事に俺は照れを隠せんかった
竜さんとかいは暑い暑いと去っていった
俺とさやかワールドは果てしなく暑いでな☆★☆
:09/06/21 01:15 :F906i :xvdBqddw
#566 [t]
さやかは大きなキャラメルポップコーンを
探検隊のようにぶら下げとるのが重くなったらしく
俺にコーレ!とかけた。
どうやらかけとると動きにくい事に気づいたらしい(笑)
:09/06/21 01:18 :F906i :xvdBqddw
#567 [t]
『もう夕方だねー!パレード場所とりしよぅよー近くで見たいっ』
さやかがベストなタイミングでパレードに触れた
竜『あー、だよなー!』
か『シンデレラ城の前らへんいいんじゃないっすか』
さ『あぁいいね☆シンデレラ城の前にしよぅ!』
。
:09/06/21 01:20 :F906i :xvdBqddw
#568 [t]
よっしゃ!!
自然にシンデレラポジションげっとん☆!
俺『あいよーミッキーの影見えるとか何とかやなんな確かシンデレラ城って』
か『じゃあそこがいいっすかねー』
さ『うん☆そこにするぅ!早めに場所とりにしなきゃぁ!』
。
:09/06/21 01:22 :F906i :xvdBqddw
#569 [t]
俺『さやか、この辺でええの?』
『うんいぃ場所ー☆さすがにまだ場所とりやってる人少ないねぇ?』
竜『だなー!ちらほらいるぐらいだもんな』
さ『あ、てかさやか飲み物買ってくるね〜』
。
俺『あかん一人で行くな危ないから待っとって』
。
:09/06/21 01:24 :F906i :xvdBqddw
#570 [t]
んじゃ行くか(´・ω・`)
俺『おう、竜さんとかいなんか飲む?』
か『炭酸なら何でもいーっす』
竜『じゃー俺もかいと一緒でいいや、悪いな』
俺『あいあーい』
歩き始めてすぐさやかは手を繋いだ。
:09/06/21 01:26 :F906i :xvdBqddw
#571 [t]
竜さんとかいが見えなくなってすぐ
さやかは甘えモードになっとった
タクちゃん、タクちゃんて用も無いくせに呼んでぐずっとる
俺『さやか何にする?』
『タクちゃんが決めたのがいぃ〜さやか決めらんない』
っと。
こんな調子だ
:09/06/21 01:28 :F906i :xvdBqddw
#572 [t]
俺『えーんな、イチゴミルクにする?さやか好きやろ?イチゴ』
さ『うんそうするぅ!』
俺『よし、んなイチゴミルクで』
さやかは一口飲んですぐ
『美味しい〜世界1美味しいよコレきっとー☆!!』
と満足した様子やった
:09/06/21 01:29 :F906i :xvdBqddw
#573 [t]
続きまたあした
リアルで読んでくれとった人おったら
ありがとう
:09/06/21 01:31 :F906i :xvdBqddw
#574 [あ―ちん]
楽しみにしてます♪
:09/06/21 01:39 :W61CA :tgfOoKF6
#575 [t]
:09/06/22 00:14 :F906i :FwQcJX9c
#576 [t]
>>572続き☆
………
1時間も経つと俺らの後ろも横も人で溢れかえった
あと15分程度で始まると合図が合ってからが妙に長く感じとる時やった
大きな音と共にキラキラと光る車が何台も向かってきとった
さやかは大興奮しとった。
:09/06/22 00:20 :F906i :FwQcJX9c
#577 [t]
『やばいやばい!見えてきたよっわぁ可愛いーやばいーすごぉーいー☆』
俺『やばいなーむっちゃ光っとるもんコレ、てかミッキーがなんか喋ってんでー聞いてみ?さやか』
『本当だー何か聞こえるねー!ねぇミニーちゃんだぁ☆可愛いすぎるよーどぅしよ、もうちょっとでさやか達の所来るよー!きゃあーっ可愛いー』
まぁきっとよくあるカップルの光景やね。
:09/06/22 00:22 :F906i :FwQcJX9c
#578 [t]
俺『なぁー!!さやかー!!写真とる?』
音がデカすぎて叫ばんと聞こえんざわつきやった
『うんパレード来たらすぐ撮って!☆』
か『タクマさん、俺撮りますよ!2人並んでほら早く!来ちゃいますよ』
俺『おう、悪いなあんがとー』
。
:09/06/22 00:25 :F906i :FwQcJX9c
#579 [t]
パシャ
パレードが来た時にさやかとの写真が撮れた
さやかは俺に思いっきり横から抱きついとって
幸せたっぷりの笑顔しとった
俺はミッキーのハーイのポーズをとったふざけた野郎に写った
いい写真やよ
今でも大切な写真や
プロポーズ前の最後の
ツーショットやから。
:09/06/22 00:29 :F906i :FwQcJX9c
#580 [t]
パレードはあっという間に通り過ぎて
パレード中にプロポーズ出来る時間はあらへんかった
せやからパレードが終わった今こそがプロポーズの最大のチャンスや!
竜さんの耳打ちに体が震えるのが分かった
【そろそろいけよ!】
:09/06/22 00:33 :F906i :FwQcJX9c
#581 [t]
大きく深呼吸した後むせかえりそうになってんけど
我慢して話を始める事にしたんや。
(っしゃいったれオレ!!)
『…さやか!話があんねんけど』
髪をとかしとった手がぴたりと止まって
さやかは俺を見た…。
:09/06/22 00:35 :F906i :FwQcJX9c
#582 [t]
『あんな、俺とさやかは今もう3年一緒におるやんか?』
『うん』
『でな、これからもずっと一緒にいたいし一生俺といてほしいねんな』
『…うん』
『さやかが嫌な事あったら俺が笑かしたるし、俺はさやかがおったらどんな事も乗り越えられる自信あんねん』
『うん』
。
:09/06/22 00:37 :F906i :FwQcJX9c
#583 [t]
『……俺は…』
この時もうさやかの顔すら見てられんくてさやかの肩を見て話した
『本間にさやかが大好きやし本間に愛しとる、お前しか考えられん。やから仕事も変える、せやから俺の嫁になってほしい、俺と結婚してください』
。
さやかはびっくりした顔で、えっえと
かいと竜さんと俺を見た。
:09/06/22 00:41 :F906i :FwQcJX9c
#584 [t]
『えっ……あの、…本当のプロポーズだよね?』
『当たり前やろ。てか本当のプロポーズってなんやねんw本当って』
『えっだってなんか、すごい嬉しい、信じられない』
『答えはいつでもええ、俺、ずっと待っとるから』
。
:09/06/22 00:44 :F906i :FwQcJX9c
#585 [t]
『…いや、あの…あたしでよければ結婚してください!ずっと一緒にいたい!大好き★あたしも大好きだよ!!』
『…!!うわあ、よがった〜』
俺は即答してくれんさやかに正直戸惑いでいっぱいになっとった全身の力が抜けた
さやかが俺の嫁…
あぁなんて幸せなんやろ。
:09/06/22 00:47 :F906i :FwQcJX9c
#586 [t]
座りこんだ俺に向かって
『おめでとー!!!』
かいと竜さんは
うぇ〜いこのこの〜
の
下りをやってくれてウハウハした
そんな俺らの隣で
さやかは立ったまま涙をぬぐっとった。
:09/06/22 00:50 :F906i :FwQcJX9c
#587 [t]
俺『えーなんやーさやちゃん、おいで?』
座ったまま両手を広げて待つ俺に
さやかはダイビングしてきた
あ、そや★
っと
その時さやかに指輪を渡してはめた
やっぱりさやかに似合う
:09/06/22 00:51 :F906i :FwQcJX9c
#588 [t]
『さやか可愛い(´・ω・`)可愛いかわいい
』
っと言った最後泣いちゃうニュアンスで
尋常じゃない愛しさに我慢出来ず
一目も気にせずさやかを全身の力で抱きしめてゆすった
『い゙たいよぉ゙ ちょっと待ってタクちゃんみんな見てる』
『嫌だ待てん、離れんでさーやちゃーん』
。
:09/06/22 00:55 :F906i :FwQcJX9c
#589 [t]
『わかったょ〜でも、離れるわけじゃないから1回立とう?ね?』
渋々立ってからも俺はさやかにぶっちゅあ〜!
とキスをかました
『も〜やばいよばかぁ』
俺『結婚したら幸せなろな』
『もちろんっ!ありがとうタクちゃんさやか幸せだよ』
。
:09/06/22 01:03 :F906i :FwQcJX9c
#590 [t]
『さやか〜可愛いさやか〜無理もう我慢できん、さやかーくっつきたい』
竜『おいおい、タクマー行くぞーお祝いは別の場所でやんぞ!!な?』
か『今日は飲み明かそー!!』
さ『もー(´・ω・`)タクちゃん行こう?ハイ!』
っと
浮かれとる俺に向かってさやかは自分の小さな右手を俺に差し出して
俺はその手を掴んでTDLを後にした。
:09/06/22 01:06 :F906i :FwQcJX9c
#591 [t]
その日は居酒屋で一日飲み明かした
さやかと俺の今までの話をいっぱい聞かせた
もはや自慢大会やね
さやかは本間にいい女
さやかの作るハンバーグと煮物は世界一うまい
可愛いし優しいし家庭的やし
わがままやけどそんなん許せるわ俺
だって好きなんやもん
:09/06/22 01:09 :F906i :FwQcJX9c
#592 [t]
だって俺の嫁やもん
俺しか聞いてやれんのやでわがままぐらい聞いたる
夕方にはまた地元に戻ってまた出勤や
今月で足を洗う事にする夜の世界
夜の世界から急に消える人ってよくいるって聞いとったけど
俺もその一人なんかな?
:09/06/22 01:13 :F906i :FwQcJX9c
#593 [t]
こんな事を考えると寂しい気もした
仕事で出逢った客、
出逢った仲間
嫌な思い出
いい思い出
振り返ると少し涙ぐんだ
結構好きやったで歌舞伎町
この日の営業は気合いいれてラストまで迎えた。
:09/06/22 01:14 :F906i :FwQcJX9c
#594 [t]
▼カウントダウン
この日から結婚までの
カウントダウンが始まったんや
さやかは後少しで俺の仕事が終わると分かってから上機嫌やった
俺はヤキモチ妬かんくなったさやかに
少し寂しい気もあったんやけど
さやかが不安になるよりはいいかと思っとった
。
:09/06/22 01:19 :F906i :FwQcJX9c
#595 [t]
プロポーズの日から1週間後。
お互いの親に挨拶と言う恒例の行事を迎えたんや
俺とさやかの両親は数回しか会った事あらへん
ろくに話した事すら…
せやのに久しぶりに顔見せて娘さんを下さいなんて言うて
オッケー!!
なんて言うてもらえるわけないよな?
:09/06/22 01:23 :F906i :FwQcJX9c
#596 [t]
あ、そうや俺の母親はおらんと昔さやかに言っとったから
この事をさやかに言う必要はあらへん
いつもやったら俺がさやかを迎えに行くのに車を走らせるんやけど
今日は大事な日やからさやかが俺のコーディネートしてくれるんやって
せやから俺はなんもしとらん
ジャージのまんまや。
:09/06/22 01:25 :F906i :FwQcJX9c
#597 [t]
【ピンポーン】
俺『おー、待ってー!あいよー』
右手で跳ね返したドアを押さえたままさやかが入るのを待った。
『あ、ありがとう!』
なんとなく緊張したそんな空気が一瞬にしてうろついた
すぐに蹴り飛ばしてやった
俺『…スーツでええかな?』
『う〜んとりあえずいつものスーツ着てみて?!』
『おう』
。
:09/06/22 01:27 :F906i :FwQcJX9c
#598 [t]
スーツ着るのなんかもう慣れたもんや
パッパッと袖を通して頼まれとらん髪のセットまで軽快に済ませた
『待った待った待った!』
俺『なんや?』
『タクちゃん…その、やっぱりホストにしか見えないねスーツ着たら余計に…』
(や、やっぱりそうなっちゃいます?)
:09/06/22 01:29 :F906i :FwQcJX9c
#599 [t]
『え、あーそうやな。どこをどうしたらいんやろ?アクセとればいんかな?』
『あっそうだよ、外したら普通のスーツに見えるかも♪!』
『わかった外す』
『んんぅ…?まだホストにしか見えない、髪型かな?いや、シャツのボタンだ!きっと…それだぁ』
『あぁ。髪は、ねせればいいんやな?後、ボタンは上まで…どうだ?』
。
:09/06/22 01:31 :F906i :FwQcJX9c
#600 [t]
『ん〜なんだろ、かっこいい』
『えへへ
(笑)』
(いやいや照れとる場合ちゃうw)
『なんやねん急に(笑)』
『なんだろちゃんと着てもなんか真面目に見えないっていうかなんかホストみたいなっちゃうって言うか〜てかまぁ実際ホストなんだけどね〜』
『なにが言いたいんやし!んな俺どないしたらええのん?』
。
:09/06/22 01:34 :F906i :FwQcJX9c
#601 [t]
『…いや、着崩してるわけじゃないし顔そのものがチャラ顔なんだきっと!(笑)フフフ、しょうがないわそれわ!後は会話さえしっかりクリア出来れば問題ないよっ!♪ね?』
うん(´・ω・`)しょぼーん
と言った表情でどんよりと座り込んだ
『あかんかったら嫌やなー』
:09/06/22 01:35 :F906i :FwQcJX9c
#602 [t]
結局、タンスの奥から引っ張り出した無地に近い黒Tシャツに白のパンツにジャケットと言うファッションにした
俺『よし行くか!』
『うん行こっ…か』
『んー?なに腹痛い?』
『違う、大丈夫かなって…もし認めてもらえなかったら…け、結婚できないのかな?』
『大丈夫や!!1回で認めてもらおうなんて思っとらん俺は。ダメやったら認めてもらうまで変わり続けるしかないやろ、もう俺に選択肢は無いでな!さやかしか好きになれんから。力抜いて行こう!な?さやかにとっては実家に帰るんやから安心した気持ちでいろ』
。
:09/06/22 01:42 :F906i :FwQcJX9c
#603 [t]
っと言うとさやかはすぐに安心してくれた
『ゔん…わ゙がった』
『泣いたら鼻水でんでー!!』
『タクぢゃん゙が吹い゙て』
『甘ったれんなボケ!』
わしゃわしゃとタオルで吹いてやるとこれタオルだよぉー汚いぃーって文句言っとった
吹いてもらっといて何様やねんさやかわ
:09/06/22 01:44 :F906i :FwQcJX9c
#604 [t]
車の中では自己紹介の練習しとった
あ、言い忘れとったけどさやかの実家は埼玉
あ、別に言わんでもいいか(笑)
『さやか高速乗る前になんか食べる?』
『うんヨーグルト食べる』
『ヨーグルト?いらんそんなもん、ご飯の話や』
『え〜だってヨーグルトがいいんだもん』
。
:09/06/22 01:47 :F906i :FwQcJX9c
#605 [t]
『なんでちゃんと食わんのー?んな俺ステーキ食ってもさやかヨーグルトな?ええのけ?』
『それは嫌だあ!タクちゃんはコーヒー飲んで!』
『アホかお前わ!オムライス食ったらいんちゃん?好きやろ?』
『うんじゃあそうする!後ケーキもね!』
俺『はいはい、ケーキもねーはいよー』
『ねぇチョコのケーキある所ね?ね?』
『はいはいはいチョコケーキね、待ってな店探すから』
『うん★!』
:09/06/22 01:48 :F906i :FwQcJX9c
#606 [t]
さやかはデブのくせにケーキケーキ言うてんの
んまー普通にどこがデブなんか分からんけどな(笑)
俺もからかっとるだけやけど(´・ω・`)
だって痩せたいとか言うてるくせに
チョコケーキやと
痩せる気ゼロですこのコブタちゃん
あ、ごめんさやか
:09/06/22 01:53 :F906i :FwQcJX9c
#607 [t]
『…っさやか!さーやか!!』
ちゃっかり高速の間に眠ったさやかを叩き起こす
『家このへんやんな?』
『…ほえ(´・ω・`)あ、うんそぅ。2個先の信号右に曲がったらすぐさやかん家!てか、あれ早いね』
『そらー寝とる奴にとったら早いわなー』
『う〜んごめんん』
(´・ω・`)←こんな顔のさやか
可愛いやろ?(笑)
:09/06/22 01:55 :F906i :FwQcJX9c
#608 [t]
『ちゅーしてさやか
』
『え、なにゆってんの信号だよ今』
『いいやん早く!一人で運転したんやで俺』
『え〜でも』
さやかはバックミラーで一度後ろを覗きこんでから
俺にキスをした。
:09/06/22 01:57 :F906i :FwQcJX9c
#609 [t]
ほんの一瞬だけ
触れたか触れへんかぐらいのキス
そんなんありえーん
っと。
さやかの頭を撫でながら一回だけ舌をいれてやめてやった
それからさやかは家の前でもう一回だけキスをせがんだ
いやんエッチ
それからインターフォンに手をかけた
:09/06/22 01:59 :F906i :FwQcJX9c
#610 [t]
眠さばいやー
リアルタイムで読んどった人おる
?
おったらもう寝なさい
んじゃ
:09/06/22 02:01 :F906i :FwQcJX9c
#611 [あ―ちん]
またまた続き
楽しみです(、∀`)
:09/06/22 02:38 :W61CA :OPj.YEPc
#612 [t]
:09/06/22 13:56 :F906i :FwQcJX9c
#613 [t]
>>609続き☆
さやかが俺より少し前に立ってドアが開くのを待た
俺の手をしっかりと握ったまま…
母『はいは〜い』
さ『お母さんあのね今日っこないだいっ…』
俺『…あ、お久しぶりです。突然お邪魔してすいません、今日はお話しがあってきました。今日はお話しできるお時間ありますか?』
こんな事をきっと時間をかけて話したはず。
:09/06/22 13:59 :F906i :FwQcJX9c
#614 [t]
母『…あら、?大丈夫よちょっと前にさやかからあなた達が来る話を聞いているわ。どうぞ上がっていって』
俺『はい…すんませんありがとうございます』
さ『タクちゃんっ』
さやかはギュッと俺の後ろから抱きついて
『ぜったい好印象だよっファイト!!』
て言ってくれた。
:09/06/22 14:01 :F906i :FwQcJX9c
#615 [t]
『本間に?よかった〜』
とわざとさやかの耳元で小声で伝えると
さやかはくすぐったいと言った顔で俺を玄関の中へ押し込んだ
とりあえず最初の挨拶は★3つやな!(笑)
きっと…きっと…。
:09/06/22 14:03 :F906i :FwQcJX9c
#616 [t]
母『お父さんまだいないのよ後1時間ぐらいで帰って来ると思うわ』
『あっはい分かりました。すんません本間に…。
突然来て色々気使わせてしまって…』
母『いいのよ〜そう言えばきちんと話した事ないわね〜さやかったら紹介もろくにしないし、実家に顔だしもしないから。なんにも分からなくて。ご実家はどこなの?関西なのかしら?ご両親はどんな方なの?』
さやかのママはちょっとパキパキとしたザマスお母さんを想像してくれ。
:09/06/22 14:07 :F906i :FwQcJX9c
#617 [t]
(お、おかあさんはどんな人?あぁ、母親か…)
『いえ、生まれは北海道なんですけど物心付いた時期は丁度関西に住んどったんです。オレ、いや…あの…僕の家は僕が9歳の時に離婚してます
本間に恥ずかしい理由で母親はいません
それと親父は今入院しとるんです
ですからその、僕の両親を紹介するのはとても難しくて…すんませんこんな話
俺はマイナスの面も最初から出したろうと思っとったからすべてを語る事にした。
:09/06/22 14:10 :F906i :FwQcJX9c
#618 [t]
さやかのお母さんの表情が曇ったのが分かった
ああ、やっぱりな
こんな話せんときゃよかったかな
『…そう、そんなご両親では大変だったでしょうね。辛かったでしょう』
と俺に投げかけた。
両親を馬鹿にされた気がして正直俺は複雑な気持ちになった
:09/06/22 14:13 :F906i :FwQcJX9c
#619 [t]
気まずくなった空気を破って話したのはさやかママやった
母『そうだ、お父さんに電話しておかなきゃね。婚約者になった彼氏さんなんか急に見たらびっくりしちゃうものね』
俺はさやかパパとは、
去年の正月とお盆に2回しかあった事あらへん
こんなんでいいんかいな。
:09/06/22 14:19 :F906i :FwQcJX9c
#620 [t]
沈黙が続いて15分が経った頃やった
『ただいま〜』
っと
ど渋い声が聞こえてた
さやかパパや!!
ドドドドドドドドド!
俺の心臓はピークに達そうとしとった
心臓『ひ、ひひぇ〜俺らはぇえ!動きはぇー』
。
:09/06/22 14:21 :F906i :FwQcJX9c
#621 [t]
オレは急いで立った。
俺『…お邪魔してます。突然訪ねてしまってすいません』
父『ああ、久しぶりだな。まあまあ、座って座って』
さやかのお母さんはさっき俺が打ち明けた事実を丁寧にお父さんに伝えてくれとった
オレはさやかママの静かな声に耳を傾けながら
静かにアメの缶を見つめて待った
:09/06/22 14:25 :F906i :FwQcJX9c
#622 [t]
さやかパパは話を全部聞いた後に体制を整えて口を開いた
『…そうか、…いきなりだが結婚の理由は子供か?』
俺『いえ、違います』
『そうか、なら純粋にさやかとの結婚を望んでるんだな?』
単刀直入に質問が飛んでくるもんやから
俺はドギマギしながら答えた。
:09/06/22 14:27 :F906i :FwQcJX9c
#623 [t]
『もちろんです』
さやかパパは表情をぴくりとも変えずにまた口を開いた
『仕事は変えるんだろうな?』
『はい、今月で歌舞伎町から足を洗います』
『…次はなんの仕事に着く予定なんだ?きちんとした仕事が出来るのか?』
『はい、現場の仕事に着こうと思っています』
『そうか、まだ若いからな。…お前はさやかの事は大事に出来る自信あるのか?』
。
:09/06/22 14:36 :F906i :FwQcJX9c
#624 [t]
…俺はさやかパパに向かって話を始めた
さやかさんとは、今付き合って3年目になります。
今までを振り返ってもさやかの事はすごく大事で俺には必要です。
僕はお父さんからさやかを取りたいとかそんな気持ちは一切ありません。
でも僕の力でもさやかを幸せにしてやりたいです。
これから先も1番近くにいてやりたいです。
:09/06/22 14:40 :F906i :FwQcJX9c
#625 [t]
せやからさやかさんと結婚させてください…。
数回しかお会いした事ない僕なんかにさやかさんを任せるのは不安なのは承知の上です。
でも俺は今日認めてもらえんかったらまた来ます!
本間に結婚したいんです…さやかが好きやから。お願いします
俺は人生で初めて土下座で人に頭をさげた
:09/06/22 14:41 :F906i :FwQcJX9c
#626 [t]
頭を下げる俺に向かって
さやかのお父さんはゆっくりと口を開いてくれた…。
……お母さん、俺は
さやかをタクマくんに任せようと思う。
どうだ?
。
:09/06/22 14:50 :F906i :FwQcJX9c
#627 [t]
すると、さやかママは綺麗な顔で口を開いた
お父さん…、
お父さんが言う事に間違えわないと思うわ。
私はさやかとお父さん、それからさやかとお父さんに認められたタクマくんを信じて…
賛成するわ、お互い今以上に幸せになりましょう?
ね、さやか
と
さやかのお母さんは静かに綺麗な涙を流して返してくれた。
:09/06/22 14:53 :F906i :FwQcJX9c
#628 [t]
俺はさやかを
その瞬間にさやかを
一生懸命大事にしたい
俺が生きとる限りさやかを
不幸にはさせやん
そう誓った
:09/06/22 14:55 :F906i :FwQcJX9c
#629 [t]
そう誓った
そう神様に心から誓った
…はずなのに。
けっきょく俺は…
さやかを幸せに出来たんやろか?
:09/06/22 14:56 :F906i :FwQcJX9c
#630 [t]
なあ。天の神様
もう一度だけ
俺が天にお願いしていいのなら
さやかをまた
両親の隣に戻してほしいんだ。
:09/06/22 14:57 :F906i :FwQcJX9c
#631 [t]
乱れた顔と座布団を直してから無事にさやかの家を出た
さやかパパは俺を見て
『また近いうちに顔を見せに来なさい、今度一杯やらないか?』
と誘った
俺『はい、やりましょう!本間に今日は突然すんませんでした。ありがとうございました。じゃあ、おやすみなさい』
車を走らせるにつれて
ぼやける家に向かってさやかはいつまでも手をふっとった。
:09/06/22 15:04 :F906i :FwQcJX9c
#632 [t]
『タクちゃんよかったね!』
『なー本間によかった、いやー緊張したわ』
『フフ♪タクチャン、すっごい真剣だった。はじめてみたよあんなタクちゃん☆』
『俺な?ドラマとかでよく娘さんを下さいとか土下座しとったりとか、あんなん本間にするんかい!って思っとったんやけど』
『うんうん』
『せなあかんねんな。てかそれぐらい当たり前にする気持ちになんねん親父さんの前に立ったら』。
:09/06/24 00:36 :F906i :caTu45VE
#633 [t]
『…そっかあ!なんかすごい感動しちゃった…かっこよかったなぁ』
『かっこいいのはいつもやろー?(笑)』
『はいはい確かにそうですねタクマ様だもんね
』
←なんやねんこの顔は
と、まぁこんな感じで挨拶は終わりましたとさ。
:09/06/24 00:37 :F906i :caTu45VE
#634 [t]
▼オレパパに報告
さやか両親の挨拶が終わって4日後
俺とさやかは北海道に旅立った
もちろん親父の元へ
親父と会うのは1年半振りやった
そしてさやかは何と初めてやった
さやかは緊張しすぎて、心臓がでちゃいそぅ!!
と恐ろしい事を口にしながら
俺の車に乗り込んで空港に向かった
:09/06/24 00:41 :F906i :caTu45VE
#635 [t]
成田空港に着いてからの空の旅はあっという間でちょっと寝とる間に北海道に着いた
そしてレンタカーを借りて親父の病院へ向かった
さ『あぁやばいー緊張で心臓が…ry』
『はいはい大丈夫そんなんありえんから』
『うんだよね!よし行こうか!』
―ガラガラガラガラ―
ドアを開けてすぐ見える右手奥に親父の姿があった
すっかり小さくなった体でふとんをすっぽりかぶって
イヤホンを付けて横になっとった
:09/06/24 00:46 :F906i :caTu45VE
#636 [t]
『…よう、親父元気か?』
『…んお!?なんだどうしたんだねタクマ、久しぶりだな、っと…あれ可愛いお嬢ちゃんだね』
『初めまして川崎さやかと申します』
さやかは俺の親父に丁寧に頭を下げた
俺はさやかが顔を上げた瞬間に口を開いた
『…親父、俺なこの子と結婚したいんよ』
すると親父は笑顔で言った
『…ほぉ。本当か?よかったなこんな可愛いらしい女の子がお嫁さんになってくれるなんて…いやーべっぴんさんだねぇ』。
:09/06/24 00:51 :F906i :caTu45VE
#637 [t]
『せやろ?俺が選んだ女やぞ、間違いないから安心しろ!…親父は賛成よな?』
親父は寂しい顔で言った
『当たり前だ、俺はなんも親父らしい事してやれてないからな、結婚相手を見せに来てくれただけで嬉しいよ。』
それからさやかは俺の親父に向かって自己紹介したり、
俺との思い出を話したりと親父に触れながらゆっくり話してくれた
俺もさやかとの出逢いさやかのいい所、最近の俺
どうでもいいような事も話続けた
:09/06/24 00:54 :F906i :caTu45VE
#638 [t]
親父は嬉しそうやった そして元気そうやった
細くなった親父の手を握ったり、散らかった雑誌を重ねたり
脱ぎ捨ててあったパジャマをさりげなく畳んでくれとる姿を見て
俺はこいつを選んでよかったと
世界一出来た嫁やと
心から思った
ありがとうなって
こんな女を親父に紹介できて本間によかったと
さやかはやっぱりいい女やね
:09/06/24 00:55 :F906i :caTu45VE
#639 [t]
親父にまた近いうちに来ると話をして後にした
道代おばちゃんには電話で報告する事にした
道代おばちゃんは自分の事のように喜んでくれた
道代おばちゃんがさやかと電話したい言うて騒いどるから
さやかに話させた
さやかと道代おばちゃんは仲良くなったみたいやった
道代おばちゃん
さやかおばちゃん(笑)
―
:09/06/24 01:00 :F906i :caTu45VE
#640 [t]
▼さやかの妊娠?
その日は荒らしのように風の吹き荒れた日やった。
『うをぉサミイーな今日』
あまりの寒さに窓をガラガラと閉めた時やった
『…タクちゃん』
『おー?どした』
『あのさぁ、さやか最近食欲ないの…』
『…ふうーん、いつも食い過ぎとるで丁度いんちゃあん?』
。
:09/06/24 13:29 :F906i :caTu45VE
#641 [t]
ソファーに腰を下ろした俺の横にさやかも座った
『違うの
なんか食べてる時に気持ち悪くなったりすんの…吐き気とか!!』
語尾を荒げるさやかに俺はようやく耳を傾けた
『…ん、気持ち悪いん?今は?』
『うん。今、大丈夫』
『なんでやろ風邪か?』
『わかんないんだぁ』
『病院行くか?』
『…うん連れて行って、ごめんね』
。
:09/06/24 13:32 :F906i :caTu45VE
#642 [t]
(なんやろ大丈夫かな…)
さやかは着替えようとしとった
『病院やからジャージのままでいんちゃう?』
『…わかったそうする』
言われてみればやけど
確かにさやかは様子が変やったかもしれん
いつもだるそうに寝とる事が最近多かったし、
飯もあんま食べとらんかもしれん
よくよく考えると心配やったからとりあえず病院に行く事にした。
:09/06/24 13:34 :F906i :caTu45VE
#643 [t]
(きっとまた変なダイエットでもしたんやろ…)
こんな事を考えとる時やった
『…あの、タクちゃん?』
『なんや気持ち悪いか?』
『…違うの、産婦人科に連れて行って?』
『は!?産婦人科?』
。
:09/06/24 13:36 :F906i :caTu45VE
#644 [t]
さやかは一瞬黙った後に口を開いた
『…もしかしたら…って思って…生理も来てないから。ちょっと遅れてるだけって思ってたけどもしかしたら妊娠のせいかも!って思って』
『…本間に?!それやったら絶対産んでな!!』
『え、うん…いいの?』
『当たり前やろが!!俺の子やろ産んで欲しいに決まっとる!!』
『いやっまだ決まった訳じゃないからさ、でもよかった☆そう言ってくれて…』
と
さやかは嬉しそうに笑った
俺も具合悪いんやなかったんやとホッして笑った
:09/06/24 13:39 :F906i :caTu45VE
#645 [t]
俺はもしかしたら…
なんて考え始めたら
わくわくと緊張で耐えれん気持ちやった
そして俺は産婦人科に車を軽快に猛スピードで走らせた。
さやかは俺の腕を掴んだまま真っ直ぐな目で前を見とった
『なに、さやか緊張しとんの?』
『う、うんちょっとね…』
『なんでやねん、力抜いとけ筋肉痛なるで(笑)』
。
:09/06/24 13:42 :F906i :caTu45VE
#646 [t]
確かその日は、やけに混んどる日で渋滞にはまった
でもこの日は絶対に煙草は吸わんかった
さやかに赤ちゃんがおるかも知れんから
強い突風と嵐の中、車は産婦人科に着いた。
:09/06/24 13:43 :F906i :caTu45VE
#647 [t]
病院独特のあの、いや〜な病院臭を嗅ぎながら待った
『なんか飲むもん買ってくるわ、さやか飲む?』
『うん、でも全部飲めないからタクちゃんの飲む』
『わかった、待っててな』
っと
自販機からソファーまでほんの数分離れた間に
さやかは呼ばれたようやった。
:09/06/24 13:46 :F906i :caTu45VE
#648 [t]
俺は中には入らんで置こうと思ったんやけど、
さやかは俺も一緒にと引っ張った
そこには白髪のおっさんと若い看護婦、ベテランであろう看護婦がおった
医『今日はどうしました?』
『……。』
さやかは訴えるような目で俺を見とった。
:09/06/24 13:48 :F906i :caTu45VE
#649 [t]
『さやか、どこがどうなんか自分でいいな』
さやかは食べると気持ち悪いとか、寝てて体が重いとかいつも眠いとか、そんな事を話しとった
医『ほぅほう。妊娠の初期症状に似てますので
検査をしてみましょうか、でわお連れ様は外でお待ち下さい』
っと
俺は愛しのハニーハントを置いて仕方なく外で結果待ちとなった
:09/06/24 13:49 :F906i :caTu45VE
#650 [我輩は匿名である]
頑張って下さい
:09/06/24 13:54 :F02A :Qvn13NNo
#651 [t]
>>650ありがと
また夜更新するで
見てやって下さい
:09/06/24 20:54 :F906i :caTu45VE
#652 [ゆか]
はじめまして。
リアルタイムで読みました。
最後まで読みたいので
頑張って下さい
:09/06/24 21:20 :SH903i :☆☆☆
#653 [t]
>>652コメントありがとう
最後まで飽きずに読んでやって下さい
:09/06/24 23:30 :F906i :caTu45VE
#654 [t]
>>649続き☆
それから落ち着かん俺は喫煙室を探したがさすがに産婦人科には見当たらんかって
外は雨やし諦める事にした
『&*@#£%¢』
っ?
女の声が聞こえたドアを振り返るとさっきの部屋から看護婦が俺を呼んどった
:09/06/24 23:41 :F906i :caTu45VE
#655 [t]
真っ白な部屋に入るとそこには
大きなテレビ?と横になっとるさやかがおった
『さやか大丈夫か?』
医『どおぞ座ってください。結果が出ました。妊娠してますよ』
『本間ですか?!』
『はい、よくモニターを見てくたざい、ほらね分かるかな』
そこには、
黒い影のようなもんが動いとるのが見えた
:09/06/24 23:46 :F906i :caTu45VE
#656 [t]
『うわ、すげー!!やべーよかったな!さやか』
『…うん★よかったぁ、ほっとしたよぉ』
さやかは俺の手を触って涙ぐんだ顔でそう話した
看護婦さんはおめでとうございますと俺とさやかを見た
無事に妊娠しとった事も分かって
また来週病院に来る事も決まって、今日はとりあえず帰る事となった。
:09/06/24 23:49 :F906i :caTu45VE
#657 [t]
俺は赤ちゃんができるという事はこんなに
体が震えるほど嬉しいものなんやって
初めてわかった
さやかが教えてくれた
俺はさやかとこの小さな赤ちゃんを一生守りたいってそう思った
:09/06/24 23:50 :F906i :caTu45VE
#658 [t]
"守りたい"
なんてキザな台詞、
絶対言わんて思っとったけど…
この日はさやかと赤ちゃんは俺が守るから
"絶対"幸せにしたるから
っと
なんかいもなんかいも伝えた
:09/06/24 23:52 :F906i :caTu45VE
#659 [t]
本間に守りたいって気持ちは
言葉にしたいもんなんやって
事もその日分かった
言葉がそれしか出てこんのやで
不思議やね
:09/06/24 23:53 :F906i :caTu45VE
#660 [t]
『なあ、さやかそう言えば…あれよな?!』
『へ?あれ?』
『あれわあれやっ!!あの…できちゃった結婚とかになるん?婚約中も!!』
『あぁ。なんだと思ったぁ〜!大丈夫よぉ、赤ちゃんがいるって分かったのは後の話でしょ?』
。
:09/06/24 23:56 :F906i :caTu45VE
#661 [t]
『…やんなー、んな大丈夫かぁきっと』
『大丈夫大丈夫♪でも、お腹目立たない内に式やりたくないー?』
『そやなーまず、親にも言わな話はじまらんよな』
『うん!明日いこっかぁ?』
『ああ、とりあえず連絡だけいれといてや、明日遊び行くって。詳しい事は明日のがいいやろーから』
。
:09/06/24 23:57 :F906i :caTu45VE
#662 [t]
この日は天気が悪いのもあって
真っ直ぐ帰るのが1番やったけど腹が減っとったのもあって
ファミレスに寄ってから帰る事にした
"俺は"
頭が悪いで専門的な事はなんもわからんけど、
さやかに何かさせたらいかんと思って
この日から俺は何でも屋さんになった
:09/06/24 23:59 :F906i :caTu45VE
#663 [t]
何でも屋さんとは、さやかに頼まれたら何でもやるお仕事。
さやかはケチやから時給も日給も出ないんやって
まぁそれでもええわ
さやかが元気な赤ちゃん産んでくれるんやったら
この日から俺は働き者になったとさ
チャンチャン。
:09/06/25 00:00 :F906i :mfnOAAlg
#664 [t]
どおもです。何でも屋の新パパです
新パパってなんか気に入らんなー
まるで古パパがおるみたいやわー
…とまぁ、どぉでもええ話。
俺『ぁ゙あーさやか!!やらんでいいって、ほっとけそんな茶碗、俺がやるんやから寝とって』
『いいよぉ!これから仕事なんだからダメだよ疲れちゃうよぉ〜これぐらい大丈夫だから!!ね?』
俺『あ゙ーかーんーってぇ、もぅなんでやー?なんで言う事聞かんのやーぁ?』
『心配性なんだよぉ。タクちゃんはー、ばかぁー。適度な運動なら問題無いんだよ?むしろ体少し動かした方がいいんだから(´・ω・`)』
。
:09/06/25 00:03 :F906i :mfnOAAlg
#665 [t]
(なるほどなるほど〜
)
俺『…そうなんや!!なんやねん最初から言えやー、んなやってやって?』
『あ〜あ、急に優しさ無くなったしね』
俺『な、なんやそのふて顔は!んな俺がやるわやっぱり』
『ウーSO!だよ★いいよありがとぉね?』
とこんな1日を過ごしとる…
:09/06/25 00:05 :F906i :mfnOAAlg
#666 [t]
▼"報告"
雲一つない綺麗な青い空の日やった
『さやー!!用意できた?』
『うぅ〜んまだぁ』
(全くなんでこんな女って遅いんやろ
化粧か?服か?髪か?)
『はーい、タクちゃん終わりましたぁ!!』
俺『よし、よし、よし、可愛い行くぞ』
っと
さやかをチェックして準備完了。
:09/06/25 00:11 :F906i :mfnOAAlg
#667 [t]
家出る前に緊張マンが俺の体にへばりついとった
けど。
気にしやん
俺は運転しながら紹介する言葉を探した
えっと赤ちゃんがいます…さやかの中に赤ちゃんがいや、さやかさんのお腹には赤ちゃんが、いや赤ちゃんはさやかのお腹に、いやいや、違うか。
さやかは赤ちゃんの中に…
違う違う。これはおかしい(笑)
と何度も妄想を繰り広げた
:09/06/25 00:13 :F906i :mfnOAAlg
#668 [t]
『喜んでくれるかなぁ?』
俺『当たり前やろ、喜ばん親なんかおらんよきっと』
『え〜…きっと
?』
(カット?)w
俺『…いや、絶対』
この日は緊張しとったせいか距離が遠く感じた
それと
さやかが一段と可愛く見える
なんでかね?
:09/06/25 00:17 :F906i :mfnOAAlg
#669 [t]
俺『なんか買ってった方がええよなー?』
『うーん、どうなんだろ?まんじゅうとか?』
俺『おーそれいいやん』
っと結局。
まんじゅうとドラ焼きを持ってく事にした。
:09/06/25 00:20 :F906i :mfnOAAlg
#670 [t]
なが〜いながい道を抜けて20分が経った頃さやかの実家が見えた
俺は緊張感でいっぱいやった
できちゃった結婚とは思われないやろか?
もし思われたらど突かれるやろな
いや、どうやろ?
:09/06/25 00:23 :F906i :mfnOAAlg
#671 [t]
何回シュミレーションしてもさやかパパの答えが予想出来やん
『おーい緊張してんの?(´・ω・`)』
とさやかが肩を揺らした
俺『いや、しとらん(`3`)』
『…(´・ω・`)』
。
:09/06/25 00:26 :F906i :mfnOAAlg
#672 [t]
今回はさやかの鍵でスムーズに開けた
『あら、だあーれー?』
っと。
玄関の音に気づいたさやかママは、キッチンから手を拭きながら現れた
さやかママは、俺とさやかの姿を見て
『あら、早かったわね』
と言った。
:09/06/25 00:29 :F906i :mfnOAAlg
#673 [t]
さやかママは不思議そうに俺らを見た
『そう言えば今日はどうしたの?急に遊びに来るなんて言うもんだから、びっくりしちゃった』
『あ、あの今日は嬉しい報告があって来ました
』
と
俺は震えた声で言った。
:09/06/25 00:34 :F906i :mfnOAAlg
#674 [t]
さやかママはすぐに察してくれた様子で
『あら、(*´д`*)とりあえず中にどうぞ?』
と笑顔をくれた
俺はその瞬間のホッとした気持ちを今でも忘れられへん。
:09/06/25 00:36 :F906i :mfnOAAlg
#675 [t]
リアルで読んどってくれた人おったらありがと
また明日更新するでチェックしてな
:09/06/25 00:53 :F906i :mfnOAAlg
#676 [CHI-]
めっちゃ爆笑´∀
この小説本間好きです♪
さやかちゃん
めっちゃ可愛い-´З
:09/06/25 02:56 :W61SH :☆☆☆
#677 [t]
>>676いつもありがとー
さやかもきっと喜んどるはずやわー
いや調子こんどるかもしれん
:09/06/25 17:49 :F906i :mfnOAAlg
#678 [t]
あげとくー
ごめん疲れたで今日は更新無し
:09/06/26 01:07 :F906i :dMTIZ.AI
#679 [お匿名]
:09/06/26 15:16 :F01A :qcjRPrqk
#680 [愛莉]
ほんまにおもろい
!
頑張って更新してなあ
★
:09/06/27 18:14 :D904i :tuWjrCPA
#681 [ゆき]
所々泣けちゃいます!!
なんて素敵な二人なんでしょうっ!!
:09/06/28 18:16 :921SH :jbLoydnE
#682 [シーサー]
主、生きてるか
:09/06/30 12:50 :F905i :yqQ8ybkQ
#683 [我輩は匿名である]
続きみたい。
忙しいんかな?
また見るから、暇ある時書いて下さいね
楽しみにしとります!
:09/06/30 16:56 :F02A :V0gM97D6
#684 [t]
>>679-683たくさんのコメントありがとうございます
書きためとったの一気に更新してもうて、今まとめるのにいっぱいいっぱいやったんです
夜中辺り更新再開するで飽きないで最後まで読んで下さい
:09/06/30 21:16 :F906i :YRAF3M.Q
#685 [t]
今日やっと話がまとまって来たで明日大量にまた更新再開するわ
それに今日は息子が中々寝えへんの
パパよく分からんし疲れた
ほな、また明日ー
:09/07/01 00:54 :F906i :ANEuTz1w
#686 [あかり]
上がってる!!
読んでます
子育て?とかで大変
だと思いますので
無理せず負担にならない程度で構わないので
更新頑張ってくださいね
:09/07/01 07:30 :F01A :tjYnhCdg
#687 [t]
>>686おーありがとう
やる気でたわ
またコメント下さいな
んじゃ更新します
:09/07/01 23:34 :F906i :ANEuTz1w
#688 [t]
>>674続き☆
中に入ると今日はリビングにさやかパパの姿があった
静かに中に入った
『お邪魔しま…す』
『おうおう、よく来たね』
と
さやかパパは俺を見て笑った
…( ´∀`)
おっと
デレデレしとる場合やないw
:09/07/01 23:36 :F906i :ANEuTz1w
#689 [t]
俺は言われるがままに出された座布団に座って
さやかママがお茶を入れ終わるのを待った
『…はい、どおぞ』
俺『あ、すんませんいただきます』
出されたお茶は熱くて俺は一瞬、"うっ"っとなった
:09/07/01 23:37 :F906i :ANEuTz1w
#690 [t]
それを見てさやかは吹き出した
『熱かったぁ?』
俺『うん、痛い(´・ω・`)』
おっと。
和んどる場合やなかった
ピシッと姿勢を正した後、さやかパパとママを見て話した
『…あの、実は今日も報告があって来たんです。お邪魔させてもらってから数日後さやかの様子がおかしくて病院に行ったんです、そしたら…妊娠してる事が分かりました』
パ&マ『妊娠?!』
:09/07/01 23:48 :F906i :ANEuTz1w
#691 [t]
『…うん☆本当に数日後に病院に行って分かった事なの』
と。
さやかが自分の口で説明した
マ『さやか☆よかったわね、生まれたら可愛いくてしょうがないわよ?』
パ『おめでとう!もうおじいちゃんになるのか俺は?』
え?
思いがけないさやかの両親の言葉やった
:09/07/01 23:54 :F906i :ANEuTz1w
#692 [t]
『……できちゃった結婚とかそんな風に思ったりしない?』
さやかは気になっとった一言を自分の言葉で投げかけた
俺も答えが返ってくるまで緊張の一瞬やった
『例えそうでもあなた達はお互いを選んで結婚したんだと信じてるわよ
』
さやかのママは俺とさやかを力強い目で見て話した
その瞬間。
さやかママの強い愛情を感じてさやかは幸せな家庭に生まれたんやなと思った
:09/07/01 23:55 :F906i :ANEuTz1w
#693 [t]
『じゃあ…早めに式を挙げるようになるのか?』
そうさやかパパは口を開いた
『うん、出来ればお腹が目立たないうちに…ね』
さやかはパパの顔色を伺うように話した
『そうか、そうだな。』
さやかパパは壁にかかった時計に目をやって話した
(どんな気持ちやったんやろか)
:09/07/01 23:58 :F906i :ANEuTz1w
#694 [t]
後々、できちゃった結婚やと騒がれたとしても
騒がれやんくても
もうそんなん関係あらへん
子供がおってもおらんくても俺はさやかとしか結婚せんのやから
今しても後しても変わらん
そして俺らの式は2カ月後となった
:09/07/01 23:59 :F906i :ANEuTz1w
#695 [t]
▼ウエディングドレス
結婚式を1ヶ月半後に迎えた俺らは
さやかのウエディングドレスを見に行った
確かこの日も晴れた天気やった
『もー出んで用事できとる?』
『あとちょっとぉ!!』
相変わらずさやかは用意に時間がかかっとる
何を用意しとるんか知らんけどもやたらとかかる
:09/07/02 00:01 :F906i :Sh9KAGmM
#696 [t]
やっとこ完璧な姿になって出てきたさやかを車に乗せて走った
『ウエディングドレスどんなのがいいかなー☆?』
っと。
さやかはわくわくしとる様子やった
さやかのウエディングドレスを想像しながら車を走らせた
おっと危ない
ぶつかるとこやった
:09/07/02 00:03 :F906i :Sh9KAGmM
#697 [t]
さやかはどうしても、桂由美でウエディングドレスを借りたいと言っとった
高いのにしゃあないなといいながらもさやかのウエディングドレスを想像すると
やっぱり行かずにはいられんかった
……
店に入ると真っ白なウエディングドレスが右側にあって
左側にはピンクやら青やらのドレスが並んどった
:09/07/02 00:06 :F906i :Sh9KAGmM
#698 [t]
そんな両側に並ぶドレスを見て
『…すごいね』
と言ったきり無言でさやかはドレスを順番に触って見とった
『いらっしゃいませ、お客様よろしければドレスのご相談に乗りますよ』
っと
声をかけてきたのはお団子頭の店員さんやった
デザイン、色、形
さやかの思い通りのドレスが見つかるまでそこで2時間が経った
:09/07/02 00:09 :F906i :Sh9KAGmM
#699 [t]
ようやくコレにしたいと決めたドレスは
大きなリボンの付いた淡いピンク色
大きな華が肩に着いたふわふわの真っ白なドレス
ラメの入ったブラックのドレスの三着やった
試着して見ると言う事でさやかが着替え終わるのを今か今かと待った
カーテンのサッと言う音で振り返ると、とびっきり可愛いさやかが立っとった
:09/07/02 00:16 :F906i :Sh9KAGmM
#700 [t]
『とってもよくお似合いですよ!本当にお美しいですよね』
団子頭は俺に向かって話しかけた
団子頭の営業コメントかも知れんけども俺には本心にしか聞こえんかった
いやー可愛いかった
本間にかわいかった
んまぁ。
キャバクラの姉ちゃんを想像してくれ
おっと上品なパターンの奴やで
:09/07/02 00:37 :F906i :Sh9KAGmM
#701 [t]
結局合計のお買い上げはとんでも無い事になった
んまぁ想像しやすく致しますとリシャールと同じ
おっと
分かんない?
分かんなくてオッケー
ちなみに俺はスーツ15万一着で済んだ
お色直しなんかせーへん
:09/07/02 00:38 :F906i :Sh9KAGmM
#702 [t]
っとまぁ後は結婚式の日を待つだけやった
なにもかも準備は整っとるはず
それより心配なんは披露宴の人数やった
結構、急にやったでハガキは一応出したんやけど
来られへん人かってたくさんいるはずやから
親父は来れるやろか?
道代ばあちゃんは来るやろな?
きっと。
:09/07/02 00:39 :F906i :Sh9KAGmM
#703 [t]
あれよあれよと言う間に結婚式前日を迎えた
この日はさやかと竜さんとかいで花火をやった
こうやってみんなで集まるのも無くなってまうんかな?
なんて考えると寂しくなった
海に行ったり、プールに行ったり、鍋パーしたり、ドライブしたり
もうこういう生活は無くなるんかな
結婚てすごい事やな
子供が生まれるってすごい事やね
この日改めて実感した
:09/07/02 00:42 :F906i :Sh9KAGmM
#704 [t]
▼結婚式の話
式場にはさやかは両親と俺は一人で向かった
かいと竜さんは式が始まるまでに来てくれると言っとった
そわそわしながらホテルの玄関で待った
…
そろそろ時間かと確認した後フロントに行くかとタバコを灰皿に押し付けた時やった
携帯が鳴った
『道代』
画面には道代おばちゃんの名前がでとった
:09/07/02 00:45 :F906i :Sh9KAGmM
#705 [t]
俺『もしもーし』
『おばちゃんよ、道代おばちゃんやけど今父さんとそっち向かうでね』
相変わらずの道代おばちゃんの声に安心した
俺『おお、分かるで!そうか、親父体は大丈夫なんか?電話変われる?』
『大丈夫よ、ちょっと待ってね』
:09/07/02 00:48 :F906i :Sh9KAGmM
#706 [t]
変わると言われてから数分後、ガサガサと風のような音の中にかすかに聞こえた声があった
それが親父の声やった
俺『親父か?体は大丈夫か?』
『…タクマ、タクマ』
俺『親父?聞こえとる?今日は来てくれてありがとーな!』
俺『…はいよ、タクマ、俺は大丈夫だいがったなー』
:09/07/02 00:50 :F906i :Sh9KAGmM
#707 [t]
親父はなんだかうまく話せやんくなっとった
ちょっとトンチンカンな返答をされながら親父とゆっくり話した
『じゃあ親父、道代おばちゃんもまた会場でな!』
切りのない親父の話にそう言って電話を切った
ポケットにしまったその携帯が鳴った
今度はさやかやった
:09/07/02 00:52 :F906i :Sh9KAGmM
#708 [t]
俺『あいあ〜い』
『…あ、もしもしタクちゃん?やっと繋がったぁ、どこにいるの?もうフロントの前にいるよー?』
ちょっと慌てとるような不安そうなさやかの声やった
『あーごめんごめん!親父と話とった、近くにいるですぐ行くわ待っとって』
そう言って電話を切った
自動ドアを開けるとすぐさやかの姿が見えた
:09/07/02 13:46 :F906i :Sh9KAGmM
#709 [t]
俺の姿を見つけたさやかはすぐに駆け寄ってきた
『もーどこ行っちゃったんだろと思ったあ』
っと。
俺に向かって言った瞬間にさやかの目が涙でいっぱいになった
:09/07/02 13:48 :F906i :Sh9KAGmM
#710 [t]
『えーwごめん、泣かんといてもう行かんから』
『うん、なんか心配になったしずっと繋がらないから』
『ごめんな?』
思わずさやかの頭を撫でたけど後ろにはパパの姿が見えて
うはwっとなった
:09/07/02 13:50 :F906i :Sh9KAGmM
#711 [t]
そんな気まず〜い状況なんざお構いなしに
フロントからスーツ姿の女の人が『でわこちらへどうぞ』と案内した
細い廊下を抜けてすぐ左側
▼山井家▼
▼川崎家▼
と控え室があった
その隣にメイク室のような部屋があって
さやかとさやかママはそこに案内された
俺は山井家の部屋に腰を降ろした
:09/07/02 13:54 :F906i :Sh9KAGmM
#712 [t]
お茶でもつごうかと一人でポットを触った時やった
『…っ新郎の身内のものです』
ふすまの外からそんな声が聞こえた
???
ザワザワと音がした後スーッとふすまが開いた
そこには、道代おばちゃんと親父の姿があった
:09/07/02 13:56 :F906i :Sh9KAGmM
#713 [t]
『あれータクマここに居たんや!!おめでとなあ!!』
相変わらずの道代おばちゃんのテンションやった
親父は隣でヘラヘラしとるだけやった
なんだかこないだ会ったばっかりやのに親父はまたボケてしまったようなそんな気がして少し寂しくなった
でもとりあえず今日来れてよかったな
いや
来てくれてよかった
:09/07/02 13:58 :F906i :Sh9KAGmM
#714 [t]
そんな事を思っとる時やった
『タクマ様こちらのお屋へどうぞ』
さっき渡した俺のスーツを丁寧に持った女性がふすまを開けて言った
『綺麗にやってもらってきなさい!!』
道代おばちゃんの押しと同時に立ち上がって
その女の人に着いて行くと大きな化粧台のある部屋に着いた
『こちらでお着替えなさって下さい、お色直し等もこちらのお部屋をご利用下さい』
そう女の人は残して部屋を出た
:09/07/02 14:00 :F906i :Sh9KAGmM
#715 [t]
久しぶりにスーツに腕を通すと新鮮な気がした
引き締まるような緊張感が増すようなそんないっぱいいっぱいの気持ちになった
いつもより丁寧に髪はセットした
今日は盛男になってやる
男の用意なんざ対して時間かからんくてまたさやかを待つ形になった
どのぐらい待ったやろ?
:09/07/02 14:02 :F906i :Sh9KAGmM
#716 [t]
自販機で買ったコーヒーをクルクルと投げてキャッチする
そんなわけのわからん遊びをしとる時やった
手招きするさやかママに気づいた俺は足早に駆け寄った
『さやか用意出来たわよ』
その一言で中に目をやった
:09/07/02 14:04 :F906i :Sh9KAGmM
#717 [t]
鏡の前で真っ白なウエディングドレスを着た
バービーチャンのような女の子がおった
『…かわいい、可愛い、お人形さんみたいや本間に』
こんな当たり前の言葉しか思いつかんほどに見とれた
いつもより少し濃い目のメイクやったんやけど
本間に可愛くて俺は改めて惚れ直した
:09/07/02 14:06 :F906i :Sh9KAGmM
#718 [t]
『…本間に綺麗やでさやか(´・ω・`)』
俺はこんなに可愛い子が嫁になるのかと思うと
嬉しさと変な緊張感で押しつぶされそうやった
『タクちゃんも本当っかっこいい☆やっぱりホストなんだねスーツ着ると(笑)』
さやかはそう言って俺の髪を触った
俺『え、そう?変?』
『ううん超ー格好いい( ´∀`)』
え…(*´д`*)デレデレ
:09/07/02 14:08 :F906i :Sh9KAGmM
#719 [t]
いよいよ式開始まで30分を切った
竜さんやかいからは着いたと連絡がきた
廊下に出るとザワザワした音がして緊張感が増した
そう先から俺は緊張感が増しまくりで胸が破裂しそうな状態やった
さやかに落ち着いてと言われてもさやかを見ると”興奮”してまう
おっと、危ない。
さやかは化粧が崩れたらあかんからと
汗をかかないようみんなにウチワで煽られとった
:09/07/02 14:12 :F906i :Sh9KAGmM
#720 [t]
いよいよ扉の前で入場の準備となった
大きな羽の付いた扉は重そうな扉やった
そんな扉を開けるとみんな一斉に目があっとるんやないかと思うぐらいの視線を浴びた
無事、新郎新婦の席に座って司会が進めてくれるのを待った
親父は俺を見てカメラを構えた
俺はこっそり下の方でピースした
:09/07/02 14:15 :F906i :Sh9KAGmM
#721 [t]
結婚式はさやかの見たこと無い友達や話によく出て来とった友達がたくさん来てくれとった
俺は地方から出てきとるし、人集まらんかと思われたんやけど
北海道と大阪からわざわざ東京まで顔出しに来てくれた奴もおって
式は結構な大人数で出来た
式の途中に読んださやかの手紙に涙が止まらんくてヒクヒクして泣いた
さやかが読み終わった後、さやかパパが一言だけ口を開いた
『さやかをよろしく』
:09/07/02 14:17 :F906i :Sh9KAGmM
#722 [t]
さやかのお色直しの時は余興で
かいが歌ってくれたり、さやかの友達がEXILEを踊ってくれたりと盛り上げてくれとった
あ、親戚?かも分からんようなおっさんも、ね(笑)
なんて思っとる間に
あっという間に時間が過ぎとって二次会の準備せなあかん時間になっとった
て事で
二次会、三次会はご想像にお任せします
正直酔っとってよく覚えとらんのです
:09/07/02 14:18 :F906i :Sh9KAGmM
#723 [t]
ベロベロに酔ったと思われる俺は気付けばカラオケにおった
時刻は午前2時を回っとった
隣で寝とるさやかを起こしてさやかの家に戻る事にした
おっと言い忘れとったけど
新婚生活が落ち着くまでは、さやかの家が住まいとなった
:09/07/02 14:19 :F906i :Sh9KAGmM
#724 [t]
次の日、親父と道代おばちゃんを空港まで送った
『いっぱい写真撮ったで現像したら送るわ』
道代おばちゃんは俺に向かってカメラを見せながら言った
『うん、ほなよろしく頼むわ。ありがとな二人共、また落ち着いたら近いうち顔出しに行くわ』
『約束やで、待ってるでね、またね』
親父の腰を支えながら道代おばちゃんは人混みに消えていった
:09/07/02 14:21 :F906i :Sh9KAGmM
#725 [t]
▼新婚
生活
『…っ起きて〜起きて〜早く〜行っちゃうよ〜』
(なんやなんや?)
聞き心地の良い声に気付いて俺は目を開けた
さやかが俺の上に乗って俺を無理矢理起こそうとしとった
:09/07/02 14:24 :F906i :Sh9KAGmM
#726 [t]
『あぁ、今何時?』
『9時30分だよ!!タクちゃん早くお出かけしよーよ』
『…いやだ』
『嫌じゃないでしょホラー早く着替えて!!』
さやかは俺の上にまたがって座ってお構いなしにジャンプする
:09/07/02 14:26 :F906i :Sh9KAGmM
#727 [t]
『いだい、痛いいたい、どこ行くんや?こんな朝早くから』
『昨日約束したでしょ〜明日赤ちゃんの服買うって、忘れたの
?』
『…あぁ、忘れてへんよけど、こんな急がんでもいいやんかー』
『ウソツキ!今、あぁって言った、忘れてたんだ絶対』
『わーがったわかった、忘れて無いって用意します、すぐにしますハイ』
:09/07/02 14:28 :F906i :Sh9KAGmM
#728 [t]
ったく、さやかはウザカワイー(笑)
さやかは化粧もし終わっとって完璧な姿で俺を起こしとった
せやからいつもは、さやかが遅いくせに今日に限って俺のが遅いから、
さやかはどや顔しとる
ムカつくやつやわー(笑)
でもまあ、そんなとこも可愛い
とか言って〜
なんて思いながらちゃきちゃきと着替えた
『よっしゃ、んじゃ行くかー』
『うん!!行こう☆』
:09/07/02 14:29 :F906i :Sh9KAGmM
#729 [t]
車を走らせて20分、店の前についた
一番近い場所にと駐車場を三周りしてからやっと空いた場所に停めた
店の中は白がメインに出来とるような綺麗な場所で
ズラーッと壁にかけてある服は小さくて
人形が着る服みたいやった
:09/07/02 14:31 :F906i :Sh9KAGmM
#730 [t]
『かわいーねこれー!!』
最初にさやかが手にしたのは、もこもこしたつなぎのような服やった
『あ、本間やーお洒落やなーそれ子供服やのに』
『ねー、小さいしなんだこれ〜すごいなぁ☆』
どの服を見ても可愛くて柔らかい素材で
ますます早く健康に生まれて来てくれと思った
:09/07/02 14:31 :F906i :Sh9KAGmM
#731 [t]
俺『男の子か女の子か分からんのにまだ服早かったかねー』
『ん〜男の子だと思うよ☆なんかそんな気がする』
俺『へえ〜マジで?男の子やったら将来楽しみやなー』
:09/07/02 14:33 :F906i :Sh9KAGmM
#732 [t]
『女の子だったら、お洒落な可愛いらしい子に育てる♪』
俺『せやなー男やったら俺みたいな優しい男になって欲しいなー』
『え〜タクちゃんに似たらどうなっちゃう事か、生意気になっちゃうよ〜?』
俺『はあ?なにがやし!ほな、女の子でさやかに似たらわがままになるわ』
:09/07/02 14:34 :F906i :Sh9KAGmM
#733 [t]
『うわ〜さいあく〜酷いその言い方〜でも、一個分かるのは女の子でも男の子でも絶対やんちゃだねー♪』
俺『あーそれは間違いないわーほな、このドクロのワッペン着いたパーカー買ってこーや』
『え〜やんちゃだからドクロって発想?変なの〜(笑)』
そんな事言いながらもさやかは結構ドクロのワッペン気にいっとるみたいやった
:09/07/02 14:36 :F906i :Sh9KAGmM
#734 [t]
それから鈴が入ったゆらゆら
よだれかけ
小さいプーさんの食器セット
お昼寝用のタオルケット
小さなハート形の薄い枕
も揃えた
:09/07/02 14:41 :F906i :Sh9KAGmM
#735 [t]
帰り道は、本屋に寄って生まれてくる赤ちゃんのための本を買った
『パパが覚える基礎知識』
よっしゃコレで一人前のパパになれるはずや
さやか健康な赤ちゃん産んでくれな!!
神様、お願いな!!
:09/07/02 14:43 :F906i :Sh9KAGmM
#736 [t]
…
妊娠7ヵ月が過ぎた頃、
やっと男の子やと分かった
『本間に男の子やったなー!』
『ね?だから言ったでしょお?』
『本間にすごいなー、さすがママやわ』
『へっ(`ω`)』
:09/07/02 14:44 :F906i :Sh9KAGmM
#737 [t]
生まれてくる赤ちゃんの名前はなんにしよう
洒落た名前がええよなー今時の子やし
考えて考えた結果、俺が全力で考えた結果これにしたいと言う名前が見つかった
一生のうちにどんな事があっても強く飛んで前に行ける力が付くように
…
:09/07/02 14:48 :F906i :Sh9KAGmM
#738 [t]
『勇飛』
さやかは何て言うかね
?
:09/07/02 14:49 :F906i :Sh9KAGmM
#739 [t]
夜いつものようにリビングでレモンティーを飲むさやかに話しかけた
『なあなあ、子供の名前やけどユウヒってどうや?』
『…ユウヒ?夕日?』
『いや、勇ましく飛ぶって書いて勇飛って』
『カッコイー♪お洒落な名前だねー!!何か強い子になりそうだね☆』
:09/07/02 14:51 :F906i :Sh9KAGmM
#740 [t]
『せやろ?ずっといろんな名前考えとったんやけど、やっぱり勇飛が一番しっくり来たんよ』
『うんうん、勇飛ってカッコイー、明日にでも画数とか調べてもらおうよー!!』
『せやなー明日、昼間お寺行こう』
『うん行こう★!!』
:09/07/02 14:51 :F906i :Sh9KAGmM
#741 [t]
次の日お寺に行って画数と漢字の組み合わせを見てもらった
お坊さんは強い子に生まれ、将来大きな仕事に付く名前です
と言った
どうやら相性の良い画数と組み合わせらしいのだ
よかったよかった
:09/07/02 14:56 :F906i :Sh9KAGmM
#742 [t]
妊娠8ヵ月(31周目)
を過ぎた頃
さやかは産婦人科に入院した
俺は毎日顔を見に行った
ホストを上がってから、まだ若かったで現場の仕事に着いとった
現場はだいたい5時過ぎ6時代に上がりやったから
その後はすぐにさやかのおる産婦人科に急いだ
さやかが寝付けへんとき、俺が寂しい時は泊まったりもしとった
:09/07/02 18:53 :F906i :Sh9KAGmM
#743 [t]
………
俺が仕事中の時やった
さやかママから電話が入った
『予定より早く生まれそうよ!急いで病院に来て』
予定日は一週間やった
急すぎて俺は理解するのに時間がかかった
『え、本間ですか?分かりましたすぐ行きます!!』
:09/07/03 00:10 :F906i :GvWVwCcI
#744 [t]
(なんでこんなに早いのや?)
とりあえず早く来いとの事やったから急いで仕事を抜けて車を出した
(まだ産まれんよな?さやか頑張って頼むまだ待って)
今までで一番早いスピード出しとるはずやのに
中々、産婦人科には辿りつかへんかった
:09/07/03 00:14 :F906i :GvWVwCcI
#745 [t]
長く感じた道のりもようやくゴール地点が見えた
急いで車を停めて玄関に向かうと玄関にはさやかママがおった
『さやかは!?』
ゼーゼーと落ち着き無い呼吸をしながら話しかけた
『今、陣痛が安定して寝ているわ、でもいつ産まれてもおかしくないそうよ』
とさやかママは言った
『そうですか、てか早くないですか?大丈夫なんですかね?』
:09/07/03 17:06 :F906i :GvWVwCcI
#746 [t]
『大丈夫よ、一週間くらいのズレなら珍しくわ無いわよ』
さやかのママはもう経験しとるからかずっと落ち着いとった
一方俺はさやかの顔が早く見たくて
さやかが出てくるのをせかせかしながらひたすら待った
まだかまだかとさやかがいるという部屋の前を行ったり来たりしとった
:09/07/03 17:08 :F906i :GvWVwCcI
#747 [t]
さやかママはこの部屋から産む前に一度出てくると言っとったけど
さやかは2時間が経っても一向に出てこーへんかった
(なんやろ?なんかあったんか?)
俺の不安は募るばかりやった
:09/07/03 17:13 :F906i :GvWVwCcI
#748 [t]
さやかのママも遅いわねと心配の表情に変わっとった
中で何が起こっとるか分からん状態のまま俺は
ただただ神様に祈った
なんにもありませんように
無事さやか出てきますように
って
:09/07/03 17:15 :F906i :GvWVwCcI
#749 [t]
どうしようも無く焦る気持ちは続いた
開けられへんドアの前におるのは本間に辛かった
さやか
なんで
中で何が起きとんの?
なあ、
なんで看護婦さんも出て来んのや?
:09/07/03 17:17 :F906i :GvWVwCcI
#750 [t]
…
…
ドュウイーン
独特な病院のドアの空く音がした
ハッと我に返って出てきた看護婦さんを見る
『産まれましたよ
元気な男の子です、母子共に健康ですよ』
え?
:09/07/03 17:21 :F906i :GvWVwCcI
#751 [t]
(え?産まれた…?もう?)
さやかのママもパパも、へ?と言う表情やった
後でよくよく説明を聞くと安静やったんやけど急に出血?やらなんやらしだして
子宮が通常より広がってすぐ産まれる状況になったらしく中を通って分娩台に入ったと言う説明やった
:09/07/03 17:27 :F906i :GvWVwCcI
#752 [t]
それやったら何で先に言うてくれんのや?
何かあったんちゃうかとか思うやんか普通
あっけなく生まれた事実に嬉しくもあり、ほえ?と言う気持ちにもなったが
一番は母子共に健康
これが嬉しくて涙が出た
生まれたばかりの勇飛の体重は3400グラムやった
:09/07/03 17:38 :F906i :GvWVwCcI
#753 [t]
初めて見た勇飛は真っ赤な顔しとった
生で初めて見る生まれたばかりの赤ちゃんはすっごく小さな体やった
さやかの隣に赤ちゃんは移された
さやかは赤ちゃんを肩に引き寄せて頭を撫でた
:09/07/03 17:42 :F906i :GvWVwCcI
#754 [t]
『先生、ありがとうございました』
さやかパパの声が聞こえた
その後に続いて部屋を出て行こうとする看護婦と先生に向かって
俺もありがとうございましたと言った
さやかは小さな声でタクちゃんよかったね…
って言った
:09/07/03 17:44 :F906i :GvWVwCcI
#755 [t]
一旦、赤ちゃんとはお別れでさやかはまた一般の病室に戻った
さやかはさっきまで痛かったのが嘘のようだと言っとった
『さやか、疲れたやろ?』
『うんすっごいやばかったよ(´・ω・`)』
『せやろ?一緒に居てやりたかったな』
『…だめ、さやかひどい顔してたもん!!絶対NGだよあれわっ』
:09/07/03 17:52 :F906i :GvWVwCcI
#756 [t]
『そんなん関係ないわ〜あほが、てか逆に見てみたかったわ(笑)』
『なにそれどう言うこと〜?
』
しばらくして看護婦さんがやってきた
『そろそろ面会の制限時間がありますので…』
生んだばかりの体は想像以上に疲れとるみたいで
その日長くは一緒におれへんかった
:09/07/03 23:17 :F906i :GvWVwCcI
#757 [t]
『…ほな、さやかまた明日来るでね、おやすみ!』
『ん〜もう帰っちゃうのかあ、』
『さやかも今日は安静にして体休めなあかんのやって』
さやかはゆっくり頷いた
『…わかった、また明日絶対来てね(´・ω・`)』
:09/07/03 23:21 :F906i :GvWVwCcI
#758 [t]
その日の夜は明日また勇飛の顔が見れると思うと嬉しくてなかなか寝付けなかった
(さやかはぐっすり寝とんのかな?)
そんな事を考えながら歯ブラシを加えた時やった
プルルルルルル〜♪
(あ?プルルル?)
それは無設定の着信音やった
:09/07/03 23:39 :F906i :GvWVwCcI
#759 [t]
まだ見てくれとる人おるかな
?
更新ゆっくりやけど最後まで見てやって下さい
あげときます
:09/07/05 22:06 :F906i :Dul/Nocc
#760 []
毎日チェックしてます
頑張って完結してください
:09/07/05 22:20 :SH906i :4fSIMlvY
#761 [我輩は匿名である]
私も毎日チェックしてますよ
続き楽しみに待ってます
☆
:09/07/05 22:39 :N703iD :BGKEbQMI
#762 [さくら]
いつもみてます
:09/07/05 22:53 :P01A :Pk5Om2r.
#763 [h.i]
私も毎日見てます
主サンのペースで頑張って完結して下さい
:09/07/05 23:28 :P905i :.ePRTm36
#764 [あかり]
:09/07/06 07:33 :F01A :ZI4a4a/A
#765 [t]
:09/07/06 22:53 :F906i :Dy.nkvzM
#766 [t]
>>758続き☆
”公衆電話”
画面には公衆電話の文字があった
『…はい』
『もしもし?さやかだよ』
(電話の相手はまさかのさやかからの電話やった)
『え、さやか?…病院の公衆電話か?』
『…うん、お金無かったからテレビカードお金にして電話したの、どうしても眠れなくて…』
:09/07/06 22:57 :F906i :Dy.nkvzM
#767 [t]
『そうやったんか、なに言うてんのさっきまで一緒におったのに、(笑)』
『でもなんか寂しくて眠れない…』
『明日仕事終わったらそのまま行くで待っといて、昼間になったらさやかも寂しくないやろ?寝たら明日なんかすぐ来るでっ!それに近くには勇飛がいるんやで、寂しくないやろ?』
さやかは少し無言になった
:09/07/06 22:59 :F906i :Dy.nkvzM
#768 [t]
『うん!!そうだね声聞いたら安心してきた、あ、あのねテレビカードだから長く話せないのっ今日テレビ見ちゃったから少ししか無くて…
』
『そっか、ほんならまた新しいテレビカードと携帯持ってくな明日わ』
『うん★待ってるからねっ!』
さやかがやっと笑った
:09/07/06 23:00 :F906i :Dy.nkvzM
#769 [t]
次の日仕事終わりにちゃんと約束通りの物を持って
さやかに会いに行った
すっかりさやかは疲れもとれた様子やった
それから六日間、さやかと毎日、こっそり電話をした
:09/07/06 23:05 :F906i :Dy.nkvzM
#770 [t]
今日の勇飛の様子とか今日の病院食とか話題がつきる事は無かった
…
さやかも赤ちゃんも安定したと言う事で一週間の入院が終わった
やっと自宅に帰れる日が来た
:09/07/06 23:05 :F906i :Dy.nkvzM
#771 [t]
その日、俺の朝の正座占いが1位の時やった
こんな日にさやかが退院だなんて本間に今日は1位の日やななんて思った
その時から占いを信じるようになった(笑)
さやかを迎えに行くだけなんやけど俺は久しぶりの完璧なお洒落をした
今日はめでたい日やから
:09/07/06 23:09 :F906i :Dy.nkvzM
#772 [t]
11:30に迎えに来てと連絡があった
俺は9時には用意が終わってまだかまだかと暇しとった
ようやく11時、それ出るかとソファーを離れた
さやかと勇飛がこの家に帰って来ると言う事で
俺は掃除機をかけた
窓を拭いた
初めてこんな事した日やった
俺は軽快な足取りで病院食に向かった
:09/07/06 23:13 :F906i :Dy.nkvzM
#773 [t]
×病院食
○病院
:09/07/07 00:38 :F906i :Nt7uqrrQ
#774 [t]
さやかのために用意したひざかけを手に持ってさやかの待つ部屋に向かった
病室のドアに手をかけた時やった
『あ、タクマー』
?
振り返るとさやがおった
『さやかー、迎えに来たで!』
:09/07/07 00:41 :F906i :Nt7uqrrQ
#775 [t]
さやかはニコニコしながら言った
『ねえ、勇飛を下まで迎えに行こう?』
『せやな、はよ行ってやろ!!』
勇飛がおる部屋に少し足早に向かった
ガラスの向こうにはピンクの腕輪の3番をはめた勇飛がおった
ピンクの腕輪の3番はさやかも付けとる物やった
いわゆる生まれたて時すぐにはめた親子の証やった
:09/07/07 00:51 :F906i :Nt7uqrrQ
#776 [t]
すぐに看護婦さんを呼んだ
看護婦さんは、勇飛を抱かえてさやかにだっこさせた
看護婦さんはピンクの腕輪を記念に持ち帰ってもいいと言った
せやから記念に持ち帰る事にした
:09/07/07 22:59 :F906i :Nt7uqrrQ
#777 [t]
帰り道は、少し遠回りして帰った
TSUTAYAに寄ってDVDを借りる事にした
俺『でも勇飛には、まだ早いんやないの?』
『う〜ん、3歳になるまでは、文字とかわかんなくても話わかんなくても色んな色とか形とか音を聞かせるのが大事なんだよっ☆』
と
さやかはママの顔で言った
:09/07/07 23:03 :F906i :Nt7uqrrQ
#778 [t]
『そうなんや、ほんなら借りていこう』
さやかはちょっと黙った後言った
『ねえ、ねえ最初に勇飛になに見せよっか?』
『…せやなぁ、アンパンマンが定番ちゃう?』
『ん〜そうだね、やっぱそれかな?』
:09/07/08 23:59 :F906i :RF/mMBe.
#779 [t]
『そやろーやっぱそれやろ』
こうして決まったアンパンマンを勇飛に一番最初に見せる事にした
……
家に着くまでがなんだか長く感じた
帰り道、サンクスによってタバコとコーヒーを買った
:09/07/09 00:05 :F906i :vgEuoM9.
#780 [t]
▼山井家族物語
ようやく勇飛が自宅で生活出来る日が来た
さやかは勇飛を抱っこして
俺は、先に家に入ってビデオカメラを構えた。
勇飛が初めて家に入る瞬間をちゃんとビデオに残したかった
:09/07/09 00:09 :F906i :vgEuoM9.
#781 [t]
『さやか、待ってそこから動かんといてまだ!!』
『んもぅ〜またぁ?わかりましたぁ』
しつこいカメラマンはさやかを何回も止めた
『よし、歩いて来ていいで』
その一言を言った後、勇飛とさやかにカメラを向けた
:09/07/09 00:12 :F906i :vgEuoM9.
#782 [t]
『…っしゃうまくとれたはずや!!』
『どれどれ、見せて☆』
俺は満足した顔でカメラを畳んで
用意してあった配線を繋いでテレビに映し出した
???
:09/07/09 00:15 :F906i :vgEuoM9.
#783 [t]
カメラに最初に映ったのは俺の足やった
(笑)
『さやか、今から撮るでちょっと待っとって?なあ、さやか勇飛こっち向かせてなちゃんと、っしゃほな撮るで』
足を映しながらそんな声が録画されとった
それからさやかのお腹が映ってようやく勇飛の顔が映った
:09/07/09 00:18 :F906i :vgEuoM9.
#784 [t]
『勇飛〜こっち向いてー、はい〜いいこやねぇ』
そんなことを声にしながら勇飛の顔とさやかの顔を交互に映してあった
正直言うたら玄関的な物はほとんど映っとらんかった
興奮しすぎて、んもぅ映像はユラユラと揺れた状態やった
ビデオの最後を占めたのは傘立てやった(笑)
そげな感じで勇飛の初自宅の1日が終わりました
:09/07/09 00:23 :F906i :vgEuoM9.
#785 [t]
その日はダブルベットで右にさやか左に俺、そして真ん中に勇飛で
川の字で寝ることにした
せやけど俺もさやかも勇飛を寝返りで潰してしまいそうで
なかなか眠れへんかった
…
次の日から勇飛は木で出来た小さなベッドで寝せる事にした(笑)
:09/07/09 00:27 :F906i :vgEuoM9.
#786 [t]
朝、目が覚めると俺の隣に勇飛がいた
勇飛はお昼寝のタオルケットにすっぽり包まれた状態やった
さやかはおらんかった
数分後、キッチンからお湯が沸いた音がした
:09/07/09 00:30 :F906i :vgEuoM9.
#787 [t]
勇飛をもう一度、丁寧にタオルケットで包んだ後キッチンに向かった
『ー…おはよ。』
『あれ、おはよう!!よく起きれたね☆今起こしに行こうかと思ってた所だったんだよっ』
無愛想な朝の俺とは反対にさやかは朝からいつも元気に返してくれる
時刻は7時15分ちょっと前やった
テーブルにはすでに綺麗におかずの入った弁当があった
(…さやかは何時に起きたんやろ?)
:09/07/09 00:35 :F906i :vgEuoM9.
#788 [t]
『……これ弁当、うまそうやな』
こんな言い方しか出来ひんのにさやかは嬉しそうに返事をしてくれた
『本当に?よかった☆いつも食べてくれてありがとうっ!!嬉しいよっ』
さやかはいつもありがとうを言う子やった
俺がありがとうを言わないけんのに…
さやかがいっつも先にありがとうと言ってくれた
:09/07/09 00:39 :F906i :vgEuoM9.
#789 [t]
そんな事を思っとる間に朝の時間はせかせかと進んどって気付けば家を出ないかん時間になりそうやった
さやかが作ってくれたフレンチトーストを急いで完食した
俺『ごちそう様でした!!』
『あ〜あ〜あ、そんなに慌てたら良いこと無いよ〜?』
そんなさやかの一言が気になってゆっくり歯を磨きはじめた
:09/07/09 00:45 :F906i :vgEuoM9.
#790 [t]
『それじゃあ、パパ行ってきます』
まだスヤスヤと寝る勇飛に向かって一声かけてから玄関を出た
さやかはいつも通りに
マンションの下に降りていくのをいつまでも手を振って見送ってくれた
:09/07/09 00:48 :F906i :vgEuoM9.
#791 [t]
愛しいさやかが手を振る姿に
いつも現場に行きたくなくなった
当時、夜型から昼型にするのは結構、いやかなりキツい物があったんやけど
俺はさやかと勇飛の為に稼ぐ
そう思えばなんてこた無かった
:09/07/09 00:51 :F906i :vgEuoM9.
#792 [t]
▼初めてのおでかけ
さやかママと俺と勇飛で初めて千葉県にあるショッピングモールに買い物しに行く事になった
初の3人の遠出やった
チャイルドシートを使う時がきた!!
チャイルドシートを設置するだけでもなんだか嬉しかった
楽しかった
:09/07/09 00:57 :F906i :vgEuoM9.
#793 [t]
(よし、よし、よし、)
さやかと勇飛を確認してから車を走らせた
初めての3人遠出ドライブの音楽はあゆにした
さやかはあゆが大好きで遠くに行く時はあゆが聞きたいといつも言っとった
勇飛をバックミラーで確認しながら歌を歌う
心無しか俺が大きな声で歌うと勇飛が手を叩いた
:09/07/09 01:01 :F906i :vgEuoM9.
#794 [t]
だら〜んと好き放題、車をよだれ車にする勇飛もこれまたたまらん可愛さやった
やっと少し大きくなった目をパチリパチリと動かしとる様子を見るだけで心が癒された
さやかは勇飛が心配のようでシートを倒した状態で勇飛を見守っとった
:09/07/09 01:04 :F906i :vgEuoM9.
#795 [t]
俺『あ、ベビーカー持ってきた?』
『もっちろん☆後ろにつんだよ〜ちゃんと』
俺『おー、さすがやな
』
…
そして
やっぱりさやかは倒したシートの上で爆睡した
:09/07/09 01:09 :F906i :vgEuoM9.
#796 [t]
カーナビ通りに来たのにエラい時間がかかった
『さやか着いたでー』
さやかのほっぺをムニムニした
『…』無反応
『さーやーか!!置いてくで?はよ降りんと』
ようやくさやかは目を開けた
:09/07/09 01:12 :F906i :vgEuoM9.
#797 [t]
『あれぇ?もう着いたのぉ?』
『着いたわアホ、てかむっちゃ遠かったで(笑)』
…
とぼけた事言うさやかはほっといて勇飛を初ベビーカーデビューさせた
:09/07/09 01:15 :F906i :vgEuoM9.
#798 [t]
さやかの目が冷めるように自販機でジュースを買った
俺は離れて一服した
さやかの目が覚めた所でようやくショッピングモールの中に入った
:09/07/09 01:18 :F906i :vgEuoM9.
#799 [t]
今日はさやかの洋服を見に来た
さやかはマーズとリップサービスとマウジーが好きやった
この日はリップサービスを見て回った
女の子はいっぱいブランドがあってよく分からん
てか、似たような服なんやから同じ店にしたらええのに
そんな事を思いながら一緒に選んだ(笑)
:09/07/09 01:24 :F906i :vgEuoM9.
#800 [t]
ちなみに俺の好きなブランドは
FUGA
LAGUST
midaS
X frm
あ、どうでもええか
あーいとゅいまてえん
:09/07/09 01:29 :F906i :vgEuoM9.
#801 [t]
『どっちが可愛いと思う?』
俺『え〜そやな〜ピンク×黒がいいんちゃう?』
『だよね、可愛いよね〜?黒×白よりやっぱピンク×黒だよねっ☆』
そんな事を何回も口にしながら
さやかの買い物は永遠続いた(笑)
:09/07/09 01:32 :F906i :vgEuoM9.
#802 [t]
俺『さやか〜腹減った〜、さやかちゃ〜ん』
『ん〜待ってえ、次はこれとこれどっち買おう…?』
俺『んも〜どっちも買ったらいんちゃん?wどっちも可愛いんやからー』
『…いいの?!よし、どっちも買おうっと!!』
ようやく長いなが〜い買い物が終わりましたとさ(笑)
:09/07/09 01:36 :F906i :vgEuoM9.
#803 [t]
ぐずり始めた勇飛におっぱいをあげなきゃとさやかは授乳室に入った
そんな姿を見るとさやかも立派な女性に見えた
授乳が終わった後ようやく俺らの夕飯?
を食べて帰る事にした
:09/07/09 01:40 :F906i :vgEuoM9.
#804 [ま]
リアルタイムで
読んでましたっ
最後まで読むから更新
頑張ってください
いつも楽しみです(^p^)
:09/07/09 01:41 :SH02A :O/wFQd7I
#805 [t]
帰り道はしゃぎすぎたさやかと勇飛は後ろの席で二人して眠りについた
え、俺?
一人運転中やでw
1日が過ぎるのはあっというまやなと思った
朝あれだけ今日はおでかけやとワクワクしとったのにもう帰りの時間やったから
高速で帰る帰り道、バックミラーに映るさやかと勇飛を見て
一分一秒を大事にせなあかんなとつくづく思った
:09/07/09 01:45 :F906i :vgEuoM9.
#806 [t]
>>804コメントありがとう
書いてて楽しくなるわ
もう寝るん
?
おやすみな!
:09/07/09 01:46 :F906i :vgEuoM9.
#807 [t]
:09/07/09 01:55 :F906i :vgEuoM9.
#808 [t]
▼信頼する仲間
結婚してからみんなが集まると言うのは少なくなった頃やった
『なあ、鍋しようぜ今日の夜、暇してるっしょ?』
竜さんからそんな誘いがあった
と言うわけで
久しぶりにきちんと、計画立てて竜さんとかいとさやかと俺が揃う事になった
:09/07/09 02:00 :F906i :vgEuoM9.
#809 [t]
俺は竜さんともかいともちょくちょく連絡取り合っとったで
久しぶり!って感じはせんかったんやけど
さやかは久しぶりで少し緊張するぐらいだと言っとった
…
PM、22:00
勇飛も連れて竜さん宅に向かった
:09/07/09 02:04 :F906i :vgEuoM9.
#810 [t]
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!
お決まりの連続ピンポンで俺だよの合図をした
すぐにドッドッドっと足音が聞こえてドアが開いた
『お、やっと来たな!!久しぶりだねさやかちゃん』
顔を出したのは竜さんやった
:09/07/09 02:07 :F906i :vgEuoM9.
#811 [t]
ウェーイ!!ウェーイ!!
お決まりの挨拶を交わして中に入る
ソファーにはもういい具合に酔ったかいがおった
『おータクマさーん、やっと来たーあ、さやちゃんも勇飛くんもっ!!』
気分がグググっと昔に戻った
:09/07/09 02:12 :F906i :vgEuoM9.
#812 [t]
まず勇飛を隣の部屋に寝かしつけた
さーてここからは!!
盛り上がっていきましょ
ホス時代に戻ったかのようにグイグイと酒を体に注ぎ込んだ
懐かしい記憶、懐かしい感覚が蘇った
不思議な気分やった
:09/07/09 02:15 :F906i :vgEuoM9.
#813 [t]
やっぱりこいつらといると楽しくてしょうがなかった
辛い仕事を一緒に経験したからこそ分かる、信頼できる
なんか繋がる物がある
一生もんの仲間やと思う
竜さんとかいは。
いつまでたっても…。
:09/07/09 02:19 :F906i :vgEuoM9.
#814 [t]
気付けばAM4:40分やった
もう朝方か、早いな
俺はあのままソファーに倒れるように寝とった
竜さんとかいは俺の足元で床に寝とった
さやかは?
さやかは隣の部屋で勇飛の隣で静かに寝とった
:09/07/09 02:23 :F906i :vgEuoM9.
#815 [t]
(きっと勇飛が寂しくないように、さやかは隣の部屋に行ったんやろうな)
…
やっぱりさやかは母親なんやね
AM9:30
また会う事を約束して竜さん宅を後にした
:09/07/09 02:26 :F906i :vgEuoM9.
#816 [t]
また明日更新します
んじゃ。
:09/07/09 02:27 :F906i :vgEuoM9.
#817 [ま]
寝んと読んでましたよ
笑
更新おつかれです
☆
また明日楽しみにしてます
おやすみなさい(´∀`)
:09/07/09 02:36 :SH02A :O/wFQd7I
#818 [ぴ]
前、コメしたことあるんだけど覚えてる
?
おつかれ〜
毎回楽しみにしてっから
がんばってちょー(^O^)
:09/07/10 21:23 :P701iD :VR2mLsV6
#819 [t]
>>817あ、そうやったんや
昨日更新出来ひんかった
ごめんまたよろしく
>>818ハンネ、ぴ でコメくれた
?
またコメント有難う
:09/07/10 22:21 :F906i :YK28xqMk
#820 [t]
:09/07/11 01:28 :F906i :b2hEZx7c
#821 [まあ]
完結まで
がんばってください
.
:09/07/11 03:41 :P03A :LlplKp4A
#822 [t]
あかーん
いつも眠くなってまう
次更新する時は最後まで絶対書くで最後まで付き合ってやって下さい
本間にいつもすんません、それとありがとう
:09/07/12 00:38 :F906i :olIPm0F.
#823 [あかり]
待ってました−!!
でもねむいのね
良いよ良いよゆっくりで
最後までと言わずに自分のペースで大丈夫なんで気にしないで下さいね
ふあいと
:09/07/12 01:03 :F01A :☆☆☆
#824 [t]
:09/07/13 01:28 :F906i :TGx1OTA6
#825 [t]
>>819続き☆
▼勇飛1歳の誕生日
我が子が育つのは早いもので、
勇飛と暮らしてからもう1年が経とうとしとった
明後日は勇飛の1歳の誕生日やった
79p、8キロ
勇飛には1歳になるまでにハマった事がくさんある
:09/07/13 01:31 :F906i :TGx1OTA6
#826 [t]
さやかにハイハイでよじ登ったり、
何でも拾ってすぐ投げることとか(笑)
なぜか冷蔵庫を開けて閉めなかったり(笑)
アンパンマン体操で尻を浮かせたり、
やたらさやかの髪を引っ張ったり、
俺の足に抱きついたり
ソファーをバンバン叩いたり(笑)
公園に行くとすべり台を頭から滑りたがったり(笑)
せっかく作った砂の山を手で土砂崩れさせたり(笑)
:09/07/13 01:32 :F906i :TGx1OTA6
#827 [t]
そんなやんちゃな勇飛がはっきり話すようになるのはいつ頃になるんやろね
『アンマー、ンマー、アンヤーアンヤ』
と呪文しか唱えられへんもうすぐ1歳勇飛くん
これからの成長が楽しみやて話したよな
ね、さやか
:09/07/13 01:34 :F906i :TGx1OTA6
#828 [t]
洗濯物を抱えて俺の上をまたいでいったさやかが言った
『…あ、勇飛のケーキ予約したんだこないだ
』
俺『へーそうなん?いつ?』
『ん〜とね、5日くらい前に予約した、早く予約しなきゃ絵書いてくれないって聞いたから〜』
俺『そうなんや、なんの絵にしたん?』
『ミッキーにしたよっ』
俺『ミッキーかどんなんなるんやろね楽しみやわ』
:09/07/13 01:34 :F906i :TGx1OTA6
#829 [t]
次の日、勇飛の誕生日プレゼントをトイザラスに見に行く事にした
勇飛に本当は、ジャジャーンと内緒でプレゼントしたいのだが、
反応はきっと『アイヤー』
やから勇飛が手にとった物を今回は買ってやろうと思っとる
テッテッテッテッ、とすん
:09/07/13 01:36 :F906i :TGx1OTA6
#830 [t]
テッテッとすん
勇飛はトイザラスに入ってから何回も尻餅をついとる
走っては、とすん
ヨチヨチで歩くのはプライドが許さないのか勇飛は全力でテッテッテッテッ
と走る
んでまた転ぶを繰り返す(笑)
:09/07/13 01:36 :F906i :TGx1OTA6
#831 [t]
さやかは、ついつい走り回ろうとする勇飛を抱っこしてしまうみたいやった
しまいには、歩けるくせに勇飛はハイハイを使う
動きやすいのだろうか?
そんな落ち着き無い勇飛はようやく座り込む場所があった
:09/07/13 01:38 :F906i :TGx1OTA6
#832 [t]
恐竜のぬいぐるみの前やった
『なんや勇飛これが欲しいん?』
勇飛からは得意のンママーウアンマーが返ってきた
さやかは一緒に座り込んで恐竜を手に取った
『勇飛〜?これが欲しいのお?』
さやかが聞くと勇飛はニコニコしながらさやかに恐竜を差し出した
なんやこの違いわ…(笑)
:09/07/13 01:38 :F906i :TGx1OTA6
#833 [t]
っとまあ、やはり母親の存在は偉大なのがわかった
勇飛が唯一興味を持った恐竜とお風呂でいたずらと言うオモチャを買う事にした
またサンタさんになる時に来ようなとさやかと約束した
その日のお風呂は泡風呂にしてお風呂でいたずらセットで遊んだ
カチンカチ、カチチーン!!
:09/07/13 01:40 :F906i :TGx1OTA6
#834 [t]
っと
12:00回った瞬間、すやすや眠る勇飛のほっぺに
おめでとうと両方からママとパパのキスをした
さやかはお子さんいくつ?
と聞かれた時、ヶ月で答えられないのが何だか寂しいと言いながら眠りについた
そんなさやかを可愛いと思いながら俺も眠りについた
:09/07/13 01:41 :F906i :TGx1OTA6
#835 [t]
▼Happy birthday!
勇飛、1歳の誕生日…
7時10分、いつも通りに勇飛の顔を覗き込んだ後
さやかに見送られて俺は朝家を出た
俺『今日は早く帰るでね』
『うん☆ケーキ焼いとくね!!いってらっしゃい』
:09/07/13 01:41 :F906i :TGx1OTA6
#836 [t]
車に乗る前に振り返るとさやかが手を振っとった
俺は小さめに手を振った後、車に乗った
仕事のお昼休み、さやかからのメールが2通来とった
勇飛が恐竜を離さないよっ
て内容で写メが付いとるメールと
お弁当日陰に置いときなねって言う内容やった
お昼休みの1時間、さやかとメールのやりとりしたおかげで午後は元気が出た
:09/07/13 01:43 :F906i :TGx1OTA6
#837 [t]
早よ帰ってやりたいな
そんな事を思いながら鉄筋を運んだ
夕方5時30分過ぎ、勇飛のケーキをとってから帰る事になった
絵が描いてあるケーキを持って帰宅した
キッチンに入ってすぐ目についたのは、
色合いの可愛い華やかな料理やった
勇飛のケーキを真ん中に置いて数字の1を飾った
:09/07/13 01:44 :F906i :TGx1OTA6
#838 [t]
ハッピーバースデーテューユーハーピバースデーテューユー♪
ふう〜
その小さな口で火はなかなか消せへんから俺がこっそりと鼻息で消したw
☆おめでとーおう!!
勇飛嬉しかったかな?
ママとオレに祝ってもらって
幸せやったかな?
飯はうまかったよな、な勇飛?
そげな感じ〜で勇飛は無事に1歳になれました
:09/07/13 01:45 :F906i :TGx1OTA6
#839 [t]
▼マンマユッピ
今日は勇飛とさやかと竜さんとかい、
新しく出来たかいの後輩のれいあ、さやかの友達のゆまちゃん
の6人でハワイアンズに行く日やった
6人で乗る車は、にぎやかやった
俺が運転で竜さんが助手席に乗った
勇飛は、すでに膨らましたビーチボールによじ登りたいみたいやった
何回挑戦しても
ツルツルすとん、を繰り返す勇飛にみんなが癒された
:09/07/13 01:47 :F906i :TGx1OTA6
#840 [t]
福島県と出た青い標識を通り過ぎた頃、
車内からは、いろんな声が聞こえた
歌ってる声、笑声、俺はバックミラーで後ろを見るたびにさやかを確認した
さやかを見ると必ず目があった
(さやかも見とるんやな俺のこと笑)
なんだか照れくさい気持ちになった
:09/07/13 01:47 :F906i :TGx1OTA6
#841 [t]
ハワイアンズの看板を見つけて車を走らせた
椰子の木のある駐車場が見えた
8月も終わりに近かった頃やったけど
大量の車が並ぶのが遠くからでも見えた
『やっと着いたねえ!!』
ゆまちゃんの高い声が響いた
:09/07/13 01:49 :F906i :TGx1OTA6
#842 [t]
その時さやかは車内で
勇飛にハートがついたキャップをかぶせてすでに浮き輪をはめとった
みんなは早く入りたいとダッシュでかけていった
スライドドアを開けて待つ俺に向かってさやかは先に行っていいよっと言った
俺『なんでやし、待っとるよ』
『そう?オムツ水用にしなきゃだからさー、結構時間かかっちゃうよ?』
『ええよ、そっちでタバコ吸って待ってる』
:09/07/13 01:51 :F906i :TGx1OTA6
#843 [t]
…
やっぱり俺はさやかは大人やと感じた
お母さんなんやから当たり前やけど、
比べたら悪いけど、キャアキャアと走り去ったゆまちゃんより
ずっと魅力的やと思った(笑)
昔はゆまちゃん派最高やったんやけどね〜
俺も年とったんかね(笑)
:09/07/13 01:52 :F906i :TGx1OTA6
#844 [t]
着替えさせた勇飛を連れてさやかが車から降りてきた
俺はさやかの手をとって頭を撫でてそっとキスをした
さやかは
ん?
て顔で俺を見とった
ハワイアンズの中はもやもやと暑い空気やった
竜さんとかいもれいあは早くも水着に着替えて入り口のお土産コーナーにおった
:09/07/13 01:54 :F906i :TGx1OTA6
#845 [t]
ゆまちゃんはさすがに一人で更衣室には行けんかったみたいでさやかを入り口で待っとった
階段を登って右、左に更衣室があった
じゃあ、着替え終わったら
と一度別れた
さやかはこないだ買ってやった黒の水着にピンクのストライプが入った水着を着て出て来た
ゆまちゃんは確か青っぽい水着やったかな
(…うんうん、さやかのが可愛い!!笑)
と旦那バカを発揮した後ようやくみんなで場所とりする事にした
:09/07/13 01:54 :F906i :TGx1OTA6
#846 [t]
流れるプールの周りにシートを貼った
さっそく荷物を置いた後流れるプールに入った
勇飛は浮き輪をつけてさやかと入った
俺らは鬼ごっこする事になった
勇飛を引っ張りながら逃げるさやかを背中に乗せて走った
付き合いたての時、プールに行った事を思い出した
:09/07/13 01:57 :F906i :TGx1OTA6
#847 [t]
しばらく遊んだ後、流れるプールのわきの子供用プールにさやかと俺は移動した
その時、、、
嬉しい出来事が起こった
ユウヒは滑り台が気になるようで浮き輪をつけた勇飛はスイスイと近くまで行った
『ユウヒ〜滑り台やる?』
さやかの問いかけにニコニコする勇飛をとりあえず滑り台に乗せた
:09/07/13 01:58 :F906i :TGx1OTA6
#848 [t]
俺は滑り台の下で勇飛を受け止めるために待機した
思ったよりいきよいよく滑ってきた勇飛をちゃんと受け止めてからさやかの元に歩いた
そして勇飛にさやかを渡そうとした
その時やった…
『マンマ、ユッピコレヤウ』
っ(゚Д゚)!!!!!!!
:09/07/13 01:58 :F906i :TGx1OTA6
#849 [t]
俺とさやかは目が点になるほど驚いた
☆ママ、勇飛これやる☆
俺『なあ今、ちゃんと話したよな!?』
『…話した、話したよね?ママて言ったよね?』
俺『言った絶対言った!!』
勇飛はやっときちんとした言葉を話した
それがきっかけで勇飛はコレチョッライ(これ頂戴)
など聞き取れる言葉を話すようになった
みんなは今日が記念日だねと喜んでくれた
:09/07/13 02:00 :F906i :TGx1OTA6
#850 [t]
それから勇飛の好きなカルピスと
さやかの大大大好きなかき氷を買って昼飯にした
夕方、露天風呂に入ってから帰る事になった
帰りの車は竜さん運転のかいが前で俺とさやかは一番後ろに乗った
勇飛はゆまちゃんの膝に乗ってれいあに遊んでもらった
ようやく今日二人きりになった一番後ろの席で
荷物をいっぱい抱えたさやかは俺の膝で寝た
さやかはいい子いいこしたら昔からすぐ寝る
:09/07/13 02:01 :F906i :TGx1OTA6
#851 [t]
勇飛が出来てから急にさやかは強くなった気がしとったけど
甘えられんかっただけなんやね
しっかりせなあかんと思っとるんやね毎日
すやすや寝るさやかの顔は可愛くて目が覚めた時寂しくないように
さやかが起きるまで頭を撫でた
:09/07/13 02:02 :F906i :TGx1OTA6
#852 [t]
さやかは俺の腹に顔をくっつけたまま寝とった
ほっぺをいじっても、おっぱいを触っても起きひんかった(笑)
って
こんなんじゃ気抜いたらやられるぞボケさやか
最後、竜さん宅でみんなお別れとなった
:09/07/13 02:04 :F906i :TGx1OTA6
#853 [t]
『竜くん、また絶対近い内に遊びに誘ってね?』
さやかはそう竜さんに言った
『オーケー、誘わしてもらうよー次はユニバーサルでも行こうな!!』
竜さんは答えた
でも、でも………
この約束が、守られる日は来んかった
ハワイアンズに行ったこの日がさやかと行った
最後の遠出やった
:09/07/13 02:05 :F906i :TGx1OTA6
#854 [t]
▼結末
『ほな、さやかー行ってくるで』
いつもより早い時間に俺は家を出た
この日は遠い現場やったから、、、
『ほ〜い、いってらっしゃい☆ほら勇飛、パパにいってらっしゃい、わ?』
『いってらっあい』
勇飛の可愛い声を聞いた後さやかにキスをして家を出た
:09/07/13 02:09 :F906i :TGx1OTA6
#855 [t]
いつもより早く起きたせいで昼の休憩は物凄く眠かった
さやかからのメールを返すのが遅れた
なんか頭痛くて風邪っぽい
だから帰りに夜ご飯のお弁当買って来てくれる
?
そのメールに
ごめん、遅くなった
大丈夫か
?早く帰るから
弁当了解
買うとき連絡するわ。
そうメールをいれた
:09/07/13 02:11 :F906i :TGx1OTA6
#856 [t]
休憩の時間内にメールは返って来いひんかった
休憩が終わってすぐの事やった
悪魔の一言を言われたのわ…
『おー山井、悪いな、今日残ってくれねーか?間に合わないんだこのペースじゃ残りの日数じゃ無理だここ終わらすの』
(当時、親方のお願いを断るなんて俺らの現場では考えられへん事やった)
それに俺も担当するグループの作業やし
早よ終わらせな次に進めんから俺のグループで迷惑かけるわけには行かんかった
:09/07/13 02:12 :F906i :TGx1OTA6
#857 [t]
『…嫁が、具合悪いみたいで、明日残業じゃ間に合わないっすか?』
無理も承知で聞いた言葉やった
『ああ、そうか…それなら土台だけやってってくれないか?』
1時間だけ遅くなる…
これが一番今出来るベストな結論やろと思った
勝手にそう思った
だいたい帰りは7時ちょいになる計算で半残業を引き受けた
さやかごめん1時間だけ遅れるわ。
メンバー変わってからなかなか作業進まんくて
早めに帰るからごめんな
そうメールをいれて携帯を閉じた
:09/07/13 02:14 :F906i :TGx1OTA6
#858 [t]
そして出来るだけ早く終わるようにと、
ゲンと言う仲間に手伝ってもらった
ゲンのおかげで大幅な時間短縮になった
『ゲンありがとな、これでタバコでも買って悪かったな』
そう言ってゲンにお礼をした後急いで車を走らせた
それからまだ熱い弁当を車に乗せて走った
(さやか大丈夫かな?)
『まあ、これ食ったら元気になるやろ』
そんな独り言をしながら唐揚げ弁当に目をやった
:09/07/13 02:17 :F906i :TGx1OTA6
#859 [t]
さやかー早よ帰るでね?
勇飛ー早よ帰るでね!!
…早く帰りたいのにいつもの大通りは物凄く渋滞しとった
(なんやねんこんな時に…早よ帰りたいのにこっちわ)
具合の悪いさやかが待っとっるから渋滞にイライラした
:09/07/13 02:17 :F906i :TGx1OTA6
#860 [t]
10分も渋滞にハマったままやったから、さやかにメールをいれた
さやかー近くまで来てんねんけど渋滞しとるからまた遅れるわ
ごめんなちゃんと寝とってな
相変わらず先からチョコチョコしか動かへん
裏道に抜けたくても裏道までの道が渋滞しとった
:09/07/13 02:20 :F906i :TGx1OTA6
#861 [t]
少し先に赤い光が見えた
救急車…?
うわ、事故かい…
それでこんなに渋滞なんや
事故と分かってからは多少のイライラも収まった
さやかの具合は大丈夫かね
早く行きたかった
さやかの元に行きたかった
:09/07/13 02:20 :F906i :TGx1OTA6
#862 [t]
ようやくスムーズに車が進んだ
事故現場は結構大事のようやった
道沿いに止まるトラックの脇に救急車も止まっとった
周りはギャラリーがたくさんうじゃうじゃしとった
(あんたらがうじゃうじゃ集まっとるで渋滞してんねん糞が)
イライラもしたがなんだか大きな事故で可哀想やなと思って通った
:09/07/13 02:22 :F906i :TGx1OTA6
#863 [t]
現場の横を通り過ぎる時、道路の真ん中には青い袋が落ちとった
(なんやこれ邪魔やな)
散乱しとる物に可哀想やな、そう思いながらもさやかに早くあいたい俺は落ちとる袋にさえもイライラした
やっとさやかの家に着いた
急いで部屋に上がった
:09/07/13 02:24 :F906i :TGx1OTA6
#864 [t]
『ただいまー!さやか大丈夫か?』
静かな部屋やった
寝室に向かったがさやかの姿は無かった
風呂場を見てもさやかの姿は無かった
もちろんリビングにもおらへん
その時、
俺は一枚の置き手紙を見つけた
:09/07/13 02:25 :F906i :TGx1OTA6
#865 [t]
タクチャンへ
おかえりなさい!
おーいタクちゃ〜ん?
こないだ借りたDVD何で返してないのよ
今日までだからねっ!
延滞しちゃうから返しに行ってくるよ
馬鹿もの〜
約束は守りなさ〜い
ーッ、、、、
急に嫌な予感に押しつぶされそうになった
:09/07/13 02:26 :F906i :TGx1OTA6
#866 [t]
嘘やろ?
まさか…まさか、
嘘やん嘘やんな…。
違うか、ありえんやんか
そう思いながらも何回思い出しても
さっきの袋が
さっきのよけた袋が…、
TSUTAYAの袋やった気がした
:09/07/13 02:28 :F906i :TGx1OTA6
#867 [t]
まだ決まったわけやないのに嫌な事は嫌な風にしか考えられんのやね
震えた指でリダイヤルページまで出してかけた
…おかけになった
…こちらはNTT
…電波の届かない場所に
嫌や…嫌や、出てさやか出て、頼む…出てくれ…
:09/07/13 02:30 :F906i :TGx1OTA6
#868 [t]
神様に願えば願うほどに不安が増した
さっきの事故現場は確かに近かった
震える足で急いで大通りに出るとパトカーが見えた
救急車は!?
救急車がまだおった
…、まだおる!!
もう時間が経つのに…
なんだか短い間に俺は変に冷静になって
救急車の元に向かった
:09/07/13 02:31 :F906i :TGx1OTA6
#869 [t]
『旦那様ですか?山井さんですか?』
近寄ってきた俺を見つけた救急隊員の人は俺に向かって話しかけた
『はい、そうです。あの、もしかし、』
俺は確認するのが怖かった
話す事が出来なかった
涙が自然に溢れて立てなかった
確認なんかしたないわ
嫌や、なにがなんだか分からへんもんまだ
:09/07/13 02:36 :F906i :TGx1OTA6
#870 [t]
俺はハッと意識を取り戻した後、確か叫んだ
なあさやかなん?
事故にあったのさやかなん?
本間にさやかなんけ、なあ!!
お前ら見間違えとるんちゃうんけ!!
なあ、なんで名前知ってんねん
旦那やったらなんやの!!
なんか言ってくれや
なあ状況教えてくれ………頼むわ
俺が理解出来るように説明してくれ
:09/07/13 02:38 :F906i :TGx1OTA6
#871 [t]
何回説明されても納得なんかできるわけが無かった
もう正直言うたらそこからあまり記憶が無い
でもさやかが死んだ…
これだけはすぐに分かった
救急車が動かへんから。
死んだ人間を救急車は乗せない
そう聞いた事があった
:09/07/13 02:40 :F906i :TGx1OTA6
#872 [t]
さやかは、
さやかは、あの可愛いさやかはさっきまで家におったはずの
朝元気やったはずのさやかは
わき見運転したトラックにはねられた
軽いさやかの体は宙をまって
ほぼ即死やったと言われた
:09/07/13 02:41 :F906i :TGx1OTA6
#873 [t]
俺はこの日から最愛の妻を失った
妻は最愛の俺を残して
大好きな勇飛を残して、
きっと何がなんだかわからへん状態の中
天国に逝った
:09/07/13 02:46 :F906i :TGx1OTA6
#874 [t]
さやかは、最後に何を見たんやろ?
向かってくるさやかより何倍も大きい車と光
怖かったね
さやか、怖かったね
怖かったな?さやか。
ごめんね側におらんかったから
俺が一緒にいてやらんかったから
:09/07/13 02:47 :F906i :TGx1OTA6
#875 [t]
なあ、さやか
さやかを初めて見た日俺はさやかを可愛いと思った
2回目さやかを見た時、逢えたって嬉しく思った
さやか、俺は寂しかった
幼少時代、俺は寂しかったんやずっと女が嫌いやったんや
でもなさやかに出逢ってから、女の人っていいなって
本間に思えたんやで
:09/07/13 02:48 :F906i :TGx1OTA6
#876 [t]
なあ、さやか
俺これからどないしたらええの?
返事してくれ
俺これからまた一人になってまうの?
女の人はみんな消えてまうの?
さやか、あたしわいなくならないっ離れないて
言うてくれたのに。
:09/07/13 02:50 :F906i :TGx1OTA6
#877 [t]
なあ、さやか俺な今靴ひもほどけてるで
ねえ、さやか注意して
なあなあ、
洗濯物踏んでまたいだら
さやかまた怒ってくれる?
勇飛のミルク熱いまま入れたらさやか本気で怒ってくれる?
なあ、さやかケーキ屋行くって言うたら
出てきてくれる?
さやか、さやかの好きなもん何でもこうたるって言うたら
さやか戻ってきてくれる?
:09/07/13 02:52 :F906i :TGx1OTA6
#878 [t]
さやかと出逢ってから本間に色んな事があった
俺がホストやった時、さやかが風俗やった時
いろいろあったよな
喧嘩して泣きながら寝た日とか大好きやでって何回も言って寝た夜とか
さやか、俺さやかに約束したよな
さやかを一生守ってやるからって
:09/07/13 02:53 :F906i :TGx1OTA6
#879 [t]
俺うそつきやねさやか、さやか一人守れんかった
神様
俺お願いしたよな
さやかと一生一緒にいれますようにって
なあ、さやかこれから勇飛どないすんの
なんて説明したらええの俺
:09/07/13 02:54 :F906i :TGx1OTA6
#880 [t]
さやか、早く帰れなくて本間にごめん
でもな俺あれでも早く帰ってきたつもりやった
本間にさやかにあいたい、そう思って
車走らせてたんやで
でも渋滞にハマって
なんでこんな時にって思った
:09/07/13 02:56 :F906i :TGx1OTA6
#881 [t]
まさかこの事故がさやかなんて
さやかなんて
俺の大好きな大好きなさやかなんて
想像もでけへんかったから、
さやかがこんなに突然いなくなる事も
考えても無かったから。
:09/07/13 02:57 :F906i :TGx1OTA6
#882 [t]
俺、朝ちゃんと行ってきますって行ったよな?
キスしたよな?
さやか、毎日の時間って会話ってあいさつって大切なんやね
みなさん、いつどんな終わりが来るかなんて本間に分からんのです
せやから出掛けに喧嘩なんか絶対しやんで下さい
それと神様、
本間にいますか?
:09/07/13 02:58 :F906i :TGx1OTA6
#883 [t]
もしも、
本間に神様がおるんなら質問させて下さい
なんでさやかやったんですか?
理由を教えて下さい
本間に信じられんのです
なんも悪い事しとらんやないですか?
毎日普通に生きとっただけやないですか?
:09/07/13 03:00 :F906i :TGx1OTA6
#884 [t]
世の中には、もっと汚い人間たくさんおるやないんですか?
死にたい
そう思っとる人もおるんやないんですか?
神様、なんでそいつらやなくてなんでさやかやったんですか?
俺が死ぬまでに教えて下さい
:09/07/13 03:02 :F906i :TGx1OTA6
#885 [t]
それと神様、お願いがあります
さやかに
俺の大好きなさやかに…
ごめんなって。後、勇飛は俺に任せろって、
さやか愛してんでってそれだけきちんと伝えて下さい。
それと神様
さやかに逢わせて下さい
:09/07/13 03:05 :F906i :TGx1OTA6
#886 [t]
後、もう一回だけ
さやかにあいたい
一瞬でいいから抱きしめてやりたい
もう大丈夫やでって言ってやりたい
そうだ神様、
さやかを幸せに出来やんかった俺は、さやかに逢う資格が無いのならば、
………
:09/07/13 03:07 :F906i :TGx1OTA6
#887 [t]
さやかを…さやかをもう一度だけ、
もう一度だけ両親にだけは、逢わせてやって下さい
最後の俺のお願いです
さやかを両親に返してやって下さい
完結
:09/07/13 03:08 :F906i :TGx1OTA6
#888 [t]
▼最後に▼
みんなのたくさんのコメント本間に嬉しかったです
さやかの事書きながら泣いてしまいました
俺は今、事故の怖さや毎日の大切さを十分に分かってるつもりです
この小説でみんなが愛する人への接し方を今一度確認して頂けたら俺は嬉しいです
有難うございました
:09/07/13 03:12 :F906i :TGx1OTA6
#889 []
号泣です
:09/07/13 03:17 :D705i :0Hg/cjgM
#890 [こン]
ん
鮮明に今までの事を思い出しながら間、間とても辛かったと思います
さやかサンはとっても素敵な人だし
たくサンもとっても素敵な人です
なんでさやかサンが…??他に…って気持ちすごいわかります
死んでもいい人がいるってわけぢゃないですがそぉ思った気持ち…
たくサンが伝えてくれた1日1日大切に
後悔しない日々を送っていけるようにしたいです
たくサン勇飛クン
さやかサンはちゃんと側にいてくれてると思います
小説完結忙しい中お疲れ様でした
長々と失礼しました
:09/07/13 05:49 :D703i :Bw1C3eQo
#891 [あ―ちん]
読みました★
ほんまに、さやかさんの事悲しいです
すごい辛い思いした分
幸せになって下さい
完結お疲れ様でした
失礼しますo(^-^)o
:09/07/13 08:11 :W61CA :sPNvMMlo
#892 [ゆか]
感動した(´;ω;`)
しか言えない
:09/07/13 08:20 :SH903i :☆☆☆
#893 [我輩は匿名である]
お疲れ様デス
めっちゃ悲しい…
でも、さやかさんは、絶対見守ってくれてんで!たくさんが頑張ってる姿、失敗しとる姿
ゆうひくんの成長
ゆうひくんが助かって良かったデス!
:09/07/13 09:52 :F02A :jE76hEX6
#894 [t]
みんなコメント有難うございました
結構な人数読んでくれとったんですね
書いてよかったです
質問等は
>>1にリンクしてある感想板でお願いします
:09/07/13 16:03 :F906i :TGx1OTA6
#895 [t]
読んでやってください
:09/07/15 08:41 :F906i :Y/g2T.Vg
#896 [虎埜]
:09/07/15 14:00 :F705i :LFbq2BWQ
#897 [りい]
毎回見てました。
悲しくて涙が出たけどお2人の愛情がすごく伝わってきました。
お疲れ様てした!
:09/07/16 22:13 :W52SH :Mb/HbyNM
#898 [我輩は匿名である]
:09/07/20 08:43 :PC :SATihF1M
#899 [我輩は匿名である]
みなさん読んで下さい
琢磨さん私も号泣しました…
涙が止まらないです。
この小説に出会えてよかったです旦那を大事にしようって思いました
これ友達にも勧めます
あげます
:09/07/21 10:11 :SO906i :/rFVRzqk
#900 [我輩は匿名である]
:09/07/26 20:39 :F01A :lG7fjJmg
#901 [◆W51SA/Oyyo]
:09/09/01 02:20 :W51SA :ccEtNomM
#902 [(´・ω・`)めぽ]
最初から全部読ませていただきました。
泣きました。
さやかさんは素晴らしい人です
たくまさん、素直で真っ直ぐな人です。
信じられる人達に囲まれて幸せだったはずです。
私は、トラックの運転手を怨みます。
幸せを奪った方を怨みます。
私には信じられる人も、支えてくれる人もそばにはいません。
たくまさんが羨ましいです^^
幸せは人間誰にも訪れると思います。
この小説を読んで改めて思いました。
そのぶん不幸もあると思ってます。
でもだから皆で支え合って、また幸せを掴もうとするんじゃないでしょうか…。
この小説のおかげで人の大切さ、愛する人の大切さ、友情など様々なことを教わりました。ありがとうございました^^
勇飛くん元気ですか?☆
たくまさんも体に気をつけて頑張ってくださいね!!
応援しています(^ω^)
長々とすいません。
本当にありがとうございました☆
:09/09/01 13:53 :SH906iTV :KKdZRk5U
#903 [我輩は匿名である]
:09/09/02 14:53 :W61P :aS3MkCTI
#904 [我輩は匿名である]
:09/09/02 15:59 :W61P :aS3MkCTI
#905 [我輩は匿名である]
:09/09/02 21:09 :P02A :dpvWbwR6
#906 []
今全部読みました
めっちゃ号泣しちゃいました
:09/09/08 23:52 :N02A :oZQK0Rk.
#907 [我輩は匿名である]
あげます
:09/09/09 23:17 :N601i :IknQE7q2
#908 [我輩は匿名である]
あげます
:09/09/14 12:21 :N706i :☆☆☆
#909 [ぬ]
読み出したら止まらなくなって
朝早いのに結局寝ないまま
最後まで読んでしまいました
他人事かもしれません頑張って下さい
頑張って下さい(´;ω;`)!
:09/09/20 04:13 :W52SH :zRBVwLaE
#910 [みい]
:09/09/23 16:28 :F08A3 :KjBmOlIw
#911 [あや]
ゆうひ君良い子に育ちますよ
こんな素敵なパパとママですもん
これからもお仕事、育児
頑張ってください
:09/09/23 19:08 :F08A3 :KjBmOlIw
#912 [ユン]
感動した!頑張れ!
:09/09/24 06:57 :N906i :vjQWggDk
#913 [我輩は匿名である]
感動し過ぎました
号泣です
ユウヒくん幸せになって欲しいです
たくまさん最高の旦那さんです
:09/09/28 21:45 :SH01A :st3.ZvEc
#914 [さゆ]
今日いっきに最後まで読みました。
久しぶりに本気で泣きました。
日常のちょっとした幸せとか当たり前な事がめっちゃ有り難い事って実感しました。
さやかさんはたくまさんに愛されて幸せだったと思います。
これからも頑張ってください。
応援してます。
:09/10/04 17:29 :W53H :iM4hoBr2
#915 [我輩は匿名である]
泣けた
:09/10/28 23:58 :D904i :gvxu.jQU
#916 [我輩は匿名である]
さやかサン、幸せだったと思います。
こんなに愛されて、愛して…
さやかサンは永遠に琢磨サン、勇飛クンの中で生き続けると思います。
「生きる」って、簡単じゃないし、当たり前じゃないけど…だからこそ、大切にしたいって改めて思いました。
:09/10/29 05:01 :P03A :cHo0Ej7U
#917 [我輩は匿名である]
:09/11/05 13:11 :PC :adQnQy5w
#918 [我輩は匿名である]
ヤバイ
:09/11/22 08:46 :N706i :☆☆☆
#919 [アンナ:mAma]
泣きましたァ・・・
本当なんで、さやかサンだったんですかね・・・
??
お子さんも喋れる様になって今カラが1番カヮィくて、甘えさせたい時期なのに・・・(´
Д;`)
私にも今日で8ヶ月になる娘がいるので、さやかサンの勇飛君ゃ琢磨サンへの思いが分かる分、ツラくてたまりません
子どもの行動ゃ表情1つ1つ本当にカヮィィですょね
??
傍で成長を見ることゎ出来なくなっても
きっと天国カラ、さやかサンが見守っててくれてるハズです
この小説読んで、旦那ゃ子どもと過ごす時間を大切にしていきたいと強く感じました
小説_
ラストまで、お疲れ様でした。
そして、書いてくれてぁりがとぅって言いたいデス
:09/11/25 00:24 :SH05A3 :ZbRTQmZU
#920 [琢磨]
皆さんお久しぶりです。
先日、さやかの両親から電話があり飯食いに行って来ました
さやかも居ったらなあ、なんて思うと4人掛けの椅子が寂しくなりました
勇飛はお子様の椅子で飛び出た位置やから余計俺の脇が寂しかった
なあんて何の報告やねんて話やんな
でもそんな時またここ見たらコメント増えとってむっちゃ元気出ました
皆さんありがとう
:10/02/10 12:55 :F906i :LFCTQ5.c
#921 [まり]
:10/02/10 19:37 :F02B :6RxYOLPs
#922 [まま]
最後まで読みましたmもの凄く感動しました恋P辛いと思いますが頑張って下さいね烈x
:10/02/16 21:59 :W52P :.p65wiQg
#923 [あみ]
泣いてしまいました。すごく感動しました。さやかさん、幸せだったと思いますよ。たくまさんに愛されて、勇飛くんに出会えて…。これからも大変だと思いますが、勇飛くんにたくさん愛情を注いであげて下さいね(^^)v長文失礼しました。
:10/02/21 01:53 :N02A :zzQp7QnE
#924 [ゆき]
皆に読んでほしいのであげます
:10/03/15 22:55 :SH06A3 :4xQAg.dU
#925 [なつ]
とても感動しました。
さやかさんがすごいかわいらしいし、たくまさんもすごく素敵だなと思いました。たくさん大切なことを学ばせていただきました。
ありがとうございました
:10/03/16 20:16 :N02A :lVhulQC.
#926 [我輩は匿名である]
ちょおかんどお
:10/03/16 20:32 :PC :☆☆☆
#927 [裕]
:10/03/18 19:31 :W53H :7lxxZ4iU
#928 [裕]
:10/03/18 19:32 :W53H :7lxxZ4iU
#929 [裕]
:10/03/18 19:33 :W53H :7lxxZ4iU
#930 [さな]
みんなに読んでもらいたい…
:10/04/17 19:33 :SH06A3 :WwT8GgVc
#931 [我輩は匿名である]
全部tのせいやね
t最低すぎる
こんな糞野_郎ゎ
粕みたぃにタヒねば
いいよね、、
:10/04/19 09:40 :PC :☆☆☆
#932 [我輩は匿名である]
何回読んでも感動する
:10/06/10 09:37 :SO704i :LDfbz3lA
#933 [おりょう♪]
渡辺と申します
私は6年前に1歳の子供を亡くし、その後離婚、バツイチです。
私の小説(切ない感動物語〜メッセージ〜)は大手出版社・文藝社から作家デビュー作として熱烈なオファーを受けています♪
こんな私ですが、よろしくお願いします<(_ _)>
スレッドを作りました
私の小説でみんな感動すること受け合いなのでみんなの力で私を応援してください♪
:10/06/10 10:19 :PC :KEY0IwQU
#934 [^^◆beT46ajwso]
めっちゃ感動しました
私高校生やしまだ本気で
好きな人とかできたことないんやけど
もしこの先そーゆう人ができたら
大切にしたいと思いました
たくさんの人に読んでほしい…
:10/06/12 13:25 :P02B :☆☆☆
#935 [琢磨]
お久しぶりです。人間て凄いっすね何となく久しぶりに開いたら最近またスレ上がってた見たいでビックリしました。完結した後もこんなにコメント残してくれる子が居てホンマに嬉しいです。
話は変わって最近息子を連れて公園に行くんやけど公園に居るママさんとどうも馴染めないです俺
笑
まあそんな事はどうでも良いんやけど最近息子が折り紙とか広告で剣を作ったりするんやけど「はいこれパパの」「これゆーひの」「これママの」ってママの分も作るんですよ。可愛いすぎますこいつ。
とまあ俺らはちゃんと元気にやってますと言う報告でした
:10/06/13 00:19 :F906i :EDiGltL6
#936 [ななシ]
感動しました!
さやかさんはとても幸せだったと思います(′;ω;`)
琢磨さん、勇飛くん共に元気そうで良かったです(^^)
きっと、天国にいるさやかさんも喜んでいると思います!
:10/06/13 00:49 :PC :uqZ8pbBg
#937 [りょう]
ものすごく感動しましたK
:10/06/13 09:50 :W62H :COuIz64I
#938 [おりょう♪]
渡辺と申します
私は6年前に1歳の子供を亡くし、その後離婚、バツイチです。
私の小説(切ない感動物語〜メッセージ〜)は大手出版社・文藝社から作家デビュー作として熱烈なオファーを受けています♪
こんな私ですが、よろしくお願いします<(_ _)>
スレッドを作りました
私の小説でみんな感動すること受け合いなのでみんなの力で私を応援してください♪
:10/06/13 10:10 :PC :ImAcgkVY
#939 [我輩は匿名である]
渡辺さん自意識過剰
:10/06/13 11:50 :SH904i :Au2X5Ydw
#940 [おりょう♪]
荒らしのあなたに言われたくありませんね。あなたは大手出版社から作家デビューのオファーを受けたことがあるんですか?私はありますが何か。
:10/06/13 12:13 :PC :ImAcgkVY
#941 [我輩は匿名である]
:10/06/13 20:08 :PC :8tAGP.Aw
#942 [*蓮*]
タクマくん 初めまして(*^∪^*)
最初は なんとなくで読み始めてんけど 夢中になって すぐ読み終えたヨ!!
タクマくんは よく頑張ったし 今も頑張ってるん 見てなくっても 解るヨ
サヤカちゃんは 幸せだったはず
今も幸せだよネ!?
だって タクマくんは 誰よりも サヤカちゃんのこと 想ってるんだから
ユウヒくんも タクマくんと サヤカちゃんの宝物で 幸せなはずだネ
タクマくん 無理はしないでネ?
辛い時は 誰かに頼ったりしなヨ?
あたしが言わなくっても そーすると思うけど 心配だから。
小説完結ほんと お疲れさま
:10/07/27 02:12 :SH906i :pwdaupQ6
#943 [たまき◆.F.B.I.VGY]
全部読ませて頂きました
さやかさん、たくまさんお2人の仲良くしている写真見てみたくなりました
きっとお似合いなんでしょうね!
ここまで旦那さんに大事に思われてる奥さん
すごく羨ましいです(*´ω`*)
これからも勇飛君とたくまさん
それからお空に居るさやかさん
3人で頑張って下さい応援してます
:10/08/06 22:26 :F906i :g.zQRAa6
#944 [我輩は匿名である]
:10/08/07 07:58 :P905iTV :AofnINoE
#945 [我輩は匿名である]
主かっこよすぎる
心から感動した
ありがとう
もし、大切な人が出来たらもう一度読みたい
:10/08/08 00:26 :SH001 :hKD5c.Uc
#946 [我輩は匿名である]
ゆうひくんは助かったんですね
:10/08/27 01:38 :SH02A :RpshGIl.
#947 [我輩は匿名である]
本当にこの小説好き!!!
すごく感動!!!
>>935のゆうひくん良い子過ぎですね(´pωq`)
大変だとは思いますがこれからも頑張って下さい!!!
:10/08/27 07:26 :W63H :lTufnVCY
#948 [我輩は匿名である]
:10/09/06 02:38 :W61P :k1NDsv0k
#949 [我輩は匿名である]
:10/09/06 02:49 :W61P :k1NDsv0k
#950 [我輩は匿名である]
悲しかったけど感動した
さやかさんは絶対幸せ
だったでしょうね!
ゆうひくんを1人で育てるのは大変なこともあると
思いますが頑張ってください!
この小説を色んな方に読んでもらいたいです!
:10/09/13 17:01 :N906imyu :hTgJFHGU
#951 [我輩は匿名である]
めちゃいい小説だから、皆さんに読んでほしぃー´ω`
:10/11/21 20:09 :SH01A :☆☆☆
#952 [琢磨]
お久しぶりです。俺です。
まだスレが残ってた事にびっくりしました。突然ですけど実は僕この小説を書く時にどうしても最後辛くて無理やり終わらせた感があったんすよ。何かずっとそれが気になってて。
だからもっと詳しくって言うかその後も含めてまた小説書き直そうかなって、思ってます。たまに。うん、というか時間が経ってやっと友達にこれ最近見せたんですけど、そしたらもっと詳しく書けとかあの事かけとか散々愚痴が出まして。笑
なんでもしそんな時が来たらまた宜しくお願いします
ではまたあいましょう。
:10/11/27 01:33 :N03A :sf/252rg
#953 [我輩は匿名である]
楽しみです(^w^)
:10/11/27 01:52 :W62H :LcvodgXA
#954 [にゃん]
今日、たまたま見つけて一気に最後まで読みました。久しぶりに本気で泣いた気がしますKホとてもカワイイ奥さんですねぇイ読み終わった後、アタシを大切にしてくれてる人にいつもありがとうと伝えました
:10/11/27 09:42 :SH005 :Ywm2bVM.
#955 [我輩は匿名である]
楽しみにしてます!
ゆうひくん大きくなったんかな∩^ω^∩
:10/11/27 12:51 :F02B :☆☆☆
#956 [我輩は匿名である]
:10/11/28 02:55 :SH01A :☆☆☆
#957 [我輩は匿名である]
:10/12/11 22:45 :S001 :A0xD5igw
#958 [我輩は匿名である]
>>120-160>>161-200>>201-240>>241-290>>291-340>>314-360>>361-400>>401-440>>441-490>>491-540>>541-590>>591-630>>631-670>>671-710>>711-750>>751-800>>801-850>>851-900>>901-950
:10/12/11 22:58 :S001 :A0xD5igw
#959 [我輩は匿名である]
:10/12/11 23:00 :S001 :A0xD5igw
#960 [琢磨]
今日早めに迎えに来るで待ってろなって言ったのに本当に本当にうっかり迎えに行くの忘れてた。
早めになんていつもより期待させたくせになんでやろ
こういう事言った日に限ってなんでこうなんかな俺って。
先生にも怒られた。
「まだお若いし仕事もしていて大変でしょうけど出来ない約束はしないでください。大人にとってはただの口約束や口癖でも子供にとっては絶対的な約束なんですよ。子供にとっては嘘は嘘なんです。」
確かにって思った。
:10/12/16 01:20 :N03A :yhLPYQm.
#961 [琢磨]
けど一番ショックやったのが帰ってから「勇飛ごめん。本当にごめん」って言ったら初めて叩かれた。
いつものだだこねて手や足をバンバンやるあれやなくてちゃんとパチンってビンタされた。
だだこねたんやなくてちゃんと俺に怒ってた。
嘘つきは嫌いやんな。俺もだよ。
:10/12/16 01:23 :N03A :yhLPYQm.
#962 [琢磨]
さやか
何かどうしたらいいか分からんかった今日
冷蔵庫に冷やしてたクリームプリンもだしかったけどそんな雰囲気やなかったし。
勇飛それから風呂も入らんで寝たし。
けど明日になったらプリン悪くなっちゃうんかな
けど俺はもっと喜ぶようなときに出したかったん。これじゃごめんなさいの食べ物にしかならんもん
:10/12/16 01:26 :N03A :yhLPYQm.
#963 [琢磨]
あーあ
さやかがおったら良かった。
俺が悪いくせに今日は俺もすげー機嫌が悪い
勇飛も俺だけじゃなくてママがおったら良かったってそう思ったんじゃねーかな。
だったらいいよもうって思った
:10/12/16 01:28 :N03A :yhLPYQm.
#964 [琢磨]
けど勇飛ごめん
パパが悪かった
夕方から起きるまで横で寝てたけど作業着だからくせーかな
ごめんね勇飛。
もう風呂入ったから今からまた隣に寝る
じゃあさやかお願い
明日には機嫌なおさして
俺の事も勇飛の事も。
勇飛より俺の方がまだ子供みたい。
自分にイライラして寝れん。
さやかがおらな寝られへん。
話聞いてくれんとすっきりせん
でもいいや寝るおやすみ
:10/12/16 01:34 :N03A :yhLPYQm.
#965 [我輩は匿名である]
何回読んでも感動する
:11/07/08 01:27 :N706i :APeAf49I
#966 [ゆうざぶろ]
はじめまして。読ませていただきました。感動ってゆうか今の彼女を本間に好きか分からない状況なんですが読ませていただいてこのままじゃ駄目だと痛感しました。こいつだ!っと決めて突っ走れるタクマさんを尊敬したいです。出来ればゆっくり話がしたいと心から思いました。
:11/07/14 09:28 :SH01C :5F817lF.
#967 [Ring◇◇]
鳥肌が立ちました。命って、絶対に軽いものじゃないのに、なんで亡くなるのはあっけないんでしょうね。琢磨さん家族、素敵です。きっと、心の中でさやかさんはずっと生き続けるでしょうから、離れていてもずっと家族ですね。
愛する素晴らしさを改めて教えてもらったし生きる勇気をもらいました。つらくても、生きている限りしっかり生きていかないといけないですね。
:11/07/24 22:51 :P04B :8ucbT9So
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