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#301 [t]
>>300なにがやねん
w
いや、そんな意見があるとは思わへんかった
息子が昼寝タイムやで更新しますわい
:09/06/14 17:25 :F906i :jRY.nLYU
#302 [t]
▼凸凹コンビの愛
ここでちょっとした紹介。
さやか149センチ
俺177センチ
凸凹コンビなのだ
色んな事件がありながらも、
俺らは相変わらずらぶらぶな毎日を送っとった。
:09/06/14 17:28 :F906i :jRY.nLYU
#303 [t]
いつの間にか竜さんのアパートに4人でいる事が多くなった
そしてその頃
いつもぐうたらしとったさやかが最近働きたい!
と言い始めた。
:09/06/14 17:29 :F906i :jRY.nLYU
#304 [t]
俺は不思議に思いながらも、さやかがやりたいならと思っとった
さやかは自分でどこからか求人広告を持って来て
やる気まんまんやった
そしてまたコーヒーレディに決めたみたいやった
俺はそんな可愛いらしい仕事は反対やと強く押し続けたけど
時給がいいから!とさやかは強く粘った
:09/06/14 17:31 :F906i :jRY.nLYU
#305 [t]
ある日さやかが今日は早く帰ってきて!絶対!
と念を押す日があった。
もちろんその日の俺は
アフターの予定はいれずに
スペシャルな特急機に乗って急いで帰った。
:09/06/14 17:32 :F906i :jRY.nLYU
#306 [t]
『さやかー!!さやかー!!ただいまぁー!』
と鬼の用に名前を連呼する俺
『はーい!おかえりータクちゃん!約束守ったね♪』
ゼーゼと息を切らした子犬のような俺は
さやかからのアメリカンキッスを待った。
:09/06/14 17:33 :F906i :jRY.nLYU
#307 [t]
そして幸せな数分をたっぷり過ごした後
さやかは真剣な顔で俺を見てこう言った
『今日は〜なんと〜プレゼントがあるのです!!』
俺『あ?プレゼント?まじで?なになに!どれどれ』
『ゴホン。えっと…
ちょっと抱っこして』
(????)
:09/06/14 17:35 :F906i :jRY.nLYU
#308 [t]
俺『…(笑)なになになにー!抱っこー?』
俺は言われるがままにさやかを抱っこすると
ひょいと棚の上からさやかは何かゴソゴソと
取り出したようやった
:09/06/14 17:37 :F906i :jRY.nLYU
#309 [t]
俺『なんやそれ』
『はい降ろしていいよぅ〜!そして開けてくださ〜い』
ピンクの包み紙を開けるとそこには
俺が前から欲しがっとった腕時計と
ネックレス、アルバムとパジャマのペアルック
やらがひょっこり顔を出した
:09/06/14 17:38 :F906i :jRY.nLYU
#310 [t]
俺『さやか…これ、』
『へへへー!覚えてるぅ?今なに欲しい?て前に聞いた時にね答えた奴だよタクちゃんがぁ!!』
俺『覚えとる覚えとる!
あ゙ーもぅ!さやかあー!!お前可愛いすぎやろ…
さやかありがとう。
:09/06/14 17:48 :F906i :jRY.nLYU
#311 [t]
『これ全部大事にするでな!もしかしてこれの為に働いたん?時計かってこれ高かったやろー?』
『フフへ♪うん!でもタクちゃんにいっつもお世話なってるからさ!ほんの気持ちだよこんなの☆!』
俺は力いっぱいさやかを抱きしめて
ぐわんぐわんチビなさやかを揺らした。
:09/06/14 17:49 :F906i :jRY.nLYU
#312 [t]
その夜、ペアルックを着て過ごした。
そしてその夜ペアルックを着る俺らを見て
竜さんとかいは、凸凹コンビやなーと言った。
さやかはチビやからな!チビさや!大好き!!
:09/06/14 17:51 :F906i :jRY.nLYU
#313 [ひょう]
愛っていいね〜
待ってるぜ
:09/06/14 18:01 :SO903i :☆☆☆
#314 [t]
>>313おっ男や
今では恋愛なんか
さっぱりやわ
w
コメントありがとな
:09/06/14 22:56 :F906i :jRY.nLYU
#315 [t]
▼結婚を前提に
ある雑誌をペラペラ捲るさやか
俺『なんそれー』
さやかの後ろに周り雑誌を覗きこもうとする俺
『だめー!だめっ早くあっち行ってー!』
おとといからこんな感じでさやかがなんか怪しい。
:09/06/14 22:59 :F906i :jRY.nLYU
#316 [t]
さやかが読んどる雑誌があるんやけど
絶対見してくれんの。
それ持ってすぐ部屋戻ねん
怪しい…
あやしい
アヤシイ
そう俺は気になってしょうがないのだ
:09/06/14 23:01 :F906i :jRY.nLYU
#317 [t]
DSに夢中になるかいに話かける
『なあーさやか何読んでるんかなー』
『さあ?なんですかねぇ〜!!』
俺『おいかい、何か知ってるやろ?ー全部言えー全部吐くんだ早く言えー』
かいは俺の顔を不思議そうに見回す
:09/06/14 23:02 :F906i :jRY.nLYU
#318 [t]
『もう、本当にわかんないんすか?うといな先輩はーゼクシィですよ!!』
俺『…結婚の奴やんなそれ!!!?』
『えー!そうですけど、まさかさやかちゃんとする気ないんすかー?』
:09/06/14 23:04 :F906i :jRY.nLYU
#319 [t]
俺『いやいや!大有りやけどさやかも結婚とか考えてくれてるんかなって…』
『そりゃあお年頃の女の子ですもん!当たり前ですよー!!』
俺『そうやな、そやな。』
ふむふむ
俺は鼻血が収まらないほどの興奮に襲われたのだ
:09/06/14 23:06 :F906i :jRY.nLYU
#320 [t]
この頃のさやかのブログにはこう書いてあった
タクちゃんはさやかの事いつも大好きって言ってくれるし
毎日らぶらぶです
けど冗談でも
結婚したいなーとは言ってくれないんです
:09/06/14 23:11 :F906i :jRY.nLYU
#321 [t]
うー不安です
さやかは今すぐにでも
プロポーズされたいななんて思っちゃいます
さやかの気が早いのかなぁ?
それとタクちゃんには結婚したらすぐにでもホストをやめてもらいたいです!!
本当は今すぐにでも…
正直もう辛いんだ
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#322 [t]
だってさやかのタクちゃんだよっ!て堂々と言えないんだもんね
最近はちょっとの間でも連絡がとれないと不安になったりします
結婚を意識してからなのかすごくヤキモチ妬きになってしまったぁ〜><
これじゃだめだょね〜
気をつけなきゃあ
では〜また〜☆
:09/06/14 23:12 :F906i :jRY.nLYU
#323 [t]
俺はれいにその話を聞いてからうきうきワクワクな気分で浮かれとった!!
さやかが不安になっとる事なんて
ちっとも知らずにただただ浮かれとった
その日俺はさやかのマンションでいつもように
さやかと寝ながらゴロゴロしとった
:09/06/14 23:15 :F906i :jRY.nLYU
#324 [t]
でもいつもと違う所があんねんな
さやかは鬱な気分で俺は最高の気分やったから
ここですでに小さなすれ違いが起きとった。
最終的にお互いが好きな気持ちからのすれ違いなんやけど
うまくいかんかった
:09/06/14 23:17 :F906i :jRY.nLYU
#325 [t]
さやかともっと一緒にいたいなーなんて
考えながらも結婚の為にはよ金貯めとかなあかん!
と言う気持ちが勝った俺は気合いを入れた。
俺『さやか〜そろそろもう仕事行かなあかんわ〜!頑張ってくる!』
:09/06/14 23:19 :F906i :jRY.nLYU
#326 [t]
『えぇ〜早くない?てか、なんか仕事なのにすごいご機嫌だね』
俺『今日は同伴の予定あるでちょっと早い…ごめんな!いやっ別にご機嫌では無いけど』
『はあ。いいよー別に!どこ行くのか知らないけどどおぞ頑張ってきて。何か嬉しそうだしさそがし楽しいんだろうね』
さやかはこの日、刺のある言葉を連発した
:09/06/14 23:21 :F906i :jRY.nLYU
#327 [t]
俺『なにーさやか何ふてってん?ご飯行くだけやよ!今更怪しむなやーボケーチビー』
『ふぅ〜ん。ご飯行くだけ?でも相手女だしね!正直浮気と一緒だよねしてる事はさぁ』
最後のその一言が俺は許せんくて声を荒げた
ごめんねさやか
:09/06/14 23:25 :F906i :jRY.nLYU
#328 [t]
俺『なんなんその言い方!俺やってさやかと飯食い行きたいけどしゃあないやろ?仕事なんやから!お前のためにも働いてるんちゃうの?なあ』
『はいはいそうですね!ごめんね!いってらっしゃい〜お気をつけて!!』
俺『あーなんやねんわけわからんわその態度』
その日はさやかが初めて俺の仕事に対して
嫌な顔をした日やった。
:09/06/14 23:26 :F906i :jRY.nLYU
#329 [t]
部屋を出てから俺は何度も着信が無いか確かめたんやけど
かかって来んかった。
俺は営業中に我慢出来なくなってかける事にした。
『お客様のおかけになった電話は電波の…』
電源が…
訳わからん…なんで…。
:09/06/14 23:29 :F906i :jRY.nLYU
#330 [t]
その後何度かけても
同じアナウンスが流れるだけやった
『あ゙ーもぅ!さやか!いつまでふてってんねん』
それにしてもなんやったんやろ今日の態度
俺のイライラも募る。
:09/06/14 23:31 :F906i :jRY.nLYU
#331 [t]
勢いよくタバコを灰皿に押し当ててまた賑やかなテーブルに戻った
そして俺は勢いに任せて飲み明かす。
その日さやかは電源を切ったままやった
:09/06/14 23:32 :F906i :jRY.nLYU
#332 [t]
朝になっても電源を入れないさやかにイライラしとった気持ちも
だんだん心配に変わってきた頃やった
竜『どーしたー暗いなー顔ー』
か『さやかちゃんと喧嘩したんすかー?』
(図星…やっやめてくれ)
:09/06/14 23:34 :F906i :jRY.nLYU
#333 [t]
俺『う〜ん…喧嘩…そうやな〜喧嘩なんかなー分からんけど!なんかさやかがめっちゃ不機嫌なん』
竜『なんでかなー心当たり無いの?』
俺『仕事行くって言ったら急に不機嫌に…今までそんなん無かったんすけどね』
か『女の子は難しいっすねーでも心配だし一応、様子見に行ったらどうすか?』
俺は竜さんとかいに押され渋々さやかの様子を見に行く事にした
:09/06/14 23:36 :F906i :jRY.nLYU
#334 [t]
今日はこないだ貰った合い鍵でスムーズに入れる
『さやかー入ったでー』
さやかはソファーに座ってテレビを見とった
『なあ…さやか?』
『…。』
完全にしかとしよった
:09/06/14 23:38 :F906i :jRY.nLYU
#335 [t]
『なあってば!何ですぐしかとするん?こっち1回くらい見たらいいんちゃうの!』
『やだ…さやか用事ないもん!用事あるなら言えば?聞くから!』
俺はさやかの隣に座ってテレビを消した
『なあ?なんなんお前!わけわからん何が不満なん?』
:09/06/14 23:39 :F906i :jRY.nLYU
#336 [t]
『わかんないけど何かタクちゃんの事もう、信じれない。ホストなんだもん…なんか…辛いよもう…やだ。何で他の女相手してる間さやかは待ってなきゃなんないの!』
『今更何言うてんの…付き合う前から知ってて好きなってくれたんやろ?なんで今頃そんなん言うん?さやかだけやって毎日言ってるやんか』
俺はなんとか泣かんように必死やった
分かってもらえんってこんなに辛いんや
:09/06/14 23:40 :F906i :jRY.nLYU
#337 [t]
『それが信じれないの!他の女の子とご飯食べる時だって…買い物する時だって…タクちゃんは優しくするんでしょ!!何か買ってあげたりするんでしょ!』
『そんなんさやかへの優しさとは別物やろ!』
『一緒だよ!さやかにとったら全部一緒…かあくん追いかけてる時も辛かったけど今も一緒だよ!さやか辛いもん』
。
:09/06/14 23:41 :F906i :jRY.nLYU
#338 [t]
すぐに
さやかは{かあくん}
と言う名前を出してしまった事に
ハッとして気まずい顔をしとった。
それに気づいた俺はもっとどーしようも無い感情で
胸がいっぱいやった
:09/06/14 23:44 :F906i :jRY.nLYU
#339 [t]
『なんやねんそれ…今更比べんなや!ほんならかあくんやらなんちゃら知らんけども、そっち戻ったらええんちゃん?今更そんなん言うとか何のつもりか分からんわ!』
俺は近くにあった椅子を蹴り飛ばしてそう言った
その後さやかは無言やった
ただ泣くだけやった
:09/06/14 23:45 :F906i :jRY.nLYU
#340 [t]
俺『もうええわ。話してくれな俺やってさやかの気持ち分からん時もあるんやで。とりあえず帰る』
俺は部屋を後にするのは嫌やったけど
さっき出た言葉が本音なんかなって考えたら
とてもやないけど
その場にいられんかった
:09/06/14 23:46 :F906i :jRY.nLYU
#341 [t]
俺はさやかの部屋を何度も振り返りながら愛車に向かった
カーテンがガッて開いて
さやかがこっち見たりしとったら…
なんて考えとったけどそんな展開は無かった
ピンクのカーテンは、がっちりと閉まったままやった
:09/06/14 23:49 :F906i :jRY.nLYU
#342 [t]
カーテンも頑固やな。
(ん゛だああぁ゛よ)
言葉にならない声を出して
俺はその場のイライラを抑えるのに精一杯やった
俺はどーしよーもねぇこのイライラを
パチンコでぶつけてから家へ帰る事にした
。
:09/06/14 23:50 :F906i :jRY.nLYU
#343 [t]
さやかのブログ
タクちゃんと喧嘩しちゃった
なんでかな…なんで
さやかちゃんと言えないのかな
話せばいいのにね
安心したいくせにね!
思うだけで伝えないから自分で安心出来ないんじゃんね〜ぇ
:09/06/14 23:52 :F906i :jRY.nLYU
#344 [t]
あ〜あ。タクちゃんごめんなさいです
しかもさやか最低だ…
かあくんと比べるとか1番最悪だもんね
でもかあくんがホストの時と何か重ねちゃって…
でもさやか1番にタクちゃん思ってるよ?
:09/06/14 23:53 :F906i :jRY.nLYU
#345 [t]
でも辛くて…お客さんとは言えどもさやか前、お客さんにぬいぐるみ買ってあげてるのとか見た事あるし、
それ思い出すと胸が痛くなるの本当
もう耐えられないの
さやかだけ見て欲しい
あぁ…タクちゃんと毎日いつでも一緒がいいな
:09/06/14 23:54 :F906i :jRY.nLYU
#346 [t]
そしたら不安にならないのにね
タクちゃんに会いたい
さやか大好きーて言って欲しいな
さやか自業自得だね
さやか死んじゃいたいな
だってさやか不機嫌になっちゃうもん
:09/06/14 23:54 :F906i :jRY.nLYU
#347 [t]
さやかにタクちゃんが優しくする度にね
お店でもこうなのかな?てそう考えちゃうんだよ
さやかどうしたらいいの
タクちゃん大好きだよ
今すぐ結婚したいよ
バカ!
もう泣き疲れたから寝よう
愚痴ってるブログでごめんなさい
おやすみなさい。
:09/06/14 23:55 :F906i :jRY.nLYU
#348 [t]
そんな状態のまま2日立った
こんなに連絡せんのは付き合って初めての事やった
かいや竜さんには
『早く連絡してやれー』だの『家行けー!』『お前が悪いー』だのって
言われ続けた。
俺は納得いかん気持ちがまだあって素直にはなれんかった
:09/06/14 23:57 :F906i :jRY.nLYU
#349 [t]
竜『昼飯食いに行こーぜー』
竜さんが気分転換に飯に誘ってくれて
ドアを開けた時やった。
『キャアっびっくりした』
『うをぉ!』
(???)
:09/06/14 23:58 :F906i :jRY.nLYU
#350 [t]
そこには喧嘩中の、
さやかがドアの前におった
ピンポンする所やったみたいで
その瞬間ドアが開いたでびっくりしたらしい。
かいと竜さんは気を聞かせたのか何なのか、
『たまには2人で行くかー!』
とさやかに中へどーぞと案内し俺を置いて出て行った
:09/06/14 23:59 :F906i :jRY.nLYU
#351 [ひかちゃん]
良いところでやめられたー
!!おーい
いつも楽しみに読んでるよー
最後まで読むからね
(`・ω・
うちも今年は恋しよーっと
:09/06/15 00:46 :P701iD :Pi6ldpTw
#352 [(´∀`)]
続き気になる
がんばって書ききって下さいね
また見にきます
:09/06/15 01:32 :N906imyu :JxtunFlk
#353 [t]
>>351(^O^)/w
すまん
恋ねえ
人の話聞くとしたく
なるよなー
んな更新するよん
:09/06/15 08:02 :F906i :8iF/f5O.
#354 [t]
>>352了解
またコメくれな
あっこれからは
落ちる時一言書きます
w
んじゃ更新ー
:09/06/15 08:11 :F906i :8iF/f5O.
#355 [t]
さやかは黙ったまま立っとった
俺『中…入れや。寒いやろ』
『…。』
俺『入らんの?』
『…ぅうん、入る』
さやかは濡れてるようやった
:09/06/15 08:17 :F906i :8iF/f5O.
#356 [t]
俺『外雨降っとんの?てか歩いてきたん?』
『うん。』
俺『そうか、寒かったな。座れよ』
タオルケットをさやかの頭に落としたってから
俺はコートを引っ掛けた
:09/06/15 08:20 :F906i :8iF/f5O.
#357 [t]
俺『なんか飲むか?』
『うん、ありがとう』
俺『レモンティーでええ?…てかごめんこれどうやんの?』
『えっ?わかんないの?』
さやかの顔が一瞬優しく笑った
:09/06/15 08:34 :F906i :8iF/f5O.
#358 [t]
俺『なんだよ今笑った(´・ω・`)?』
『ご、ごめん(´・ω・`)』
と言った会話を交わした後、レモンティーを無事にいれもらった
(結局いれてもらったんかーい!w)
:09/06/15 08:38 :F906i :8iF/f5O.
#359 [ゆか]
書き込み中すみません。
「大好きやったんやで」
って言う小説を書いている方ですか?
:09/06/15 08:39 :F01A :☆☆☆
#360 [t]
ソファーに座るさやかを横目に
俺は一瞬和んだ空気をどうするかと意味も無く窓に向かった
俺『ッ!…』
さやかは俺の洋服を掴んで泣いとった
手を後ろに回してさやかのほっぺを撫でた
声を出して俺の背中で泣いとるさやかを俺は前に移動させた
:09/06/15 08:44 :F906i :8iF/f5O.
#361 [t]
>>359ええよ
それは書いた事ないで
俺が書いとったのは
生まれ変わったら俺は
やで
:09/06/15 08:47 :F906i :8iF/f5O.
#362 []
>>359大好きやったんやでとは全然はなし違うよ
?
読んで見て下さいね
タクさんは子供もいる話だから結婚もしてるんじゃないかな?
長文失礼しました
:09/06/15 08:55 :SO906i :9VMuFPgg
#363 [t]
>>362ん?
話が似とるって話なん
?
まぁ小説って似たようなのもあるわな
こんなけ色んな人書いとるんやもんね
まぁコメント意外の質問とか絡みは
>>1の感想板に書いて下さいな
:09/06/15 09:04 :F906i :8iF/f5O.
#364 [t]
>>360続き☆
『ごめんねタクちゃん…素直に慣れなかったけどね、あたしヤキモチ妬いてたんだ。結婚したいなーぁてずっと最近考えててね?…』
俺『あぁうん』
『考え始めたらなんか一人で舞い上がっちゃって…でもタクちゃんはホストだからまだそんな落ち着いてくれ無いだろうなとか考えてたら何か…辛くなっちゃって。それで何か寂し…くて』
俺『…もう言わんで』
:09/06/15 09:13 :F906i :8iF/f5O.
#365 [t]
俺はさやかの話を途中で止めた
涙があふれそうやったから
『ごめん、よう分かった。俺やって少しでも空いた時間があればさやかに会いたいし声聞きたいし電話やってちょこちょこかけるやろ?それに約束してるやんか毎日!俺は何があってもさやか離さんし俺からも離れさせんよ!』
さやかは顔を伏せたまま涙がとまらんみたいでずっと泣いとった
:09/06/15 09:15 :F906i :8iF/f5O.
#366 [t]
さやかはやっと顔をあげた
『うんうんっ…ありがとう!もう大丈夫…タクちゃん仲直りしようね?』
『おう!馬鹿やなーさやかーまた時間が経って不安になったらまたこうやって喧嘩したり意見言おうや!大事な事やろ?』
『うん大好き!!ほんとにホントに大好き…』
『俺の方が大好きやしー』
:09/06/15 09:19 :F906i :8iF/f5O.
#367 [t]
『仲直りしたらさやかお腹減っちゃった〜』
俺『出たwよお、ブダ
』
『うるさいよー!あー嫌いーもーやだー』
耳を塞ぐさやかに向かって可愛いとつぶやく
:09/06/15 09:26 :F906i :8iF/f5O.
#368 [t]
俺『やだー!俺好きーさやかチュウわー?』
『んもぅ、チュー
』
完全に馬鹿丸出しのカップルに復活した後
ベットインインイーン!!
さやかは少し細くなった気がした
:09/06/15 09:27 :F906i :8iF/f5O.
#369 [t]
俺は仲直りしたその日からさやかから
結婚と言う言葉を聞いた事に舞い上がっとった
『タクマさんご機嫌すねー』
俺『え?そうか?まあなー( ´∀`)えへへ』
『なんかいい事あったんすか♪?こないだのバースデーでNo.2になったしタクマさん最近調子いいみたいっすね!そう言えばこないだの仲直りの話…詳しく聞かせて下さいよ!俺も心配してたんすから( ̄ー ̄)』
:09/06/15 09:31 :F906i :8iF/f5O.
#370 [t]
俺は喧嘩の事も仲直りした事も話た
ベットインの事もほんの少しかすったw
かいはうんうんと頷きながら自慢話をたっぷり聞いてくれとった
…
『タクマさん!さやかちゃん好きなんすよね?
結婚したいんすよね?』
俺『なんやねん急に!当たり前やろー?あんな可愛い奴おらんやろー!顔だけちゃうねんでー性格もドスとライクやわ』
。
:09/06/15 09:34 :F906i :8iF/f5O.
#371 [t]
『…やりましょう!プロポーズ★ね!』
俺『どうゆうこっちゃねん!なになになに(笑)?なんやの急に?』
『企画しましょ!さやかちゃん喜ばしてあげましょうよ俺も、竜さんもきっと協力してくれるはずっすよ!盛大にプロポーズ大作戦やりましょ★俺2人には結婚して欲しいっす!さやかちゃん俺にもまじ優しくしてくれて恩返ししたいし俺協力したいっす』
と笑顔ではしゃいだかいはとびっきりのかわいさやった
(おっとビーエルwBL)
:09/06/15 09:37 :F906i :8iF/f5O.
#372 [t]
俺『なーかい、本間に言うてくれてんの?』
『当たり前じゃないっすか!迷惑すかね?』
俺『迷惑なわけないやん!本間にいい奴やな…俺な本間にさやか幸せにしたいねんな!もうここまで来たら行くしかないやんな!!なあ?むっちゃ好きやもん…俺』
『うん!タクマさん見てたら分かるよ。十分伝わって来る★だから俺も協力したいってそう思ったんすよ』
。
:09/06/15 09:38 :F906i :8iF/f5O.
#373 [t]
『サンキューかい!
俺何かむっちゃ背中押された。ありがとなっ』
こうして密かにプロポーズ大作戦が計画されたのだ
うっきうきわくわくー
:09/06/15 09:40 :F906i :8iF/f5O.
#374 [t]
俺はその日もいつものようにさやかに電話をして
行って来ますと交わしてから出勤した
さやかの不機嫌は完全に治っとった
いつもの優しい声でいってらっしゃいと言ってくれた
:09/06/15 09:42 :F906i :8iF/f5O.
#375 [t]
でもその裏で鬼のような顔しとる奴がおったんや…
そう友紀の事。
その日の友紀はものすごく不機嫌やった
俺に無理矢理一気をせがんだりと俺を痛めつけた
:09/06/15 09:43 :F906i :8iF/f5O.
#376 [t]
そんな中シャンパンコールが続いて30分。
隣の席の客が俺に高い酒を入れた
友紀は負けじと数百万はするだろう酒を入れると言った
(いやいやいやいや)
俺『友紀!気持ちは有り難い。本間に有り難いねんけど…やめた方がいいんちゃう?俺いっぱい飲んだし友紀に無理言わんよ!』
『いやだ!入れる…絶対入れる誰にも負けたくない…好きなんだもん。1番でいたいんだもん…』
。
:09/06/15 09:44 :F906i :8iF/f5O.
#377 [t]
ふとさやかの事が頭によぎった
そう言えばさやかもきっとこんな感じやったんやな
好きやと言ってくれる女の子は数人おったけど
友紀がこんなにストレートに好きと言ったのは初めてやった
:09/06/15 09:46 :F906i :8iF/f5O.
#378 [t]
『ありがとな。でもなぁ友紀!今日どうしたん?なんかあったんか?』
『何もないよ!ねぇタクマにとってさー友紀てやっぱただのお客さんなの?それ以上になれる事は無いの?かな…ねぇ』
友紀は涙をポロポロとこぼしながらそう俺に言った
友紀はきっと限界やったんやね
:09/06/15 09:47 :F906i :8iF/f5O.
#379 [t]
毎日毎日きっと俺の事考えてくれとって
でもお客やからと思って友紀は我慢してくれてたんやね
それがきっと今日爆発したんやな
俺がさやかの事で頭いっぱいで仕事に力入れて無かったでな
せやから友紀はきっと気付いて爆発したんやな
:09/06/15 09:48 :F906i :8iF/f5O.
#380 [t]
『友紀は大事な女の子の一人やから大切やで』
『でもそれは彼女にしたいとか…そんな気持ちじゃないよね…?違うでしょ!!』
『友紀が俺に好きなんて今日初めて言ってくれたでさ…急やで何て言っていいか分からんけど友紀は大切やで!友紀来てくれたら俺嬉しいしな!友紀は優しいし変に気い使わんでいいしなっ本間に大切やと思っとるんよ』
『もういい!!そんなんじゃ嫌だ。帰る』
。
:09/06/15 09:51 :F906i :8iF/f5O.
#381 [t]
バン!と友紀は俺に数百万の金の束を投げつけて帰ろうとした
『友紀!!待てってーなあー友紀、待って』
友紀は俺の腕を振り払い続けた
緊急事態に気づいたれいが駆けつけてくれて
俺が送るからと友紀の後を追ってくれた
:09/06/15 09:52 :F906i :8iF/f5O.
#382 [t]
(あーあかん頭回らん)
『裏で一本吸ってこい』
竜さんは俺に向かってちょっと冷たい声で話した
ごめんみんな、ごめん
:09/06/15 09:55 :F906i :8iF/f5O.
#383 [我輩は匿名である]
れいってかいくんの事?
:09/06/15 09:56 :N703iD :qZeB/VV6
#384 [t]
>>383あーごめん間違え
かい、ね
れいはまた後ででてくる人やで
ごめんな
:09/06/15 09:58 :F906i :8iF/f5O.
#385 [t]
>>382続き☆
煙草を灰皿へ押し当てた後テーブルに戻った
客『あっタクマ〜戻ってきたぁ!!』
『すいやせん変な所見せちゃって』
客『いいよーてか何なのあの人ーホストなんだもん自分の物じゃないのは承知で好きにならなきゃダメだよねーうざーい』
『ん〜難しいっすねー!まぁ気分変えて飲も★』
。
:09/06/15 10:01 :F906i :8iF/f5O.
#386 [我輩は匿名である]
了解
更新ガンバレ
:09/06/15 10:01 :N703iD :qZeB/VV6
#387 [t]
俺は営業中何度もさっきの友紀を思い出して
キューッと胸が苦しくなる思いやった
ごめんな、ごめん
何度もぐるぐると頭ん中回っとるさっきのあの場面に向かって
俺はそう心の中でつぶやいた
その日は友紀にメールをいれておく事にした
:09/06/15 10:03 :F906i :8iF/f5O.
#388 [t]
>>386読んでくれてありがと
また何かあったらつっこんで
(笑)
:09/06/15 10:09 :F906i :8iF/f5O.
#389 [t]
『ん゛あ゛ーづかれだー』
か『タクマさんお疲れっすねー』
竜『なんだ友紀の事かぁ?』
『んー゛そうなんすよ、返事帰ってこやんしなんやったんかなー思って』
。
:09/06/15 10:14 :F906i :8iF/f5O.
#390 [t]
竜『ヤキモチだろきっと。まぁな〜友紀もタクマの為に金注ぎ込んでんだもん。そりゃあ2番目3番目じゃあ、割に合わねーんだろうなー』
『そうっすよね…でも…俺に何ができるんかな。お金使わせんように出来るだけしてるんすよ俺やって…でもそれじゃ友紀が納得せんし…あ゛ー』
か『んー可哀想だけど俺らは仕事中心込めて大切にしてやる事しか出来ないんじゃないすかー!プライベートまで突っ込んでったら切りがないし気持ち無いなら無いでプライベートは受け入れてもらうしか無いっすよ…冷たいようだけど優しく手助けいつもこれからも出来るとは限らないじゃないっすかー?』
。
:09/06/15 10:19 :F906i :8iF/f5O.
#391 [t]
竜さんは長々とこんな話を俺らにしてくれた
『うんそうなんだよな。特に俺らの為に夜仕事してくれてる女の子とか見ると
胸が苦しいよなまじで…ある意味罪な仕事だよ。優子もそうなんだよ、優子も俺に何百万何千万て今まで使った。
それは体で稼いだ金なんだきっと…
だから俺はたまに辛い…顔見るのも声聞くのも辛い時がある、でも優子が選んでくれた道なんだよ!
俺の為ならってそう選んでくれた道なんだよ…受け入れてやる事しか出来ないんだよ。
だから俺に出来る事は優子が金無い時は何もいれない俺の付けにしとくとか、そうやって恩返ししてくしかねえんだ…
上になればなるほど自分にとって+と−の差が激しいからな』
俺は竜さんと東京で初めて会った日を思い出しながら
頷くしか出来んかった。
:09/06/15 10:23 :F906i :8iF/f5O.
#392 [t]
次の日の朝、起きてさやかに電話をした
{…こちらはNTTドコモ}
(?)
{…おかけになった}
俺は何かの間違いか思って
すぐにリダイヤルしたんやけど何回かけても
さやかの電源が入っとらんかった
:09/06/15 10:29 :F906i :8iF/f5O.
#393 [t]
さやかに何かした覚えは無いし
俺は何かあったとしか考えられんかった
(やばいやばいやばい!どないしよ、なんやの)
俺は急いで歯ブラシを加えたまま着替えた
早さはきっとチーターぐらいやろか。
:09/06/15 10:31 :F906i :8iF/f5O.
#394 [t]
慌ただしくエンジンをかけた
歩いとる通行人や走っとる車、
信号でさえも邪魔に見えた
車で10分くらい走るとさやかのマンションが見えた。
:09/06/15 10:35 :F906i :8iF/f5O.
#395 [t]
さやかの部屋は真っ暗に電気が消えとった
カーテンは開けっ放し
(ま…まさか…いやいや!あかんあかん!)
一瞬嫌な予感がした
恐る恐るさやかの部屋をノックする
:09/06/15 10:36 :F906i :8iF/f5O.
#396 [t]
おい俺!!
あたふたしとってもしゃあないやろ、入れ!
ガチャっ
鍵がかかっとらんかった
(??????)
俺はもう速攻で上がった
:09/06/15 10:39 :F906i :8iF/f5O.
#397 [t]
そこにはベッドの上で泣いとるさやかがおった
(これはただ事やないとKYな俺でも感じたんや)
『さやかどうしたん!!』
『来ないで…来ないで』
(???)
:09/06/15 10:40 :F906i :8iF/f5O.
#398 [t]
むっちゃいい所やけど
仕事落ちー
んじゃー
:09/06/15 10:44 :F906i :8iF/f5O.
#399 [t]
>>397続き☆
『なに?なんでなん!なんやの』
俺はさやかに近寄って抱きしめようとした
『やめて!!嫌』
(俺は予想外の事にびっくりしながらもある光を目に止めた)
。
:09/06/15 14:35 :F906i :8iF/f5O.
#400 [t]
それは付いたままのパソコンやった
(まさか?)
その画面の中は、
枕営業やとかなんやとか
俺のでっち上げが書いとるページやった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:09/06/15 14:37 :F906i :8iF/f5O.
#401 [t]
あたしが彼女だし
同棲してるもんねぇ
↑
は?まじ妄想乙だねー
↑安価向けないで
あたしこないだ寝たよ
まじsex上手かった
↑
出たよ妄想
お金だしたらやってくれるよ
:09/06/15 14:38 :F906i :8iF/f5O.
#402 [t]
こないだエレチューしてもらった
↑
エレチューとかこっそりやる事じゃん。見られたくないんだよ〜ウチ普通に卓チューしてくれた
タクマにいい子いいこ
されんの超好きー!
いい匂いするよねぇ〜
こないだオデコにチュウしてくれたよ
あいつ嫌い〜つまんないし枕だもん
あいつ実家暮らしでしょ?
:09/06/15 14:39 :F906i :8iF/f5O.
#403 [t]
タクマの腹筋触ってみぃ〜まじやばいよ〜
↑
触った事あるアピール乙
タクマの目好き〜
スッとした顔が好き★
↑
えーなんかきつくない?
声かっこいいよねこないだ大好きだよって言ってくれた
↑分かる声いいよね☆
:09/06/15 14:41 :F906i :8iF/f5O.
#404 [t]
手マン超上手そう
てかベロチュータクマまじ可愛いかった!!
タクマとじゃないとあたし逝けない〜
↑はあ?タクマ枕やんないからね妄想乙
↑確かにタクマ絶対に枕とかは手だしてないよ〜
:09/06/15 14:43 :F906i :8iF/f5O.
#405 [t]
(はあ…これ…前、竜さんも言っとったサイトやな)
『さやか?これ見たん?これ信じてん?』
さやかは冷たい声で
『事実なんでしょ』
と俺に言った
:09/06/15 14:45 :F906i :8iF/f5O.
#406 [t]
『こんなんある訳ないやろ!同伴の時やってレシートちゃんと見せとるし、連絡だってしとるやろ…こんなん信じんなよ!』
『やだやだ!もう話たくないし聞きたくないですー!やだやだあっち行ってお願い』
『聞けって話を、よく聞いてさやか!』
『やだってばもう無理!さやかにはホストと付き合うなんてやっぱ無理』
。
:09/06/15 14:46 :F906i :8iF/f5O.
#407 [t]
『なあ!落ち着けって』
『やめてよ別れるもうやだ!耐えられない!』
『何で俺よりこんなサイト信じんねん!アホちゃうか!話聞けよ最後まで』
『我慢してんのさやかだって!ホストなんかだから信じれないんだよ…』
俺の腕を振り払ってそう言い放って
さやかは家を飛び出した
:09/06/15 14:47 :F906i :8iF/f5O.
#408 [t]
『あ゛ーんだよちきしょ!ふざけんなや!!』
俺はどうしようも無い苛立ちを隠す事が出来んかった
何でこんなサイトに俺らの愛が負けなあかんの…
誰やねん投稿しとる奴
。
:09/06/15 14:48 :F906i :8iF/f5O.
#409 [t]
『もう嫌や〜さやか〜』
溢れてくる涙が止まらんくて
俺はしばらくその場に座りこんだ
(もう…終わりやろな、こんな男さやかもういらんよな…はあ)
。
:09/06/15 14:49 :F906i :8iF/f5O.
#410 [t]
俺はさやかの香水の匂いがする
その部屋におるのが辛くなって逃げ出した
帰り道さやかが歩いてたら…
なんて考えとったけど
色んな道を通っても
何回行き来しとっても
さやかは見えんかった
:09/06/15 14:51 :F906i :8iF/f5O.
#411 [t]
俺は心配な気持ちを押さえられんくて
さやかの帰りを待つ事にした
2時間経ってもさやかは帰ってこんかった
それから5時間が過ぎた
出勤の時間が迫ってきた
仕方なく俺は置き手紙だけして出勤する事にした
:09/06/15 14:52 :F906i :8iF/f5O.
#412 [t]
さやかへ
ごめんな
さやかが話聞いてやってもええっちゅう時に
連絡してきてな
俺も話聞かんさやかにムカついとるけどな
でも待っとるから。
今からも仕事やから
行ってきます
。
:09/06/15 14:53 :F906i :8iF/f5O.
#413 [t]
その日の営業は、ほとんどお茶しか飲まんかった
『なあ?竜さん…俺もう仕事出来んきっと』
竜さんの顔を見るなり俺は
何の意識もせずこう話しとった
:09/06/15 14:55 :F906i :8iF/f5O.
#414 [t]
『さやかちゃんか?』
『はい…すんません。俺さやかで頭いっぱいで営業に身が入ら…んくて』
俺は情けない事に涙が溢れ出しそうになった
竜さんはそれを見て飯食いに行くかと誘ってくれた
近くのファミレスに足を伸ばした時やった、
:09/06/15 14:56 :F906i :8iF/f5O.
#415 [t]
さやかが奴に手を引かれ歩いとった姿を見たのは
『…そう言う事か』
俺は妙にスッキリした気持ちになって
笑うしか出来んかった
『竜さん!あれ見て〜
ありえんよなー!(笑)』
さやかと奴の姿を竜さんに見せた
:09/06/15 14:57 :F906i :8iF/f5O.
#416 [t]
『タクマ…お前…行けよ!取り返しに行けって!!早くしろよ』
『もう無理っすよ竜さん…俺あの例のサイトの奴で…さやかと喧嘩したんすよ!さやか掲示板の事しか信じんくて、俺の話なんか全く聞かないんすよ』
弱気になっとった俺を見て竜さんは俺の足を蹴ってこう話した
:09/06/15 15:00 :F906i :8iF/f5O.
#417 [t]
アホ!!さやかちゃんにとったら不安なん当たり前だろ?
普通の女の子より不安にさせてる事ぐらいは分かってんだろ?
俺らだって仕事なんだよ!
だからどうしようも無いけど本当に好きな女なら俺らがケアしなきゃ埋められねーだろその不安。
それにホストって言う仕事はな?本当に本当に心から守りたい女が出来たらその時点で足を洗うんだ。
:09/06/15 15:02 :F906i :8iF/f5O.
#418 [t]
みんなそうだ…本当に好きな女がいる奴はホストって仕事はできない、
ホストを続けてるうちは本気の女がまだいないからなんだよ。
わがまま言わない女がいい嫉妬しない女がいいなんてのはホストの都合いい女だろ?
:09/06/15 15:03 :F906i :8iF/f5O.
#419 [t]
さやかちゃん見たいに本気でそうやって怒って感情出してくれてお前を困らせたり
不安にさせたりする、それが本物だろ。
片方だけが安心してる恋愛なんかいいもんじゃねーぞ!
だから向き合ってこいもう一回だけ!!
。
:09/06/15 15:03 :F906i :8iF/f5O.
#420 [t]
俺『…はい』
竜さんの言葉は力強くて
俺は自分の気持ちを再度強く確かめられたんや
とられるわけにはいかん!!
『すんませんちょっと話してきます』
竜『行って来い!!』
:09/06/15 15:07 :F906i :8iF/f5O.
#421 [t]
さやかと奴が降りてった階段の下はダーツバーやった
黒くて重いドアを開けると。
『いらしゃいやせー』
と低い声が聞こえたがそんなのはしかとした
:09/06/15 15:08 :F906i :8iF/f5O.
#422 [t]
奥のスペースに奴とさやかが座っとった
さやかはすぐに俺に気づいたみたいやった
目を反らすさやか…
俺『おいさやか、なんなんこれ?どういう意味?』
沈黙が続いた。
:09/06/15 15:09 :F906i :8iF/f5O.
#423 [t]
奴『あんたこそ何?』
さやかは黙っとるだけやった
俺『さやかはどういうつもりでこんな所フラフラしとるか分からんけど心配してたんやで!なあ、わかっとんの?』
『ご…めんなさい…』
とさやかは小さな声で話した
:09/06/15 15:11 :F906i :8iF/f5O.
#424 [t]
奴『さやかは俺が誘ったんだよ。さっきたまたまさやかと会って、なあさやか。だからさやかは悪くないだろ?』
俺『だからなんやの?
たまたま会ったから言うて付いてく方も付いてくほうや言うてんねん。』
俺は仲直りしたい気持ちとは逆に
憎まれ口しか出てこやんかった
だってさやかを守るのは普通俺やろ?
:09/06/15 15:13 :F906i :8iF/f5O.
#425 [t]
俺は自分の立場にも、イライラが収まらんくて煙草を口にした
さやかはごめんなさいと言うだけで奴の隣から離れんかった
さやかは無意識なんやろけど俺はそれが
腹立って仕方無かった
:09/06/15 15:15 :F906i :8iF/f5O.
#426 [t]
煙草を灰皿に強く押し付けてさやかに話かけた
俺はさやかと同じ目線にしゃがんだ
『なあさやか、俺も悪かった部分もあるやんな。ごめんな?でも俺は俺の口で言った事だけ信じて欲しかってん。少しでもさやかに聞いて欲しかったし俺の言葉で安心させたかってんな。でも俺じゃ無理やんな、さやかを引きつけとく力がきっと無いんや。ごめんなさやか、気をつけて帰れよな』
。
:09/06/15 15:17 :F906i :8iF/f5O.
#427 [t]
俺は本気でさやかを諦めようとした
もうこれしか選択肢が
浮かばんかったんや
さやかの言葉を聞く前に
俺は奴に巻き込んで悪かったな。
とだけ伝えて店を後にした
:09/06/15 15:18 :F906i :8iF/f5O.
#428 [t]
店を出るとそこはやっばりネオンが眩しくて明るい場所やった
(ふう〜)
『あっタクちゃんだぁ!』
『あぁ本当だあ〜なんで〜?うれしー』
いつもの客がそう俺を見つけて駆け寄ってきた。
:09/06/15 15:19 :F906i :8iF/f5O.
#429 [t]
その時俺は
いつもありがとなって愛しく思ったりもして
久々に他の女も愛しく見えた
少しだけホストでよかった
そう思えた
:09/06/15 15:21 :F906i :8iF/f5O.
#430 [t]
その帰り道、俺は友紀から呼び出された
(こんな夜中にどうしたんやろ…)
俺は待ち合わせの時間よりも5分早く着いたつもりやった
でも友紀はもう着いとった
:09/06/15 15:24 :F906i :8iF/f5O.
#431 [t]
『あ〜早かったね!ごめんねこんな遅くに』
俺『あぁ、ええよええよ!そう言えばこないだは気分悪くさせてもうて悪かったな?』
『あっううん。あたしこそゴメンナサイ…』
俺『謝んなっ』
『ありがと…。あたしねもう一個言う事があるんだ』
。
:09/06/15 15:25 :F906i :8iF/f5O.
#432 [t]
(???)
『あのね…もう!タクマから卒業するねあたし!』
返事する間も無いまま友紀は話を続けた
真っ赤な目をしながら。
:09/06/15 15:28 :F906i :8iF/f5O.
#433 [t]
お店もう行かない!
あたしタクちゃん好きだった!
大好きだった★
でもねもういいんだ!
こないだマンションに女の子と入ってく所見ちゃった。
あんな裏道いつもは通らないんだけどさ、たまたま郵便局の帰りに通ったら丁度ね。
:09/06/15 15:29 :F906i :8iF/f5O.
#434 [t]
あたしの見たことない顔してた。
クールなタクマしか見たこと無かったけど、あんな可愛い顔するんだね!
タクちゃんが女の子の後ろ幸せそうにちょこちょこ付いてってたの。
まるであたしがタクちゃんの後ろ付いてくみたいな感じだった★
自分見てるみたいでね?
:09/06/15 15:30 :F906i :8iF/f5O.
#435 [t]
本当にあの子が好きなんだろうなって思った!
だから応援するって決めたの。
美男美女だよ本当っ!叶わない!
って
友紀の言葉に俺は締め付けられるような思いやった
:09/06/15 15:32 :F906i :8iF/f5O.
#436 [t]
俺は何も言えやんまま涙だけが俺の頬をつたった
そんな俺を見て友紀は
最後のお願いをした
タクちゃんお願いがある!
友紀大切だったよっ大好きだよて言ってギューッてして?
友紀がいいって言うまで!
チューしてとは言わないから!いいでしょ?
好きは友達として好き!
ね?
:09/06/15 15:35 :F906i :8iF/f5O.
#437 [t]
『わかった。友紀大切やよ今やって友紀は大切!大好きやで』
俺は友紀を抱き寄せて
友紀を力いっぱい抱きしめた
友紀の長い髪を触りながら俺は
ありがとなって何回も言った
気づかれないように
そっと髪にキスをした
:09/06/15 15:37 :F906i :8iF/f5O.
#438 [t]
友紀は何回も何回も
俺の首を掴み直して大好きって繰り返しとった
切ない時間やった
こんなんさやかがおるのに
おかしいかもしれんけど、友紀の事を想ったら離したくないくらいやった
:09/06/15 15:39 :F906i :8iF/f5O.
#439 [t]
『もういいよっありがとうもう十分!あったかかった★なんかいい匂いにしたタクちゃん( ´∀`)』
俺『いい匂い?なんの匂いやろ(笑)』
『知らなーぁい!バカたくちゃんまたね!』
友紀は小走りで離れた
:09/06/15 15:41 :F906i :8iF/f5O.
#440 [t]
スッと急に寒くなった気した
『友紀ー!!友達やから!友達なんやからいつでも連絡してこいやー?』
友紀は涙いっぱい溜めとる顔で振り返って
『やだー!気が向いたらねー!!』
と言って去っていった。
:09/06/15 15:42 :F906i :8iF/f5O.
#441 [t]
もしかしたら…
もしかしたらやけど。
あの某サイト
通称ブラックサイトの書き込みは友紀の反撃やったんかな
なんて思っとる
なんとなくな!
まぁ知らんけども。
:09/06/15 15:44 :F906i :8iF/f5O.
#442 [t]
『ただいま〜す〜』
もう明け方近くやった頃やろか
俺は疲れた体を引きずって帰ってきた
『おーおかえりーどうだった?』
洗面所から竜さんの声が聞こえて
体の力を降ろして髪をかきあげた
:09/06/15 15:48 :F906i :8iF/f5O.
#443 [t]
『どうって…まぁ簡単に言うと終わった…んかな。俺も冷静になれんくてさやかも動揺しとったし何かもうその場にいれんくて出ちゃいやしたよー。情けないっすよね』
『話はしてないのか?』
『ん〜何か話っちゅう話はしてないっすね』
『そうか、それでいいのか?』
。
:09/06/15 15:49 :F906i :8iF/f5O.
#444 [t]
『いいも悪いも分からん、さやかの気持ちはっきりまだ読めてへんし、でも何か話し合いにまで持ってける雰囲気やないなーきっと。情けない話なんすけどね。』
『そうか…』
友紀の事はあえて俺の中だけに閉まった
そんな話をしとる時やった
:09/06/15 15:50 :F906i :8iF/f5O.
#445 [t]
『〜〜〜〜〜〜♪』
可愛いらしい音楽が流れる
そうこの曲はさやかの着信音やった
開いた画面を何回見てもやっぱり
さやか
俺は携帯を握ったまま一瞬止まっとった
竜『出てやれよっ』
その一言で俺は通話ボタンをクリックした
:09/06/15 15:52 :F906i :8iF/f5O.
#446 [t]
『あ…あの…さやかだけど』
受話器の向こうからは
可愛らしい声が漏れとった
『おう、分かるで』
俺はいつになく冷静な声で話す
:09/06/15 15:54 :F906i :8iF/f5O.
#447 [t]
『あたしね、謝りたい…仲直りしたい。今すぐに会いたいの…だめかな?行くからあたしが行くから…5分でいいからあいたいんだ』
そうさやかは時間をかけて話した
俺はアホやからさやかがこんな時間に1人で泣きながら
外なん歩いとったら危なくてしゃあない
そんな事を思って
:09/06/15 15:55 :F906i :8iF/f5O.
#448 [t]
『危ないやん。そこにいろ、今行くでそこから動いたらあかん』
そう静かに伝えた
どこまでアホなんやろなこの男
さやかにかなわへんわ
今も昔も。
:09/06/15 15:56 :F906i :8iF/f5O.
#449 [t]
『うん』
と小さなか弱い声を確認してから
俺は再び明け方家を出た
そう、みなさんお気づきのように
この男は睡眠なんざとっとらんのですよ。
そうです優しい男なんです
:09/06/15 15:59 :F906i :8iF/f5O.
#450 [t]
そうです寝不足なんです
そうです頭が悪いんです
お肌ボロボロなんです
そうです結局このわけのわからんさやかに
惚れとるんです
:09/06/15 16:00 :F906i :8iF/f5O.
#451 [t]
俺はイルミネーションされとる木の前に
さやかの姿を見つけた
『さやか、着いた。寒いで車の中おいで』
そう さやかに電話で伝えた
白いコートから寒そうな手首が顔だすさやかが
小走りに駆け寄ってくる姿を車から見守った
:09/06/15 16:04 :F906i :8iF/f5O.
#452 [t]
いつもならか弱いさやかの為に
ドアは俺が押してやる
でも俺は今日はしやん
これは俺のささやかな反抗。
いつもより重そうにドアを開けたさやかは
申し訳なさそうにゆっくりと腰を降ろす
:09/06/15 16:06 :F906i :8iF/f5O.
#453 [t]
『ごめんね来てもらっちゃって…』
座るなりさやかは下を向いてそう声を出した
しばらく無言が続いた
外の景色は忙しく変わる
:09/06/15 16:07 :F906i :8iF/f5O.
#454 [t]
カチカチカチとハンドルに指をかけて気を紛らわす
…重い口をさやかがまた開いた
『さやか掲示板ので、ヤキモチ妬いてどうしても許せない!て気持ちになってて…その時かあくんとバッタリ合って…彼氏にヤキモチ妬かせろって。お前に妬かせたんだから彼氏にも同じ気持ち味あわせろって…そう言われて…それで。あたし自棄になって…ね』
『うん…』
。
:09/06/15 16:09 :F906i :8iF/f5O.
#455 [t]
さやかは怯えた様子で俺を見上げとった
『…ばかが、あほかお前わ!俺はさやかだけ、お客はお客で大事やで。でもさやかは比べる対象やないしこれから俺以外の言葉信じんといて、それにもう行くな、あいつとバッタリも会うな!たまたま会ったも嫌やから』
『うん、わかった…ごめんね』
。
:09/06/15 16:11 :F906i :8iF/f5O.
#456 [t]
さやかの顔を鷲掴みしたままこれでもかといぢり倒す
俺はアホやからさやかが戻ってきてくれたたけでも
正直嬉しいんや
しばらくして
『やぁだ痛い痛い!』
と俺の手を抑えとったさやかが
小さく俺の手を握って泣いた。
:09/06/15 16:12 :F906i :8iF/f5O.
#457 [t]
『ごめんね、大好きだよ』
『ええよ、もう言うな、俺も深く聞きたないから、もう仲直りな。』
それからさやかはソッと
俺が好きなプッチンなプリンを差し出した
:09/06/15 16:12 :F906i :8iF/f5O.
#458 [t]
『なんこれ(笑)』
『タクちゃん好きでしょ?プッチンなプリン…』
『…!!(笑)』
な?可愛いやろ
俺がプッチンなプリン
好きやからって用意したんやって
可愛いすぎるやろ
嫌いになんかなれん
馬鹿さやかちゃん
:09/06/15 16:14 :F906i :8iF/f5O.
#459 [t]
俺は決めた
さやかと結婚する
もう俺は不安にさせやん
さやかだけを愛してんで
。
:09/06/15 16:16 :F906i :8iF/f5O.
#460 [t]
さやか以外考えられん
プロポーズしよう
さやか
さやか…
こんな俺と結婚してください。
:09/06/15 16:17 :F906i :8iF/f5O.
#461 [t]
ほんで
ずっと一緒におったってください。
その夜俺は
神様にお願いしたんや
:09/06/15 16:18 :F906i :8iF/f5O.
#462 [t]
さやかと結婚出来ますように
さやかと幸せなれますように
一生涯愛し続けるから
だから一生一緒にいれますように
おやすみなさい神様。
:09/06/15 16:19 :F906i :8iF/f5O.
#463 [ひょう]
ひょうは女の子だよ〜だ
楽しみしとる〜
:09/06/15 21:11 :SO903i :☆☆☆
#464 [t]
▼プチプロポーズ
この日は、俺とかいと
さやかが竜さんのアパートに泊まっとった日やった
そして俺はこないだから考えとった
プチプロポーズをしよう計画の真っ最中やった
今か今かとチャンスを疑う(´・ω・`)
:09/06/16 00:14 :F906i :dKv1rg6A
#465 [t]
そしてその計画はあっさりと実行されたのやった
まだかいも竜さんも寝とる朝早くのこと。
いつものようにさやかはココアを目の前に出してくれた
ここや!!!!!
(え、ウソやろ?w)
。
:09/06/16 00:17 :F906i :dKv1rg6A
#466 [t]
っと。
完全にタイミングを間違えとる俺はきっと無敵なはずや
無理矢理さやかを座らせようとした
『さやか座って!』
『うん☆待ってー!さやかのココア持ってくるからね!』
。
:09/06/16 00:25 :F906i :dKv1rg6A
#467 [t]
『あかん。それ後、はよ座って!ホラ!』
さやかの肩を強引に下げる
完全に俺は無理矢理な
状況で
結婚の話を切り出そうとした
さやかは緊張したような
どこか不思議そうな顔で俺の隣に小さく座った。
:09/06/16 00:26 :F906i :dKv1rg6A
#468 [t]
カービーのように空気を吸い込んだ俺は
吹き出したが、その後きちんと話を続けた
『さやかよく聞いて!さやかとな俺、結婚したいって本間に思っとるから…』
『…えっ急に何言い出すの』
さやかの動揺しとる姿が愛しかった。
:09/06/16 00:32 :F906i :dKv1rg6A
#469 [t]
『だからな、よく聞いて、プロポーズと言うか…、
結婚を前提に俺は考えとるから!
だから、さやかもちょっと考えといて!
んまぁプチプロポーズと思って今日わw!
。
:09/06/16 00:35 :F906i :dKv1rg6A
#470 [t]
ロボット野郎のように話す俺を見つめてさやかは口を開いた
『うん…ぅん!!
わかった!…どうしよ嬉しいよ、結婚したい、今すぐしたいよっ(´・ω・`)
』
『さやかストッープ!!
大事なあれまだ今日持ってきてないからあかん!後で俺がちゃんと言うで今日は黙っとって』
。
:09/06/16 00:36 :F906i :dKv1rg6A
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