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#551 [t]
:09/06/20 15:18 :F906i :ilqHaEgY
#552 [我輩は匿名である]
最高です、この小説
頑張って下さい
。。。
:09/06/20 19:00 :F01A :EAoGl4k.
#553 [t]
:09/06/21 00:33 :F906i :xvdBqddw
#554 [t]
>>546続き☆
その日は
ホーンテッドやスプラッシュマウンテン
スペースシャトル
ビッグサンダーと
次々、並んで10個ぐらい乗れたやろか
さやかは夜のパレードが楽しみやと言っとった
俺もや!と返した。
並んどる間さやかは俺の手を一度も離さんかった
:09/06/21 00:45 :F906i :xvdBqddw
#555 [t]
俺は空いとる左手で何度もポケットの指輪に触れた
そして右手でさやかの左手の薬指を何度も確認した。
細い指
強く握ったら折れてしまいそうや
小さな身長
俺の腕に入ったら腹ん中入ってしまいそうや(笑)
:09/06/21 00:47 :F906i :xvdBqddw
#556 [t]
あご乗せてよりかかったらさやかはすぐ
『重いぃ゙〜!』て言うねん
だから俺もさやか寄りかかってきたら
『重い苦しい〜息出来やん〜ギブギブっ』
て返す。
:09/06/21 00:51 :F906i :xvdBqddw
#557 [t]
俺らこんなん何回も繰り返すで
かいと竜さんむっちゃ笑ってんのな
アホやろ?(笑)
でもなこんな事しとるこの時間が幸せやったんやろね
その時は当たり前過ぎて気付かんもんなんやね
:09/06/21 00:53 :F906i :xvdBqddw
#558 [t]
さやかはポップコーンをぶら下げながらこう言った
『ビッグサンダーでね!下りでキスすると、いい事あるんだって!!美喜ちゃんが言ってたの』
竜『あぁ、それ俺も聞いた事あるー』
か『DLそう言う言い伝え?的なのいっぱいありますよねー』
俺『みたいやなぁ〜、んな、さやかやって見ようや』
。
:09/06/21 00:56 :F906i :xvdBqddw
#559 [t]
『うん☆やってみよぅ!!』
っと
確かにこいつは言いよったはず…なんだが(笑)
俺『どうする?よだれだらーんてなったら(笑)』
さ『え、汚いぃ!でもそれでもするよ(´・ω・`)』
俺『ふうーん(笑)』
:09/06/21 01:00 :F906i :xvdBqddw
#560 [t]
ようやく俺らが乗れる時がきた
さやかは最初キャピキャピして両手をあげとったけど
だんだん早くなるに連れて話さんくなっとった
俺『さやか後ちょっとで1番デカい下りやでー!』
さ『ねぇ、無理怖い!!やっぱり出来ないや!!』
俺『はあ?なんでやしー!』
さ『だってむやみに動けないんだもんんー速いーよー!!あー』
。
:09/06/21 01:03 :F906i :xvdBqddw
#561 [t]
っと。
馬鹿なさやかは俺の腕を掴んだまま
動けなくなったらしい。
仕方ないから俺がほっぺに長々としてやった
しばらくしてさやかの悲鳴と共に走っとった
ビッグも止まって出口に向かった
:09/06/21 01:06 :F906i :xvdBqddw
#562 [t]
さやかは外に出るなりポップコーンを揺らしながら言った
『これ、こんな速かったっけー?久しぶり乗ったからかな!速かったーぁ☆』
と息を切らした
え?
もちろん俺は不機嫌(笑)
:09/06/21 01:09 :F906i :xvdBqddw
#563 [t]
さやかはしょんぼりした顔で口を開いた
『あ゙ーごめんね!ごめんね?でもほっぺにしてくれたよね?うーもお、本当ごめんってば』
俺『うるせーよへたれ!!』
さやかに無理矢理おんぶして押しつぶしてやった
すると。
さやかは俺は怒ってないと判断してまた笑った
:09/06/21 01:11 :F906i :xvdBqddw
#564 [t]
でもさやかはまたしょんぼりした顔に戻った
『いい事なくなっちゃったかなぁ〜?』
俺『そんなん大丈夫!あるから心配すんなー』
か『さやちゃんって素で小学生見たいだなー』
竜『なー可愛いカップルだよなー(笑)』
。
:09/06/21 01:13 :F906i :xvdBqddw
#565 [t]
さ『小学生?そんな小さくは無いでしょっ(゚Д゚)それとラブラブなんだょね!ね、タクちゃん☆』
俺『いや、さやかがベタ惚れなんやろ俺に、なあ?(笑)』
『うん!そうだよっ大好き!!』
俺『おーれーもー』
素直な返事に俺は照れを隠せんかった
竜さんとかいは暑い暑いと去っていった
俺とさやかワールドは果てしなく暑いでな☆★☆
:09/06/21 01:15 :F906i :xvdBqddw
#566 [t]
さやかは大きなキャラメルポップコーンを
探検隊のようにぶら下げとるのが重くなったらしく
俺にコーレ!とかけた。
どうやらかけとると動きにくい事に気づいたらしい(笑)
:09/06/21 01:18 :F906i :xvdBqddw
#567 [t]
『もう夕方だねー!パレード場所とりしよぅよー近くで見たいっ』
さやかがベストなタイミングでパレードに触れた
竜『あー、だよなー!』
か『シンデレラ城の前らへんいいんじゃないっすか』
さ『あぁいいね☆シンデレラ城の前にしよぅ!』
。
:09/06/21 01:20 :F906i :xvdBqddw
#568 [t]
よっしゃ!!
自然にシンデレラポジションげっとん☆!
俺『あいよーミッキーの影見えるとか何とかやなんな確かシンデレラ城って』
か『じゃあそこがいいっすかねー』
さ『うん☆そこにするぅ!早めに場所とりにしなきゃぁ!』
。
:09/06/21 01:22 :F906i :xvdBqddw
#569 [t]
俺『さやか、この辺でええの?』
『うんいぃ場所ー☆さすがにまだ場所とりやってる人少ないねぇ?』
竜『だなー!ちらほらいるぐらいだもんな』
さ『あ、てかさやか飲み物買ってくるね〜』
。
俺『あかん一人で行くな危ないから待っとって』
。
:09/06/21 01:24 :F906i :xvdBqddw
#570 [t]
んじゃ行くか(´・ω・`)
俺『おう、竜さんとかいなんか飲む?』
か『炭酸なら何でもいーっす』
竜『じゃー俺もかいと一緒でいいや、悪いな』
俺『あいあーい』
歩き始めてすぐさやかは手を繋いだ。
:09/06/21 01:26 :F906i :xvdBqddw
#571 [t]
竜さんとかいが見えなくなってすぐ
さやかは甘えモードになっとった
タクちゃん、タクちゃんて用も無いくせに呼んでぐずっとる
俺『さやか何にする?』
『タクちゃんが決めたのがいぃ〜さやか決めらんない』
っと。
こんな調子だ
:09/06/21 01:28 :F906i :xvdBqddw
#572 [t]
俺『えーんな、イチゴミルクにする?さやか好きやろ?イチゴ』
さ『うんそうするぅ!』
俺『よし、んなイチゴミルクで』
さやかは一口飲んですぐ
『美味しい〜世界1美味しいよコレきっとー☆!!』
と満足した様子やった
:09/06/21 01:29 :F906i :xvdBqddw
#573 [t]
続きまたあした
リアルで読んでくれとった人おったら
ありがとう
:09/06/21 01:31 :F906i :xvdBqddw
#574 [あ―ちん]
楽しみにしてます♪
:09/06/21 01:39 :W61CA :tgfOoKF6
#575 [t]
:09/06/22 00:14 :F906i :FwQcJX9c
#576 [t]
>>572続き☆
………
1時間も経つと俺らの後ろも横も人で溢れかえった
あと15分程度で始まると合図が合ってからが妙に長く感じとる時やった
大きな音と共にキラキラと光る車が何台も向かってきとった
さやかは大興奮しとった。
:09/06/22 00:20 :F906i :FwQcJX9c
#577 [t]
『やばいやばい!見えてきたよっわぁ可愛いーやばいーすごぉーいー☆』
俺『やばいなーむっちゃ光っとるもんコレ、てかミッキーがなんか喋ってんでー聞いてみ?さやか』
『本当だー何か聞こえるねー!ねぇミニーちゃんだぁ☆可愛いすぎるよーどぅしよ、もうちょっとでさやか達の所来るよー!きゃあーっ可愛いー』
まぁきっとよくあるカップルの光景やね。
:09/06/22 00:22 :F906i :FwQcJX9c
#578 [t]
俺『なぁー!!さやかー!!写真とる?』
音がデカすぎて叫ばんと聞こえんざわつきやった
『うんパレード来たらすぐ撮って!☆』
か『タクマさん、俺撮りますよ!2人並んでほら早く!来ちゃいますよ』
俺『おう、悪いなあんがとー』
。
:09/06/22 00:25 :F906i :FwQcJX9c
#579 [t]
パシャ
パレードが来た時にさやかとの写真が撮れた
さやかは俺に思いっきり横から抱きついとって
幸せたっぷりの笑顔しとった
俺はミッキーのハーイのポーズをとったふざけた野郎に写った
いい写真やよ
今でも大切な写真や
プロポーズ前の最後の
ツーショットやから。
:09/06/22 00:29 :F906i :FwQcJX9c
#580 [t]
パレードはあっという間に通り過ぎて
パレード中にプロポーズ出来る時間はあらへんかった
せやからパレードが終わった今こそがプロポーズの最大のチャンスや!
竜さんの耳打ちに体が震えるのが分かった
【そろそろいけよ!】
:09/06/22 00:33 :F906i :FwQcJX9c
#581 [t]
大きく深呼吸した後むせかえりそうになってんけど
我慢して話を始める事にしたんや。
(っしゃいったれオレ!!)
『…さやか!話があんねんけど』
髪をとかしとった手がぴたりと止まって
さやかは俺を見た…。
:09/06/22 00:35 :F906i :FwQcJX9c
#582 [t]
『あんな、俺とさやかは今もう3年一緒におるやんか?』
『うん』
『でな、これからもずっと一緒にいたいし一生俺といてほしいねんな』
『…うん』
『さやかが嫌な事あったら俺が笑かしたるし、俺はさやかがおったらどんな事も乗り越えられる自信あんねん』
『うん』
。
:09/06/22 00:37 :F906i :FwQcJX9c
#583 [t]
『……俺は…』
この時もうさやかの顔すら見てられんくてさやかの肩を見て話した
『本間にさやかが大好きやし本間に愛しとる、お前しか考えられん。やから仕事も変える、せやから俺の嫁になってほしい、俺と結婚してください』
。
さやかはびっくりした顔で、えっえと
かいと竜さんと俺を見た。
:09/06/22 00:41 :F906i :FwQcJX9c
#584 [t]
『えっ……あの、…本当のプロポーズだよね?』
『当たり前やろ。てか本当のプロポーズってなんやねんw本当って』
『えっだってなんか、すごい嬉しい、信じられない』
『答えはいつでもええ、俺、ずっと待っとるから』
。
:09/06/22 00:44 :F906i :FwQcJX9c
#585 [t]
『…いや、あの…あたしでよければ結婚してください!ずっと一緒にいたい!大好き★あたしも大好きだよ!!』
『…!!うわあ、よがった〜』
俺は即答してくれんさやかに正直戸惑いでいっぱいになっとった全身の力が抜けた
さやかが俺の嫁…
あぁなんて幸せなんやろ。
:09/06/22 00:47 :F906i :FwQcJX9c
#586 [t]
座りこんだ俺に向かって
『おめでとー!!!』
かいと竜さんは
うぇ〜いこのこの〜
の
下りをやってくれてウハウハした
そんな俺らの隣で
さやかは立ったまま涙をぬぐっとった。
:09/06/22 00:50 :F906i :FwQcJX9c
#587 [t]
俺『えーなんやーさやちゃん、おいで?』
座ったまま両手を広げて待つ俺に
さやかはダイビングしてきた
あ、そや★
っと
その時さやかに指輪を渡してはめた
やっぱりさやかに似合う
:09/06/22 00:51 :F906i :FwQcJX9c
#588 [t]
『さやか可愛い(´・ω・`)可愛いかわいい
』
っと言った最後泣いちゃうニュアンスで
尋常じゃない愛しさに我慢出来ず
一目も気にせずさやかを全身の力で抱きしめてゆすった
『い゙たいよぉ゙ ちょっと待ってタクちゃんみんな見てる』
『嫌だ待てん、離れんでさーやちゃーん』
。
:09/06/22 00:55 :F906i :FwQcJX9c
#589 [t]
『わかったょ〜でも、離れるわけじゃないから1回立とう?ね?』
渋々立ってからも俺はさやかにぶっちゅあ〜!
とキスをかました
『も〜やばいよばかぁ』
俺『結婚したら幸せなろな』
『もちろんっ!ありがとうタクちゃんさやか幸せだよ』
。
:09/06/22 01:03 :F906i :FwQcJX9c
#590 [t]
『さやか〜可愛いさやか〜無理もう我慢できん、さやかーくっつきたい』
竜『おいおい、タクマー行くぞーお祝いは別の場所でやんぞ!!な?』
か『今日は飲み明かそー!!』
さ『もー(´・ω・`)タクちゃん行こう?ハイ!』
っと
浮かれとる俺に向かってさやかは自分の小さな右手を俺に差し出して
俺はその手を掴んでTDLを後にした。
:09/06/22 01:06 :F906i :FwQcJX9c
#591 [t]
その日は居酒屋で一日飲み明かした
さやかと俺の今までの話をいっぱい聞かせた
もはや自慢大会やね
さやかは本間にいい女
さやかの作るハンバーグと煮物は世界一うまい
可愛いし優しいし家庭的やし
わがままやけどそんなん許せるわ俺
だって好きなんやもん
:09/06/22 01:09 :F906i :FwQcJX9c
#592 [t]
だって俺の嫁やもん
俺しか聞いてやれんのやでわがままぐらい聞いたる
夕方にはまた地元に戻ってまた出勤や
今月で足を洗う事にする夜の世界
夜の世界から急に消える人ってよくいるって聞いとったけど
俺もその一人なんかな?
:09/06/22 01:13 :F906i :FwQcJX9c
#593 [t]
こんな事を考えると寂しい気もした
仕事で出逢った客、
出逢った仲間
嫌な思い出
いい思い出
振り返ると少し涙ぐんだ
結構好きやったで歌舞伎町
この日の営業は気合いいれてラストまで迎えた。
:09/06/22 01:14 :F906i :FwQcJX9c
#594 [t]
▼カウントダウン
この日から結婚までの
カウントダウンが始まったんや
さやかは後少しで俺の仕事が終わると分かってから上機嫌やった
俺はヤキモチ妬かんくなったさやかに
少し寂しい気もあったんやけど
さやかが不安になるよりはいいかと思っとった
。
:09/06/22 01:19 :F906i :FwQcJX9c
#595 [t]
プロポーズの日から1週間後。
お互いの親に挨拶と言う恒例の行事を迎えたんや
俺とさやかの両親は数回しか会った事あらへん
ろくに話した事すら…
せやのに久しぶりに顔見せて娘さんを下さいなんて言うて
オッケー!!
なんて言うてもらえるわけないよな?
:09/06/22 01:23 :F906i :FwQcJX9c
#596 [t]
あ、そうや俺の母親はおらんと昔さやかに言っとったから
この事をさやかに言う必要はあらへん
いつもやったら俺がさやかを迎えに行くのに車を走らせるんやけど
今日は大事な日やからさやかが俺のコーディネートしてくれるんやって
せやから俺はなんもしとらん
ジャージのまんまや。
:09/06/22 01:25 :F906i :FwQcJX9c
#597 [t]
【ピンポーン】
俺『おー、待ってー!あいよー』
右手で跳ね返したドアを押さえたままさやかが入るのを待った。
『あ、ありがとう!』
なんとなく緊張したそんな空気が一瞬にしてうろついた
すぐに蹴り飛ばしてやった
俺『…スーツでええかな?』
『う〜んとりあえずいつものスーツ着てみて?!』
『おう』
。
:09/06/22 01:27 :F906i :FwQcJX9c
#598 [t]
スーツ着るのなんかもう慣れたもんや
パッパッと袖を通して頼まれとらん髪のセットまで軽快に済ませた
『待った待った待った!』
俺『なんや?』
『タクちゃん…その、やっぱりホストにしか見えないねスーツ着たら余計に…』
(や、やっぱりそうなっちゃいます?)
:09/06/22 01:29 :F906i :FwQcJX9c
#599 [t]
『え、あーそうやな。どこをどうしたらいんやろ?アクセとればいんかな?』
『あっそうだよ、外したら普通のスーツに見えるかも♪!』
『わかった外す』
『んんぅ…?まだホストにしか見えない、髪型かな?いや、シャツのボタンだ!きっと…それだぁ』
『あぁ。髪は、ねせればいいんやな?後、ボタンは上まで…どうだ?』
。
:09/06/22 01:31 :F906i :FwQcJX9c
#600 [t]
『ん〜なんだろ、かっこいい』
『えへへ
(笑)』
(いやいや照れとる場合ちゃうw)
『なんやねん急に(笑)』
『なんだろちゃんと着てもなんか真面目に見えないっていうかなんかホストみたいなっちゃうって言うか〜てかまぁ実際ホストなんだけどね〜』
『なにが言いたいんやし!んな俺どないしたらええのん?』
。
:09/06/22 01:34 :F906i :FwQcJX9c
#601 [t]
『…いや、着崩してるわけじゃないし顔そのものがチャラ顔なんだきっと!(笑)フフフ、しょうがないわそれわ!後は会話さえしっかりクリア出来れば問題ないよっ!♪ね?』
うん(´・ω・`)しょぼーん
と言った表情でどんよりと座り込んだ
『あかんかったら嫌やなー』
:09/06/22 01:35 :F906i :FwQcJX9c
#602 [t]
結局、タンスの奥から引っ張り出した無地に近い黒Tシャツに白のパンツにジャケットと言うファッションにした
俺『よし行くか!』
『うん行こっ…か』
『んー?なに腹痛い?』
『違う、大丈夫かなって…もし認めてもらえなかったら…け、結婚できないのかな?』
『大丈夫や!!1回で認めてもらおうなんて思っとらん俺は。ダメやったら認めてもらうまで変わり続けるしかないやろ、もう俺に選択肢は無いでな!さやかしか好きになれんから。力抜いて行こう!な?さやかにとっては実家に帰るんやから安心した気持ちでいろ』
。
:09/06/22 01:42 :F906i :FwQcJX9c
#603 [t]
っと言うとさやかはすぐに安心してくれた
『ゔん…わ゙がった』
『泣いたら鼻水でんでー!!』
『タクぢゃん゙が吹い゙て』
『甘ったれんなボケ!』
わしゃわしゃとタオルで吹いてやるとこれタオルだよぉー汚いぃーって文句言っとった
吹いてもらっといて何様やねんさやかわ
:09/06/22 01:44 :F906i :FwQcJX9c
#604 [t]
車の中では自己紹介の練習しとった
あ、言い忘れとったけどさやかの実家は埼玉
あ、別に言わんでもいいか(笑)
『さやか高速乗る前になんか食べる?』
『うんヨーグルト食べる』
『ヨーグルト?いらんそんなもん、ご飯の話や』
『え〜だってヨーグルトがいいんだもん』
。
:09/06/22 01:47 :F906i :FwQcJX9c
#605 [t]
『なんでちゃんと食わんのー?んな俺ステーキ食ってもさやかヨーグルトな?ええのけ?』
『それは嫌だあ!タクちゃんはコーヒー飲んで!』
『アホかお前わ!オムライス食ったらいんちゃん?好きやろ?』
『うんじゃあそうする!後ケーキもね!』
俺『はいはい、ケーキもねーはいよー』
『ねぇチョコのケーキある所ね?ね?』
『はいはいはいチョコケーキね、待ってな店探すから』
『うん★!』
:09/06/22 01:48 :F906i :FwQcJX9c
#606 [t]
さやかはデブのくせにケーキケーキ言うてんの
んまー普通にどこがデブなんか分からんけどな(笑)
俺もからかっとるだけやけど(´・ω・`)
だって痩せたいとか言うてるくせに
チョコケーキやと
痩せる気ゼロですこのコブタちゃん
あ、ごめんさやか
:09/06/22 01:53 :F906i :FwQcJX9c
#607 [t]
『…っさやか!さーやか!!』
ちゃっかり高速の間に眠ったさやかを叩き起こす
『家このへんやんな?』
『…ほえ(´・ω・`)あ、うんそぅ。2個先の信号右に曲がったらすぐさやかん家!てか、あれ早いね』
『そらー寝とる奴にとったら早いわなー』
『う〜んごめんん』
(´・ω・`)←こんな顔のさやか
可愛いやろ?(笑)
:09/06/22 01:55 :F906i :FwQcJX9c
#608 [t]
『ちゅーしてさやか
』
『え、なにゆってんの信号だよ今』
『いいやん早く!一人で運転したんやで俺』
『え〜でも』
さやかはバックミラーで一度後ろを覗きこんでから
俺にキスをした。
:09/06/22 01:57 :F906i :FwQcJX9c
#609 [t]
ほんの一瞬だけ
触れたか触れへんかぐらいのキス
そんなんありえーん
っと。
さやかの頭を撫でながら一回だけ舌をいれてやめてやった
それからさやかは家の前でもう一回だけキスをせがんだ
いやんエッチ
それからインターフォンに手をかけた
:09/06/22 01:59 :F906i :FwQcJX9c
#610 [t]
眠さばいやー
リアルタイムで読んどった人おる
?
おったらもう寝なさい
んじゃ
:09/06/22 02:01 :F906i :FwQcJX9c
#611 [あ―ちん]
またまた続き
楽しみです(、∀`)
:09/06/22 02:38 :W61CA :OPj.YEPc
#612 [t]
:09/06/22 13:56 :F906i :FwQcJX9c
#613 [t]
>>609続き☆
さやかが俺より少し前に立ってドアが開くのを待た
俺の手をしっかりと握ったまま…
母『はいは〜い』
さ『お母さんあのね今日っこないだいっ…』
俺『…あ、お久しぶりです。突然お邪魔してすいません、今日はお話しがあってきました。今日はお話しできるお時間ありますか?』
こんな事をきっと時間をかけて話したはず。
:09/06/22 13:59 :F906i :FwQcJX9c
#614 [t]
母『…あら、?大丈夫よちょっと前にさやかからあなた達が来る話を聞いているわ。どうぞ上がっていって』
俺『はい…すんませんありがとうございます』
さ『タクちゃんっ』
さやかはギュッと俺の後ろから抱きついて
『ぜったい好印象だよっファイト!!』
て言ってくれた。
:09/06/22 14:01 :F906i :FwQcJX9c
#615 [t]
『本間に?よかった〜』
とわざとさやかの耳元で小声で伝えると
さやかはくすぐったいと言った顔で俺を玄関の中へ押し込んだ
とりあえず最初の挨拶は★3つやな!(笑)
きっと…きっと…。
:09/06/22 14:03 :F906i :FwQcJX9c
#616 [t]
母『お父さんまだいないのよ後1時間ぐらいで帰って来ると思うわ』
『あっはい分かりました。すんません本間に…。
突然来て色々気使わせてしまって…』
母『いいのよ〜そう言えばきちんと話した事ないわね〜さやかったら紹介もろくにしないし、実家に顔だしもしないから。なんにも分からなくて。ご実家はどこなの?関西なのかしら?ご両親はどんな方なの?』
さやかのママはちょっとパキパキとしたザマスお母さんを想像してくれ。
:09/06/22 14:07 :F906i :FwQcJX9c
#617 [t]
(お、おかあさんはどんな人?あぁ、母親か…)
『いえ、生まれは北海道なんですけど物心付いた時期は丁度関西に住んどったんです。オレ、いや…あの…僕の家は僕が9歳の時に離婚してます
本間に恥ずかしい理由で母親はいません
それと親父は今入院しとるんです
ですからその、僕の両親を紹介するのはとても難しくて…すんませんこんな話
俺はマイナスの面も最初から出したろうと思っとったからすべてを語る事にした。
:09/06/22 14:10 :F906i :FwQcJX9c
#618 [t]
さやかのお母さんの表情が曇ったのが分かった
ああ、やっぱりな
こんな話せんときゃよかったかな
『…そう、そんなご両親では大変だったでしょうね。辛かったでしょう』
と俺に投げかけた。
両親を馬鹿にされた気がして正直俺は複雑な気持ちになった
:09/06/22 14:13 :F906i :FwQcJX9c
#619 [t]
気まずくなった空気を破って話したのはさやかママやった
母『そうだ、お父さんに電話しておかなきゃね。婚約者になった彼氏さんなんか急に見たらびっくりしちゃうものね』
俺はさやかパパとは、
去年の正月とお盆に2回しかあった事あらへん
こんなんでいいんかいな。
:09/06/22 14:19 :F906i :FwQcJX9c
#620 [t]
沈黙が続いて15分が経った頃やった
『ただいま〜』
っと
ど渋い声が聞こえてた
さやかパパや!!
ドドドドドドドドド!
俺の心臓はピークに達そうとしとった
心臓『ひ、ひひぇ〜俺らはぇえ!動きはぇー』
。
:09/06/22 14:21 :F906i :FwQcJX9c
#621 [t]
オレは急いで立った。
俺『…お邪魔してます。突然訪ねてしまってすいません』
父『ああ、久しぶりだな。まあまあ、座って座って』
さやかのお母さんはさっき俺が打ち明けた事実を丁寧にお父さんに伝えてくれとった
オレはさやかママの静かな声に耳を傾けながら
静かにアメの缶を見つめて待った
:09/06/22 14:25 :F906i :FwQcJX9c
#622 [t]
さやかパパは話を全部聞いた後に体制を整えて口を開いた
『…そうか、…いきなりだが結婚の理由は子供か?』
俺『いえ、違います』
『そうか、なら純粋にさやかとの結婚を望んでるんだな?』
単刀直入に質問が飛んでくるもんやから
俺はドギマギしながら答えた。
:09/06/22 14:27 :F906i :FwQcJX9c
#623 [t]
『もちろんです』
さやかパパは表情をぴくりとも変えずにまた口を開いた
『仕事は変えるんだろうな?』
『はい、今月で歌舞伎町から足を洗います』
『…次はなんの仕事に着く予定なんだ?きちんとした仕事が出来るのか?』
『はい、現場の仕事に着こうと思っています』
『そうか、まだ若いからな。…お前はさやかの事は大事に出来る自信あるのか?』
。
:09/06/22 14:36 :F906i :FwQcJX9c
#624 [t]
…俺はさやかパパに向かって話を始めた
さやかさんとは、今付き合って3年目になります。
今までを振り返ってもさやかの事はすごく大事で俺には必要です。
僕はお父さんからさやかを取りたいとかそんな気持ちは一切ありません。
でも僕の力でもさやかを幸せにしてやりたいです。
これから先も1番近くにいてやりたいです。
:09/06/22 14:40 :F906i :FwQcJX9c
#625 [t]
せやからさやかさんと結婚させてください…。
数回しかお会いした事ない僕なんかにさやかさんを任せるのは不安なのは承知の上です。
でも俺は今日認めてもらえんかったらまた来ます!
本間に結婚したいんです…さやかが好きやから。お願いします
俺は人生で初めて土下座で人に頭をさげた
:09/06/22 14:41 :F906i :FwQcJX9c
#626 [t]
頭を下げる俺に向かって
さやかのお父さんはゆっくりと口を開いてくれた…。
……お母さん、俺は
さやかをタクマくんに任せようと思う。
どうだ?
。
:09/06/22 14:50 :F906i :FwQcJX9c
#627 [t]
すると、さやかママは綺麗な顔で口を開いた
お父さん…、
お父さんが言う事に間違えわないと思うわ。
私はさやかとお父さん、それからさやかとお父さんに認められたタクマくんを信じて…
賛成するわ、お互い今以上に幸せになりましょう?
ね、さやか
と
さやかのお母さんは静かに綺麗な涙を流して返してくれた。
:09/06/22 14:53 :F906i :FwQcJX9c
#628 [t]
俺はさやかを
その瞬間にさやかを
一生懸命大事にしたい
俺が生きとる限りさやかを
不幸にはさせやん
そう誓った
:09/06/22 14:55 :F906i :FwQcJX9c
#629 [t]
そう誓った
そう神様に心から誓った
…はずなのに。
けっきょく俺は…
さやかを幸せに出来たんやろか?
:09/06/22 14:56 :F906i :FwQcJX9c
#630 [t]
なあ。天の神様
もう一度だけ
俺が天にお願いしていいのなら
さやかをまた
両親の隣に戻してほしいんだ。
:09/06/22 14:57 :F906i :FwQcJX9c
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