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#200 [t]
『タクたんからだよね?うっそ!…本当に?サプライズだー!えー嬉しい( ´∀`)』


俺『喜んでくれたんならよかったよかった』


『そりゃそうだよぅ!だって買ってって言って買ってもらうのとこっそり買ってくれたのでは全然違うよ!ありがとう…本当に大事にするね☆食事だっていつも出して貰ってるのにごめんね』


俺『そんなそんな、対した額やないやん!大事にしてくれたら俺はそれで満足やから!な!泣くな』

⏰:09/06/11 21:33 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#201 [t]
            そう言えばこの数年で友紀はどれだけの金を俺に使ったやろ


その金はどこから?

まさか?

一瞬にしてさやかの事が頭に過ぎった


(あかんあかん!考え
たらあかん)

⏰:09/06/11 21:35 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#202 [t]
            俺はまだ知らんかった

この日のやりとりを
さやかに見られとったとは。


そしてさやかは今1人の男に貢いでると言う事も。

性奴隷のようにされとると言う事も。

⏰:09/06/11 21:36 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#203 [t]
            いや正確には貢いでた。

過去形。


でも払えなかった分があるからと

今必死に体を売って埋めていると言う事。


でもまだ体の関係は切れてないと言う事も。

⏰:09/06/11 21:37 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#204 [t]
            そしてその日も友紀は、けして安くは無い酒を入れてくれようとした


でも今日は、と入れさせんかった


いつもの用に営業終了時刻が来て

最後のコールを歌ってしめた。

⏰:09/06/11 21:42 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#205 [t]
            『んじゃおつかれ〜』

うぇ〜い。の下りが終わった後

いつの間にか、かいも
転がりこんどる状態の家に。


今日も仲良く3人で帰る事になっとった

たった今の今までは。

⏰:09/06/11 23:23 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#206 [t]
            整った髪をほぐしながら、

(帰ったらなんかおもろいテレビやっとるかな今日)


そんな事を思いながら
俺はある物が目に止まった


『ごめん俺降りる!!』

⏰:09/06/11 23:25 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#207 [t]
            そうさやかがおったから


『ごめんさやかが今
いた気がすんねん!ちょい降りて見てきます!』


(なんでこう、今まで見かけなかった女をまた何度も見つけてまうんやろ)

⏰:09/06/11 23:32 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#208 [t]
            竜『マジで?気をつけろな〜』


俺はさやかがおった気がしたビルの下へ急いだ。


そう言えばあそこは初めて

さやかを見かけた場所やった。


そこにはちょこんとビルを見て
歯を食いしばるさやかがおった。

⏰:09/06/11 23:34 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#209 [t]
            俺『…さやか』


『おいさやか!!!早くしろよ!!』



俺の声をかき消す声が聞こえたの瞬間

さやかが引き込まれたように消えた

⏰:09/06/11 23:36 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#210 [t]
            男『なあ?俺の事好きなんだろ?だったら家入ってこいよ。』


『嫌だよ…だめだよ
もうやめたの…だめっ
こう言うのは無し…だめ!』


(なんやなんや?)


俺はこれはただ事やない!

と思いこの世で1番早いスピードで駆け寄った。

⏰:09/06/11 23:38 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#211 [t]
            俺のゴール地点には、さやかの髪にキスする男がおった。


俺の怒りバロメーターは計りきれない程やった


『おい、何してんねんあんた?』


男と男の一騎打ちや

さやかが少し足早に駆け寄ってきた。

⏰:09/06/11 23:41 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#212 [t]
            男『何あんたなんの用?さやかの新しい男か?』


やっと顔をちゃんと見せた男はあの


忘れもしないドンキでぶつかった男やった

⏰:09/06/11 23:45 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#213 [t]
            『かあくんやめて!この人は知り合い…だから。ごめんね…!今日は帰るね…ごめんね本当に』


(さやかはかあくんと
言うその男に気を使い
ながらそう話しとった)


男『もういいうざい』


『かあくんごめん!
また来るからね!また絶対払いに来るからね!』

さやかは震えた声で叫んどった。

⏰:09/06/11 23:46 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#214 [t]
好きな女が目の前の男に泣きながら謝る姿を見て

俺の目が涙でいっぱいになるのが自分でも分かった


泣きそうになった…


(なんなんこれ…なあ、いややー)


俺どないしたらええの。

⏰:09/06/11 23:50 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#215 [t]
            消えた男の姿に向かってさやかは座り混んで
泣きじゃくった


こんなに可愛い子が、なんであんな男なんかに


こんな女みんなほっとかんはずやろ

こんなボロボロなるまで

⏰:09/06/11 23:57 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#216 [t]
            俺『なあ?どうした?言って?落ち着いたらでええから、聞いたるから』

ドスンと音を立てて座る俺の横に


さやかは膝をかかえて小さく座った。


呼吸を乱しながら一生懸命に俺の胸の中で話を始めた。

⏰:09/06/11 23:59 📱:F906i 🆔:4t8z7rxs


#217 [t]
            さやかの話をまとめるとこうだ。


さっきの男は昔付き合っとった彼氏で

昔はさやかが辛い時優しくて、本当に優しい人やった。


でも親の借金返すのに
ホストになって

それからさやかと距離が出来た

⏰:09/06/12 00:01 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#218 [t]
            それでもさやかは好きやったから

会えない日は店に通った

でもそのうち客として
扱われるようになった


お金も貢いでしまった

大金を使ってしまって
でも払えなくて


男が自腹を切る事になってしまった

⏰:09/06/12 00:02 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#219 [t]
            だからお金を返し続けている


女として扱ってくれる時もあったそれがセックスの時やった

でもだんだんさやかは
お金を返せてない


と言う事実と引き換えに男の性欲処理の為にしか使われなくなった

⏰:09/06/12 00:03 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#220 [t]
            もう体がなきゃ愛してくれ無いんだと

男への思い吹っ切ろうとした


でも貢いだ金の残りの
支払いがあるか

ら風俗に勤めて早く蹴りをつけようとした。


男はさやかが好きやと言ってくれる

でも結局いつも体だけなんやって

⏰:09/06/12 00:04 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#221 [t]
            『なぁ、もう金返すだけなんやったらり込みでも何でもいいやんか?
せやからもう会わん方がいいと思う。さやかやって嫌いになれやん理由があるんやと思うきっと。でもそんな女の子に成り下がったらあかんよ。こんなに可愛い顔した女の子が台無しやぞ!いい加減目覚まさなあかん!な?』



『…うん…何でそんなに真剣になってくれるの?』


『俺あんたほっとけんわ。分からんけど、あんたの人生きっともったいないわ』

⏰:09/06/12 00:10 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#222 [t]
            『はじめてみたこんな真剣に聞いてくれる男の人』


『なにいうてんの。あんたなら男がほっとかんやろ』


さやかはその後、何十分も泣き続けた

⏰:09/06/12 00:13 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#223 [t]
俺は隣でただ背中をさするしか出来んかった


さやかは俺の気持ちなんか分かっとらんから


男の話ばっか俺に聞かせた


もう遅いからってその日は家まで送る事にした。

⏰:09/06/12 00:14 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#224 [t]
            帰り道、俺はさやかの番号をやっとゲットした

スーパーミラクルストレートに


俺『番号知りたいんやけど!』

『いいよ赤外線どこ〜?』

これがゲットの瞬間だ


(ここですとも!ここ!早く一刻も早く!)

『ワン切りしといてね』
(何切りでもしてやるYYY!w)

⏰:09/06/12 00:19 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#225 [t]
            『それと明日電話してもいい?』

俺『おう!もちろん!』

と、昼過ぎに起きた俺はこんなやりとりをした事を思い出して


今朝から携帯を握りしめとる。

いつでも出られるようにだ

⏰:09/06/12 00:20 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#226 [t]
            携帯が鳴った瞬間に
俺はダブルクリックする勢いで構えた


………


夕方出勤前になっても。


残されてく跡はいらん奴からの着信だけやった

⏰:09/06/12 00:22 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#227 [t]
            『どうしたんすかー?タクさーん、顔死んでますよー』


俺『お〜かい…ある子
から連絡来ないんやってなー』


『ああ聞きましたよ、詳しくその話!さやかちゃんて子可愛いこっすね』

俺『あれ、聞いたんや。当たり前やろ〜まじ可愛いよなぁ』

⏰:09/06/12 00:27 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#228 [t]
            (〜〜〜〜〜〜♪♪)

か&俺『お!お!お!』

俺は画面を5度見した後、さやかからやと確信した


(チョッリース!!チョリスチョリース!ww)

⏰:09/06/12 00:28 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#229 [t]
            俺『もしもし?』

『…あ…あのあのね…ひぃッ今から…』


(???なんやなんや?)

俺『…なんやどうした?さやか?泣いとるんやな?いい!なんも言わんでいいわもう!今どこ?』

泣いてると確信した俺は訳がわからんまま

言われた場所へとすっ飛んだ。

⏰:09/06/12 00:29 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#230 [t]
            路地裏を抜けた駐輪場に

さやかは小刻みに震え座っとった。


俺『さやか!!』

さやかは顔いっぱいに涙をためて振り返って


『もう無理…辛い…』

とすぐにもたれかかった

⏰:09/06/12 00:32 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#231 [t]
            俺『何があったん?』

さやかのちょっと乱れた髪を優しくとかす。


『さやかね…かあくんが今日ね女の人と歩いてるの見ちゃって泣きそうになって…逃げたの。そしたらね…かあくんがね?あのかあくんがだよ?追いかけてくれたの…。でね、さやか嬉しくてまた…かあくんと…、キスまでして受け入れたんだけど、でもねタクマの顔が浮かんで…ダメだって思って。そしたらかあくん…また冷たくなって帰れって』



俺『うんうん』


(やっぱ聞くのやーめた!アホやwこいつアホw)

⏰:09/06/12 00:33 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#232 [t]
            てキレて帰りたい話やった。


いや、本間に辛かったんやで


俺『本間にアホやなお前。でも、俺の顔思い出してハッと我に帰れただけさやかは偉かった!な?第一歩クリアしたんやでそれわ』


と伝えた

⏰:09/06/12 00:35 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#233 [t]
            『…ほんどにほんどにごべんなだい…ぁりがどぅ』


泣きじゃくった声でさやかは

そう言って俺の胸にうまった。

小さな体で今にも壊れそうやった

こんな小さな体の中にある心はどんな大きさなんやろ

もう限界で悲鳴あげてたんやろねきっと

⏰:09/06/12 00:38 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#234 [t]
            『…ほんどにほんどにごべんなだい…ぁりがどぅ』


泣きじゃくった声でさやかは
そう言って俺の胸にうまった


『しゃあないなーもう、次こんなんあったら俺もう助けに来たらん!さやかがどんなに可愛いく来て?て言ったって絶対行かんからな!分かった?』


『うん絶対やくそく…

(〜〜〜〜♪♪)

さ『けいだいなっでゅよ』


(竜さんや!あっやっべーこんな時間か!)

⏰:09/06/12 00:42 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#235 [t]
            『もしもし、竜さんすんませんでした』


竜『おーさやかちゃんと一緒か?』


(嘘つこうかと迷ったあげく正直に話した)

⏰:09/06/12 00:44 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#236 [t]
            竜『ほほぅ〜ハッハッハペナルティ5倍だかんなー笑よろしく!笑』


『竜さん本間すいません!それわ勘弁すよー笑』


竜『でわお邪魔しましたぁ。今日は私事情によりお休みて出しときましたから。どうせ営業やる気ねえだろ?な?笑』

⏰:09/06/12 00:46 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#237 [t]
            俺『まじすか?本間にすいません…明日倍やりますから!』


竜『あーい、期待してるよんまたなっ』

竜さんはこの頃から俺とさやかを応援してくれとった


これやもん


竜さんには頭あがらん。

⏰:09/06/12 00:47 📱:F906i 🆔:e5bwlorc


#238 [t]
            『迷惑かけちゃったね』

とさやかが申し訳なさそうに俺を見た


『本間やぞーお前!ばかたれがー!てかもう…よく聞いとけさやか!』


『…ハイ』


『こうやっていつでも俺はさやか1番に考えるから…あんな奴全部忘れさしたるから。だから
もう俺だけ見て欲しいねんけど』



『ふふふっ…わかった。あたしも一緒にいたい』

⏰:09/06/13 11:39 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#239 [t]
            きっと他から見たらこんな付き合いかたどうかしてる


そう思われるやろうけど、この時はそんなんどうでもよくて


ただたださやかを救ってあげたい、守ってあげたいの一心やった


さやかは俺やなくても付き合ったかな?


聞いてみたかったな。

⏰:09/06/13 11:43 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#240 [t]
            『言ったな?なあ、
笑いごとやないぞ。ほな約束やで!さやか俺
本間に大好きやからね!』


(いーひゃっほーいww!)

ぎゅーっと力いっぱい
俺はさやかを抱きしめた。


さやかは恥ずかしそうに俺の背中に手を回した

⏰:09/06/13 11:45 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#241 [t]
力いっぱい抱きしめると

さやかは痛い〜やだと

もがいたけどもう俺は止められん


さやかが愛しくて仕方がないのだ


軽く力を緩めたあと

さやかは俺の口に軽くキスした。

⏰:09/06/13 11:48 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#242 [t]
            その日俺とさやかは飯食いに行って

さやかの一人暮らしの家に遊びに行った

ゲームをした。

『あーもぅ!ずるいよ男でしょ〜!女なんだよ相手わ〜!もぉ!』

とさやかはふてくされた

『ヘッ関係ねぇやい』

と俺は返した。

⏰:09/06/13 11:51 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#243 [t]
            少したってむくれたままのさやかに


『おいしい飲み物が飲みたい』

と言った


そしたら水が出てきた(笑)

その隣でさやかはコーラを飲んだ。(笑)

⏰:09/06/13 11:55 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#244 [t]
            さやかの胸を触ったらセクハラだと言われた


失礼な奴やろー?w


でも


こんな事さえも、今思い出すと涙がとまらへん

⏰:09/06/13 11:58 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#245 [t]
            さやかもっかい笑って…

俺、ずっと水でええよ
コーラなんかいらんから

ゲームこれからはさやかが得意な奴だけでええから


それとまた一緒にトイレついてかして


『赤ちゃんじゃないんだからー着いて来ないでよー!』


ってもう1回怒って

⏰:09/06/13 12:01 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#246 [t]
            夜になって俺は帰る事にした。


付き合って初日に泊まりなんてのも

有り有りやったけどそこは我慢した



大事な女やからそんなんゆっくりでかまわん。

⏰:09/06/13 12:03 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#247 [t]
            『ほな行くわ!さやかごめんな遅くまで、早めに寝ろよ?帰ったらメールするから!な!』


さやかは少し下を向いて黙った


『たぁちゃん…お家着くまで電話したい!だめ?』

俺『ん?ええよ。なんやさやか寂しいん?』

⏰:09/06/13 12:05 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#248 [t]
            もう一度だけさやかを抱っこして

何回もしつこくアメリカン挨拶を交わしておいた

(しめしめ…可愛い奴め!このままベットインしちゃうぞ!グヘヘ)


とも考えたが冷静に対応した


息子よごめんな

⏰:09/06/13 12:06 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#249 [t]
            『よし!じゃドア閉めたら電話かけるで!な!』


すぐに電話をかけてまた話をした


俺はタクシーで帰るのを止め徒歩で帰った

ゆっくりゆっくり…。



少しでもさやかとの時間がとれるようにと。

⏰:09/06/13 12:09 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#250 [t]
            その日俺は夢を見た。
それは小さい頃使ってた玩具とか絵本とかに囲まれて

家族揃ってご飯を食べる夢やった

それわもう叶わない、もう味わえない光景やった

きっとさやかと一緒になれて幸せやからだから
こんな夢見れたんやなって


さやかの存在はやっぱり俺にとって偉大なのだ。

⏰:09/06/13 12:11 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#251 [t]
            さやかの貢いだ金の残りは俺が返すと約束した

だからさやかに仕事やめてほしい

そう素直に話した

さやかはもう行かないそう約束してくれた

⏰:09/06/13 12:13 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#252 [我輩は匿名である]
更新頑張ってな☆

⏰:09/06/13 14:18 📱:N703iD 🆔:fSfcKDr.


#253 [t]
>>252

おーありがとう

今から更新しとくでまた覗いてな

⏰:09/06/13 23:50 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#254 [t]
            さやかとそれから毎日平凡な日を過ごした。


休みの日は買い物に行って

疲れた日はDVDを見てさやかは毎日笑顔やった


俺も笑顔やった

⏰:09/06/13 23:52 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#255 [t]
            さやかがいて竜さんがいてかいがいて

毎日が本間に充実して
竜さん家へ集まったり、
さやか家でパーティーをしたりみんな仲良しやった

でも突然過去の事実が
俺にふりかかってきた

俺がこんなうまく幸せになれるわけが無かった。

⏰:09/06/13 23:53 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#256 [t]
            (〜〜〜〜〜〜♪)

携帯画面には見慣れない番号が並んどった


『もしもし?』

『あっあの…覚えてるかな?ミナミですけど』


『南って…昔付き合っとった…ミナミか?』


(うわ、久しぶりやなー)

⏰:09/06/13 23:55 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#257 [t]
            『う…うんそぅ。ごめんね突然でびっくりしてるでしょ?…』


『いや!かまへんけど急にどうしたん?』


突然の事に俺は動揺した。

そしてミナミが静かに
ゆっくり話をし始めた。

⏰:09/06/13 23:56 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#258 [t]
            『本間に今更でごめん…あんな落ち着いて聞いてほしい事があるんやけど』


『なんやなんや?まず
ミナミが落ち着け!』


『ミナミとタクマの赤ちゃんをミナミは今育てています。黙っとってごめんなさい。』


(???)



『…は?どういう意味?なんなんそれ?どう言う事?ごめん、よう分からんのやけど』



『だからね!!ミナミは
タクマとの子供を妊娠してたんだ。でもミナミに気持ちないの分かってたから妊娠したなんて言えないで…ずっといたの…です』



電話越しから響くミナミの静かな声と事実に俺は頭が真っ白になった。



(なんなんそれ?)

⏰:09/06/13 23:59 📱:F906i 🆔:UO035P2Y


#259 [t]
            『ミナミ?近いうち会えるか?ごめん俺なんか今、頭真っ白でよく理解できてへんわ』


『う…うん…!そうだよね、いつでも会えるよ』

『てか明日会えるか?すぐそっち行くでさ』

⏰:09/06/14 00:04 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#260 [t]
            返事を聞くのが少し怖かった

『うん!てかあたし東京におるよ、タクマの反応によって会おうって思って出て来てたんよ…せやから明日会いたいミナミも』



『…わかった!ほんなら○駅におって!ごめんな、明日迎えに行くでごめんな…本間ごめん。明日ゆっくり話そな?』

⏰:09/06/14 00:05 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#261 [t]
            電話を切った後も俺は呆然と立ち尽くした


(俺…の子供?俺って
言ったよな…何でそんなん今…しかも昔、俺には何も言わんかったのに…)


『ああああ!なんやねん本間にあぁ〜訳わからん、頭回らんもう無理ー!』


俺は落ち着きなく歩き回るしかなかった。

⏰:09/06/14 00:07 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#262 [t]
            その日愛しのさやかから電話があったんやけど

今日と言う日は会う気になれんくて

断ったそして明日の約束もキャンセルした


【明日は竜さんと出かけなあかんの!ごめん!】。

⏰:09/06/14 00:08 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#263 [t]
            と嘘のメールをいれた

この嘘ががきっかけで


俺とさやかは初めての大喧嘩を経験した


はあ。
あかんなーオレ

いらんな俺なんか

⏰:09/06/14 00:09 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#264 [t]
            その日は黒く曇った日やった

今にも雨降りそうなそんな日やった


『タクマ…だよね?』


後ろから現れたミナミは、前みたいなギャルギャルしい感じからは卒業しとる姿やった


俺『おう、久しぶり。元気か?』

俺らは近くのカフェへ向かった。

⏰:09/06/14 00:11 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#265 [t]
            ミナミはゆっくり俺の目を見て話始めた。


『ミナミね今3歳になる息子がおんねん、昨日も言ったやん?でな?
丁度妊娠した時期ってタクマと付き合っとった時期やってん、でもあの時はそんなん言えるあれやなかったやん?やから確信無かったし言わんで置こうって思ったん。』



『そうなんや…俺、全く気づかんかった。ごめんな?本間にごめん』

⏰:09/06/14 00:13 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#266 [t]
            『いいから!謝らんで!』

ミナミは遮るようにまた話を始めた。

『あたしなぁ慰謝料とかやないねんて!今更やしな、それに寄り戻しに来たわけでも無いで安心して?あたしには今むっちゃイケメンな旦那おるでさ!ただ自分の中ですごく気にかかっとって頭の隅にでも入れといて欲しいな思って…言いに来たんよ』


ミナミの目が真っ赤になるのがよく分かった。

⏰:09/06/14 00:15 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#267 [t]
            『そうやったんや…いい旦那さん見つかったんやな。本間に俺旦那さんに感謝する…ごめんな。ミナミ今幸せやろ?』


『当たり前!!今の旦那わねミナミの全部を受け入れてくれんねん、
ミナミにベタ惚れやでなっ!』

ミナミは俺とは大違いやと笑ってくれた

ミナミが泣かなくてよかった

もし目の前で泣かれたら。

⏰:09/06/14 00:17 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#268 [t]
            『ほんならよかった
もし出来る事あれば俺に何でも言って。金やったら金でいくらでも払うから。俺必死で働く、だから困った時は…な?こんなんしか出来んくてごめん、本間にごめんな』


沈黙が続いたあと


ミナミは俺の手を握って本間に大好きやったんやでって言った。

⏰:09/06/14 00:19 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#269 [t]
『今日は、いろいろありがとうね。幸せも自慢出来てよかったわ。本間は、ど突いたろ思ってんけどやめとくわ、落ち着いたらまたこっちにも遊びに来てな!』


『俺こそありがとな。伝えに来てくれて、ミナミ!体に気をつけてな?本間に辛い思いさしてごめん、それと本間にありがとうな。またなんかあったら連絡してくれや』

⏰:09/06/14 00:23 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#270 [t]
『バカだねー!ミナミいい女でしょ?後悔するがいーよんあんたわ笑』


『おう、本間にいい女になった』


『あんたも幸せな恋愛しなよね!』

そうミナミは優しく微笑んで

送らなくていいと階段を降りていった。

⏰:09/06/14 00:25 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#271 [t]
            ▼おまえへ

俺は本間に後悔してます。

自分の弱さと無責任さに
お前はよく頑張ってくれました

よく育ててくれました
本間にありがとう

ミナミは絶対辛かったよな
気づいてあげれんくてごめん

⏰:09/06/14 00:29 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#272 [t]
            ミナミがあの夏、俺から離れた時に

気づいてあげれんくてごめん

そして今も俺はミナミに何もしてやれんくてごめん

それからミナミがいつか送ってくれた年賀状…
とっといてあるで。

⏰:09/06/14 00:30 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#273 [t]
            優しそうな旦那さんに肩を組まれとるミナミを見て

俺は心からうらやましく、安心しました


旦那さんの横には小さく立つ男の子がおって


俺は胸が締め付けられる想いでした


でもこの年賀状はこれからも大事にしまっておきます

⏰:09/06/14 00:32 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#274 [t]
忘れたらあかんから。
一生忘れたらあかんから

それとミナミの幸せの証やもんね


俺は閉まっておきます


ミナミごめんなさいと
ありがとうで俺はいっぱいです

これからもおまえに感謝して生きます

⏰:09/06/14 00:32 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#275 [t]
            あっと言う間に時刻は5時を回っとった。


(やべっ!ミーティングあるんやった)


俺はスペシャルな自家用ジェット機で店に向かった


嘘です妄想です。

⏰:09/06/14 00:34 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#276 [t]
            その時、携帯を見とけばよかった

そしたらさやかにあんな想いさせんかったのに

俺はギリギリでミーティングに間に合った

そしていつも通りに店が開店して

いつも通りのコールが続き盛り上がっとった

⏰:09/06/14 00:35 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#277 [t]
            来月は俺のバースデーが控えとったから

俺は客引きの為にぐいぐい飲んでペースは乱れとった


これがあかんかった…


そして俺は翌日。

世界最大の落とし穴に
急降下させられる事となったのやった

⏰:09/06/14 00:37 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#278 [t]
            さやかはいつも通りやなかった

さやかの気持ちはいつも通りの穏やかさなんて


これっぽっちも無かった。

営業おわってからじゃ遅いねん

今かけなあかんかったんや

(恐ろしや〜恐ろしや〜!)

⏰:09/06/14 00:38 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#279 [t]
            そして次の朝

ちゅんちゅんと小鳥の鳴き声と共に

さわやかな朝を迎えた。
いや、違うのだ。

こうは行かないのだ


(ぎょぎょー!!ぎょぎょ

⏰:09/06/14 00:41 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#280 [t]
            いくらか目が冴えてきた頃

店で寝てしまっていた事に気付いた


俺は八ッと我に帰って携帯を確認した。

おそるおそる画面を離してゆっくりと覗いた…


(んきゃああああ〜)


ぎょぎょぎょー

⏰:09/06/14 00:43 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#281 [t]
            …アーウトゥ!!

威勢のいい審判の天の声が俺の心を突き刺した。

そう、さやかからの着信で画面んが埋まっていたのだ

着信 18件

メール4件


俺『これわあかんやばい!これわ言い訳できひんぞ』

⏰:09/06/14 00:44 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#282 [t]
            そして俺は最後のメールにゾッとした


【ウソつき。他の女の人と過ごす気分わどうですか?信じたあたしが馬鹿だったね、バカ!大嫌いです。別れよう】


他の女の人?

ああ。あかんもう…w


完全に誤解されたわ

⏰:09/06/14 00:45 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#283 [t]
            俺は急いでさやかの画面を開いたまではよかった

(怖い…電話かけるのが怖い)

電話出た一発目なんて言われるやろ


いや泣いとるかもしれん…

俺は泣いとるにかけて
ついにトリプルクリック。

⏰:09/06/14 00:47 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#284 [t]
            画面が呼び出し中に変わった

耳に受話器を当てて待つ俺


メロディーコールが流れる
メロディーが途切れた


何も聞こえやん。

(あぁ、やっぱり…泣いとるよな…ごめんな)

⏰:09/06/14 00:48 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#285 [t]
            『あんた、何のつもりなのよ』

受話器から聞こえてきた声は

魔女のような鬼のようなそんな冷たい声やった


泣いてないんかーい!


ぎょぎょぎょー

はいここで一斉に倒れる。w

⏰:09/06/14 00:50 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#286 [t]
            さやかの怒りバロメータは計り知れないほどになっとった

『ごめんさやか…理由がちゃんとあんねん!ごめん聞いてさやか!なあ、さやか聞けって!ごめん』

遮るようにさやかは

『もういいもういい』

を繰り返し電話を切った。

⏰:09/06/14 00:51 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#287 [t]
プーップと無情にも鳴り続ける


携帯を握りしめ俺はどうするか悩んだ。


なぁなぁ


これで俺ら終わりなんやろか

⏰:09/06/14 00:52 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#288 [t]
            いや!ありえやんそれわ絶対にいやや


俺は急いでさやかのマンションまで車を進めた


だが時速1000キロでマンションへ向かう途中に

さやかの好きなお菓子やジュースや雑誌を買って行く事にした。

⏰:09/06/14 00:55 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#289 [t]
            いつかのさやかみたいに

白いパンパンに膨らんだビニールをぶら下げて

俺はさやかの部屋に向かった

電気がついとる事を確かめて

俺はさやかの玄関の前に少し緊張して立った

⏰:09/06/14 00:56 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#290 [t]
            俺はゆっくりとピンポンを鳴らす


ピンポーン


…返事が、無い…


俺はドアノブに手をかけた


(開いた!!)

⏰:09/06/14 00:56 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#291 [t]
            俺はすぐにベッドでうつ伏せに寝るさやかを発見した。


俺『さやか?さやか?』

『……』

俺『さやかごめんな急に来て。でも俺、直接話さなあかん事やと思って…』

『……』

⏰:09/06/14 00:57 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#292 [t]
            『さやかこっち見て!』

俺はさやかの体を少し強引に起こした


さやかは俯いたまま口を開いた


『話って…なに』

さやかは俺の様子が気になったのか俺の顔を一瞬だけ見た

⏰:09/06/14 00:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#293 [t]
            さやかの目は真っ赤っ赤に腫れ上がっとって

目から今にも涙が溢れだしそうやった


(ごめんなさやか…本間に違うんやってな)


『さやか話聞いてくれん?』

⏰:09/06/14 00:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#294 [t]
            『無理無理、ありえないから!早く帰ってよ!もう二度と顔見たくないからもう』


俺はこれは切りがないと
さやかを抱きかかえて俺と向き合うように

膝の上に座らせた。

⏰:09/06/14 01:00 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#295 [t]
            その瞬間さやかは俺を強く掴んだまま泣き始めた。


『さやかよく聞いて?』

俺はさやかの頭を撫でながらゆっくり話をはじめた。

さやかが見た女であろう女は元カノであると。

⏰:09/06/14 01:02 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#296 [t]
            それから子供の事も。

酔いつぶれてしまった事も、

証拠がほしいんやったら俺はその日の営業の実績を全て見せるとも言った

さやかはうんうんと頷いた


そしてこう言った。

⏰:09/06/14 01:03 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#297 [t]
            『…そうだったんだ…さやか全部受け止めてみるよ…。子供の事もね、さやか昔の事全部話してもらえてよかった。辛いのに話してくれてありがとうねでもタクちゃん…今はさやかの事が好きなんだよね…?』


『当たり前やろ。さやか大好きやから安心して!な。本間にごめんな…こんなぐだくだして。さやかに辛い思いさせてるんは、俺分かってんねや。本間にごめんなさやか…』

⏰:09/06/14 01:05 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#298 [t]
            『よかった…うんいいよ…さやか本当の事知れてよかったし!タクちゃんは、昔はチャラくていろんな事あったかも知れない、でも今は違うもんね。。さっきはごめんね…?』

さやかは泣きながらこんな事を話しとるうちに


いつの間にかぐっすり眠りについた。

⏰:09/06/14 01:05 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#299 [t]
            さやか疲れたな今日は…おやすみさやか。


さやか絶対辛かったはずやのにね

でもさやかは俺の話を受け入れてくれた


俺はどこまで人を傷つけたらこんな生き方直るんやろ


ねー、でもオレさやか
だいすきやで本間に

⏰:09/06/14 01:07 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#300 [我輩は匿名である]
頑張れーたくさんマジカッコイイ
頑張って更新お願いしますPq・∀・

⏰:09/06/14 03:21 📱:SH903i 🆔:QhBRGJDQ


#301 [t]
>>300

なにがやねん

いや、そんな意見があるとは思わへんかった

息子が昼寝タイムやで更新しますわい

⏰:09/06/14 17:25 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#302 [t]
            ▼凸凹コンビの愛

ここでちょっとした紹介。


さやか149センチ
俺177センチ


凸凹コンビなのだ

色んな事件がありながらも、

俺らは相変わらずらぶらぶな毎日を送っとった。

⏰:09/06/14 17:28 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#303 [t]
            いつの間にか竜さんのアパートに4人でいる事が多くなった


そしてその頃

いつもぐうたらしとったさやかが最近働きたい!

と言い始めた。

⏰:09/06/14 17:29 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#304 [t]
            俺は不思議に思いながらも、さやかがやりたいならと思っとった


さやかは自分でどこからか求人広告を持って来て
やる気まんまんやった


そしてまたコーヒーレディに決めたみたいやった

俺はそんな可愛いらしい仕事は反対やと強く押し続けたけど


時給がいいから!とさやかは強く粘った

⏰:09/06/14 17:31 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#305 [t]
            ある日さやかが今日は早く帰ってきて!絶対!

と念を押す日があった。

もちろんその日の俺は
アフターの予定はいれずに

スペシャルな特急機に乗って急いで帰った。

⏰:09/06/14 17:32 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#306 [t]
            『さやかー!!さやかー!!ただいまぁー!』

と鬼の用に名前を連呼する俺


『はーい!おかえりータクちゃん!約束守ったね♪』


ゼーゼと息を切らした子犬のような俺は


さやかからのアメリカンキッスを待った。

⏰:09/06/14 17:33 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#307 [t]
            そして幸せな数分をたっぷり過ごした後

さやかは真剣な顔で俺を見てこう言った


『今日は〜なんと〜プレゼントがあるのです!!』


俺『あ?プレゼント?まじで?なになに!どれどれ』


『ゴホン。えっと…
ちょっと抱っこして』

(????)

⏰:09/06/14 17:35 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#308 [t]
            俺『…(笑)なになになにー!抱っこー?』


俺は言われるがままにさやかを抱っこすると

ひょいと棚の上からさやかは何かゴソゴソと

取り出したようやった

⏰:09/06/14 17:37 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#309 [t]
            俺『なんやそれ』


『はい降ろしていいよぅ〜!そして開けてくださ〜い』


ピンクの包み紙を開けるとそこには

俺が前から欲しがっとった腕時計と
ネックレス、アルバムとパジャマのペアルック


やらがひょっこり顔を出した

⏰:09/06/14 17:38 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#310 [t]
            俺『さやか…これ、』

『へへへー!覚えてるぅ?今なに欲しい?て前に聞いた時にね答えた奴だよタクちゃんがぁ!!』


俺『覚えとる覚えとる!
あ゙ーもぅ!さやかあー!!お前可愛いすぎやろ…

さやかありがとう。

⏰:09/06/14 17:48 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#311 [t]
            『これ全部大事にするでな!もしかしてこれの為に働いたん?時計かってこれ高かったやろー?』

『フフへ♪うん!でもタクちゃんにいっつもお世話なってるからさ!ほんの気持ちだよこんなの☆!』


俺は力いっぱいさやかを抱きしめて


ぐわんぐわんチビなさやかを揺らした。

⏰:09/06/14 17:49 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#312 [t]
            その夜、ペアルックを着て過ごした。


そしてその夜ペアルックを着る俺らを見て

竜さんとかいは、凸凹コンビやなーと言った。


さやかはチビやからな!チビさや!大好き!!

⏰:09/06/14 17:51 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#313 [ひょう]
愛っていいね〜
待ってるぜ

⏰:09/06/14 18:01 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#314 [t]
>>313

おっ男や
今では恋愛なんか
さっぱりやわ

コメントありがとな

⏰:09/06/14 22:56 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#315 [t]
            ▼結婚を前提に

ある雑誌をペラペラ捲るさやか


俺『なんそれー』

さやかの後ろに周り雑誌を覗きこもうとする俺


『だめー!だめっ早くあっち行ってー!』


おとといからこんな感じでさやかがなんか怪しい。

⏰:09/06/14 22:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#316 [t]
            さやかが読んどる雑誌があるんやけど
絶対見してくれんの。

それ持ってすぐ部屋戻ねん


怪しい…

あやしい

アヤシイ


そう俺は気になってしょうがないのだ

⏰:09/06/14 23:01 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#317 [t]
            DSに夢中になるかいに話かける


『なあーさやか何読んでるんかなー』


『さあ?なんですかねぇ〜!!』


俺『おいかい、何か知ってるやろ?ー全部言えー全部吐くんだ早く言えー』


かいは俺の顔を不思議そうに見回す

⏰:09/06/14 23:02 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#318 [t]
            『もう、本当にわかんないんすか?うといな先輩はーゼクシィですよ!!』


俺『…結婚の奴やんなそれ!!!?』


『えー!そうですけど、まさかさやかちゃんとする気ないんすかー?』

⏰:09/06/14 23:04 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#319 [t]
            俺『いやいや!大有りやけどさやかも結婚とか考えてくれてるんかなって…』


『そりゃあお年頃の女の子ですもん!当たり前ですよー!!』


俺『そうやな、そやな。』

ふむふむ

俺は鼻血が収まらないほどの興奮に襲われたのだ

⏰:09/06/14 23:06 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#320 [t]
            この頃のさやかのブログにはこう書いてあった


タクちゃんはさやかの事いつも大好きって言ってくれるし
毎日らぶらぶです


けど冗談でも


結婚したいなーとは言ってくれないんです

⏰:09/06/14 23:11 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#321 [t]
            うー不安です

さやかは今すぐにでも
プロポーズされたいななんて思っちゃいます


さやかの気が早いのかなぁ?

それとタクちゃんには結婚したらすぐにでもホストをやめてもらいたいです!!


本当は今すぐにでも…
正直もう辛いんだ

⏰:09/06/14 23:12 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#322 [t]
            だってさやかのタクちゃんだよっ!て堂々と言えないんだもんね


最近はちょっとの間でも連絡がとれないと不安になったりします


結婚を意識してからなのかすごくヤキモチ妬きになってしまったぁ〜><

これじゃだめだょね〜
気をつけなきゃあ


では〜また〜☆

⏰:09/06/14 23:12 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#323 [t]
            俺はれいにその話を聞いてからうきうきワクワクな気分で浮かれとった!!


さやかが不安になっとる事なんて

ちっとも知らずにただただ浮かれとった

その日俺はさやかのマンションでいつもように

さやかと寝ながらゴロゴロしとった

⏰:09/06/14 23:15 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#324 [t]
            でもいつもと違う所があんねんな


さやかは鬱な気分で俺は最高の気分やったから


ここですでに小さなすれ違いが起きとった。


最終的にお互いが好きな気持ちからのすれ違いなんやけど


うまくいかんかった

⏰:09/06/14 23:17 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#325 [t]
             さやかともっと一緒にいたいなーなんて
考えながらも結婚の為にはよ金貯めとかなあかん!


と言う気持ちが勝った俺は気合いを入れた。


俺『さやか〜そろそろもう仕事行かなあかんわ〜!頑張ってくる!』

⏰:09/06/14 23:19 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#326 [t]
            『えぇ〜早くない?てか、なんか仕事なのにすごいご機嫌だね』


俺『今日は同伴の予定あるでちょっと早い…ごめんな!いやっ別にご機嫌では無いけど』


『はあ。いいよー別に!どこ行くのか知らないけどどおぞ頑張ってきて。何か嬉しそうだしさそがし楽しいんだろうね』


さやかはこの日、刺のある言葉を連発した

⏰:09/06/14 23:21 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#327 [t]
            俺『なにーさやか何ふてってん?ご飯行くだけやよ!今更怪しむなやーボケーチビー』


『ふぅ〜ん。ご飯行くだけ?でも相手女だしね!正直浮気と一緒だよねしてる事はさぁ』


最後のその一言が俺は許せんくて声を荒げた


ごめんねさやか

⏰:09/06/14 23:25 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#328 [t]
            俺『なんなんその言い方!俺やってさやかと飯食い行きたいけどしゃあないやろ?仕事なんやから!お前のためにも働いてるんちゃうの?なあ』


『はいはいそうですね!ごめんね!いってらっしゃい〜お気をつけて!!』


俺『あーなんやねんわけわからんわその態度』


その日はさやかが初めて俺の仕事に対して

嫌な顔をした日やった。

⏰:09/06/14 23:26 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#329 [t]
            部屋を出てから俺は何度も着信が無いか確かめたんやけど

かかって来んかった。


俺は営業中に我慢出来なくなってかける事にした。

『お客様のおかけになった電話は電波の…』


電源が…


訳わからん…なんで…。

⏰:09/06/14 23:29 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#330 [t]
            その後何度かけても
同じアナウンスが流れるだけやった


『あ゙ーもぅ!さやか!いつまでふてってんねん』


それにしてもなんやったんやろ今日の態度


俺のイライラも募る。

⏰:09/06/14 23:31 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#331 [t]
            勢いよくタバコを灰皿に押し当ててまた賑やかなテーブルに戻った


そして俺は勢いに任せて飲み明かす。


その日さやかは電源を切ったままやった

⏰:09/06/14 23:32 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#332 [t]
            朝になっても電源を入れないさやかにイライラしとった気持ちも


だんだん心配に変わってきた頃やった


竜『どーしたー暗いなー顔ー』


か『さやかちゃんと喧嘩したんすかー?』


(図星…やっやめてくれ)

⏰:09/06/14 23:34 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#333 [t]
            俺『う〜ん…喧嘩…そうやな〜喧嘩なんかなー分からんけど!なんかさやかがめっちゃ不機嫌なん』


竜『なんでかなー心当たり無いの?』


俺『仕事行くって言ったら急に不機嫌に…今までそんなん無かったんすけどね』


か『女の子は難しいっすねーでも心配だし一応、様子見に行ったらどうすか?』


俺は竜さんとかいに押され渋々さやかの様子を見に行く事にした

⏰:09/06/14 23:36 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#334 [t]
            今日はこないだ貰った合い鍵でスムーズに入れる

『さやかー入ったでー』

さやかはソファーに座ってテレビを見とった


『なあ…さやか?』

『…。』

完全にしかとしよった

⏰:09/06/14 23:38 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#335 [t]
            『なあってば!何ですぐしかとするん?こっち1回くらい見たらいいんちゃうの!』


『やだ…さやか用事ないもん!用事あるなら言えば?聞くから!』


俺はさやかの隣に座ってテレビを消した


『なあ?なんなんお前!わけわからん何が不満なん?』

⏰:09/06/14 23:39 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#336 [t]
            『わかんないけど何かタクちゃんの事もう、信じれない。ホストなんだもん…なんか…辛いよもう…やだ。何で他の女相手してる間さやかは待ってなきゃなんないの!』


『今更何言うてんの…付き合う前から知ってて好きなってくれたんやろ?なんで今頃そんなん言うん?さやかだけやって毎日言ってるやんか』


俺はなんとか泣かんように必死やった

分かってもらえんってこんなに辛いんや

⏰:09/06/14 23:40 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#337 [t]
            『それが信じれないの!他の女の子とご飯食べる時だって…買い物する時だって…タクちゃんは優しくするんでしょ!!何か買ってあげたりするんでしょ!』


『そんなんさやかへの優しさとは別物やろ!』


『一緒だよ!さやかにとったら全部一緒…かあくん追いかけてる時も辛かったけど今も一緒だよ!さやか辛いもん』

⏰:09/06/14 23:41 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#338 [t]
            すぐに

さやかは{かあくん}
と言う名前を出してしまった事に

ハッとして気まずい顔をしとった。

それに気づいた俺はもっとどーしようも無い感情で

胸がいっぱいやった

⏰:09/06/14 23:44 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#339 [t]
            『なんやねんそれ…今更比べんなや!ほんならかあくんやらなんちゃら知らんけども、そっち戻ったらええんちゃん?今更そんなん言うとか何のつもりか分からんわ!』


俺は近くにあった椅子を蹴り飛ばしてそう言った

その後さやかは無言やった

ただ泣くだけやった

⏰:09/06/14 23:45 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#340 [t]
            俺『もうええわ。話してくれな俺やってさやかの気持ち分からん時もあるんやで。とりあえず帰る』


俺は部屋を後にするのは嫌やったけど

さっき出た言葉が本音なんかなって考えたら

とてもやないけど
その場にいられんかった

⏰:09/06/14 23:46 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#341 [t]
            俺はさやかの部屋を何度も振り返りながら愛車に向かった

カーテンがガッて開いて
さやかがこっち見たりしとったら…

なんて考えとったけどそんな展開は無かった


ピンクのカーテンは、がっちりと閉まったままやった

⏰:09/06/14 23:49 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#342 [t]
            カーテンも頑固やな。

(ん゛だああぁ゛よ)


言葉にならない声を出して

俺はその場のイライラを抑えるのに精一杯やった

俺はどーしよーもねぇこのイライラを

パチンコでぶつけてから家へ帰る事にした

⏰:09/06/14 23:50 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#343 [t]
            さやかのブログ

タクちゃんと喧嘩しちゃった


なんでかな…なんで
さやかちゃんと言えないのかな


話せばいいのにね

安心したいくせにね!
思うだけで伝えないから自分で安心出来ないんじゃんね〜ぇ

⏰:09/06/14 23:52 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#344 [t]
            あ〜あ。タクちゃんごめんなさいです


しかもさやか最低だ…
かあくんと比べるとか1番最悪だもんね


でもかあくんがホストの時と何か重ねちゃって…

でもさやか1番にタクちゃん思ってるよ?

⏰:09/06/14 23:53 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#345 [t]
            でも辛くて…お客さんとは言えどもさやか前、お客さんにぬいぐるみ買ってあげてるのとか見た事あるし、

それ思い出すと胸が痛くなるの本当


もう耐えられないの

さやかだけ見て欲しい


あぁ…タクちゃんと毎日いつでも一緒がいいな

⏰:09/06/14 23:54 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#346 [t]
            そしたら不安にならないのにね


タクちゃんに会いたい

さやか大好きーて言って欲しいな

さやか自業自得だね


さやか死んじゃいたいな
だってさやか不機嫌になっちゃうもん

⏰:09/06/14 23:54 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#347 [t]
            さやかにタクちゃんが優しくする度にね

お店でもこうなのかな?てそう考えちゃうんだよ

さやかどうしたらいいの

タクちゃん大好きだよ
今すぐ結婚したいよ

バカ!


もう泣き疲れたから寝よう

愚痴ってるブログでごめんなさい

おやすみなさい。

⏰:09/06/14 23:55 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#348 [t]
            そんな状態のまま2日立った


こんなに連絡せんのは付き合って初めての事やった


かいや竜さんには

『早く連絡してやれー』だの『家行けー!』『お前が悪いー』だのって

言われ続けた。


俺は納得いかん気持ちがまだあって素直にはなれんかった

⏰:09/06/14 23:57 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#349 [t]
            竜『昼飯食いに行こーぜー』


竜さんが気分転換に飯に誘ってくれて
ドアを開けた時やった。

『キャアっびっくりした』


『うをぉ!』

(???)

⏰:09/06/14 23:58 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#350 [t]
            そこには喧嘩中の、
さやかがドアの前におった


ピンポンする所やったみたいで

その瞬間ドアが開いたでびっくりしたらしい。


かいと竜さんは気を聞かせたのか何なのか、

『たまには2人で行くかー!』

とさやかに中へどーぞと案内し俺を置いて出て行った

⏰:09/06/14 23:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#351 [ひかちゃん]
良いところでやめられたー!!おーい

いつも楽しみに読んでるよー
最後まで読むからね
(`・ω・
うちも今年は恋しよーっと

⏰:09/06/15 00:46 📱:P701iD 🆔:Pi6ldpTw


#352 [(´∀`)]
続き気になる
がんばって書ききって下さいね
また見にきます

⏰:09/06/15 01:32 📱:N906imyu 🆔:JxtunFlk


#353 [t]
>>351

(^O^)/w
すまん

恋ねえ
人の話聞くとしたく
なるよなー
んな更新するよん

⏰:09/06/15 08:02 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#354 [t]
>>352

了解
またコメくれな

あっこれからは
落ちる時一言書きます
んじゃ更新ー

⏰:09/06/15 08:11 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#355 [t]
            さやかは黙ったまま立っとった


俺『中…入れや。寒いやろ』


『…。』

俺『入らんの?』

『…ぅうん、入る』

さやかは濡れてるようやった

⏰:09/06/15 08:17 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#356 [t]
            俺『外雨降っとんの?てか歩いてきたん?』


『うん。』

俺『そうか、寒かったな。座れよ』

タオルケットをさやかの頭に落としたってから

俺はコートを引っ掛けた

⏰:09/06/15 08:20 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#357 [t]
俺『なんか飲むか?』

『うん、ありがとう』

俺『レモンティーでええ?…てかごめんこれどうやんの?』


『えっ?わかんないの?』

さやかの顔が一瞬優しく笑った

⏰:09/06/15 08:34 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#358 [t]
            俺『なんだよ今笑った(´・ω・`)?』


『ご、ごめん(´・ω・`)』


と言った会話を交わした後、レモンティーを無事にいれもらった


(結局いれてもらったんかーい!w)

⏰:09/06/15 08:38 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#359 [ゆか]
書き込み中すみません。
「大好きやったんやで」
って言う小説を書いている方ですか?

⏰:09/06/15 08:39 📱:F01A 🆔:☆☆☆


#360 [t]
            ソファーに座るさやかを横目に

俺は一瞬和んだ空気をどうするかと意味も無く窓に向かった


俺『ッ!…』

さやかは俺の洋服を掴んで泣いとった


手を後ろに回してさやかのほっぺを撫でた


声を出して俺の背中で泣いとるさやかを俺は前に移動させた

⏰:09/06/15 08:44 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#361 [t]
>>359

ええよ
それは書いた事ないで

俺が書いとったのは
生まれ変わったら俺は
やで

⏰:09/06/15 08:47 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#362 []
>>359
大好きやったんやでとは全然はなし違うよ

読んで見て下さいね

タクさんは子供もいる話だから結婚もしてるんじゃないかな?
長文失礼しました

⏰:09/06/15 08:55 📱:SO906i 🆔:9VMuFPgg


#363 [t]
>>362
ん?
話が似とるって話なん

まぁ小説って似たようなのもあるわな
こんなけ色んな人書いとるんやもんね

まぁコメント意外の質問とか絡みは
>>1
の感想板に書いて下さいな

⏰:09/06/15 09:04 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#364 [t]
>>360
続き☆

『ごめんねタクちゃん…素直に慣れなかったけどね、あたしヤキモチ妬いてたんだ。結婚したいなーぁてずっと最近考えててね?…』


俺『あぁうん』

『考え始めたらなんか一人で舞い上がっちゃって…でもタクちゃんはホストだからまだそんな落ち着いてくれ無いだろうなとか考えてたら何か…辛くなっちゃって。それで何か寂し…くて』


俺『…もう言わんで』

⏰:09/06/15 09:13 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#365 [t]
            俺はさやかの話を途中で止めた

涙があふれそうやったから


『ごめん、よう分かった。俺やって少しでも空いた時間があればさやかに会いたいし声聞きたいし電話やってちょこちょこかけるやろ?それに約束してるやんか毎日!俺は何があってもさやか離さんし俺からも離れさせんよ!』


さやかは顔を伏せたまま涙がとまらんみたいでずっと泣いとった

⏰:09/06/15 09:15 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#366 [t]
            さやかはやっと顔をあげた


『うんうんっ…ありがとう!もう大丈夫…タクちゃん仲直りしようね?』

『おう!馬鹿やなーさやかーまた時間が経って不安になったらまたこうやって喧嘩したり意見言おうや!大事な事やろ?』

『うん大好き!!ほんとにホントに大好き…』


『俺の方が大好きやしー』

⏰:09/06/15 09:19 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#367 [t]
            『仲直りしたらさやかお腹減っちゃった〜』


俺『出たwよお、ブダ

『うるさいよー!あー嫌いーもーやだー』


耳を塞ぐさやかに向かって可愛いとつぶやく

⏰:09/06/15 09:26 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#368 [t]
            俺『やだー!俺好きーさやかチュウわー?』


『んもぅ、チュー


完全に馬鹿丸出しのカップルに復活した後
ベットインインイーン!!


さやかは少し細くなった気がした

⏰:09/06/15 09:27 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#369 [t]
            俺は仲直りしたその日からさやかから

結婚と言う言葉を聞いた事に舞い上がっとった


『タクマさんご機嫌すねー』


俺『え?そうか?まあなー( ´∀`)えへへ』


『なんかいい事あったんすか♪?こないだのバースデーでNo.2になったしタクマさん最近調子いいみたいっすね!そう言えばこないだの仲直りの話…詳しく聞かせて下さいよ!俺も心配してたんすから( ̄ー ̄)』

⏰:09/06/15 09:31 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#370 [t]
            俺は喧嘩の事も仲直りした事も話た

ベットインの事もほんの少しかすったw


かいはうんうんと頷きながら自慢話をたっぷり聞いてくれとった



『タクマさん!さやかちゃん好きなんすよね?
結婚したいんすよね?』

俺『なんやねん急に!当たり前やろー?あんな可愛い奴おらんやろー!顔だけちゃうねんでー性格もドスとライクやわ』

⏰:09/06/15 09:34 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#371 [t]
            『…やりましょう!プロポーズ★ね!』


俺『どうゆうこっちゃねん!なになになに(笑)?なんやの急に?』


『企画しましょ!さやかちゃん喜ばしてあげましょうよ俺も、竜さんもきっと協力してくれるはずっすよ!盛大にプロポーズ大作戦やりましょ★俺2人には結婚して欲しいっす!さやかちゃん俺にもまじ優しくしてくれて恩返ししたいし俺協力したいっす』

と笑顔ではしゃいだかいはとびっきりのかわいさやった


(おっとビーエルwBL)

⏰:09/06/15 09:37 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#372 [t]
            俺『なーかい、本間に言うてくれてんの?』


『当たり前じゃないっすか!迷惑すかね?』


俺『迷惑なわけないやん!本間にいい奴やな…俺な本間にさやか幸せにしたいねんな!もうここまで来たら行くしかないやんな!!なあ?むっちゃ好きやもん…俺』



『うん!タクマさん見てたら分かるよ。十分伝わって来る★だから俺も協力したいってそう思ったんすよ』

⏰:09/06/15 09:38 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#373 [t]
            『サンキューかい!
俺何かむっちゃ背中押された。ありがとなっ』



こうして密かにプロポーズ大作戦が計画されたのだ




うっきうきわくわくー

⏰:09/06/15 09:40 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#374 [t]
            俺はその日もいつものようにさやかに電話をして

行って来ますと交わしてから出勤した


さやかの不機嫌は完全に治っとった


いつもの優しい声でいってらっしゃいと言ってくれた

⏰:09/06/15 09:42 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#375 [t]
            でもその裏で鬼のような顔しとる奴がおったんや…


そう友紀の事。


その日の友紀はものすごく不機嫌やった


俺に無理矢理一気をせがんだりと俺を痛めつけた

⏰:09/06/15 09:43 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#376 [t]
            そんな中シャンパンコールが続いて30分。


隣の席の客が俺に高い酒を入れた


友紀は負けじと数百万はするだろう酒を入れると言った


(いやいやいやいや)

俺『友紀!気持ちは有り難い。本間に有り難いねんけど…やめた方がいいんちゃう?俺いっぱい飲んだし友紀に無理言わんよ!』


『いやだ!入れる…絶対入れる誰にも負けたくない…好きなんだもん。1番でいたいんだもん…』

⏰:09/06/15 09:44 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#377 [t]
ふとさやかの事が頭によぎった

そう言えばさやかもきっとこんな感じやったんやな


好きやと言ってくれる女の子は数人おったけど


友紀がこんなにストレートに好きと言ったのは初めてやった

⏰:09/06/15 09:46 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#378 [t]
            『ありがとな。でもなぁ友紀!今日どうしたん?なんかあったんか?』


『何もないよ!ねぇタクマにとってさー友紀てやっぱただのお客さんなの?それ以上になれる事は無いの?かな…ねぇ』


友紀は涙をポロポロとこぼしながらそう俺に言った


友紀はきっと限界やったんやね

⏰:09/06/15 09:47 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#379 [t]
            毎日毎日きっと俺の事考えてくれとって

でもお客やからと思って友紀は我慢してくれてたんやね


それがきっと今日爆発したんやな


俺がさやかの事で頭いっぱいで仕事に力入れて無かったでな


せやから友紀はきっと気付いて爆発したんやな

⏰:09/06/15 09:48 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#380 [t]
            『友紀は大事な女の子の一人やから大切やで』

『でもそれは彼女にしたいとか…そんな気持ちじゃないよね…?違うでしょ!!』


『友紀が俺に好きなんて今日初めて言ってくれたでさ…急やで何て言っていいか分からんけど友紀は大切やで!友紀来てくれたら俺嬉しいしな!友紀は優しいし変に気い使わんでいいしなっ本間に大切やと思っとるんよ』

『もういい!!そんなんじゃ嫌だ。帰る』

⏰:09/06/15 09:51 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#381 [t]
            バン!と友紀は俺に数百万の金の束を投げつけて帰ろうとした


『友紀!!待てってーなあー友紀、待って』


友紀は俺の腕を振り払い続けた


緊急事態に気づいたれいが駆けつけてくれて

俺が送るからと友紀の後を追ってくれた

⏰:09/06/15 09:52 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#382 [t]
            (あーあかん頭回らん)


『裏で一本吸ってこい』

竜さんは俺に向かってちょっと冷たい声で話した


ごめんみんな、ごめん

⏰:09/06/15 09:55 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#383 [我輩は匿名である]
れいってかいくんの事?

⏰:09/06/15 09:56 📱:N703iD 🆔:qZeB/VV6


#384 [t]
>>383

あーごめん間違え
かい、ね

れいはまた後ででてくる人やで

ごめんな

⏰:09/06/15 09:58 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#385 [t]
>>382
続き☆

煙草を灰皿へ押し当てた後テーブルに戻った


客『あっタクマ〜戻ってきたぁ!!』


『すいやせん変な所見せちゃって』


客『いいよーてか何なのあの人ーホストなんだもん自分の物じゃないのは承知で好きにならなきゃダメだよねーうざーい』


『ん〜難しいっすねー!まぁ気分変えて飲も★』

⏰:09/06/15 10:01 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#386 [我輩は匿名である]
了解更新ガンバレ

⏰:09/06/15 10:01 📱:N703iD 🆔:qZeB/VV6


#387 [t]
            俺は営業中何度もさっきの友紀を思い出して


キューッと胸が苦しくなる思いやった


ごめんな、ごめん


何度もぐるぐると頭ん中回っとるさっきのあの場面に向かって

俺はそう心の中でつぶやいた

その日は友紀にメールをいれておく事にした

⏰:09/06/15 10:03 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#388 [t]
>>386

読んでくれてありがと

また何かあったらつっこんで(笑)

⏰:09/06/15 10:09 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#389 [t]
            『ん゛あ゛ーづかれだー』


か『タクマさんお疲れっすねー』


竜『なんだ友紀の事かぁ?』


『んー゛そうなんすよ、返事帰ってこやんしなんやったんかなー思って』

⏰:09/06/15 10:14 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#390 [t]
            竜『ヤキモチだろきっと。まぁな〜友紀もタクマの為に金注ぎ込んでんだもん。そりゃあ2番目3番目じゃあ、割に合わねーんだろうなー』


『そうっすよね…でも…俺に何ができるんかな。お金使わせんように出来るだけしてるんすよ俺やって…でもそれじゃ友紀が納得せんし…あ゛ー』


か『んー可哀想だけど俺らは仕事中心込めて大切にしてやる事しか出来ないんじゃないすかー!プライベートまで突っ込んでったら切りがないし気持ち無いなら無いでプライベートは受け入れてもらうしか無いっすよ…冷たいようだけど優しく手助けいつもこれからも出来るとは限らないじゃないっすかー?』

⏰:09/06/15 10:19 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#391 [t]
            竜さんは長々とこんな話を俺らにしてくれた


『うんそうなんだよな。特に俺らの為に夜仕事してくれてる女の子とか見ると
胸が苦しいよなまじで…ある意味罪な仕事だよ。優子もそうなんだよ、優子も俺に何百万何千万て今まで使った。
それは体で稼いだ金なんだきっと…
だから俺はたまに辛い…顔見るのも声聞くのも辛い時がある、でも優子が選んでくれた道なんだよ!
俺の為ならってそう選んでくれた道なんだよ…受け入れてやる事しか出来ないんだよ。
だから俺に出来る事は優子が金無い時は何もいれない俺の付けにしとくとか、そうやって恩返ししてくしかねえんだ…
上になればなるほど自分にとって+と−の差が激しいからな』


俺は竜さんと東京で初めて会った日を思い出しながら
頷くしか出来んかった。

⏰:09/06/15 10:23 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#392 [t]
            次の日の朝、起きてさやかに電話をした


{…こちらはNTTドコモ}

(?)

{…おかけになった}


俺は何かの間違いか思って

すぐにリダイヤルしたんやけど何回かけても

さやかの電源が入っとらんかった

⏰:09/06/15 10:29 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#393 [t]
            さやかに何かした覚えは無いし

俺は何かあったとしか考えられんかった


(やばいやばいやばい!どないしよ、なんやの)

俺は急いで歯ブラシを加えたまま着替えた


早さはきっとチーターぐらいやろか。

⏰:09/06/15 10:31 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#394 [t]
            慌ただしくエンジンをかけた

歩いとる通行人や走っとる車、

信号でさえも邪魔に見えた


車で10分くらい走るとさやかのマンションが見えた。

⏰:09/06/15 10:35 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#395 [t]
            さやかの部屋は真っ暗に電気が消えとった


カーテンは開けっ放し


(ま…まさか…いやいや!あかんあかん!)


一瞬嫌な予感がした


恐る恐るさやかの部屋をノックする

⏰:09/06/15 10:36 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#396 [t]
            おい俺!!
あたふたしとってもしゃあないやろ、入れ!


ガチャっ

鍵がかかっとらんかった

(??????)


俺はもう速攻で上がった

⏰:09/06/15 10:39 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#397 [t]
            そこにはベッドの上で泣いとるさやかがおった

(これはただ事やないとKYな俺でも感じたんや)


『さやかどうしたん!!』

『来ないで…来ないで』

(???)

⏰:09/06/15 10:40 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#398 [t]
むっちゃいい所やけど
仕事落ちー

んじゃー

⏰:09/06/15 10:44 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#399 [t]
>>397
続き☆

『なに?なんでなん!なんやの』


俺はさやかに近寄って抱きしめようとした


『やめて!!嫌』

(俺は予想外の事にびっくりしながらもある光を目に止めた)

⏰:09/06/15 14:35 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


#400 [t]
            それは付いたままのパソコンやった


(まさか?)


その画面の中は、

枕営業やとかなんやとか

俺のでっち上げが書いとるページやった


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

⏰:09/06/15 14:37 📱:F906i 🆔:8iF/f5O.


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