_________
最新 最初 🆕
#601 [t]
            『…いや、着崩してるわけじゃないし顔そのものがチャラ顔なんだきっと!(笑)フフフ、しょうがないわそれわ!後は会話さえしっかりクリア出来れば問題ないよっ!♪ね?』


うん(´・ω・`)しょぼーん


と言った表情でどんよりと座り込んだ

『あかんかったら嫌やなー』

⏰:09/06/22 01:35 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#602 [t]
            結局、タンスの奥から引っ張り出した無地に近い黒Tシャツに白のパンツにジャケットと言うファッションにした


俺『よし行くか!』


『うん行こっ…か』

『んー?なに腹痛い?』

『違う、大丈夫かなって…もし認めてもらえなかったら…け、結婚できないのかな?』


『大丈夫や!!1回で認めてもらおうなんて思っとらん俺は。ダメやったら認めてもらうまで変わり続けるしかないやろ、もう俺に選択肢は無いでな!さやかしか好きになれんから。力抜いて行こう!な?さやかにとっては実家に帰るんやから安心した気持ちでいろ』

⏰:09/06/22 01:42 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#603 [t]
            っと言うとさやかはすぐに安心してくれた

『ゔん…わ゙がった』

『泣いたら鼻水でんでー!!』

『タクぢゃん゙が吹い゙て』

『甘ったれんなボケ!』

わしゃわしゃとタオルで吹いてやるとこれタオルだよぉー汚いぃーって文句言っとった


吹いてもらっといて何様やねんさやかわ

⏰:09/06/22 01:44 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#604 [t]
            車の中では自己紹介の練習しとった

あ、言い忘れとったけどさやかの実家は埼玉

あ、別に言わんでもいいか(笑)


『さやか高速乗る前になんか食べる?』

『うんヨーグルト食べる』


『ヨーグルト?いらんそんなもん、ご飯の話や』

『え〜だってヨーグルトがいいんだもん』

⏰:09/06/22 01:47 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#605 [t]
            『なんでちゃんと食わんのー?んな俺ステーキ食ってもさやかヨーグルトな?ええのけ?』


『それは嫌だあ!タクちゃんはコーヒー飲んで!』

『アホかお前わ!オムライス食ったらいんちゃん?好きやろ?』

『うんじゃあそうする!後ケーキもね!』

俺『はいはい、ケーキもねーはいよー』

『ねぇチョコのケーキある所ね?ね?』


『はいはいはいチョコケーキね、待ってな店探すから』

『うん★!』

⏰:09/06/22 01:48 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#606 [t]
            さやかはデブのくせにケーキケーキ言うてんの

んまー普通にどこがデブなんか分からんけどな(笑)

俺もからかっとるだけやけど(´・ω・`)

だって痩せたいとか言うてるくせに

チョコケーキやと


痩せる気ゼロですこのコブタちゃん

あ、ごめんさやか

⏰:09/06/22 01:53 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#607 [t]
            『…っさやか!さーやか!!』

ちゃっかり高速の間に眠ったさやかを叩き起こす

『家このへんやんな?』

『…ほえ(´・ω・`)あ、うんそぅ。2個先の信号右に曲がったらすぐさやかん家!てか、あれ早いね』


『そらー寝とる奴にとったら早いわなー』

『う〜んごめんん』

(´・ω・`)←こんな顔のさやか

可愛いやろ?(笑)

⏰:09/06/22 01:55 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#608 [t]
            『ちゅーしてさやか

『え、なにゆってんの信号だよ今』

『いいやん早く!一人で運転したんやで俺』

『え〜でも』

さやかはバックミラーで一度後ろを覗きこんでから


俺にキスをした。

⏰:09/06/22 01:57 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#609 [t]
            ほんの一瞬だけ

触れたか触れへんかぐらいのキス

そんなんありえーん

っと。

さやかの頭を撫でながら一回だけ舌をいれてやめてやった


それからさやかは家の前でもう一回だけキスをせがんだ

いやんエッチ

それからインターフォンに手をかけた

⏰:09/06/22 01:59 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#610 [t]
眠さばいやー
リアルタイムで読んどった人おる

おったらもう寝なさい

んじゃ

⏰:09/06/22 02:01 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#611 [あ―ちん]
またまた続き
楽しみです(、∀`)

⏰:09/06/22 02:38 📱:W61CA 🆔:OPj.YEPc


#612 [t]
>>611

いつもコメあんがちやる気でる

更新開始

⏰:09/06/22 13:56 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#613 [t]
>>609
続き☆

さやかが俺より少し前に立ってドアが開くのを待た

俺の手をしっかりと握ったまま…


母『はいは〜い』

さ『お母さんあのね今日っこないだいっ…』


俺『…あ、お久しぶりです。突然お邪魔してすいません、今日はお話しがあってきました。今日はお話しできるお時間ありますか?』


こんな事をきっと時間をかけて話したはず。

⏰:09/06/22 13:59 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#614 [t]
母『…あら、?大丈夫よちょっと前にさやかからあなた達が来る話を聞いているわ。どうぞ上がっていって』


俺『はい…すんませんありがとうございます』


さ『タクちゃんっ』

さやかはギュッと俺の後ろから抱きついて

『ぜったい好印象だよっファイト!!』


て言ってくれた。

⏰:09/06/22 14:01 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#615 [t]
            『本間に?よかった〜』


とわざとさやかの耳元で小声で伝えると

さやかはくすぐったいと言った顔で俺を玄関の中へ押し込んだ


とりあえず最初の挨拶は★3つやな!(笑)


きっと…きっと…。

⏰:09/06/22 14:03 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#616 [t]
            母『お父さんまだいないのよ後1時間ぐらいで帰って来ると思うわ』


『あっはい分かりました。すんません本間に…。
突然来て色々気使わせてしまって…』


母『いいのよ〜そう言えばきちんと話した事ないわね〜さやかったら紹介もろくにしないし、実家に顔だしもしないから。なんにも分からなくて。ご実家はどこなの?関西なのかしら?ご両親はどんな方なの?』


さやかのママはちょっとパキパキとしたザマスお母さんを想像してくれ。

⏰:09/06/22 14:07 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#617 [t]
            (お、おかあさんはどんな人?あぁ、母親か…)


『いえ、生まれは北海道なんですけど物心付いた時期は丁度関西に住んどったんです。オレ、いや…あの…僕の家は僕が9歳の時に離婚してます

本間に恥ずかしい理由で母親はいません

それと親父は今入院しとるんです

ですからその、僕の両親を紹介するのはとても難しくて…すんませんこんな話


俺はマイナスの面も最初から出したろうと思っとったからすべてを語る事にした。

⏰:09/06/22 14:10 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#618 [t]
            さやかのお母さんの表情が曇ったのが分かった

ああ、やっぱりな
こんな話せんときゃよかったかな


『…そう、そんなご両親では大変だったでしょうね。辛かったでしょう』

と俺に投げかけた。


両親を馬鹿にされた気がして正直俺は複雑な気持ちになった

⏰:09/06/22 14:13 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#619 [t]
            気まずくなった空気を破って話したのはさやかママやった


母『そうだ、お父さんに電話しておかなきゃね。婚約者になった彼氏さんなんか急に見たらびっくりしちゃうものね』


俺はさやかパパとは、
去年の正月とお盆に2回しかあった事あらへん


こんなんでいいんかいな。

⏰:09/06/22 14:19 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#620 [t]
            沈黙が続いて15分が経った頃やった


『ただいま〜』

っと

ど渋い声が聞こえてた
さやかパパや!!


ドドドドドドドドド!


俺の心臓はピークに達そうとしとった


心臓『ひ、ひひぇ〜俺らはぇえ!動きはぇー』

⏰:09/06/22 14:21 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#621 [t]
            オレは急いで立った。

俺『…お邪魔してます。突然訪ねてしまってすいません』


父『ああ、久しぶりだな。まあまあ、座って座って』


さやかのお母さんはさっき俺が打ち明けた事実を丁寧にお父さんに伝えてくれとった


オレはさやかママの静かな声に耳を傾けながら

静かにアメの缶を見つめて待った

⏰:09/06/22 14:25 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#622 [t]
            さやかパパは話を全部聞いた後に体制を整えて口を開いた


『…そうか、…いきなりだが結婚の理由は子供か?』


俺『いえ、違います』


『そうか、なら純粋にさやかとの結婚を望んでるんだな?』

単刀直入に質問が飛んでくるもんやから


俺はドギマギしながら答えた。

⏰:09/06/22 14:27 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#623 [t]
            『もちろんです』

さやかパパは表情をぴくりとも変えずにまた口を開いた

『仕事は変えるんだろうな?』

『はい、今月で歌舞伎町から足を洗います』


『…次はなんの仕事に着く予定なんだ?きちんとした仕事が出来るのか?』


『はい、現場の仕事に着こうと思っています』


『そうか、まだ若いからな。…お前はさやかの事は大事に出来る自信あるのか?』

⏰:09/06/22 14:36 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#624 [t]
            …俺はさやかパパに向かって話を始めた


さやかさんとは、今付き合って3年目になります。

今までを振り返ってもさやかの事はすごく大事で俺には必要です。

僕はお父さんからさやかを取りたいとかそんな気持ちは一切ありません。
でも僕の力でもさやかを幸せにしてやりたいです。

これから先も1番近くにいてやりたいです。

⏰:09/06/22 14:40 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#625 [t]
            せやからさやかさんと結婚させてください…。

数回しかお会いした事ない僕なんかにさやかさんを任せるのは不安なのは承知の上です。


でも俺は今日認めてもらえんかったらまた来ます!

本間に結婚したいんです…さやかが好きやから。お願いします


俺は人生で初めて土下座で人に頭をさげた

⏰:09/06/22 14:41 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#626 [t]
            頭を下げる俺に向かって


さやかのお父さんはゆっくりと口を開いてくれた…。




……お母さん、俺は


さやかをタクマくんに任せようと思う。



どうだ?

⏰:09/06/22 14:50 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#627 [t]
            すると、さやかママは綺麗な顔で口を開いた

お父さん…、


お父さんが言う事に間違えわないと思うわ。

私はさやかとお父さん、それからさやかとお父さんに認められたタクマくんを信じて…


賛成するわ、お互い今以上に幸せになりましょう?

ね、さやか



さやかのお母さんは静かに綺麗な涙を流して返してくれた。

⏰:09/06/22 14:53 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#628 [t]
俺はさやかを


その瞬間にさやかを



一生懸命大事にしたい



俺が生きとる限りさやかを



不幸にはさせやん



そう誓った

⏰:09/06/22 14:55 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#629 [t]
            そう誓った


そう神様に心から誓った



…はずなのに。


けっきょく俺は…


さやかを幸せに出来たんやろか?

⏰:09/06/22 14:56 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#630 [t]
            なあ。天の神様


もう一度だけ



俺が天にお願いしていいのなら


さやかをまた


両親の隣に戻してほしいんだ。

⏰:09/06/22 14:57 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#631 [t]
            乱れた顔と座布団を直してから無事にさやかの家を出た


さやかパパは俺を見て

『また近いうちに顔を見せに来なさい、今度一杯やらないか?』

と誘った

俺『はい、やりましょう!本間に今日は突然すんませんでした。ありがとうございました。じゃあ、おやすみなさい』


車を走らせるにつれて


ぼやける家に向かってさやかはいつまでも手をふっとった。

⏰:09/06/22 15:04 📱:F906i 🆔:FwQcJX9c


#632 [t]
            『タクちゃんよかったね!』


『なー本間によかった、いやー緊張したわ』


『フフ♪タクチャン、すっごい真剣だった。はじめてみたよあんなタクちゃん☆』


『俺な?ドラマとかでよく娘さんを下さいとか土下座しとったりとか、あんなん本間にするんかい!って思っとったんやけど』


『うんうん』


『せなあかんねんな。てかそれぐらい当たり前にする気持ちになんねん親父さんの前に立ったら』。

⏰:09/06/24 00:36 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#633 [t]
            『…そっかあ!なんかすごい感動しちゃった…かっこよかったなぁ』


『かっこいいのはいつもやろー?(笑)』


『はいはい確かにそうですねタクマ様だもんね

←なんやねんこの顔は

と、まぁこんな感じで挨拶は終わりましたとさ。

⏰:09/06/24 00:37 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#634 [t]
            ▼オレパパに報告

さやか両親の挨拶が終わって4日後


俺とさやかは北海道に旅立った


もちろん親父の元へ

親父と会うのは1年半振りやった


そしてさやかは何と初めてやった


さやかは緊張しすぎて、心臓がでちゃいそぅ!!

と恐ろしい事を口にしながら
俺の車に乗り込んで空港に向かった

⏰:09/06/24 00:41 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#635 [t]
            成田空港に着いてからの空の旅はあっという間でちょっと寝とる間に北海道に着いた


そしてレンタカーを借りて親父の病院へ向かった


さ『あぁやばいー緊張で心臓が…ry』


『はいはい大丈夫そんなんありえんから』


『うんだよね!よし行こうか!』


―ガラガラガラガラ―

ドアを開けてすぐ見える右手奥に親父の姿があった

すっかり小さくなった体でふとんをすっぽりかぶって


イヤホンを付けて横になっとった

⏰:09/06/24 00:46 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#636 [t]
            『…よう、親父元気か?』

『…んお!?なんだどうしたんだねタクマ、久しぶりだな、っと…あれ可愛いお嬢ちゃんだね』


『初めまして川崎さやかと申します』

さやかは俺の親父に丁寧に頭を下げた

俺はさやかが顔を上げた瞬間に口を開いた


『…親父、俺なこの子と結婚したいんよ』

すると親父は笑顔で言った

『…ほぉ。本当か?よかったなこんな可愛いらしい女の子がお嫁さんになってくれるなんて…いやーべっぴんさんだねぇ』。

⏰:09/06/24 00:51 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#637 [t]
『せやろ?俺が選んだ女やぞ、間違いないから安心しろ!…親父は賛成よな?』


親父は寂しい顔で言った

『当たり前だ、俺はなんも親父らしい事してやれてないからな、結婚相手を見せに来てくれただけで嬉しいよ。』



それからさやかは俺の親父に向かって自己紹介したり、

俺との思い出を話したりと親父に触れながらゆっくり話してくれた


俺もさやかとの出逢いさやかのいい所、最近の俺

どうでもいいような事も話続けた

⏰:09/06/24 00:54 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#638 [t]
            親父は嬉しそうやった  そして元気そうやった


細くなった親父の手を握ったり、散らかった雑誌を重ねたり

脱ぎ捨ててあったパジャマをさりげなく畳んでくれとる姿を見て



俺はこいつを選んでよかったと


世界一出来た嫁やと


心から思った
ありがとうなって


こんな女を親父に紹介できて本間によかったと


さやかはやっぱりいい女やね

⏰:09/06/24 00:55 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#639 [t]
            親父にまた近いうちに来ると話をして後にした

道代おばちゃんには電話で報告する事にした


道代おばちゃんは自分の事のように喜んでくれた

道代おばちゃんがさやかと電話したい言うて騒いどるから

さやかに話させた


さやかと道代おばちゃんは仲良くなったみたいやった

道代おばちゃん



さやかおばちゃん(笑)


⏰:09/06/24 01:00 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#640 [t]
            ▼さやかの妊娠?

その日は荒らしのように風の吹き荒れた日やった。

『うをぉサミイーな今日』

あまりの寒さに窓をガラガラと閉めた時やった


『…タクちゃん』

『おー?どした』

『あのさぁ、さやか最近食欲ないの…』


『…ふうーん、いつも食い過ぎとるで丁度いんちゃあん?』

⏰:09/06/24 13:29 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#641 [t]
            ソファーに腰を下ろした俺の横にさやかも座った

『違うのなんか食べてる時に気持ち悪くなったりすんの…吐き気とか!!』

語尾を荒げるさやかに俺はようやく耳を傾けた


『…ん、気持ち悪いん?今は?』

『うん。今、大丈夫』

『なんでやろ風邪か?』

『わかんないんだぁ』

『病院行くか?』

『…うん連れて行って、ごめんね』

⏰:09/06/24 13:32 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#642 [t]
            (なんやろ大丈夫かな…)

さやかは着替えようとしとった


『病院やからジャージのままでいんちゃう?』


『…わかったそうする』

言われてみればやけど
確かにさやかは様子が変やったかもしれん


いつもだるそうに寝とる事が最近多かったし、
飯もあんま食べとらんかもしれん


よくよく考えると心配やったからとりあえず病院に行く事にした。

⏰:09/06/24 13:34 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#643 [t]
            (きっとまた変なダイエットでもしたんやろ…)


こんな事を考えとる時やった


『…あの、タクちゃん?』

『なんや気持ち悪いか?』


『…違うの、産婦人科に連れて行って?』


『は!?産婦人科?』

⏰:09/06/24 13:36 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#644 [t]
            さやかは一瞬黙った後に口を開いた

『…もしかしたら…って思って…生理も来てないから。ちょっと遅れてるだけって思ってたけどもしかしたら妊娠のせいかも!って思って』


『…本間に?!それやったら絶対産んでな!!』

『え、うん…いいの?』

『当たり前やろが!!俺の子やろ産んで欲しいに決まっとる!!』


『いやっまだ決まった訳じゃないからさ、でもよかった☆そう言ってくれて…』



さやかは嬉しそうに笑った

俺も具合悪いんやなかったんやとホッして笑った

⏰:09/06/24 13:39 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#645 [t]
            俺はもしかしたら…
なんて考え始めたら

わくわくと緊張で耐えれん気持ちやった


そして俺は産婦人科に車を軽快に猛スピードで走らせた。


さやかは俺の腕を掴んだまま真っ直ぐな目で前を見とった


『なに、さやか緊張しとんの?』

『う、うんちょっとね…』

『なんでやねん、力抜いとけ筋肉痛なるで(笑)』

⏰:09/06/24 13:42 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#646 [t]
            確かその日は、やけに混んどる日で渋滞にはまった


でもこの日は絶対に煙草は吸わんかった



さやかに赤ちゃんがおるかも知れんから



強い突風と嵐の中、車は産婦人科に着いた。

⏰:09/06/24 13:43 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#647 [t]
            病院独特のあの、いや〜な病院臭を嗅ぎながら待った


『なんか飲むもん買ってくるわ、さやか飲む?』

『うん、でも全部飲めないからタクちゃんの飲む』


『わかった、待っててな』

っと

自販機からソファーまでほんの数分離れた間に


さやかは呼ばれたようやった。

⏰:09/06/24 13:46 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#648 [t]
            俺は中には入らんで置こうと思ったんやけど、

さやかは俺も一緒にと引っ張った


そこには白髪のおっさんと若い看護婦、ベテランであろう看護婦がおった

医『今日はどうしました?』

『……。』

さやかは訴えるような目で俺を見とった。

⏰:09/06/24 13:48 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#649 [t]
            『さやか、どこがどうなんか自分でいいな』


さやかは食べると気持ち悪いとか、寝てて体が重いとかいつも眠いとか、そんな事を話しとった


医『ほぅほう。妊娠の初期症状に似てますので
検査をしてみましょうか、でわお連れ様は外でお待ち下さい』


っと

俺は愛しのハニーハントを置いて仕方なく外で結果待ちとなった

⏰:09/06/24 13:49 📱:F906i 🆔:caTu45VE


#650 [我輩は匿名である]
頑張って下さい

⏰:09/06/24 13:54 📱:F02A 🆔:Qvn13NNo


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194