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#291 [t]
俺はすぐにベッドでうつ伏せに寝るさやかを発見した。
俺『さやか?さやか?』
『……』
俺『さやかごめんな急に来て。でも俺、直接話さなあかん事やと思って…』
『……』
:09/06/14 00:57 :F906i :jRY.nLYU
#292 [t]
『さやかこっち見て!』
俺はさやかの体を少し強引に起こした
さやかは俯いたまま口を開いた
『話って…なに』
さやかは俺の様子が気になったのか俺の顔を一瞬だけ見た
:09/06/14 00:59 :F906i :jRY.nLYU
#293 [t]
さやかの目は真っ赤っ赤に腫れ上がっとって
目から今にも涙が溢れだしそうやった
(ごめんなさやか…本間に違うんやってな)
『さやか話聞いてくれん?』
:09/06/14 00:59 :F906i :jRY.nLYU
#294 [t]
『無理無理、ありえないから!早く帰ってよ!もう二度と顔見たくないからもう』
俺はこれは切りがないと
さやかを抱きかかえて俺と向き合うように
膝の上に座らせた。
:09/06/14 01:00 :F906i :jRY.nLYU
#295 [t]
その瞬間さやかは俺を強く掴んだまま泣き始めた。
『さやかよく聞いて?』
俺はさやかの頭を撫でながらゆっくり話をはじめた。
さやかが見た女であろう女は元カノであると。
:09/06/14 01:02 :F906i :jRY.nLYU
#296 [t]
それから子供の事も。
酔いつぶれてしまった事も、
証拠がほしいんやったら俺はその日の営業の実績を全て見せるとも言った
さやかはうんうんと頷いた
そしてこう言った。
:09/06/14 01:03 :F906i :jRY.nLYU
#297 [t]
『…そうだったんだ…さやか全部受け止めてみるよ…。子供の事もね、さやか昔の事全部話してもらえてよかった。辛いのに話してくれてありがとうねでもタクちゃん…今はさやかの事が好きなんだよね…?』
『当たり前やろ。さやか大好きやから安心して!な。本間にごめんな…こんなぐだくだして。さやかに辛い思いさせてるんは、俺分かってんねや。本間にごめんなさやか…』
:09/06/14 01:05 :F906i :jRY.nLYU
#298 [t]
『よかった…うんいいよ…さやか本当の事知れてよかったし!タクちゃんは、昔はチャラくていろんな事あったかも知れない、でも今は違うもんね。。さっきはごめんね…?』
さやかは泣きながらこんな事を話しとるうちに
いつの間にかぐっすり眠りについた。
:09/06/14 01:05 :F906i :jRY.nLYU
#299 [t]
さやか疲れたな今日は…おやすみさやか。
さやか絶対辛かったはずやのにね
でもさやかは俺の話を受け入れてくれた
俺はどこまで人を傷つけたらこんな生き方直るんやろ
ねー、でもオレさやか
だいすきやで本間に
:09/06/14 01:07 :F906i :jRY.nLYU
#300 [我輩は匿名である]
頑張れーたくさんマジカッコイイ
頑張って更新お願いしますP
q・∀・
)
:09/06/14 03:21 :SH903i :QhBRGJDQ
#301 [t]
>>300なにがやねん
w
いや、そんな意見があるとは思わへんかった
息子が昼寝タイムやで更新しますわい
:09/06/14 17:25 :F906i :jRY.nLYU
#302 [t]
▼凸凹コンビの愛
ここでちょっとした紹介。
さやか149センチ
俺177センチ
凸凹コンビなのだ
色んな事件がありながらも、
俺らは相変わらずらぶらぶな毎日を送っとった。
:09/06/14 17:28 :F906i :jRY.nLYU
#303 [t]
いつの間にか竜さんのアパートに4人でいる事が多くなった
そしてその頃
いつもぐうたらしとったさやかが最近働きたい!
と言い始めた。
:09/06/14 17:29 :F906i :jRY.nLYU
#304 [t]
俺は不思議に思いながらも、さやかがやりたいならと思っとった
さやかは自分でどこからか求人広告を持って来て
やる気まんまんやった
そしてまたコーヒーレディに決めたみたいやった
俺はそんな可愛いらしい仕事は反対やと強く押し続けたけど
時給がいいから!とさやかは強く粘った
:09/06/14 17:31 :F906i :jRY.nLYU
#305 [t]
ある日さやかが今日は早く帰ってきて!絶対!
と念を押す日があった。
もちろんその日の俺は
アフターの予定はいれずに
スペシャルな特急機に乗って急いで帰った。
:09/06/14 17:32 :F906i :jRY.nLYU
#306 [t]
『さやかー!!さやかー!!ただいまぁー!』
と鬼の用に名前を連呼する俺
『はーい!おかえりータクちゃん!約束守ったね♪』
ゼーゼと息を切らした子犬のような俺は
さやかからのアメリカンキッスを待った。
:09/06/14 17:33 :F906i :jRY.nLYU
#307 [t]
そして幸せな数分をたっぷり過ごした後
さやかは真剣な顔で俺を見てこう言った
『今日は〜なんと〜プレゼントがあるのです!!』
俺『あ?プレゼント?まじで?なになに!どれどれ』
『ゴホン。えっと…
ちょっと抱っこして』
(????)
:09/06/14 17:35 :F906i :jRY.nLYU
#308 [t]
俺『…(笑)なになになにー!抱っこー?』
俺は言われるがままにさやかを抱っこすると
ひょいと棚の上からさやかは何かゴソゴソと
取り出したようやった
:09/06/14 17:37 :F906i :jRY.nLYU
#309 [t]
俺『なんやそれ』
『はい降ろしていいよぅ〜!そして開けてくださ〜い』
ピンクの包み紙を開けるとそこには
俺が前から欲しがっとった腕時計と
ネックレス、アルバムとパジャマのペアルック
やらがひょっこり顔を出した
:09/06/14 17:38 :F906i :jRY.nLYU
#310 [t]
俺『さやか…これ、』
『へへへー!覚えてるぅ?今なに欲しい?て前に聞いた時にね答えた奴だよタクちゃんがぁ!!』
俺『覚えとる覚えとる!
あ゙ーもぅ!さやかあー!!お前可愛いすぎやろ…
さやかありがとう。
:09/06/14 17:48 :F906i :jRY.nLYU
#311 [t]
『これ全部大事にするでな!もしかしてこれの為に働いたん?時計かってこれ高かったやろー?』
『フフへ♪うん!でもタクちゃんにいっつもお世話なってるからさ!ほんの気持ちだよこんなの☆!』
俺は力いっぱいさやかを抱きしめて
ぐわんぐわんチビなさやかを揺らした。
:09/06/14 17:49 :F906i :jRY.nLYU
#312 [t]
その夜、ペアルックを着て過ごした。
そしてその夜ペアルックを着る俺らを見て
竜さんとかいは、凸凹コンビやなーと言った。
さやかはチビやからな!チビさや!大好き!!
:09/06/14 17:51 :F906i :jRY.nLYU
#313 [ひょう]
愛っていいね〜
待ってるぜ
:09/06/14 18:01 :SO903i :☆☆☆
#314 [t]
>>313おっ男や
今では恋愛なんか
さっぱりやわ
w
コメントありがとな
:09/06/14 22:56 :F906i :jRY.nLYU
#315 [t]
▼結婚を前提に
ある雑誌をペラペラ捲るさやか
俺『なんそれー』
さやかの後ろに周り雑誌を覗きこもうとする俺
『だめー!だめっ早くあっち行ってー!』
おとといからこんな感じでさやかがなんか怪しい。
:09/06/14 22:59 :F906i :jRY.nLYU
#316 [t]
さやかが読んどる雑誌があるんやけど
絶対見してくれんの。
それ持ってすぐ部屋戻ねん
怪しい…
あやしい
アヤシイ
そう俺は気になってしょうがないのだ
:09/06/14 23:01 :F906i :jRY.nLYU
#317 [t]
DSに夢中になるかいに話かける
『なあーさやか何読んでるんかなー』
『さあ?なんですかねぇ〜!!』
俺『おいかい、何か知ってるやろ?ー全部言えー全部吐くんだ早く言えー』
かいは俺の顔を不思議そうに見回す
:09/06/14 23:02 :F906i :jRY.nLYU
#318 [t]
『もう、本当にわかんないんすか?うといな先輩はーゼクシィですよ!!』
俺『…結婚の奴やんなそれ!!!?』
『えー!そうですけど、まさかさやかちゃんとする気ないんすかー?』
:09/06/14 23:04 :F906i :jRY.nLYU
#319 [t]
俺『いやいや!大有りやけどさやかも結婚とか考えてくれてるんかなって…』
『そりゃあお年頃の女の子ですもん!当たり前ですよー!!』
俺『そうやな、そやな。』
ふむふむ
俺は鼻血が収まらないほどの興奮に襲われたのだ
:09/06/14 23:06 :F906i :jRY.nLYU
#320 [t]
この頃のさやかのブログにはこう書いてあった
タクちゃんはさやかの事いつも大好きって言ってくれるし
毎日らぶらぶです
けど冗談でも
結婚したいなーとは言ってくれないんです
:09/06/14 23:11 :F906i :jRY.nLYU
#321 [t]
うー不安です
さやかは今すぐにでも
プロポーズされたいななんて思っちゃいます
さやかの気が早いのかなぁ?
それとタクちゃんには結婚したらすぐにでもホストをやめてもらいたいです!!
本当は今すぐにでも…
正直もう辛いんだ
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#322 [t]
だってさやかのタクちゃんだよっ!て堂々と言えないんだもんね
最近はちょっとの間でも連絡がとれないと不安になったりします
結婚を意識してからなのかすごくヤキモチ妬きになってしまったぁ〜><
これじゃだめだょね〜
気をつけなきゃあ
では〜また〜☆
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#323 [t]
俺はれいにその話を聞いてからうきうきワクワクな気分で浮かれとった!!
さやかが不安になっとる事なんて
ちっとも知らずにただただ浮かれとった
その日俺はさやかのマンションでいつもように
さやかと寝ながらゴロゴロしとった
:09/06/14 23:15 :F906i :jRY.nLYU
#324 [t]
でもいつもと違う所があんねんな
さやかは鬱な気分で俺は最高の気分やったから
ここですでに小さなすれ違いが起きとった。
最終的にお互いが好きな気持ちからのすれ違いなんやけど
うまくいかんかった
:09/06/14 23:17 :F906i :jRY.nLYU
#325 [t]
さやかともっと一緒にいたいなーなんて
考えながらも結婚の為にはよ金貯めとかなあかん!
と言う気持ちが勝った俺は気合いを入れた。
俺『さやか〜そろそろもう仕事行かなあかんわ〜!頑張ってくる!』
:09/06/14 23:19 :F906i :jRY.nLYU
#326 [t]
『えぇ〜早くない?てか、なんか仕事なのにすごいご機嫌だね』
俺『今日は同伴の予定あるでちょっと早い…ごめんな!いやっ別にご機嫌では無いけど』
『はあ。いいよー別に!どこ行くのか知らないけどどおぞ頑張ってきて。何か嬉しそうだしさそがし楽しいんだろうね』
さやかはこの日、刺のある言葉を連発した
:09/06/14 23:21 :F906i :jRY.nLYU
#327 [t]
俺『なにーさやか何ふてってん?ご飯行くだけやよ!今更怪しむなやーボケーチビー』
『ふぅ〜ん。ご飯行くだけ?でも相手女だしね!正直浮気と一緒だよねしてる事はさぁ』
最後のその一言が俺は許せんくて声を荒げた
ごめんねさやか
:09/06/14 23:25 :F906i :jRY.nLYU
#328 [t]
俺『なんなんその言い方!俺やってさやかと飯食い行きたいけどしゃあないやろ?仕事なんやから!お前のためにも働いてるんちゃうの?なあ』
『はいはいそうですね!ごめんね!いってらっしゃい〜お気をつけて!!』
俺『あーなんやねんわけわからんわその態度』
その日はさやかが初めて俺の仕事に対して
嫌な顔をした日やった。
:09/06/14 23:26 :F906i :jRY.nLYU
#329 [t]
部屋を出てから俺は何度も着信が無いか確かめたんやけど
かかって来んかった。
俺は営業中に我慢出来なくなってかける事にした。
『お客様のおかけになった電話は電波の…』
電源が…
訳わからん…なんで…。
:09/06/14 23:29 :F906i :jRY.nLYU
#330 [t]
その後何度かけても
同じアナウンスが流れるだけやった
『あ゙ーもぅ!さやか!いつまでふてってんねん』
それにしてもなんやったんやろ今日の態度
俺のイライラも募る。
:09/06/14 23:31 :F906i :jRY.nLYU
#331 [t]
勢いよくタバコを灰皿に押し当ててまた賑やかなテーブルに戻った
そして俺は勢いに任せて飲み明かす。
その日さやかは電源を切ったままやった
:09/06/14 23:32 :F906i :jRY.nLYU
#332 [t]
朝になっても電源を入れないさやかにイライラしとった気持ちも
だんだん心配に変わってきた頃やった
竜『どーしたー暗いなー顔ー』
か『さやかちゃんと喧嘩したんすかー?』
(図星…やっやめてくれ)
:09/06/14 23:34 :F906i :jRY.nLYU
#333 [t]
俺『う〜ん…喧嘩…そうやな〜喧嘩なんかなー分からんけど!なんかさやかがめっちゃ不機嫌なん』
竜『なんでかなー心当たり無いの?』
俺『仕事行くって言ったら急に不機嫌に…今までそんなん無かったんすけどね』
か『女の子は難しいっすねーでも心配だし一応、様子見に行ったらどうすか?』
俺は竜さんとかいに押され渋々さやかの様子を見に行く事にした
:09/06/14 23:36 :F906i :jRY.nLYU
#334 [t]
今日はこないだ貰った合い鍵でスムーズに入れる
『さやかー入ったでー』
さやかはソファーに座ってテレビを見とった
『なあ…さやか?』
『…。』
完全にしかとしよった
:09/06/14 23:38 :F906i :jRY.nLYU
#335 [t]
『なあってば!何ですぐしかとするん?こっち1回くらい見たらいいんちゃうの!』
『やだ…さやか用事ないもん!用事あるなら言えば?聞くから!』
俺はさやかの隣に座ってテレビを消した
『なあ?なんなんお前!わけわからん何が不満なん?』
:09/06/14 23:39 :F906i :jRY.nLYU
#336 [t]
『わかんないけど何かタクちゃんの事もう、信じれない。ホストなんだもん…なんか…辛いよもう…やだ。何で他の女相手してる間さやかは待ってなきゃなんないの!』
『今更何言うてんの…付き合う前から知ってて好きなってくれたんやろ?なんで今頃そんなん言うん?さやかだけやって毎日言ってるやんか』
俺はなんとか泣かんように必死やった
分かってもらえんってこんなに辛いんや
:09/06/14 23:40 :F906i :jRY.nLYU
#337 [t]
『それが信じれないの!他の女の子とご飯食べる時だって…買い物する時だって…タクちゃんは優しくするんでしょ!!何か買ってあげたりするんでしょ!』
『そんなんさやかへの優しさとは別物やろ!』
『一緒だよ!さやかにとったら全部一緒…かあくん追いかけてる時も辛かったけど今も一緒だよ!さやか辛いもん』
。
:09/06/14 23:41 :F906i :jRY.nLYU
#338 [t]
すぐに
さやかは{かあくん}
と言う名前を出してしまった事に
ハッとして気まずい顔をしとった。
それに気づいた俺はもっとどーしようも無い感情で
胸がいっぱいやった
:09/06/14 23:44 :F906i :jRY.nLYU
#339 [t]
『なんやねんそれ…今更比べんなや!ほんならかあくんやらなんちゃら知らんけども、そっち戻ったらええんちゃん?今更そんなん言うとか何のつもりか分からんわ!』
俺は近くにあった椅子を蹴り飛ばしてそう言った
その後さやかは無言やった
ただ泣くだけやった
:09/06/14 23:45 :F906i :jRY.nLYU
#340 [t]
俺『もうええわ。話してくれな俺やってさやかの気持ち分からん時もあるんやで。とりあえず帰る』
俺は部屋を後にするのは嫌やったけど
さっき出た言葉が本音なんかなって考えたら
とてもやないけど
その場にいられんかった
:09/06/14 23:46 :F906i :jRY.nLYU
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