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#287 [t]
プーップと無情にも鳴り続ける


携帯を握りしめ俺はどうするか悩んだ。


なぁなぁ


これで俺ら終わりなんやろか

⏰:09/06/14 00:52 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#288 [t]
            いや!ありえやんそれわ絶対にいやや


俺は急いでさやかのマンションまで車を進めた


だが時速1000キロでマンションへ向かう途中に

さやかの好きなお菓子やジュースや雑誌を買って行く事にした。

⏰:09/06/14 00:55 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#289 [t]
            いつかのさやかみたいに

白いパンパンに膨らんだビニールをぶら下げて

俺はさやかの部屋に向かった

電気がついとる事を確かめて

俺はさやかの玄関の前に少し緊張して立った

⏰:09/06/14 00:56 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#290 [t]
            俺はゆっくりとピンポンを鳴らす


ピンポーン


…返事が、無い…


俺はドアノブに手をかけた


(開いた!!)

⏰:09/06/14 00:56 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#291 [t]
            俺はすぐにベッドでうつ伏せに寝るさやかを発見した。


俺『さやか?さやか?』

『……』

俺『さやかごめんな急に来て。でも俺、直接話さなあかん事やと思って…』

『……』

⏰:09/06/14 00:57 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#292 [t]
            『さやかこっち見て!』

俺はさやかの体を少し強引に起こした


さやかは俯いたまま口を開いた


『話って…なに』

さやかは俺の様子が気になったのか俺の顔を一瞬だけ見た

⏰:09/06/14 00:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#293 [t]
            さやかの目は真っ赤っ赤に腫れ上がっとって

目から今にも涙が溢れだしそうやった


(ごめんなさやか…本間に違うんやってな)


『さやか話聞いてくれん?』

⏰:09/06/14 00:59 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#294 [t]
            『無理無理、ありえないから!早く帰ってよ!もう二度と顔見たくないからもう』


俺はこれは切りがないと
さやかを抱きかかえて俺と向き合うように

膝の上に座らせた。

⏰:09/06/14 01:00 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#295 [t]
            その瞬間さやかは俺を強く掴んだまま泣き始めた。


『さやかよく聞いて?』

俺はさやかの頭を撫でながらゆっくり話をはじめた。

さやかが見た女であろう女は元カノであると。

⏰:09/06/14 01:02 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


#296 [t]
            それから子供の事も。

酔いつぶれてしまった事も、

証拠がほしいんやったら俺はその日の営業の実績を全て見せるとも言った

さやかはうんうんと頷いた


そしてこう言った。

⏰:09/06/14 01:03 📱:F906i 🆔:jRY.nLYU


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